JP3633234B2 - 回転電機のステータのコイルピース製造方法及びコイルピースの製造装置 - Google Patents

回転電機のステータのコイルピース製造方法及びコイルピースの製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイルピースの製造方法及び製造装置、特にコイル用巻線材を整列巻回したコイルピースの製造方法の改良及び製造装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、回転電機のステータは、図6(a)に示すような環状で内周面にスロット100aとティース100b(2つのティースで挟まれた部分をスロットという)が交互に形成された金属板を複数枚重ね合わせて構成されるステータコア100と、当該ステータコア100のティース100bに、エナメル等で被覆されたコイル用巻線材(以下、単に線材という)を連続的に巻き付けて形成されるコイル102と、によって構成されている。図6(a)に示すステータの場合、1本のティース100bに1つのコイル102が形成される、いわゆる集中巻きと呼ばれる巻き方で、直径が0.5mm〜1.0mm程度の線材を1本または複数本束ねた状態で、所定のティース100bに所定回数巻き付けたものである。従って、前記スロット100aの両隣のティース100bに装着されたコイル102の片側がそれぞれ配置されることになる。そして、前記コイル102を電流が通過すると、ティース100bを磁路としてコイル102を貫通する方向に磁束が発生し、図示しないロータを回転駆動することができる。また、外力により前記ロータが回転させられることによって発電機として機能する。
【0003】
前述したように各ティース100bに線材を巻き付ける場合、巻き付け作業に時間がかかると共に、巻線作業等の自動化等が困難であった。そこで、従来から金型等を用いて予め所定の形状に成形したコイルピースを前記ティース100bに装着する構造が提案され多用されている。この場合、所定回数巻かれたコイルピースをティース100bを跨いでスロット100aに挿入するだけであるためステータの組立作業を容易に行うことができると共に、巻線作業等の自動化を容易に行うことができる。
【0004】
ところで、コイルピースは、剛性のある線材にテンションを付加しながらコイル巻型等に巻回して形成するため、テンションを排除した途端に線材のスプリングバック作用により外側に膨らんでしまい、所望する形状より大きくなってしまう。その結果、スロット100aに入らなくなったり、隣接するコイルピースと干渉したり、占積率(スロット100a内の線材の密集度)が低下してしまう。
【0005】
図6(a)のように、ステータコア100が環状の内周側にスロット100aを形成し、その形状が略台形を呈する場合、当該スロット100aの占積率を向上させるためには、図6(b)に示すように、コイルピース104の断面を大きくする形状、例えば略台形形状に成形したものを一部に使用することが望ましい。しかし、この場合、前記スプリングバック作用による膨らみは、巻回回数の多いスロット底部配置側(図6(b)の下端側)で特に大きくなってしまう。なお、図6(b)は理解を容易にするためコイルピース104の輪郭を表示していると共に、コイルピース104のテーパ部分104aを極端に傾斜させて図示している。
【0006】
そのため、従来、コイルの巻回後に、図7(a)〜(c)に示すように、所望するコイルピース104の外周形状を有する雌型106aに巻回し膨れ上がったコイル108をセットし、所望のコイルピース104の内周形状を有する雄型106bを図示しないプレス装置によって前記コイルの内周側に挿入プレスして、巻回したコイル108を所望のコイルピース104の形状に圧縮整形していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したように雌型106aと雄型106bを用いて、図7(a)に示すように膨らんだ状態のコイル108を端面から図中上方に圧縮すると、膨れ上がったコイルの外周が当接する雌型106aのテーパ部106atからの抗力(矢印A)を受け、コイル108は内側方向(矢印B,B’方向)に移動し、コイル108の内周部分の線材が雄型106bのマンドレル106bmに接触する。コイル108の内周部分がマンドレル106bmに接触した後、さらにプレスを継続すると、コイル108の外周部分の線材は、図7(b),(c)に示すように、テーパ部106atに沿った方向(矢印Cで示す方向)に移動を始め整列巻きされたコイル108の線材(符号110で示す範囲)が崩れ始める。さらに、コイル108を所望のコイルピースサイズに整形するためにプレスすると、図7(c)で示すように、線材が重なりプレス力が集中する部分(例えば、符号110aで示す部分)でコイル108の線材が潰され、線材表面を被覆している絶縁材料としてのエナメル層が破壊され、絶縁不良や断線を起こしてしまうという問題がある。