JP3620141B2 - カップ飲料の自動販売機 - Google Patents

カップ飲料の自動販売機 Download PDF

Info

Publication number
JP3620141B2
JP3620141B2 JP04569296A JP4569296A JP3620141B2 JP 3620141 B2 JP3620141 B2 JP 3620141B2 JP 04569296 A JP04569296 A JP 04569296A JP 4569296 A JP4569296 A JP 4569296A JP 3620141 B2 JP3620141 B2 JP 3620141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
moving
gripping
moving unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04569296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09237384A (ja
Inventor
久保山  公道
敏男 山本
正剛 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Retail Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Priority to JP04569296A priority Critical patent/JP3620141B2/ja
Publication of JPH09237384A publication Critical patent/JPH09237384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3620141B2 publication Critical patent/JP3620141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、とくにカップの移動装置や、カップの把持と、客に供するための提供台(以下、販売ステージという)への載置をおこなうための構造を改善したカップ飲料の自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の自動販売機で販売される飲料は、コーヒーや紅茶、ココア、クリーム、砂糖などの粉末原料と、各種の清涼飲料の液体原料(原液)が用いられる。粉末原料の場合には、指令に基づく1または2以上の種類の粉末をカップに供給した後、ホットなら湯を注入し、コールドなら湯と氷を注入し、スクリュー形の攪拌機で攪拌・調理して仕上げる。原液の場合には、指令に基づく種類の原液をカップに供給した後に炭酸水と氷を注入し、攪拌機で攪拌・調理して仕上げる。粉末原料の場合は、それぞれを収容するとともに、指令に基づきその定量を送出するユニットが、移動するカップより上側の位置に並設され、原液の場合は、それぞれの容器が配置上の都合で大抵、移動するカップより下側の位置に並設され、パイプで攪拌・調理箇所まで送られる。氷の収容・送出ユニットや、湯と炭酸水の各容器も攪拌・調理箇所の近くに設置される。氷は攪拌・調理箇所に置かれたカップに落下・投入され、湯と炭酸水はそれぞれパイプで攪拌・調理箇所に置かれたカップまで送られる。
【0003】
カップの移動経路を単純にする、つまり移動装置の構造を簡単にするには、カップ供給や粉末原料の収容・送出の各ユニットを一列に並設するのが良いが、とくにユニットの個数が最近のように多くなると、一列では長くなって広いスペースを要するから、L字形に並べてスペースを減縮する方式がとられる。したがって、そのための移動装置として、以下に述べるような、カップを把持する走行台をXYの直交2軸に沿って移動させる方式のものが用いられた。
【0004】
図20は従来の直交2軸移動装置の斜視図である。なお、この従来例は特願平8−24977に記載の装置で、さらに前の従来例を改善した装置であるから、やや詳しく説明する。図20において、カップ把持用の把持ユニット16を搭載する走行台31は、X移動部32を介してX方向に移動する。X移動部32は、X方向を軸線とする角棒状の移動機構ユニットであって、走行台31のX方向移動を案内するガイド機構と駆動用モータ42を備える。Y移動部33は、Y方向を軸線とする角棒状の移動機構ユニットで、X移動部32とその中間部で直交するとともに、X移動部32をY方向へ平行移動を案内するガイド機構と駆動用モータ43を備える。X移動部32とY移動部33の直交箇所には、Y移動部33の軸線方向に案内されるテーブル35が介在され、これにX移動部32が固定される形をとる。X移動部32の左側の端部に一対のローラ36がY方向に並設される。方形枠状のベース34が水平に設置され、その左手前辺部の上面にY方向に伸びる案内レール37が付設される。この案内レール37にローラ36が転動可能に係合する。またY移動部33は、その両端を介して、図5を参照しながら後述するように、軸線の回りに揺動可能にベース34に支えられる。ここで、両端ではなく中間の2箇所で揺動可能に支える構成にすることもでき、そうすることによりベース34の横幅を短くすることができて(Y移動部33の有効長は変更しない)、隣接装置との関係で配置上好都合になる利点がある。
【0005】
図21は従来例の要部の分解斜視図である。図において、Y移動部33の両端には(図は右手前端部を示す)それぞれ支軸38が突設され、これを回転可能に支持する、上下二つ割り形式の軸受39が、ベース34の右手前辺部と左向こう辺部の所定箇所に固定される。
