JP3076081U - 展示物用吊下具 - Google Patents

展示物用吊下具

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JP3076081U
JP3076081U JP2000006397U JP2000006397U JP3076081U JP 3076081 U JP3076081 U JP 3076081U JP 2000006397 U JP2000006397 U JP 2000006397U JP 2000006397 U JP2000006397 U JP 2000006397U JP 3076081 U JP3076081 U JP 3076081U
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exhibit
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hook
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JP2000006397U
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Inventor
寅三郎 辻
Original Assignee
有限会社旭金物
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 額等の展示物を壁面等に吊り下げた場合にお
いて、地震等の過度の外力がその展示物に加わっても、
展示物が落下しない構造になる展示物用吊下具を提供す
るものである。 【解決手段】 壁面等の固定面WAに固定するための基
部3と、前記基部3の下端から上方に向けて折り返され
てなるフック部4とにより構成される展示物用吊下具1
であって、前記基部3あるいは前記フック部4のいずれ
か一方に、前記基部3と前記フック部4との間に形成さ
れた開放部KBを閉じた状態で維持するための第1の位
置と、前記開放部KBを開いた状態にするための第2の
位置とに変位する自由端を有する開放部開閉手段2を取
り付けた展示物用吊下具1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、絵画や写真等を入れた額等の展示物を、所望の位置に吊り下げるた めに、壁面等に取り付けて用いる展示物用吊下具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来の展示物用吊下具20は、図3に示すように、壁面等の固定面に固定するた めの基部21と、基部の下端側から上方に向けて折り返されてなるフック部22 とにより構成されており、絵画や写真等を入れた額等の展示物EXを所望の位置 に吊り下げる際には、展示物用吊下具20を壁等の固定面に釘や螺子、あるいは 接着材等を介して取り付け、展示物EXの裏面等に取り付けられた紐やワイヤ等 の線状体STをフック部22に掛けることにより、展示物EXを所望の位置に吊 り下げ、展示物EXを観賞用として、また部屋の装飾品として使用することがで きる。
【0003】 しかし、上記するような従来の展示物用吊下具20は、ただ単に、展示物EXの 裏面等に取り付けられた線状体STを、フック部22に掛けて用いるため、地震 等の過度の外力が展示物EXに加わった場合、フック部22に掛けられた線状体 STが上下左右に移動し、フック部22からいとも簡単に離脱するため、展示物 EXが落下するという危険性を有し、安全性に欠ける構造となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するものであり、具体的には、壁面等の固定面に 固定するための基部と、前記基部の下端から上方に向けて折り返されてなるフッ ク部とにより構成される展示物用吊下具であって、前記基部あるいは前記フック 部のいずれか一方に、前記基部と前記フック部との間に形成された開放部を閉じ た状態で維持するための第1の位置と、前記開放部を開いた状態にするための第 2の位置とに変位する開放部開閉手段を取り付けた展示物用吊下具を構成するも のである。
【0005】 さらに、前記開放部開閉手段が回動自在な回動片からなり、前記回動片の一端は 、前記基部に対しピン機構を介して取り付けられた枢支端からなり、前記回動片 の他端は、前記フック部に対し係合する第1の位置と、離遠する第2の位置とに 変位する自由端からなる展示物用吊下具を構成するものである。
