JP2871808B2 - 釣り竿及びその製造方法 - Google Patents
釣り竿及びその製造方法Info
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- JP2871808B2 JP2871808B2 JP15646990A JP15646990A JP2871808B2 JP 2871808 B2 JP2871808 B2 JP 2871808B2 JP 15646990 A JP15646990 A JP 15646990A JP 15646990 A JP15646990 A JP 15646990A JP 2871808 B2 JP2871808 B2 JP 2871808B2
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Description
方法に関する。
て、実開平1−168166号公報に示されるものが存在し、
この従来例では固定フードを有するシートベースを、竿
素材に外嵌固定した後、可動フードを取付けるという手
順により元竿にリールシートが形成される。
えるに、通常は筒状に成形されたシートベースの内面と
竿素材外面との接着により固定が行われるため作業時に
は接着剤の塗布を必要とする。
は、カーボンロッドと称せられる釣り竿の素材は、緩い
テーパ状の芯金にシート状のプリプレグを巻付けた状態
で焼成することにより製造されるので、その外面も緩い
テーパ面となっており、又、このように製造された竿素
材では芯金を抜き取った後、両端部を切断することか
ら、この切断位置に誤差を生ずると、竿素材の端部を基
準とした、竿素材の所定位置の外径の値にも誤差を生ず
るため、前述のようにシートベースを固定しようとした
場合に、シートベース内面と竿素材の外面との間に隙間
を生じたり、又、シートベースを所定の位置まで送り込
めないこともあり改善の余地がある。
を無理なく強固に形成した釣り竿及びその製造方法を提
供する点にある。
と、リールシート取り付け面に型成形によって装着固定
したシートベースとを有している、 (第2発明) 切削形成したリールシート取り付け面を
有する竿素材と、リールシート取り付け面に型成形によ
って装着固定したシートベースとを有している、 (第3発明) 竿素材の外面における所定位置に、小径
部を切削形成するとともに、前記小径部に型成形によっ
て、リールシートを構成するためのシートベースを形成
している、 (第4発明) 竿素材の外面における所定位置に、小径
部を切削形成するとともにその小径部の軸芯方向端部に
一対の壁状部を形成し、前記壁状部で囲まれる小径部に
型成形によって、リールシートを構成するためのシート
ベースを形成している、 (第5発明) 前記型成形が、熱可塑性樹脂を射出成形
するものである、 (第6発明) 前記型成形が、熱硬化性樹脂を圧縮成形
するものである、点にあり、その作用、及び、効果は次
の通りである。
着固定したものを設けてあるので、接着剤を使用するこ
となく、装着固定状態を強固なものにできる。しかも、
シートベースを取り付けるべき、竿素材の外面における
所定位置においては、その外面における外径が基準寸法
よりズレを生じていてもシートベースの材料が容易に外
径に馴染み易く、シートベースと竿素材との間に間隙が
生ずることはない。
装着面が切削によって凹凸の少ない状態に仕上げられて
いるので、型成形される材料とシートベース装着面との
密着性が向上し、より強固にシートベースを取り付ける
ことができる。
定位置に切削加工を施して予めシートベースの材料と竿
素材の外面との密着性を高めることができ、型成形時の
混入空気に起因するボイドの発生等の欠陥の発生を防止
できる。
料の移動が規制されて、竿素材の軸芯方向でのシートベ
ースの装着位置が型成形時に変動することが少ない。ま
た、成形後においても、壁状部によってシートベースが
位置決めされているので、位置ズレや剥離等を起こすこ
とが少ない。
ベース材を竿素材外面に圧接するので、接着剤を用いな
くても接着強度を高めることができる。また、シートベ
ース材としての熱可塑性樹脂が成形後収縮することが期
待できるので、さらに、接着強度を高めることができ
る。
圧縮成形することにより、竿素材の外面との接着強度
を、接着材を用いることなく高めることができる。
ースを別体で製造するという工程が不要となるばかりで
無く、接着剤を塗布する工程が不要となり、しかも、別
体のシートベースを取付ける場合のように取付位置の設
定に手間を掛けずに済むのである。
表してあり、このリールシート(S)は固定ブーツ
(1)と、可動ブーツ(2)と、可動ブーツ(2)の位
置決めを行うロック材(3)とで成り、これらの部材は
元竿(R)に一体成形されたシートベース(4)に備え
られ、このシートベース(4)を元竿(R)の竿素材
(5)に形成するための工程は以下の通りである。
に、この工程では予め大径部(5A)が形成された竿素材
(5)を用いると共に、この大径部(5A)の外面を切削
することで同図(イ)に示す如く、竿素材(5)の軸芯
(X)と直交する姿勢の一対の壁状部(6),(6)と
連なるリールシート取り付け面としての小径部(5B)を
環状に形成する。
別実施例の頁に記する手段に依っても良い。
の外部に一対の金型(7),(7)を合わせて配置す
る。
と共に同図に上側に表わされる上側の金型(7)には固
定ブーツ(1)の係合用凹部(1A)を形成するための中
子材(8)がスライド移動自在に設けられている。
間)に加熱状態の熱可塑性の樹脂(P)を加圧注入す
る、所謂、射出成形の手段により竿素材(5)の外面に
シートベース(4)を形成する。
