JP2005018111A - 供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被供給物を収納する収納器を精度良く位置決めすることができ、これにより、被供給物を供給位置に精度良く適切に供給することができる供給装置を提供する。
【解決手段】ターレット載置台4と、被供給物であるリッドLを収納するとともに、ターレット載置台4上にその表面に沿って摺動自在に設けられ、所定の供給位置であるリッド切離し開口部12においてリッドLを供給するリッドターレット21と、このリッドターレット21をターレット載置台4上で駆動する駆動装置6と、ターレット載置台4およびリッドターレット21にそれぞれ設けられ、リッドLがリッド切離し開口部12に位置したときに互いに係合することにより、リッドターレット21をターレット載置台4上に係止する係合凹部18および係合凸部29と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】ターレット載置台4と、被供給物であるリッドLを収納するとともに、ターレット載置台4上にその表面に沿って摺動自在に設けられ、所定の供給位置であるリッド切離し開口部12においてリッドLを供給するリッドターレット21と、このリッドターレット21をターレット載置台4上で駆動する駆動装置6と、ターレット載置台4およびリッドターレット21にそれぞれ設けられ、リッドLがリッド切離し開口部12に位置したときに互いに係合することにより、リッドターレット21をターレット載置台4上に係止する係合凹部18および係合凸部29と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給装置に関し、特にカップ式自動販売機や飲料ディスペンサなどに適用され、上下方向に積み重なった状態で収納された多数のカップや、カップの上面開口に装着するためのリッド(ふた)の供給に適した供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ式自動販売機に適用されたカップ供給装置およびリッド供給装置として、それぞれ特許文献1および特許文献2に記載のものが知られている。特許文献1のカップ供給装置は、回転式のカップ収納器であるいわゆるカップターレットと、このカップターレットを回転駆動する駆動機構とを備えている。カップターレットは、上下方向に延びる円筒状に形成されるとともに、内部が仕切板によって、内壁に沿う8つのカップ収納部に区画されている。各カップ収納部には、多数のカップを積み重ねた状態のカップ列が収納される。そして、販売時に、所定の切離し位置に位置するカップ収納部内のカップ列のうち、最下位のカップ(以下「販売カップ」という)が、その上のカップから切り離されるようになっている。具体的には一般に、販売カップを切り離すべき切離し位置に、平面形状がリング状のカップドロップリングが設けられており、このカップドロップリングの内側に挿入され、かつ上面開口の縁部を介して係止されていた販売カップが、販売時に切り離される。このように、販売ごとに、販売カップが切り離され、そのカップ収納部内のカップがすべて無くなると、駆動機構により、カップターレットが所定方向に1/8回転、すなわち45度、回転する。これにより、隣接するカップ収納部内のカップ列が、カップドロップリング上に移動し、販売カップがカップドロップリングの内側に落下して挿入され、係止される。
【0003】
一方、特許文献2のリッド供給装置は、上記カップ供給装置とほぼ同様に構成されており、回転式のリッド収納器であるリッドターレットと、これを回転駆動する駆動機構とを備えている。このリッドターレットは、5つのリッド収納部を有しており、各リッド収納部に、多数のリッドを積み重ねた状態のリッド列が収納され、販売時に、切離し位置に位置するリッド収納部内のリッド列のうちの最下位のリッド(以下「販売リッド」という)が、上記カップドロップリングと同様に構成されたリッドドロップリングによって、切り離される。そして、販売ごとに、販売リッドが切り離され、そのリッド収納部内のリッドがすべて無くなると、駆動機構により、リッドターレットが所定方向に1/5回転、すなわち72度、回転する。これにより、隣接するリッド収納部内のリッド列が、リッドドロップリング上に移動し、販売リッドがリッドドロップリングの内側に落下し、係止される。
【0004】
上記のカップ供給装置およびリッド供給装置はいずれも、ドロップリング上の収納部内のカップやリッドが無くなると、ターレットを回転させ、隣接する収納部をドロップリング上に位置させるよう、収納部を切り替えることによって、ドロップリングに新たなカップ列やリッド列を供給している。またこの場合一般に、ドロップリングの付近に設けられたセンサにより、販売カップや販売リッドがドロップリングの内側に落下したことが検出されたときに、回転中のターレットを停止させるようにしている。このようにターレットを停止させることにより、例えば、オペレータによるターレットへのカップやリッドの補充の際に、補充し忘れた収納部があった場合でも、そのような収納部をスキップさせるとともに、カップ列やリッド列が補充された収納部をドロップリング上に位置させることができ、これにより、ドロップリングへのカップ列やリッド列の供給を確実に行えるようにしている。
【0005】
【特許文献1】
実公平6−31588号公報
【特許文献2】
特開2002−183830号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のターレットは、センサが販売カップや販売リッドを検出したときに停止するため、センサによる検出後、ターレットが実際に停止するまでには、若干のタイムラグが生じる。そのため、ターレットが停止すべき位置に対してオーバーランすることがあり、ドロップリング上の収納部の中心が、ドロップリングの中心に対してズレてしまう。このようなズレが生じたまま、ドロップリングによる切り離しが進むと、カップ列やリッド列が途中で収納部内で詰まったり、販売カップや販売リッドがドロップリングに適正に係止されなかったりすることにより、販売カップや販売リッドの供給不良が生じるおそれがある。また、リッドは一般に、皿を逆さにしたような形状で、高さが低いために、リッド同士の重なりが浅く、そのため、オペレータによるリッド補充の際に、リッド列が適正な状態でリッド収納部に補充されなかった場合などには、リッド収納部内でリッドが詰まりやすいという問題もある。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、被供給物を収納する収納器を精度良く位置決めすることができ、これにより、被供給物を供給位置に精度良く適切に供給することができる供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る供給装置は、ベースと、被供給物を収納するとともに、ベース上にその表面に沿って摺動自在に設けられ、所定の供給位置において被供給物を供給する収納器と、この収納器をベース上で駆動する駆動装置と、ベースおよび収納器にそれぞれ設けられ、被供給物が所定の供給位置に位置したときに互いに係合することにより、収納器をベース上に係止するベース側係合部および収納器側係合部と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、駆動装置により、収納器がベース上でその表面に沿って摺動駆動され、収納器内の被供給物が所定の供給位置に位置したときに、ベース側係合部および収納器側係合部が互いに係合することによって、収納器がベース上に係止される。つまり、ベース側係合部および収納器側係合部が互いに係合する所定の位置に、収納器が位置決めされる。このように、収納器が位置決めされた位置では、被供給物が所定の供給位置に位置することになり、したがって、被供給物をセンサで検出してから収納器を停止させることによって、その収納器の位置決めを行う従来の供給装置に場合に比べて、収納器内の被供給物を所定の供給位置に精度良く適切に供給することができる。