したがって、図20に戻り、走行台31は、X移動部32(モータ42を含む) によってその軸線方向つまりX方向に移動することができ、またX移動部32とともに、Y移動部33(モータ43を含む) によってY方向に平行移動することができる。しかもX移動部32は、Y移動部33の軸線の回りにその両端の各支軸38とベース34側の対応する軸受39を介して揺動可能であり、同時にローラ36を介してベース34の案内レール37に沿って転動可能であるから、Y移動部33とベース34が軽量化とコスト低減の目的で板金構造をとり、これに起因して直線度や平行度が低下していたとしても、X移動部32がY方向に平行移動するときに、Y移動部33が軸線の回りに揺動して逃げる自由度があるから、Y移動部33の軸線の回りに無理なモーメントAがかかることがなく円滑な動きが保証される。したがって、走行台31についても同様に円滑な動きが保証される。言い換えれば、板金構造をとりながら、これに起因してY移動部33とベース34の直線度や平行度の低下があっても、なお走行台31の動きを円滑にすることができ、また従来例におけるのと異なって、走行台31の円滑な動きが阻害されないように直線度や平行度の低下を吸収・補償するため、X移動部32とY移動部33の直交箇所に、弾性や遊隙をもつ機構を介在させる必要がなく、それだけ構造的に簡素化されコスト低減が支援される。なお、従来例におけるテーブル35は、前記の弾性や遊隙をもつ機構ではなく、X移動部32とY移動部33を直交結合するための単なる接合部材である。
【0006】
ところで、この従来例が自動販売機に組み込まれるときには、たとえば走行台31のX方向移動の経路上に、粉末原料の収容・送出ユニットが並設され、Y方向移動の経路上に、カップ供給ユニットや攪拌・調理箇所(ここに氷や湯、炭酸水などが送られる)、飲料入りカップを客に供するための販売ステージ等が並設される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の直交2軸移動装置には、軽量化とコスト低減のために案内機構やベースが板金構造をとりながら、つまり板金構造に起因する各移動部の直線度や平行度の低下があっても、走行台の動きを円滑にすることができる長所の反面、▲1▼スペースの有効利用のため装置の下方に複数個の原液容器を設置した場合に、X移動部を一方の側に移動させたとしても、Y移動部があるために、原液容器の初期の設置や、その後の補給、交換などの保守作業が困難になる、▲2▼直交2軸移動装置は、動作が確実な反面、本質的に構造が複雑でコスト低減を阻害する、という問題点がある。
【0008】
なお、▲2▼に関連して、次の(1),(2),(3) の先行技術がある。
(1) 実開昭62−138284:軸を水平にしたプーリに平ベルトの面を水平にして巻き掛けたベルトコンベヤの全周に、カップ受台を間隔を置いて並べ、その上面側の水平部分で、カップ供給・原料投入・湯などの注入と調理・客への提供などの各工程を順次おこなう方式。
【0009】
(2) 実開昭59−40980:平板状のリンクを用いたチエーンコンベヤを前項(1) と同様に利用する方式。
(3) 実開昭64−37689:軸を垂直にしたプーリに平ベルトの面を垂直にして巻き掛けたベルトコンベヤの全周に、カップ把持具を間隔を置いて並べ、その片側の直線部分で、カップ供給・原料投入・湯などの注入と調理・客への提供などの各工程を順次おこなう方式。
【0010】
しかし、(1) の方式には、移動が一方向だけであり、かつ移動時のカップ姿勢が不安定になる恐れがある。(2) の方式には、前項の問題点で後段は解消されるが、前段が残る。(3) の方式には、L字経路に沿って移動するように巻き掛けることはできるが、各種寸法のカップに対応しうる開閉構造の把持具を、多数個準備する必要があり、構造が複雑になる。
【0011】
また、カップを把持する走行台の構造は、図20と図21では簡略に図示してあるが、実際には飲料の種類に応じて異なる寸法のカップが用いられるので、定置された販売ステージに置くには把持部分を昇降させる機構が必要になる。この把持部分には、一対のカップ把持具を開閉させる機構が含まれているから、全体を昇降させるには相当の強度を要し、▲3▼走行台は大形で重量のある複雑な構造体になり、したがって直交2軸移動装置の構造にも強度・剛性の面で影響を及ぼす、という問題点がある。ここで、販売ステージの方を昇降させる方式もとれるが、全体的に見れば複雑になる点では同じである。なお、▲3▼の問題点に対する解決手段として、特開平3−273486の先行技術がある。これは、カップ把持部と、カップ底を下から支えるバー状の支持部とを備え、カップの寸法に応じて支持部を昇降させることでカップの上下位置を一定に調整し、販売ステージに側方から送り込む形で載置する。販売ステージには切り込みを設けておき、カップ送り込みのときの支持部の動きを妨げないようにする。しかし、この先行技術には次のような欠点がある。もし、なんらかの原因で、その飲料入りカップが販売ステージに載置されたまま残留して次の販売を妨げる事態が生じたときに、このカップを再び把持・移動して廃棄しなければならないが、支持部があるためにカップの落下・廃棄が阻害される。
【0012】
この発明が解決しようとする課題は、従来の技術がもつ以上の問題点を解消して、▲1▼直交2軸移動装置の下方に飲料原液の容器を取り出し容易に設置できるようにする、▲2▼移動装置の構造を本質的に簡単化する、▲3▼各種寸法のカップを把持し、客に供するために販売ステージに載置する構造を簡単化する、カップ飲料の自動販売機を提供することにある。なお、この課題▲1▼,▲2▼,▲3▼は、前記の問題点▲1▼,▲2▼,▲3▼にそれぞれ対応する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、飲料用カップを走行台に把持させて水平移動させる直交2軸移動装置を備える自動販売機であって、
