JP2960151B2 - Frp管継手成形用内型およびこの内型を用いたfrp管継手の成形・脱型方法 - Google Patents

Frp管継手成形用内型およびこの内型を用いたfrp管継手の成形・脱型方法

Info

Publication number
JP2960151B2
JP2960151B2 JP2310090A JP31009090A JP2960151B2 JP 2960151 B2 JP2960151 B2 JP 2960151B2 JP 2310090 A JP2310090 A JP 2310090A JP 31009090 A JP31009090 A JP 31009090A JP 2960151 B2 JP2960151 B2 JP 2960151B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
pipe joint
frp pipe
forming
inner mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2310090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04179536A (ja
Inventor
豊 吉野
義昭 梶木
敏行 石保
龍男 大古瀬
政毅 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2310090A priority Critical patent/JP2960151B2/ja
Publication of JPH04179536A publication Critical patent/JPH04179536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2960151B2 publication Critical patent/JP2960151B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガラス繊維に熱硬化性樹脂材料を含浸させ
た繊維強化熱硬化性樹脂(以下、FRPという。)成形の
技術分野で利用され、特に、FRP管継手成形用内型およ
びこの内型を用いたFRP管継手の成形方法に関するもの
である。
(従来の技術) この種の内型としては、従来、たとえば特願昭63−24
8645号公報に所載のものが知られている。
この特願昭63−248645号公報に所載のたとえばT字状
の内型Pは、第13図に示すようにP1,P2,P2に分割された
ものであって、それぞれ合成樹脂製の中空体からなり、
各胴部aに成形品(図示省略)の内型部分が形成されて
いる。そして、この各胴部aの先端部分に位置する受口
端面成形部dから半球状の内型支持端部bが一体的に膨
出成形されるとともに、この内型支持端部bの球面の適
所に脱気用ノズルcが設けられている。さらに、内型支
持端部bの反対側の端部が、傾斜接合面e,e、f,fに形成
されこの傾斜接合面eに設けた嵌合突部(図示省略)と
傾斜接合面fに設けた嵌合凹部(図示省略)とを嵌合す
ることによってT字状の内型Pを得るようになされてい
た。
ところが、特願昭63−248645号公報に所載の内型P
は、傾斜接合面e,fによるリブ効果でその剛性が強くな
っている。したがって、FRP管継手の成形後に各内型P1,
P2,P2に脱気用ノズルc…に吸引手段を接続してT字状
の内型Pの内部を減圧しても容易に座屈させることがで
きないために脱型作業が著しく手間取っていた。
そこで、本出願人はこの問題を解消するようにしたFR
P管継手成形用内型(実願平2−32283号公報参照)を開
発した。
この実願平2−32283号公報に所載の内型gは、第12
図に示すように受口型g,gと胴型hとが別々に分割して
形成されたもので、各受口型gの端部接合部分iの内側
に各胴型hの端部接合部分(図示省略)を嵌合して接合
することにより、ベンド管状の内型gが一体形状に形成
されたのち、前記端部接合部分iに周回して設けた管状
凹部jの外周を覆うテープ(図示省略)が胴型hの端部
外周まで延長して巻きかけられることにより、端部接合
部分iの段差が修正されるようになされていた。
しかし、前記環状凹部jの外周に巻きかけられたテー
プ(図示省略)は、FRP管継手の成形時に、樹脂が環状
凹部jに侵入するのを防ぐことができる反面、成形完了
後の加熱硬化および冷却工程で、内型gおよびテープが
膨張・収縮をすることによって成形品の内面にシワが発
生し、寸法精度が低下するという問題があった。
本発明は、このような従来の事情から見て、寸法精度
が高く、脱型が容易であるとともに、内型の製作コスト
が低減できるようにしたFRP管継手成形用内型およびこ
の内型を用いたFRP管継手の成形・脱型方法を提供する
ことを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明のFRP管継手成形用内型は、合成樹脂製の中空
体からなるFRP管継手成形用内型であって、 受口型と胴型とが分割されて別々に形成されるととも
に、胴型の一端部に脱気用ノズルが設けられ、これらの
受口型と胴型とがFRP管継手成形前に接合されて所定形
状に形成されるものである。
また、この内型を用いたFRP管継手の成形・脱型方法
は、請求項1に記載のFRP管継手成形用内型に、ガラス
繊維に熱硬化性樹脂を含浸させた繊維強化熱硬化性樹脂
を巻回し、これを加熱し硬化させて成形品を成形したの
ち、前記内型を加熱して軟化させるとともに、受口型を
挟持具で挟んで軸芯まわりに捩り縮径して脱型したの
ち、胴型の脱気用ノズルに吸引手段を接続し、この胴型
内の空気を吸引脱気して胴型を座屈させ、この座屈した
胴型を前記成形品から引き出して脱型するものである。
(作用) 内型は受口型と胴型とに分割することによって共通化
が可能となる。
また、胴型は各コーナー部だけでなく全体に丸味を持
たせて形成することにより、部分的な高剛性部ができる
のを阻止し、したがって、真空圧による座屈が容易に行
われることにより、速やかに脱型がなされる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき、図面を参照して説明