【0010】
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1の供給装置において、収納器は、上下方向に延びる軸線回りに回転自在に構成され、軸線に対して互いに同心状にかつ所定角度ごとに配置されるとともに、複数の被供給物を上下方向に積み重なった状態でそれぞれ収納する複数の収納部を有し、ベース側係合部および収納器側係合部はそれぞれ、複数のベース側係合部および収納器側係合部で構成され、これら複数のベース側係合部および収納器側係合部がそれぞれ、軸線に対して互いに同心状にかつ所定角度ごとに配置されていることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、収納器内に複数の被供給物を効率よく収納できるとともに、上下方向に延びる軸線回りに収納器を所定角度、回転させると、係合部同士が互いに係合し、複数の収納部の一つが所定の供給位置に位置決めされる。このように、収納器を所定角度、回転させるだけで、複数の収納部の切替えおよび位置決めを簡単かつ確実に行うことができる。
【0012】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項2の供給装置において、収納器は、ベース上で上下方向に移動自在に構成されており、ベース側係合部は、上方に開口した凹部であり、収納器側係合部は、下方に突出し、凹部に係合可能な凸部であることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、ベース側係合部が上方に開口した凹部である一方、収納器側係合部がその凹部に係合する凸部であるので、収納器の複数の収納部の一つを位置決めするためのベース側および収納器側の係合部を、単純な構成で容易に実現することができる。また、収納器がベース上で上下方向に移動自在であるため、収納部の切替えの際、凸部が凹部から支障なく外れるとともに、収納器側の凸部がベース側の凹部に係合する際、およびその係合が解除される際に、収納器に振動を与えることができる。したがって、収納器への被供給物の補充の際に、複数の被供給物が適切な状態で補充されなかった場合、例えば上下方向に適切に積み重なった適正な姿勢に対し、若干傾いた姿勢で補充された場合であっても、収納器に与えられた振動により、収納器内の被供給物の収納状態を適切な状態に修正することができる。それにより、収納器内での被供給物の詰まりを抑制することができる。
【0014】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項3の供給装置において、収納器は、回転方向に遊びを有しており、凹部および凸部の少なくとも一方には、凸部を凹部に完全に係合させるように案内するためのガイド面が形成されていることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、駆動装置により、収納器をベース上で回転駆動した場合に、凸部が凹部に完全に係合する位置に対し、その凸部が若干手前あるいは若干越えた位置に停止したときであっても、収納器の回転方向の遊びおよび収納器の自重により、ガイド面を介して、凸部を凹部に円滑に案内することができ、これにより、収納器の複数の収納部の一つを供給位置に、より確実に位置決めすることができる。
【0016】
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1または2の供給装置において、収納器に振動を与える振動付与手段を、さらに備えていることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、振動付与手段によって収納器に振動を与えることにより、上記請求項3と同様に、収納器内の被供給物の収納状態を適切な状態に修正でき、それにより、収納器内での被供給物の詰まりを抑制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による供給装置を適用したリッド装着装置を示している。このリッド装着装置1は、カップ式自動販売機に内蔵され、自動販売機内で調理されたコーヒーやジュースなどの飲料が注入されたカップに、被供給物としてのリッドLを装着するものである。なお、このリッドLは、例えば厚さの薄いプラスチックからなり、平面形状が円形でかつある程度の高さを有するとともに下面が開口し、カップの上面開口に着脱自在のものである。そして、このようなリッドを、上下方向に多数積み重ねた状態のリッド列が、リッド装着装置1に複数列、セットされる。
【0019】
図1に示すように、リッド装着装置1は、装置本体としてのリッド装着部2と、このリッド装着部2上に設けられ、リッド装着部2にリッドLを供給するリッド供給部3とを備えている。リッド装着部2は、図2および図3に示すように、直径の大きな大径部4aおよび直径の小さな小径部4bが連なり、平面形状がだるま状のターレット載置台4(ベース)と、ターレット載置台4の小径部4bの下側に設けられ、リッドLを切り離して下方へ搬送するとともに、カップに装着するリッド装着機構5と、大径部4aの下側に設けられ、リッド装着機構5を駆動するとともに、リッド供給部3の後述するリッドターレット21を回転駆動する駆動装置6とを有している。なお、リッド装着機構5および駆動装置6の周囲は、ターレット載置台4の下面から下方に延びる所定形状のケース7で覆われている。
【0020】
ターレット載置台4は、大径部4aの中心部に上方に開口するように設けられた比較的小径のターレット支持凹部11と、これに連なるとともに、小径部4b寄りの所定位置に上方に開口するように設けられ、リッドLの直径よりも一回り大きく形成されたリッド切離し開口部12(供給位置)とを有している。
【0021】
ターレット支持凹部11の中心部には、上下方向に延び、ターレット載置台4の上面よりも上方に突出した支持シャフト13が設けられており、この支持シャフト13に、後述するリッドターレット21が上方から遊挿されている。また、図2および図3に示すように、ターレット支持凹部11には、側方から、駆動装置5の駆動ギヤ14が臨んでいる。この駆動ギヤ14は、比較的厚い平歯車からなり、上記支持シャフト13と平行に上下方向に延びる軸線回りに回転自在に構成されている。
【0022】
