JPH10315342A - 可撓性中空マンドレル、繊維強化樹脂製曲管の成形方法、および繊維強化樹脂製曲管 - Google Patents

可撓性中空マンドレル、繊維強化樹脂製曲管の成形方法、および繊維強化樹脂製曲管

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JPH10315342A
JPH10315342A JP9143234A JP14323497A JPH10315342A JP H10315342 A JPH10315342 A JP H10315342A JP 9143234 A JP9143234 A JP 9143234A JP 14323497 A JP14323497 A JP 14323497A JP H10315342 A JPH10315342 A JP H10315342A
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hollow mandrel
reinforced resin
mandrel
curved
fiber
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JP9143234A
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Yoshiaki Yamaguchi
吉昭 山口
Junji Harada
淳司 原田
Koji Hisamoto
浩二 久本
Shinichiro Uotani
眞一郎 魚谷
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Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維強化樹脂製パイプの湾曲部分であって曲率
中心側の部分の内周面にしわまたは凹凸が周方向に延び
るように形成されることを防止する。 【解決手段】中空マンドレル23を用いて内圧成形の方
法によって繊維強化樹脂製曲管10を成形する際に、中
空マンドレル23の円周方向の一部に厚肉部24を形成
し、この厚肉部24が曲管10の湾曲部分であって曲率
中心側に位置するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繊維強化樹脂製曲管
を成形するために用いられる可撓性中空マンドレル、可
撓性中空マンドレルを用いた繊維強化樹脂製曲管の成形
方法、および製造された繊維強化樹脂製曲管に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平2−141229号公報に
開示されているように、繊維強化樹脂製曲管を製造する
場合に、従来は無空の柔軟な合成樹脂製マンドレルにプ
リプレグを積層するとともに、所定の曲率に賦型し、こ
の後加圧および加熱して上記プリプレグのマトリックス
樹脂を硬化させ、その後に合成樹脂製マンドレルを引抜
くようにしていた。
【0003】別の繊維強化樹脂製曲管の製造方法は、内
圧成形法を用いるものである。これは中空のナイロンチ
ューブやシリコンチューブをマンドレルに被せるととも
に、ナイロンチューブの場合はその外側にプリプレグを
巻付ける。そしてマンドレルを引抜いてプリプレグが巻
付けられたナイロンチューブを内圧成形用の成形型内の
キャビティに押込むようにし、この後にナイロンチュー
ブ内を加圧しながら成形を行なうようにしたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】可撓性の合成樹脂製マ
ンドレルを用いた曲管の成形方法は、湾曲部分の曲率が
大きいとマンドレルそれ自身が破壊する可能性がある。
また湾曲の形状によっては、後からマンドレルを引抜く
ことができず、このために形状に制限を生ずるという問
題がある。
【0005】これに対してナイロンチューブを用いた内
圧成形方法は、湾曲部の内周面全体に均一にしわが入
り、しわは内周方向だけでなく、ランダムな方向に発生
することになる。
【0006】またシリコンチューブを用いた内圧成形方
法は、成形型のキャビティによって平滑な外表面を有す
る曲管を得ることができるが、内周面であって湾曲部分
の曲率中心側の部分に凹凸あるいはしわが発生すること
になる。このような凹凸あるいはしわは通常曲管の内周
面においてその円周方向に延びるように形成される。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、成形の際に用いられるマンドレルを容