する。
第1図ないし第3図に示すFRP管継手成形用内型1A
は、受口型2,2と曲管状の胴型3とが別々に分割して形
成されている。
そして、受口型2,2の端部接合部分2a,2aと胴型3の端
部接合部分3a,3aとを嵌合して接合することによって、
第1図に示すように、一体形状に形成される。
このようにして、受口型2,2と胴型3とが接合されて
一体形状に形成された内型1Aを用いてベンド管状のFRP
管継手の成形が行われる。
受口型2と胴型3との接合構造は、第6図に示すよう
に胴型3の端部接合部分3aを受口型2の端部接合部分2a
より小径となし、胴型3の端部接合部分3aに、受口型2
の端部接合部分2aの内面に当接する環状突出部4,5が設
けられている。
また、受口型2の端部接合部分2aにおける前記の先端
側の環状突出部4の位置する箇所に、この環状突出部4
の先端側の斜面4aに沿うように環状凹部6が設けられて
いる。この環状凹部6には、充填部材11が受口型2の端
部接合部分2aの外周面と面一になるように装着されてい
る。
この充填部材11はFRP管継手の成形完了後の加熱硬化
および冷却工程で、内型1Aおよび後述のテープ9の膨張
・収縮作用によって成形品の内面におこるシワの発生を
抑止するためのもので、環状ゴム等の弾性材料が適用さ
れ、その断面形状は、たとえば環状凹部11がU字形であ
る場合には、U形(第7図)、V形(第8図)、中空筒
形(第9図)、端部接合部分2aの外周面より若干突出さ
せた小判形(第10図)および端部接合部分2aの外周面よ
り若干突出させた中空筒形(第11図)のいずれかを選択
して形成される。
また、胴型3の一端部には、第3図に示すように、真
空ポンプ等の吸引手段(図示省略)を接続するための脱
気ノズル7が設けられている。
そして、受口型2と胴型3との接合時に、胴型3の端
部接合部分3aを受口型2の端部接合部分2aに差し入れる
と、胴型3の環状突出部4の先端側の斜面4aが受口型2
の端部接合部分2aの環状凹部6の内斜面6aに当接する。
この当接部分には、前もって接着剤を塗布することによ
って接着強度を大きくすることが可能である。また、こ
のように、面接触をさせることによって、胴型3と受口
型2との軸芯を容易に合わせることができる。
一方、受口型2の端部接合部分2aの先端2bが胴型3の
端部接合部分3aの段部8に当接する。この当接部分にホ
ットメルト等の接着剤が塗布されて、この部分が固定さ
れる。
また、胴型3の端部接合部分3aに設けられた突出部4,
5が受口型2の端部接合部分2aの内面に当接して、この
状態で、外周面に固定用テープ9が巻かれて、受口型2
の端部接合部分2aと胴型3の端部接合部分3aが接合固定
された状態で一体形状の内型1Aは形成される。
前記固定用テープ9は、内型1Aあるいは前記環状凹部
6等に、FRP管継手の成形時における樹脂侵入を防止す
る役目を合わせもつものである。
この内型1AでFRP管継手の成形をなしたのち、受口型
2は軸芯まわりに捩ることによって、胴型3との接着面
から容易に分離脱型をすることができる。続いて、胴型
3の脱気ノズル7に吸引手段(図示省略)を接続し、胴
型3内部の空気を抜き出して座屈させることにより、容
易に脱型をすることができる。尚、吸引座屈させるに際
して内型は加熱軟化されていることが好ましい。
第4図および第5図に示すFRP管継手成形用内型1B
は、前記の内型1Aと同様に受口型2,2,2と胴型10とが別
々に分割して形成されており、受口型2,2,2の端部接合
部分2a,2a,2aと、胴型10の端部接合部分10a,10a,10aと
嵌合して接合することによって、第4図に示すようなT
字状の内型1Bが一体形状に形成される。
この内型1Bを用いてFRP管継手を成形する場合も、上
記の内型1Aの場合と同様の手順を経て成形品が得られ
る。
(発明の効果) 本発明のFRP管継手成形用内型は、受口型と胴型とが
分割して別々に形成されることにより、受口型は単独で
造るので対称形となって寸法精度を向上させることがで
きる。したがって、長さおよび形状が異なるFRP管継手
を成形する場合に、受口型の共有化が可能であって、生
産ロットが増えれば増えるほどコストダウンが顕著とな
り、しかも、内型製作用金型の数を減らすことができて
方々に投資する額を抑制することができる。さらに、肉
厚のばらつきが少なく内径の精度が向上して受口型と胴
型との嵌合精度がきわめてよくなる。
また、この内型を用いたFRP管継手の成形・脱型方法
は、内型は胴型の形状が各コーナー部だけでなく全体に
丸味をもたせて一体に形成されたものであるから、従来
のようなリブ効果による剛性の向上を避けることができ
る。したがって、内型は捩じりによって受口型を脱型し
たのち、真空圧によって胴型を容易に座屈させて脱型す
ることができるので、FRP管継手の成形作業性が著しく
向上するという優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図および第4
図はFRP管継手成形用内型の正面図、第2図は受口型の
正面図、第3図および第5図は胴型の正面図、第6図は
受口型と胴型との接合形状を示す要部の縦断面図、第7
図ないし第11図は充填部材の各例を示す縦断面図、第12
図および第13図はFRP管継手成形用内型の先行例を示す
正面図である。 1A,1B……FRP管継手成形用内型 2……受口型、2a……端部接合部分 3,10……胴型、6……環状凹部 7……脱気用ノズル 11……充填部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 政毅 岡山県浅口郡里庄町里見1040番地の7 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 70/30 - 70/56 B29C 33/48 - 33/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の中空体からなるFRP管継手成
    形用内型であって、 受口型と胴型とが分割されて別々に形成されるととも
    に、胴型の一端部に脱気用ノズルが設けられ、これらの