リッド切離し開口部12は、リッド装着機構5の上下方向に延びるリッド通路5aに連なっており、上端周縁部が下方に向かってテーパー状に形成されている。また、リッド切離し開口部12には、図示しないリッドドロップリングが設けられるとともに、上端部に、互いに対向するリッドセンサ15、15が設けられている。リッドドロップリングは、リッド切離し開口部12と同心状に配置された複数の切離しカムを有しており、これらの切離しカムが回転することにより、リッド切離し開口部12に供給されたリッド列の最下位のリッドを、直上のリッドから切り離すように構成されている。また、リッドセンサ15、15は、発光素子および受光素子を有する光センサで構成されており、リッド切離し開口部12にリッド列が供給されたか否かを検出するようになっている。
【0023】
リッド装着機構5は、上下方向に延びるとともに、リッド通路5aの周囲に同心状に配置された複数のリッド搬送ロッド16(図2では1つのみ図示)を有している。駆動装置6により、これらのリッド搬送ロッド16が所定方向に回転駆動されることなどによって、上記リッドドロップリングで切り離されたリッドLが下方へ搬送されるとともに、図示しないカップ搬送装置でリッド通路5aの下端部に搬送されたカップに、下方へ搬送されたリッドLが上方から装着される。一方、駆動装置6は、上記駆動ギヤ14の他、いずれも図示しないが、モータと、このモータの動力を、上記リッド搬送ロッド16や駆動ギヤ14に伝達する減速ギヤ列と、モータを制御する制御装置などを有している。
【0024】
図2および図3に示すように、ターレット載置台4には、ターレット支持凹部11の外側に、上面から若干突出した同心円状の複数(本実施形態では6つ)のリング凸部17が形成されている。これらのリング凸部17により、ターレット載置台4上に載置した状態で収納されるリッド列の最下位のリッドとの接触面積が小さくなることで、摩擦抵抗が低減し、したがって、リッド列がターレット載置台4上で円滑に移動できるようになっている。
【0025】
また、ターレット載置台4には、大径部4aの上面の所定位置に、上方に開口した4つの係合凹部18(ベース側係合部)が形成されている。より具体的には、これらの係合凹部18は、大径部4aの上面周縁部に、支持シャフト13を中心とする同心状にかつ等角度で配置されている。各係合凹部18は、後述するリッドターレット21の係合凸部29が挿入可能な大きさで、例えば図7(a)に示すように、内面が湾曲するように形成されている。
【0026】
次に、リッド供給部3について説明する。このリッド供給部3は、複数のリッド列を収納するとともに、それらの一つを、供給位置である上記リッド切離し開口部12に供給するものである。図1に示すように、リッド供給部3は、上下方向に延びる筒状に形成され、ターレット載置台4の上面に摺接した状態で回転するリッドターレット21(収納器)を有している。このリッドターレット21は、上下方向に延びるターレット本体22と、その上下端部をそれぞれ支持する天板部23および底リング部24とで構成されている。
【0027】
ターレット本体22は、折り曲げ加工した金属板や樹脂成形品などからなり、図5に示すように、ターレット本体22の中心部の中央支持部22aから外方へ放射状に延びるとともに途中で屈曲し、先端部の上下端部がそれぞれ天板部23および底リング部24に固定された4つの仕切板25と、各仕切板25の先端部にそれぞれ回動自在に取り付けられた開閉扉26とを有し、これらの仕切板25および開閉扉26によって、ハニカム状の4つのリッド収納部27が画成されている。各リッド収納部27は、リッドLの直径よりも若干大きい程度に形成されており、リッドの補充時に、開閉扉26が、図5の2点鎖線で示すように開放され、リッド列がリッド収納部27に前方から補充される。なお、開閉扉26には、互いに上下方向に間隔を隔て、一列に並んだ状態で配置された複数の円形の覗き窓26aが形成されている。したがって、開閉扉26を開放しなくても、これらの覗き窓26aを介して、リッド収納部27内のリッドLの残存量を、容易に確認することができる。
【0028】
また、ターレット本体22の中央支持部22aの下端には、図4に示すように、底リング部24よりも下方に突出した状態で、従動ギヤ28が固定されている。この従動ギヤ28は、比較的厚い平歯車からなり、中心部に、上記支持シャフト13が遊挿されるシャフト挿入孔28aを有している。そして、このシャフト挿入孔28aを介して、支持シャフト13がターレット本体部22の中央支持部22aに遊挿されるとともに、従動ギヤ28がターレット支持凹部11に遊挿された状態で、上記駆動ギヤ14にかみ合っている。したがって、リッドターレット21は、支持シャフト13に沿って上下方向に移動可能であり、上下方向に若干移動しても、駆動ギヤ14と従動ギヤ28のかみ合いが保たれるようになっている。また、駆動ギヤ14および従動ギヤ28は、互いに回転方向に遊びをもってかみ合っており、したがって、リッドターレット21も、その回転方向に遊びを有している。
【0029】
図4に示すように、底リング部24は、ある程度の高さを有するとともに、底面が上記ターレット載置台4上の4つの係合凹部18上を通るリング状に形成されている。また、底リング部24の底部の所定位置には、下方に突出した4つの係合凸部29(収納器側係合部)が形成されている。より具体的には、これらの係合凸部29は、底リング部24の中心に対して等角度で配置されており、各係合凸部29が、図7に示すような曲線を有する所定形状に形成されている。
【0030】
以上のように構成されたリッド装着装置1では、図6に示すように、4つのリッド収納部27の一つが、ターレット載置台4のリッド切離し開口部12上に位置したとき、より具体的には、そのリッド収納部27の中心、すなわちリッド収納部27内のリッドLの中心と、リッド切離し開口部12の中心とが合致、あるいはほぼ合致したときに、リッドターレット21側の4つの係合凸部29が、ターレット載置台4側の4つの係合凹部18にそれぞれ挿入した状態で係合する。
【0031】
次に、上記のように構成されたリッド装着装置1におけるリッド供給部3のリッド列の供給動作について説明する。なお、オペレータ(リッド補充者)によるリッドターレット21へのリッドの補充終了後の状態では、図6に示すように、4つの係合凸部29が4つの係合凹部18にそれぞれ係合するとともに、4つのリッド収納部27の一つがリッド切離し開口部12上に位置し、そのリッド収納部27内のリッド列の最下位のリッドLが、リッド切離し開口部12内に係止されているものとする。
【0032】
この状態で、販売が進み、リッド切離し開口部12上のリッド収納部27内のリッドLがすべて無くなると、駆動装置6により、リッドターレット21が所定方向に、所定角度、回転駆動される。この場合、係合凸部29の移動方向の外面が所定の曲面を有しているため、各係合凸部29が係合凹部18から支障なく外れ、その外れた高さ分、リッドターレット21が上方に若干移動する。そして、各係合凸部29の下端がターレット載置台4に接した状態で、リッドターレット21が所定角度(本実施形態では45度)、回転すると、あるいは、リッド切離し開口部12のリッドセンサ15、15により、リッドLが検出されることで、リッドターレット21の回転が停止すると、リッド切離し開口部12上に当初、位置していたリッド収納部27に隣接するリッド収納部27が、リッド切離し開口部12上に位置するとともに、各係合凸部29がそれぞれ、対応する係合凹部18に係合する。これにより、リッドターレット21がターレット載置台4上に係止された状態で位置決めされ、新たなリッド列がリッド切離し開口部12に供給される。
【0033】
また、各係合凸部29が対応する係合凹部18に係合する際には、係合凸部29が係合凹部18に挿入する分、リッドターレット21が下方に瞬間的に移動し、その際に生じる振動がリッドターレット21に伝わる。なお、係合凸部29が係合凹部18から外れる際にも、リッドターレット21に振動が伝わる。これらの振動により、リッドターレット21へのリッドの補充の際に、リッド列が適切な状態で補充されなかった場合であっても、リッド列の収納状態を適切な状態に修正することができる。それにより、リッド収納部27内でのリッドの詰まりを抑制することができる。
【0034】
また、図8(a)〜(c)に示すように、駆動装置6によって回転駆動されたリッドターレット21の係合凸部29が、係合凹部18に完全に係合する位置(図7(b))に対し、若干手前の位置(例えば同図(b)に示す位置)、あるいは若干越えた位置(例えば同図(c)に示す位置)に停止した場合であっても、リッドターレット21の回転方向の遊びおよび自重により、ガイド面としての係合凸部29の外面を介して、各係合凸部29が対応する係合凹部18に円滑に案内され、これにより、リッドターレット21を所定の位置に確実に位置決めすることができる。
【0035】
なお、以上のようなリッドターレット21の回転によるリッド収納部27の切替えは、すべてのリッド収納部27のリッドが無くなるまで行われる。
【0036】
以上詳述したように、本実施形態によれば、リッドターレット21側の4つの係合凸部29が、ターレット載置台4側の対応する4つの係合凹部18にそれぞれ係合することによって、リッドターレット21の4つのリッド収納部27の一つを、リッド切離し開口部12上に、かつ、中心が合致するように位置決めするので、リッド収納部27内のリッド列をリッド切離し開口部12に精度良く適切に供給することができる。
【0037】
また、リッドセンサ15、15によってリッドLが検出されたときに、回転中のリッドターレット21を停止させるようにすることにより、オペレータによるリッドターレット21へのリッド補充の際に、補充し忘れたリッド収納部27があった場合でも、そのリッド収納部27をスキップし、リッド列が補充されたリッド収納部27を、リッド切り離し開口部12上に確実に位置させることができる。またこの場合、リッドセンサ15、15によるリッドLの検出後、リッドターレット21が実際に停止するまでに、若干のタイムラグが生じる場合でも、各係合凸部29が係合凹部18に一旦挿入し、抜け出るまでに要する時間で、そのタイムラグを吸収することができる。その結果、従来のリッド供給装置などにおいて生じていたリッド収納部の中心とリッドドロップリングの中心とのズレを、極めて小さく、あるいは解消することができる。
【0038】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、本実施形態では、本発明をリッド装着装置におけるリッド列の供給に適用した場合について説明したが、上下方向に多数のカップを積み重なった状態で収納したカップ列を、カップドロップリングに供給するカップ供給装置にも、もちろん適用することができる。
【0039】
また、本発明の供給装置は、被供給物を収納する収納器を、ベース上で摺動させながら位置決めを行うように構成されていればよく、単一の被供給物をベース上の所定の供給位置に供給する各種の供給装置にも適用することができる。
【0040】
さらに、上記実施形態では、本発明のベース側係合部および収納器側係合部としてそれぞれ、4つの係合凹部18および係合凸部29を設けたが、これらの形状や個数は特に限定されるものではなく、必要に応じて、適宜変更することが可能である。さらにまた、実施形態では、係合凸部29が係合凹部18に係合したり、その係合が解除されたりする際の振動によって、リッドターレット21内のリッド列の収納状態を適切な状態に修正するようにしたが、これに加えて、リッドターレット21に直接、振動を付与する振動付与装置(振動付与手段)を設けてもよい。このような振動付与装置により、リッド列の収納状態をより確実に適切な状態に修正することが可能となる。
【0041】
また、実施形態で示したリッド装着装置1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の供給装置は、被供給物を収納する収納器を精度良く位置決めすることができ、これにより、被供給物を供給位置に精度良く適切に供給することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による供給装置を適用したリッド装着装置を示す斜視図である。
【図2】ターレット載置台からリッドターレットを上方に離した状態を示す斜視図である。
【図3】ターレット載置台の平面図である。
【図4】リッドターレットを下方から見た状態を示す斜視図である。
【図5】天板部を省略したリッドターレットの平面図である。
【図6】リッド切離し開口部の周囲を上方から見たときの斜視図である。
【図7】リッドターレットの係合凸部およびターレット載置台の係合凹部を拡大して示す側面図であり、(a)は両者が係合する前の状態、(b)は両者が完全に係合した状態を示す。
【図8】リッドターレットの係合凸部がターレット載置台の係合凹部に係合する際の状態を説明するための説明図であり、(a)は、リッドターレットが回転し、係合凸部が係合凹部に向かって移動している状態、(b)は、係合凸部が係合凹部の若干手前で停止した状態、(c)は、係合凸部が係合凹部を若干越えて停止した状態を示す。
【符号の説明】
1 リッド装着装置
2 リッド装着部
3 リッド供給部
4 ターレット載置台(ベース)
5 リッド装着機構
6 駆動装置
12 リッド切離し開口部(供給位置)
13 支持シャフト
14 駆動ギヤ
18 係合凹部(ベース側係合部)
21 リッドターレット(収納器)
22 ターレット本体
24 底リング部
25 仕切板
27 リッド収納部(収納部)
28 従動ギヤ
29 係合凸部(収納器側係合部)
L リッド(被供給物)
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給装置に関し、特にカップ式自動販売機や飲料ディスペンサなどに適用され、上下方向に積み重なった状態で収納された多数のカップや、カップの上面開口に装着するためのリッド(ふた)の供給に適した供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ式自動販売機に適用されたカップ供給装置およびリッド供給装置として、それぞれ特許文献1および特許文献2に記載のものが知られている。特許文献1のカップ供給装置は、回転式のカップ収納器であるいわゆるカップターレットと、このカップターレットを回転駆動する駆動機構とを備えている。カップターレットは、上下方向に延びる円筒状に形成されるとともに、内部が仕切板によって、内壁に沿う8つのカップ収納部に区画されている。各カップ収納部には、多数のカップを積み重ねた状態のカップ列が収納される。そして、販売時に、所定の切離し位置に位置するカップ収納部内のカップ列のうち、最下位のカップ(以下「販売カップ」という)が、その上のカップから切り離されるようになっている。具体的には一般に、販売カップを切り離すべき切離し位置に、平面形状がリング状のカップドロップリングが設けられており、このカップドロップリングの内側に挿入され、かつ上面開口の縁部を介して係止されていた販売カップが、販売時に切り離される。このように、販売ごとに、販売カップが切り離され、そのカップ収納部内のカップがすべて無くなると、駆動機構により、カップターレットが所定方向に1/8回転、すなわち45度、回転する。これにより、隣接するカップ収納部内のカップ列が、カップドロップリング上に移動し、販売カップがカップドロップリングの内側に落下して挿入され、係止される。