その直交2軸移動装置は、走行台をX方向に移動させるX移動部と;このX移動部と直交するとともに、これをY方向に移動させるY移動部と;Y移動部をX方向の所定の第1箇所で軸線の回りに揺動可能に所定の2箇所、たとえば両側の各端部で支えるとともに、X方向の所定の第2箇所まで手動で平行移動させることができ、X移動部の一端部をY方向に転動可能に支えるとともにY方向の所定箇所でX方向に手動でずらせることができる方形枠状のベースと;を備え、Y移動部の第1箇所から第2箇所までの移動と、X移動部の一端部がY方向の所定箇所でX方向にずれることとが対応する、という構成である。
【0014】
請求項2に係る発明は、移動装置に搭載されて水平移動するとともに、その過程で供給されたカップを把持し、これに飲料を収容して、客に供するための提供台に載置する把持・移動ユニットを備える自動販売機において、
把持・移動ユニットは、開度が固定された一対の把持具を上下させる昇降機構を備え、提供台は、一対の把持具が上下に通過可能な形状・寸法をとる、たとえば把持具の内部空間に含まれるような形状・寸法をとったり、または把持具の投影面積より若干大きい切り込みをもつ、という構成である。
【0018】
したがって、請求項1に係る発明では、走行台は、X移動部によってその軸線方向つまりX方向に移動するとともに、運転時にX方向の第1箇所に位置するY移動部によってY方向に平行移動することができる。さらに、X移動部をその一端部がY方向の所定箇所、たとえば右側終端箇所に位置するように手動で移動させた後に、Y移動部を第1箇所から第2箇所までずらせるように平行移動させることができる。このX移動部とY移動部のずらし移動によって、方形枠状のベースの内部空間の広い領域を、X移動部とY移動部によって塞がれないで露出させることになる。しかも、運転時にY移動部がX方向の第1箇所に位置し、X移動部がY方向に平行移動するとき、各転動箇所およびY移動部との各直交箇所に、XY平面に垂直な方向の位置変動があっても、それに起因してX移動部にY移動部の軸線の回りのモーメントがかかるのが従来例におけるのと同じ理由で避けられる。
【0019】
請求項2に係る発明では、販売指令(のカップ寸法情報)に基づき所定位置で供給されたカップは、その寸法に応じたレベル位置をとって、開度が固定された把持具に挿入される形で把持される。工程を経て飲料を収容したカップは、移動装置によって提供台の真上まで移動する。そこで、把持具が昇降機構によって下降するとともに、まずカップを提供台に載置し、次に下方に抜く形をとってカップを解放する。そのとき、提供台は、一対の把持具が上下に通過可能な形状・寸法をとるから抜く動作に支障はない。その後に、把持・移動ユニットは移動装置によって水平方向に移動し、提供台から離れ次の販売の待機に移る。飲料入りカップが提供台に載置されたまま残って次の販売を妨げる事態が生じたときの緊急処置は次のようにとられる。すなわち、載置のときと逆な把持具と移動装置の動きによって、まず把持具が飲料入りカップの下方から上昇し、これを掬い取る形で把持し、提供台から廃棄位置まで移動する。そこで把持具は、カップとともに昇降機構によって下降し、廃棄位置に設けられたストッパにカップを付き当て、落下させて廃棄する。
【0023】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態として、実施例を以下に図を参照しながら説明する。図1は実施例に格納された直交2軸移動装置の運転時の斜視図、図2はその直交2軸移動装置の保守時の斜視図、図3はその直交2軸移動装置の要部の分解斜視図である。図1において、この直交2軸移動装置が図20と図21に示した従来例と異なる点は、方形枠状のベース44の右手前側と左向こう側の各短辺部にレール45を設け、左手前側の長辺部の右終端近くに突出板48を設け、ベース44の内部空間の下方に3個の原液容器49を設置したことである。図3に、レール45の周辺を詳しく示してあり、角棒状部材であるレール45の上面の2箇所に各軸受凹部45a,45b が設けられ、Y移動部33の両端部にある支軸46を選択的に受ける。これらレール45と支軸46はカバー47によって覆われて保護される。各軸受凹部45a,45b は、それぞれ発明における第1,第2の各箇所に対応する。図1に戻って、X移動部32の端部に設けられたローラ36は、案内レール37の右終端部から外れて突出板48の上をX方向にずれることができる。
【0024】
運転時には、図1と図3に示すようにY移動部33の支軸46をレール45の軸受凹部45a に嵌合させて位置決めし、原液容器49の上方を通過する形で、X移動部32をY方向に平行移動させ、走行台31をX移動部32の軸線方向(X方向)に移動させることができる。
原液容器49の原液補給や容器交換などの保守時には、図2に示すようにX移動部32をその一端部がY方向の右側終端箇所に位置するように手動で移動させた後に、Y移動部33をX方向に手動で平行移動させて、支軸46をレール45の軸受凹部45b に嵌合させる(図3参照)。このX移動部32とY移動部33の手動による移動によって、ベース44の内部空間の広い領域を露出させることになり、直交2軸移動装置の下方に設置された原液容器49に接近できる。したがって、その設置作業やその後の補給や交換などの保守作業が容易になる。図には、原液容器49の一つが取り出される様子が破線で表示されている。
【0025】
図4は直交2軸移動装置の周辺に飲料用の各種ユニットを配した斜視図で、Y方向に3個の原料粉末収容・送出ユニット51が並設され、X方向にカップ供給ユニット50と調理ユニット52が並設され、手前側に販売ステージ27が設置される。なお、カップ供給ユニット50は、ここでは1個だけが図示されているが、飲料に応じて用いられる寸法のカップの個数だけ、たとえば大・中・小の3個が並設される。原料粉末収容・送出ユニット51は、コーヒーやクリーム、砂糖などを収容し、販売指令に基づきスクリューコンベヤでそれぞれ定量を送出し、下方の漏斗状の符号を付けてない導出筒を介して、それぞれの位置に到来したカップに投入する。カップ供給ユニット50は、カップ1を積層収容するとともに、指令に基づきその位置の下方に到来した把持ユニット16に、カップ1を1個ずつ切り出して落下させる(供給する)。調理ユニット52は、図では昇降可能な攪拌機53だけが代表して図示されるが、その他に各種原液とともに、氷や湯、炭酸水がパイプを介して集中され、ここで最終的に攪拌・調理されて飲料が完成する。指令に基づいて把持ユニット16は、まず対応するカップ供給ユニット50の下方に位置決めされ、積層収容されたものから1個ずつ切り出されて落下するカップを受ける(把持する)。次に、原料粉末を用いた飲料のときには、対応する原料粉末収容・送出ユニット51の下方に位置決めされて、指令に基づく原料粉末の投入を受けた後に、調理ユニット52の箇所で、湯や氷が供給され攪拌されて飲料が完成する。原液を用いた飲料のときには、調理ユニット52の箇所で、原液や氷、炭酸水が供給され攪拌されて飲料が完成する。次いで、飲料入りカップ1は販売ステージ27の箇所に移動し、載置方法については詳しく後述するが、ここに載置されて客に供される。