【0006】 さらにまた、前記開放部開閉手段が弾性を有する弾性片からなり、前記弾性片の 一端は、前記基部に対し固定するように取り付けられた固定端からなり、前記弾 性片の他端は、前記フック部に対し付勢接触する第1の位置と、離遠する第2の 位置とに変位する自由端からなる展示物用吊下具を構成するものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、この考案にかかる展示物用吊下具(以下、吊下具という。)について、具 体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
【0008】 図1は、この考案にかかる吊下具について、開放部開閉手段が回動片からなる第 1の具体的な実施例を示すものであり、図1Aは、前記回動片が、第1の位置に ある前記吊下具の概略的な斜視図であって、図1Bは、前記回動片が、第2の位 置にある前記吊下具の概略的な斜視図であり、図1Cは、図1Aの状態における 前記吊下具の概略的な断面図であって、図1Dは、図1Bの状態における前記吊 下具の概略的な断面図である。
【0009】 図2は、この考案にかかる吊下具について、開放部開閉手段が弾性片からなる第 2の具体的な実施例を示すものであり、図2Aは、前記弾性片が、第1の位置に ある前記吊下具の概略的な斜視図であって、図2Bは、前記弾性片が、第2の位 置にある前記吊下具の概略的な斜視図であり、図2Cは、図2Aの状態における 前記吊下具の概略的な断面図であって、図2Dは、図2Bの状態における前記吊 下具の概略的な断面図である。
【0010】 この考案になる、吊下具1は、基本的には、図1及び図2に示すように、壁面等 の固定面WAに固定するための基部3と、前記基部3の下端側から上方に向けて 折り返されてなるフック部4と、前記基部3に取り付けられた開放部開閉手段2 とからなっている。前記基部3及び前記フック部4は、例えば、図1及び図2に 示すように、一枚の金属板を型抜きし折り曲げ、プレス加工等によって一体的に 成形されるものであり、鋼、真鍮、アルミニウムあるいはステンレス等の強固な 材料により構成されている。
【0011】 前記基部3の上端部には、前記基部3の上端から折り曲げられた固定片KHを有 しており、前記固定片KHには第1の挿通孔S1が設けられ、前記基部3には第 2の挿通孔S2が設けられており、前記各挿通孔S1、S2は、水平面に対して 下方向に傾斜した位置にあるため、釘や螺子等の固定具KGを挿通することがで きる構造となっている。
【0012】 そのため、前記吊下具1を、前記固定面WAの所望の位置に固定する場合、前記 固定具KGを前記各挿通孔S1、S2に挿通した状態で前記固定面WAに突き刺 すことにより、強固に固定することが可能な構造となっている。尚、上記の他、 粘着材等の方法によって、前記固定面WAに固定してもよい。
【0013】 まず、図1に基づいて、第1の具体的な実施例になる前記吊下具1について説明 する。前記吊下具1に取り付けられた前記開放部開閉手段2は、回動自在な回動 片10からなり、前記回動片10の一端10aは、前記基部3に対しピン機構P Iを介して取り付けられた枢支端からなり、前記回動片10の他端10bは、前 記フック部4に設けられた溝部MBに対し係合する第1の位置と、離遠する第2 の位置とに変位する自由端からなっている。尚、前記回動片10は、鋼、真鍮、 アルミニウムあるいはステンレス等の強固な材料により構成されている。
【0014】 絵画や写真等を入れた額等の展示物の裏側に取り付けられた紐やワイヤ等の線状 体STを前記フック部4に掛けたり外したりする場合には、図1B及び図1Dに 示すように、前記回動片10の他端10bを第2の位置に回転移動させることに より前記開放部KBを開いた状態にし、前記線状体STを前記フック部4に掛け た場合には、図1A及び図1Cに示すように、前記回動片10の他端10bを第 1の位置に回転移動させることにより前記開放部KBを閉じた状態にする。尚、 前記回動片10を前記第1の位置に維持するよう、例えば、前記回動片10の他 端10bが、前記フック部4に設けられた溝部MBに対し係合し、ロックする構 造となっている。
【0015】 次いで、図2に基づいて、第2の具体的な実施例になる前記吊下具について説明 する。前記吊下具1に取り付けられた前記開放部開閉手段2は、弾性を有する弾 性片11からなり、前記弾性片11の一端11aは、前記基部3に対し固定する ように取り付けられた固定端からなり、前記弾性片11の他端11bは、前記フ ック部4に対し付勢接触する第1の位置と、離遠する第2の位置とに変位する自 由端からなっている。尚、前記弾性片11は、弾性を有するステンレス等の材料 により構成されている。
【0016】 展示物に取り付けられた前記線状体STを前記フック部4に掛けたり外したりす る場合には、図2B及び図2Dに示すように、前記弾性片11の他端11bを第 2の位置に移動させることにより前記開放部KBを開いた状態にし、前記線状体 STをフック部4に掛けた場合には、図2A及び図2Cに示すように、前記弾性 片11の他端11bを第1の位置に弾発的に移動することにより、前記フック部 4に付勢接触させ、前記開放部KBを閉じた状態に維持する構造となっている。
