JPH10325346A - 車両用内燃機関の自動停止始動装置 - Google Patents

車両用内燃機関の自動停止始動装置

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JPH10325346A
JPH10325346A JP13507697A JP13507697A JPH10325346A JP H10325346 A JPH10325346 A JP H10325346A JP 13507697 A JP13507697 A JP 13507697A JP 13507697 A JP13507697 A JP 13507697A JP H10325346 A JPH10325346 A JP H10325346A
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combustion engine
vehicle
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torque
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Kazuma Okura
一真 大蔵
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康彦 北島
Yoshitaka Deguchi
欣高 出口
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関停止中のバッテリー消費を考慮して
自動停止の可否を判定する。 【解決手段】 補機を所定時間駆動するのに必要な第1
の電力量とバッテリーの充電量とに応じて内燃機関の自
動停止を制御する。これにより、いったん自動停止した
後は補機駆動力を確保しながら所定時間だけ機関停止を
継続することができ、従来のように自動停止後にバッテ
リーの充電量がしきい値を下回ってすぐに再始動される
ようなことがなく、効率的に自動停止が行われて燃料消
費を節約できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用内燃機関の
自動停止と自動始動を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用内燃機関の自動停止と自動始動を
行う装置が知られている(例えば、特開平8−3382
76号公報参照)。この装置では、バッテリーの充電量
が所定値以下になると内燃機関の自動停止を禁止し、充
電量不足で再始動ができなくなるのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用内燃機関の自動停止始動装置では、内燃機関停止
中の補機駆動のためのバッテリー消費を考慮して自動停
止の可否を決定していないので、自動停止後の補機駆動
のためにバッテリーが消費され充電量が所定値以下に低
下すると、自動停止してからすぐに自動始動が行われる
ことがあり、乗員に違和感を与える上に、燃料消費を節
約するための内燃機関の自動停止がかえって逆効果にな
るという問題がある。
【0004】本発明の目的は、内燃機関停止中のバッテ
リー消費を考慮して自動停止の可否を決定することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、内燃機関による車両の駆動
が不要になると内燃機関を自動的に停止し、車両の駆動
が必要になると始動用回転電機により内燃機関を自動的
に始動する車両用内燃機関の自動停止始動装置に適用さ
れ、始動用回転電機および複数の補機を駆動するために
電力を供給するバッテリーと、バッテリーの充電量を検
出する手段と、補機を所定時間駆動するのに必要な第1
の電力量を推定する手段と、バッテリーの充電量と第1
の電力量に応じて内燃機関の自動停止を制御する制御手
段とを備える。 (2) 請求項2の車両用内燃機関の自動停止始動装置
は、内燃機関を始動するのに必要な第2の電力量を検出
する手段を備え、制御手段によって、第1および第2の
電力量の合計値とバッテリーの充電量とを比較して内燃
機関の自動停止を禁止するようにしたものである。 (3) 請求項3の車両用内燃機関の自動停止始動装置
は、補機を所定時間駆動するための電力量を、補機全部
を駆動するための電力量としたものである。 (4) 請求項4の車両用内燃機関の自動停止始動装置
は、補機を所定時間駆動するための電力量を、内燃機関
を停止する時に作動している補機すべてを駆動するため
の電力量としたものである。 (5) 請求項5の車両用内燃機関の自動停止始動装置
は、内燃機関を停止する時に作動している補機に車両用
空調装置が含まれる場合には、内燃機関停止中に補機負
荷が増大して所定時間の機関停止が継続できなくなる
と、車両用空調装置を非作動にするようにしたものであ