移動させた後、金型(7),(7)の分離を図ることで
シートベース(4)の形成工程は完了し、この後、前記
可動ブーツ(2)、ロック材(3)夫々を取付けること
により、リールシート(S)が完成するのである。
も実施できる。
の工程の後、金型を押圧して加熱成形する、所謂、プレ
ス成形を行う形態を採用する。
れる竿素材では、この芯金を抜き取る工程以前に、前述
したようにシートベースを形成する。
成する場合には、金型に対する樹脂の注入圧によって竿
素材を傷めることが皆無となる。
材の外面に樹脂等で大径部を形成する際に、型成形等に
より、大径部と一体的に形成する、或いは、竿素材の製
作時において、プリプレグの巻回位置の設定により小径
部を形成する。
強度を向上させた状態に成形する。
して、どのような種類のものを用いてもよく、又、リー
ルシートの構造をネジ送りによって可動フードの移動を
行う形態のものに構成する等、様々に実施できる。
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
第1図(イ),(ロ),(ハ)は夫々シートベースの製
造工程を順次表す側面図、第2図はリールシートの斜視
図である。 (4)……シートベース、(5)……竿素材、(5b)…
…小径部、(6)……壁状部、(S)……リールシー
ト、(X)……軸芯。
Claims (6)
- 【請求項1】リールシート(S)取り付け面を有する竿
素材(5)と、リールシート(S)取り付け面に型成形
によって装着固定したシートベース(4)とを有してい
る釣り竿。 - 【請求項2】切削形成したリールシート(S)取り付け
面を有する竿素材(5)と、リールシート(S)取り付
け面に型成形によって装着固定したシートベース(4)
とを有している釣り竿。 - 【請求項3】竿素材(5)の外面における所定位置に、
小径部(5B)を切削形成するとともに、前記小径部(5
B)に型成形によって、リールシート(S)を構成する
ためのシートベース(4)を形成している釣り竿の製造
方法。 - 【請求項4】竿素材(5)の外面における所定位置に、
小径部(5B)を切削形成するとともにその小径部(5B)
の軸芯方向端部に一対の壁状部(6),(6)を形成
し、前記壁状部(6),(6)で囲まれる小径部(5B)
に型成形によって、リールシート(S)を構成するため
のシートベース(4)を形成している釣り竿の製造方
法。 - 【請求項5】前記型成形が、熱可塑性樹脂を射出成形す
るものである請求項3又は4に記載の釣り竿の製造方
法。 - 【請求項6】前記型成形が、熱硬化性樹脂を圧縮成形す
るものである請求項3又は4に記載の釣り竿の製造方
法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15646990A JP2871808B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 釣り竿及びその製造方法 |
US07/711,873 US5194207A (en) | 1990-06-14 | 1991-06-07 | Fishing rod manufacturing method |
EP91109527A EP0461599B1 (en) | 1990-06-14 | 1991-06-11 | Fishing rod manufacturing method |
DE69116235T DE69116235T2 (de) | 1990-06-14 | 1991-06-11 | Herstellungsverfahren einer Angelrute |
KR1019910009718A KR0162258B1 (ko) | 1990-06-14 | 1991-06-13 | 낚싯대의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15646990A JP2871808B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 釣り竿及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0451837A JPH0451837A (ja) | 1992-02-20 |
JP2871808B2 true JP2871808B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=15628431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2871808B2 (ja) |
KR (1) | KR0162258B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5170503B2 (ja) * | 2007-01-30 | 2013-03-27 | 株式会社シマノ | リールシート |
-
1990
- 1990-06-14 JP JP15646990A patent/JP2871808B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-06-13 KR KR1019910009718A patent/KR0162258B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0451837A (ja) | 1992-02-20 |
KR0162258B1 (ko) | 1998-11-16 |
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