JP2003228765A - カップ式自動販売機のリッド装着装置 - Google Patents

カップ式自動販売機のリッド装着装置

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JP2003228765A JP2002027468A JP2002027468A JP2003228765A JP 2003228765 A JP2003228765 A JP 2003228765A JP 2002027468 A JP2002027468 A JP 2002027468A JP 2002027468 A JP2002027468 A JP 2002027468A JP 2003228765 A JP2003228765 A JP 2003228765A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リッドがカップに適正に装着されなかったと
きに、その旨を購入者に報知したり、カップへのリッド
の装着を再度実行したりすることができるカップ式自動
販売機のリッド装着装置を提供する。 【解決手段】販売時に、飲料入りのカップCにリッドL
を装着するカップ式自動販売機のリッド装着装置2であ
って、カップCにリッドLを装着するための装着動作を
行うリッド装着手段と、このリッド装着手段による装着
動作がなされた後、カップCにリッドLが適正に装着さ
れているか否かを検出する赤外線変位センサ163と、
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒーやジュー
スなどの飲料をカップに注ぎ入れて販売するカップ式自
動販売機の内部に設けられ、購入者への飲料の提供前
に、その飲料の入ったカップに自動的にリッド(ふた)
を装着するカップ式自動販売機のリッド装着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリッド装着装置として、
飲料入りカップの上端部の開口を、フィルム状の樹脂製
シートでシールするものが知られている(例えば特開2
001−229451号公報)。このリッド装着装置
は、ロール状に巻かれた長尺の樹脂製シートを、カップ
搬送経路上のシール位置に引き出した状態でセットする
シートセット機構と、シール位置に到達した飲料入りカ
ップを、樹脂製シートの下側で昇降させるカップ昇降機
構と、樹脂製シートを、カップの開口周縁部との間で上
下から挟みながら、カップの開口周縁部に熱圧着させて
シールするシール機構とを備えている。
【0003】このようなリッド装着装置により、飲料入
りカップの開口をシールすることで、例えば、購入者が
そのカップ飲料を持ち運ぶ際や、テーブルなどの上でカ
ップを誤って倒した場合であっても、カップ内の飲料は
こぼれることがない。しかし、上記のようにふたのされ
たカップ飲料では、樹脂製シートがカップの開口から一
旦剥がされると、その樹脂製シートで、再度、カップに
ふたをすることはできない。このため、飲み掛けのカッ
プを誤って倒した場合には飲料がこぼれてしまい、ま
た、飲み掛けのまま、しばらくの間置いておきたい場合
にカップをそのまま放置しておくと、カップ内にほこり
などが入ってしまうおそれがあり、さらに、カップ内の
飲料がホット飲料である場合、再び飲もうとしたときに
は、その飲料が既に冷めてしまっていることもある。こ
れらのことから、着脱自在のリッドを飲料入りカップに
装着可能なリッド装着装置の開発が望まれており、近
年、そのようなリッド装着装置の開発が進んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなリ
ッド装着装置を内蔵した自動販売機において、購入者に
ふた付きカップ飲料を提供する場合、リッドがカップに
適正に装着されなかったとき、例えば、リッドがカップ
にしっかりと装着されず、若干浮いた状態で装着された
ときに、そのカップ飲料をそのまま購入者に提供する
と、次のような問題が生じるおそれがある。すなわち、
リッドが装着されているから多少の揺れでは飲料がこぼ
れないと思っていた購入者が、そのふた付きカップ飲料
を揺れやすい状態、例えば、それを手に持って走ったり
すると、飲料がカップからこぼれ、手にかかったり、床
を汚したりしてしまうことがある。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、リッドがカップに適正に装着
されなかったときに、その旨を購入者に報知したり、カ
ップへのリッドの装着を再度実行したりすることができ
るカップ式自動販売機のリッド装着装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
カップ式自動販売機のリッド装着装置は、販売時に、飲
料入りのカップにリッドを装着するカップ式自動販売機
のリッド装着装置であって、カップにリッドを装着する
ための装着動作を行うリッド装着手段と、このリッド装
着手段による装着動作がなされた後、カップにリッドが
適正に装着されているか否かを検出するリッド装着検出
手段と、を備えていることを特徴とする。
【0007】この構成によれば、販売時に、リッド装着
手段によるカップへのリッドの装着動作の後、リッド装
着検出手段により、カップにリッドが実際に適正に装着
されているか否かが検出される。そして、リッドが適正
に装着されていないことが検出されたときには、必要な
適切な処置、例えば後述するように、購入者への報知や
リッドの再装着などの処置をとることができる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1のカップ
式自動販売機のリッド装着装置において、リッド装着検
出手段により、カップにリッドが適正に装着されていな
いことが検出されたときに、その旨を購入者に報知する
報知手段を、さらに備えていることを特徴とする。
【0009】この構成によれば、カップにリッドが適正
に装着されなかったときには、その旨が報知手段によっ
て購入者に報知される。これにより、購入者に対し、注
意を喚起することができる。すなわち、購入者は、提供
されたふた付きカップ飲料のリッドの装着が不十分であ
ることを知ることができ、これにより、そのふた付きカ
ップ飲料を注意して持ち運んだり、自らリッドを手でし
っかりと装着してから、ふた付きカップ飲料を持ち運ん
だりすることができる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1のカップ
式自動販売機のリッド装着装置において、リッド装着検
出手段により、カップにリッドが適正に装着されていな
いことが検出されたときに、カップからリッドを取り除
くリッド除去手段と、このリッド除去手段によってリッ
ドが取り除かれたカップに、リッドを再装着するための
装着動作を行うリッド再装着手段と、をさらに備えてい
ることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、カップにリッドが適正
に装着されなかったときには、リッド除去手段により、
カップから不適正な装着のリッドが取り除かれ、そのカ
ップに、リッド再装着手段により、リッドの再装着がな
される。つまり、1回の装着動作でリッドが適正に装着
されなかったときには、リッドの装着動作が再度行われ
る。これにより、リッドが適正に装着されたふた付きカ
ップ飲料を、より確実に提供することができる。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれかのカップ式自動販売機のリッド装着装置にお
いて、リッド装着検出手段は、リッドを含むカップの上
端の高さが、所定高さを上回っているか否かを検出する
リッド装着センサを有していることを特徴とする。
【0013】この構成によれば、リッド装着センサによ
り、リッドを含むカップの上端の高さが、所定高さ、例
えば、リッドが適正に装着されたときの、そのリッドを
含むカップの上端の高さを上回っているか否かを検出す
る。一般に、リッドがカップに適正に装着されていない
ときには、リッドが水平面に対して傾斜することで、リ
ッドを含むカップの上端は、リッドが適正に装着された
ときのそれよりも高くなる傾向にある。したがって、リ
ッドを含むカップの上端の高さを検出することによっ
て、リッドが適正に装着されているか否かを、容易且つ
確実に判定することができる。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項4のカップ
式自動販売機のリッド装着装置において、リッド装着検
出手段は、鉛直軸線回りに回転自在に構成され、カップ
を載置するためのカップ載置台を、さらに有し、リッド
装着センサは、カップ載置台に載置されたカップを間に
して、所定高さ付近に配置された発光素子および受光素
子を有する光センサで構成されており、リッド装着検出
手段は、光センサにより、カップにおけるリッドの装着
の適否を検出する際に、カップ載置台を所定角度、回転
駆動する駆動手段を、さらに有していることを特徴とす
る。
【0015】この構成によれば、上記のように配置され
た発光素子および受光素子を有する光センサによって、
カップ載置台に載置されたカップにおけるリッドの装着
の適否を検出する際に、カップ載置台を所定角度、回転
させることによって、カップを所定角度、例えば180