易に引抜くことが可能であって、外表面が平滑になるば
かりか、内周面であってその湾曲部分の曲率中心側にし
わや凹凸が発生しないようにした繊維強化樹脂製曲管を
成形するための可撓性中空マンドレル、繊維強化樹脂製
曲管の成形方法、および繊維強化樹脂製曲管を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】可撓性中空マンドレルに
関する発明は、繊維強化樹脂製曲管を内圧成形するため
の可撓性中空マンドレルにおいて、筒状であって、しか
も湾曲部と対応して周方向に肉厚が異なる部分を有する
ことを特徴とする可撓性中空マンドレルに関するもので
ある。
【0009】前記可撓性中空マンドレルの円周方向に肉
厚が異なる部分は湾曲の曲率中心側が厚肉になっていて
よい。またこのマンドレルは柔軟なシリコンゴムから成
るものであってよい。
【0010】繊維強化樹脂製曲管の成形方法に関する発
明は、前記曲管の断面の半分に相当するキャビティをそ
れぞれ有する一対の分割型とから成る成形型を用意し、
前記成形型の一対の分割型のキャビティ内にそれぞれプ
リプレグを配置し、前記一対の分割型のキャビティの内
側であって前記プリプレグの内側に周方向に肉厚が異な
る部分を有する可撓性中空マンドレルを厚肉部が湾曲の
曲率中心側になるように配置し、前記中空マンドレルの
一端を閉塞して他端より流体を充填加圧して前記マンド
レルを膨張させ、前記プリプレグを前記成形型のキャビ
ティに圧着して成形し、前記プリプレグによって繊維強
化樹脂製曲管を成形した後に前記可撓性中空マンドレル
を抜取るようにした、ことを特徴とする繊維強化樹脂製
曲管の成形方法に関するものである。
【0011】繊維強化樹脂製曲管に関する発明は、湾曲
部の内周面においてしわまたは凹凸が発生せず、内周面
がほぼ平滑な表面になっていることを特徴とする繊維強
化樹脂製曲管に関するものである。
【0012】別の繊維強化樹脂製曲管に関する発明は、
湾曲部の外周面および内周面においてしわまたは凹凸が
発生せず、外周面および内周面がほぼ平滑な表面になっ
ていることを特徴とする繊維強化樹脂製曲管に関するも
のである。
【0013】とくに曲管の内周面であって湾曲部の曲率
中心側にしわまたは凹部が周方向に沿って形成されない
ことを特徴とするものであってよい。また曲管の強化繊
維が炭素繊維であってよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明の一実施の形
態に係る繊維強化樹脂製曲管10を示している。この曲
管10は例えば外径が51mmの円形断面を有する曲管
であって、炭素繊維プリプレグによって内圧成形の方法
によって成形されたものである。
【0015】図4はこのような炭素繊維強化樹脂製曲管
10を成形するための上型15と下型16とから成る成
形型を示している。これらの成形型は鋼、アルミ、合成
樹脂等によって作られており、上記曲管10の断面の半
分の寸法を有するキャビティ17、18をそれぞれ接合
面に備えている。上型15と下型16とを互いに接合さ
せると、キャビティ17、18が整合され、これによっ
て曲管10の外径と同寸法の空洞が形成されることにな
る。
【0016】次にこのような上型15と下型16とから
成る成形型を用いて内圧成形の方法によって炭素繊維強
化樹脂製曲管10を成形する工程を順に説明する。まず
図5に示すように、上型15と下型16のキャビティ1
7、18内にそれぞれ所定の枚数のプリプレグ22を収
納する。これらのプリプレグ22は上記曲管10の断面
方向の半分に相当する部分をそれぞれ成形するためのも
のである。ここでプリプレグ22は曲管10の断面の1
80°に相当する寸法よりも大きな寸法のものが用いら
れ、プリプレグ22の側端がキャビティ17、18のエ
ッジの部分から突出されるようになっており、突出され
た部分がオーバラップして互いに結合されるようになっ
ている。
【0017】上型15と下型16のキャビティ17、1
8にそれぞれプリプレグ22を配したならば、図6に示
すように上型15または下型16の上記プリプレグ22
の内側に中空マンドレル23を配する。中空マンドレル
23はシリコンチューブから構成され、曲管10の湾曲
部分と対応する部分であってその曲率中心側の部分に図
7に示すように厚肉部24を有している。
【0018】中空マンドレル23を一方の型15内のプ
リプレグ22上に配したならば、上型15と下型16と
を互いに図7に示すように重合わせ、キャビティ17、
18を互いに整合させる。このときにキャビティ17、
18内のプリプレグ22の端部が互いにオーバラップす
