JP2001112597A - 額縁の吊紐止具 - Google Patents

額縁の吊紐止具

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JP2001112597A
JP2001112597A JP29382699A JP29382699A JP2001112597A JP 2001112597 A JP2001112597 A JP 2001112597A JP 29382699 A JP29382699 A JP 29382699A JP 29382699 A JP29382699 A JP 29382699A JP 2001112597 A JP2001112597 A JP 2001112597A
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JP
Japan
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piece
frame
stopper
hanging string
slide piece
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Pending
Application number
JP29382699A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yasuda
寛明 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YASUDA SEIKO KK
Original Assignee
YASUDA SEIKO KK
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Publication date
Application filed by YASUDA SEIKO KK filed Critical YASUDA SEIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 額縁枠の空溝から大きく突出することがな
く、しかもプレス加工による1工程で製造することので
きる額縁枠の吊紐止具を提供すること。 【解決手段】 額縁枠2の裏面側に形成した空溝3に装
着される額縁の吊紐止具であって、固定手段7を有して
空溝3の内部に摺動可能に挿入される板状のスライド片
4と、このスライド片4に係着される板状の吊紐締結用
の外片5とを備え、スライド片4に穿孔8を形成すると
ともに、外片5の基部5aに抜け止めの耳部9を形成し
てスライド片4の穿孔8に揺動可能に挿入し、かつ外片
5を折曲して、外片5の吊紐締結部5bがスライド片4
と略平行に倒れるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、額縁枠の裏面側に
形成した空溝に装着される額縁の吊紐止具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】額縁を壁面に沿って吊垂支持する場合、
壁面所定位置に固定した吊紐止具に吊紐やワイヤー(本
明細書において、単に「吊紐」という。)を介して吊垂
して使用している。そして、この吊紐の両端は額縁の裏
側に固定した吊紐止具に締結している。この吊紐止具
は、金属製の額縁枠においては、額縁枠の裏面側に形成
した空溝を利用して係止するものが主流になりつつあ
る。
【0003】このような吊紐止具としては、例えば、図
4に示すように、額縁枠2の空溝3に摺動自在に挿入さ
れるスライド片12と、スライド片12から一体に突出
形成された環状部13と、環状部13に取り付けられた
吊紐締結用のリング14とを備えたものがある。スライ
ド片12にはねじ孔15が形成されており、このねじ孔
15に螺合するビス16を締め込むことによりスライド
片12を空溝3のリブ片31に押し当てて、吊紐止具を
額縁枠2に固定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
吊紐止具では、吊紐締結用のリング14を取り付けるた
めに環状部13をある程度突出させる必要があり、この
環状部13が額縁枠2の縦リブ片33を越えて突出する
場合や、縦リブ片33がない場合は、額縁枠2を積み重
ねるときにこの突起状をなす環状部13が重ねた額縁枠
2を傷つけるという問題があった。また、従来の吊紐止
具では、金属板をプレスしてスライド片12を形成し、
その後さらに曲げ加工によって環状部13を形成するこ
とから、工数が2工程となり製造コストが高くなるとい
う問題がある。
【0005】本発明は、上記従来の吊紐止具の有する問
題点を解決し、額縁枠の空溝から大きく突出することが
なく、しかもプレス加工による1工程で製造することの
できる額縁枠の吊紐止具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の吊紐止具は、額縁枠の裏面側に形成した空
溝に装着される額縁の吊紐止具において、固定手段を有
して空溝の内部に摺動可能に挿入される板状のスライド
片と、該スライド片に係着される板状の吊紐締結用の外
片とを備え、スライド片に穿孔を形成するとともに、外
片の基部に抜け止めの耳部を形成して該穿孔に揺動可能
に挿入し、かつ該外片を折曲して、外片の吊紐締結部が
スライド片と略平行に倒れるように構成したことを特徴
とする。
【0007】本発明の吊紐止具では、外片の吊紐締結部
がスライド片と略平行に倒れることから、額縁枠の縦リ
ブ片を越えて突出することがなく、これにより額縁枠を
積み重ねた場合でも重ねた額縁枠を傷つけることがな
い。また、額縁枠によっては縦リブ片がない場合もある
が、本発明の吊紐止具では外片が板状をなすことから、
このような場合でも積み重ねた額縁枠を傷つけることが
ない。そして、上記吊紐止具を構成するスライド片と外
片とは、それぞれプレス加工による1工程で製造するこ
とが可能であり、これにより製造コストを低減すること
ができる。
【0008】この場合において、スライド片の穿孔に連
なるように、外片を挿通し得るスリットを形成すること
ができる。
【0009】これにより、スライド片の加工を容易に行
うことができるとともに、スライド片に吊紐締結用の外
片を簡易に係着させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吊紐止具の実施の
形態を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の実施例の吊紐止具を額縁枠
に取り付けた状態を示す斜視図であり、図2は実施例の