る。 (6) 請求項6の車両用内燃機関の自動停止始動装置
は、車両にクリープ力を与えるためのクリープ用回転電
機と、クリープ用回転電機に目標クリープトルクを所定
時間発生させるための第3の電力量を推定する手段とを
備え、制御手段によって、第3の電力量に応じて内燃機
関の自動停止を制御するようにしたものである。 (7) 請求項7の車両用内燃機関の自動停止始動装置
は、内燃機関停止中に補機負荷が増大して所定時間の機
関停止が継続できなくなると、目標クリープトルクを低
減するようにしたものである。
【0006】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、補機を所定時間駆動
するのに必要な第1の電力量とバッテリーの充電量とに
応じて内燃機関の自動停止を制御するようにしたので、
いったん自動停止した後は補機駆動力を確保しながら所
定時間だけ機関停止を継続することができ、従来のよう
に自動停止後にバッテリーの充電量がしきい値を下回っ
てすぐに再始動されるようなことがなく、効率的に自動
停止が行われて燃料消費を節約できる。 (2) 請求項2の発明によれば、補機を所定時間駆動
するのに必要な第1の電力量および内燃機関を始動する
のに必要な第2の電力量の合計値と、バッテリーの充電
量とを比較して内燃機関の自動停止を禁止するようにし
たので、内燃機関停止中の補機機能と機関再始動機能を
確保できる。 (3) 請求項3の発明によれば、補機を所定時間駆動
するための電力量を補機全部を駆動するための電力量と
したので、機関停止中の全補機の機能が確保できる。 (4) 請求項4の発明によれば、補機を所定時間駆動
するための電力量を、内燃機関を停止する時に作動して
いる補機すべてを駆動するための電力量としたので、補
機の作動状態に応じて内燃機関の自動停止が行われ、燃
費をより節約できる。 (5) 請求項5の発明によれば、内燃機関を停止する
時に作動している補機に車両用空調装置が含まれる場合
には、内燃機関停止中に補機負荷が増大して所定時間の
機関停止が継続できなくなると、車両用空調装置を非作
動にしたので、車両の走行機能に支障をきたさずに補機
負荷の変動に対応できる。 (6) 請求項6の発明によれば、クリープ用回転電機
に目標クリープトルクを所定時間発生させるための第3
の電力量を推定し、第3の電力量に応じて内燃機関の自
動停止を制御するようにしたので、内燃機関停止中の補
機機能およびクリープ機能と、機関再始動機能を確保で
きる。 (7) 請求項7の発明によれば、内燃機関停止中に補
機負荷が増大して所定時間の機関停止が継続できなくな
ると、目標クリープトルクを低減するようにしたので、
車両の走行機能に支障をきたさずに補機負荷の変動に対
応できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の車両用内燃機関の自動停
止始動装置を、内燃機関と回転電機の車両用複合駆動シ
ステムに適用した一実施の形態を説明する。 −動力伝達機構の概要− 図1は一実施の形態の動力伝達機構の概要を示す。内燃
機関1の動力は、トルクコンバーター3またはトルクコ
ンバーター3と並列に接続されるロックアップクラッチ
4に伝達され、さらにトランスアクスル自動変速装置5
およびトランスアクスル減速装置・差動装置6を介して
駆動輪7a、7bに伝達される。
【0008】トルクコンバーター3から駆動輪7a、7
bまでの間の動力伝達機構には回転電機A10が連結さ
れ、その連結点において内燃機関1の動力と回転電機A
10の動力とが合流して駆動輪7a、7bに伝達され
る。一方、内燃機関1はクラッチ9を介して回転電機B
8と補機2と連結され、クラッチ9が締結状態にある時
は内燃機関1と回転電機B8の回転速度比が一定とな
る。
【0009】−動力伝達機構の詳細− 図2は、図1に示す動力伝達機構の詳細を示す。なお、
図1と同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点
を中心に説明する。内燃機関1のブロックはトランスア
クスル11のケースと結合され、回転電機A10、回転
電機B8、補機2を支持する。なお、トランスアクスル
11にはトルクコンバーター3、ロックアップクラッチ
4、自動変速装置5、減速装置・差動装置6が含まれ
る。また、補機2には、車両用空調装置(以下、エアコ
ンと呼ぶ)のコンプレッサ、オルターネーター、パワー
ステアリング用ポンプ、内燃機関冷却用ウオーターポン
プなどが含まれる。トランスアクスル11からは左右に
ドライブシャフト(車軸)11a、11bが出ており、
各ドライブシャフト11a、11bに駆動輪7a、7b
が取り付けられている。
【0010】回転電機A10はトランスアクスル11の
第3軸11cに連結され、内燃機関1の動力と回転電機
A10の動力が第3軸11cで合流して駆動輪7a、7