るようにし、これによって上型15と下型16の接合部
の近傍においてプリプレグ22が互いに重合うようにす
る。
【0019】このような状態において成形型の側部に突
出する中空マンドレル23の一端をシールするととも
に、他端側の開口部を通して中空マンドレル23内に圧
縮空気を充填して中空マンドレル23を図8に示すよう
に膨張させる。このときに中空マンドレル23内に充填
される空気の圧力によって、マンドレル23は半径方向
外周側へ膨張するような力を受けるようになり、このよ
うな力によってキャビティ17、18内に配されている
プリプレグ22をキャビティ17、18の内周面に圧着
させるようになる。
【0020】このように中空マンドレル23内に圧縮空
気を充填してプリプレグ22をキャビティ17、18の
内周面に圧着させた状態で加圧を行なう。この加圧はプ
リプレグ22のマトリックス樹脂、例えばエポキシ樹脂
を硬化させるのに必要な温度ならびに時間行なえばよ
く、例えば120℃で2時間の加熱を行なう。これによ
って図1〜図3に示すような繊維強化樹脂製曲管10が
成形される。
【0021】この後に上下の成形型15、16を互いに
分離して開くとともに、これらの成形型15、16から
曲管10を取出す。そして成形された曲管10の内部か
ら中空マンドレル23を取外す。中空マンドレル23は
シリコンゴムから構成されているために、容易に変形し
てこの曲管10の中から取出される。
【0022】次にこのような内圧成形に用いられる可撓
性中空マンドレル23について説明する。図10はこの
ような中空マンドレル23を成形するための成形型28
を示している。成形型28はマンドレル23の外径とほ
ぼ一致する形状のキャビティ29を備えている。そして
このようなキャビティ29内に円柱状の中型30を偏心
した状態で配する。そしてこのキャビティ29内であっ
て中型30との間の隙間の部分にシリコンゴムを注入し
て図7および図8に示すように、厚肉部24を円周方向
の所定の位置に備えるマンドレル23を成形すればよ
い。
【0023】別の中空マンドレル23の成形方法は、図
11および図12に示すように、均一な肉厚のシリコン
チューブ32を用いるものである。このようなチューブ
32内に円柱状の中型30を偏心させて挿入する。そし
てシリコンチューブ32内であって円柱状の中型30と
の間の隙間の部分にシリコンゴムを流し込む。これによ
って円周方向に不均一な肉厚の中空マンドレル23を成
形することができる。
【0024】なおシリコンゴムから成る中空マンドレル
23については、その断面形状を図13に示すように、
内部の空洞部分が外周に対して偏心した形状としてよ
い。あるいはまた図14に示すように、内側の空洞部分
が偏心した非円形の形状であってよい。あるいはまた図
15に示すように、外形部分の断面形状がほぼ楕円形で
あって、その中に偏心した円形の空洞が形成されるよう
にしてよい。
【0025】またこのような中空マンドレル23は、厚
肉部が図16に示すようにその全長にわたって均一に形
成されていてよい。あるいはまた図17に示すように、
長さ方向の所定の位置に偏って厚肉部24が形成される
ようにしてもよい。
【0026】このように円周方向の所定の位置に厚肉部
24が設けられているシリコンゴム製の中空マンドレル
23は、図9に示すように、曲管の湾曲部分であってそ
の曲率中心側の部位に厚肉部24が位置するように配さ
れる。そしてこのような中空マンドレル23を用いて上
述の如く内圧成形の方法によって炭素繊維強化樹脂製曲
管10が成形される。
【0027】ここで中空マンドレル23の厚肉部24の
肉があまり厚くなると、中空マンドレル23が曲げ難く
なる。材料がシリコンゴムの場合には弾性率が低く、し
かもある程度の強度があるために、厚肉部24の厚さを
厚くしても曲率の大きな曲管形状に対応することができ
る。
【0028】いま図18に示すように、角度θの領域内
において湾曲するマンドレル23について考える。この
マンドレル23のθの角度のパイプの長さは、中心線の
曲率半径を70としたときに次式で表わされる。
【数1】 これに対してこのマンドレル23の曲率中心側の側面の
部分の長さは、この曲管の直径を51mmとしたときに
次式で表わされる。
【数2】 従ってマンドレル23の湾曲部分の曲率中心側の歪みε
は次式で表わされる。
【数3】 材料の弾性率をEとし、応力をσとすると、σ=εEの
関係にあるために、σ=0.364Eとなる。一般にマ
ンドレルの材料の弾性率Eを代入したときに、応力σが
材質の強度以下になるようにする必要がある。シリコン