【0026】
別の実施例に格納されたベルト式移動装置について、その平面図である図5、その側面図である図6を参照しながら説明する。図5において、このベルト式移動装置は、それぞれL字形の内側ユニット60と外側ユニット80からなる。内側、外側の各ユニット60,70 は、円形断面のベルト(丸ベルト)の巻掛け機構で、各ベルトのL字形の縦横の各直線部同士が、カップの開口直径に対応する距離で平行に相対するように組み合わされる。
【0027】
図5において、内側ユニット60は2層構造をなし、大きいL字形の基板61が1層目、やや小さいL字形の可動基板62が2層目に相当する。基板61には、各プーリ63A,64D,63C がそれぞれ符号を付けてない支柱などを介して(図6参照)配設され、また2箇所に可動基板62用の案内枠67が設置される。可動基板62には、一対のローラ68が二つ設置され、一対のローラ68で案内枠67を厚さ方向に挟む形をとって右上方向に直進可能に案内される。この直進動作は各種カップ1に対応するためであり、これについてはさらに詳しく後述する。また、可動基板62には、各プーリ64A,64B,64C がそれぞれ符号を付けてない支柱を介して(図6参照)配設される。一点鎖線表示のカップ1を挟んで移動するための一方のベルト65が、各プーリ63A,64D,63C,64C,64B,64A の順にL字形ループ状に巻掛けられる。ベルト65の駆動は、基板61に取付枠71を介して取り付けられた、プーリ63A に直結のモータ69による(図6参照)。
【0028】
図5において、外側ユニット80は基板81に支柱を介して配設されたプーリ群から構成され、カップ1を挟んで移動するための他方のベルト85が、各プーリ83A,84A,84B,82,84C,84D,83D,84Eの順にL字形ループ状に巻掛けられる。ここで、内側ユニット60から外側ユニット80への伝動は、図6に示すように、プーリ63A と同軸のプーリ63B と、プーリ83A と同軸のプーリ83B に巻掛けられたベルト66による。また、ベルト85はL字の隅部に食い込むように巻掛けられ、さらに各プーリ86A,86B の間にベルト88を巻掛けて、その一方の直線部でカップ移動を補助させる(図6の断面AA参照)。つまり、ベルト85のL字の隅部をカップ1が渡り移動するのを、ベルト88の左下側の直線部によってベルト85より若干低い位置でカップ1を右上側から押す形で支援することができる。カップ1がL字の隅部を一点鎖線群で示したような軌跡で移動するためには、補助用のベルト88の移動速度をベルト85の移動速度の約4倍にする必要がある。そのために、プーリ86A と同軸にプーリ87を(図6の断面AA参照)、またプーリ83A と同軸にプーリ83C を(図6参照)設け、各プーリ87,83Cの間にベルト89が巻掛けられる。
【0029】
ところで、ベルト式移動装置で、各ベルト65,85 の相対するL字形部分の間隔を、カップ1の種類(直径)に応じて調節する必要がある。そのために、図5において、外側ユニット80に対し、内側ユニット60を全体的に右上と左下の方向に斜めに微小移動させる。その移動の案内は既に述べたように、基板61に設置された案内枠67と、可動基板62に設置されたローラ68に基づいておこなわれ、その動力は、基板61側に固定されたモータ70に基づき、動力の可動基板62への伝達は、モータ70の軸に切られた符号を付けてない送りネジと、可動基板62に切られた符号を付けてないナットの螺合による。
【0030】
ベルト式移動装置において、各ベルト65,85 の相対するL字形の縦部分に、図4に示したと同様な各種の原料粉末収容・送出ユニット51が、同じくL字形の横部分に、右から順にカップ供給ユニット50と調理ユニット52と販売ステージ72が並設される。飲料入りカップ1は最終的に販売ステージ72の上方で停止し、次いで販売ステージ72が上昇してカップ1を所定位置に押し上げ、客に供することになる。この販売ステージ72の昇降機構についての図示は省略する。また、原液容器49の原液補給や容器交換などの保守時には(図2参照)、図5において、内側ユニット60を、プーリ63A の軸位置を中心に、上から見て反時計方向に旋回させることによって、各ベルト65,85 のL字形の縦部分に相当する空間を広げ、その下方に設置された原液容器49に接近可能にする。
【0031】
カップを把持し、移動して販売ステージに載置するための第1の把持・移動ユニット(1) について、図7〜図10を参照しながら説明する。図7は把持・移動ユニット(1) の側面図、図8はその正面図、図9はその平面図、図10は図7でB方向から見た平面図である。図7において、把持・移動ユニット(1) は、上位にあるカップ把持部と、下位にあるカップ受部とからなる。カップ把持部は、一点鎖線のカップ1を両側(紙面の手前側と向こう側)から挟む形をとる一対の把持具10a,10b と、それぞれの右側の箇所で開閉移動を案内する紙面に直角な2個の案内軸12(図9参照)と、開閉駆動するためのモータ14と、その出力軸に直結されるピニオン13と、各把持具10a,10b の右側に固着され共通なピニオン13と噛み合うラック11a,11b (図9参照)とからなる。一対の把持具10a,10b は、それぞれのラック11a,11b と共通なピニオン13との噛み合いによって運動拘束され、カップ1の軸線を通り案内軸12と直角な水平線に関して左右対称に互いに相対して接近したり離れたりする、つまり平行移動して開閉動作をする。さて、図示は省略するが、把持具10a,10b の開閉用モータ14に代えて、把持具10a,10b を閉じる引張バネと、開く方向に働くアクチュエータとしてのソレノイドを用いることができる。
