JPH09237384A - カップ飲料の自動販売機 - Google Patents

カップ飲料の自動販売機

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JPH09237384A
JPH09237384A JP4569296A JP4569296A JPH09237384A JP H09237384 A JPH09237384 A JP H09237384A JP 4569296 A JP4569296 A JP 4569296A JP 4569296 A JP4569296 A JP 4569296A JP H09237384 A JPH09237384 A JP H09237384A
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gripping
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beverage
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Kimimichi Kuboyama
久保山  公道
Toshio Yamamoto
敏男 山本
Masatake Nishiwaki
正剛 西脇
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】直交2軸移動装置の下方に設置された飲料原液
容器の保守を容易にする他、カップ把持手段の構造を簡
単にする。 【解決手段】直交2軸移動装置は、ベース44の右手前側
と左向こう側の各短辺部にレール45を設け、左手前側の
長辺部の右終端近くに突出板48を設け、ベース44の内部
空間の下方に3個の原液容器49を設置してある。図示し
てないが、レール45の上面の2箇所に軸受凹部が設けら
れ、Y移動部33の両端部にある支軸46を選択的に受け
る。原液補給や容器交換などの保守時には、X移動部32
をその一端部がY方向の右側終端箇所に位置するように
手動で移動させた後に、Y移動部33をX方向に手動で平
行移動させて支軸46をレール45の手前側の軸受凹部に嵌
合させる。その結果、ベース44の内部空間が広がって原
液容器49に容易に接近できるようになる。カップ把持手
段については省略する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、とくにカップの
移動装置や、カップの把持と、客に供するための提供台
(以下、販売ステージという)への載置をおこなうため
の構造を改善したカップ飲料の自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動販売機で販売される飲料は、
コーヒーや紅茶、ココア、クリーム、砂糖などの粉末原
料と、各種の清涼飲料の液体原料(原液)が用いられ
る。粉末原料の場合には、指令に基づく1または2以上
の種類の粉末をカップに供給した後、ホットなら湯を注
入し、コールドなら湯と氷を注入し、スクリュー形の攪
拌機で攪拌・調理して仕上げる。原液の場合には、指令
に基づく種類の原液をカップに供給した後に炭酸水と氷
を注入し、攪拌機で攪拌・調理して仕上げる。粉末原料
の場合は、それぞれを収容するとともに、指令に基づき
その定量を送出するユニットが、移動するカップより上
側の位置に並設され、原液の場合は、それぞれの容器が
配置上の都合で大抵、移動するカップより下側の位置に
並設され、パイプで攪拌・調理箇所まで送られる。氷の
収容・送出ユニットや、湯と炭酸水の各容器も攪拌・調
理箇所の近くに設置される。氷は攪拌・調理箇所に置か
れたカップに落下・投入され、湯と炭酸水はそれぞれパ
イプで攪拌・調理箇所に置かれたカップまで送られる。
【0003】カップの移動経路を単純にする、つまり移
動装置の構造を簡単にするには、カップ供給や粉末原料
の収容・送出の各ユニットを一列に並設するのが良い
が、とくにユニットの個数が最近のように多くなると、
一列では長くなって広いスペースを要するから、L字形
に並べてスペースを減縮する方式がとられる。したがっ
て、そのための移動装置として、以下に述べるような、
カップを把持する走行台をXYの直交2軸に沿って移動
させる方式のものが用いられた。
【0004】図20は従来の直交2軸移動装置の斜視図で
ある。なお、この従来例は特願平8−24977に記載
の装置で、さらに前の従来例を改善した装置であるか
ら、やや詳しく説明する。図20において、カップ把持用
の把持ユニット16を搭載する走行台31は、X移動部32を
介してX方向に移動する。X移動部32は、X方向を軸線
とする角棒状の移動機構ユニットであって、走行台31の
X方向移動を案内するガイド機構と駆動用モータ42を備
える。Y移動部33は、Y方向を軸線とする角棒状の移動
機構ユニットで、X移動部32とその中間部で直交すると
ともに、X移動部32をY方向へ平行移動を案内するガイ
ド機構と駆動用モータ43を備える。X移動部32とY移動
部33の直交箇所には、Y移動部33の軸線方向に案内され
るテーブル35が介在され、これにX移動部32が固定され
る形をとる。X移動部32の左側の端部に一対のローラ36
がY方向に並設される。方形枠状のベース34が水平に設
置され、その左手前辺部の上面にY方向に伸びる案内レ
ール37が付設される。この案内レール37にローラ36が転
動可能に係合する。またY移動部33は、その両端を介し
て、図5を参照しながら後述するように、軸線の回りに
揺動可能にベース34に支えられる。ここで、両端ではな
く中間の2箇所で揺動可能に支える構成にすることもで
き、そうすることによりベース34の横幅を短くすること
ができて(Y移動部33の有効長は変更しない)、隣接装
置との関係で配置上好都合になる利点がある。
【0005】図21は従来例の要部の分解斜視図である。
図において、Y移動部33の両端には(図は右手前端部を
示す)それぞれ支軸38が突設され、これを回転可能に支
持する、上下二つ割り形式の軸受39が、ベース34の右手
前辺部と左向こう辺部の所定箇所に固定される。したが
って、図20に戻り、走行台31は、X移動部32(モータ42
を含む) によってその軸線方向つまりX方向に移動する
ことができ、またX移動部32とともに、Y移動部33(モ
ータ43を含む) によってY方向に平行移動することがで
きる。しかもX移動部32は、Y移動部33の軸線の回りに
その両端の各支軸38とベース34側の対応する軸受39を介
して揺動可能であり、同時にローラ36を介してベース34
の案内レール37に沿って転動可能であるから、Y移動部
33とベース34が軽量化とコスト低減の目的で板金構造を
とり、これに起因して直線度や平行度が低下していたと
しても、X移動部32がY方向に平行移動するときに、Y
移動部33が軸線の回りに揺動して逃げる自由度があるか
ら、Y移動部33の軸線の回りに無理なモーメントAがか
かることがなく円滑な動きが保証される。したがって、
走行台31についても同様に円滑な動きが保証される。言
い換えれば、板金構造をとりながら、これに起因してY