ゴムは大きな曲率でもこのような応力に十分耐えるもの
である。
【0029】曲管10の曲率が大きくても、管の直径が
小さい場合には必ずしも中空マンドレル23を用いるこ
となく成形を行なうことができる。これに対して曲率が
小さくても、曲管の直径が大きい場合には、中空マンド
レル23を必要とする。すなわち芯材である中実パイプ
を曲げたときに、中心線から遠い位置の歪みεが大きく
なり、マンドレルが破壊する可能性があるからである。
【0030】本実施の形態に係る中空マンドレル23は
曲率が大きくても低い弾性率によって大きく変形し、破
壊することがない。しかも曲率中心側に位置する厚肉部
24によって、曲管10の内周面であって曲率中心側の
部分にしわや凹凸を生ずることがない。
【0031】
【実施例】図11および図12に示すように、シリコン
チューブ32と円柱状の中型30とを用いて中空マンド
レル23を作製した。ここでシリコンチューブ32は永
柳工業株式会社製のHS60°の半透明のシリコンチュ
ーブを用いた。このようなシリコンチューブ32内に円
柱状の中型30を配し、ダウコーニング株式会社製のシ
ラスコンRTV7500を流し込み、これによって断面
が図13に示すような中空マンドレル23を得た。
【0032】これに対して図4および図5に示すよう
に、成形型を構成する上型15と下型16のキャビティ
17、18内にそれぞれ炭素繊維プリプレグを配した。
炭素繊維プリプレグはその外層に織物プリプレグであっ
て、W3162(±45°)×1plyのものを配し、
その内側に一方向プリプレグであって、150g/mm
2 、90°×6plyのものを配した。さらにその内側
には、織物プリプレグであって、W3101(±45
°)×1plyのものを配した。
【0033】この後に上型15または下型16のキャビ
ティ17、18に配されているプリプレグ22上に上記
中空マンドレル23を図6に示すように配し、上型15
と下型16とを閉じた。そして中空マンドレル23の一
端を閉塞し、他端から空気を充填加圧して中空マンドレ
ル23を膨張させ、プリプレグ22をキャビティ17、
18の内周面に圧着した。
【0034】このような状態において上型15と下型1
6とから成る金型内のプリプレグ22を130℃で2時
間加熱して硬化させた。この後成形型を開いて曲管10
を取出すとともに、中空マンドレル23を脱芯すること
によって、図1〜図3に示すような炭素繊維強化樹脂製
曲管10が得られた。このような曲管10は、とくに中
空マンドレル23の厚肉部24によって、湾曲部分の内
周側および外周側であってその曲率中心側の部分にしわ
や凹凸が発生しないことが確認された。
【0035】
【発明の効果】繊維強化樹脂製曲管を内圧成形するため
の可撓性中空マンドレルは、筒状であってしかも湾曲部
と対応して円周方向に肉厚が異なる部分を有するもので
ある。
【0036】このようなマンドレルの厚肉部を湾曲部の
曲率中心側に配することによって、成形された曲管の湾
曲部分であってその曲率中心側の部分の内周面および外
周面にしわや凹凸が発生することが防止される。
【0037】繊維強化樹脂製曲管の成形方法に関する発
明は、曲管の断面の半分に相当するキャビティをそれぞ
れ有する一対の分割型から成る成形型を用意し、成形型
の一対の分割型のキャビティ内にそれぞれプリプレグを
配置し、一対の分割型のキャビティの内側であってプリ
プレグの内側に周方向に肉厚が異なる部分を有する可撓
性中空マンドレルを厚肉部が湾曲の曲率中心側になるよ
うに配置し、中空マンドレルの一端を閉塞して他端より
流体を充填加圧してマンドレルを膨張させ、プリプレグ
を成形型のキャビティに圧着して成形し、プリプレグに
よって繊維強化樹脂製曲管を成形した後に可撓性中空マ
ンドレルを抜取るようにしたものである。
【0038】従ってこのような製造方法によれば、内周
面であってとくにその湾曲部分の曲率中心側の部分にし
わや凹凸が発生することがなく、内表面がほぼ平滑な曲
管を得ることが可能になる。
【0039】湾曲部の内周面においてしわまたは凹凸が
発生せず、内周面がほぼ平滑な表面になっている繊維強
化樹脂製曲管によれば、しわや凹凸がないために使用さ
れる用途が制限されることがなく、各種の用途に広く適
用可能な繊維強化樹脂製曲管を提供することが可能にな
る。
【0040】湾曲部の外周面および内周面にしわまたは
凹凸が発生せず、外周面および内周面がほぼ平滑になっ
ている繊維強化樹脂製曲管によれば、湾曲部の外周面お
よび内周面の双方にしわや凹凸がない平滑な繊維強化樹
脂製曲管が得られる。とくに外周面にしわや凹凸がない