bに伝達される。
【0011】回転電機B8は、クラッチ9とベルトドラ
イブ9aを介して内燃機関1のクランクシャフトに接続
されるとともに、ベルトドライブ9bを介して補機2に
接続される。油圧回路12はオイルポンプとその駆動用
モーターを内蔵しており、自動変速装置5のライン圧を
生成する。
【0012】図3に油圧回路12の詳細を示す。油圧回
路12には、内燃機関1により駆動されるオイルポンプ
20と、専用のモーター25により駆動されるオイルポ
ンプ21とを備えており、オイルポンプ20は逆止弁2
2aを介して自動変速装置5のライン圧23に接続さ
れ、オイルポンプ21は逆止弁22bを介してライン圧
23に接続される。これにより、オイルポンプ20と2
1の内の油圧の高い方からライン圧23に送油され、内
燃機関1が停止しても自動変速装置5に油圧を供給し続
けることができ、自動変速装置5のクラッチを締結して
動力伝達を可能にしている。なお、24はオイルパンで
ある。
【0013】−一実施の形態の制御装置の構成− 図4は一実施の形態の制御装置の構成を示す。コントロ
ールユニット13は内燃機関1を制御する内燃機関コン
トロールユニットであり、コントロールユニット14は
自動変速装置5を制御する自動変速装置コントロールユ
ニットである。また、コントロールユニット15は回転
電機A10の駆動回路31、回転電機B8の駆動回路3
2、クラッチ9の駆動回路34およびオイルポンプモー
ター25の駆動回路35を制御するハイブリッドシステ
ムコントロールユニットである。
【0014】ハイブリッドシステムコントロールユニッ
ト15には、アイドルスイッチ37、ブレーキスイッチ
38、車速センサー39、回転センサー40,42、開
度センサー41,43が接続される。アイドルスイッチ
37はアクセルペダルを開放した時にオンするスイッチ
であり、ブレーキスイッチ38はブレーキペダルが踏み
込まれた時にオンするスイッチである。車速センサー3
9はドライブシャフト11a,11bに接続され、所定
の回転角度ごとにパルス信号を出力する。車速センサー
39の出力パルス信号に基づいて車両の走行速度Vを検
出することができる。また、回転センサー40は内燃機
関1のクランクシャフトに接続され、所定のクランク角
ごとにパルス信号を発生する。この回転センサー40の
出力パルス信号に基づいて、内燃機関1のクランク角と
回転速度Neを検出することができる。開度センサー4
1はアクセル開度を検出する。さらにまた、回転センサ
ー42は回転電機B8の出力軸に接続され、回転電機B
8の所定の回転角ごとにパルス信号を発生する。この回
転センサー42の出力パルス信号に基づいて、回転電機
B8の回転速度を検出することができる。開度センサー
43は不図示のスロットルアクチュエータに接続され、
スロットル開度を検出する。
【0015】コントロールユニット13、14、15は
それぞれマイクロコンピュータとその周辺部品を内蔵し
ており、互いにインタフェースを介して通信を行う。ハ
イブリッドシステムコントロールユニット15から内燃
機関コントロールユニット13および自動変速装置コン
トロールユニット14へは、アイドルスイッチ37およ
びブレーキスイッチ38のオン、オフ信号、機関回転速
度信号Neなどが送られ、自動変速装置コントロールユ
ニット14からハイブリッドシステムコントロールユニ
ット15へは変速比信号、ロックアップ(L/U)信号
などが送られる。なお、コントロールユニット13、1
4、15へは低圧バッテリー36から電力が供給され
る。
【0016】なお、回転電機A10、B8にはそれぞれ
交流電動機(誘導機、同期機など)や直流電動機を用い
ることができる。インバーターやDC−DCコンバータ
ーなどの駆動回路31、32へは、高圧バッテリー33
から高圧直流電力が供給される。回転電機A10、B8
に交流電動機を用いる場合は、駆動回路31、32にそ
れぞれベクトル制御インバーターを用いる。また、クラ
ッチ9には電磁クラッチなどを用いることができ、低圧
バッテリー36から駆動回路34を介して直流電力が供
給される。さらに、オイルポンプモーター25には直流
電動機を用いることができ、低圧バッテリー36から駆
動回路35を介して直流電力が供給される。
【0017】−一実施の形態の動作− 図5〜図7は車両各部の動作を示すタイムチャート、図
8〜図13は一実施の形態の動作を示すフローチャー
ト、図14〜図18は各種制御パラメータのマップであ
る。これらの図により、一実施の形態の動作を説明す
る。ここでは、車両の走行パターンを(1)燃料噴射モ
ード、(2)ロックアップ(L/U)減速モード、
(3)モータリング減速モード、(4)移行モード、
(5)アイドルストップモード、(6)発進モードに分
けて説明する。なお、移行モードが終了すると移行終了
フラグがセットされ、発進モードの動作開始時に発進モ