移動部33とベース34の直線度や平行度の低下があって
も、なお走行台31の動きを円滑にすることができ、また
従来例におけるのと異なって、走行台31の円滑な動きが
阻害されないように直線度や平行度の低下を吸収・補償
するため、X移動部32とY移動部33の直交箇所に、弾性
や遊隙をもつ機構を介在させる必要がなく、それだけ構
造的に簡素化されコスト低減が支援される。なお、従来
例におけるテーブル35は、前記の弾性や遊隙をもつ機構
ではなく、X移動部32とY移動部33を直交結合するため
の単なる接合部材である。
【0006】ところで、この従来例が自動販売機に組み
込まれるときには、たとえば走行台31のX方向移動の経
路上に、粉末原料の収容・送出ユニットが並設され、Y
方向移動の経路上に、カップ供給ユニットや攪拌・調理
箇所(ここに氷や湯、炭酸水などが送られる)、飲料入
りカップを客に供するための販売ステージ等が並設され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の直交2軸移動装
置には、軽量化とコスト低減のために案内機構やベース
が板金構造をとりながら、つまり板金構造に起因する各
移動部の直線度や平行度の低下があっても、走行台の動
きを円滑にすることができる長所の反面、スペースの
有効利用のため装置の下方に複数個の原液容器を設置し
た場合に、X移動部を一方の側に移動させたとしても、
Y移動部があるために、原液容器の初期の設置や、その
後の補給、交換などの保守作業が困難になる、直交2
軸移動装置は、動作が確実な反面、本質的に構造が複雑
でコスト低減を阻害する、という問題点がある。
【0008】なお、に関連して、次の(1),(2),(3) の
先行技術がある。 (1) 実開昭62−138284:軸を水平にしたプーリ
に平ベルトの面を水平にして巻き掛けたベルトコンベヤ
の全周に、カップ受台を間隔を置いて並べ、その上面側
の水平部分で、カップ供給・原料投入・湯などの注入と
調理・客への提供などの各工程を順次おこなう方式。
【0009】(2) 実開昭59−40980:平板状のリ
ンクを用いたチエーンコンベヤを前項(1) と同様に利用
する方式。 (3) 実開昭64−37689:軸を垂直にしたプーリに
平ベルトの面を垂直にして巻き掛けたベルトコンベヤの
全周に、カップ把持具を間隔を置いて並べ、その片側の
直線部分で、カップ供給・原料投入・湯などの注入と調
理・客への提供などの各工程を順次おこなう方式。
【0010】しかし、(1) の方式には、移動が一方向だ
けであり、かつ移動時のカップ姿勢が不安定になる恐れ
がある。(2) の方式には、前項の問題点で後段は解消さ
れるが、前段が残る。(3) の方式には、L字経路に沿っ
て移動するように巻き掛けることはできるが、各種寸法
のカップに対応しうる開閉構造の把持具を、多数個準備
する必要があり、構造が複雑になる。
【0011】また、カップを把持する走行台の構造は、
図20と図21では簡略に図示してあるが、実際には飲料の
種類に応じて異なる寸法のカップが用いられるので、定
置された販売ステージに置くには把持部分を昇降させる
機構が必要になる。この把持部分には、一対のカップ把
持具を開閉させる機構が含まれているから、全体を昇降
させるには相当の強度を要し、走行台は大形で重量の
ある複雑な構造体になり、したがって直交2軸移動装置
の構造にも強度・剛性の面で影響を及ぼす、という問題
点がある。ここで、販売ステージの方を昇降させる方式
もとれるが、全体的に見れば複雑になる点では同じであ
る。なお、の問題点に対する解決手段として、特開平
3−273486の先行技術がある。これは、カップ把
持部と、カップ底を下から支えるバー状の支持部とを備
え、カップの寸法に応じて支持部を昇降させることでカ
ップの上下位置を一定に調整し、販売ステージに側方か
ら送り込む形で載置する。販売ステージには切り込みを
設けておき、カップ送り込みのときの支持部の動きを妨
げないようにする。しかし、この先行技術には次のよう
な欠点がある。もし、なんらかの原因で、その飲料入り
カップが販売ステージに載置されたまま残留して次の販
売を妨げる事態が生じたときに、このカップを再び把持
・移動して廃棄しなければならないが、支持部があるた
めにカップの落下・廃棄が阻害される。
【0012】この発明が解決しようとする課題は、従来
の技術がもつ以上の問題点を解消して、直交2軸移動
装置の下方に飲料原液の容器を取り出し容易に設置でき
るようにする、移動装置の構造を本質的に簡単化す
る、各種寸法のカップを把持し、客に供するために販
売ステージに載置する構造を簡単化する、カップ飲料の
自動販売機を提供することにある。なお、この課題,
,は、前記の問題点,,にそれぞれ対応す
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
飲料用カップを走行台に把持させて水平移動させる直交
2軸移動装置を備える自動販売機であって、その直交2
軸移動装置は、走行台をX方向に移動させるX移動部
と;このX移動部と直交するとともに、これをY方向に
移動させるY移動部と;Y移動部をX方向の所定の第1
箇所で軸線の回りに揺動可能に所定の2箇所、たとえば
両側の各端部で支えるとともに、X方向の所定の第2箇
所まで手動で平行移動させることができ、X移動部の一
端部をY方向に転動可能に支えるとともにY方向の所定
箇所でX方向に手動でずらせることができる方形枠状の
ベースと;を備え、Y移動部の第1箇所から第2箇所ま
での移動と、X移動部の一端部がY方向の所定箇所でX
方向にずれることとが対応する、という構成である。
【0014】請求項2に係る発明は、飲料用カップを水
平移動させる移動装置を備える自動販売機において、移
動装置は、直立姿勢のカップを、その開口縁に設けられ
たフランジの下側付け根部における相対する2箇所で、
それぞれの接線方向に張られた平行な一対のベルトによ
って挟持して水平移動させる巻掛け機構を備える、とい
う構成である。ここで、とくに一対のベルトは、それぞ
れL字形に張られ、カップは、そのL字形の経路に沿っ
て移動するように構成するのが好ましい。
【0015】請求項4に係る発明は、移動装置に搭載さ
れて水平移動するとともに、その過程で供給されたカッ
プを把持し、これに飲料を収容して、客に供するための
提供台に載置する把持・移動ユニットを備える自動販売
機において、把持・移動ユニットには、カップ把持のた
めに開閉駆動される一対の把持具と、昇降駆動され所定
の上位置でカップの底を受ける受具とが、それぞれ上位
と下位とに配設され、受具は、下降するとき下位の所定
位置で、先端部がカムを介し垂直軸線の回りに旋回して
カップ底の受け位置から外方に逸脱するように構成され
るとともに、提供台には、カップ底を受ける位置にある
受具先端部が上下に通過可能な溝が設けられる、という
構成である。ここで、把持具の開閉駆動は、モータによ
るか、または、閉じる方向に付勢するバネと、指令に基
づいて開く方向に働くアクチュエータとによるように構
成にするのが好ましい。
【0016】請求項7に係る発明は、移動装置に搭載さ