吊紐止具の斜視図、図3は分解斜視図であり、吊紐止具
1は、図1に示すように額縁枠2の裏面側に形成された
空溝3に装着して使用される。ここで、図1に示す額縁
枠2は額縁枠の両側の一方に相当する部分であり、矢印
Xの方向が上で、矢印Yの方向が額縁枠の内側となる。
【0012】吊紐止具1は、空溝3の内部に摺動可能に
挿入される板状のスライド片4と、スライド片4に係着
される板状の吊紐締結用の外片5とから構成されてい
る。
【0013】スライド片4は、額縁枠2の空溝3とほぼ
同じ幅を有する金属板からなり、額縁枠2への固定手段
として、2つのねじ孔6と、このねじ孔6にそれぞれ螺
合する2本のビス7とを備えている。また、このスライ
ド片4には、上記2つのねじ孔6の間の下部側寄りに穿
孔8が形成されている。スライド片4は、額縁枠2の空
溝3の任意の位置で固定することが可能であり、この場
合、ビス7を締め込んで空溝3の底部32に当接させる
ことにより、スライド片4を空溝3のリブ片31に押し
当てて、吊紐止具1を額縁枠2に固定することが可能で
ある。なお、本実施例では、ビス7は頭部のないものが
使用されており、吊紐止具1を固定するために締め込ん
だ状態では、スライド片4からほとんど突出しないよう
になっている。
【0014】一方、外片5も同じく金属板からなり、そ
の基部5aがスライド片4の穿孔8に揺動可能に挿入さ
れており、基部5aの両側には耳部9が形成されて穿孔
8からの抜け止めとなっている。また、外片5は先端側
に吊紐締結部5bを有し、この吊紐締結部5bは穿孔8
より広幅の環状体をなして、逆方向の抜け止めとなって
いる。そして、外片5は、中間部でねじ孔6側にくの字
状又はL字状に折曲されることによって、外片5の吊紐
締結部5bがスライド片4と略平行に倒れるようになっ
ている。なお、スライド片4の穿孔8は、外片5の吊紐
締結部5bが紐で吊られる際に、この吊紐締結部5bが
起立方向や額縁枠2の内側に首振りできるように、外片
5の基部5aに対し所要遊びをもって形成されている。
【0015】外片5の基部5aをスライド片4の穿孔8
に挿入する方法は、例えば、図3に示すように、スライ
ド片4に外片5を挿通し得るスリット10を形成し、こ
のスリット10から外片5を挿入した後、スライド片4
を額縁枠2の空溝3に挿入する方法がある。この方法で
は、スリット10は開いたままであるが、空溝3のリブ
片31がスリット11を覆うため、外片5がスライド片
4から外れることはない。
【0016】また、強度的にも、穿孔8の上下をそれぞ
れビス7によって固定することから、上記スリット10
が形成されていても、スライド片4の強度は確保され
る。なお、スリット10の開口方向は、外片5が額縁枠
2の吊り下げ時に内側に引っ張られることから、額縁枠
2の外側にすることが好適である。
【0017】このように、本実施例の吊紐止具1では、
外片5の吊紐締結部5bがスライド片4と略平行に倒れ
ることから、図1に示すように額縁枠2の縦リブ片33
を越えて突出することがなく、これにより額縁枠2を積
み重ねた場合でも重ねた額縁枠2を傷つけることがな
い。また、額縁枠によっては縦リブ片33がない場合も
あるが、本実施例の吊紐止具1では外片5が板状をなす
ことから、このような場合でも積み重ねた額縁枠2を傷
つけることがない。そして、上記吊紐止具1を構成する
スライド片4と外片5とは、それぞれプレス加工による
1工程で製造することが可能であり、これにより製造コ
ストを低減することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の額縁枠の吊紐止具によれば、外
片の吊紐締結部がスライド片と略平行に倒れることか
ら、額縁枠の縦リブ片を越えて突出することがなく、こ
れにより額縁枠を積み重ねた場合でも重ねた額縁枠を傷
つけることがない。また、額縁枠によっては縦リブ片が
ない場合もあるが、本発明の吊紐止具では外片が板状を
なすことから、このような場合でも積み重ねた額縁枠を
傷つけることがない。そして、上記吊紐止具を構成する
スライド片と外片とは、それぞれプレス加工による1工
程で製造することが可能であり、これにより製造コスト
を低減することができる。
【0019】また、スライド片の穿孔に連なるように、
外片を挿通し得るスリットを形成することにより、スラ
イド片の加工を容易に行うことができるとともに、スラ
イド片に吊紐締結用の外片を簡易に係着させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の吊紐止具を額縁枠に取り付け
た状態を示す斜視図である。
【図2】同吊紐止具の斜視図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】従来の額縁枠の吊紐止具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 吊紐止具 2 額縁枠 3 空溝 31 リブ片 32 底部 33 縦リブ片 4 スライド片 5 外片 5a 基部 5b 吊紐締結部 6 ねじ孔 7 ビス 8 穿孔 9 耳部 10 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 額縁枠の裏面側に形成した空溝に装着さ
    れる額縁の吊紐止具において、固定手段を有して空溝の
    内部に摺動可能に挿入される板状のスライド片と、該ス
    ライド片に係着される板状の吊紐締結用の外片とを備
    え、スライド片に穿孔を形成するとともに、外片の基部
    に抜け止めの耳部を形成して該穿孔に揺動可能に挿入
    し、かつ該外片を折曲して、外片の吊紐締結部がスライ
    ド片と略平行に倒れるように構成したことを特徴とする
    額縁の吊紐止具。
  2. 【請求項2】 スライド片の穿孔に連なるように、外片
    を挿通し得るスリットを形成したことを特徴とする請求
    項1記載の額縁の吊紐止具。
JP29382699A 1999-10-15 1999-10-15 額縁の吊紐止具 Pending JP2001112597A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041256A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Sofuken:Kk 展示枠体用展示具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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