ードフラグがセットされる。
【0018】一実施の形態の内燃機関と回転電機の複合
駆動システムでは、ハイブリッドシステムコントロール
ユニット15が中心となってその動作を制御する。 −モード判別動作− 図8は車両がどのモードで走行しているかを判別する処
理を示す。ステップ1において、移行終了フラグと発進
モードフラグをリセットしてステップ2へ進み、通常走
行時の燃料噴射モード制御を適用する。この通常走行時
の燃料噴射モード制御についてはすでに公知であり、説
明を省略する。ステップ3において、アイドルスイッチ
37がオンしているかどうかを確認し、アイドルスイッ
チ37がオンしていればステップ4へ進み、そうでなけ
ればステップ11へ進む。
【0019】アイドルスイッチ37がオン、すなわちア
クセルペダルが開放されると、ステップ4で燃料噴射停
止制御すなわち図20に示す内燃機関1の自動停止制御
を行う。この内燃機関1の自動停止制御については後述
する。
【0020】ステップ5で車速Vが0かどうかを確認
し、車両が停止したらステップ12へ進み、停止してい
なければステップ6へ進む。車両が停止していない時
は、ステップ6でロックアップクラッチ4が締結されて
いるかどうかを確認し、締結されていればステップ7へ
進み、締結されていなければステップ8へ進む。
【0021】燃料供給が停止され、車両が走行中であ
り、ロックアップクラッチ4が締結されている時は、ス
テップ7で高速からの減速モード、すなわちL/U減速
モードと判定し、ステップ21へ進む。
【0022】一方、ロックアップクラッチ4が締結され
ていない時は、ステップ8で非L/U減速モードと判定
し、ステップ9へ進んで機関回転速度Neが所定値1よ
り低いかどうかを確認する。機関回転速度Neが所定値
1より低い時はステップ10へ進み、そうでなければス
テップ6へ戻る。ステップ10ではモータリング減速モ
ードと判定し、ステップ31へ進む。
【0023】燃料供給停止状態で車両が停止した時は、
ステップ12で移行終了フラグがリセットされているか
どうかを確認する。リセットされていればステップ13
へ進み、移行モードと判定してステップ41へ進む。一
方、移行終了フラグがセットされている時はステップ1
4へ進み、アイドルストップモードと判定してステップ
41へ進む。
【0024】ステップ3でアイドルスイッチ37がオ
フ、すなわちアクセルペダルが踏み込まれている時はス
テップ11へ進み、発進モードフラグがセットされてい
るかどうかを確認する。発進モードフラグがセットされ
ていればステップ71へ進んで発進モード動作を行な
い、そうでなければステップ1へ戻る。
【0025】−L/U減速モードの動作− 図5に示すタイムチャートを参照しながら、図9に示す
L/U減速モードの動作を説明する。このL/U減速モ
ードではロックアップクラッチ4とクラッチ9が締結状
態にあり、駆動輪7a、7bにより燃料供給停止状態に
ある内燃機関1が駆動されて内燃機関1が回転を続け、
補機2が内燃機関1に連れ回る。したがって、補機機能
が確保されるとともに、内燃機関1により油圧回路12
が駆動されて自動変速装置5のライン圧23が確保され
る。また、内燃機関1が回転しているので再加速時のた
めのクランキングが不要となり、燃料供給を再開すれば
駆動トルクが遅れなく立ち上がる。このL/U減速モー
ドにおいて、回転電機A10を回生駆動して車両の減速
エネルギーを回収し、高圧バッテリー33を充電する。
【0026】ステップ21において、まず、図14に示
す目標車軸トルクマップから車速に対応する目標車軸ト
ルクを求める。次にステップ22で、図15に示す内燃
機関フリクショントルクマップから内燃機関1の回転速
度Neに対応する内燃機関フリクショントルクを求め、
変速比を考慮して車軸トルクに換算し、内燃機関フリク
ション車軸トルクを算出する。さらにステップ23で、
図16に示す変速機フリクショントルクマップから機関
回転速度Neに対応する変速機フリクショントルクを求
め、変速比を考慮して車軸トルクに換算し、変速機フリ
クション車軸トルクを算出する。
【0027】目標車軸トルクは、内燃機関フリクション
車軸トルクと、変速機フリクション車軸トルクと、回生
車軸トルクとの合計値で与えられる。ステップ24で、
目標車軸トルクから内燃機関フリクション車軸トルクと
変速機フリクション車軸トルクを減じて回生車軸トルク
を求める。さらに、回生車軸トルクを回転電機A10が
連結される第3軸11cのトルクに換算し、回転電機A
10の目標回生トルクを求める。ステップ25で、ブレ
ーキスイッチ39によりブレーキの作動が検出される
と、回転電機A10の回生トルクが目標回生トルクとな
るように回転電機A10をトルク制御する。
【0028】このように、ロックアップクラッチ4を締
結したままで減速するL/U減速モードでは、内燃機関