【0032】
図7において、カップ受部は、受具6(受具基部6aと受具先端部6bからなる)と、受具基部6aの昇降を案内する垂直な2個の案内軸5(図10参照)と、昇降駆動するためのモータ2と、その動力を受部基部6aに伝えるベルト伝動機構3および送りねじ4とからなる。つまり、受具基部6aは、案内軸5によって昇降可能に案内されるとともに、受具基部6aの符号を付けてないナット部分と螺合する送りねじ4を介して昇降駆動される。カップ1を下から支える受具先端部6bは、その右端部で受具基部6aの左端部と軸7を介して回転可能に連結されるとともに、軸7の箇所に設けた、図示してない捩りバネによってカップ1の底の中央位置にくるように(図10の実線位置を参照)、上から見て時計方向に付勢される。また受具先端部6bの右端面にローラ8が設けられる。このローラ8は、受具基部6bの下降によって、下方に固定されたカム9(図8参照)の斜面状輪郭と当接し、その輪郭に沿ってローラ8の中心が位置P1 から位置P2 まで移動する。その移動過程で、受具先端部6bは、軸7の回りに旋回することによってカップ1の底から外方に移動し(図10の二点鎖線位置を参照)、カップの受け止めを解除される。
【0033】
把持・移動ユニット(1) の動作は次のとおりである。図4において、販売指令のカップ寸法に係る情報に基づき、対応するカップ供給ユニット50から供給されたカップ1は、その外周の中間部で把持具10a,10b によって横倒れが防がれる程度に緩く把持され、カップ底が受具先端部6b(図7参照)によって受け止められる。その後の工程を経てカップ1は、その中で飲料が調理され最終的に販売ステージ27の真上まで移動する。そこで、図7に戻って、受具6の下降とともに飲料入りカップ1も下降し、一点鎖線の販売ステージ27に当接する形で載置される。このとき受具先端部6bは、販売ステージ27の符号を付けてない溝(図4参照)を通過して下降が妨げられることはない。カップ1を販売ステージ27に載置した後に、把持具10a,10b が開かれる。図7に示すように、把持・移動ユニット(1) が移動装置によって右方向に、把持具10a,10b の側方開口をカップ1の外周がすり抜けるように水平移動し、販売ステージ27から離れて次の販売の待機に移る。
なんらかの原因で、その飲料入りカップ1が販売ステージ27に載置されたまま残って次の販売を妨げる事態が生じたときには、次のような緊急処置をとる。載置のときと逆な把持具10a,10b と受具6と移動装置の動きによって、残留したカップ1を緩くを把持して販売ステージ27から持ち上げ、所定の廃棄位置、つまり図4の販売ステージ27の右側に位置する符号を付けてない廃棄ボックスまで移動する。そこで、受具6をさらに下降させる。下降の過程で、ローラ8とカム9の係合を介して受具先端部6bが、軸軸の回りに旋回し(図7、図8、図10参照)、カップ底の受け止めが外されてカップ1が落下し廃棄される。
【0034】
把持・移動ユニットの変形例である第2の把持・移動ユニット(2) について、図11〜図15を参照しながら説明する。図11はその側面図、図12はその平面図、図13(a) は第1の固定カムを用いたものの正面図、同図(b) は第2の固定カムを用いたものの正面図、である。この把持・移動ユニット(2) は、カップ把持部を昇降駆動し、カムを介して昇降動作と連動して把持部を開閉する、という構成である。図11と図12において、カップ把持部は、把持・移動ユニット(1) と同じように、図示してないカップを両側から挟む形をとる一対の把持具10a,10b と、それぞれの右側の箇所でこれらの開閉移動を案内する2個の案内軸12と、軸位置を固定したピニオン13と、各把持具10a,10b に固着されてピニオン13と噛み合うラック11a,11b と、各把持具10a,10b の間に張設される引張バネ20とからなり、全体として昇降台15に載置され固定される。各把持具10a,10b は、それぞれのラック11a,11b と共通なピニオン13との噛み合いによって運動拘束され、互いに相対して接近したり離れたり、つまり平行移動して開閉することができ、同時に引張バネ20によって接近する方向、つまり閉じる方向に付勢される。
【0035】
図11において、昇降台15は、把持・移動ユニット(1) におけるのと同じように(図7参照)、2個の案内軸5と、昇降駆動するためのモータ2と、その動力をカップ把持部に伝えるベルト伝動機構3および送りねじ4とからなる。つまり昇降台15は、案内軸5によって昇降可能に案内されるとともに、内設された符号を付けてないナット部分と螺合する送りねじ4を介して昇降駆動される。各把持具10a,10b の右端部には、それぞれローラ17a,17b が、図13(a) に示すように、固定カム18を左右両側から挟むように配されて固着される。この各ローラ17a,17b と固定カム18を介し、昇降台15の昇降動作と連動して、把持具10a,10b が開閉動作する。
【0036】
図13(a) において、固定カム18の両側の対称な輪郭は、上位の階段部18a と、下位の傾斜部18b と、符号を付けてない中間の直線部とからなる。上位の階段部18a の二つの各段階部分と、中間の直線部の上端箇所とで大・中・小の三つの異なった寸法のカップを把持することができ、下位の傾斜部18b で各カップを共通に解放することができる。また、固定カム18に代えて、図13(b) に示すように、別の固定カム19を用いることができる。固定カム19は、上位,下位の各輪郭がそれぞれ傾斜部19a,19b と中間直線部とからなる。上位の傾斜部19a の二つの各箇所(階段部18a の二つの各段階部分に対応する箇所)と、中間直線部の上端箇所とで大・中・小の三つの異なった寸法のカップを把持し、下位の傾斜部18b で各カップを共通に解放する。