度回転させる。この場合には、リッドがどの方向に傾斜
していても、その上端が、所定高さを上回るか否かを確
実に検出でき、これにより、リッドが適正に装着されて
いるか否かを、より確実に判定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態によるリッド装着装置を内蔵したカップ
式自動販売機を示し、図2〜図5は、その内部構造を示
している。この自動販売機1は、コーヒーやジュースな
どの飲料をカップに注ぎ入れて販売するものであり、リ
ッド装着装置2により、着脱自在のリッドLを飲料の入
ったカップCに装着し、ふた付きのカップ飲料Dを購入
者に提供できるものである。
【0017】図1に示すように、自動販売機1は、前面
が開口した縦長ボックス状の販売機本体3と、この販売
機本体3の前面を開閉するメインドア4とを備えてい
る。メインドア4の中央部には、購入者が商品であるカ
ップ飲料Dを取り出すための商品取出し部5が設けられ
ている。この商品取出し部5は、ある程度の奥行き寸法
を有し、メインドア4の上半部よりも前方に若干突出し
た水平なステージ5aを有している。ステージ5aの中
央部には、販売時に、カップ飲料Dが上昇しながら出て
くる販売口5bが設けられている。この販売口5bは、
常時は閉鎖しており、販売時にカップ飲料Dがステージ
5a上に出る際に開口するようになっている。なお、ス
テージ5aの下方は、正面形状が半楕円形に形成される
とともに、メインドア4の他の部分よりも前方に若干張
り出したデザインになっている。
【0018】また、いずれも図示しないが、この自動販
売機1のメインドア4には、一般的なカップ式自動販売
機と同様に、商品選択ボタン、金銭投入口および釣銭返
却口などが設けられている。さらにこれらに加えて、メ
インドア4には、カップ飲料にリッドLを装着するか否
かを、購入者が自ら選択するためのリッド装着ボタンも
設けられている。したがって、例えば、通常の販売では
リッドLを装着せず、購入時にリッド装着ボタンが押さ
れたときだけリッドLを装着するように、自動販売機1
が設定されている場合、リッドLが不要な購入者は、一
般的なカップ式自動販売機と同様にしてカップ飲料を購
入することができる一方、リッドLが必要な購入者は、
購入時にリッド装着ボタンを押すことによって、ふた付
きカップ飲料Dを得ることができる。
【0019】さらにまた、メインドア4には、提供され
たふた付きカップ飲料DのリッドLが、カップCに適正
に装着されているか否かを購入者に報知するための表示
部(図示せず)が設けられている。この表示部には、後
述するリッド適正装着検出部によって、リッドLの装着
が不適正であると検出されると、その旨が表示される。
これにより、購入者に対し、ふた付きカップ飲料Dの取
り扱いの注意を喚起することができる。なお、表示部の
代わりに、あるいはこれとともに、音声で警告を発する
ようにしてもよい。
【0020】図2に示すように、販売機本体3には、上
記リッド装着装置2の他、多数のカップCを収納すると
ともに、販売時にカップCを1個ずつ落下させ、後述す
るカップ供給位置に供給するカップディスペンサ6や、
各種の原料がそれぞれ収納された複数(本実施形態では
6つ)のキャニスタ7などが内蔵されている。カップデ
ィスペンサ6は、円筒状に形成され、上下方向に互いに
積み重なった多数のカップCを複数列、収納するカップ
収納器6aと、販売時に、選択された商品に応じたカッ
プ列の最下位のカップCを、それよりも上側の他のカッ
プと切り離し、落下させるカップドロッパ6bとを有し
ている。
【0021】一方、各キャニスタ7には、互いに異なる
粉末あるいは顆粒状の原料、例えばコーヒや紅茶、ココ
ア、さらにはジュースなどの原料が収納されており、販
売時に、選択された商品に応じた原料が、原料シュート
7aを介してミキシングボウル8に所定量吐出されるよ
うになっている。なお、ミキシングボウル8に吐出され
た原料は、湯あるいは水とともに攪拌され、その混合液
が、飲料チューブ9およびその先端部の飲料ノズル10
(図5参照)を介して、後述する飲料供給位置に搬送さ
れたカップCに供給される。
【0022】次に、リッド装着装置2について詳述す
る。このリッド装着装置2は、上下方向に積み重なった
状態の多数のリッドLを収納するリッドストッカ11
と、販売時にリッドストッカ11から1つずつリッドL
を取り出すとともに、所定位置まで移送するリッド取出
し・移送装置12と、カップCを前後方向および上下方
向に搬送するカップ搬送装置13と、このカップ搬送装
置13とによって、リッドLを上方から押圧するように
カップCに嵌め込むリッド押圧装置14と、これらを制
御するマイクロコンピュータを有する図示しない制御装
置などを備えている。
【0023】なお、本実施形態に使用するリッドLおよ
びカップCは、例えば図6に示すように形成されてい
る。具体的には、リッドLは、厚さの薄いプラスチック
からなり、同図(a)に示すように、平面形状が円形で
且つある程度の高さを有し、下面が開口している。ま
た、リッドLの上部には、直径がカップCの下端部のそ
れとほぼ同じ大きさの凹部16が形成されている。これ
により、ふた付きカップ飲料Dの凹部16に、他のカッ
プ飲料のカップの下端部を嵌め込むことが可能であり、
そうすることにより、複数のカップ飲料を持ち運ぶ際
に、それらを互いに積み重ねて持ち運ぶこともできる。
また、リッドLの側部には、カップCの後述するカール
部18に嵌合する、外方に凸の嵌合部17が形成されて
いる。この嵌合部17の直径は、カップCのカール部1
8の直径よりも若干小さくなっており、したがって、リ
ッドLは、カップCの上端部の開口にスナップ嵌めでし
っかりと装着でき、装着した状態では、カップCから外
れにくくなる。
【0024】一方、カップCは、一般的な紙カップであ
り、上端部の開口周縁部がカール状に形成されている
(カール部18)。そして、このカール部18に、上述
したように、リッドLの嵌合部17が嵌合することによ
って、リッドLがカップCにしっかりと装着される。こ
れにより、飲料の入ったカップCを傾けたり、倒したり
しても、飲料がカップCからこぼれることがない。な
お、図6(a)の2点鎖線で示すように、リッドLの上
面に、開口19を形成してもよく、この場合には、開口
19を、飲み口として、あるいはストローの挿入口とし
て利用することができる。
【0025】図3および図4に示すように、リッドスト
ッカ11は、縦長のストッカフレーム21と、上下方向
に延びるとともに、ストッカフレーム21に、鉛直軸線
を中心として回転自在に支持されたリッド収納器22
と、ストッカフレーム21の上部に取り付けられ、リッ
ド収納器22を所定角度、回転させるためのストッカ駆
動機構23などを有している。
【0026】ストッカフレーム21は、上下方向に延び
るフレーム本体21aを有しており、このフレーム本体
21aの下端部および上端部にそれぞれ、前方に水平に
延びるベースプレート24および支持プレート25が設
けられている。図8および図9に示すように、ベースプ
レート24の所定位置には、リッドLの外径よりも一回
り大きなリッド取出し孔24aが形成されている。一
方、支持プレート25には、取付金具25aを介して、
ストッカ駆動機構23が取り付けられている。そして、
これらのベースプレート24および支持プレート25の
間に、リッド収納器22が回転自在に支持されている。
【0027】リッド収納器22は、図7〜図9に示すよ
うに、上下方向に延びる3つの筒状の収納ドラム26を
有しており、これら収納ドラム26の各々に、上下方向
に積み重なった状態の多数のリッド(リッド列)が収納
される。また、これらの収納ドラム26は互いに、上下
方向に延びる回転軸22aを中心に対称に配置されてい
る。各収納ドラム26は、平面形状がリッドLの外径よ
りも一回り大きな蜂の巣状に形成されており、回転軸2
2aの反対側の半部が開閉扉27によって開閉されるよ
うになっている。この開閉扉27は、上下に2分割され
ており、各々の戸当たり側には、マグネット28が取り
付けられている。したがって、各開閉扉27のマグネッ
ト28がそれに対応する位置の吸着用プレート29に着
脱することにより、各収納ドラム26へのリッド列の補
充の際に、開閉扉27を簡単に開閉することができる。
なお、この開閉扉27には、複数の縦長のスリット27
aが形成されており、これにより、メインドア4の開放
時には、開閉扉27を開放することなく、収納ドラム2
6内のリッドLの残量を外部から容易に視認することが
できる。
【0028】また、リッド収納器22の回転軸22aの
上端部には、ギヤ22bが固定されており、このギヤ2
2bがストッカ駆動機構23によって回転駆動されるこ
とによって、リッド収納器22が所定角度回転する。ス
トッカ駆動機構23は、モータ31と、ギヤボックス3
2を介して、モータ31により回転駆動される駆動軸3
3などを有している。この駆動軸33には、その下端部
に、リッド収納器22の上記ギヤ22bにかみ合うギヤ
部34が設けられる一方、上端部に、リッド収納器22
の回転角度を制御するための円板状の制御板35が設け
られている。また、この制御板35の付近には、光セン
サからなるストッカセンサ36が配置されており、この
ストッカセンサ36により、制御板35の所定位置に形
成されたスリット35aの位置が検出される。この検出