【0003】
一方、特許文献2のリッド供給装置は、上記カップ供給装置とほぼ同様に構成されており、回転式のリッド収納器であるリッドターレットと、これを回転駆動する駆動機構とを備えている。このリッドターレットは、5つのリッド収納部を有しており、各リッド収納部に、多数のリッドを積み重ねた状態のリッド列が収納され、販売時に、切離し位置に位置するリッド収納部内のリッド列のうちの最下位のリッド(以下「販売リッド」という)が、上記カップドロップリングと同様に構成されたリッドドロップリングによって、切り離される。そして、販売ごとに、販売リッドが切り離され、そのリッド収納部内のリッドがすべて無くなると、駆動機構により、リッドターレットが所定方向に1/5回転、すなわち72度、回転する。これにより、隣接するリッド収納部内のリッド列が、リッドドロップリング上に移動し、販売リッドがリッドドロップリングの内側に落下し、係止される。
【0004】
上記のカップ供給装置およびリッド供給装置はいずれも、ドロップリング上の収納部内のカップやリッドが無くなると、ターレットを回転させ、隣接する収納部をドロップリング上に位置させるよう、収納部を切り替えることによって、ドロップリングに新たなカップ列やリッド列を供給している。またこの場合一般に、ドロップリングの付近に設けられたセンサにより、販売カップや販売リッドがドロップリングの内側に落下したことが検出されたときに、回転中のターレットを停止させるようにしている。このようにターレットを停止させることにより、例えば、オペレータによるターレットへのカップやリッドの補充の際に、補充し忘れた収納部があった場合でも、そのような収納部をスキップさせるとともに、カップ列やリッド列が補充された収納部をドロップリング上に位置させることができ、これにより、ドロップリングへのカップ列やリッド列の供給を確実に行えるようにしている。
【0005】
【特許文献1】
実公平6−31588号公報
【特許文献2】
特開2002−183830号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のターレットは、センサが販売カップや販売リッドを検出したときに停止するため、センサによる検出後、ターレットが実際に停止するまでには、若干のタイムラグが生じる。そのため、ターレットが停止すべき位置に対してオーバーランすることがあり、ドロップリング上の収納部の中心が、ドロップリングの中心に対してズレてしまう。このようなズレが生じたまま、ドロップリングによる切り離しが進むと、カップ列やリッド列が途中で収納部内で詰まったり、販売カップや販売リッドがドロップリングに適正に係止されなかったりすることにより、販売カップや販売リッドの供給不良が生じるおそれがある。また、リッドは一般に、皿を逆さにしたような形状で、高さが低いために、リッド同士の重なりが浅く、そのため、オペレータによるリッド補充の際に、リッド列が適正な状態でリッド収納部に補充されなかった場合などには、リッド収納部内でリッドが詰まりやすいという問題もある。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、被供給物を収納する収納器を精度良く位置決めすることができ、これにより、被供給物を供給位置に精度良く適切に供給することができる供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る供給装置は、ベースと、被供給物を収納するとともに、ベース上にその表面に沿って摺動自在に設けられ、所定の供給位置において被供給物を供給する収納器と、この収納器をベース上で駆動する駆動装置と、ベースおよび収納器にそれぞれ設けられ、被供給物が所定の供給位置に位置したときに互いに係合することにより、収納器をベース上に係止するベース側係合部および収納器側係合部と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、駆動装置により、収納器がベース上でその表面に沿って摺動駆動され、収納器内の被供給物が所定の供給位置に位置したときに、ベース側係合部および収納器側係合部が互いに係合することによって、収納器がベース上に係止される。つまり、ベース側係合部および収納器側係合部が互いに係合する所定の位置に、収納器が位置決めされる。このように、収納器が位置決めされた位置では、被供給物が所定の供給位置に位置することになり、したがって、被供給物をセンサで検出してから収納器を停止させることによって、その収納器の位置決めを行う従来の供給装置に場合に比べて、収納器内の被供給物を所定の供給位置に精度良く適切に供給することができる。
【0010】
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1の供給装置において、収納器は、上下方向に延びる軸線回りに回転自在に構成され、軸線に対して互いに同心状にかつ所定角度ごとに配置されるとともに、複数の被供給物を上下方向に積み重なった状態でそれぞれ収納する複数の収納部を有し、ベース側係合部および収納器側係合部はそれぞれ、複数のベース側係合部および収納器側係合部で構成され、これら複数のベース側係合部および収納器側係合部がそれぞれ、軸線に対して互いに同心状にかつ所定角度ごとに配置されていることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、収納器内に複数の被供給物を効率よく収納できるとともに、上下方向に延びる軸線回りに収納器を所定角度、回転させると、係合部同士が互いに係合し、複数の収納部の一つが所定の供給位置に位置決めされる。このように、収納器を所定角度、回転させるだけで、複数の収納部の切替えおよび位置決めを簡単かつ確実に行うことができる。