【0037】
把持・移動ユニット(2) の動作について、固定カム18を用いた場合を例に、次の図14を参照しながら説明する。図14はカップ(大)1Aを処理するときの動作に関し、(a) 〜(d) は各工程における正面図である。図14の(a),(b),(c),(d) は以下の説明の各項(a),(b),(c),(d) にそれぞれ対応する。
(a) 販売指令に基づき所定位置で供給されたカップ1Aが、把持具10a,10b によって引張バネ20の付勢力で把持される。つまり、把持具10a,10b は、昇降台15を介して上位位置をとり、固定カム18の階段部18a の最上段(最大幅)の箇所に各ローラ17a,17b(方形の略図で図示) が位置決めされ、カップ1Aに対応した開度をとるからである。
【0038】
(b) 工程を経て飲料を収容したカップ1Aは、移動装置によって図示してない販売ステージの真上まで移動する。そこで把持具10a,10b がカップ1Aを把持したまま下降する。各ローラ17a,17b は固定カム18の輪郭から離れた状態である。
(c) まず、カップ1Aが販売ステージ28に当接し(載置され)、把持具10a,10b がカップ1Aの外周面に沿い、その把持力(引張バネ20の付勢力)による摩擦力に抗して摺動しながら下降を続ける。各ローラ17a,17b は固定カム18の輪郭から離れた状態である。ここで、販売ステージ28は、その寸法・形状にとくに制約はなく、把持・移動ユニット(1) の場合の販売ステージ27が、受具6が通過可能な溝を必要としたり、次に述べるように把持・移動ユニット(3) の場合の販売ステージ29が、把持具21の内部空間を通過する必要がある(図17参照)のと異なる。
【0039】
(d) カップ1Aが販売ステージ28に載置された状態で、把持具10a,10b が下降し続ける。把持具10a,10b は、販売ステージ28に当接する前に、ローラ17a,17b が固定カム18の下位の傾斜部18b と係合し外方に移動するのに応じて開き、カップ1Aを解放する。その後、把持具10a,10b は移動装置によって紙面の向こう側に水平移動し、カップ1Aを販売ステージ28の上に載置させたまま離れて、次の販売の待機に移る。もし、飲料入りカップ1Aが販売ステージ28に載置されたまま残り、次の販売を妨げる事態が生じたときには、載置のときと逆な動きによって、飲料入りカップ1Aを把持して販売ステージ28から持ち上げ、所定の廃棄位置まで移動する。そこで、把持具10a,10b は下位の所定位置をとり、固定カム18を介し開度が解放用になって、カップ1Aを解放し廃棄する。
【0040】
把持・移動ユニット(2) の動作について、固定カム19を用いた場合を例に、次の図15を参照しながら説明する。図15はカップ(中)1Bを処理するときの動作に関し、(a) 〜(d) は各工程における正面図である。図15は大筋で前記の図14と同じであるから、異なる点を主に述べる。図15の(a),(b),(c),(d) は以下の説明の各項(a),(b),(c),(d) にそれぞれ対応する。
【0041】
(a) 所定位置で供給されたカップ1Bを把持する把持具10a,10b は、固定カム18の階段部18a の中間段(中間幅)の箇所に各ローラ17a,17b が位置決めされ、カップ1Bに対応した開度をとる。
(b) 工程を経て飲料を収容したカップ1Bは、移動装置によって図示してない販売ステージの真上まで移動し、そこで把持具10a,10b がカップ1Bを把持したまま下降する。各ローラ17a,17b は固定カム18の輪郭から離れた状態である。
【0042】
(c) まず、カップ1Bが販売ステージ28に当接し載置され、次に把持具10a,10b は、そのローラ17a,17b が固定カム18の傾斜部18b に少しかかって開き、カップ1Bを少しだけ解放する。
(d) カップ1Bが販売ステージ28に載置された状態で、さらに把持具10a,10b は下降し続け、販売ステージ28に当接する前に、ローラ17a,17b が固定カム18の傾斜部18b と係合し外方に移動するのに応じて次第に大きく開き、カップ1Bを完全に解放する。その後の動きについては前と同じであるから省略する。
【0043】
なお、カップ(小)の処理について図示は省略するが、固定カム18の中間に位置する長い直線部の上端箇所にローラ17a,17b が位置したとき、把持具10a,10b がカップ(小)を把持することになる。以降の動作は前と同じである。
把持・移動ユニットの別の変形例である第3の把持・移動ユニット(3) について、図16〜図19を参照しながら説明する。図16はその側面図、図17はその平面図である。この把持・移動ユニット(3) は、把持部の開度を一定に固定し、カップをその寸法(直径)に応じた異なったレベルで把持して昇降させ、販売ステージに載置させる、という構成である。図16において、把持具21は昇降台22に固定され、この昇降台22は、把持・移動ユニット(2) で述べたようにモータ2、ベルト伝動機構3、送りねじ4および案内軸5からなる昇降機構によって昇降駆動される。図17において、カップ把持用の把持具21は開度が一定で、その円形の内部空間を販売ステージ29が相対的に上下に通過することができる。ここで、要するに販売ステージ29は、把持具21が上下に通過可能な形状・寸法をとればよいから、図17の形状・寸法の他に、たとえば把持具21の投影面積より若干大きい切り込みを入れる構造にすることも可能である。
【0044】