結果に基づき、モータ31の作動が制御されることによ
って、リッド収納器22が所定角度、回転する。
【0029】図10は、図4に示すリッド装着装置2か
らリッドストッカ11を省略した部分を拡大して示して
おり、図11はその上面図の一部を示している。これら
の図および図9に示すように、リッドストッカ11の下
側、より具体的には、ベースプレート24のリッド取出
し孔24aの下側には、リッド列のうちの最下位のリッ
ドLを、それよりも上側のリッドと切り離すためのリッ
ドセパレータ41が取り付けられている。なお、以下の
説明では、リッド列のうちの最下位のリッドLおよびそ
のすぐ上のリッドLをそれぞれ、適宜、「装着リッドL
1」および「次装着リッドL2」と称呼する。
【0030】図12に示すように、リッドセパレータ4
1は、リッド取出し孔24aとほぼ同じ大きさで同心に
位置するリッド支持孔42を有する、平面形状がリング
状のケース43と、互いに等角度で、リッド支持孔42
に臨むようにケース43内に配置され、装着リッドL1
の支持および切離しを行うための複数(本実施形態では
6個)のリッドカム44と、これら全てのリッドカム4
4を、同期して所定角度、回転させるためのリングギヤ
45と、このリングギヤ45を所定角度、回転させるた
めのセパレータモータ46と、リングギヤ45の回転位
置を検出するための2つのリングギヤセンサ47、47
などを有している。
【0031】ケース43は、互いに上下対称な上ケース
43aおよび下ケース43bを上下に組み合わせて構成
されており、これら上下のケース43a、43bにそれ
ぞれ、各リッドカム44が鉛直軸線を中心として回転自
在に支持されている。各リッドカム44は、図12
(c)に示すように、上下方向に延びる回転軸44aを
間にして、互いに反対方向に水平に突出した一対の凸部
44b、44bを、上下2段で有している。同図(a)
に示すように、各リッドカム44の一対の凸部44b、
44bが、ケース43のリッド支持孔42の半径方向に
向いているときには、内側の凸部44bによって、装着
リッドL1の下面周縁部が下側から支持される。また、
各リッドカム44の下部には、上記リングギヤ45にか
み合うギヤ部44cが設けられている。なお、各リッド
カム44の下段の一対の凸部44b、44bは、上段の
それによって、装着リッドL1を誤って支持できなかっ
たときの予備として設けられている。
【0032】リングギヤ45は、ケース43の外径より
も一回り小さく形成されており、内周部に、6個のリッ
ドカム44のギヤ部44cにそれぞれかみ合う多数の歯
が形成されている。また、リングギヤ45には、図12
(a)および図13に示すように、半径方向に延びる駆
動用および回転位置検出用の長孔45a、45bがそれ
ぞれ、所定位置に形成されている。駆動用長孔45aに
は、所定形状のクランク48の一端部が摺動自在に挿入
されており、そのクランク48の他端部がセパレータモ
ータ46の回転軸46aに固定されている。
【0033】一方、回転位置検出用の長孔45bは、リ
ングギヤ45の駆動用の長孔45aの向い側の位置に形
成されており、リングギヤ45が図13(a)に示す位
置にあるときに、一方のリングギヤセンサ47(47
A)で検出されるようになっている。この一方のリング
ギヤセンサ47Aおよび他方のリングギヤセンサ47B
はいずれも光センサからなり、またこれらは互いに、所
定距離、離隔して配置されている。
【0034】このように構成されたリッドセパレータ4
1では、リングギヤ45およびリッドカム44が図12
(a)および図13(a)に示す状態にあるときには、
6つのリッドカム44のリッド支持孔42の中心に向い
た各凸部44bによって、装着リッドL1の下面周縁部
を下側から支持する。この状態から、セパレータモータ
46が作動し、クランク48が図13(a)の矢印Aに
示す方向に所定角度(約80度)、回転することによっ
て、リングギヤ45が矢印Bに示す方向に回転し、これ
に伴い、回転位置検出用の長孔45bが移動し、他方の
リングギヤセンサ47Bで検出されたときに、セパレー
タモータ46が停止する。これにより、リングギヤ45
は、矢印Bに示す方向に所定角度(約5度)、回転する
一方、これに伴い、6つのリッドカム44はそれぞれ、
図13(b)に示すように、約90度回転し、これによ
り、装着リッドL1の支持が解除される。
【0035】なお、図13(b)に示す状態において、
クランク48が上記矢印Aと逆方向(矢印A’)に所定
角度(約80度)、回転することにより、リングギヤ4
5が矢印B’に示す方向に回転し、これにより、リング
ギヤ45およびリッドカム44が同図(a)に示す状態
に復帰する。
【0036】また、リッドセパレータ41のケース43
には、リッド支持孔42内のリッドLの有無を検出する
リッド有無センサ49が設けられている。このリッド有
無センサ49は、互いに間隔を存し且つ水平に対向する
ように配置された発光素子49aおよび受光素子49b
からなる光センサで構成されている。発光素子49aか
らの光がリッド支持孔42内のリッドLで遮られたとき
には、リッドLがリッド支持孔42内に存在しており、
図示しない上記制御装置により、リッドセパレータ41
の上方に位置するリッド収納器22の収納ドラム26が
リッド切れではないと判定される。逆に、発光素子49
aからの光が何ら遮られることなく、受光素子49bで
受光されたときには、前述の収納ドラム26がリッド切
れであると判定される。
【0037】以上のように構成されたリッドストッカ1
1およびリッドセパレータ41では、販売時にふた付き
カップ飲料が選択されることで、リッドセパレータ41
の上方に位置するリッド収納器22の収納ドラム26内
のリッド列が、最下位のものから順に切り離され、消費
されてゆく。そして、販売時(例えば、今回の販売で最
後のリッドLを消費したとき)に、リッド有無センサ4
9を介して、前述の収納ドラム26がリッド切れである
と判定されると、次回のふた付きカップ飲料の販売に備
えて、リッド収納器22が所定角度(120度)、回転
し、これにより、リッド切れの収納ドラム26が、リッ
ド列を収納した新たな収納ドラム26に切り替わる。こ
の場合、新たな収納ドラム26内のリッド列は、ベース
プレート24上を摺動しながら、ベースプレート24の
上記リッド取出し孔24aまで移動する。
【0038】また、このような収納ドラム26の切替え
に先立ち、後述するリッド取出し機54が、リッド取出
し孔24a付近まで上昇する。具体的には、リッド取出
し機54の円柱状の本体部61が、リッドセパレータ4
1のリッド支持孔42を下方から貫通し、リッド取出し
孔24aの付近まで上昇する(図17参照)。その後、
上記のように収納ドラム26が切り替えられると、新た
な収納ドラム26内のリッド列のうちの最下位の装着リ
ッドL1が、リッド取出し孔24aを介して若干落下
し、本体部61の上端面を覆うように、これに載る。そ
の後、リッド取出し機54が下降し、その途中で、装着
リッドL1がリッドセパレータ41のリッド支持孔42
内で支持される。これにより、収納ドラム26の切替え
が終了する。
【0039】このように、収納ドラム26の切替えの際
に、リッド取出し孔24a付近まで上昇したリッド取出
し機54の本体部61に、装着リッドL1を一旦載せて
からリッドセパレータ41にセットするので、その装着
リッドL1を、ベースプレート24上からリッド取出し
孔24aを介して落下させ、リッドセパレータ41に直
接セットする場合に比べて、その落下距離を非常に短く
することができる。これにより、リッドセパレータ41
へのリッド列のセットを適正に且つ安定して行うことが
できる。
【0040】なお、収納ドラム26のリッド切れの判定
において、リッド支持孔42内にリッドLが全く存在し
ない場合を、収納ドラム26のリッド切れと判定する
他、リッド有無センサ49の上下方向の位置を、適宜、
設定することによって、リッド支持孔42内にリッドL
が1個あるいは数個存在している状態のときに、収納ド
ラム26がリッド切れになったと判定するようにしても
よい。この場合には、リッド支持孔42内に残存する最
上位のリッドLと、リッド取出し孔24aとの距離が短
くなるため、収納ドラム26の切替時に、新たな収納ド
ラム26内のリッド列の最下位のリッドLが、リッド取
出し孔24aを介してそのまま落下し、残存するリッド
Lに上方から積み重なる。したがってこの場合には、リ
ッド取出し機54を作動させなくても、リッドセパレー
タ41へのリッド列のセットを適切に行うことが可能で
ある。
【0041】次に、リッド取出し・移送装置12につい
て説明する。図10および図11に示すように、リッド
取出し・移送装置12は、上記リッドセパレータ41の
下方に配置されており、リッドセパレータ41のリッド
支持孔42内で支持された装着リッドL1を、下方へ移
動させながら取り出すリッド取出し装置51と、これに
よって取り出された装着リッドL1を、後述するリッド
受取位置からリッド装着位置まで移送するリッド移送装
置52とで構成されている。
【0042】リッド取出し装置51は、図14および図
15に示すように、上下方向に延びる1対の案内レール
53、53によって案内される昇降自在のリッド取出し
機54を有している。このリッド取出し機54は、上下
方向に延びる円柱状の本体部61と、この本体部61の
下部から案内レール53、53間に延びるベース部62
とを有しており、これら本体部61およびベース部62
により、正面形状がほぼL字状に形成されている。
【0043】本体部61は、上記リッドセパレータ41
のリッド支持孔42と同心となるように位置しており、
本体部61の外径が、リッドLの下面の開口19よりも
一回り小さく形成されている。また、本体部61および
ベース部62の内部には、リッド把持機構63が設けら
れており、このリッド把持機構63の後述するリッド把
持プレート64が、装着リッドL1に内側から係合する
ことによって、その装着リッドL1を掴めるようになっ
ている。なお、図14および図15(a)に示すよう
に、リッド取出し機54の本体部61の上端部には、側
壁に4つの開口61bを有するカバー61aが取り付け
られており、リッド把持機構63の後述する各リッド把
持プレート64の把持部64bがそれぞれ、開口61b
から出没するようになっている。
【0044】リッド把持機構63は、図15および図1
6に示すように、所定形状の4つのリッド把持プレート
64と、これら4つのリッド把持プレート64を、上下
方向に延びる駆動軸65を中心に互いに対称に配置した
状態で、各々を上下方向に延びる支持ピン66を介して
回動自在に支持する把持プレートホルダ67と、4つの
リッド把持プレート64の内方に配置され、所定角度、
回転することによって、各リッド把持プレート64を回
動させる所定形状のカムプレート68と、このカムプレ
ート68を、上記駆動軸65およびギヤボックス69を
介して、所定角度、回転駆動するリッド把持モータ70
などで構成されている。
【0045】リッド把持プレート64は、所定形状の金
属板を曲げ加工することなどで成形されており、ある程
度の高さを有するとともに、平面形状がくの字状で且つ
その一端部が支持ピン66に回動自在に連結されたアー
ム部64aと、このアーム部64aの支持ピン66と反
対側の端部に連なるとともに、アーム部64aに対して
直角に外方に屈曲し、平面形状が矩形状の把持部64b
とを有している。また、各リッド把持プレート64は、
図15(b)および図16に示すように、支持ピン66
に設けられたねじりコイルばね66aによって、把持部
64bが内方、すなわちカムプレート68側に付勢さ
れ、これに当接している。このカムプレート68は、平
面形状がほぼ正方形で、外周が図16に示すように形成
されている。
【0046】図15(b)に示すように、駆動軸65の
下端部には、カムプレート68の回転角度を制御するた
めの円板状の制御板71が設けられている。また、この
制御板71の付近には、光センサからなるリッド把持セ
ンサ72が配置されており、このリッド把持センサ72
により、制御板71の所定位置に形成された図示しない
スリットの位置が検出される。この検出結果に基づき、
リッド把持モータ70の作動が制御されることによっ
て、カムプレート68が所定角度、回転する。
【0047】図16(a)に示すように、各リッド把持
プレート64がカムプレート68の辺部分に当接した状
態では、把持部64bの先端がカバー61aの開口61
b付近に位置する。一方、この状態から、カムプレート
68が図16(b)に示すようにほぼ45度回転する
と、各リッド把持プレート64は、ねじりコイルばね6
6aに抗して内方から押圧されることで回動し、把持部
64bが外方に若干突出する。
【0048】このように回動駆動されるリッド把持プレ
ート64では、図16(a)に示す各リッド把持プレー
ト64の把持部64bの先端を結んだときの円E1の直
径は、リッドLの嵌合部17のそれよりも小さく、一
方、図16(b)に示す円E2の直径は、リッドLの嵌
合部17とそれとほぼ同一である。したがって、各リッ
ド把持プレート64が、同図(b)に示す状態にあると
きには、各把持部64bの先端部で、リッドLの嵌合部
17に内側から係合し、リッドLを把持することが可能
となる。逆に、各リッド把持プレート64が、同図
(a)に示す状態にあるときには、各把持部64による
リッドLの把持を解除することができる。なお、以下の
説明では、図16(a)および(b)に示す各リッド把
持プレート64の状態をそれぞれ、「リッド解放姿勢」
および「リッド把持姿勢」と称呼する。
【0049】以上のようなリッド把持機構63を有する
リッド取出し機54は、図14および図15(a)に示
すように、ベース部62の端部(右部)に昇降機構73
を有している。この昇降機構73は、エンコーダ付きの
モータからなるリッド取出しモータ74と、このモータ
74により、ギヤボックス75を介して、水平軸線回り
に回転駆動されるピニオン76と、上下方向に延び、ピ
ニオン76にかみ合うラック77とを有している。ま
た、昇降機構73の付近には、リッド取出し機54の待
機位置を検出するための光センサからなる待機位置セン
サ78が配置されている。
【0050】図17は、リッド取出し機54の上端、す
なわち本体部61の上端を基準とするリッド取出し機5
4の昇降位置を示している。同図に示すように、リッド
取出し機54は、待機位置H1と上限位置Hmaxとの間
で昇降できるようになっており、また、これら待機位置
H1および上限位置Hmaxに加え、これらの間のリッド
把持位置H2および一時停止位置H3の2つの位置で停
止できるようになっている。
【0051】これら4つの位置をそれぞれ具体的に説明
する。まず、待機位置H1は、リッド取出し機54の上
昇開始前の位置であり、販売待機時には、この待機位置
H1に、リッド取出し機54が位置している。リッド把
持位置H2は、リッド取出し機54の上端が、リッドセ
パレータ41の上端付近に位置し、リッド把持機構63
のリッド把持プレート64がリッド把持姿勢となること
で、装着リッドL1を把持可能な位置である。一時停止
位置H3は、前述のリッド把持位置H2よりも、若干低
い位置であり、その高さは、互いに積み重なった装着リ
ッドL1および次装着リッドL2の下面間の高さとほぼ
同じである。リッド上限位置Hmaxは、上記リッドスト
ッカ11のベースプレート24とほぼ同じ高さであり、
上述した収納ドラム26の切替えの際に、リッド取出し
機54がこのリッド上限位置Hmaxまで上昇する。
【0052】図18は、リッド移送装置52を示してい
る。同図に示すように、リッド移送装置52は、ベース
プレート81と、このベースプレート81の上側に設け
られ、リッドLを、上記リッドセパレータ41の真下の
リッド受取位置(図18(a)、(b)に示す位置)か
ら、リッド装着位置(図23に示す位置)に移送するた
めのリッド移送アーム82と、このリッド移送アーム8
2を駆動するアーム駆動機構83とを有している。
【0053】図18(a)および(b)に示すように、
ベースプレート81上の所定位置には、リッド移送アー
ム82が当接することで、その可動範囲を規制するため
の2本のロッド84、85が立設されている。具体的に
は、ロッド84およびロッド85はそれぞれ、リッド移
送アーム82をリッド受取位置およびリッド装着位置に
位置決めする。なお、ベースプレート81上のロッド8
4の付近には、マイクロスイッチからなる受取位置スイ
ッチ86が設けられており、リッド移送アーム82がリ
ッド受取位置に位置しているときには、この受取位置ス
イッチ86がリッド移送アーム82で押されるようにな
っている。
【0054】リッド移送アーム82は、ある程度の厚み
を有するとともに、平面形状が団扇状に形成されてお
り、水平に延びるアーム部91と、このアーム部91に
連なるリング状のリッド保持部92とを有している。
【0055】アーム部91は、リッド保持部92と反対
側の端部が、上下方向に延びる支持軸93に回動自在で
且つこれに沿って昇降自在に支持されている。アーム部
91の上側には、支持軸93の上端部の軸受け93aと
の間にコイルばね94が設けられており、このコイルば
ね94によって、リッド移送アーム82全体が下方に付
勢されている。また、アーム部91の下部には、支持軸
93の周囲に下方に若干突出した凸部91aが設けら
れ、アーム駆動機構83の後述するアーム駆動カム10
3にかみ合っている。
【0056】一方、リッド保持部92は、二重構造にな
っており、アーム部91と一体に形成されたリング部9
5の内側に、リッドLを保持するためのリッド保持リン
グ96を有している。図18(a)、(c)に示すよう
に、リッド保持リング96は、その内径がリッドLの最
大外径(下面の外径)よりも若干大きく形成される一
方、外径がリング部95の内径よりも若干小さくなって
いる。すなわち、リッド保持リング96とリング部95
との間には、若干の隙間F(例えば2mm)が全周にわ
たって設けられており、これにより、リッド保持リング
96は、リング部95に対しその半径方向に遊びを有し
ている。
【0057】また、リッド保持リング96の内周部に
は、その開口96aにリッドLを係止するための4つの
リッド係止爪97が設けられており、これらは、開口9
6aに臨むように、リッド保持リング96の内周に沿っ
て互いに等角度で配置されている。各リッド係止爪97
は、図18(c)に示すように、正面形状が縦長の長方
形で且つ側面形状が内側に凸のくの字状に形成され、そ
の凸部分に、リッドLを下側から支持した状態で係止す
るための係止部97aを有している。また、各リッド係
止爪97は、その上端部に設けられた支持軸98に、係
止部97aでリッドLを係止可能なリッド係止位置(図
18(c)の実線で示す位置)と、その係止を解除可能
なリッド解除位置(同図の2点鎖線で示す位置)との間
で回動自在に支持されている。さらに、各リッド係止爪
97は、上端部に設けられたねじりコイルばね99によ
って、リッド係止位置に付勢されている。
【0058】アーム駆動機構83は、図18(a)、
(b)に示すように、リッド移送モータ101と、ベー
スプレート81の下面に取り付けられたギヤボックス1
02を介して、リッド移送モータ101により回転駆動
され、これにより、リッド移送アーム82を駆動するア
ーム駆動カム103などで構成されている。なお、モー
タ101は、ベースプレート81に形成された貫通孔8
1aを介して、上方に一部が突出した状態でギヤボック
ス102に連結されている。
【0059】アーム駆動カム103は、ベースプレート
81とリッド移送アーム82との間に配置され、リッド
移送アーム82の支持軸93と同心で回転自在に構成さ
れている。また、アーム駆動カム103は、リッド移送
アーム82の凸部91aに、互いに回転不能に且つ上下
方向に係脱自在にかみ合うように形成されている。この
ようなアーム駆動カム103が、ギヤボックス102を
介して、モータ101により所定角度、回転駆動される
と、これに伴い、リッド移送アーム82がリッド受取位
置とリッド装着位置との間で回動する。なお、アーム駆
動カム103の付近には、光センサからなる2つの移送
アームセンサ104、104が設けられており、これら
のセンサ104、104および上記受取位置スイッチ8
6によって、リッド移送アーム82の位置が検出される
ようになっている。
【0060】ここで、図17および図19〜図22を参
照しながら、リッド取出し装置51により、リッドセパ
レータ41から装着リッドL1を取り出し、それをリッ
ド移送装置52のリッド移送アーム82に受け渡す一連
の動作について順に説明する。なお、リッド取出し装置
51の作動開始前においては、リッド取出し機54は、
図17に実線で示す待機位置H1に位置している。また
この場合、リッドセパレータ41のリッドカム44はい
ずれも、図19(a)に示すように、凸部44bがリッ
ド支持孔42の半径方向に向いている。
【0061】まず、リッド取出し機54は、待機位置H
1からリッド把持位置H2まで上昇する(図19
(b))。そして、リッド把持機構63の各リッド把持
プレート64は、リッド把持姿勢となり、装着リッドL
1の嵌合部17に内側から係合する(図19(c))。
次いで、図20(a)に示すように、リッドカム44は
いずれも、約90度回転し、リッドカム44の凸部44
bによる装着リッドL1の支持が解除される。その後、
リッド取出し機54が下降し、一時停止位置H3に停止
する(図20(b))。そして、リッドカム44は、反
対回りに回転することで、図20(c)に示すように、
元の位置に戻り、凸部44bで次装着リッドL2を支持
する。これにより、装着リッドL1は、リッドカム44
による支持が解除されるとともに、次装着リッドL2か
らの切り離しが可能な状態となる。
【0062】次いで、図21(a)に示すように、リッ
ド把持機構63のリッド把持プレート64が、リッド把
持姿勢からリッド解放姿勢に戻り、これにより、装着リ
ッドL1は、リッド取出し機54の本体部61のカバー
61a上に単に載置された状態となる。その後、一時停
止位置H3のリッド取出し機54は、再度下降し(図2
1(b))、待機位置H1に戻る。なお、リッド取出し
機54が一時停止位置H3から若干下降してから、リッ
ド把持姿勢のリッド把持プレート64をリッド解放姿勢
に戻すようにしてもよい。この場合には、装着リッドL
1をリッド把持プレート64で把持したまま、リッド取
出し機54が若干下降するので、装着リッドL1を次装
着リッドL2から確実に切り離すことができる。
【0063】このようにしてリッドセパレータ41から
取り出された装着リッドL1は、リッド取出し機54の
一時停止位置H3から待機位置H1への下降の途中に、
図22(a)および(b)に順に示すように、リッド移
送アーム82の4つのリッド係止爪97に係止される。
以上のようにして、装着リッドL1がリッド移送アーム
82に受け渡され、この装着リッドL1は、図23に示
すように、リッド移送アーム82によって、リッド受取
位置からリッド装着位置に移送される。
【0064】次に、図24、図25を参照して、カップ
搬送装置13について説明する。上述したように、この
カップ搬送装置13は、カップディスペンサ6から受け
取ったカップCを、前後方向(図24の左右方向)およ
び上下方向に搬送するものであり、後述するそれぞれの
所定位置で、カップCへの飲料供給、そのカップCへの
リッドLの装着、および購入者へのふた付きカップ飲料
Dの提供が行われる。
【0065】カップ搬送装置13は、カップCを前後方
向および上下方向にそれぞれ搬送する前後搬送装置11
1および上下搬送装置112で構成されている。前後搬
送装置111は、前後方向に延びるとともに、上下搬送
装置112の側部が摺動自在に係合する前後搬送フレー
ム113と、この前後搬送フレーム113の前端部およ
び後端部にそれぞれ回転自在に設けられた前プーリ11
4および後プーリ115と、これらのプーリ114、1
15に巻き掛けられるとともに、上下搬送装置112の
側部に連結されたタイミングベルト116と、後プーリ
115を回転駆動するパルスモータからなる前後搬送モ
ータ117と、上下搬送装置112の下端部のローラ1
12aが転動自在に係合し、上下搬送装置112を前後
方向に案内する案内レール118と、上下搬送装置11
2が、後述する飲料供給位置P2およびカップ飲料提供
位置P4にそれぞれ到達したか否かを検出する2つの前
後位置センサ119、119とを有している。なお、前
後搬送フレーム113および案内レール118は、販売
機本体3内の内壁や所定のフレーム3a(図2〜4参
照)などに固定されている。
【0066】このような前後搬送装置111において、
前後搬送モータ117で後プーリ115が回転駆動され
ると、タイミングベルト116が所定方向に回転し、こ
れに伴い、上下搬送装置112が前後方向に移動すると
ともに、次の4つの所定位置、具体的には、カップ供給
位置P1、飲料供給位置P2、リッド装着位置P3およ
びカップ飲料提供位置P4にそれぞれ停止するように制
御される。
【0067】まず、カップ供給位置P1は、カップディ
スペンサ6からカップCが供給される位置であり、カッ
プドロッパ6bの真下の位置である。また、飲料供給位
置P2は、カップCに飲料を供給する位置であり、飲料
ノズル10の真下の位置である。また、リッド装着位置
P3は、飲料が供給されたカップCにリッドLを装着す
る位置であり、カップ供給位置P1と飲料供給位置P2
との間の位置である。また、カップ飲料提供位置P4
は、カップ入り飲料を購入者に提供する位置であり、前
後搬送フレーム113の前端付近の位置である。
【0068】なお、上述したように、上下搬送装置11
2は、2つの前後位置センサ119、119でそれぞれ
検出されることによって、飲料供給位置P2およびカッ
プ飲料提供位置P4に停止制御される。一方、カップ供
給位置P1およびリッド装着位置P3における上下搬送
装置112の停止制御は、前後位置センサ119、11
9で検出される飲料供給位置P2およびカップ飲料提供
位置P4を基準としたときの、前後搬送モータ117に
与えるパルス数で行われる。
【0069】図25は、上下搬送装置112の内部構造
を示している。この上下搬送装置112は、カップCを
昇降させるカップ昇降機構121と、カップCを側方か
ら軽く掴むように保持するカップ保持機構122とを有
している。
【0070】カップ昇降機構121は、上端部にカップ
Cを載置するためのカップ台123(カップ載置台)を
上端部に有するとともに、側面形状がL字状のカップ昇
降アーム124と、互いに間隔を存して上下方向に平行
に延びるとともに、カップ昇降アーム124に螺合し、
このカップ昇降アーム124を上下方向に移動させるた
めの一対の送りねじ125、125と、これら送りねじ
125、125の下端部間に配置された駆動ギヤ126
と、この駆動ギヤ126を回転駆動するパルスモータか
らなるカップ昇降モータ127と、一対の送りねじ12
5、125の下端部にそれぞれ固定され、いずれも駆動
ギヤ126にかみ合う2つのギヤ128、128と、カ
ップ昇降アーム124の下限位置を検出する昇降アーム
下限センサ129とを有している。
【0071】このように構成されたカップ昇降機構12
1では、カップ昇降モータ127により駆動ギヤ126
が所定方向に回転駆動されると、これにかみ合うギヤ1
28、128をそれぞれ有する一対の送りねじ125、
125が、互いに同一方向に回転する。そして、これら
の送りねじ125、125に螺合するカップ昇降アーム
124は、上下方向に移動し、これに伴い、カップ昇降
アーム124のカップ台123に載置されたカップCが
昇降する。
【0072】なお、カップ昇降アーム124の昇降位置
の制御は、昇降アーム下限センサ129で検出された下
限位置(図25(b)に示す位置)を基準としたとき
の、カップ昇降モータ127に与えるパルス数で行われ
る。また、カップ昇降アーム124の昇降速度の制御
は、カップ昇降モータ127の回転速度を制御すること
で行われる。
【0073】一方、カップ保持機構122は、上記送り
ねじ125、125の上端付近に設けられたカップハン
ドフレーム131と、このカップハンドフレーム131
に端部が固定され、互いに間隔を存し、水平且つ平行に
延びる一対の支持軸132、132と、この一対の支持
軸132、132に摺動自在に支持されるとともに、カ
ップCを左右から挟むように掴むカップハンド133
と、カップハンドフレーム131に取り付けられ、カッ
プハンド133を駆動する、エンコーダ付きのカップハ
ンドモータ134とを有している。
【0074】カップハンド133は、平面形状がほぼL
字状に形成され、互いに向かい合うように配置された左
右2つのハンド135、135を有している。これら2
つのハンド135、135の基端部(図25(a)の左
端部)にはそれぞれ、互いに対向し且つ支持軸132に
沿って平行に延びるように形成されたラック135a、
135aを有している。そして、これらのラック135
a、135aは、上記カップハンドモータ134によっ
て回転駆動されるピニオン136にかみ合っている。ま
た、2つのハンド135、135の先端部(図25
(a)の右端部)にはそれぞれ、互いに向き合う円弧状
のホルダ部135b、135bを有している。
【0075】このように構成されたカップ保持機構12
2では、カップハンドモータ134により、ピニオン1
36が所定方向に所定回転数、回転駆動されると、その
ピニオン136にかみ合うラック135a、135aを
それぞれ有するハンド135、135が、互いに接近す
る。そして、カップ台123に載置されたカップCを、
ハンド135、135のそれぞれのホルダ部135b、
135bで、左右から挟むように軽く掴む。なお、上記
ピニオン136が上記と反対方向に回転駆動されると、
ハンド135、135が互いに離れ、これにより、カッ
プCが解放される。
【0076】次に、図26を参照して、リッド押圧装置
14について説明する。上述したように、このリッド押
圧装置14は、上記カップ搬送装置13によるカップC
の上方への移動に伴い、リッドLを相対的に上方から押
圧しながら、カップCに嵌め込むものであり、上記リッ
ド移送アーム82がリッド装着位置に回動したときのリ
ッド保持部92よりも若干上方に配置されている。この
リッド押圧装置14は、モータ141と、上下方向に延
び、モータ141により、ギヤボックス142を介して
回転駆動される駆動軸143と、この駆動軸143の下
端部に取り付けられ、駆動軸143の回転に伴って回転
しながらリッドLを押圧する回転押圧体144とを有し
ている。
【0077】回転押圧体144は、互いに等角度で放射
状に延びる3つの水平軸線回りにそれぞれ回転自在の3
つのローラ145と、平面形状が円形に形成され、各ロ
ーラ145を回転自在に支持するローラホルダ146
と、ローラホルダ146の上側に、駆動軸143に固定
された状態で設けられ、上記駆動軸143の回転をロー
ラホルダ146に伝達するための、下向きコ字状の動力
伝達板147とを有している。
【0078】ローラホルダ146は、駆動軸143に沿
って、上下方向に若干移動可能な状態で、駆動軸143
に取り付けられている。また、ローラホルダ146の上
部には、図26(b)、(c)に示すように、互いに間
隔を存し、平行に延びる一対の溝148、148が形成
されており、これらの溝148、148に、動力伝達板
147の下部が遊挿されている。さらに、ローラホルダ
146の上部には、上面が開口した一対のばね挿入孔1
49、149が設けられており、これらのばね挿入孔1
49、149にそれぞれ、圧縮ばね150、150が挿
入されている。これらの圧縮ばね150、150は、上
端が動力伝達板147の下面に当接しており、したがっ
て、これらの圧縮ばね150、150により、3つのロ
ーラ145を保持するローラホルダ146が下方に付勢
されている。
【0079】また、ローラホルダ146の上部の外周縁
部は、上方に突出するように形成されており、この突出
した突出部146aの付近に、光センサからなるローラ
センサ151が設けられている。このローラセンサ15
1は、ローラホルダ146の上昇位置を検出すること
で、ローラ145が所定距離(例えば2〜3mm)、上
昇したか否かを検出する。
【0080】次に、以上のように構成されたリッド装着
装置2を有する自動販売機1の販売時の動作について、
カップCへのリッドLの装着を中心に説明する。なお、
販売待機時には、図2〜図5に示すように、カップ搬送
装置13の上下搬送装置112は、カップ供給位置P1
に位置するとともに、カップ台123が下限位置に位置
している。また、リッド取出し・移送装置12のリッド
取出し機54は、待機位置H1に位置する一方、リッド
移送アーム82は、リッド受取位置に位置している。
【0081】販売時に、購入者が、自動販売機1に金銭
を投入し、所望の商品選択ボタンおよびリッド装着ボタ
ンを押すと、まず、カップディスペンサ6から、最下位
のカップCが切り離され、カップ搬送装置13(上下搬
送装置112)のカップ台123上に落下する。そし
て、そのカップCは、カップ保持機構122のカップハ
ンド133により、左右から軽く掴まれた状態となる。
また、このような上下搬送装置112へのカップCの供
給と同時に、購入者の選択した飲料が、ミキシングボウ
ル8内で調理される。
【0082】次いで、カップCを保持する上下搬送装置
112は、図24に示すように、後方の飲料供給位置P
2に移動する。そして、ミキシングボウル8内の飲料
が、飲料チューブ9および飲料ノズル10を介して、カ
ップCに注がれる。カップCへの飲料供給終了後、上下
搬送装置112は前方のリッド装着位置P3に移動す
る。また、以上のように、カップCがカップディスペン
サ6からリッド装着位置P3に搬送されるまでの間に、
リッド取出し・移送装置12により、リッドストッカ1
1から、最下位のリッドL(装着リッドL1)が、リッ
ド装着位置まで移送される。
【0083】すなわち、図19〜図23を参照して上述
したように、リッド取出し装置51のリッド取出し機5
4が、待機位置H1からリッド把持位置H2まで一旦上
昇した後、リッド取出し機54のリッド把持機構63、
およびリッドセパレータ41が作動し、装着リッドL1
を次装着リッドL2から切り離す。その後、リッド取出
し機54が、一時停止位置H3から待機位置H1まで下
降し、その途中で、装着リッドL1が、リッド移送アー
ム82のリッド保持リング96内にリッド係止爪97で
係止される。そして、リッド移送アーム82が、リッド
受取位置からリッド装着位置に回動し、これにより、装
着リッドL1がリッド装着位置、より具体的には、リッ
ド装着位置P3に搬送されたカップCの上方で、且つリ
ッド押圧装置14のローラ145の下側に移送される
(図27(a)参照)。
【0084】ここで、図27および図28を参照して、
リッド装着位置におけるカップCへの装着リッドL1の
装着を順に説明する。まず、リッド装着位置P3に位置
する上下搬送装置112のカップ昇降アーム124が上
昇し、図27(a)に示す下限位置のカップ台123に
載置されたカップCが、装着リッドL1に下方から当接
する(図27(b)参照)。そして、カップ昇降アーム
124がさらに上昇することで、カップCが装着リッド
L1を持ち上げ、この装着リッドL1の上端が回転押圧
体144のローラ145の付近に到達する。ここまでの
上昇区間では、カップ昇降アーム124は高速(例えば
50mm/s)で上昇する。その後、カップ昇降アーム
124の上昇速度が低速(例えば5mm/s)に切り替
わり、カップ昇降アーム124がゆっくりとさらに上昇
し、装着リッドL1が、回転している回転押圧体144
の3つのローラ145に下方から当接する。
【0085】一方、装着リッドL1の上方のリッド押圧
装置14では、カップ昇降アーム124の上昇速度が切
り替わるタイミングよりも少し前から、回転押圧体14
4が、鉛直軸線回りに所定の回転速度(例えば3秒で2
回転)で回転する。
【0086】装着リッドL1がローラ145に当接した
後も、カップ昇降アーム124がゆっくりとさらに上昇
する。これにより、装着リッドL1は、下側のカップC
によって、上側の回転押圧体144のローラ145に次
第に強く押し当てられる。そして、この装着リッドL1
は、スナップ嵌めによって、カップCに適正に且つしっ
かりと装着される(図27(c)、図6(c)参照)。
【0087】このように、装着リッドL1がカップCに
適正に且つしっかりと装着されるのは、主に、リッド移
送アーム82におけるリッド保持リング96の遊び、カ
ップ昇降アームの上昇速度、および回転押圧体144の
回転による。例えば、図29(a)に示すように、カッ
プCの上端部の開口の中心と、装着リッドL1の下端部
の開口の中心とが、数mm程度ずれている場合に、カッ
プCが装着リッドL1に下方から当接すると、同図
(b)に示すように、装着リッドL1がカップCの水平
な上面に対し、若干傾斜することがある。
【0088】しかし、本実施形態のリッド装着装置2に
おいては、装着リッドL1を保持するリッド移送アーム
82のリッド保持リング96が、その遊びによって、水
平面内で若干移動し、また、装着リッドL1に当接した
カップCがゆっくりと上昇し、さらに、回転押圧体14
4が回転することで、3つのローラ145が装着リッド
L1の上面周縁部をスムーズに押圧する。したがって、
装着リッドL1およびカップCの開口の中心が互いにず
れている場合であっても、前述のようにして、それらの
中心を合致させながら、装着リッドL1をカップCに装
着させるので、装着リッドL1をカップCに適正に且つ
しっかりと装着することができる。
【0089】以上のようにして、装着リッドL1がカッ
プCに装着され、図27(c)に示すように、回転押圧
体144のローラホルダ146が、圧縮ばね150、1
50に抗して、所定高さ(例えば2〜3mm)上昇した
ことが、ローラセンサ151で検出されると、カップ昇
降アーム124の上昇が停止する。その後、逆に、カッ
プ昇降アーム124が下降し、図28(a)に示すよう
に、回転押圧体144が元の高さに戻ったところで、カ
ップ昇降アーム124の下降が停止する。
【0090】図28(a)に示すように、この状態のま
ま、カップ昇降アーム124が下降すると、装着リッド
L1の下面周縁部がリッド移送アーム82のリッド係止
爪97で係止され、そのために、リッド装着済みカップ
Cが宙づりになってしまうことがある。そこで、リッド
係止爪97による装着リッドL1の係止を解除すべく、
図28(b)に示すように、リッド移送アーム82を若
干上昇させる。
【0091】具体的には、図23および図30(a)に
示すように、リッド装着位置に位置するリッド移送アー
ム82を、リッド受取位置(図23(a)の2点鎖線で
示す位置)と反対方向に回動させるように、アーム駆動
機構83を短時間作動させる。この場合、リッド移送ア
ーム82は、ロッド85に当接し、これを越えて回動す
ることはできない。しかし、アーム駆動機構83のアー
ム駆動カム103が所定角度、回転すると、アーム駆動
カム103とこれにかみ合っていたリッド移送アーム8
2の凸部91aとのかみ合いがはずれ、そのかみ合い高
さの分、アーム駆動カム103がコイルばね94に抗し
て、リッド移送アーム82を持ち上げる。これにより、
リッド移送アーム82は、アーム駆動カム103とのか
み合い高さと同じ高さGだけ上昇する。
【0092】またこの場合、リッド装着済みカップC
は、そのリッドL1の上面が回転押圧体144に当接し
ているため、上昇したリッド移送アーム82に対し、相
対的に下降する。そうすると、リッド移送アーム82の
各リッド係止爪97は、リッドL1により、ねじりコイ
ルばね99に抗して押圧され、リッド係止位置から外方
のリッド解除位置に回動する。これにより、リッド装着
済みカップCのリッドL1の係止が解除される。
【0093】その後、停止していたカップ昇降アーム1
24が下降し、図28(c)に示すように、下限位置で
停止する。以上により、カップCへの装着リッドL1の
装着が完了する。なお、カップ昇降アーム124が下限
位置に到達すると、リッド装着位置のリッド移送アーム
82が、次回の販売に備えて、リッド受取位置に戻る。
【0094】以上のようにして、カップCにリッドLが
装着された後、リッド装着位置P3の上下搬送装置11
2は、図31に示すように、前方のカップ飲料提供位置
P4まで移動する。そして、同図に2点鎖線で示すよう
に、カップ昇降アーム124が上昇し、ふた付きカップ
飲料Dを、商品取出し部5のステージ5aまで持ち上げ
る。これにより、ふた付きカップ飲料Dの販売が終了す
る。なお、ふた付きカップ飲料Dが、商品取出し部5か
ら購入者に取り出されると、上昇していたカップ昇降ア
ーム124が下限位置まで下降し、上下搬送装置112
が、次回の販売に備えて、カップ供給位置P1に戻る。
【0095】次に、図32を参照して、上記のようにし
てリッドLが装着されたふた付きカップ飲料Dにおい
て、そのリッドLがカップCに適正に装着されているか
否かを検出するリッド適正装着検出部について説明す
る。このリッド適正装着検出部は、例えば発光素子16
1および受光素子162を有する赤外線変位センサ16
3(リッド装着センサ)を備えている。この赤外線変位
センサ163の発光素子161は、例えば、上下搬送装
置112の上端部に設けられる一方、受光素子162
は、カップ台123を間にして、発光素子161に水平
に対向するように設けられている。また、これらの素子
161、162は、赤外線Rの高さが、所定の高さにな
るように配置されている。すなわち、リッドLがカップ
Cに適正に装着されたふた付きカップ飲料Dが、下限位
置のカップ台123に載置されたときのリッドLの上端
までの高さよりも若干高い位置Sに、赤外線Rが通るよ
うに、発光素子161および受光素子162が配置され
ている。
【0096】したがって、カップCへのリッドLの装着
完了後、カップ台123が下限位置まで下降したとき
に、上記赤外線変位センサ163による赤外線Rが遮断
されたときには、リッドLが、カップCの上端部の水平
な開口に対し傾斜しているとして、カップCに適正に装
着されていないと判定される。そして、このように、カ
ップCへのリッドLの装着が不適正であるときには、そ
の旨が、メインドア4の表示部に表示される。これによ
り、購入者は、提供されたふた付きカップ飲料Dのリッ
ドLの装着が不十分であることを知ることができる。
【0097】また、リッド適正装着検出部としてさら
に、カップ昇降アーム124のカップ台123を鉛直軸
線回りに回転するように構成するとともに、上記赤外線
変位センサ163によるリッドLの検出の際に、カップ
台123を図示しないモータで所定角度、回転駆動する
ようにしてもよい。この場合、カップ台123を、少な
くとも180度回転させることにより、リッドLがどの
方向に傾斜していても、そのリッドLの上端が、カップ
台123からの高さSを上回るか否かを確実に検出で
き、これにより、リッドLがカップCに適正に装着され
ているか否かを、より確実に判定することができる。
【0098】さらに、以上のようにふた付きカップ飲料
DのリッドLが適正に装着されているか否かを検出する
他、カップCへのリッドLの装着が不適正であるときに
は、再度、リッドLをカップCに装着するようにしても
よい。この場合、ふた付きカップ飲料Dから、装着が不
適正のリッドLを取り除くための適当なリッド除去装置
(図示せず)を設け、このリッド除去装置によってリッ
ドLが取り除かれたカップCに対し、新たなリッドL
を、上述した一連の装着動作と同様にして、再度、装着
する。つまり、1回でリッドLが適正に装着されなかっ
たときには、再度、リッドLを装着する。これにより、
リッドLが適正に装着されたふた付きカップ飲料Dを、
より確実に提供することができる。なお、リッドLの再
装着の回数はあらかじめ設定されており、その設定した
回数、再装着が繰り返されても、リッドLが適正に装着
されないときには、その旨が表示部に表示されるととも
に、カップ飲料Dが購入者に提供される。
【0099】次に、図33を参照して、カップ昇降アー
ム124の高速上昇区間の設定について説明する。本設
定は、例えば、自動販売機1の電源を入れた際の初期設
定時や、リッド装着装置2のメンテナンス終了時など
に、自動的に、あるいはオペレータが所定のボタンなど
を操作することによって行われる。
【0100】本設定ではまず、上下搬送装置112がリ
ッド装着位置P3(図24参照)に移動する。次いで、
下限位置のカップ昇降アーム124が上昇する。そし
て、カップ台123が上方の回転押圧体144のローラ
145に当接し、カップ昇降アーム124がさらに若干
上昇することで、ローラホルダ146がカップ台123
で押し上げられる。そのことがローラセンサ151に検
出されると、カップ昇降アーム124は上昇を停止し、
下限位置まで下降する。
【0101】このように、カップ昇降アーム124が、
リッド装着位置P3において昇降することにより、その
ときのカップ昇降モータ127のパルス数に基づいて、
下限位置のカップ台123から、回転押圧体144のロ
ーラ145までの距離Wが求められる。そして、この距
離Wに加えて、リッドLをカップCに適正に装着したと
きのふた付きカップ飲料Dの高さX、およびリッドLを
ローラ145に当接させる際に、カップ昇降アーム12
4をゆっくりと上昇させるべき距離Zに基づいて、上記
図示しない制御装置により、カップ昇降アーム124の
高速上昇区間Y(=W−(X+Z))が算出される。つ
まり、カップ昇降アーム124を高速上昇から低速上昇
に切り替えるべき高さ(以下「速度切替え高さ」とい
う)が求められる。
【0102】この速度切替え高さは、リッド装着位置P
3におけるカップ昇降アーム124と回転押圧体144
との相互距離の製造上のばらつきや、使用あるいはメン
テナンスに伴う変化を吸収しつつ、適正に求められる。
したがって、カップCへのリッドLの装着時に、この速
度切替え高さに応じて、カップ昇降アーム124の上昇
速度を制御することにより、すなわち、下限位置から速
度切替え高さまでは高速(例えば50mm/s)で上昇
させ、速度切替え高さに到達後は、低速(例えば5mm
/s)で上昇させることにより、カップCへのリッドL
の適正な装着をより確実に行うことができる。
【0103】以上詳述したように、本実施形態のリッド
装着装置2によれば、購入者への提供前に、着脱自在の
リッドLを飲料の入ったカップCに自動的に装着するの
で、購入者は、カップ飲料Dをこぼすことなく、しかも
複数のカップ飲料であっても、容易に且つ安全に持ち運
ぶことができる。また、ふた付きカップ飲料Dをテーブ
ルなどの上で誤って倒した場合であっても、カップCか
ら飲料がこぼれないので、テーブルを汚すことがない。
さらに、購入者は、カップCから一旦取り外したリッド
Lを、再度簡単に取り付けることができるので、飲み掛
けのカップCにふたをしておくことで、その飲料を衛生
に保つことができるとともに、飲料がホット飲料である
場合に、それを冷め難くすることもできる。
【0104】また、カップCへのリッドLの装着が不適
正であるときには、その旨がメインドア4の表示部に表
示されるので、購入者は、提供されたふた付きカップ飲
料DのリッドLの装着が不十分であることを知ることが
できる。これにより、購入者は、そのふた付きカップ飲
料Dを注意して持ち運んだり、自らリッドLを手でしっ
かりと装着してから、ふた付きカップ飲料Dを持ち運ん
だりすることができる。
【0105】なお、本発明は、説明した上記実施形態に
限定されることなく、種々の態様で実施することができ
る。例えば、本実施形態では、リッドLがカップCに適
正に装着されているか否かを、赤外線変位センサ163
で検出するようにしたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、その他の適当なセンサを利用することも可
能である。また、実施形態で示したリッド装着装置2の
細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨
の範囲内で適宜、変更することができる。
【0106】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のカップ式
自動販売機のリッド装着装置は、リッドがカップに適正
に装着されなかったときに、その旨を購入者に報知した
り、カップへのリッドの装着を再度実行したりすること
ができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリッド装着装置を内
蔵したカップ式自動販売機を示す斜視図である。
【図2】図1のカップ式自動販売機の内部を示す斜視図
である。
【図3】カップディスペンサを省略したカップ式自動販
売機の内部を示す斜視図である。
【図4】カップディスペンサを省略したカップ式自動販
売機の内部を示す正面図である。
【図5】リッドストッカおよびリッド取出し・移送装置
を省略したカップ式自動販売機の内部を示す右側面図で
ある。
【図6】リッドおよびカップを示す図であり、(a)は
リッドの上面図、(b)は一部を裁断したリッドの側面
図、(c)はカップの側面図を示す。
【図7】ストッカフレームを省略したリッドストッカの
上端部を示す斜視図である。
【図8】ストッカフレームの上部の支持プレートを省略
したリッドストッカを示す上面図である。
【図9】リッドストッカのベースプレートの周辺を示す
斜視図である。
【図10】図4に示すリッド装着装置からリッドストッ
カを省略した部分を拡大して示す正面図である。
【図11】図10の上面図の一部を示している。
【図12】リッドセパレータを示す図であり、(a)は
平面図、(b)は側面図、(c)はリッドカムを示して
いる。
【図13】リッドセパレータのリッドカムの動作を説明
するための図であり、(a)は各リッドカムがリッドを
係止するときの状態、(b)はリッドを切り離すときの
状態を示している。
【図14】リッド取出し・移送装置のリッド取出し装置
を示す斜視図である。
【図15】(a)は、図15のリッド取出し装置を示す
正面図であり、(b)は(a)の1点鎖線で囲んだ部分
の内部構造を示す図である。
【図16】リッド把持プレートを示す上面図であり、
(a)は待機時およびリッド解放の状態を示し、(b)
はリッド把持の状態を示す。
【図17】リッド取出し機の昇降位置を説明するための
説明図である。
【図18】リッド取出し・移送装置を示す図であり、
(a)はその上面図、(b)は(a)の正面図、(c)
は(a)のI−I線でリッド移送アームを切断した断面
図である。
【図19】リッド取出し機によるリッドセパレータから
のリッドの取出しを順に説明するための説明図である。
【図20】図19に続く説明図である。
【図21】図20に続く説明図である。
【図22】図21に続く説明図である。
【図23】リッド移送アームがリッド装着位置に位置す
るリッド移送装置を示す図であり、(a)はその上面
図、(b)は(a)の正面図である。
【図24】カップ搬送装置を示す側面図である。
【図25】上下搬送装置の内部構造を示す図であり、
(a)はその上面図、(b)は正面図である。
【図26】リッド押圧装置を示す図であり、(a)はそ
の正面図、(b)は(a)の1点鎖線で囲んだ部分を拡
大して示す一部裁断図、(c)は(a)のII−II線の矢
視図である。
【図27】リッド装着位置におけるカップへのリッドの
装着を説明するための図であり、(a)はカップが上昇
する前の状態、(b)はリッドにカップが当接した状
態、(c)はカップがさらに上昇し、リッドがカップに
しっかりと嵌った状態を示している。
【図28】図27に続く説明図であり、(a)はカップ
に装着されたリッドの下面外周部がリッド移送アームの
リッド係止爪に係止された状態、(b)はリッド移送ア
ームを上昇させ、リッド係止爪によるリッドの係止を解
除した状態、(c)はカップを下降させた状態を示して
いる。
【図29】カップの中心と装着リッドの中心とがずれた
状態におけるカップへのリッドの装着を説明するための
説明図である。
【図30】リッド装着位置でリッド移送アームを上昇さ
せることで、リッド係止爪によるリッドの係止解除を説
明するための説明図である。
【図31】カップ飲料提供位置における上下搬送装置の
動作を説明するための説明図である。
【図32】ふた付きカップ飲料において、リッドが適正
に装着されているか否かを検出するリッド適正装着検出
部について説明するための説明図である。
【図33】カップ昇降アームの高速上昇区間の設定につ
いて説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 2 リッド装着装置 4 メインドア 11 リッドストッカ 12 リッド取出し・移送装置 13 カップ搬送装置 14 リッド押圧装置 123 カップ台(カップ載置台) 124 カップ昇降アーム 161 発光素子 162 受光素子 163 赤外線変位センサ(リッド装着センサ) C カップ D カップ飲料 L リッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 一芳 東京都台東区浅草橋5丁目20番8号 三洋 電機自販機株式会社内 Fターム(参考) 3E047 CC10 GA01 HA08 3E049 AA05 AB02 BA01 CA01 DA01 EA01 EA08 EB02 EC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売時に、飲料入りのカップにリッドを
    装着するカップ式自動販売機のリッド装着装置であっ
    て、 前記カップにリッドを装着するための装着動作を行うリ
    ッド装着手段と、 このリッド装着手段による前記装着動作がなされた後、
    前記カップにリッドが適正に装着されているか否かを検
    出するリッド装着検出手段と、 を備えていることを特徴とするカップ式自動販売機のリ
    ッド装着装置。
  2. 【請求項2】 前記リッド装着検出手段により、前記カ
    ップにリッドが適正に装着されていないことが検出され
    たときに、その旨を購入者に報知する報知手段を、さら
    に備えていることを特徴とする請求項1に記載のカップ
    式自動販売機のリッド装着装置。
  3. 【請求項3】 前記リッド装着検出手段により、前記カ
    ップにリッドが適正に装着されていないことが検出され
    たときに、当該カップからリッドを取り除くリッド除去
    手段と、 このリッド除去手段によってリッドが取り除かれた前記
    カップに、リッドを再装着するための装着動作を行うリ
    ッド再装着手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    カップ式自動販売機のリッド装着装置。
  4. 【請求項4】 前記リッド装着検出手段は、リッドを含
    む前記カップの上端の高さが、所定高さを上回っている
    か否かを検出するリッド装着センサを有していることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のカップ
    式自動販売機のリッド装着装置。
  5. 【請求項5】 前記リッド装着検出手段は、鉛直軸線回
    りに回転自在に構成され、前記カップを載置するための
    カップ載置台を、さらに有し、 前記リッド装着センサは、前記カップ載置台に載置され
    た前記カップを間にして、前記所定高さ付近に配置され
    た発光素子および受光素子を有する光センサで構成され
    ており、 前記リッド装着検出手段は、前記光センサにより、前記
    カップにおけるリッドの装着の適否を検出する際に、前
    記カップ載置台を所定角度、回転駆動する駆動手段を、
    さらに有していることを特徴とする請求項4に記載のカ
    ップ式自動販売機のリッド装着装置。
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