特に、図6(b)のように線材の配列に傾斜部を含む場合、線材の整列崩れが起こりやすいが、同様な問題は、断面方形のコイルについても発生する。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、線材にダメージを与えること無く、コイルピースをスロットに挿入可能な所望の形状及びサイズに整形するコイルピースの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の構成は、回転電機のステータのティースに装着可能なコイルピースの製造方法であって、線材を複数回整列巻回して少なくとも内周形状が略錐形のコイルを形成する巻線工程と、前記コイルをコイルピースの所望外周形状に準じた雌型と、所望内周形状に準じた形状のマンドレルを有する錐形雄型であって前記マンドレルにはその圧縮方向に対し所定角度傾いたテーパ面が形成されている錐形雄型で挟み込み、前記雌型と錐形雄型とを相対移動させ、前記コイルが雌型の内周面から受ける抗力を前記コイルが前記マンドレルのテーパ面から受ける抗力によって一部打ち消すように前記コイルを圧縮して所望コイルピース形状に型整形する整形工程と、型整形状態で前記コイルの形状固定を行いコイルピースを完成させる固定工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】
ここで、コイルピースとは、形状が決定された完成品を示し、コイルとは、形状が決定されていない成形途中の中間品を示す。また、形状固定とは、線材の恒久的な形状維持を行うものであり、例えば接着剤等の接合手段によって行う。
【0011】
上記のような目的を達成するために、本発明の構成は、回転電機のステータのティースに装着可能なコイルピースの製造装置であって、線材を複数回整列巻回して形成された少なくとも内周形状が略錐形のコイルを挿入可能で、前記コイルピースの所望外周形状に準じ内周形状を有する雌型と、前記コイルピースの所望内周形状に準じた形のマンドレルを有する錐形雄型であって前記マンドレルにはその圧縮方向に対し所定角度傾いたテーパ面が形成され、前記コイルの内周に挿入可能な錐形雄型と、前記雌型と錐形雄型とを係合させて前記コイルを挟み込み、前記コイルが雌型の内周面から受ける抗力を前記コイルが前記マンドレルのテーパ面から受ける抗力によって一部打ち消して前記コイルを圧縮整形する型移動機構と、を含むことを特徴とする。
【0012】
ここで、型移動機構とは、例えば、シリンダやモータとガイド等の組み合わせにより所定方向に正確に型を移動する駆動手段である。
【0013】
上記各構成によれば、コイルが雌型の内周面から受ける抗力を前記コイルが錐形雄型の外周面から受ける抗力によって打ち消し、緩和するため、整列巻回された線材の整列状態が崩れることを抑制しつつコイルの圧縮を行うことが可能で、線材の被覆破壊や断線等のダメージを低減しつつ、コイルピースを所望の形状に整形することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。図1には、本実施形態に係る雌型10及び錐形雄型12とが係合した状態が示されており、前記雌型10と錐形雄型12との間には、本実施形態で製造(整形)されるコイル14a、14bが挿入支持されている。前記コイル14a,14bは、錐形マンドレル12a,12bを有する錐形雄型12を図中矢印P方向に移動させることによって、所望のコイルピース形状に圧縮整形している。なお、本実施形態で、コイルとは、前述した回転電機のステータコア100(図6参照)に挿入可能な所定形状のコイルピースに整形が完了する前の中間品である。従って、整形後のコイルのみをコイルピースという。また、2種類のコイル14a,14bは整形完了後に、スロット100aの断面形状が台形である場合のティース100b(図6参照)に交互に装着されるもので、コイル14a,14bの整形後の片側同士を組み合わせた形状がスロット100aの形状と一致するようになっている。また、コイル14aに基づくコイルピースを先に一つおきにティース100bに装着し、その後コイル14bに基づくコイルピースを装着すれば、スロット100aが台形形状を呈している場合でもコイルピース同士が干渉することなく容易に装着作業を行うことが可能で高占積率を得ることができる。
【0015】
本実施形態の特徴的事項は、線材の巻回後に、スプリングバック作用によって外周方向に膨れ上がっているコイル14a,14bを雌型と雄型を用いて圧縮し所望形状に整形する場合に、巻回された線材の整列状態を崩す方向に発生する雌型内壁の抗力を打ち消すような抗力を錐形雄型によって発生させ、線材の整列崩れを防止して、線材に対するダメージを低減するところである。
【0016】
図1に示すように、コイル14a,14bが収納される雌型10は、所望するコイルピースの形状やサイズに対応した凹状部10a、10bを有している。この時、スプリングバック作用により外周方向に膨れ上がっているコイル14aに関しては、図1(a)において、コイル14aの断面の上底の長さが下底の長さより小さいため凹状部10aの途中位置まで挿入することが可能で、その後、錐形雄型12で前記凹状部10aに押し込むことができる。