ために、外観を損うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】繊維強化樹脂製曲管の外観斜視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同断面図である。
【図4】繊維強化樹脂製曲管を成形するための金型を開
いた状態の斜視図である。
【図5】金型のキャビティ内にプリプレグを配した状態
の斜視図である。
【図6】一方の金型のプリプレグの上に中空マンドレル
を配した状態の斜視図である。
【図7】閉じられた金型の縦断面図である。
【図8】中空マンドレル内に空気を充填加圧した状態の
縦断面図である。
【図9】金型の横断面図である。
【図10】中空マンドレルを成形する金型の横断面図で
ある。
【図11】シリコンチューブを用いて中空マンドレルを
製造する方法を示す斜視図である。
【図12】同横断面図である。
【図13】中空マンドレルの横断面図である。
【図14】中空マンドレルの横断面図である。
【図15】中空マンドレルの横断面図である。
【図16】中空マンドレルの外観斜視図である。
【図17】中空マンドレルの外観斜視図である。
【図18】曲管の湾曲部分の平面図である。
【符号の説明】
10 炭素繊維強化樹脂製曲管 11 湾曲部 15 上型 16 下型 17、18 キャビティ 22 プリプレグ 23 中空マンドレル 24 厚肉部 28 成形型 29 キャビティ 30 円柱状の中型 32 シリコンチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 魚谷 眞一郎 東京都中央区日本橋三丁目3番9号 東邦 レーヨン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維強化樹脂製曲管を内圧成形するための
    可撓性中空マンドレルにおいて、 筒状であって、しかも湾曲部と対応して周方向に肉厚が
    異なる部分を有することを特徴とする可撓性中空マンド
    レル。
  2. 【請求項2】前記円周方向に肉厚が異なる部分は湾曲の
    曲率中心側が厚肉になっていることを特徴とする請求項
    1に記載の可撓性中空マンドレル。
  3. 【請求項3】柔軟なシリコンゴムから成ることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の可撓性中空マンド
    レル。
  4. 【請求項4】繊維強化樹脂製曲管の成形方法において、 前記曲管の断面の半分に相当するキャビティをそれぞれ
    有する一対の分割型から成る成形型を用意し、 前記成形型の一対の分割型のキャビティ内にそれぞれプ
    リプレグを配置し、 前記一対の分割型のキャビティの内側であって前記プリ
    プレグの内側に周方向に肉厚が異なる部分を有する可撓
    性中空マンドレルを厚肉部が湾曲の曲率中心側になるよ
    うに配置し、 前記中空マンドレルの一端を閉塞して他端より流体を充
    填加圧して前記マンドレルを膨張させ、前記プリプレグ
    を前記成形型のキャビティに圧着して成形し、 前記プリプレグによって繊維強化樹脂製曲管を成形した
    後に前記可撓性中空マンドレルを抜取るようにした、 ことを特徴とする繊維強化樹脂製曲管の成形方法。
  5. 【請求項5】湾曲部の内周面においてしわまたは凹凸が
    発生せず、内周面がほぼ平滑な表面になっていることを
    特徴とする繊維強化樹脂製曲管。
  6. 【請求項6】湾曲部の外周面および内周面においてしわ
    または凹凸が発生せず、外周面および内周面がほぼ平滑
    な表面になっていることを特徴とする繊維強化樹脂製曲
    管。
  7. 【請求項7】曲管の内周面であって湾曲部の曲率中心側
    にしわまたは凹部が周方向に沿って形成されないことを
    特徴とする請求項5または請求項6に記載の繊維強化樹
    脂製曲管。
  8. 【請求項8】強化繊維が炭素繊維であることを特徴とす
    る請求項5または請求項6に記載の繊維強化樹脂製曲
    管。
JP9143234A 1997-05-16 1997-05-16 可撓性中空マンドレル、繊維強化樹脂製曲管の成形方法、および繊維強化樹脂製曲管 Pending JPH10315342A (ja)

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Cited By (5)

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