    受口型と胴型とがFRP管継手成形前に接合されて所定形
    状に形成されることを特徴とするFRP管継手成形用内
    型。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のFRP管継手成形用内型
    に、ガラス繊維に熱硬化性樹脂を含浸させた繊維強化熱
    硬化性樹脂を巻回し、これを加熱し硬化させて成形品を
    成形したのち、前記内型を加熱して軟化させるととも
    に、受口型を挟持具で挟んで軸芯まわりに捩り縮径して
    脱型したのち、胴型の脱気用ノズルに吸引手段を接続
    し、この胴型内の空気を吸引脱気して胴型を座屈させ、
    この座屈した胴型を前記成形品から引き出して脱型する
    ことを特徴とするFRP管継手成形用内型を用いたFRP管継
    手の成形・脱型方法。
JP2310090A 1990-11-14 1990-11-14 Frp管継手成形用内型およびこの内型を用いたfrp管継手の成形・脱型方法 Expired - Lifetime JP2960151B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2310090A JP2960151B2 (ja) 1990-11-14 1990-11-14 Frp管継手成形用内型およびこの内型を用いたfrp管継手の成形・脱型方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2310090A JP2960151B2 (ja) 1990-11-14 1990-11-14 Frp管継手成形用内型およびこの内型を用いたfrp管継手の成形・脱型方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04179536A JPH04179536A (ja) 1992-06-26
JP2960151B2 true JP2960151B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=18001062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2310090A Expired - Lifetime JP2960151B2 (ja) 1990-11-14 1990-11-14 Frp管継手成形用内型およびこの内型を用いたfrp管継手の成形・脱型方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2960151B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8989899B2 (en) 2012-01-13 2015-03-24 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Transfer system

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI398347B (zh) * 2009-08-14 2013-06-11 Chung Shan Inst Of Science 複材管件脫模方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8989899B2 (en) 2012-01-13 2015-03-24 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Transfer system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04179536A (ja) 1992-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2960151B2 (ja) Frp管継手成形用内型およびこの内型を用いたfrp管継手の成形・脱型方法
KR100265469B1 (ko) 중량이 감소된 골프 클럽용 샤프트와, 이러한 골프 클럽용샤프트를 제조하는 방법 및 이러한 방법에 사용되는 장치
JPH0374903B2 (ja)
US4393024A (en) Method of producing a racket frame
CN116021803A (zh) 一种多腔梁的制备模具及制备方法
JP4775503B1 (ja) ゴムロールの製造装置及び製造方法
JPS61220830A (ja) 繊維強化プラスチツクス製パイプの製造方法
JPH0834074A (ja) Frp管継手及びその製造法
KR0157200B1 (ko) 적층식 호스의 제조방법
JPS60232918A (ja) 強化プラスチツク管継手の製造法
JPH10315342A (ja) 可撓性中空マンドレル、繊維強化樹脂製曲管の成形方法、および繊維強化樹脂製曲管
JP2922251B2 (ja) 分岐ホースの製造方法
CN220826231U (zh) 发泡隔离片及含有该发泡隔离片的发泡模具
JPS6046988B2 (ja) ラケツトフレ−ムの製造方法
CN113733597B (zh) 复合材料的部件成型方法、闭口梁及汽车
JPS61163835A (ja) 繊維強化樹脂製フレ−ム構造体の製造方法
JPH04247932A (ja) Frp管成形用内型及び該内型を用いたfrp管成形方法
JPH0647767A (ja) 樹脂ホースの製造方法
JP2515865B2 (ja) Frp管継手成形用内型および該内型を用いたfrp管継手の成形方法
JPH0122360Y2 (ja)
JPH0671914B2 (ja) 炭素繊維強化樹脂製自転車用前ホークの製造方法
KR900004840B1 (ko) F.r.p 휠체어의 프레임과 연결관의 결합방법
JPH09310715A (ja) ソリッドローラー
JPS5935377Y2 (ja) 断熱建材成形治具
JPH0129065Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees