JP3621029B2 - 可塑性油脂組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直接β型結晶であり、好ましくは微細結晶である油脂を利用したマーガリン、ショートニング等の可塑性油脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、マーガリン、ショートニング等の可塑性油脂に使用される油脂は、“マーガリンショートニングラード“(P324、中澤君敏著:株式会社光琳発行)に記載の『マーガリン、ショートニングは常温で結晶性脂肪をもつ可塑性物質と定義されるが、そのためその物理性は主に稠度、可塑性及び結晶構造に関連する。物理的にその結晶状態はAlfaは蝋状(アセトグリセリドの如き)、Betaは粗結晶、そしてBeta−primeは微粒状である。融点ではAlfa、Beta−prime、Betaの順に高くなる。マーガリン、ショートニング組成の望ましい結晶状態はBeta−primeといわれている。』の通り、その結晶状態はβプライム型のものが良好とされ、用いられてきた。
【0003】
βプライム型の油脂結晶は微細結晶をとり、乳化安定性に寄与し、良好な稠度を示す。反面このβプライム型結晶はエネルギー的には準安定形であるため、保存条件等が適切でない場合等には、更にエネルギー的に安定なβ型結晶へと転移現象を引き起こすという欠点があった。このβ型結晶は最安定形であるため、これ以上の転移現象を起こすことはないが、一般に結晶サイズが大きく、グレイニングやブルームと呼ばれる粗大結晶粒を形成し、ザラつきや触感の悪さを呈し、製品価値の全くないものになってしまう。
【0004】
βプライム型を経由するβ型結晶であっても、結晶サイズの比較的小さなものも知られている。例えば、カカオ脂のV型結晶がこれに相当し、実質はSOS、POS等の対称型トリグリセリドのβ2型結晶である。しかしながら、これらの結晶サイズの比較的小さなβ型結晶を得るには、テンパリングと呼ばれる特殊な熱処理工程を経る必要があったり、所定温度まで冷却した後、結晶核となる特定成分を加える等、極めて煩雑な工程を要するものであった。結果として通常の可塑性油脂を製造するような急冷可塑化工程では、当該結晶は得られないのが実状である。また、カカオ脂のV型結晶は可塑性に乏しいものである。
【0005】
一方、βプライム型で最安定形の油脂でさえ経日的に硬くなる傾向があり、結晶の析出方法や保存方法等を細かく管理しなければならなかった。
【0006】
上記のような課題を解決するため、エネルギー的にも安定で且つ微細な結晶を得る目的で、これ迄にも種々の提案がなされてきた。特公昭51−9763号公報には特定のトリグリセリド比率とすることにより、β型結晶を得る方法が開示されている。また特公昭58−13128号公報ではエステル交換反応により油脂のグレイニングを抑制する方法が、そして特開平10−295271号公報には高融点油脂を配合することにより微細な結晶を維持させる方法がそれぞれ開示されている。
【0007】
しかし、上記特公昭51−9763号公報の方法ではβ型結晶を得るのにテンパリング操作が必要とされ、特公昭58−13128号公報及び特開平10−295271号公報の方法では、得られた組成物は経日的に硬くなる傾向があり、可塑性油脂組成物として安定性の点で十分に満足の得られるものではなかった。
【0008】
従って、本発明の目的は、可塑性範囲が広く、経日的にも硬さが変化せず安定な可塑性油脂組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、直接β型結晶であり、好ましくは微細結晶である油脂を含有する可塑性油脂組成物により、上記の目的を達成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の可塑性油脂組成物について詳細に説明する。
【0011】
本発明は、直接β型結晶である油脂を含有する可塑性油脂組成物に関する。
【0012】
上記の直接β型結晶である油脂とは、油脂の結晶化現象の本質であるトリグリセリド分子のパッキング状態からして、エネルギー的に準安定形のβプライム型をとらず、最安定形のβ型結晶のみが存在する油脂を指す。即ち本発明に用いる直接β型結晶である油脂は如何なる冷却条件であっても、β型結晶として析出する。厳密にいうと結晶析出直後は、一度α型結晶を経由するが、このα型結晶はエネルギー的に非常に不安定であるため、速やかにβ型結晶へと転移を起こし、実質的にはβ型結晶として存在する。また、本発明における直接β型結晶である油脂は、油脂の結晶化工程においてテンパリング等の特殊な熱処理を必要としない。
【0013】
本発明では上記の直接β型結晶である油脂を含有することが必要であり、直接β型結晶でない油脂、例えばβプライム型で最安定形の油脂のみを用いた場合には、経日的に硬くなる傾向があり、結晶の析出方法や保存方法等を細かく管理しなければ可塑性油脂組成物としては好ましくないものとなる。
【0014】
また、本発明では、直接β型結晶が微細結晶であることが好ましい。
上記の微細結晶とは、油脂の結晶が微細であることであり、口にしたり、触った際にもザラつきを感ずることのない結晶であることを意味し、好ましくは20μm以下、さらに好ましくは10μm、最も好ましくは3μm以下のサイズの油脂結晶を指す。上記サイズとは、結晶の最大部位の長さを示すものである。
【0015】
本発明の可塑性油脂組成物は、上記のような微細結晶を実質的に含有することが好ましい。この「実質的に」とは、全ての直接β型結晶のうち、微細結晶を90重量%以上含有することを指す。
【0016】
結晶のサイズが20μmを超えた油脂結晶を用いた場合には、口にしたり、触った際にザラつきを感じ易く、液状油成分を保持することが困難となり製品の油滲みを起こし易く、水相成分を有する油中水型乳化とした際には、水相成分を油脂結晶により、形成される3次元構造中に維持できない恐れがある。
【0017】
本発明では、直接β型結晶である油脂を用いることが必須である。
微細結晶であっても、直接β型結晶でない油脂、例えば、βプライム型結晶を経由するような油脂を用いた場合には、βプライム型結晶はエネルギー的に準安定形であるため、保存条件等が適切でない場合等には、更にエネルギー的に安定な最安定形のβ型結晶へと転移現象を引き起こす恐れがある。この結果として出来たβ型結晶は20μmを超えたサイズを有する油脂結晶であるため、上記に記載した如き理由により、可塑性油脂組成物としては全く好ましくないものとなる。また、微細結晶で、且つβプライム型で最安定形の油脂であり、β型への結晶転移を起こさない油脂を用いた場合も、経日的に硬くなる傾向があり、可塑性油脂組成物としては安定性の点で十分に満足の得られないものとなる。
【0018】
本発明で用いる油脂の種類としては、微細結晶であり、且つβプライム型を経由しない直接β型結晶であれば、どの様なものでも構わない。
【0019】
このような油脂としては、例えばパーム油、パーム核油、ヤシ油、コーン油、綿実油、大豆油、ナタネ油、米油、ひまわり油、サフラワー油、牛脂、乳脂、豚脂、カカオ脂、魚油、鯨油、シア脂、サル脂、マンゴ脂、コクム脂、イリッペ脂等の各種植物油脂、動物油脂並びにこれらを水素添加、分別及びエステル交換から選択される1又は2以上の処理を施した加工油脂から選ばれた1種又は2種以上を挙げることができる。これらのうち大豆油、ひまわり油、シア脂、シア脂分別油、サル脂分別油の中から選ばれた1種又は2種以上を水素添加、分別及びエステル交換から選択される1又は2以上の処理を施した油脂を用いるのが好ましい。さらに好ましくは、ハイオレイックひまわり硬化油、シア分別軟部油の硬化油又はこの硬化油の分別硬部油、サル分別軟部油の硬化油又はこの硬化油の分別硬部油、大豆極度硬化油とひまわり油とのエステル交換油の分別軟部油とシア分別硬部油との組合せを用いることが望ましい。
【0020】
本発明の可塑性油脂組成物において、上記の直接β型結晶である油脂を可塑性油脂組成物の全油脂分中、5重量%以上、好ましくは10重量%以上、最も好ましくは30重量%以上を使用する。直接β型結晶である油脂の含有量が、可塑性油脂組成物の全油脂分中、5重量%未満であると経日的に20μmを超えたサイズを有するβ型結晶が出現しやすく、経日的に硬くなりやすい。
【0021】
また、本発明の可塑性油脂組成物において、直接β型結晶でない油脂を用いてもよい。直接β型結晶でない油脂を用いる場合、直接β型結晶でない油脂は、可塑性油脂組成物の全油脂分中、好ましくは95重量%以下、さらに好ましくは90重量%以下、最も好ましくは70重量%以下である。
【0022】
その他の本発明の可塑性油脂組成物には含有させることができる成分としては、例えば、水、乳化剤、増粘安定剤、食塩や塩化カリウム等の塩味剤、酢酸、乳酸、グルコン酸等の酸味料、糖類や糖アルコール類、ステビア、アスパルテーム等の甘味料、β−カロチン、カラメル、紅麹色素等の着色料、トコフェロール、茶抽出物等の酸化防止剤、小麦蛋白や大豆蛋白といった植物蛋白卵及び各種卵加工品、水、着香料、乳製品、調味料、pH調整剤、食品保存料、日持ち向上剤、果実、果汁、コーヒー、ナッツペースト、香辛料、カカオマス、ココアパウダー、穀類、豆類、野菜類、肉類、魚介類等の食品素材や食品添加物が挙げられる。
【0023】
上記乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン有機酸脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグルセリン縮合リシノレイン酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、サポニン類等が挙げられ、この中から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。上記乳化剤の配合量は、特に制限はないが、本発明の可塑性油脂組成物中、好ましくは0.05〜3重量%、さらに好ましくは0.1〜1重量%である。また、本発明の可塑性油脂組成物において、上記乳化剤が必要でなければ、乳化剤を用いなくてもよい。
【0024】
上記増粘安定剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アラビアガム、アルギン酸類、ペクチン、キサンタンガム、プルラン、タマリンドシードガム、サイリウムシードガム、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、寒天、グルコマンナン、ゼラチン、澱粉、化工澱粉等が挙げられ、この中から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。。上記増粘安定剤の配合量は、特に制限はないが、本発明の可塑性油脂組成物中、好ましくは0〜10重量%、さらに好ましくは0〜5重量%である。また本発明の可塑性油脂組成物において、上記増粘安定剤が必要でなければ、増粘安定剤を用いなくてもよい。
【0025】
次に、本発明の可塑性油脂組成物の製造方法を説明する。
本発明の可塑性油脂組成物は、その製造方法が特に制限されるものではなく、直接β型結晶である油脂を含有する油相、必要により水相を混合乳化する。そして、次に殺菌処理するのが望ましい。殺菌方法はタンクでのバッチ式でも、プレート型熱交換機や掻き取り式熱交換機を用いた連続式でも構わない。次に、冷却可塑化する。本発明において冷却条件は好ましくは−0.5℃/分以上、さらに好ましくは−5℃/分以上とする。この際、徐冷却より急速冷却の方が好ましいが、本発明では徐冷却であっても、微細なβ型結晶をとり、可塑性範囲が広く、経日的にも硬さが変化せず安定した可塑性油脂組成物を得ることができる。冷却する機器としては、密閉型連続式チューブ冷却機、例えばボテーター、コンビネーター、パーフェクター等のマーガリン製造機やプレート型熱交換機等が挙げられ、また、開放型のダイアクーラーとコンプレクターの組み合わせが挙げられる。
【0026】
また、本発明の可塑性油脂組成物を製造する際のいずれかの製造工程で、窒素、空気等を含気させても、させなくても構わない。
【0027】
得られた本発明の可塑性油脂組成物は、マーガリンタイプでもショートニングタイプでもどちらでもよく、また、その乳化形態は、油中水型、水中油型、及び二重乳化型のいずれでも構わない。
【0028】
本発明の可塑性油脂組成物は、食パン、菓子パン、デニッシュ、シュー、ドーナツ、ケーキ、クッキー、ハードビスケット、ワッフル、スコーン等のベーカリー製品に練り込み用、フィリング用、サンド用、トッピング用、スプレッド用として使用することができる。また、本発明の可塑性油脂組成物の上記用途における使用量は、使用用途により異なるものであり、特に限定されるものではない。
【0029】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例により何等制限されるものではない。
【0030】
〔実施例1〕
ハイオレイックひまわり油を原料とし、ニッケル触媒を用いて水素添加を行い融点40℃の硬化油(a)を得た。硬化油(a)をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとらない直接β型結晶油脂であった。確認のため、硬化油(a)を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.6オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβ型を採ることが確認された。また光学顕微鏡で、この油脂結晶のサイズを観察したところ、3μm以下の微細な結晶であった。
【0031】
上記硬化油(a)70重量%と、大豆油30重量%とを混合し、これに乳化剤としてステアリン酸モノグリセリド0.5重量%とレシチン0.1重量%を混合溶解した油相81重量%と水16重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳2重量%とを常法により、油中水型の乳化物(b)とし、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、マーガリンを得た。得られたマーガリンは光学顕微鏡下で、3μm以下の微細油脂結晶であり、X線回折測定でもβ型をとることを確認した。また、得られたマーガリンは5℃のレオメーター値が1000g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1000g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0032】
〔実施例2〕
通常の急冷可塑化工程での冷却速度は−20℃/分以上であるが、実施例1で用いた乳化物(b)を更に緩慢な冷却条件(冷却速度にして−1℃/分)下で、冷却可塑化した。得られたマーガリンは通常の急冷可塑化時と同様に、3μm以下の微細なβ型結晶をとり、5℃のレオメーター値が1200g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1200g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0033】
〔実施例3〕
シア分別軟部油を原料とし、ニッケル触媒を用いて水素添加を行い沃素価59の硬化油(c)を得た。硬化油(c)をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとらない直接β型結晶油脂であった。確認のため、硬化油(c)を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.6オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβ型をとることが確認された。また光学顕微鏡で、この油脂結晶のサイズを観察したところ、3μm以下の微細な結晶であった。
【0034】
上記硬化油(c)70重量%と、大豆油30重量%とを混合し、これに乳化剤としてステアリン酸モノグリセリド0.5重量%とレシチン0.1重量%を混合溶解した油相81重量%と水16重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳2重量%とを常法により、油中水型の乳化物(d)とし、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、マーガリンを得た。得られたマーガリンは光学顕微鏡下で、3μm以下の微細油脂結晶であり、X線回折測定でもβ型をとることを確認した。また、得られたマーガリンは5℃のレオメーター値が1000g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1000g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0035】
〔実施例4〕
通常の急冷可塑化工程での冷却速度は−20℃/分以上であるが、実施例3で用いた乳化物(d)を更に緩慢な冷却条件(冷却速度にして−1℃/分)下で、冷却可塑化した。得られたマーガリンは通常の急冷可塑化時と同様に、3μm以下の微細なβ型結晶をとり、5℃のレオメーター値が1100g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1100g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0036】
〔実施例5〕
サル分別軟部油を原料とし、ニッケル触媒を用いて水素添加を行い沃素価38の硬化油(e)を得た。硬化油(e)をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとらない直接β型結晶油脂であった。確認のため、硬化油(e)を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.6オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβ型をとることが確認された。また光学顕微鏡で、この油脂結晶のサイズを観察したところ、3μm以下の微細な結晶であった。
【0037】
上記硬化油(e)70重量%と、大豆油30重量%とを混合し、これに乳化剤としてステアリン酸モノグリセリド0.5重量%とレシチン0.1重量%を混合溶解した油相81重量%と水16重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳2重量%とを常法により、油中水型の乳化物(f)とし、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、マーガリンを得た。得られたマーガリンは光学顕微鏡下で、3μm以下の微細油脂結晶であり、X線回折測定でもβ型をとることを確認した。また、得られたマーガリンは5℃のレオメーター値が1300g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1300g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0038】
〔実施例6〕
通常の急冷可塑化工程での冷却速度は−20℃/分以上であるが、実施例5で用いた乳化物(f)を更に緩慢な冷却条件(冷却速度にして−1℃/分)下で、冷却可塑化した。得られたマーガリンは通常の急冷可塑化時と同様に、3μm以下の微細なβ型結晶をとり、5℃のレオメーター値が1500g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1500g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0039】
〔実施例7〕
サル分別軟部油を原料とし、DL−メチオニンの存在下の異性化水素添加を行い沃素価54の硬化油とし、次いで、この硬化油をドライ分別により分画し、分別硬部油(g)を得た。分別硬部油(g)をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとらない直接β型結晶油脂であった。確認のため、分別硬部油(g)を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.6オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβ型をとることが確認された。また光学顕微鏡で、この油脂結晶のサイズを観察したところ、3μm以下の微細な結晶であった。
【0040】
上記分別硬部油(g)35重量%と、大豆油65重量%とを混合し、これに乳化剤としてステアリン酸モノグリセリド0.5重量%とレシチン0.1重量%を混合溶解した油相81重量%と水16重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳2重量%とを常法により、油中水型の乳化物(h)とし、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、マーガリンを得た。得られたマーガリンは光学顕微鏡下で3μm以下の微細油脂結晶であり、X線回折測定でもβ型をとることを確認した。また、得られたマーガリンは5℃のレオメーター値が1300g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1300g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0041】
〔実施例8〕
通常の急冷可塑化工程での冷却速度は−20℃/分以上であるが、実施例7で用いた乳化物(h)を更に緩慢な冷却条件(冷却速度にして−1℃/分)下で、冷却可塑化した。得られたマーガリンは通常の急冷可塑化時と同様に、3μm以下の微細なβ型結晶をとり、5℃のレオメーター値が1500g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1500g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0042】
〔実施例9〕
大豆極度硬化油とひまわり油とを、重量比で1対4として混合したものを原料とし、ナトリウムメトキシド触媒の存在下でエステル交換反応に付し、反応油を得た。次いで、この反応油を溶剤分別により分画し、分別軟部油を得た。この分別軟部油80重量%と、シア分別硬部油20重量%とを混合し、混合油(i)を得た。混合油(i)をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとらない直接β型結晶油脂であった。確認のため、混合油(i)を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.6オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβ型をとることが確認された。また光学顕微鏡で、この油脂結晶のサイズを観察したところ、3μm以下の微細な結晶であった。
【0043】
上記混合油(i)80重量%と、大豆油20重量%とを混合し、これに乳化剤としてステアリン酸モノグリセリド0.5重量%とレシチン0.1重量%を混合溶解した油相81重量%と水16重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳2重量%とを常法により、油中水型の乳化物(j)とし、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、マーガリンを得た。得られたマーガリンは光学顕微鏡下で、3μm以下の微細油脂結晶であり、X線回折測定でもβ型をとることを確認した。また、得られたマーガリンは5℃のレオメーター値が900g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も900g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0044】
〔実施例10〕
通常の急冷可塑化工程での冷却速度は−20℃/分以上であるが、実施例9で用いた乳化物(j)を更に緩慢な冷却条件(冷却速度にして−1℃/分)下で、冷却可塑化した。得られたマーガリンは通常の急冷可塑化時と同様に、3μm以下の微細なβ型結晶をとり、5℃のレオメーター値が1000g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1000g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0045】
〔実施例11〕