【0017】
一方、コイル14bに関しては、断面形状が略矩形を呈し、外周が略平行になっているため、雌型10の凹状部10aに、膨れ上がったコイル14bはそのままでは挿入することができない。そのため、コイル14bを挿入のために多少捻ったりゆがませたりする必要がある。この時、コイル14b自体、矩形であるため線材は規則正しく積層されているので、当該コイル14bを雌型挿入のために多少捻ったり歪ませたりしても線材の配列は崩れない。
【0018】
前記錐形マンドレル12a,12bは、図2(a),(b)に示すように、プレス方向Pに対して、外方向に所定角度、例えば、θ1=θ2=1°広がっている。このため、錐形マンドレル12a,12bがプレス方向Pに移動すると、当該錐形マンドレル12a,12bは斜め上方にコイル14a,14bの内壁面を押すことになる。
【0019】
つまり、図3(a)に示すように、膨らんだ状態のコイル14aの場合、雌型10の凹状部10aに挿入した後、錐形雄型12のマンドレル12aを当該コイル14aの内周側に挿入し、端面から図中矢印P方向に圧縮すると、まず、膨れ上がったコイル14aの外周が凹状部10aの内壁面に当接する。その結果、当該内壁面からの抗力(矢印F)を受け、コイル14aは内側方向に移動し、当該コイル14aの内周部分の線材が錐形マンドレル12aに接触する。この時、前記錐形マンドレル12aはP方向に対して所定角度傾いたテーパ面を有するので、当該P方向のプレスによってコイル14aの内周面を押す抗力Gが発生する。
【0020】
前記錐形マンドレル12aのテーパ面によって発生した抗力Gと雄型10の凹状部10aによって発生した抗力Fはほぼ逆向きの方向を有し、抗力Gは抗力Fの一部を打ち消すことになり、コイル14aの表面の線材を崩す方向に働く力を小さくすることができる。その結果、線材の整列を崩すことなくコイル14aを雌型10と錐形雄型12の間の空間で矢印H方向に押し込むことができる。また、抗力Gと抗力Fによって、コイル14aは外周側と内周側からそれぞれ抱え込まれる状態になり、線材の整列を維持したまま矢印H方向にコイル14aを移動させることができる。図3(b),(c)は、コイル14aの移動の推移を示している。この結果、雌型10と錐形雄型12の間の空間で規定される所望のコイルピースの形状にコイル14aを整形することができる。
【0021】
このプレス状態を維持したまま、例えば線材固定用の接着樹脂等を雌型10と錐形雄型12の間に注入して硬化固定すれば、図4に示すような所望の形状、サイズを維持し、かつ線材の整列崩れの無いコイルピース16を得ることができる。なお、完成したコイルピース16は、内周側がテーパ16aを有するので、ステータコアのティースも対応するテーパ形状を有するようにすることが望ましい。また、コイルピース16と当該コイルピース16を挿入するティース側にテーパが形成されと、コイルピース16の挿入が容易になり組立性の向上を行うこともできる。
【0022】
なお、図3では線材の整列崩れの起こりやすいコイル14aの整形時に作用する力について説明したが、コイル14bの場合も膨れ上がったコイル外周面を内側に圧縮する力と、錐形雄型12によってコイル内周面を外側に押す力とが作用するため、コイル14bを内周側と外周側とで挟み込む状態になる。その結果、線材の整列状態を崩すことなく雌型の凹状部に押し込み、所望の形状とサイズのコイルピースを整形することが可能で、線材同士が交差して潰されることがなくなり、線材表面を被覆している絶縁材料としてのエナメル層を破壊することなく、絶縁不良や断線を防止することができる。
【0023】
また、図1では、凹状部10a,10bを有する雌型10と錐形マンドレル12a,12bを有する錐形雄型12を示したが、凹状部10a及び錐形マンドレル12aのみの構成や凹状部10b及び錐形マンドレル12bのみの構成でもよい。また、その構成数は適宜選択される。
【0024】
図5(a),(b)は、前述した雌型10と錐形雄型12を有する整形装置18の概略構成図である。この整形装置18は、油圧シリンダ20とガイドバー22等を利用した型移動機構によって、前記雌型10または錐形雄型12の少なくとも一方を接離移動させて前記雌型10と錐形雄型12との間に挿入されたコイル14aまたはコイル14bの圧縮整形を行う。また、この整形装置18には、整形が完了したコイルの形状を維持するための樹脂(例えば、熱硬化性接着剤等)を前記雌型10と錐形雄型12とによって圧縮状態にあるコイルに供給するための樹脂供給装置24を有し、圧縮完了後に所定量の樹脂をコイルに供給している。また、前記雌型10や錐形雄型12には、加熱装置(カートリッジヒータ等)や冷却装置(エアブロー等)が内蔵され、コイルに供給された樹脂の熱硬化及び冷却を行っている。なお、雌型10や錐形雄型12の取り付け部には、断熱材26が配置され、整形装置18の駆動系側に熱影響が無いように配慮されている。
【0025】
続いて、コイルピースの製法手順を示す。まず、図示しない巻線装置により所定回数線材を巻回し、内周面が略錐形のコイル(例えば、コイル14a)を形成する。次に、巻回が終了し、スプリングバック作用により外周方向に膨れ上がったコイル14aを図1に示すような雌型10にセットする。そして、油圧シリンダ20を駆動し、ガイドバー22でガイドされた錐形雄型12を雌型10に向かって相対移動させ、前述したようにコイル14aを圧縮して所望コイルピース形状に型整形する。その後、樹脂供給装置24によって、所定量の樹脂が整形が完了したコイル14aに供給される。そして、図示しない加熱装置及び冷却装置により樹脂の硬化を行い、所望形状及び所望サイズに固定されたコイルピースを完成する。
【0026】
このように、雌型10と錐形雄型12とを相対移動させ、前記錐形雄型12によって発生するコイルの内側に加わる抗力によって、前記コイルに外周側に加わる抗力を緩和することによって、コイルの線材の整列状態を崩すことなく当該コイルを所望形状に圧縮する。その後、形状固定することより線材の整列崩れのない所望形状及びサイズのコイルピースを整形製造することができる。この結果、線材同士が交差して潰されることがなくなり、線材表面を被覆している絶縁材料としてのエナメル層を破壊することなく、絶縁不良や断線を防止することができる。
【0027】
なお、図5に示す整形装置18の構成は、一例であり、雌型10と錐形雄型12とを相対移動し、コイルの整形を行いその形状の固定を行える構成であれば、他の構成でも同様の効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、コイルが雌型の内周面から受ける抗力を前記コイルの内周面が錐形雄型の外周面から受ける抗力によって打ち消し、緩和するため、整列巻回された線材の整列状態が崩れることを抑制しつつコイルの圧縮を行うことが可能である。その結果、線材の被覆破壊や断線等のダメージを低減しつつ、コイルピースを所望の形状に整形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のコイルピース整形に使用する雌型と錐形雄型の形状を説明する説明図である。
【図2】本発明の実施形態のコイルピース整形に使用する錐形雄型の錐形マンドレルの形状を説明する説明図である。
【図3】本発明の実施形態のコイルピース整形時にコイルに作用する力とコイルの移動を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施形態で整形されたコイルピースの形状を説明する説明図である。
【図5】本発明の実施形態で使用する雌型と錐形雄型とを搭載した整形装置の概略構成図である。
【図6】従来のステータコアの構成とステータコアのスロットに挿入されるコイルピースの形状を説明する説明図である。
【図7】従来のコイルピースの整形方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 雌型、10a,10b 凹状部、12 錐形雄型、12a,12b 錐形マンドレル、14a、14b コイル。

Claims (2)

  1. 回転電機のステータのティースに装着可能なコイルピースの製造方法であって、
    線材を複数回整列巻回して少なくとも内周形状が略錐形のコイルを形成する巻線工程と、
    前記コイルをコイルピースの所望外周形状に準じた雌型と、所望内周形状に準じた形状のマンドレルを有する錐形雄型であって前記マンドレルにはその圧縮方向に対し所定角度傾いたテーパ面が形成されている錐形雄型で挟み込み、前記雌型と錐形雄型とを相対移動させ、前記コイルが雌型の内周面から受ける抗力を前記コイルが前記マンドレルのテーパ面から受ける抗力によって一部打ち消すように前記コイルを圧縮して所望コイルピース形状に型整形する整形工程と、
    型整形状態で前記コイルの形状固定を行いコイルピースを完成させる固定工程と、
    を含むことを特徴とするコイルピースの製造方法。
  2. 回転電機のステータのティースに装着可能なコイルピースの製造装置であって、
    線材を複数回整列巻回して形成された少なくとも内周形状が略錐形のコイルを挿入可能で、前記コイルピースの所望外周形状に準じ内周形状を有する雌型と、
    前記コイルピースの所望内周形状に準じた形のマンドレルを有する錐形雄型であって前記マンドレルにはその圧縮方向に対し所定角度傾いたテーパ面が形成され、前記コイルの内周に挿入可能な錐形雄型と、
    前記雌型と錐形雄型とを係合させて前記コイルを挟み込み、前記コイルが雌型の内周面から受ける抗力を前記コイルが前記マンドレルのテーパ面から受ける抗力によって一部打ち消して前記コイルを圧縮整形する型移動機構と、
    を含むことを特徴とするコイルピース製造装置。
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