れて水平移動するとともに、その過程で供給されたカッ
プを把持し、これに飲料を収容して、客に供するための
提供台に載置する把持・移動ユニットを備える自動販売
機において、把持・移動ユニットは、バネによって閉じ
る方向に付勢される一対の把持具と;この把持具を上下
させる昇降機構と;把持具が上位の所定位置にあると
き、これにカップを把持させ、把持具が下位の所定位置
にあるとき、これにカップを解放させるための固定カム
と;を備える、という構成である。ここで、固定カムの
カップ把持に係る輪郭が、各カップの寸法に対応して左
右対称に配された多段の階段面であり、カップ解放に係
る輪郭が、左右対称に配された傾斜面であるか、また
は、固定カムのカップ把持に係る輪郭が、各カップの寸
法に対応する左右対称に配された無段階の傾斜面であ
り、カップ解放に係る輪郭が、左右対称に配された傾斜
面であるように構成するのが好ましい。
【0017】請求項10に係る発明は、移動装置に搭載さ
れて水平移動するとともに、その過程で供給されたカッ
プを把持し、これに飲料を収容して、客に供するための
提供台に載置する把持・移動ユニットを備える自動販売
機において、把持・移動ユニットは、開度が固定された
一対の把持具を上下させる昇降機構を備え、提供台は、
一対の把持具が上下に通過可能な形状・寸法をとる、た
とえば把持具の内部空間に含まれるような形状・寸法を
とったり、または把持具の投影面積より若干大きい切り
込みをもつ、という構成である。
【0018】したがって、請求項1に係る発明では、走
行台は、X移動部によってその軸線方向つまりX方向に
移動するとともに、運転時にX方向の第1箇所に位置す
るY移動部によってY方向に平行移動することができ
る。さらに、X移動部をその一端部がY方向の所定箇
所、たとえば右側終端箇所に位置するように手動で移動
させた後に、Y移動部を第1箇所から第2箇所までずら
せるように平行移動させることができる。このX移動部
とY移動部のずらし移動によって、方形枠状のベースの
内部空間の広い領域を、X移動部とY移動部によって塞
がれないで露出させることになる。しかも、運転時にY
移動部がX方向の第1箇所に位置し、X移動部がY方向
に平行移動するとき、各転動箇所およびY移動部との各
直交箇所に、XY平面に垂直な方向の位置変動があって
も、それに起因してX移動部にY移動部の軸線の回りの
モーメントがかかるのが従来例におけるのと同じ理由で
避けられる。
【0019】請求項2に係る発明では、カップは、移動
装置の巻掛け機構に属する一対の、たとえばL字形に張
られたベルトによって、フランジの下側付け根部の相対
する2箇所で挟持され水平移動することができる。この
場合に、たとえば移動経路上の定位置で昇降可能な提供
台を介してカップを下から押し上げ、一定位置で停止さ
せ、そこで客に供することになる。また、一方のベルト
側を移動または旋回させることによって、L字形空間を
広げることができる。
【0020】請求項4に係る発明では、販売指令(のカ
ップ寸法情報)に基づき所定位置で供給されたカップ
は、その外周の中間部で把持具によって、その横倒れが
防止される程度に緩く把持され、カップ底が受具によっ
て受け止められる。工程を経て飲料を収容したカップ
は、移動装置によって提供台の真上まで移動し、受具の
下降とともに下降して、最終的に提供台に当接する形で
載置される。このとき受具は、提供台の溝を通過して下
降が妨げられることはない。カップを提供台に載置した
後に把持具が開かれ、次いで把持・移動ユニットは移動
装置によって、把持具がカップ外周をすり抜けるように
水平方向に移動して、提供台から離れて次の販売の待機
に移る。もし、なんらかの原因で、その飲料入りカップ
が提供台に載置されたまま残留して、次の販売を妨げる
事態が生じたときには、次のような緊急処置をとる。ま
ず、載置のときとは逆な把持具と受具と移動装置の動き
によって、飲料入りカップ緩くを把持して提供台から持
ち上げ、所定の廃棄位置まで移動する。そこで、受具を
下位の所定位置まで下降させる。その過程で、カムを介
して受具先端部が旋回し、カップ底の受け止めが外され
てカップが落下し廃棄される。ところで、把持具は、モ
ータによって開閉駆動される方式か、またはバネ付勢に
よって閉駆動され、アクチュエータによって開駆動され
る方式をとることができる。
【0021】請求項7に係る発明では、販売指令(のカ
ップ寸法情報)に基づき所定位置で供給されたカップ
は、昇降機構によって上位の所定位置をとり、固定カム
を介し開度がそのカップの把持用になっている把持具に
よって、つまりその内部空間に挿入される形で把持され
る。工程を経て飲料を収容したカップは、移動装置によ
って提供台の真上まで移動する。そこで把持具が昇降機
構によって下降し、まずカップを提供台に載置し、次い
で把持具が提供台に当接する前の下位の所定位置で、固
定カムを介して開きカップを解放する。さらに詳しく言
えば、カップは提供台に載置されたとき、把持具による
把持状態にあるが、その把持力はバネ付勢による弱いも
のであるから、把持具の下降とともにカップ外周面を下
方に摺動する形をとっても支障はない。カップを提供台
に載置した後、把持・移動ユニットは移動装置によって
水平方向に移動し、提供台から離れ次の販売の待機に移
る。飲料入りカップが提供台に載置されたまま残り、次
の販売を妨げる事態が生じたときの緊急処置は次のよう
にとられる。載置のときと逆な把持具と移動装置の動き
によって、飲料入りカップを把持して提供台から持ち上
げ、所定の廃棄位置まで移動する。そこで、把持具は昇
降機構によって下位の所定位置をとり、固定カムを介し
開度が解放用になって、カップは落下し廃棄される。
【0022】請求項10に係る発明では、販売指令(のカ
ップ寸法情報)に基づき所定位置で供給されたカップ
は、その寸法に応じたレベル位置をとって、開度が固定
された把持具に挿入される形で把持される。工程を経て
飲料を収容したカップは、移動装置によって提供台の真
上まで移動する。そこで、把持具が昇降機構によって下
降するとともに、まずカップを提供台に載置し、次に下
方に抜く形をとってカップを解放する。そのとき、提供
台は、一対の把持具が上下に通過可能な形状・寸法をと
るから抜く動作に支障はない。その後に、把持・移動ユ
ニットは移動装置によって水平方向に移動し、提供台か
ら離れ次の販売の待機に移る。飲料入りカップが提供台
に載置されたまま残って次の販売を妨げる事態が生じた
ときの緊急処置は次のようにとられる。すなわち、載置
のときと逆な把持具と移動装置の動きによって、まず把
持具が飲料入りカップの下方から上昇し、これを掬い取
る形で把持し、提供台から廃棄位置まで移動する。そこ
で把持具は、カップとともに昇降機構によって下降し、
廃棄位置に設けられたストッパにカップを付き当て、落
下させて廃棄する。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、実
施例を以下に図を参照しながら説明する。図1は実施例
に格納された直交2軸移動装置の運転時の斜視図、図2
はその直交2軸移動装置の保守時の斜視図、図3はその
直交2軸移動装置の要部の分解斜視図である。図1にお
いて、この直交2軸移動装置が図20と図21に示した従来
例と異なる点は、方形枠状のベース44の右手前側と左向
こう側の各短辺部にレール45を設け、左手前側の長辺部
の右終端近くに突出板48を設け、ベース44の内部空間の
下方に3個の原液容器49を設置したことである。図3
に、レール45の周辺を詳しく示してあり、角棒状部材で
あるレール45の上面の2箇所に各軸受凹部45a,45bが設
けられ、Y移動部33の両端部にある支軸46を選択的に受
ける。これらレール45と支軸46はカバー47によって覆わ
れて保護される。各軸受凹部45a,45b は、それぞれ発明
における第1,第2の各箇所に対応する。図1に戻っ
て、X移動部32の端部に設けられたローラ36は、案内レ
ール37の右終端部から外れて突出板48の上をX方向にず
れることができる。
【0024】運転時には、図1と図3に示すようにY移
動部33の支軸46をレール45の軸受凹部45a に嵌合させて
位置決めし、原液容器49の上方を通過する形で、X移動
部32をY方向に平行移動させ、走行台31をX移動部32の
軸線方向(X方向)に移動させることができる。原液容
器49の原液補給や容器交換などの保守時には、図2に示
すようにX移動部32をその一端部がY方向の右側終端箇
所に位置するように手動で移動させた後に、Y移動部33
をX方向に手動で平行移動させて、支軸46をレール45の
軸受凹部45b に嵌合させる(図3参照)。このX移動部
32とY移動部33の手動による移動によって、ベース44の
内部空間の広い領域を露出させることになり、直交2軸
移動装置の下方に設置された原液容器49に接近できる。
したがって、その設置作業やその後の補給や交換などの
保守作業が容易になる。図には、原液容器49の一つが取
り出される様子が破線で表示されている。
【0025】図4は直交2軸移動装置の周辺に飲料用の
各種ユニットを配した斜視図で、Y方向に3個の原料粉
末収容・送出ユニット51が並設され、X方向にカップ供
給ユニット50と調理ユニット52が並設され、手前側に販
売ステージ27が設置される。なお、カップ供給ユニット
50は、ここでは1個だけが図示されているが、飲料に応
じて用いられる寸法のカップの個数だけ、たとえば大・
中・小の3個が並設される。原料粉末収容・送出ユニッ
ト51は、コーヒーやクリーム、砂糖などを収容し、販売
指令に基づきスクリューコンベヤでそれぞれ定量を送出
し、下方の漏斗状の符号を付けてない導出筒を介して、
それぞれの位置に到来したカップに投入する。カップ供
給ユニット50は、カップ1を積層収容するとともに、指
令に基づきその位置の下方に到来した把持ユニット16
に、カップ1を1個ずつ切り出して落下させる(供給す
る)。調理ユニット52は、図では昇降可能な攪拌機53だ
けが代表して図示されるが、その他に各種原液ととも
に、氷や湯、炭酸水がパイプを介して集中され、ここで
最終的に攪拌・調理されて飲料が完成する。指令に基づ
いて把持ユニット16は、まず対応するカップ供給ユニッ
ト50の下方に位置決めされ、積層収容されたものから1
個ずつ切り出されて落下するカップを受ける(把持す
る)。次に、原料粉末を用いた飲料のときには、対応す
る原料粉末収容・送出ユニット51の下方に位置決めされ
て、指令に基づく原料粉末の投入を受けた後に、調理ユ
ニット52の箇所で、湯や氷が供給され攪拌されて飲料が
完成する。原液を用いた飲料のときには、調理ユニット
52の箇所で、原液や氷、炭酸水が供給され攪拌されて飲
料が完成する。次いで、飲料入りカップ1は販売ステー
ジ27の箇所に移動し、載置方法については詳しく後述す
るが、ここに載置されて客に供される。
【0026】別の実施例に格納されたベルト式移動装置
について、その平面図である図5、その側面図である図
6を参照しながら説明する。図5において、このベルト
式移動装置は、それぞれL字形の内側ユニット60と外側
ユニット80からなる。内側、外側の各ユニット60,70
は、円形断面のベルト(丸ベルト)の巻掛け機構で、各
ベルトのL字形の縦横の各直線部同士が、カップの開口
直径に対応する距離で平行に相対するように組み合わさ
れる。
【0027】図5において、内側ユニット60は2層構造
をなし、大きいL字形の基板61が1層目、やや小さいL
字形の可動基板62が2層目に相当する。基板61には、各
プーリ63A,64D,63C がそれぞれ符号を付けてない支柱な
どを介して(図6参照)配設され、また2箇所に可動基
板62用の案内枠67が設置される。可動基板62には、一対
のローラ68が二つ設置され、一対のローラ68で案内枠67
を厚さ方向に挟む形をとって右上方向に直進可能に案内
される。この直進動作は各種カップ1に対応するためで
あり、これについてはさらに詳しく後述する。また、可
動基板62には、各プーリ64A,64B,64C がそれぞれ符号を
付けてない支柱を介して(図6参照)配設される。一点
鎖線表示のカップ1を挟んで移動するための一方のベル
ト65が、各プーリ63A,64D,63C,64C,64B,64A の順にL字
形ループ状に巻掛けられる。ベルト65の駆動は、基板61
に取付枠71を介して取り付けられた、プーリ63A に直結
のモータ69による(図6参照)。
【0028】図5において、外側ユニット80は基板81に
支柱を介して配設されたプーリ群から構成され、カップ
1を挟んで移動するための他方のベルト85が、各プーリ
83A,84A,84B,82,84C,84D,83D,84Eの順にL字形ループ状
に巻掛けられる。ここで、内側ユニット60から外側ユニ
ット80への伝動は、図6に示すように、プーリ63A と同
軸のプーリ63B と、プーリ83A と同軸のプーリ83B に巻
掛けられたベルト66による。また、ベルト85はL字の隅
部に食い込むように巻掛けられ、さらに各プーリ86A,86
B の間にベルト88を巻掛けて、その一方の直線部でカッ
プ移動を補助させる(図6の断面AA参照)。つまり、
ベルト85のL字の隅部をカップ1が渡り移動するのを、
ベルト88の左下側の直線部によってベルト85より若干低
い位置でカップ1を右上側から押す形で支援することが
できる。カップ1がL字の隅部を一点鎖線群で示したよ
うな軌跡で移動するためには、補助用のベルト88の移動
速度をベルト85の移動速度の約4倍にする必要がある。
そのために、プーリ86A と同軸にプーリ87を(図6の断
面AA参照)、またプーリ83A と同軸にプーリ83Cを
(図6参照)設け、各プーリ87,83Cの間にベルト89が巻
掛けられる。
【0029】ところで、ベルト式移動装置で、各ベルト
65,85 の相対するL字形部分の間隔を、カップ1の種類
(直径)に応じて調節する必要がある。そのために、図
5において、外側ユニット80に対し、内側ユニット60を
全体的に右上と左下の方向に斜めに微小移動させる。そ
の移動の案内は既に述べたように、基板61に設置された
案内枠67と、可動基板62に設置されたローラ68に基づい
ておこなわれ、その動力は、基板61側に固定されたモー
タ70に基づき、動力の可動基板62への伝達は、モータ70
の軸に切られた符号を付けてない送りネジと、可動基板
62に切られた符号を付けてないナットの螺合による。
【0030】ベルト式移動装置において、各ベルト65,8
5 の相対するL字形の縦部分に、図4に示したと同様な
各種の原料粉末収容・送出ユニット51が、同じくL字形
の横部分に、右から順にカップ供給ユニット50と調理ユ
ニット52と販売ステージ72が並設される。飲料入りカッ
プ1は最終的に販売ステージ72の上方で停止し、次いで
販売ステージ72が上昇してカップ1を所定位置に押し上
げ、客に供することになる。この販売ステージ72の昇降
機構についての図示は省略する。また、原液容器49の原
液補給や容器交換などの保守時には(図2参照)、図5
において、内側ユニット60を、プーリ63A の軸位置を中
心に、上から見て反時計方向に旋回させることによっ
て、各ベルト65,85 のL字形の縦部分に相当する空間を
広げ、その下方に設置された原液容器49に接近可能にす
る。
【0031】カップを把持し、移動して販売ステージに
載置するための第1の把持・移動ユニット(1) につい
て、図7〜図10を参照しながら説明する。図7は把持・
移動ユニット(1) の側面図、図8はその正面図、図9は
その平面図、図10は図7でB方向から見た平面図であ
る。図7において、把持・移動ユニット(1) は、上位に
あるカップ把持部と、下位にあるカップ受部とからな
る。カップ把持部は、一点鎖線のカップ1を両側(紙面
の手前側と向こう側)から挟む形をとる一対の把持具10
a,10b と、それぞれの右側の箇所で開閉移動を案内する
紙面に直角な2個の案内軸12(図9参照)と、開閉駆動
するためのモータ14と、その出力軸に直結されるピニオ
ン13と、各把持具10a,10b の右側に固着され共通なピニ
オン13と噛み合うラック11a,11b (図9参照)とからな
る。一対の把持具10a,10b は、それぞれのラック11a,11
b と共通なピニオン13との噛み合いによって運動拘束さ
れ、カップ1の軸線を通り案内軸12と直角な水平線に関
して左右対称に互いに相対して接近したり離れたりす
る、つまり平行移動して開閉動作をする。さて、図示は
省略するが、把持具10a,10b の開閉用モータ14に代え
て、把持具10a,10b を閉じる引張バネと、開く方向に働
くアクチュエータとしてのソレノイドを用いることがで
きる。
【0032】図7において、カップ受部は、受具6(受
具基部6aと受具先端部6bからなる)と、受具基部6aの昇
降を案内する垂直な2個の案内軸5(図10参照)と、昇
降駆動するためのモータ2と、その動力を受部基部6aに
伝えるベルト伝動機構3および送りねじ4とからなる。
つまり、受具基部6aは、案内軸5によって昇降可能に案
内されるとともに、受具基部6aの符号を付けてないナッ
ト部分と螺合する送りねじ4を介して昇降駆動される。
カップ1を下から支える受具先端部6bは、その右端部で
受具基部6aの左端部と軸7を介して回転可能に連結され
るとともに、軸7の箇所に設けた、図示してない捩りバ
ネによってカップ1の底の中央位置にくるように(図10
の実線位置を参照)、上から見て時計方向に付勢され
る。また受具先端部6bの右端面にローラ8が設けられ
る。このローラ8は、受具基部6bの下降によって、下方
に固定されたカム9(図8参照)の斜面状輪郭と当接
し、その輪郭に沿ってローラ8の中心が位置P1 から位
置P2 まで移動する。その移動過程で、受具先端部6b
は、軸7の回りに旋回することによってカップ1の底か
ら外方に移動し(図10の二点鎖線位置を参照)、カップ
の受け止めを解除される。
【0033】把持・移動ユニット(1) の動作は次のとお
りである。図4において、販売指令のカップ寸法に係る
情報に基づき、対応するカップ供給ユニット50から供給
されたカップ1は、その外周の中間部で把持具10a,10b
によって横倒れが防がれる程度に緩く把持され、カップ
底が受具先端部6b(図7参照)によって受け止められ
る。その後の工程を経てカップ1は、その中で飲料が調
理され最終的に販売ステージ27の真上まで移動する。そ
こで、図7に戻って、受具6の下降とともに飲料入りカ
ップ1も下降し、一点鎖線の販売ステージ27に当接する
形で載置される。このとき受具先端部6bは、販売ステー
ジ27の符号を付けてない溝(図4参照)を通過して下降
が妨げられることはない。カップ1を販売ステージ27に
載置した後に、把持具10a,10b が開かれる。図7に示す
ように、把持・移動ユニット(1) が移動装置によって右
方向に、把持具10a,10b の側方開口をカップ1の外周が
すり抜けるように水平移動し、販売ステージ27から離れ
て次の販売の待機に移る。なんらかの原因で、その飲料
入りカップ1が販売ステージ27に載置されたまま残って
次の販売を妨げる事態が生じたときには、次のような緊
急処置をとる。載置のときと逆な把持具10a,10b と受具
6と移動装置の動きによって、残留したカップ1を緩く
を把持して販売ステージ27から持ち上げ、所定の廃棄位
置、つまり図4の販売ステージ27の右側に位置する符号
を付けてない廃棄ボックスまで移動する。そこで、受具
6をさらに下降させる。下降の過程で、ローラ8とカム
9の係合を介して受具先端部6bが、軸軸の回りに旋回し
(図7、図8、図10参照)、カップ底の受け止めが外さ
れてカップ1が落下し廃棄される。
【0034】把持・移動ユニットの変形例である第2の
把持・移動ユニット(2) について、図11〜図15を参照し
ながら説明する。図11はその側面図、図12はその平面
図、図13(a) は第1の固定カムを用いたものの正面図、
同図(b) は第2の固定カムを用いたものの正面図、であ
る。この把持・移動ユニット(2) は、カップ把持部を昇
降駆動し、カムを介して昇降動作と連動して把持部を開
閉する、という構成である。図11と図12において、カッ
プ把持部は、把持・移動ユニット(1) と同じように、図
示してないカップを両側から挟む形をとる一対の把持具
10a,10b と、それぞれの右側の箇所でこれらの開閉移動
を案内する2個の案内軸12と、軸位置を固定したピニオ
ン13と、各把持具10a,10b に固着されてピニオン13と噛
み合うラック11a,11b と、各把持具10a,10b の間に張設
される引張バネ20とからなり、全体として昇降台15に載
置され固定される。各把持具10a,10b は、それぞれのラ
ック11a,11b と共通なピニオン13との噛み合いによって
運動拘束され、互いに相対して接近したり離れたり、つ
まり平行移動して開閉することができ、同時に引張バネ
20によって接近する方向、つまり閉じる方向に付勢され
る。
【0035】図11において、昇降台15は、把持・移動ユ
ニット(1) におけるのと同じように(図7参照)、2個
の案内軸5と、昇降駆動するためのモータ2と、その動
力をカップ把持部に伝えるベルト伝動機構3および送り
ねじ4とからなる。つまり昇降台15は、案内軸5によっ
て昇降可能に案内されるとともに、内設された符号を付
けてないナット部分と螺合する送りねじ4を介して昇降
駆動される。各把持具10a,10b の右端部には、それぞれ
ローラ17a,17b が、図13(a) に示すように、固定カム18
を左右両側から挟むように配されて固着される。この各
ローラ17a,17bと固定カム18を介し、昇降台15の昇降動
作と連動して、把持具10a,10b が開閉動作する。
【0036】図13(a) において、固定カム18の両側の対
称な輪郭は、上位の階段部18a と、下位の傾斜部18b
と、符号を付けてない中間の直線部とからなる。上位の
階段部18a の二つの各段階部分と、中間の直線部の上端
箇所とで大・中・小の三つの異なった寸法のカップを把
持することができ、下位の傾斜部18b で各カップを共通
に解放することができる。また、固定カム18に代えて、
図13(b) に示すように、別の固定カム19を用いることが
できる。固定カム19は、上位,下位の各輪郭がそれぞれ
傾斜部19a,19b と中間直線部とからなる。上位の傾斜部
19a の二つの各箇所(階段部18a の二つの各段階部分に
対応する箇所)と、中間直線部の上端箇所とで大・中・
小の三つの異なった寸法のカップを把持し、下位の傾斜
部18b で各カップを共通に解放する。
【0037】把持・移動ユニット(2) の動作について、
固定カム18を用いた場合を例に、次の図14を参照しなが
ら説明する。図14はカップ(大)1Aを処理するときの動
作に関し、(a) 〜(d) は各工程における正面図である。
図14の(a),(b),(c),(d) は以下の説明の各項(a),(b),
(c),(d) にそれぞれ対応する。 (a) 販売指令に基づき所定位置で供給されたカップ1A
が、把持具10a,10b によって引張バネ20の付勢力で把持
される。つまり、把持具10a,10b は、昇降台15を介して
上位位置をとり、固定カム18の階段部18a の最上段(最
大幅)の箇所に各ローラ17a,17b(方形の略図で図示) が
位置決めされ、カップ1Aに対応した開度をとるからであ
る。
【0038】(b) 工程を経て飲料を収容したカップ1A
は、移動装置によって図示してない販売ステージの真上
まで移動する。そこで把持具10a,10b がカップ1Aを把持
したまま下降する。各ローラ17a,17b は固定カム18の輪
郭から離れた状態である。 (c) まず、カップ1Aが販売ステージ28に当接し(載置さ
れ)、把持具10a,10bがカップ1Aの外周面に沿い、その
把持力(引張バネ20の付勢力)による摩擦力に抗して摺
動しながら下降を続ける。各ローラ17a,17b は固定カム
18の輪郭から離れた状態である。ここで、販売ステージ
28は、その寸法・形状にとくに制約はなく、把持・移動
ユニット(1) の場合の販売ステージ27が、受具6が通過
可能な溝を必要としたり、次に述べるように把持・移動
ユニット(3) の場合の販売ステージ29が、把持具21の内
部空間を通過する必要がある(図17参照)のと異なる。
【0039】(d) カップ1Aが販売ステージ28に載置され
た状態で、把持具10a,10b が下降し続ける。把持具10a,
10b は、販売ステージ28に当接する前に、ローラ17a,17
b が固定カム18の下位の傾斜部18b と係合し外方に移動
するのに応じて開き、カップ1Aを解放する。その後、把
持具10a,10b は移動装置によって紙面の向こう側に水平
移動し、カップ1Aを販売ステージ28の上に載置させたま
ま離れて、次の販売の待機に移る。もし、飲料入りカッ
プ1Aが販売ステージ28に載置されたまま残り、次の販売
を妨げる事態が生じたときには、載置のときと逆な動き
によって、飲料入りカップ1Aを把持して販売ステージ28
から持ち上げ、所定の廃棄位置まで移動する。そこで、
把持具10a,10b は下位の所定位置をとり、固定カム18を
介し開度が解放用になって、カップ1Aを解放し廃棄す
る。
【0040】把持・移動ユニット(2) の動作について、
固定カム19を用いた場合を例に、次の図15を参照しなが
ら説明する。図15はカップ(中)1Bを処理するときの動
作に関し、(a) 〜(d) は各工程における正面図である。
図15は大筋で前記の図14と同じであるから、異なる点を
主に述べる。図15の(a),(b),(c),(d) は以下の説明の各
項(a),(b),(c),(d) にそれぞれ対応する。
【0041】(a) 所定位置で供給されたカップ1Bを把持
する把持具10a,10b は、固定カム18の階段部18a の中間
段(中間幅)の箇所に各ローラ17a,17b が位置決めさ
れ、カップ1Bに対応した開度をとる。 (b) 工程を経て飲料を収容したカップ1Bは、移動装置に
よって図示してない販売ステージの真上まで移動し、そ
こで把持具10a,10b がカップ1Bを把持したまま下降す
る。各ローラ17a,17b は固定カム18の輪郭から離れた状
態である。
【0042】(c) まず、カップ1Bが販売ステージ28に当
接し載置され、次に把持具10a,10bは、そのローラ17a,1
7b が固定カム18の傾斜部18b に少しかかって開き、カ
ップ1Bを少しだけ解放する。 (d) カップ1Bが販売ステージ28に載置された状態で、さ
らに把持具10a,10b は下降し続け、販売ステージ28に当
接する前に、ローラ17a,17b が固定カム18の傾斜部18b
と係合し外方に移動するのに応じて次第に大きく開き、
カップ1Bを完全に解放する。その後の動きについては前
と同じであるから省略する。
【0043】なお、カップ(小)の処理について図示は
省略するが、固定カム18の中間に位置する長い直線部の
上端箇所にローラ17a,17b が位置したとき、把持具10a,
10bがカップ(小)を把持することになる。以降の動作
は前と同じである。把持・移動ユニットの別の変形例で
ある第3の把持・移動ユニット(3) について、図16〜図
19を参照しながら説明する。図16はその側面図、図17は
その平面図である。この把持・移動ユニット(3) は、把
持部の開度を一定に固定し、カップをその寸法(直径)
に応じた異なったレベルで把持して昇降させ、販売ステ
ージに載置させる、という構成である。図16において、
把持具21は昇降台22に固定され、この昇降台22は、把持
・移動ユニット(2) で述べたようにモータ2、ベルト伝
動機構3、送りねじ4および案内軸5からなる昇降機構
によって昇降駆動される。図17において、カップ把持用
の把持具21は開度が一定で、その円形の内部空間を販売
ステージ29が相対的に上下に通過することができる。こ
こで、要するに販売ステージ29は、把持具21が上下に通
過可能な形状・寸法をとればよいから、図17の形状・寸
法の他に、たとえば把持具21の投影面積より若干大きい
切り込みを入れる構造にすることも可能である。
【0044】把持・移動ユニット(3) の動作について、
次の図18と図19を参照しながら説明する。図18は把持・
移動ユニット(3) で各寸法のカップを把持したときの正
面図を示し、(a) はカップ(大)1Aのとき、(b) はカッ
プ(中)1Bのとき、(c) はカップ(小)1Cのときであ
る。図19は各寸法のカップを販売ステージ29に載置した
ときの正面図を示し、(a) はカップ(大)1Aのとき、
(b) はカップ(中)1Bのとき、(c) はカップ(小)1Cの
ときである。なお、カップ1Aは16oz(オンス)用、カッ
プ1Bは9 〜12oz用、カップ1Cは6.5 〜8oz 用である。
【0045】販売指令に基づき所定位置で供給されたカ
ップは、その寸法に応じたレベル位置をとって、開度が
固定された把持具21に挿入される形で把持される。つま
り、カップ1Aは、その上縁部が把持具21から高く突出し
(図18(a) 参照)、カップ1Bは中程度に突出し(図18
(b) 参照)、カップ1Cは突出することなく上縁部の下側
で(図18(c) 参照)、それぞれ把持される。
【0046】工程を経て飲料を収容したカップは大・中
・小いずれの寸法の場合でも、移動装置によって提供台
の真上まで移動する。そこで、把持具21が昇降機構によ
って下降するとともに、まずカップを販売ステージ29に
載置し、次に下方に抜く形でカップを解放する(図19
(a),(b),(c) 参照) 。そのとき、販売ステージ29は把持
具21が上下に通過可能な形状・寸法をとるから下方に抜
く動作に支障はない。その後に、図示してない移動装置
によって水平方向に移動し、販売ステージ29から離れ次
の販売の待機に移る。なんらかの原因で、その飲料入り
カップが販売ステージ29に載置されたまま残り、次の販
売を妨げる事態が生じたときには、載置のときと逆な把
持具21と移動装置の動きによって、まず把持具21が飲料
入りカップの下方から上昇し、これを掬い取る形で把持
し、販売ステージ29から所定の廃棄位置まで移動する。
そこで把持具21が、カップを把持したまま下降し、廃棄
位置に設けられたストッパにカップを付き当て、落下さ
せて廃棄する。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、次のような優れた効
果が期待できる。 (1) 請求項1に係る発明においては、 直交2軸移動装置の下方に複数個の飲料原液容器を設
置する場合に、その設置作業やその後の補給、交換など
の保守作業が容易になる。その要因は、X移動部とY移
動部のずらし移動によって、方形枠状のベースの内部空
間の広い領域を露出させることができ、飲料原液容器に
接近可能になるからである。
【0048】(2) 請求項2に係る発明においては、 移動装置の構造が簡単になって、軽量化とコスト低減
を実現できる。その要因は、カップが、移動装置の巻掛
け機構に属する一対の、たとえばL字形に張られたベル
トによって、フランジの下側付け根部の相対する2箇所
で挟持され水平移動することができるからである。 カップの着脱が簡単におこなえる。たとえば、装着す
るときは、従来と同じように所定位置で落下させる。提
供台に載置させるときは、提供台を昇降可能な構造に
し、所定位置でカップを下から押し上げて一定位置で停
止させ、そこで客に供することになる。 一方のベルト側を移動または旋回させることによっ
て、ベルト間のL字形空間を広げることができるから、
下方に設置した飲料原液容器に接近でき、その設置や補
給、交換などの保守作業が容易になる。
【0049】(3) 請求項4に係る発明においては、 カップを把持し最終的に提供台に載置する構造と動作
が簡素になって、軽量化とコスト低減を実現できる。そ
の要因は、把持具によるカップ把持と、受具によるカッ
プ昇降に機能分離したからである。 飲料入りカップが提供台に載置されたまま残留し、次
の販売を妨げる事態に対する緊急処置のための構造と動
作が簡単である。その要因は、カップ底を下から受ける
受具を下降させ、所定位置でこの動きに連動させて(カ
ムを介して)受具先端部を旋回させ、カップ底から外し
て落下させるからである。 カップ把持の動力をモータにするか、バネの付勢とソ
レノイドなどのアクチュエータを併用するかの選択肢が
あり、設計に柔軟性をもたせることができる。
【0050】(4) 請求項7に係る発明においては、 カップを把持し最終的に提供台に載置する構造と動作
がより簡素になって、さらなる軽量化とコスト低減を実
現できる。その要因は、カップ把持具を昇降させるモー
タだけを備え、把持具の開閉は固定カムを介して昇降動
作に連動させる構成をとったからである。 固定カムの輪郭をカップ寸法に応じて階段面にする
か、無段階の傾斜面にするかの選択肢があり、設計に柔
軟性をもたせることができる。
【0051】(5) 請求項10に係る発明においては、 カップを把持し最終的に提供台に載置する構造と動作
がさらに簡素になって、さらに進んだ軽量化とコスト低
減を実現できる。その要因は、把持具開度を固定し、カ
ップ把持具を昇降させるモータだけを備えた構成をとっ
たからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例に格納された直交2軸移
動装置の運転時の斜視図
【図2】その直交2軸移動装置の保守時の斜視図
【図3】その直交2軸移動装置の要部の分解斜視図
【図4】その直交2軸移動装置の周辺に飲料用の各種ユ
ニットを配した斜視図
【図5】この発明に係る別の実施例に格納されたベルト
式移動装置の平面図
【図6】そのベルト式移動装置の側面図(含む断面A
A)
【図7】実施例における第1の把持・移動ユニット(1)
の側面図
【図8】把持・移動ユニット(1) の正面図
【図9】把持・移動ユニット(1) の平面図
【図10】図7でB方向から見た把持・移動ユニット(1)
の平面図
【図11】実施例における第2の把持・移動ユニット(2)
の側面図
【図12】把持・移動ユニット(2) の平面図
【図13】把持・移動ユニット(2) に関し、(a) は第1の
固定カムを用いた正面図、(b)は第2の固定カムを用い
た正面図
【図14】第1固定カムを用いた把持・移動ユニット(2)
でカップ(大)を処理するときの動作に関し、(a) 〜
(d) は各工程における正面図
【図15】第1固定カムを用いた把持・移動ユニット(2)
でカップ(中)を処理するときの動作に関し、(a) 〜
(d) は各工程における正面図
【図16】実施例における第3の把持・移動ユニット(3)
の側面図
【図17】把持・移動ユニット(3) の平面図
【図18】把持・移動ユニット(3) で各寸法のカップを把
持したときを示し、(a) はカップ(大)の正面図、(b)
はカップ(中)の正面図、(c) はカップ(小)の正面図
【図19】把持・移動ユニット(3) で各寸法のカップを販
売ステージに載置したときを示し、(a) はカップ(大)
の正面図、(b) はカップ(中)の正面図、(c) はカップ
(小)の正面図
【図20】従来の直交2軸移動装置の斜視図
【図21】同じくその要部の分解斜視図
【符号の説明】
1,1A,1B,1C カップ 2 モータ 3 ベルト伝動機構 4 送りねじ 5 案内軸 6 受具 6a 受具基部 6b 受具先端部 7 軸 8 ローラ 9 カム 10a,10b 把持具 11a,11b ラック 12 案内軸 15 昇降台 17a,17b ローラ 18,19 固定カム 18a 階段部 18b,19a,19b 傾斜部 20 引張バネ 21 把持具 22 昇降台 27,28,29 販売ステージ 31 走行台 32 X移動部 33 Y移動部 36 ローラ 37 案内レール 44 ベース 45 レール 45a,45b 軸受凹部(第1箇所,第2箇所) 46 支軸 47 カバー 48 突出板 49 原液容器 50 カップ供給ユニット 51 原料粉末収容・送出ユニット 52 調理ユニット 53 攪拌機 60 内側ユニット 61 基板 62 可動基板 63A〜63C,64A〜64D プーリ 65 ベルト(カップ移動用) 66 ベルト(伝動用) 67 案内枠 68 ローラ 69,70 モータ 71 取付枠 72 販売ステージ 80 外側ユニット 81 基板 82,83A〜83C,84A〜84E プーリ 85 ベルト(カップ移動用) 86A,86B プーリ 87 プーリ 88,89 ベルト(伝動用)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飲料用カップを走行台に把持させて水平移
    動させる直交2軸移動装置を備える自動販売機であっ
    て、その直交2軸移動装置は、走行台をX方向に移動さ
    せるX移動部と;このX移動部と直交するとともに、こ
    れをY方向に移動させるY移動部と;Y移動部をX方向
    の所定の第1箇所で軸線の回りに揺動可能に所定の2箇
    所で支えるとともにX方向の所定の第2箇所まで手動で
    平行移動させることができ、X移動部の一端部をY方向
    に転動可能に支えるとともにY方向の所定箇所でX方向
    に手動でずらせることができる方形枠状のベースと;を
    備え、Y移動部の第1箇所から第2箇所までの移動と、
    X移動部の一端部がY方向の所定箇所でX方向にずれる
    こととが対応することを特徴とするカップ飲料の自動販
    売機。
  2. 【請求項2】飲料用カップを水平移動させる移動装置を
    備える自動販売機において、移動装置は、直立姿勢のカ
    ップを、その開口縁に設けられたフランジの下側付け根
    部における相対する2箇所で、それぞれの接線方向に張
    られた平行な一対のベルトによって挟持して水平移動さ
    せる巻掛け機構を備えることを特徴とするカップ飲料の
    自動販売機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の自動販売機において、一
    対のベルトは、それぞれL字形に張られ、カップは、そ
    のL字形の経路に沿って移動することを特徴とするカッ
    プ飲料の自動販売機。
  4. 【請求項4】移動装置に搭載されて水平移動するととも
    に、その過程で供給されたカップを把持し、これに飲料
    を収容して、客に供するための提供台に載置する把持・
    移動ユニットを備える自動販売機において、把持・移動
    ユニットには、カップ把持のために開閉駆動される一対
    の把持具と、昇降駆動され所定の上位置でカップの底を
    受ける受具とが、それぞれ上位と下位とに配設され、受
    具は、下降するとき下位の所定位置で、先端部がカムを
    介し垂直軸線の回りに旋回してカップ底の受け位置から
    外方に逸脱するように構成され、提供台には、カップ底
    を受ける位置にある受具先端部が上下に通過可能な溝が
    設けられる、ことを特徴とするカップ飲料の自動販売
    機。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の自動販売機において、把
    持具の開閉駆動は、モータによることを特徴とするカッ
    プ飲料の自動販売機。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の自動販売機において、把
    持具の開閉駆動は、閉じる方向に付勢するバネと、指令
    に基づいて開く方向に働くアクチュエータとによること
    を特徴とするカップ飲料の自動販売機。
  7. 【請求項7】移動装置に搭載されて水平移動するととも
    に、その過程で供給されたカップを把持し、これに飲料
    を収容して、客に供するための提供台に載置する把持・
    移動ユニットを備える自動販売機において、把持・移動
    ユニットは、バネによって閉じる方向に付勢される一対
    の把持具と;この把持具を上下させる昇降機構と;把持
    具が上位の所定位置にあるとき、これにカップを把持さ
    せ、把持具が下位の所定位置にあるとき、これにカップ
    を解放させるための固定カムと;を備えることを特徴と
    するカップ飲料の自動販売機。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の自動販売機において、固
    定カムのカップ把持に係る輪郭が、各カップの寸法に対
    応して左右対称に配された多段の階段面であり、カップ
    解放に係る輪郭が、左右対称に配された傾斜面であるこ
    とを特徴とするカップ飲料の自動販売機。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の自動販売機において、固
    定カムのカップ把持に係る輪郭が、各カップの寸法に対
    応する左右対称に配された無段階の傾斜面であり、カッ
    プ解放に係る輪郭が、左右対称に配された傾斜面である
    ことを特徴とするカップ飲料の自動販売機。
  10. 【請求項10】移動装置に搭載されて水平移動するととも
    に、その過程で供給されたカップを把持し、これに飲料
    を収容して、客に供するための提供台に載置する把持・
    移動ユニットを備える自動販売機において、把持・移動
    ユニットは、開度が固定された一対の把持具を上下させ
    る昇降機構を備え、提供台は、一対の把持具が上下に通
    過可能な形状・寸法をとる、ことを特徴とするカップ飲
    料の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140789A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Sanden Corp 自動販売機
JP2014032585A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Fuji Electric Co Ltd カップ式自動販売機の商品取出口装置
CN113181022A (zh) * 2021-03-26 2021-07-30 深圳市妇幼保健院 一种便于定位的循环式拔罐设备
KR102352138B1 (ko) * 2020-07-07 2022-01-14 김영창 로봇형 음료판매기용 자동 컵디스펜서

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