実施例1で用いた硬化油(a)70重量%と大豆油30重量%とを混合し、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、ショートニングを得た。得られたショートニングは光学顕微鏡下で、3μm以下の微細油脂結晶であり、X線回折測定でもβ型をとることを確認した。また得られたショートニングは5℃のレオメーター値が1100g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1100g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0046】
〔実施例12〕
通常の急冷可塑化工程での冷却速度は−20℃/分以上であるが、実施例11で用いた硬化油(a)70重量%と大豆油30重量%との混合物を更に緩慢な冷却条件(冷却速度にして−1℃/分)下で、冷却可塑化した。得られたショートニングは通常の急冷可塑化時と同様に、3μm以下の微細なβ型結晶をとり、5℃のレオメーター値が1200g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1200g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0047】
〔実施例13〕
魚油を原料とし、ニッケル触媒を用いて水素添加を行い、融点35℃の魚油硬化油を得た。この魚油硬化油をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとる油脂であった。確認のため、この魚油硬化油を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.2オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβプライム型をとることが確認された。
【0048】
この魚油硬化油70重量%と実施例1で用いた硬化油(a)30重量%とを混合し、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、ショートニングを得た。得られたショートニングは光学顕微鏡下で、3μm以下の微細油脂結晶であり、X線回折測定でもβ型をとることを確認した。また得られたショートニングは5℃のレオメーター値が800g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も800g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0049】
〔実施例14〕
通常の急冷可塑化工程での冷却速度は−20℃/分以上であるが、実施例13で用いた魚油硬化油70重量%と硬化油(a)30重量%との混合物を更に緩慢な冷却条件(冷却速度にして−1℃/分)下で、冷却可塑化した。得られたショートニングは通常の急冷可塑化時と同様に、3μm以下の微細なβ型結晶をとり、5℃のレオメーター値が1000g/cmと低温でも軟らかくて可塑性範囲が広く、製造から1ヶ月経過後での5℃のレオメーター値も1000g/cmと経日的にも硬さが変化せず安定した油脂組成物であった。
【0050】
〔比較例1〕
魚油を原料とし、ニッケル触媒を用いて水素添加を行い、融点45℃の魚油硬化油を得た。この魚油硬化油をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとる油脂であった。確認のため、この魚油硬化油を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.2オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβプライム型をとることが確認された。
【0051】
この魚油硬化油55重量%と大豆油45重量%とを混合し、これに乳化剤としてステアリン酸モノグリセリド0.5重量%とレシチン0.1重量%を混合溶解した油相81重量%と水16重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳2重量%とを常法により、油中水型の乳化物とし、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、マーガリンを得た。得られたマーガリンはX線回折測定でもβプライム型をとることを確認した。
【0052】
このマーガリンは、製造直後の段階で5℃のレオメーター値が2000g/cmであったのに対し、1ヶ月経過後には5℃のレオメーター値が3000g/cmとなり、経日的に硬くなることが認められ、安定性の乏しい油脂組成物であった。
【0053】
〔比較例2〕
コーン油を原料とし、ニッケル触媒を用いて水素添加を行い、融点36℃のコーン硬化油を得た。このコーン硬化油をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとる油脂であった。確認のため、このコーン硬化油を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.2オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβプライム型をとることが確認された。
【0054】
このコーン硬化油70重量%と大豆油30重量%とを混合し、これに乳化剤としてステアリン酸モノグリセリド0.5重量%とレシチン0.1重量%を混合溶解した油相81重量%と水16重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳2重量%とを常法により、油中水型の乳化物とし、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、マーガリンを得た。得られたマーガリンはX線回折測定でもβプライム型をとることを確認した。
【0055】
更にこのマーガリンは急冷可塑化直後の時点では、光学顕微鏡下で5μm以下の微細結晶を呈していたが、1ヶ月経過後には30μmにも達する粗大結晶へと転移を起こし、非常にザラつきを感ずる製品価値の全くないものとなった。また、同時にこのマーガリンは、製造直後の段階で5℃のレオメーター値が1500g/cmであったのに対し、1ヶ月経過後には5℃のレオメーター値が2400g/cmとなり、経日的に硬くなることが認められ、安定性の乏しい油脂組成物であった。
【0056】
〔比較例3〕
比較例1で用いた融点45℃の魚油硬化油18重量%とシア分別硬部油32重量%及び大豆油50重量%とを混合した。この混合油をDSCにより結晶転移の有無を確認したところ、βプライム型をとる油脂であった。確認のため、この混合油を60℃以上の温度で完全融解した後、5℃で結晶析出させたものを2θ:17〜26の範囲でX線回折測定を実施したところ、4.2オングストロームと4.6オングストロームの面間隔に対応する強い回折線が得られ、この油脂結晶はβプライム型とβ型の混在をとることが確認された。
【0057】
この混合油に、乳化剤としてステアリン酸モノグリセリド0.5重量%とレシチン0.1重量%を混合溶解した油相81重量%と水16重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳2重量%とを常法により、油中水型の乳化物とし、急冷可塑化工程(−20℃/分以上)にかけ、マーガリンを得た。得られたマーガリンはX線回折測定でもβプライム型とβ型の混在であることを確認した。
【0058】
更にこのマーガリンは急冷可塑化直後の時点では、光学顕微鏡下で5μm以下の微細結晶を呈していたが、1ヶ月経過後には30μmにも達する粗大結晶へと転移を起こし、非常にザラつきを感ずる製品価値の全くないものとなった。また、同時にこのマーガリンは、製造直後の段階で5℃のレオメーター値が900g/cmであったのに対し、1ヶ月経過後には5℃のレオメーター値が2800g/cmとなり、経日的に硬くなることが認められ、安定性の乏しい油脂組成物であった。また、その可塑性範囲は著しく狭いもので満足のいくものではなかった。
【0059】
これらの結果から明らかなように、βプライム型結晶油脂を用いた比較例1及び2では、経日的な変化が認められ結晶安定性の点で問題がある。また比較例3に示した組成物では一部β型結晶を示したものの、直接β型結晶ではなく、微細結晶でもないため、結晶安定性に乏しく、可塑性範囲が著しく狭いものであった。
【0060】
これに対し、直接β型結晶である油脂を用いた実施例1〜12の組成物では、低温でも軟らかく、可塑性範囲の広い、なお且つ経日的に硬さが変化することのない、結晶安定性に優れた油脂組成物であった。更に直接β型結晶である油脂とβプライム型結晶である油脂を併用した実施例13及び実施例14の組成物においても、低温で軟らかく可塑性範囲の広い、なお且つ経日的に硬さが変化することのない、結晶安定性に優れた油脂組成物であった。
【0061】
【発明の効果】
本発明の可塑性油脂組成物は、直接β型結晶であり、好ましくは微細結晶である油脂を含有するもので、低温でも軟らかく、可塑性範囲の広く、なお且つ経日的にも硬さが変化せず安定な油脂組成物である。

Claims (6)

  1. 直接β型結晶である油脂を、全油脂分中、5重量%以上含有する可塑性油脂組成物。
  2. 上記直接β型結晶が、最大部位の長さが20μm以下の微細結晶である請求項1記載の可塑性油脂組成物。
  3. マーガリンタイプである請求項1又は2記載の可塑性油脂組成物。
  4. ショートニングタイプである請求項1又は2記載の可塑性油脂組成物。
  5. 直接β型結晶である油脂を、全油脂分中、5重量%以上含有する油相を、冷却、可塑化することを特徴とする可塑性油脂組成物の製造方法。
  6. 請求項1〜の何れかに記載の可塑性油脂組成物を用いたベーカリー類。
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