【0012】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項2の供給装置において、収納器は、ベース上で上下方向に移動自在に構成されており、ベース側係合部は、上方に開口した凹部であり、収納器側係合部は、下方に突出し、凹部に係合可能な凸部であることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、ベース側係合部が上方に開口した凹部である一方、収納器側係合部がその凹部に係合する凸部であるので、収納器の複数の収納部の一つを位置決めするためのベース側および収納器側の係合部を、単純な構成で容易に実現することができる。また、収納器がベース上で上下方向に移動自在であるため、収納部の切替えの際、凸部が凹部から支障なく外れるとともに、収納器側の凸部がベース側の凹部に係合する際、およびその係合が解除される際に、収納器に振動を与えることができる。したがって、収納器への被供給物の補充の際に、複数の被供給物が適切な状態で補充されなかった場合、例えば上下方向に適切に積み重なった適正な姿勢に対し、若干傾いた姿勢で補充された場合であっても、収納器に与えられた振動により、収納器内の被供給物の収納状態を適切な状態に修正することができる。それにより、収納器内での被供給物の詰まりを抑制することができる。
【0014】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項3の供給装置において、収納器は、回転方向に遊びを有しており、凹部および凸部の少なくとも一方には、凸部を凹部に完全に係合させるように案内するためのガイド面が形成されていることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、駆動装置により、収納器をベース上で回転駆動した場合に、凸部が凹部に完全に係合する位置に対し、その凸部が若干手前あるいは若干越えた位置に停止したときであっても、収納器の回転方向の遊びおよび収納器の自重により、ガイド面を介して、凸部を凹部に円滑に案内することができ、これにより、収納器の複数の収納部の一つを供給位置に、より確実に位置決めすることができる。
【0016】
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1または2の供給装置において、収納器に振動を与える振動付与手段を、さらに備えていることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、振動付与手段によって収納器に振動を与えることにより、上記請求項3と同様に、収納器内の被供給物の収納状態を適切な状態に修正でき、それにより、収納器内での被供給物の詰まりを抑制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による供給装置を適用したリッド装着装置を示している。このリッド装着装置1は、カップ式自動販売機に内蔵され、自動販売機内で調理されたコーヒーやジュースなどの飲料が注入されたカップに、被供給物としてのリッドLを装着するものである。なお、このリッドLは、例えば厚さの薄いプラスチックからなり、平面形状が円形でかつある程度の高さを有するとともに下面が開口し、カップの上面開口に着脱自在のものである。そして、このようなリッドを、上下方向に多数積み重ねた状態のリッド列が、リッド装着装置1に複数列、セットされる。
【0019】
図1に示すように、リッド装着装置1は、装置本体としてのリッド装着部2と、このリッド装着部2上に設けられ、リッド装着部2にリッドLを供給するリッド供給部3とを備えている。リッド装着部2は、図2および図3に示すように、直径の大きな大径部4aおよび直径の小さな小径部4bが連なり、平面形状がだるま状のターレット載置台4(ベース)と、ターレット載置台4の小径部4bの下側に設けられ、リッドLを切り離して下方へ搬送するとともに、カップに装着するリッド装着機構5と、大径部4aの下側に設けられ、リッド装着機構5を駆動するとともに、リッド供給部3の後述するリッドターレット21を回転駆動する駆動装置6とを有している。なお、リッド装着機構5および駆動装置6の周囲は、ターレット載置台4の下面から下方に延びる所定形状のケース7で覆われている。
【0020】
ターレット載置台4は、大径部4aの中心部に上方に開口するように設けられた比較的小径のターレット支持凹部11と、これに連なるとともに、小径部4b寄りの所定位置に上方に開口するように設けられ、リッドLの直径よりも一回り大きく形成されたリッド切離し開口部12(供給位置)とを有している。
【0021】
ターレット支持凹部11の中心部には、上下方向に延び、ターレット載置台4の上面よりも上方に突出した支持シャフト13が設けられており、この支持シャフト13に、後述するリッドターレット21が上方から遊挿されている。また、図2および図3に示すように、ターレット支持凹部11には、側方から、駆動装置5の駆動ギヤ14が臨んでいる。この駆動ギヤ14は、比較的厚い平歯車からなり、上記支持シャフト13と平行に上下方向に延びる軸線回りに回転自在に構成されている。
【0022】
リッド切離し開口部12は、リッド装着機構5の上下方向に延びるリッド通路5aに連なっており、上端周縁部が下方に向かってテーパー状に形成されている。また、リッド切離し開口部12には、図示しないリッドドロップリングが設けられるとともに、上端部に、互いに対向するリッドセンサ15、15が設けられている。リッドドロップリングは、リッド切離し開口部12と同心状に配置された複数の切離しカムを有しており、これらの切離しカムが回転することにより、リッド切離し開口部12に供給されたリッド列の最下位のリッドを、直上のリッドから切り離すように構成されている。また、リッドセンサ15、15は、発光素子および受光素子を有する光センサで構成されており、リッド切離し開口部12にリッド列が供給されたか否かを検出するようになっている。
【0023】
リッド装着機構5は、上下方向に延びるとともに、リッド通路5aの周囲に同心状に配置された複数のリッド搬送ロッド16(図2では1つのみ図示)を有している。駆動装置6により、これらのリッド搬送ロッド16が所定方向に回転駆動されることなどによって、上記リッドドロップリングで切り離されたリッドLが下方へ搬送されるとともに、図示しないカップ搬送装置でリッド通路5aの下端部に搬送されたカップに、下方へ搬送されたリッドLが上方から装着される。一方、駆動装置6は、上記駆動ギヤ14の他、いずれも図示しないが、モータと、このモータの動力を、上記リッド搬送ロッド16や駆動ギヤ14に伝達する減速ギヤ列と、モータを制御する制御装置などを有している。
【0024】
図2および図3に示すように、ターレット載置台4には、ターレット支持凹部11の外側に、上面から若干突出した同心円状の複数(本実施形態では6つ)のリング凸部17が形成されている。これらのリング凸部17により、ターレット載置台4上に載置した状態で収納されるリッド列の最下位のリッドとの接触面積が小さくなることで、摩擦抵抗が低減し、したがって、リッド列がターレット載置台4上で円滑に移動できるようになっている。
【0025】
また、ターレット載置台4には、大径部4aの上面の所定位置に、上方に開口した4つの係合凹部18(ベース側係合部)が形成されている。より具体的には、これらの係合凹部18は、大径部4aの上面周縁部に、支持シャフト13を中心とする同心状にかつ等角度で配置されている。各係合凹部18は、後述するリッドターレット21の係合凸部29が挿入可能な大きさで、例えば図7(a)に示すように、内面が湾曲するように形成されている。
【0026】
次に、リッド供給部3について説明する。このリッド供給部3は、複数のリッド列を収納するとともに、それらの一つを、供給位置である上記リッド切離し開口部12に供給するものである。図1に示すように、リッド供給部3は、上下方向に延びる筒状に形成され、ターレット載置台4の上面に摺接した状態で回転するリッドターレット21(収納器)を有している。このリッドターレット21は、上下方向に延びるターレット本体22と、その上下端部をそれぞれ支持する天板部23および底リング部24とで構成されている。
【0027】
ターレット本体22は、折り曲げ加工した金属板や樹脂成形品などからなり、図5に示すように、ターレット本体22の中心部の中央支持部22aから外方へ放射状に延びるとともに途中で屈曲し、先端部の上下端部がそれぞれ天板部23および底リング部24に固定された4つの仕切板25と、各仕切板25の先端部にそれぞれ回動自在に取り付けられた開閉扉26とを有し、これらの仕切板25および開閉扉26によって、ハニカム状の4つのリッド収納部27が画成されている。各リッド収納部27は、リッドLの直径よりも若干大きい程度に形成されており、リッドの補充時に、開閉扉26が、図5の2点鎖線で示すように開放され、リッド列がリッド収納部27に前方から補充される。なお、開閉扉26には、互いに上下方向に間隔を隔て、一列に並んだ状態で配置された複数の円形の覗き窓26aが形成されている。したがって、開閉扉26を開放しなくても、これらの覗き窓26aを介して、リッド収納部27内のリッドLの残存量を、容易に確認することができる。
【0028】
また、ターレット本体22の中央支持部22aの下端には、図4に示すように、底リング部24よりも下方に突出した状態で、従動ギヤ28が固定されている。この従動ギヤ28は、比較的厚い平歯車からなり、中心部に、上記支持シャフト13が遊挿されるシャフト挿入孔28aを有している。そして、このシャフト挿入孔28aを介して、支持シャフト13がターレット本体部22の中央支持部22aに遊挿されるとともに、従動ギヤ28がターレット支持凹部11に遊挿された状態で、上記駆動ギヤ14にかみ合っている。したがって、リッドターレット21は、支持シャフト13に沿って上下方向に移動可能であり、上下方向に若干移動しても、駆動ギヤ14と従動ギヤ28のかみ合いが保たれるようになっている。また、駆動ギヤ14および従動ギヤ28は、互いに回転方向に遊びをもってかみ合っており、したがって、リッドターレット21も、その回転方向に遊びを有している。
【0029】
図4に示すように、底リング部24は、ある程度の高さを有するとともに、底面が上記ターレット載置台4上の4つの係合凹部18上を通るリング状に形成されている。また、底リング部24の底部の所定位置には、下方に突出した4つの係合凸部29(収納器側係合部)が形成されている。より具体的には、これらの係合凸部29は、底リング部24の中心に対して等角度で配置されており、各係合凸部29が、図7に示すような曲線を有する所定形状に形成されている。
【0030】
以上のように構成されたリッド装着装置1では、図6に示すように、4つのリッド収納部27の一つが、ターレット載置台4のリッド切離し開口部12上に位置したとき、より具体的には、そのリッド収納部27の中心、すなわちリッド収納部27内のリッドLの中心と、リッド切離し開口部12の中心とが合致、あるいはほぼ合致したときに、リッドターレット21側の4つの係合凸部29が、ターレット載置台4側の4つの係合凹部18にそれぞれ挿入した状態で係合する。
【0031】
次に、上記のように構成されたリッド装着装置1におけるリッド供給部3のリッド列の供給動作について説明する。なお、オペレータ(リッド補充者)によるリッドターレット21へのリッドの補充終了後の状態では、図6に示すように、4つの係合凸部29が4つの係合凹部18にそれぞれ係合するとともに、4つのリッド収納部27の一つがリッド切離し開口部12上に位置し、そのリッド収納部27内のリッド列の最下位のリッドLが、リッド切離し開口部12内に係止されているものとする。
【0032】
この状態で、販売が進み、リッド切離し開口部12上のリッド収納部27内のリッドLがすべて無くなると、駆動装置6により、リッドターレット21が所定方向に、所定角度、回転駆動される。この場合、係合凸部29の移動方向の外面が所定の曲面を有しているため、各係合凸部29が係合凹部18から支障なく外れ、その外れた高さ分、リッドターレット21が上方に若干移動する。そして、各係合凸部29の下端がターレット載置台4に接した状態で、リッドターレット21が所定角度(本実施形態では45度)、回転すると、あるいは、リッド切離し開口部12のリッドセンサ15、15により、リッドLが検出されることで、リッドターレット21の回転が停止すると、リッド切離し開口部12上に当初、位置していたリッド収納部27に隣接するリッド収納部27が、リッド切離し開口部12上に位置するとともに、各係合凸部29がそれぞれ、対応する係合凹部18に係合する。これにより、リッドターレット21がターレット載置台4上に係止された状態で位置決めされ、新たなリッド列がリッド切離し開口部12に供給される。
【0033】
また、各係合凸部29が対応する係合凹部18に係合する際には、係合凸部29が係合凹部18に挿入する分、リッドターレット21が下方に瞬間的に移動し、その際に生じる振動がリッドターレット21に伝わる。なお、係合凸部29が係合凹部18から外れる際にも、リッドターレット21に振動が伝わる。これらの振動により、リッドターレット21へのリッドの補充の際に、リッド列が適切な状態で補充されなかった場合であっても、リッド列の収納状態を適切な状態に修正することができる。それにより、リッド収納部27内でのリッドの詰まりを抑制することができる。
【0034】
また、図8(a)〜(c)に示すように、駆動装置6によって回転駆動されたリッドターレット21の係合凸部29が、係合凹部18に完全に係合する位置(図7(b))に対し、若干手前の位置(例えば同図(b)に示す位置)、あるいは若干越えた位置(例えば同図(c)に示す位置)に停止した場合であっても、リッドターレット21の回転方向の遊びおよび自重により、ガイド面としての係合凸部29の外面を介して、各係合凸部29が対応する係合凹部18に円滑に案内され、これにより、リッドターレット21を所定の位置に確実に位置決めすることができる。
【0035】
なお、以上のようなリッドターレット21の回転によるリッド収納部27の切替えは、すべてのリッド収納部27のリッドが無くなるまで行われる。
【0036】
以上詳述したように、本実施形態によれば、リッドターレット21側の4つの係合凸部29が、ターレット載置台4側の対応する4つの係合凹部18にそれぞれ係合することによって、リッドターレット21の4つのリッド収納部27の一つを、リッド切離し開口部12上に、かつ、中心が合致するように位置決めするので、リッド収納部27内のリッド列をリッド切離し開口部12に精度良く適切に供給することができる。
【0037】
また、リッドセンサ15、15によってリッドLが検出されたときに、回転中のリッドターレット21を停止させるようにすることにより、オペレータによるリッドターレット21へのリッド補充の際に、補充し忘れたリッド収納部27があった場合でも、そのリッド収納部27をスキップし、リッド列が補充されたリッド収納部27を、リッド切り離し開口部12上に確実に位置させることができる。またこの場合、リッドセンサ15、15によるリッドLの検出後、リッドターレット21が実際に停止するまでに、若干のタイムラグが生じる場合でも、各係合凸部29が係合凹部18に一旦挿入し、抜け出るまでに要する時間で、そのタイムラグを吸収することができる。その結果、従来のリッド供給装置などにおいて生じていたリッド収納部の中心とリッドドロップリングの中心とのズレを、極めて小さく、あるいは解消することができる。
【0038】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、本実施形態では、本発明をリッド装着装置におけるリッド列の供給に適用した場合について説明したが、上下方向に多数のカップを積み重なった状態で収納したカップ列を、カップドロップリングに供給するカップ供給装置にも、もちろん適用することができる。
【0039】
また、本発明の供給装置は、被供給物を収納する収納器を、ベース上で摺動させながら位置決めを行うように構成されていればよく、単一の被供給物をベース上の所定の供給位置に供給する各種の供給装置にも適用することができる。
【0040】
さらに、上記実施形態では、本発明のベース側係合部および収納器側係合部としてそれぞれ、4つの係合凹部18および係合凸部29を設けたが、これらの形状や個数は特に限定されるものではなく、必要に応じて、適宜変更することが可能である。さらにまた、実施形態では、係合凸部29が係合凹部18に係合したり、その係合が解除されたりする際の振動によって、リッドターレット21内のリッド列の収納状態を適切な状態に修正するようにしたが、これに加えて、リッドターレット21に直接、振動を付与する振動付与装置(振動付与手段)を設けてもよい。このような振動付与装置により、リッド列の収納状態をより確実に適切な状態に修正することが可能となる。
【0041】
また、実施形態で示したリッド装着装置1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の供給装置は、被供給物を収納する収納器を精度良く位置決めすることができ、これにより、被供給物を供給位置に精度良く適切に供給することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による供給装置を適用したリッド装着装置を示す斜視図である。
【図2】ターレット載置台からリッドターレットを上方に離した状態を示す斜視図である。
【図3】ターレット載置台の平面図である。
【図4】リッドターレットを下方から見た状態を示す斜視図である。
【図5】天板部を省略したリッドターレットの平面図である。
【図6】リッド切離し開口部の周囲を上方から見たときの斜視図である。
【図7】リッドターレットの係合凸部およびターレット載置台の係合凹部を拡大して示す側面図であり、(a)は両者が係合する前の状態、(b)は両者が完全に係合した状態を示す。
【図8】リッドターレットの係合凸部がターレット載置台の係合凹部に係合する際の状態を説明するための説明図であり、(a)は、リッドターレットが回転し、係合凸部が係合凹部に向かって移動している状態、(b)は、係合凸部が係合凹部の若干手前で停止した状態、(c)は、係合凸部が係合凹部を若干越えて停止した状態を示す。
【符号の説明】
1 リッド装着装置
2 リッド装着部
3 リッド供給部
4 ターレット載置台(ベース)
5 リッド装着機構
6 駆動装置
12 リッド切離し開口部(供給位置)
13 支持シャフト
14 駆動ギヤ
18 係合凹部(ベース側係合部)
21 リッドターレット(収納器)
22 ターレット本体
24 底リング部
25 仕切板
27 リッド収納部(収納部)
28 従動ギヤ
29 係合凸部(収納器側係合部)
L リッド(被供給物)
Claims (5)
- ベースと、
被供給物を収納するとともに、前記ベース上にその表面に沿って摺動自在に設けられ、所定の供給位置において前記被供給物を供給する収納器と、
この収納器を前記ベース上で駆動する駆動装置と、
前記ベースおよび前記収納器にそれぞれ設けられ、前記被供給物が前記所定の供給位置に位置したときに互いに係合することにより、前記収納器を前記ベース上に係止するベース側係合部および収納器側係合部と、
を備えていることを特徴とする供給装置。 - 前記収納器は、上下方向に延びる軸線回りに回転自在に構成され、前記軸線に対して互いに同心状にかつ所定角度ごとに配置されるとともに、複数の前記被供給物を上下方向に積み重なった状態でそれぞれ収納する複数の収納部を有し、
前記ベース側係合部および前記収納器側係合部はそれぞれ、複数のベース側係合部および収納器側係合部で構成され、これら複数のベース側係合部および収納器側係合部がそれぞれ、前記軸線に対して互いに同心状にかつ前記所定角度ごとに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の供給装置。 - 前記収納器は、前記ベース上で上下方向に移動自在に構成されており、
前記ベース側係合部は、上方に開口した凹部であり、
前記収納器側係合部は、下方に突出し、前記凹部に係合可能な凸部であることを特徴とする請求項2に記載の供給装置。 - 前記収納器は、回転方向に遊びを有しており、
前記凹部および前記凸部の少なくとも一方には、当該凸部を当該凹部に完全に係合させるように案内するためのガイド面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の供給装置。 - 前記収納器に振動を与える振動付与手段を、さらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の供給装置。
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---|---|---|---|---|
JP2008176524A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | カップ飲料提供装置のキャップ供給装置 |
JP2014081849A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Fuji Electric Co Ltd | カップ式自動販売機のカップ供給装置 |
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2003
- 2003-06-23 JP JP2003177760A patent/JP2005018111A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008176524A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | カップ飲料提供装置のキャップ供給装置 |
JP2014081849A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Fuji Electric Co Ltd | カップ式自動販売機のカップ供給装置 |
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