JP2007149000A - 飲料販売装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】カップに対するキャップの装着状態を確認するためのテスト販売を、コストを抑えて効率良く実施できる飲料販売装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】カップを払い出すカップ払出機構と、カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、飲料を販売する場合、カップ払出機構の払出位置、飲料調理機構の調理位置、キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、を備えた飲料販売装置であって、カップに対するキャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、カップ搬送機構の移動経路をカップ払出機構の払出位置、キャップ装着機構の装着位置とし、飲料調理機構の調理動作を停止する制御部、を備えてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カップの載置されたカップ搬送機構が、カップを払い出す払出位置から、カップ内の飲料を調理する調理位置、カップの開口面にキャップを装着する装着位置を経由して、販売位置に至ることにより、キャップが装着されたカップ入りの飲料を販売する飲料販売装置及びプログラムに関する。
飲料販売装置には、装置内でカップを搬送するカップ搬送機構を備え、このカップ搬送機構によりカップを搬送しつつ、調理位置においてカップ内の飲料を調理し、装着位置においてカップの開口面にキャップを装着し、販売位置においてキャップが装着されたカップ入りの飲料を販売するものがある。例えば、キャップ付きのカップ飲料(例えばホットインスタントコーヒー)を販売する飲料販売装置の場合、カップ搬送機構が待機位置からカップの払出位置まで移動してカップを受け取り、次にカップ搬送機構が原料供給位置まで移動して粉末コーヒー、粉末クリーム、粉末砂糖等を受け取り、次にカップ搬送機構が飲料調理位置まで移動して湯を受け取るとともに攪拌が行われ、次にカップ搬送機構がキャップの装着位置まで移動してカップにキャップが装着され、最後にカップ搬送機構が販売位置まで移動してキャップ付きのカップ飲料の販売を行うようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
キャップ装着機構は、例えば、カップ搬送機構に載置されたカップよりも上側にあって、カップの開口面に平行な方向に開閉可能なシャッタを有し上下移動可能なキャップ装着部と、このキャップ装着部の上側に設けられたキャップ収容部と、を備えて構成されている。飲料の1販売につき、キャップ収容部に収容されたキャップが1つ切り出され、閉じたシャッタにより保持されている。飲料の入ったカップがカップ搬送機構に搬送されてキャップの装着位置で停止すると、シャッタが開いてキャップを自然落下させてカップの開口面に載せた後、キャップ装着部が下方に移動するとともにシャッタが所定の動作をすることにより、キャップがカップに装着される。この装着後、キャップ装着部は上方に戻るとともに、キャップ付きカップ飲料は販売位置に搬送される。或いは、例えば特許文献1に開示されているように、キャップ装着部は固定され、カップ搬送機構が上下移動することにより、キャップ装着部とカップとの相対距離を変化させる場合もある。
特開2003−77058号公報
ところで、例えば前述した飲料販売装置のメンテナンスにおいて、キャップ装着機構によりキャップをカップに装着する動作を確認する場合、例えばルートマンは、飲料販売装置にカップ飲料を実販売させて、キャップ装着機構の動作を目視で調べたり、飲料が入ったカップに対するキャップの装着具合を調べたりしていた。この際、カップに原料を供給する時間がかかる上に、原料を1杯分消費してしまうため、このテスト販売は、非効率であるとともにコストが嵩む虞がある。
一方、前述した飲料販売装置には、例えば、ルートマンによる所定の入力を通じてテスト販売指示を受信すると、キャップ装着機構のみがキャップを切り出す動作までを実行し、キャップが自然落下するのを目視できるようになっているものがある。つまり、カップに対しキャップを装着する動作や実際の装着状態等を調べることができないため、このテスト販売は、精度が十分とは言えない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カップに対するキャップの装着状態を確認するためのテスト販売を、コストを抑えて効率良く実施できる飲料販売装置及びプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するための発明は、カップを払い出すカップ払出機構と、前記カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、前記カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、前記飲料を販売する場合、前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、を備えた飲料販売装置であって、前記カップに対する前記キャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、前記カップ搬送機構の移動経路を前記カップ払出機構の払出位置、前記キャップ装着機構の装着位置とし、前記飲料調理機構の調理動作を停止する制御部、を備えてなる。
この飲料販売装置によれば、前述したテスト販売では、カップは調理位置で飲料調理機構の調理動作を受けることはない。つまり、カップに飲料は入れないため、この飲料分だけコストを節減できるとともに、カップ搬送機構が調理位置で停止するために余計にかかる時間を短縮できる。また、このテスト販売では、実際にカップに対してキャップを装着して販売するため、例えばキャップ装着機構単体がカップの無い位置にキャップを供給する動作までを実行するといった従来の飲料販売装置に比べて、テストの精度が高い。
また、前記課題を解決するための発明は、カップを払い出すカップ払出機構と、前記カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、前記カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、前記飲料を販売する場合、前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、を備えた飲料販売装置であって、前記カップに対する前記キャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、前記カップ搬送機構の移動経路を前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置とし、前記飲料調理機構の販売材料を希釈液のみとする制御部、を備えてなる。
この飲料販売装置によれば、前述したテスト販売では、少なくともカップに原料は入れないため、この原料分だけコストを節減できるとともに、カップがこの原料の供給を受けるために余計にかかる時間を短縮できる。この原料とは、希釈液で希釈されて前記飲料となるものである。また、このテスト販売では、実際にカップに対してキャップを装着して販売するため、例えばキャップ装着機構単体がカップの無い位置にキャップを供給する動作までを実行するといった従来の飲料販売装置に比べて、テストの精度が高い。
また、この飲料販売装置によれば、希釈液入りのカップにキャップが装着されるため、例えばルートマンは、テスト販売されたカップを手にとって少し傾けるだけで、カップに対するキャップの密閉性を、実販売と略同じ条件で確認することができる。これにより、テストの精度及び効率が向上することになる。また、例えば、カップ及びキャップの素材が異なる場合、更に何れか一方の素材に金属が含有される等の場合、カップ及びキャップの熱膨張率に差が生じる。一方、実販売では一般に大気よりも高温又は低温の希釈液がカップに供給される。このため、カップとキャップとの間に温度差が生じ、これがキャップの装着状態に影響を与える場合がある。そこで、例えば実販売の場合と略同じ温度の希釈液をカップに供給すれば、本発明のテストは、空のカップを使用する場合よりも精度の高いものとなる。
また、前記課題を解決するための発明は、カップを払い出すカップ払出機構と、前記カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、前記カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、前記飲料を販売する場合、前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、を備えた飲料販売装置の販売動作を制御するコンピュータに、前記カップに対する前記キャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、前記カップ搬送機構の移動経路を前記カップ払出機構の払出位置、前記キャップ装着機構の装着位置とする第1機能と、前記飲料調理機構の調理動作を停止する第2機能と、を実現させるためのプログラムである。
また、前記課題を解決するための発明は、カップを払い出すカップ払出機構と、前記カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、前記カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、前記飲料を販売する場合、前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、を備えた飲料販売装置の販売動作を制御するコンピュータに、前記カップに対する前記キャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、前記カップ搬送機構の移動経路を前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置とする第1機能と、前記飲料調理機構の販売材料を希釈液のみとする第2機能と、を実現させるためのプログラムである。
飲料販売装置が、カップに対するキャップの装着状態を確認するためのテスト販売を、コストを抑えて効率良く実施できる。
===外観構成===
図1を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機(飲料販売装置)1の構成例について説明する。同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の外観構成例を示す正面図である。
前面扉2は、カップ式自動販売機1の側端部に軸支されて開閉するものであり、後述するキャップのテスト販売等の販売機構100(図2)のメンテナンスを行うときは解錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じるものである。接客パネル4は、複数種類のカップ飲料に関する写真、絵柄、文字等が印刷された樹脂板である。硬貨投入口6は、利用者が硬貨を投入する箇所であり、投入硬貨は、自動販売機内部の硬貨識別装置に供給される。紙幣挿入口8は、利用者が紙幣を挿入する箇所であり、挿入紙幣は、自動販売機内部の紙幣識別装置に供給される。金額表示部10は、投入硬貨金額や挿入紙幣金額等を表示するものである。値段ラベル12は、接客パネル4上で、複数種類のカップ飲料の写真、絵柄、文字等に一対一に対応して配置されるものである。商品選択釦14は、販売可ランプ及び売切れランプを内蔵し、接客パネル4上で、複数種類のカップ飲料の写真、絵柄、文字等に一対一に対応して配置されるものである。粉末原料増量釦16、砂糖増量釦18、クリーム増量釦20、粉末原料減量釦22、砂糖減量釦24、クリーム減量釦26は、1杯のカップ飲料(例えば、コーヒー、紅茶等)に対する混合割合の変更を希望するとき、商品選択釦14の押下前に押下するものである。嗜好表示部28は、1杯のカップ飲料に対し、事前に設定された混合割合を基準とする粉末原料、砂糖、クリームの増減の度合を表示するものである。利用者が、粉末原料増量釦16、砂糖増量釦18、クリーム増量釦20、粉末原料減量釦22、砂糖減量釦24、クリーム減量釦26を必要に応じて押下し、その後、販売可ランプが点灯している商品選択釦14を押下すると、この商品選択釦14に対応するカップ飲料が自動販売機内部の販売機構100で調理され、商品取出口30から販売される。返却レバー36は、投入硬貨自体、投入硬貨又は挿入紙幣からカップ飲料購入金額を減額した釣銭を返却口38に返却するためのものである。販売中ランプ40は、販売機構100がカップ飲料を調理して販売できる状態のときに点灯するものである。販売中止ランプ42は、全カップ飲料に対応する売切れランプが点灯したとき、或いは、販売機構100が故障したとき、点灯するものである。釣銭切ランプ44は、硬貨識別装置内部に貯蔵される釣銭用の硬貨の合計金額が一定金額以下となったときに点灯するものである。
===販売機構===
図2を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の販売機構100の構成例について説明する。同図は、本実施の形態の販売機構100の構成例を説明するためのカップ式自動販売機1の機内略示図である。尚、同図上側が機内の平面図に相当し、同図下側が機内の正面図に相当する。
図2に例示されるように、本実施の形態の販売機構100は、カップ搬送部(カップ搬送機構)110、カップ供給部(カップ払出機構)101、原料供給部(飲料調理機構)1020、飲料供給部(飲料調理機構)1065、キャップ供給部(キャップ装着機構)108を備えて構成される。但し、これらの構成は、本実施の形態の販売機構100の一例であり、本実施の形態のカップ式自動販売機1が例えばシロップ飲料やレギュラーコーヒー飲料等を販売する場合には、例えばシロップタンクやコーヒーブリュア等の所定の構成を更に備えているものとする。尚、前記飲料調理機構の調理とは、例えば、原料の供給、湯の供給、原料及び湯の攪拌等、飲料の調理に係る全ての動作を意味する。
カップ搬送部110は、後述するように、カップ供給位置(払出位置)CUPで受け取ったカップを、原料供給位置(調理位置)M、CF、CR、SG、飲料調理位置(調理位置)DH、キャップ供給位置(装着位置)CP、販売位置VS等に搬送する機能を有するものである。
カップ供給部101は、例えば複数個のカップを縦方向(Z方向)に積載して収容しており、後述する主制御部201(図6)から販売指示を受信すると、その下部に設けられた開口部(不図示)からカップを落下させる機能を有するものである。
原料供給部1020は、例えば、粉末ミックス(ココアや紅茶等)、粉末コーヒー、粉末クリーム、粉末砂糖等を供給するキャニスタ102、103、104、105を備えて構成される。例えば、キャニスタ102は、粉末ミックスを収容し、後述する主制御部201からの販売指示に応じて、カップ飲料1杯分の粉末ミックスを吐出する機能を有するものである。同様に、キャニスタ103は粉末コーヒーを吐出し、キャニスタ104は粉末クリームを吐出し、キャニスタ105は粉末砂糖を吐出するものである。
飲料供給部1065は、湯(希釈液)を収容する湯タンク106と、カップ内の飲料を攪拌する攪拌部107とを備えて、後述する主制御部201からの販売指示に応じて、粉末原料の入ったカップ内に1杯分の湯を供給して、粉末原料と湯とを攪拌する機能を有するものである。本実施の形態では、攪拌部107は、カップ内に突入する羽根車(不図示)を備えており、この羽根車の回転により攪拌動作を実行するようになっている。
キャップ供給部108は、後述するように、キャップを収容するキャップ収容部1081(図4)と、水平方向(X方向又はY方向)に開閉可能なシャッタ1082a(図4)を有し上下方向(Z方向)に移動可能なキャップ装着部1082(図4)と、を備えて、後述する主制御部201からの販売指示を受信すると、カップにキャップを装着する機能を有するものである。
図2に例示されるように、本実施の形態のカップ式自動販売機1における商品取出口30近傍の機内では、この商品取出口30をはさんで正面側にカップ供給部101及びキャップ供給部108が配置され、裏面側においてこれらと対向する位置に原料供給部1020及び飲料供給部1065が配置されている。また、本実施の形態では、カップ供給部101、原料供給部1020、飲料供給部1065、及びキャップ供給部108は、カップ搬送部110に載置されたカップよりも上側に配置されており、例えばキャップ供給部108のキャップ装着部1082は、キャップ装着時に下方に移動可能となっている。
また、図2に例示されるように、本実施の形態では、カップ搬送部110は、湯タンク106の近傍にある待機位置OR、カップ供給部101の真下にあるカップ供給位置CUP、粉末ミックス用キャニスタ102の吐出口の真下にある粉末ミックス供給位置M、粉末コーヒー用キャニスタ103の吐出口の真下にある粉末コーヒー供給位置CF、粉末クリーム用キャニスタ104の吐出口の真下にある粉末クリーム供給位置CR、粉末砂糖用キャニスタ105の吐出口の真下にある粉末砂糖供給位置SG、攪拌部107の真下にある飲料供給位置DH、キャップ供給位置CP、販売位置VSの各位置で停止可能となっている。尚、同図におけるキャップ供給位置CPの前位置RCP及び販売位置VSの前位置RVSは、それぞれ通過してもよいし、一旦停止してもよい。
<<<カップ搬送部>>>
図3を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の販売機構100におけるカップ搬送部110の構成例について説明する。同図は、本実施の形態のカップ搬送部110の構成例を示す斜視図である。
図3に例示されるように、本実施の形態のカップ搬送部110は、カップ供給部101(図2)が供給する最下部のカップを、X方向及びY方向に搬送するものである。
X方向に延在する支持フレーム111は、両端部に軸支された2個のプーリ121、122と、この2個のプーリ121、122に張架された無端ベルト123と、1個のプーリ121(又は122)を駆動するX方向モータ120と、を有する。無端ベルト123は、X方向モータ120の双方向何れかの回転力が伝達されてX方向を移動するようになっている。
Y方向に延在する支持フレーム113は、一端側が支持フレーム111の無端ベルト123の上面に固定され、支持フレーム111上を無端ベルト123の移動方向へ転動するローラ113aと、支持フレーム111と平行のサブフレーム112上を無端ベルト123の移動方向へ転動するローラ113bと、を有する。この支持フレーム113は、更に、両端部に軸支された2個のプーリ131、132と、この2個のプーリ131、132に張架された無端ベルト133と、1個のプーリ131(又は132)を駆動するY方向モータ130と、を有する。無端ベルト133は、Y方向モータ130の双方向何れかの回転力が伝達されてY方向を移動するようになっている。
カップ保持部114は、支持フレーム113の無端ベルト133に固定され、支持フレーム113上を無端ベルト133の移動方向へ転動するローラ114cを有する。このカップ保持部114は、更に、カップ供給部101から落下する最下部のカップを載置する載置台114bと、このカップを把持する把持アーム114aと、を有する。
以上の構成により、カップ保持部114上に載置されるカップは、カップ式自動販売機1の機内におけるX方向及びY方向を移動することができる。
尚、本実施の形態のX方向モータ120及びY方向モータ130は、これらのモータ120、130の回転量に応じた数のパルス信号を発生するステッピングモータであるものとする。
<<<キャップ供給部>>>
図4及び図5を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の販売機構100におけるキャップ供給部108の構成例及び動作例について説明する。図4は、本実施の形態のキャップ供給部108の構成例を示す模式図である。尚、図4上側がキャップ供給部108の平面図に相当し、図4下側がキャップ供給部108の正面図に相当する。図5は、本実施の形態のキャップ供給部108の動作例を示す正面図である。
図4に例示されるように、本実施の形態のキャップ供給部108は、主として、キャップを収容するキャップ収容部1081と、開閉可能なシャッタ1082aを有し上下方向(Z方向)に移動可能なキャップ装着部1082と、を備えたものである。
本実施の形態のキャップ収容部1081は、例えば六角柱形状をなすコラム1081aが円陣を形成するように複数列隣接して略円柱形状をなすものであり、各コラム1081aの内部に例えば樹脂製のキャップを複数枚積み上げて収容するものである。
複数列のコラム1081aのうちの1列のコラム1081aの底部には、複数枚のキャップのうちから1枚のキャップを切り出すためのドロップリング1081bが対向するようになっている。キャップ収容部1081は、所定のモータ(不図示)の回転力の伝達によりその円柱形状が自転(回転)するようになっており、或るコラム1081aの内部のキャップが売切れると、キャップ収容部1081が回転して隣接する列のコラム1081aがドロップリング1081bの直上に対向するようになっている。
コラム1081aの内部のキャップの売切れは、ドロップリング1081bの内周面に相互に対向するように設けられた一対のキャップ供給センサ1081cにより検知される。一対のキャップ供給センサ1081cは、例えば赤外線センサの発光部及び受光部をなすものである。受光部が例えばコラム1081aの底面から所定高さにおける赤外線の透過を検知すれば、これは所定高さにあった最上部のキャップが販売により1段下がったことを意味する。本実施の形態では、飲み口付きキャップの場合、残数が例えば1枚又は2枚となった時点で発光部からの赤外線を受光部が検知し、平キャップの場合、残数が例えば4枚となった時点で発光部からの赤外線を受光部が検知するように、所定の高さが設定されている。
尚、売切れの検知手段は上記に限定されるものではない。例えば、各コラム1081aの内壁の所定位置において、所定のマイクロスイッチ(不図示)を、キャップが当接しているうちはオフの状態であるが、キャップが売切れて当接しなくなるとオンの状態となるように設けてもよい。
また、本実施の形態では、ドロップリング1081bは、ドロップリングモータ1085(図6)の回転力が伝達されてキャップの切り出し動作を実行するようになっている。本実施の形態では、このドロップリング1081bには所定のマイクロスイッチ(不図示)が設けられており、例えば、このドロップリング1081bが、キャップの切り出しに必要な回転量だけ回転したとき、このマイクロスイッチがオフからオンの状態になるように構成されている。
本実施の形態のキャップ装着部1082は、主として、ドロップリング1081bの直下に配置されて水平方向(X方向又はY方向)に開閉可能な一対のシャッタ1082aを備えたものである。この一対のシャッタ1082aは、開状態でキャップが上下方向(Z方向)に通過可能となり、閉状態でキャップが下方に落下しないように保持可能となるように構成されている。本実施の形態の一対のシャッタ1082aは、一対のシャッタ板に対して、これが閉じた状態でカップの開口部を囲繞するような半円筒形状をなす一対の側板がそれぞれ設けられたものである。この一対のシャッタ1082aの開閉動作は、シャッタモータ1084(図6)の双方向何れかの回転力の伝達により実行される。
また、本実施の形態のキャップ装着部1082は、上下用モータ1083(図6)の双方向何れかの回転力の伝達により上下方向(Z方向)に移動可能となっている。後述するように、キャップ装着部1082の上下移動にともない、シャッタ1082aは、ドロップリング1081bの直下から、載置台114b(図3)に載置されたカップの直上までの範囲で上下移動する。
尚、本実施の形態のドロップリングモータ1085、シャッタモータ1084、及び上下用モータ1083は、これらのモータ1085、1084、1083の回転量に応じた数のパルス信号を発生するステッピングモータであるものとする。これらのモータ1085、1084、1083の何れかが例えばロックして、キャップ供給部108が故障した場合、後述する主制御部201(図6)は、所定のパルス信号を受信しなくなることにより、この故障を検知する。
前述した構成を備えたキャップ供給部108が、載置台114bに載置されたカップにキャップを装着する際の動作について説明する。例えば、ドロップリング1081bにより切り出された1枚のキャップが、閉じた状態にある一対のシャッタ1082aにより保持されている状態で、この一対のシャッタ1082aの直下にカップが位置している場合を考える。
図5(a)に例示されるように、一対のシャッタ1082aは開状態になって、1枚のキャップを自然落下させる。このキャップは、一対のシャッタ1082aの開口部を通過し自然落下してカップの開口面の上部に載る。この後、一対のシャッタ1082aは、開状態を保ちつつ下方に移動する。一対のシャッタ1082aは、その開口部とキャップの最上面とが上下方向に所定距離だけ離間する位置で停止する。
図5(b)に例示されるように、一対のシャッタ1082aは閉状態となって、その半円筒形状をなす一対の側板が、キャップの外周及びカップの開口面の外周をともに囲繞する状態になる。これにより、キャップは、その中心がカップの開口面の中心と略一致した状態になる。
図5(c)に例示されるように、閉じた状態にある一対のシャッタ1082aは、そのシャッタ面がキャップの開口面の最上部に当接するまで下方に移動し、更に下方へ所定距離だけ移動して、キャップをカップに装着する。
尚、キャップをカップに装着した後は、一対のシャッタ1082aがこの装着の動作と逆順の動作を実行することにより、キャップ供給部108は次販売に備える状態になる。
===主制御部及び従制御部===
図6を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の動作を司る主制御部201及び従制御部211、213、217、218、219の構成例について説明する。同図は、本実施の形態の主制御部201及び従制御部211、213、217、218、219の構成例を示すブロック図である。
本実施の形態の主制御部(制御部)201は、CPU203、ROM205、RAM207、タイマ209等を備えて、従制御部211、213、217、218、219を統括制御するマイクロコンピュータである。
本実施の形態のROM205は、後述するように、例えばルートマンによる所定の入力に基づく主制御部201からのテスト販売指示に応じて、販売機構100が、飲料無しのカップにキャップを装着するテスト販売、又は、湯入りのカップにキャップを装着するテスト販売の何れかのテスト販売モードで動作するための所定のプログラムを記憶するものである。また、このROM205は、販売機構100に通常販売の動作を実行させる所定のプログラムを記憶するものでもある。
本実施の形態のRAM207は、後述するように、例えばメンテナンス時にルートマンにより入力される前述したテスト販売モードの選択情報を記憶するものである。また、このRAM207は、例えば、図2に例示される各位置間のカップ搬送部110の搬送速度、各位置における停止時間、各飲料の調理時間等の情報を記憶するものでもある。
本実施の形態のタイマ209は、例えば、図2に例示される各位置におけるカップ搬送部110の停止時間等を計時するものである。
図6に例示されるように、販売制御部211は、販売機構100を制御し、接客制御部217からの検出信号に応答した主制御部201からの販売指示に基づいて、顧客が所望するカップ飲料を調理して商品取出口30(図1)で取り出し可能とするものである。
図6に例示されるように、コントロールパネル215は、キーボードやディスプレイ等を前面に備え、入出力制御部206と有線で接続されるとともに、前面扉2(図1)の裏面に着脱自在に配設されて、前述したテスト販売モードの選択やメンテナンス等を行なう際に操作するものである。入出力制御部206は、コントロールパネル215からの入力情報を主制御部201に送信するものである。
図6に例示されるように、接客制御部204は、例えば、複数の商品選択釦14の何れが押下されたのかを検出し、このときの検出信号を主制御部201に送信する等の機能を有するものである。
図6に例示されるように、硬貨挿入機構218aは、硬貨処理制御部218により制御されて、釣銭切れを検出し、硬貨投入口6(図1)からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口38(図1)から返却する機能を有する。紙幣挿入機構219aは、紙幣処理制御部219に制御されて、釣札切れを検出し、紙幣挿入口8(図1)からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口8から返却する機能を有する。硬貨処理制御部218及び紙幣処理制御部219は、硬貨投入及び紙幣挿入が行なわれるその都度、処理動作を実行する。尚、先払いカード又は後払いカードを挿入するカード読み取り装置(不図示)を設けることによって、カップ飲料を販売できるようにしてもよい。
===キャップのテスト販売動作===
図7及び図8を参照しつつ、前述した構成を備えたカップ式自動販売機1によるキャップのテスト販売動作について説明する。図7は、本実施の形態のカップ式自動販売機1がキャップのテスト販売をする際の主制御部201の処理の手順を示すフローチャートである。図8(a)は、本実施の形態のカップ式自動販売機1がキャップ付きカップ飲料を販売する場合のカップ搬送部110の搬送経路(移動経路)を示す模式図である。図8(b)は、本実施の形態のカップ式自動販売機1が飲料無しのカップにキャップを装着するテスト販売を実施する場合のカップ搬送部110の搬送経路を示す模式図である。図8(c)は、本実施の形態のカップ式自動販売機1が湯入りのカップにキャップを装着するテスト販売を実施する場合のカップ搬送部110の搬送経路を示す模式図である。
尚、図8(a)に例示されるように、本実施の形態における例えばホットインスタントコーヒー(クリーム及び砂糖入り)の通常販売では、カップ搬送部110は、待機位置ORから経路Aを移動しカップ供給位置CUPで停止してカップを受け取り、次に経路Bを移動し粉末コーヒー供給位置CFで停止して粉末コーヒーを受け取る。次に、カップ搬送部110は、経路Cを移動し粉末クリーム供給位置CRで停止して粉末クリームを受け取り、次に経路Dを移動し粉末砂糖供給位置SGで停止して粉末砂糖を受け取る。次に、粉末原料の入ったカップが載置されたカップ搬送部110は、経路Eを移動し飲料調理位置DHで停止して湯の供給及び攪拌処理を受け、キャップ供給位置CPの前位置RCPを通過してキャップ供給位置CPで停止してキャップ装着処理を受け(経路F)、この経路Fを途中まで引き返してから、販売位置VSの前位置RVSを通過して販売位置VSに至る(経路G)。
先ず、ルートマンは、例えばカップ式自動販売機1のメンテナンスのためにその前扉2を開き、コントロールパネル215を通じて、飲料無しのカップにキャップを装着するテスト販売、又は、湯入りのカップにキャップを装着するテスト販売の何れかを選択する旨を入力しているものとする。
主制御部201は、入出力制御部213から入力情報を受信すると(S100:YES)、これをRAM207に記憶させるとともに、キャップ供給部108の状態を次販売のために待機する状態に初期化し(S101)、カップ搬送部110を待機位置ORに戻して、その状態を待機状態に初期化する(S102)。
次に、主制御部201は、カップ搬送部110をカップ供給位置CUPに移動させて停止させる(S103)。
次に、主制御部201は、カップ供給部101に販売指示を送信して、カップ供給位置CUPに停止しているカップ搬送部110にカップを供給させるとともに、キャップ供給部108に販売指示を送信して、キャップ供給部108におけるドロップリングモータ1085にキャップの切り出しを開始させる(S104)。これにより、カップ搬送部110の載置台114bにはカップが載置され、キャップ供給部108はキャップの装着準備を開始する。
以上、ステップS101及びS102では、カップ搬送部110は待機位置ORに停止し(図8(b)及び図8(c))、ステップS103では、カップ搬送部110は経路Aを移動し(図8(b)及び図8(c))、ステップS104では、カップ搬送部110はカップ供給位置CUPに停止している(図8(b)及び図8(c))。
次に、主制御部201は、RAM207を参照して、前述した入力情報が、飲料無しのカップにキャップを装着するテスト販売(「空」)、又は、湯入りのカップにキャップを装着するテスト販売(「湯入り」)の何れを示すのかを判別する(S105)。
<<<飲料無しのカップにキャップを装着するテスト販売>>>
図7に例示されるように、前述した入力情報が、飲料無しのカップにキャップを装着するテスト販売であると判別した場合(S105:「空」)、主制御部201は、カップ搬送部110をキャップ供給位置CPに移動させて停止させる(S106)。具体的には、図8(b)に例示されるように、カップ搬送部110は経路Hを移動する。
次に、主制御部201は、ドロップリング1081bがキャップの切り出しを終了したか否かを判別する(S107)。この判別には、ドロップリング1081bに設けられた前述した所定のマイクロスイッチ(不図示)からの検出信号を用いる。例えば、オンの検出信号を受信すれば、これはドロップリング1081bがキャップの切り出しに必要な回転量だけ回転したことを意味するため、主制御部201は、キャップの切り出しが終了したと判別する。
キャップの切り出しが終了したと判別した場合(S107:YES)、主制御部201は、キャップ供給部108に販売指示を送信して、キャップ供給位置CPで停止しているカップに対しキャップの装着を実施させる(S108)。尚、キャップの装着手順は、図5に例示される通りである。
次に、主制御部201は、カップ搬送部110を販売位置VSに移動させて停止させる(S109)。具体的には、図8(b)に例示されるように、カップ搬送部110は経路Iを移動する。
<<<湯入りのカップにキャップを装着するテスト販売>>>
図7に例示されるように、前述した入力情報が、湯入りのカップにキャップを装着するテスト販売であると判別した場合(S105:「湯入り」)、主制御部201は、カップ搬送部110を飲料調理位置DHに移動させて停止させる(S110)。具体的には、図8(c)に例示されるように、カップ搬送部110は経路Jを移動する。
次に、主制御部201は、飲料供給部1065にテスト販売指示を送信して、飲料調理位置DHで停止しているカップに対し湯タンク106から1杯分の湯を供給させる(S111)。但し、この場合、カップ内を攪拌する必要はないため、攪拌部107は動作させないものとする。
次に、主制御部201は、カップ搬送部110をキャップ供給位置CPに移動させて停止させる(S112)。具体的には、図8(c)に例示されるように、カップ搬送部110は経路Fを移動する。
次に、主制御部201は、キャップ供給部108に販売指示を送信して、キャップ供給位置CPで停止しているカップに対しキャップの装着を実施させる(S108)。尚、本実施の形態では、ステップS104で開始されたキャップの切り出しは、遅くともステップS112の途中で終了しているものとする。また、キャップの装着手順は、図5に例示される通りである。
次に、主制御部201は、カップ搬送部110を販売位置VSに移動させて停止させる(S109)。具体的には、図8(c)に例示されるように、カップ搬送部110は経路Iを移動する。
以上により、ルートマンは、例えばステップS108におけるキャップ供給部108の動作を目視で調べたり、ステップS109で商品取出口30(図1)に搬送されたカップに対するキャップの装着状態を手にとって調べたりできる。
===低コスト且つ高効率で高精度なテスト===
本実施の形態のカップ式自動販売機1によれば、キャップのテスト販売動作では、少なくともカップに原料は入れないため、この原料分だけコストを節減できるとともに、カップ搬送部110が原料供給位置M、CF、CR、SGで停止する時間や原料供給位置M、CF、CR、SGに立ち寄るために余計にかかる時間等を短縮できる。また、このテスト販売動作では、実際にカップに対してキャップを装着して販売するため、例えばキャップ供給部108のみがキャップを切り出す動作までを実行するといった従来のカップ式自動販売機に比べて、テストの精度が高い。
特に、湯入りのカップにキャップをテスト装着するモードを選択した場合、ルートマンは、商品取出口30に搬送されたカップを手にとって少し傾けるだけで、カップに対するキャップの密閉性を、実販売と略同じ条件で確認することができる。これにより、テストの精度及び効率が向上することになる。また、例えば、カップ及びキャップの素材が異なる場合、更に何れか一方の素材に金属が含有される等の場合、カップ及びキャップの熱膨張率が異なり、これがキャップの装着状態に影響を与える場合がある。よって、例えば湯が入ることにより相対的に高温となったカップに対し、相対的に低温のキャップを装着するといった実販売と略同じ条件下のテストは、空のカップを使用する場合よりも精度の高いものとなる。
以上から、本実施の形態のカップ式自動販売機1によれば、カップに対するキャップのテスト販売を、コストを抑えて効率良く実施できる。
前述した実施の形態では、飲料無しのカップにキャップを装着するテスト販売、又は、湯入りのカップにキャップを装着するテスト販売の何れかのテスト販売モードをルートマンが選択するようになっていたが、これに限定されるものではない。例えば、ルートマンの入力によりテスト販売指示を受信すると、カップ式自動販売機1が上記何れか一方のみのテスト販売動作を自動的に実施するものであってもよい。
前述した実施の形態では、キャップのテスト販売の場合のカップ搬送部110の搬送経路は、飲料調理位置DHやキャップ供給位置CP等の必要最小限の位置に立ち寄るものであったが(図8(b)及び図8(c))、これに限定されるものではない。例えば、図8(a)に例示されるように、カップ搬送部110は、少なくとも原料を販売することなく通常販売の経路を移動してもよい。この場合、通常販売における停止位置(例えばCF、CR、SG)で停止せずに通過すれば、通常販売の場合よりも販売時間を短縮できる。
===プログラム===
前述したステップS106、S107、S108、S109において、カップ搬送部110の搬送経路をカップ供給位置CUP及びキャップ供給位置CPとする第1機能と、調理動作を停止する第2機能と、を主制御部(コンピュータ)201に実行させるためのプログラムが、本発明のプログラムに相当する。
また、前述したステップS110、S111、S112、S108、S109において、カップ搬送部110の搬送経路をカップ供給位置CUP、飲料調理位置DH、及びキャップ供給位置CPとする第1機能と、湯のみを販売する第2機能と、を主制御部(コンピュータ)201に実行させるためのプログラムが、本発明のプログラムに相当する。
以上のプログラムは、例えば前述したROM205(図6)に予め記憶されている。このプログラムは、例えばEEPROM(フラッシュROMを含む)等の不揮発性メモリを内蔵するカード等に記録されていてもよい。例えば、従来のカップ式自動販売機が、前述した通常販売のみを実行するためのプログラムを記憶する書き込み可能なROMとともに、メモリカード等の所定の読み取り手段を備えたものである場合、本発明のプログラムにより従来のプログラムを更新すれば、このカップ式自動販売機で前述したテスト販売の機能の実現が可能となる。
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した実施の形態のキャップのテスト販売では、湯入りのカップに対するキャップの装着を行うものであったが、これ限定されるものではない。例えば水といった、原料に比べて安価であり、且つ、実販売に近い希釈液であればいかなるものでもよい。例えば水の場合、実販売では一般に冷水が使用されるため、テスト販売でも同様に冷水を使用することが好ましい。これにより、カップとキャップとの間に生じる温度差がキャップの装着状態に与え得る影響を、実販売の場合に近づけることができる。
また、前述した実施の形態では、カップ搬送部110は、図8に例示される搬送経路を移動するものとしたが、これに限定されるものではない。少なくとも、カップ供給位置から、商品供給位置、キャップ供給位置を経由して、販売位置に至る搬送経路であれば、いかなる搬送経路であってもよい。
また、前述した実施の形態では、キャップ供給部108がカップに対しキャップを装着する際、キャップ供給部108がカップに向かって下方に移動するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、カップが載置されたカップ搬送部110がキャップ供給部110に向かって上方に移動するものであってもよい。要するに、キャップ供給部108とカップとの上下方向(Z方向)の相対距離を変化させることができれば、いかなる構成であってもよい。或いは、キャップ供給部108とカップとの変化する相対距離は、上下方向に限定されるものではなく、例えば水平方向(X方向又はY方向)であってもよい。
また、前述した実施の形態では、モータ120、130、1083、1084、1085はステッピングモータであったが、これに限定されるものではなく、直流モータに所定のエンコーダを組み合わせて、このエンコーダからパルス信号を発生させてもよい。
本実施の形態のカップ式自動販売機の外観構成例を示す正面図である。 本実施の形態の販売機構の構成例を説明するためのカップ式自動販売機の機内略示図である。 本実施の形態のカップ搬送部の構成例を示す斜視図である。 本実施の形態のキャップ供給部の構成例を示す模式図である。 本実施の形態のキャップ供給部の動作例を示す正面図である。 本実施の形態の主制御部及び従制御部の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態のカップ式自動販売機がキャップのテスト販売をする際の主制御部の処理の手順を示すフローチャートである。 (a)は、本実施の形態のカップ式自動販売機がキャップ付きカップ飲料を販売する場合のカップ搬送部の搬送経路を示す模式図であり、(b)は、本実施の形態のカップ式自動販売機が飲料無しのカップにキャップを装着するテスト販売を実施する場合のカップ搬送部の搬送経路を示す模式図であり、(c)は、本実施の形態のカップ式自動販売機が湯入りのカップにキャップを装着するテスト販売を実施する場合のカップ搬送部の搬送経路を示す模式図である。
符号の説明
1 カップ式自動販売機 14 商品選択釦
30 商品取出口 38 返却口
100 販売機構 101 カップ供給部
108 キャップ 110 カップ搬送部
120 X方向モータ 130 Y方向モータ
201 主制御部 215 コントロールパネル
1020 原料供給部 1065 飲料供給部
1081 キャップ収容部 1081a コラム
1081b ドロップリング 1081c キャップ供給センサ
1082 キャップ装着部 1082a シャッタ
1083 上下用モータ 1084 シャッタモータ
1085 ドロップリングモータ

Claims (4)

  1. カップを払い出すカップ払出機構と、
    前記カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、
    前記カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、
    前記飲料を販売する場合、前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、
    を備えた飲料販売装置において、
    前記カップに対する前記キャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、前記カップ搬送機構の移動経路を前記カップ払出機構の払出位置、前記キャップ装着機構の装着位置とし、前記飲料調理機構の調理動作を停止する制御部、
    を備えたことを特徴とする飲料販売装置。
  2. カップを払い出すカップ払出機構と、
    前記カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、
    前記カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、
    前記飲料を販売する場合、前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、
    を備えた飲料販売装置において、
    前記カップに対する前記キャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、前記カップ搬送機構の移動経路を前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置とし、前記飲料調理機構の販売材料を希釈液のみとする制御部、
    を備えたことを特徴とする飲料販売装置。
  3. カップを払い出すカップ払出機構と、前記カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、前記カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、前記飲料を販売する場合、前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、を備えた飲料販売装置の販売動作を制御するコンピュータに、
    前記カップに対する前記キャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、前記カップ搬送機構の移動経路を前記カップ払出機構の払出位置、前記キャップ装着機構の装着位置とする第1機能と、前記飲料調理機構の調理動作を停止する第2機能と、を実現させるためのプログラム。
  4. カップを払い出すカップ払出機構と、前記カップ内で飲料を調理する飲料調理機構と、前記カップの開口面にキャップを装着するキャップ装着機構と、前記飲料を販売する場合、前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置を移動可能であるカップ搬送機構と、を備えた飲料販売装置の販売動作を制御するコンピュータに、
    前記カップに対する前記キャップの装着状態を確認するためのテスト販売を行う場合、前記カップ搬送機構の移動経路を前記カップ払出機構の払出位置、前記飲料調理機構の調理位置、前記キャップ装着機構の装着位置とする第1機能と、前記飲料調理機構の販売材料を希釈液のみとする第2機能と、を実現させるためのプログラム。
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