【0017】
【考案の効果】
この考案は、以上の構成になる展示物用吊下具であって、展示物に取り付けられ た紐やワイヤ等を吊下具のフック部に掛けた後で、基部とフック部との間に形成 された開放部を閉じた状態に維持することができるため、地震等の過度の外力が 展示物に加わった場合においても、展示物に取り付けられた紐やワイヤ等がフッ ク部から離脱することがなく、展示物が落下しない構造となっており、安全性の 点において極めて実用性が高い構造となっている。
【0018】 また、高価な絵画や写真等の展示物を吊り下げている場合に、盗難者が展示物を 盗もうとして、展示物の紐等をフック部から外そうとした時、開放部が閉じられ た状態に維持されているため、従来の展示物用吊下具に比して簡単には展示物を 盗むことができない構造となっており、盗難防止という点においても有用に作用 する構造となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この考案にかかる吊下具について、開
放部開閉手段が回動片からなる第1の具体的な実施例を
示すものであり、図1Aは、前記回動片が、第1の位置
にある前記吊下具の概略的な斜視図であって、図1B
は、前記回動片が、第2の位置にある前記吊下具の概略
的な斜視図であり、図1Cは、図1Aの状態における前
記吊下具の概略的な断面図であって、図1Dは、図1B
の状態における前記吊下具の概略的な断面図である。
【図2】図2は、この考案にかかる吊下具について、開
放部開閉手段が弾性片からなる第2の具体的な実施例を
示すものであり、図2Aは、前記弾性片が、第1の位置
にある前記吊下具の概略的な斜視図であって、図2B
は、前記弾性片が、第2の位置にある前記吊下具の概略
的な斜視図であり、図2Cは、図2Aの状態における前
記吊下具の概略的な断面図であって、図2Dは、図2B
の状態における前記吊下具の概略的な断面図である。
【図3】図3は、上記する従来の展示物用吊下具につい
て、その具体的な実施例を示す概略的な斜視図である。
【符号の説明】
1 展示物用吊下具 2 開放部開閉手段 3 基部 4 フック部 KB 開放部 WA 固定面 10 回動片 10a 回動片の枢支端 10b 回動片の自由端 PI ピン機構 11 弾性片 11a 弾性片の固定端 11b 弾性片の自由端

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面等の固定面に固定するための基部
    と、前記基部の下端から上方に向けて折り返されてなる
    フック部とにより構成される展示物用吊下具であって、
    前記基部あるいは前記フック部のいずれか一方に、前記
    基部と前記フック部との間に形成された開放部を閉じた
    状態で維持するための第1の位置と、前記開放部を開い
    た状態にするための第2の位置とに変位する開放部開閉
    手段を取り付けたことを特徴とする展示物用吊下具。
  2. 【請求項2】 前記開放部開閉手段が回動自在な回動片
    からなり、前記回動片の一端は、前記基部に対しピン機
    構を介して取り付けられた枢支端からなり、前記回動片
    の他端は、前記フック部に対し係合する第1の位置と、
    離遠する第2の位置とに変位する自由端からなることを
    特徴とする請求項1に記載の展示物用吊下具。
  3. 【請求項3】 前記開放部開閉手段が弾性を有する弾性
    片からなり、前記弾性片の一端は、前記基部に対し固定
    するように取り付けられた固定端からなり、前記弾性片
    の他端は、前記フック部に対し付勢接触する第1の位置
    と、離遠する第2の位置とに変位する自由端からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の展示物用吊下具。
JP2000006397U 2000-09-04 2000-09-04 展示物用吊下具 Expired - Lifetime JP3076081U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006085649A1 (ja) * 2005-02-14 2006-08-17 Takeda, Naoto 管およびコード類固定具並びに該固定具のための係止具
JP2012192779A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Nifco Inc フック装置
JP5848836B1 (ja) * 2015-04-08 2016-01-27 則雄 坪 吊り下げ具

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