把持・移動ユニット(3) の動作について、次の図18と図19を参照しながら説明する。図18は把持・移動ユニット(3) で各寸法のカップを把持したときの正面図を示し、(a) はカップ(大)1Aのとき、(b) はカップ(中)1Bのとき、(c) はカップ(小)1Cのときである。図19は各寸法のカップを販売ステージ29に載置したときの正面図を示し、(a) はカップ(大)1Aのとき、(b) はカップ(中)1Bのとき、(c) はカップ(小)1Cのときである。なお、カップ1Aは16oz(オンス)用、カップ1Bは9 〜12oz用、カップ1Cは6.5 〜8oz 用である。
【0045】
販売指令に基づき所定位置で供給されたカップは、その寸法に応じたレベル位置をとって、開度が固定された把持具21に挿入される形で把持される。つまり、カップ1Aは、その上縁部が把持具21から高く突出し(図18(a) 参照)、カップ1Bは中程度に突出し(図18(b) 参照)、カップ1Cは突出することなく上縁部の下側で(図18(c) 参照)、それぞれ把持される。
【0046】
工程を経て飲料を収容したカップは大・中・小いずれの寸法の場合でも、移動装置によって提供台の真上まで移動する。そこで、把持具21が昇降機構によって下降するとともに、まずカップを販売ステージ29に載置し、次に下方に抜く形でカップを解放する(図19(a),(b),(c) 参照) 。そのとき、販売ステージ29は把持具21が上下に通過可能な形状・寸法をとるから下方に抜く動作に支障はない。その後に、図示してない移動装置によって水平方向に移動し、販売ステージ29から離れ次の販売の待機に移る。なんらかの原因で、その飲料入りカップが販売ステージ29に載置されたまま残り、次の販売を妨げる事態が生じたときには、載置のときと逆な把持具21と移動装置の動きによって、まず把持具21が飲料入りカップの下方から上昇し、これを掬い取る形で把持し、販売ステージ29から所定の廃棄位置まで移動する。そこで把持具21が、カップを把持したまま下降し、廃棄位置に設けられたストッパにカップを付き当て、落下させて廃棄する。
【0047】
【発明の効果】
この発明によれば、次のような優れた効果が期待できる。
請求項1に係る発明においては、直交2軸移動装置の下方に複数個の飲料原液容器を設置する場合に、その設置作業やその後の補給、交換などの保守作業が容易になる。その要因は、X移動部とY移動部のずらし移動によって、方形枠状のベースの内部空間の広い領域を露出させることができ、飲料原液容器に接近可能になるからである。
【0048】
請求項2に係る発明においては、カップを把持し最終的に提供台に載置する構造と動作がさらに簡素になって、さらに進んだ軽量化とコスト低減を実現できる。その要因は、把持具開度を固定し、カップ把持具を昇降させるモータだけを備えた構成をとったからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例に格納された直交2軸移動装置の運転時の斜視図
【図2】その直交2軸移動装置の保守時の斜視図
【図3】その直交2軸移動装置の要部の分解斜視図
【図4】その直交2軸移動装置の周辺に飲料用の各種ユニットを配した斜視図
【図5】この発明に係る別の実施例に格納されたベルト式移動装置の平面図
【図6】そのベルト式移動装置の側面図(含む断面AA)
【図7】実施例における第1の把持・移動ユニット(1) の側面図
【図8】把持・移動ユニット(1) の正面図
【図9】把持・移動ユニット(1) の平面図
【図10】図7でB方向から見た把持・移動ユニット(1) の平面図
【図11】実施例における第2の把持・移動ユニット(2) の側面図
【図12】把持・移動ユニット(2) の平面図
【図13】把持・移動ユニット(2) に関し、(a) は第1の固定カムを用いた正面図、(b) は第2の固定カムを用いた正面図
【図14】第1固定カムを用いた把持・移動ユニット(2) でカップ(大)を処理するときの動作に関し、(a) 〜(d) は各工程における正面図
【図15】第1固定カムを用いた把持・移動ユニット(2) でカップ(中)を処理するときの動作に関し、(a) 〜(d) は各工程における正面図
【図16】実施例における第3の把持・移動ユニット(3) の側面図
【図17】把持・移動ユニット(3) の平面図
【図18】把持・移動ユニット(3) で各寸法のカップを把持したときを示し、(a) はカップ(大)の正面図、(b) はカップ(中)の正面図、(c) はカップ(小)の正面図
【図19】把持・移動ユニット(3) で各寸法のカップを販売ステージに載置したときを示し、(a) はカップ(大)の正面図、(b) はカップ(中)の正面図、(c) はカップ(小)の正面図
【図20】従来の直交2軸移動装置の斜視図
【図21】同じくその要部の分解斜視図
【符号の説明】
1,1A,1B,1C カップ
2 モータ
3 ベルト伝動機構
4 送りねじ
5 案内軸
6 受具
6a 受具基部
6b 受具先端部
7 軸
8 ローラ
9 カム
10a,10b 把持具
11a,11b ラック
12 案内軸
15 昇降台
17a,17b ローラ
18,19 固定カム
18a 階段部
18b,19a,19b 傾斜部
20 引張バネ
21 把持具
22 昇降台
27,28,29 販売ステージ
31 走行台
32 X移動部
33 Y移動部
36 ローラ
37 案内レール
44 ベース
45 レール
45a,45b 軸受凹部(第1箇所,第2箇所)
46 支軸
47 カバー
48 突出板
49 原液容器
50 カップ供給ユニット
51 原料粉末収容・送出ユニット
52 調理ユニット
53 攪拌機
60 内側ユニット
61 基板
62 可動基板
63A〜63C,64A〜64D プーリ
65 ベルト(カップ移動用)
66 ベルト(伝動用)
67 案内枠
68 ローラ
69,70 モータ
71 取付枠
72 販売ステージ
80 外側ユニット
81 基板
82,83A〜83C,84A〜84E プーリ
85 ベルト(カップ移動用)
86A,86B プーリ
87 プーリ
88,89 ベルト(伝動用)

Claims (2)

  1. 飲料用カップを走行台に把持させて水平移動させる直交2軸移動装置を備える自動販売機であって、
    その直交2軸移動装置は、
    走行台をX方向に移動させるX移動部と;
    このX移動部と直交するとともに、これをY方向に移動させるY移動部と;
    Y移動部をX方向の所定の第1箇所で軸線の回りに揺動可能に所定の2箇所で支えるとともにX方向の所定の第2箇所まで手動で平行移動させることができ、X移動部の一端部をY方向に転動可能に支えるとともにY方向の所定箇所でX方向に手動でずらせることができる方形枠状のベースと;を備え、
    Y移動部の第1箇所から第2箇所までの移動と、X移動部の一端部がY方向の所定箇所でX方向にずれることとが対応することを特徴とするカップ飲料の自動販売機。
  2. 移動装置に搭載されて水平移動するとともに、その過程で供給されたカップを把持し、これに飲料を収容して、客に供するための提供台に載置する把持・移動ユニットを備える自動販売機において、
    把持・移動ユニットは、開度が固定された一対の把持具を上下させる昇降機構を備え、
    提供台は、一対の把持具が上下に通過可能な形状・寸法をとる、
    ことを特徴とするカップ飲料の自動販売機。
JP04569296A 1996-03-04 1996-03-04 カップ飲料の自動販売機 Expired - Fee Related JP3620141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04569296A JP3620141B2 (ja) 1996-03-04 1996-03-04 カップ飲料の自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04569296A JP3620141B2 (ja) 1996-03-04 1996-03-04 カップ飲料の自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09237384A JPH09237384A (ja) 1997-09-09
JP3620141B2 true JP3620141B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=12726446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04569296A Expired - Fee Related JP3620141B2 (ja) 1996-03-04 1996-03-04 カップ飲料の自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3620141B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140789A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Sanden Corp 自動販売機
JP5929606B2 (ja) * 2012-08-06 2016-06-08 富士電機株式会社 カップ式自動販売機の商品取出口装置
KR102352138B1 (ko) * 2020-07-07 2022-01-14 김영창 로봇형 음료판매기용 자동 컵디스펜서
CN113181022B (zh) * 2021-03-26 2022-07-01 深圳市妇幼保健院 一种便于定位的循环式拔罐设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09237384A (ja) 1997-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4923054A (en) Wafer transfer apparatus having an improved wafer transfer portion
US6152678A (en) Apparatus for the mechanical handling of pallets
KR100521609B1 (ko) 화물취급설비
EP1294628B1 (en) Multiple card hopper for card printer
JP3620141B2 (ja) カップ飲料の自動販売機
CN117550160A (zh) 一种高节拍高精度90度翻转装置及翻转方法
JP2000044059A (ja) ハンドラのデバイス収納機構
JP3824458B2 (ja) 自動炊飯装置
JP4192568B2 (ja) 搬送システム
JP2004155569A (ja) 板状体の取り扱い設備
CN209879632U (zh) 智能售卖装置
JP3468083B2 (ja) 自動販売機
KR20220060585A (ko) 계란판 고속 반송장치
CN108621306B (zh) 瓶件削口设备及瓶件削口流水线
KR960005293B1 (ko) 자동판매기의 상품반송장치
JPH0628278B2 (ja) 基板搬送用エレベータ
JP2815550B2 (ja) 搬送装置
JPS61131191A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP2940688B2 (ja) カップ式自動販売機
JPH1092902A (ja) ウエハ飛び出し防止機構を有するキャリアエレベータ装置
JPH09245241A (ja) 物品搬送装置
JP3298447B2 (ja) 物品移載装置
JPH08273050A (ja) カップ昇降装置
JPS6274871A (ja) 紙揃え機の給紙案内装置
JPH10225363A (ja) 皿積み上げ装置及びこれを備えた回転飲食台システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees