JP3612938B2 - 車両用内燃機関の自動停止始動装置 - Google Patents

車両用内燃機関の自動停止始動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用内燃機関の自動停止と自動始動を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用内燃機関の自動停止と自動始動を行う装置が知られている(例えば、特開平8−338276号公報参照)。この装置では、バッテリーの充電量が所定値以下になると内燃機関の自動停止を禁止し、充電量不足で再始動ができなくなるのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用内燃機関の自動停止始動装置では、内燃機関停止中の補機駆動のためのバッテリー消費を考慮して自動停止の可否を決定していないので、自動停止後の補機駆動のためにバッテリーが消費され充電量が所定値以下に低下すると、自動停止してからすぐに自動始動が行われることがあり、乗員に違和感を与える上に、燃料消費を節約するための内燃機関の自動停止がかえって逆効果になるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、内燃機関停止中のバッテリー消費を考慮して自動停止の可否を決定することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、内燃機関による車両の駆動が不要になると内燃機関を自動的に停止し、車両の駆動が必要になると始動用回転電機により内燃機関を自動的に始動する車両用内燃機関の自動停止始動装置に適用され、始動用回転電機および複数の補機を駆動するために電力を供給するバッテリーと、バッテリーの充電量を検出する手段と、補機を所定時間駆動するのに必要な第1の電力量を推定する手段と、内燃機関を始動するのに必要な第2の電力量を検出する手段と、バッテリーの充電量が前記第1の電力量と前記第2の電力量の合計値よりも多い場合にのみ内燃機関の自動停止を行う制御手段とを備える。
(2) 請求項2の車両用内燃機関の自動停止始動装置は、補機を所定時間駆動するための電力量は、補機全部を駆動するための電力量としたものである。
(3) 請求項3の車両用内燃機関の自動停止始動装置は、補機を所定時間駆動するための電力量は、内燃機関を停止する時に作動している補機すべてを駆動するための電力量としたものである。
(4) 請求項4の車両用内燃機関の自動停止始動装置は、内燃機関を停止する時に作動している補機に車両用空調装置が含まれる場合には、内燃機関停止中に補機負荷が増大して所定時間の機関停止が継続できなくなると、車両用空調装置を非作動にするようにしたものである。
(5) 請求項5の車両用内燃機関の自動停止始動装置は、車両にクリープ力を与えるためのクリープ用回転電機と、クリープ用回転電機に目標クリープトルクを所定時間発生させるための第3の電力量を推定する手段とを備え、制御手段によって、第3の電力量に応じて内燃機関の自動停止を制御するようにしたものである。
(6) 請求項6の車両用内燃機関の自動停止始動装置は、内燃機関停止中に補機負荷が増大して所定時間の機関停止が継続できなくなると、目標クリープトルクを低減するようにしたものである。
【0006】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、補機を所定時間駆動するのに必要な第1の電力量を推定するとともに、内燃機関を始動するのに必要な第2の電力量を検出し、バッテリーの充電量が第1の電力量と第2の電力量の合計値よりも多い場合にのみ内燃機関の自動停止を行うようにしたので、いったん自動停止した後は補機駆動力を確保しながら所定時間だけ機関停止を継続することができ、従来のように自動停止後にバッテリーの充電量がしきい値を下回ってすぐに再始動されるようなことがなく、効率的に自動停止が行われて燃料消費を節約できる。また、内燃機関停止中の補機機能と機関再始動機能を確保できる。
(2) 請求項の発明によれば、補機を所定時間駆動するための電力量を補機全部を駆動するための電力量としたので、機関停止中の全補機の機能が確保できる。
(4) 請求項の発明によれば、補機を所定時間駆動するための電力量を、内燃機関を停止する時に作動している補機すべてを駆動するための電力量としたので、補機の作動状態に応じて内燃機関の自動停止が行われ、燃費をより節約できる。
(5) 請求項の発明によれば、内燃機関を停止する時に作動している補機に車両用空調装置が含まれる場合には、内燃機関停止中に補機負荷が増大して所定時間の機関停止が継続できなくなると、車両用空調装置を非作動にしたので、車両の走行機能に支障をきたさずに補機負荷の変動に対応できる。
(6) 請求項の発明によれば、クリープ用回転電機に目標クリープトルクを所定時間発生させるための第3の電力量を推定し、第3の電力量に応じて内燃機関の自動停止を制御するようにしたので、内燃機関停止中の補機機能およびクリープ機能と、機関再始動機能を確保できる。
(7) 請求項の発明によれば、内燃機関停止中に補機負荷が増大して所定時間の機関停止が継続できなくなると、目標クリープトルクを低減するようにしたので、車両の走行機能に支障をきたさずに補機負荷の変動に対応できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の車両用内燃機関の自動停止始動装置を、内燃機関と回転電機の車両用複合駆動システムに適用した一実施の形態を説明する。
−動力伝達機構の概要−
図1は一実施の形態の動力伝達機構の概要を示す。
内燃機関1の動力は、トルクコンバーター3またはトルクコンバーター3と並列に接続されるロックアップクラッチ4に伝達され、さらにトランスアクスル自動変速装置5およびトランスアクスル減速装置・差動装置6を介して駆動輪7a、7bに伝達される。
【0008】
トルクコンバーター3から駆動輪7a、7bまでの間の動力伝達機構には回転電機A10が連結され、その連結点において内燃機関1の動力と回転電機A10の動力とが合流して駆動輪7a、7bに伝達される。一方、内燃機関1はクラッチ9を介して回転電機B8と補機2と連結され、クラッチ9が締結状態にある時は内燃機関1と回転電機B8の回転速度比が一定となる。
【0009】
−動力伝達機構の詳細−
図2は、図1に示す動力伝達機構の詳細を示す。なお、図1と同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。
内燃機関1のブロックはトランスアクスル11のケースと結合され、回転電機A10、回転電機B8、補機2を支持する。なお、トランスアクスル11にはトルクコンバーター3、ロックアップクラッチ4、自動変速装置5、減速装置・差動装置6が含まれる。また、補機2には、車両用空調装置(以下、エアコンと呼ぶ)のコンプレッサ、オルターネーター、パワーステアリング用ポンプ、内燃機関冷却用ウオーターポンプなどが含まれる。トランスアクスル11からは左右にドライブシャフト(車軸)11a、11bが出ており、各ドライブシャフト11a、11bに駆動輪7a、7bが取り付けられている。
【0010】
回転電機A10はトランスアクスル11の第3軸11cに連結され、内燃機関1の動力と回転電機A10の動力が第3軸11cで合流して駆動輪7a、7bに伝達される。
【0011】
回転電機B8は、クラッチ9とベルトドライブ9aを介して内燃機関1のクランクシャフトに接続されるとともに、ベルトドライブ9bを介して補機2に接続される。油圧回路12はオイルポンプとその駆動用モーターを内蔵しており、自動変速装置5のライン圧を生成する。
【0012】
図3に油圧回路12の詳細を示す。
油圧回路12には、内燃機関1により駆動されるオイルポンプ20と、専用のモーター25により駆動されるオイルポンプ21とを備えており、オイルポンプ20は逆止弁22aを介して自動変速装置5のライン圧23に接続され、オイルポンプ21は逆止弁22bを介してライン圧23に接続される。これにより、オイルポンプ20と21の内の油圧の高い方からライン圧23に送油され、内燃機関1が停止しても自動変速装置5に油圧を供給し続けることができ、自動変速装置5のクラッチを締結して動力伝達を可能にしている。なお、24はオイルパンである。
【0013】
−一実施の形態の制御装置の構成−
図4は一実施の形態の制御装置の構成を示す。
コントロールユニット13は内燃機関1を制御する内燃機関コントロールユニットであり、コントロールユニット14は自動変速装置5を制御する自動変速装置コントロールユニットである。また、コントロールユニット15は回転電機A10の駆動回路31、回転電機B8の駆動回路32、クラッチ9の駆動回路34およびオイルポンプモーター25の駆動回路35を制御するハイブリッドシステムコントロールユニットである。
【0014】
ハイブリッドシステムコントロールユニット15には、アイドルスイッチ37、ブレーキスイッチ38、車速センサー39、回転センサー40,42、開度センサー41,43が接続される。アイドルスイッチ37はアクセルペダルを開放した時にオンするスイッチであり、ブレーキスイッチ38はブレーキペダルが踏み込まれた時にオンするスイッチである。車速センサー39はドライブシャフト11a,11bに接続され、所定の回転角度ごとにパルス信号を出力する。車速センサー39の出力パルス信号に基づいて車両の走行速度Vを検出することができる。また、回転センサー40は内燃機関1のクランクシャフトに接続され、所定のクランク角ごとにパルス信号を発生する。この回転センサー40の出力パルス信号に基づいて、内燃機関1のクランク角と回転速度Neを検出することができる。開度センサー41はアクセル開度を検出する。さらにまた、回転センサー42は回転電機B8の出力軸に接続され、回転電機B8の所定の回転角ごとにパルス信号を発生する。この回転センサー42の出力パルス信号に基づいて、回転電機B8の回転速度を検出することができる。開度センサー43は不図示のスロットルアクチュエータに接続され、スロットル開度を検出する。
【0015】
コントロールユニット13、14、15はそれぞれマイクロコンピュータとその周辺部品を内蔵しており、互いにインタフェースを介して通信を行う。ハイブリッドシステムコントロールユニット15から内燃機関コントロールユニット13および自動変速装置コントロールユニット14へは、アイドルスイッチ37およびブレーキスイッチ38のオン、オフ信号、機関回転速度信号Neなどが送られ、自動変速装置コントロールユニット14からハイブリッドシステムコントロールユニット15へは変速比信号、ロックアップ(L/U)信号などが送られる。なお、コントロールユニット13、14、15へは低圧バッテリー36から電力が供給される。
【0016】
なお、回転電機A10、B8にはそれぞれ交流電動機(誘導機、同期機など)や直流電動機を用いることができる。インバーターやDC−DCコンバーターなどの駆動回路31、32へは、高圧バッテリー33から高圧直流電力が供給される。回転電機A10、B8に交流電動機を用いる場合は、駆動回路31、32にそれぞれベクトル制御インバーターを用いる。また、クラッチ9には電磁クラッチなどを用いることができ、低圧バッテリー36から駆動回路34を介して直流電力が供給される。さらに、オイルポンプモーター25には直流電動機を用いることができ、低圧バッテリー36から駆動回路35を介して直流電力が供給される。
【0017】
−一実施の形態の動作−
図5〜図7は車両各部の動作を示すタイムチャート、図8〜図13は一実施の形態の動作を示すフローチャート、図14〜図18は各種制御パラメータのマップである。これらの図により、一実施の形態の動作を説明する。
ここでは、車両の走行パターンを(1)燃料噴射モード、(2)ロックアップ(L/U)減速モード、(3)モータリング減速モード、(4)移行モード、(5)アイドルストップモード、(6)発進モードに分けて説明する。なお、移行モードが終了すると移行終了フラグがセットされ、発進モードの動作開始時に発進モードフラグがセットされる。
【0018】
一実施の形態の内燃機関と回転電機の複合駆動システムでは、ハイブリッドシステムコントロールユニット15が中心となってその動作を制御する。
−モード判別動作−
図8は車両がどのモードで走行しているかを判別する処理を示す。ステップ1において、移行終了フラグと発進モードフラグをリセットしてステップ2へ進み、通常走行時の燃料噴射モード制御を適用する。この通常走行時の燃料噴射モード制御についてはすでに公知であり、説明を省略する。ステップ3において、アイドルスイッチ37がオンしているかどうかを確認し、アイドルスイッチ37がオンしていればステップ4へ進み、そうでなければステップ11へ進む。
【0019】
アイドルスイッチ37がオン、すなわちアクセルペダルが開放されると、ステップ4で燃料噴射停止制御すなわち図20に示す内燃機関1の自動停止制御を行う。この内燃機関1の自動停止制御については後述する。
【0020】
ステップ5で車速Vが0かどうかを確認し、車両が停止したらステップ12へ進み、停止していなければステップ6へ進む。車両が停止していない時は、ステップ6でロックアップクラッチ4が締結されているかどうかを確認し、締結されていればステップ7へ進み、締結されていなければステップ8へ進む。
【0021】
燃料供給が停止され、車両が走行中であり、ロックアップクラッチ4が締結されている時は、ステップ7で高速からの減速モード、すなわちL/U減速モードと判定し、ステップ21へ進む。
【0022】
一方、ロックアップクラッチ4が締結されていない時は、ステップ8で非L/U減速モードと判定し、ステップ9へ進んで機関回転速度Neが所定値1より低いかどうかを確認する。機関回転速度Neが所定値1より低い時はステップ10へ進み、そうでなければステップ6へ戻る。ステップ10ではモータリング減速モードと判定し、ステップ31へ進む。
【0023】
燃料供給停止状態で車両が停止した時は、ステップ12で移行終了フラグがリセットされているかどうかを確認する。リセットされていればステップ13へ進み、移行モードと判定してステップ41へ進む。一方、移行終了フラグがセットされている時はステップ14へ進み、アイドルストップモードと判定してステップ41へ進む。
【0024】
ステップ3でアイドルスイッチ37がオフ、すなわちアクセルペダルが踏み込まれている時はステップ11へ進み、発進モードフラグがセットされているかどうかを確認する。発進モードフラグがセットされていればステップ71へ進んで発進モード動作を行ない、そうでなければステップ1へ戻る。
【0025】
−L/U減速モードの動作−
図5に示すタイムチャートを参照しながら、図9に示すL/U減速モードの動作を説明する。
このL/U減速モードではロックアップクラッチ4とクラッチ9が締結状態にあり、駆動輪7a、7bにより燃料供給停止状態にある内燃機関1が駆動されて内燃機関1が回転を続け、補機2が内燃機関1に連れ回る。したがって、補機機能が確保されるとともに、内燃機関1により油圧回路12が駆動されて自動変速装置5のライン圧23が確保される。また、内燃機関1が回転しているので再加速時のためのクランキングが不要となり、燃料供給を再開すれば駆動トルクが遅れなく立ち上がる。このL/U減速モードにおいて、回転電機A10を回生駆動して車両の減速エネルギーを回収し、高圧バッテリー33を充電する。
【0026】
ステップ21において、まず、図14に示す目標車軸トルクマップから車速に対応する目標車軸トルクを求める。次にステップ22で、図15に示す内燃機関フリクショントルクマップから内燃機関1の回転速度Neに対応する内燃機関フリクショントルクを求め、変速比を考慮して車軸トルクに換算し、内燃機関フリクション車軸トルクを算出する。さらにステップ23で、図16に示す変速機フリクショントルクマップから機関回転速度Neに対応する変速機フリクショントルクを求め、変速比を考慮して車軸トルクに換算し、変速機フリクション車軸トルクを算出する。
【0027】
目標車軸トルクは、内燃機関フリクション車軸トルクと、変速機フリクション車軸トルクと、回生車軸トルクとの合計値で与えられる。ステップ24で、目標車軸トルクから内燃機関フリクション車軸トルクと変速機フリクション車軸トルクを減じて回生車軸トルクを求める。さらに、回生車軸トルクを回転電機A10が連結される第3軸11cのトルクに換算し、回転電機A10の目標回生トルクを求める。ステップ25で、ブレーキスイッチ39によりブレーキの作動が検出されると、回転電機A10の回生トルクが目標回生トルクとなるように回転電機A10をトルク制御する。
【0028】
このように、ロックアップクラッチ4を締結したままで減速するL/U減速モードでは、内燃機関1への燃料供給を停止して回転電機A10により回生制動をかけることによって、図5に示すように、車速Vが徐々に低下し、それにともなって機関回転速度Neも低下する。なおこの時、クラッチ9が締結されているので回転電機B8と補機2が内燃機関1と連れ回り、補機機能が確保される。
【0029】
−モータリング減速モードの動作−
図5に示すタイムチャートを参照しながら、図10に示すモータリング減速モードの動作を説明する。
減速時に回転電機A10による回生制動と内燃機関1および自動変速装置5のフリクションとによって車速が低下すると、自動変速装置コントロールユニット14により予め設定された変速線図にしたがって変速制御が行なわれる。しかし、変速比は有限であり、最大変速比に達した後はロックアップクラッチ4を解除しないと、車速の低下にともなって内燃機関1がアイドル回転速度以下になり、停止してしまう。そこで、変速比が大きくなったらロックアップクラッチ4の締結を解除し、滑りを許容できるトルクコンバーター3により動力の伝達を行なう。自動変速機コントロールユニット14は、機関回転速度Ne、車速Vなどに基づいてロックアップクラッチ4の締結と解除を制御し、ハイブリッドシステムコントロールユニット15へ制御結果のロックアップ信号を送る。
【0030】
ロックアップクラッチ4の締結解除にともなって、内燃機関1は自身のフリクションにより急速に回転速度Neが低下する。燃料消費を節約するためにモータリング減速モードでも燃料供給を再開しないことにすると、駆動輪7a、7bがトルクコンバーター3を介して内燃機関1を駆動するものの、特に低速では駆動力が不足して内燃機関1が停止してしまう。
【0031】
そこで、この実施の形態では、減速時にロックアップクラッチ4が非締結状態になったら、クラッチ9を締結したまま回転電機B8により内燃機関1を駆動し、内燃機関1の停止を防止する。この時の回転電機B8の所要動力は、駆動輪7a、7bによりトルクコンバーター3を介して内燃機関1が駆動されているので、その不足分を補うだけのわずかな動力で十分である。
【0032】
図10のステップ31で目標機関回転速度に所定値2を設定する。なお、この所定値2は所定値1よりも低い回転速度であり、車速に対するマップとして予め設定される。続くステップ32〜34において、機関回転速度Neが所定値2となるように回転電機B8を制御する。すなわち、ステップ32で機関回転速度Neの検出値と目標値との差分を計算し、ステップ33で差分にゲインをかけて回転電機B8の目標トルクを求める。そして、ステップ34で回転電機B8の出力トルクが目標トルクとなるように回転電機B8をトルク制御する。
【0033】
一方、このモータリング減速モードにおいても、L/U減速モードに引き続いて回転電機A10による減速エネルギーの回収が行なわれる。モータリング減速モードにおける回転電機A10の目標回生トルクは次のようにして決定する。
【0034】
ステップ35において、図14に示す目標車軸トルクマップから車速に対応する目標車軸トルクを求める。次にステップ36で、機関回転速度Ne、車速Vおよび変速比に基づいてトルクコンバーター3の入力軸と出力軸の回転速度を求め、その速度比を計算する。そして、図17に示すトルクコンバーター3の入力容量係数マップから、トルクコンバーター3が伝達しているトルク(=τ*Ne、τ;入力トルク容量係数)を演算し、変速比を考慮して車軸トルクに換算し、トルコン伝達車軸トルクを求める。
【0035】
ステップ37で、図15に示す変速機フリクショントルクマップから機関回転速度Neに対応する変速機フリクショントルクを求め、変速比を考慮して車軸トルクに換算し、変速機フリクション車軸トルクを演算する。
【0036】
目標車軸トルクは、トルコン伝達車軸トルクと変速機フリクション車軸トルクと回生車軸トルクとの合計値で与えられる。ステップ38で、目標車軸トルクからトルコン伝達車軸トルクと変速機フリクション車軸トルクを減じて回生車軸トルクを求める。さらに、回生車軸トルクを回転電機A10が連結される第3軸11cのトルクに換算し、回転電機A10の目標回生トルクを求める。ステップ39で、回転電機A10の回生トルクが目標回生トルクとなるように回転電機A10をトルク制御する。
【0037】
このように、内燃機関1のクランクシャフトと補機2との間にクラッチ9を設けるとともに、補機2と連れ回る回転電機B8を設け、さらにトルクコンバーター3と駆動輪7a、7bとの間の動力伝達機構と連れ回る回転電機A10を設ける。そして、減速時にロックアップクラッチ4が締結されている時には、回生車軸トルクが目標値になるように回転電機A10をトルク制御する。さらに、減速中にロックアップクラッチ4の締結が解除されると、内燃機関1が目標回転速度となるように回転電機Bを速度制御し、その状態において回生車軸トルクがその目標値となるように回転電機Aをトルク制御する。
これにより、減速時の補機機能の喪失、自動変速装置の動力伝達機能の喪失、再加速時の駆動力の立ち上がり遅れを解決でき、その上、エネルギー回生を適切に行なうことができる。
【0038】
−移行モードの動作−
図6に示すタイムチャートを参照しながら、図11に示す移行モードの動作を説明する。
上述したモータリング減速モードから車両停止に至った場合には、回転電機B8により内燃機関1が所定値2の回転速度になるように駆動制御されているため、車両にクリープ力が発生する。この状態でも上述した車両停止時の第2の問題を解決できているが、補機駆動とクリープ力発生のための動力の他に、内燃機関1を駆動する動力が必要になる。減速時は駆動輪7a、7bからの回生動力と回転電機B8の動力とにより内燃機関1と補機2を駆動していたが、停止時は回転電機B8だけで内燃機関1と補機2を駆動し、さらにクリープ力を発生させなければならないので、回転電機B8の動力損失が大きくなる。
【0039】
そこで、この実施の形態では、車両停止時には内燃機関1を停止して動力損失を低減する方法を選択する。つまり、クラッチ9を開放して内燃機関1を停止させるとともに、車両停止時の補機機能を確保するために回転電機B8により補機2を駆動するとともに、車両停止時のクリープ力を確保するために回転電機A10によりクリープ力を発生させる。
【0040】
図11のステップ41において、図14に示すマップから車速0における目標車軸トルクを求め、目標クリープトルクとする。続くステップ42で、クラッチ9の動力伝達容量を所定値まで下げる。これにより、図6に示すように、内燃機関1はフリクションにより回転速度Neが低下していく。ステップ43で回転電機B8の回転速度を所定値2に保持する。
【0041】
機関回転速度Neが低下するにつれてトルクコンバーター3の伝達トルク(トルコン伝達トルク)が減少する。ステップ44で、トルコン伝達トルクを求める。トルコン伝達トルクは、入力トルク容量係数をτ、トルクコンバーター3のトルク比をtとすると、(τ*Ne*t)で表わされる。ステップ45で目標クリープトルクからトルコン伝達トルクによるクリープトルク分を差し引いて、回転電機A10によるクリープトルクを算出する。そして、ステップ47で回転電機A10によるクリープトルクを第3軸11cのトルクに換算し、回転電機A10の目標トルクを計算する。ステップ48で回転電機A10の出力トルクが目標トルクとなるように回転電機A10をトルク制御する。
【0042】
ステップ49で、アイドルスイッチ37がオンしているかどうかを確認し、オンしていればステップ50へ進み、オンしていなければステップ71(発進モード処理)へ進む。ステップ50では、車速Vが0かどうかを確認し、0であればステップ51へ進み、0でなければステップ71へ進む。ステップ51では内燃機関回転速度Neが0かどうかを確認し、0であればステップ52へ進み、0でなければステップ3へ戻る。
【0043】
ステップ52において、クラッチ9を完全に開放してトルコン伝達トルクを0にする。さらにステップ53で移行終了フラグをセットしてステップ3へ戻る。
【0044】
−アイドルストップモードの動作−
次に、図6に示すタイムチャートを参照しながら、図12に示すアイドルストップモードの動作を説明する。
ステップ61において、移行モードに引き続いて回転電機B8の回転速度が所定値2となるように回転電機B8を速度制御し、補機2を駆動する。続くステップ62で、車軸トルクが目標クリープトルクとなるように回転電機A10をトルク制御する。ステップ63でアイドルスイッチ37がオンしているかどうかを確認し、オンしていればステップ64へ進み、オンしていなければステップ71(発進モード処理)へ進む。アイドルスイッチ37がオンしている時は、ステップ64で車速Vが0かどうかを確認し、0であればステップ61へ戻ってアイドルストップモードの動作を続ける。一方、車速が0でなければステップ71(発進モード処理)へ進む。
【0045】
このように、内燃機関1のクランクシャフトと補機2との間にクラッチ9を設けるとともに、補機2と連れ回る回転電機B8を設け、さらにトルクコンバーター3と駆動輪7a、7bとの間の動力伝達機構と連れ回る回転電機A10を設ける。そして、車両停止後はクラッチ9の伝達トルクを下げて内燃機関1の回転速度を低下させ、トルコン伝達トルクが低下した分だけ回転電機A10の駆動トルクを増加してクリープトルクを確保するとともに、回転電機B8を所定回転速度で駆動して補機2の駆動を継続する。また、内燃機関停止後はクラッチ9を完全に開放し、回転電機A10のみによりクリープトルクを発生させるとともに、回転電機B8により補機2を駆動し続ける。
これにより、車両停止時の補機機能とクリープ力喪失の問題を解決できる。
【0046】
−発進モードの動作−
図7に示すタイムチャートを参照しながら、図13に示す発進モードの動作を説明する。
停車時にアクセルペダルが踏込まれて発進加速する場合には、内燃機関1を始動してから加速し始めるため、従来の駆動システムに比べてクランキング時間が余分にかかり、トルクの立ち上がりが遅くなる。この結果、運転性能が低下する。そこで、この実施の形態では、内燃機関1の始動遅れを補償するために、回転電機A10により発進トルクを発生させる。
【0047】
ステップ71で発進モードフラグがセットされているとステップ72へ進み、クラッチ9を締結する。これにより、停止状態にある内燃機関1が回転電機B8により始動される。クラッチ締結直後には、内燃機関1を停止状態から始動するために回転電機B8の負荷が急激に増加し、回転電機B8の回転速度が低下する。ステップ73で回転電機B8の回転速度を検出し、続くステップ74で回転電機B8の回転速度が所定値2となるように回転電機B8を速度制御する。なお、発進モードでは所定値2と異なる目標回転速度を設定してもよい。
【0048】
ステップ75で、図18に示すマップを参照して、開度センサー41により検出されたアクセル開度に応じた目標車軸トルクを決定する。発進モード動作を開始した直後は内燃機関1によるトルコン車軸トルクが0であるから、この目標車軸トルクを回転電機A10による目標車軸トルクとする。内燃機関1が始動して内燃機関1によるトルコン車軸トルクが立上がると、アクセル開度に応じた目標車軸トルクからトルコン車軸トルクを減じて回転電機A10による目標車軸トルクを求める。ステップ76で、回転電機A10による目標車軸トルクを回転電機A10が接続される第3軸11cのトルクに換算し、回転電機A10の目標トルクを計算する。ステップ77で、回転電機A10の出力トルクが目標トルクとなるように回転電機A10をトルク制御する。
【0049】
ステップ78で内燃機関1へ燃料供給を再開して始動制御を行い、続くステップ79で内燃機関1が燃焼を始めたかどうかを調べる。例えば内燃機関1の回転速度変化が所定値を超えた時、あるいは、回転電機B8の負荷トルクが正から負に反転した時に内燃機関1が完爆したと判断する。内燃機関1が完爆したらステップ80へ進み、そうでなければステップ71へ戻る。内燃機関始動後は、ステップ80で回転電機B8の出力トルクを0にする。以後、回転電機B8は内燃機関1からクラッチ9を介して連れ回り、補機2も内燃機関1により駆動される。
【0050】
ステップ81で、回転電機A10の電流が力行側かどうかを確認する。図7に示すように、内燃機関1の始動が完了してトルコン車軸トルクが立上がると、相対的に回転電機A10の駆動トルクが減少する。そして、遂には内燃機関1によるトルコン車軸トルクのみにより車両が駆動されるようになり、その時から回転電機A10の駆動トルク、すなわち力行側電流が0になる。回転電機A10に力行側電流が流れていればステップ71へ戻って発進モード動作を続け、そうでなければ発進完了と判断してステップ82へ進む。ステップ82では発進モードフラグをリセットしてステップ3へ戻る。
【0051】
このように、内燃機関1のクランクシャフトと補機2との間にクラッチ9を設けるとともに、補機2と連れ回る回転電機B8を設け、さらにトルクコンバーター3と駆動輪7a、7bとの間の動力伝達機構と連れ回る回転電機A10を設ける。そして、発進時にはクラッチ9を締結して回転電機B8により内燃機関1を始動するとともに、回転電機A10によりアクセル開度に応じた目標車軸トルクを発生させ、車両を発進させる。内燃機関1の始動後は回転電機B8を空転させるとともに、内燃機関1の出力トルクの立ち上がりに応じて回転電機A10の出力トルクを減少させる。
これにより、車両発進時の内燃機関1のトルクの立ち上がり遅れを解決できる。
【0052】
次に、停止時における自動変速装置5の油圧の確保について説明する。
上述したように、発進時に内燃機関1の始動遅れがあっても、回転電機A10のアシストによって車両の駆動力の遅れを防止できる。しかし、回転電機A10とバッテリーの能力を極力小さくするためには、できる限り内燃機関1の始動遅れを小さくする必要がある。
この実施の形態では、内燃機関停止時にもモーター25を内蔵した油圧回路12から自動変速装置5のライン圧23を維持しているので、内燃機関1の停止時にも自動変速装置5のクラッチが締結可能である。したがって、内燃機関1の動力のみによりオイルポンプを駆動する従来のシステムに比べてクラッチの締結遅れがなく、その分だけ回転電機A10とバッテリーの能力を小さくできる上に、発進時のトルクの立ち上がり遅れを小さくできる。
【0053】
−動力伝達機構の変形例−
図19は変形例の内燃機関1と回転電機B8の構成を示す。
この変形例では、内燃機関1と補機2がベルトドライブ51でつながれ、回転電機B8と補機2とがベルトドライブ52でつながれる。そして、クラッチ9がベルトドライブ51の補機2側のプーリー51aとベルトドライブ52の補機2側のプーリー52aとの間に設置される。
この変形例の動作は上述した実施の形態の動作と同様である。
【0054】
−動力伝達機構の他の変形例−
上述した実施の形態では、停車状態において内燃機関1を完全に停止するとともに燃料供給を停止する例を示したが、停車時に内燃機関1を回転電機B8により回転駆動し、燃料供給のみを停止するようにしてもよい。この方法でも上述した第3の問題を解決することができる。
ただし、この方法によれば、減速時に加え停車時にも回転電機B8をモータリングするため、回転電機B8の電力消費が増加する。しかし、発進時には内燃機関1が回転しているので燃料噴射を再開すればただちに駆動力が立ち上がり、発進時の応答性が改善される。
【0055】
−内燃機関の自動停止と自動始動−
図20は、内燃機関1の自動停止制御を示すフローチャートである。なお、この実施の形態では内燃機関1への燃料噴射を停止することにより、自動停止を行う。
ハイブリッドシステムコントロールユニット15は、図8のステップ4においてこの自動停止制御プログラムを実行する。ステップ91において、各種センサーから自動停止条件を入力する。この自動停止条件には、アクセル開度センサー41、ブレーキスイッチ38、車速センサー39、機関回転速度センサー40、自動変速装置5の変速比、右折方向指示器スイッチ(不図示)などが含まれる。
【0056】
ステップ92で、自動停止の可否を判定するための充電量しきい値Th11を次式により演算する。しきい値Th11は、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1と、現在作動中の補機すべてを時間t1だけ駆動するのに必要な電力量C21と、回転電機A10から目標クリープトルクを時間t1だけ発生させるのに必要な電力量C31とを加えた量である。
【0057】
ここで、現在作動中の補機すべてを時間t1だけ駆動するのに必要な電力量C21は、
【数1】
C21=(回転電機B8の回転速度)*(現在作動中の補機すべての駆動トルク)/(回転電機B8の効率)*t1
また、回転電機A10から目標クリープトルクを時間t1だけ発生させるのに必要な電力量C31は、
【数2】
C31=(目標クリープトルク発生時の損失)*t1
なお、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1は内燃機関1の冷却水温度に応じて変更してもよい。
【0058】
ステップ93で、高圧バッテリー33の温度、電圧、電流などに基づいて充電量を演算する。ステップ94において、各種センサーから入力した自動停止条件に基づいて自動停止の可否を確認する。自動停止条件が成立したらステップ95へ進み、そうでなければ内燃機関1を自動停止せずにステップ4へ戻る。自動停止条件が成立した時は、ステップ95で高圧バッテリー33の充電量がしきい値Th11より多いかどうかを確認する。充電量がしきい値Th11より多い時はステップ96へ進み、そうでなければステップ4へ戻る。充電量がしきい値Th11より多い時は自動停止可能であると判定し、ステップ96で内燃機関コントロールユニット13により燃料噴射を停止する。そして、ステップ97で機関停止時間を計測するタイマーをスタートしてステップ4へ戻る。
【0059】
このように、内燃機関1を始動するのに必要な電力量と、現在作動中の補機すべてを時間t1だけ駆動するのに必要な電力量と、回転電機A10から目標クリープトルクを時間t1だけ発生させるのに必要な電力量とを加えたしきい値Th11を設定し、充電量がしきい値Th11より多い場合にのみ、内燃機関1の自動停止を行うようにしたので、いったん自動停止した後は補機駆動とクリープトルクを確保しながら所定時間t1だけ機関停止を継続することができ、従来のように自動停止後にバッテリーの充電量がしきい値を下回ってすぐに再始動されるようなことがなく、燃料消費を節約できる。
【0060】
次に、図21に示すフローチャートにより自動始動制御について説明する。
ハイブリッドシステムコントロールユニット15は、内燃機関1が停止された後、図21に示す自動始動制御プログラムを所定時間間隔で実行する。まず、ステップ101で各種センサーから自動始動条件を入力する。
【0061】
続くステップ102で、充電量しきい値Th12とTh13を演算する。この時点における機関停止時間計測用タイマーの計測時間をt2とすると、しきい値Th12は、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1と、作動中の補機すべてを時間(t1−t2)だけ駆動するのに必要な電力量C22と、回転電機A10から目標クリープトルクを時間(t1−t2)だけ発生させるのに必要な電力量C32とを加えた量である。一方、しきい値Th13は内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1のみである。
【0062】
ここで、作動中の補機すべてを時間(t1−t2)だけ駆動するのに必要な電力量C22は、
【数3】
C22=(回転電機B8の回転速度)*(作動中の補機すべての駆動トルク)/(回転電機B8の効率)*(t1−t2)
また、回転電機A10から目標クリープトルクを時間(t1−t2)だけ発生させるのに必要な電力量C32は、
【数4】
C32=(クリープトルク発生時の損失)*(t1−t2)
なお、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1は内燃機関1の冷却水温度に応じて変更してもよい。
【0063】
ステップ103で高圧バッテリー33の温度、電圧、電流などに基づいて充電量を演算する。ステップ104で、各種センサーから入力した自動始動条件に基づいて自動始動の可否を確認する。自動始動条件が成立したらステップ110へ進み、そうでなければステップ105へ進む。自動始動条件が成立しない時は、ステップ105で高圧バッテリー33の充電量がしきい値Th13より少ないかどうかを確認する。
【0064】
充電量がしきい値Th13より少ない時はステップ110へ進み、高圧バッテリー33に内燃機関1を始動するのに必要な充電量しか残っていないので、直ちに内燃機関1を始動して高圧バッテリー33の充電を行う。内燃機関1の始動手順は、上述した発進モードにおける始動と同様に、クラッチ9を接続して回転電機B8により補機2の駆動と内燃機関1の始動を行い、燃料噴射を開始する。そして、内燃機関1が完爆したら回転電機B8の出力トルクを0にする。次にステップ111で、エアコン(車両用空調装置)のスイッチがオン状態にある場合は、エアコンのコンプレッサクラッチ(不図示)を接続してエアコンを起動する。なお、エアコンのコンプレッサはコンプレッサクラッチを介して補機2と連れ回る。
【0065】
充電量がしきい値Th13以上ある時はステップ106へ進み、充電量がしきい値Th12より少ないかどうかを確認する。充電量がTh12より少ない場合は、t1時間だけ機関停止を継続できない。そこで、ステップ107へ進み、エアコンが作動中かどうかを確認する。エアコンが作動中であればステップ108へ進み、エアコン駆動に要するバッテリー電力を節約してt1時間だけ機関停止を継続するために、エアコンのコンプレッサクラッチを開放してエアコンを停止する。一方、エアコンが作動中でない時はステップ109へ進み、回転電機A10の目標クリープトルクを所定量だけ低減し、自動始動処理を終了する。なお、クリープトルクが予め設定した下限値に達したら、それ以下には低減しない。
【0066】
このように、高圧バッテリー33の充電量が機関始動に必要なしきい値Th13よりも少なくなったら直ちに内燃機関1を始動する。充電量がしきい値Th13よりも多いが、補機駆動とクリープトルクを維持しながら時間(t1−t2)だけ機関停止を継続するためのしきい値Th12より少なくなったら、まず走行に支障のないエアコンンを停止して高圧バッテリー33の電力消費を節約する。エアコンが作動中でない場合は回転電機A10の目標クリープトルクを低減して高圧バッテリー33の電力消費を節約する。
これにより、内燃機関1がいったん自動停止されたら、所定時間t1の間は停止状態が継続され、従来のように自動停止後にバッテリーの充電量がしきい値を下回ってすぐに再始動されるようなことがなく、燃料消費を節約できる。
【0067】
なお、図21に示す自動始動制御において、ステップ109のクリープトルクの低減処理を省略してもよい。
【0068】
−内燃機関の自動停止と自動始動の変形例−
図22は、内燃機関1の自動停止制御の変形例を示すフローチャートである。なお、この変形例では内燃機関1への燃料噴射を停止することにより、自動停止を行う。
ハイブリッドシステムコントロールユニット15は、図8のステップ4においてこの自動停止制御プログラムを実行する。ステップ121において、各種センサーから自動停止条件を入力する。この自動停止条件には、アクセル開度センサー41、ブレーキスイッチ38、車速センサー39、機関回転速度センサー40、自動変速装置5の変速比、右折方向指示器スイッチ(不図示)などが含まれる。
【0069】
ステップ122で、自動停止の可否を判定するための充電量しきい値Th21を次式により演算する。しきい値Th21は、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1と、補機全部を時間t1だけ駆動するのに必要な電力量C23とを加えた量である。
ここで、補機全部を時間t1だけ駆動するのに必要な電力量C23は、
【数5】
C23=(回転電機B8の回転速度)*(補機全部の駆動トルク)/(回転電機B8の効率)*t1
なお、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1は内燃機関1の冷却水温度に応じて変更してもよい。
【0070】
ステップ123で、高圧バッテリー33の温度、電圧、電流などに基づいて充電量を演算する。ステップ124において、各種センサーから入力した自動停止条件に基づいて自動停止の可否を確認する。自動停止条件が成立したらステップ125へ進み、そうでなければ内燃機関1を自動停止せずにステップ4へ戻る。自動停止条件が成立した時は、ステップ125で高圧バッテリー33の充電量がしきい値Th21より多いかどうかを確認する。充電量がしきい値Th21より多い時は、ステップ126へ進み、そうでなければステップ4へ戻る。充電量がしきい値Th21より多い時は自動停止可能であると判定し、ステップ126で内燃機関コントロールユニット13により燃料噴射を停止し、ステップ4へ戻る。
【0071】
このように、内燃機関1を始動するのに必要な電力量と、補機全部を所定時間t1だけ駆動するのに必要な電力量とを加えたしきい値Th21を設定し、充電量がしきい値Th21より多い場合にのみ、内燃機関1の自動停止を行うようにしたので、いったん自動停止した後は補機駆動力を確保しながら所定時間t1だけ機関停止を継続することができ、従来のように自動停止後にバッテリーの充電量がしきい値を下回ってすぐに再始動されるようなことがなく、燃料消費を節約できる。
【0072】
なお、上記実施形態ではしきい値Th21を、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1と、補機全部を時間t1だけ駆動するのに必要な電力量C23とを加えた量としたが、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1と、作動中の補機すべてを時間t1だけ駆動するのに必要な電力量C22とを加えた量としてもよい。
【0073】
次に、図23に示すフローチャートにより自動始動制御について説明する。
ハイブリッドシステムコントロールユニット15は、内燃機関1が停止された後、図23に示す自動始動制御プログラムを所定時間間隔で実行する。まず、ステップ131で各種センサーから自動始動条件を入力する。
【0074】
続くステップ132で、充電量しきい値Th22を演算する。しきい値Th22は、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1である。
なお、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1は内燃機関1の冷却水温度に応じて変更してもよい。
【0075】
ステップ133で高圧バッテリー33の温度、電圧、電流などに基づいて充電量を演算する。ステップ134で、各種センサーから入力した自動始動条件に基づいて自動始動の可否を確認する。自動始動条件が成立したらステップ136へ進み、そうでなければステップ135へ進む。自動始動条件が成立しない時は、ステップ135で高圧バッテリー33の充電量がしきい値Th22より少ないかどうかを確認する。
【0076】
充電量がしきい値Th22より少ない時はステップ136へ進み、高圧バッテリー33に内燃機関1を始動するのに必要な充電量しか残っていないので、直ちに内燃機関1を始動して高圧バッテリー33の充電を行う。内燃機関1の始動手順は、上述した発進モードにおける始動と同様に、クラッチ9を接続して回転電機B8により補機2の駆動と内燃機関1の始動を行い、燃料噴射を開始する。そして、内燃機関1が完爆したら回転電機B8の出力トルクを0にする。
【0077】
なお、上述した実施形態とその変形例では、内燃機関と回転電機の車両用複合駆動システムを例に上げて説明したが、本発明の車両用内燃機関の自動停止始動装置は、車両用複合駆動システムに限定されず、例えば従来の内燃機関のみの駆動システムに対しても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の車両の動力伝達機構の概要を示す図である。
【図2】図1に示す動力伝達機構の詳細を示す図である。
【図3】一実施の形態の油圧回路を示す図である。
【図4】一実施の形態の制御装置の構成を示す図である。
【図5】ロックアップ減速モード時およびモータリング減速モード時の車両各部の動作を示すタイムチャートである。
【図6】移行モード減速時およびアイドルストップモード時の車両各部の動作を示すタイムチャートである。
【図7】発進モード時の車両各部の動作を示すタイムチャートである。
【図8】モード判別処理を示すフローチャートである。
【図9】ロックアップ減速モードの動作を示すフローチャートである。
【図10】モータリング減速モードの動作を示すフローチャートである。
【図11】移行モードの動作を示すフローチャートである。
【図12】アイドルストップモードの動作を示すフローチャートである。
【図13】発進モードの動作を示すフローチャートである。
【図14】目標車軸トルクマップを示す図である。
【図15】内燃機関フリクショントルクマップを示す図である。
【図16】自動変速装置フリクショントルクマップを示す図である。
【図17】トルクコンバーターの入力トルク容量係数マップを示す図である。
【図18】目標車軸トルクマップを示す図である。
【図19】発明の一実施の形態の変形例の複合駆動システムを示す図である。
【図20】自動停止制御を示すフローチャートである。
【図21】自動始動制御を示すフローチャートである。
【図22】自動停止制御の変形例を示すフローチャートである。
【図23】自動始動制御の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 内燃機関
2 補機
3 トルクコンバーター
4 ロックアップクラッチ
5 トランスアクスル自動変速装置
6 トランスアクスル減速装置・差動装置
7a,7b 駆動輪
8 回転電機B
9 クラッチ
9a,9b ベルトドライブ
10 回転電機A
11 トランスアクスル
11a,11b ドライブシャフト(車軸)
12 油圧回路
13 内燃機関コントロールユニット
14 自動変速装置コントロールユニット
15 ハイブリッドシステムコントロールユニット
20,21 オイルポンプ
22a,22b 逆止弁
23 ライン圧
24 オイルパン
31,32 駆動回路
33 高圧バッテリー
34,35 駆動回路
36 低圧バッテリー
37 アイドルスイッチ
38 ブレーキスイッチ
39 車速センサー
40,42 回転センサー
41,43 開度センサー
51,52 ベルトドライブ
51a,52a プーリー

Claims (6)

  1. 内燃機関による車両の駆動が不要になると内燃機関を自動的に停止し、車両の駆動が必要になると始動用回転電機により内燃機関を自動的に始動する車両用内燃機関の自動停止始動装置において、
    始動用回転電機および複数の補機を駆動するために電力を供給するバッテリーと、
    前記バッテリーの充電量を検出する手段と、
    前記補機を所定時間駆動するのに必要な第1の電力量を推定する手段と、
    内燃機関を始動するのに必要な第2の電力量を検出する手段と、
    前記バッテリーの充電量が前記第1の電力量と前記第2の電力量の合計値よりも多い場合にのみ内燃機関の自動停止を行う制御手段とを備えることを特徴とする車両用内燃機関の自動停止始動装置。
  2. 請求項1に記載の車両用内燃機関の自動停止始動装置において、
    補機を前記所定時間駆動するための電力量は、補機全部を駆動するための電力量であることを特徴とする車両用内燃機関の自動停止始動装置。
  3. 請求項に記載の車両用内燃機関の自動停止始動装置において、
    補機を前記所定時間駆動するための電力量は、内燃機関を停止する時に作動している補機すべてを駆動するための電力量であることを特徴とする車両用内燃機関の自動停止始動装置。
  4. 請求項に記載の車両用内燃機関の自動停止始動装置において、
    内燃機関を停止する時に作動している補機に車両用空調装置が含まれる場合には、内燃機関停止中に補機負荷が増大して所定時間の機関停止が継続できなくなると、車両用空調装置を非作動にすることを特徴とする車両用内燃機関の自動停止始動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載の車両用内燃機関の自動停止始動装置において、
    車両にクリープ力を与えるためのクリープ用回転電機と、
    前記クリープ用回転電機に目標クリープトルクを前記所定時間発生させるための第3の電力量を推定する手段とを備え、
    前記制御手段が、前記第3の電力量に応じて内燃機関の自動停止を制御することを特徴とする車両用内燃機関の自動停止始動装置。
  6. 請求項に記載の車両用内燃機関の自動停止始動装置において、
    内燃機関停止中に補機負荷が増大して前記所定時間の機関停止が継続できなくなると、前記目標クリープトルクを低減することを特徴とする車両用内燃機関の自動停止始動装置。
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