1への燃料供給を停止して回転電機A10により回生制
動をかけることによって、図5に示すように、車速Vが
徐々に低下し、それにともなって機関回転速度Neも低
下する。なおこの時、クラッチ9が締結されているので
回転電機B8と補機2が内燃機関1と連れ回り、補機機
能が確保される。
【0029】−モータリング減速モードの動作− 図5に示すタイムチャートを参照しながら、図10に示
すモータリング減速モードの動作を説明する。減速時に
回転電機A10による回生制動と内燃機関1および自動
変速装置5のフリクションとによって車速が低下する
と、自動変速装置コントロールユニット14により予め
設定された変速線図にしたがって変速制御が行なわれ
る。しかし、変速比は有限であり、最大変速比に達した
後はロックアップクラッチ4を解除しないと、車速の低
下にともなって内燃機関1がアイドル回転速度以下にな
り、停止してしまう。そこで、変速比が大きくなったら
ロックアップクラッチ4の締結を解除し、滑りを許容で
きるトルクコンバーター3により動力の伝達を行なう。
自動変速機コントロールユニット14は、機関回転速度
Ne、車速Vなどに基づいてロックアップクラッチ4の
締結と解除を制御し、ハイブリッドシステムコントロー
ルユニット15へ制御結果のロックアップ信号を送る。
【0030】ロックアップクラッチ4の締結解除にとも
なって、内燃機関1は自身のフリクションにより急速に
回転速度Neが低下する。燃料消費を節約するためにモ
ータリング減速モードでも燃料供給を再開しないことに
すると、駆動輪7a、7bがトルクコンバーター3を介
して内燃機関1を駆動するものの、特に低速では駆動力
が不足して内燃機関1が停止してしまう。
【0031】そこで、この実施の形態では、減速時にロ
ックアップクラッチ4が非締結状態になったら、クラッ
チ9を締結したまま回転電機B8により内燃機関1を駆
動し、内燃機関1の停止を防止する。この時の回転電機
B8の所要動力は、駆動輪7a、7bによりトルクコン
バーター3を介して内燃機関1が駆動されているので、
その不足分を補うだけのわずかな動力で十分である。
【0032】図10のステップ31で目標機関回転速度
に所定値2を設定する。なお、この所定値2は所定値1
よりも低い回転速度であり、車速に対するマップとして
予め設定される。続くステップ32〜34において、機
関回転速度Neが所定値2となるように回転電機B8を
制御する。すなわち、ステップ32で機関回転速度Ne
の検出値と目標値との差分を計算し、ステップ33で差
分にゲインをかけて回転電機B8の目標トルクを求め
る。そして、ステップ34で回転電機B8の出力トルク
が目標トルクとなるように回転電機B8をトルク制御す
る。
【0033】一方、このモータリング減速モードにおい
ても、L/U減速モードに引き続いて回転電機A10に
よる減速エネルギーの回収が行なわれる。モータリング
減速モードにおける回転電機A10の目標回生トルクは
次のようにして決定する。
【0034】ステップ35において、図14に示す目標
車軸トルクマップから車速に対応する目標車軸トルクを
求める。次にステップ36で、機関回転速度Ne、車速
Vおよび変速比に基づいてトルクコンバーター3の入力
軸と出力軸の回転速度を求め、その速度比を計算する。
そして、図17に示すトルクコンバーター3の入力容量
係数マップから、トルクコンバーター3が伝達している
トルク(=τ*Ne2、τ;入力トルク容量係数)を演
算し、変速比を考慮して車軸トルクに換算し、トルコン
伝達車軸トルクを求める。
【0035】ステップ37で、図15に示す変速機フリ
クショントルクマップから機関回転速度Neに対応する
変速機フリクショントルクを求め、変速比を考慮して車
軸トルクに換算し、変速機フリクション車軸トルクを演
算する。
【0036】目標車軸トルクは、トルコン伝達車軸トル
クと変速機フリクション車軸トルクと回生車軸トルクと
の合計値で与えられる。ステップ38で、目標車軸トル
クからトルコン伝達車軸トルクと変速機フリクション車
軸トルクを減じて回生車軸トルクを求める。さらに、回
生車軸トルクを回転電機A10が連結される第3軸11
cのトルクに換算し、回転電機A10の目標回生トルク
を求める。ステップ39で、回転電機A10の回生トル
クが目標回生トルクとなるように回転電機A10をトル
ク制御する。
【0037】このように、内燃機関1のクランクシャフ
トと補機2との間にクラッチ9を設けるとともに、補機
2と連れ回る回転電機B8を設け、さらにトルクコンバ
ーター3と駆動輪7a、7bとの間の動力伝達機構と連
れ回る回転電機A10を設ける。そして、減速時にロッ
クアップクラッチ4が締結されている時には、回生車軸
トルクが目標値になるように回転電機A10をトルク制
御する。さらに、減速中にロックアップクラッチ4の締
結が解除されると、内燃機関1が目標回転速度となるよ
うに回転電機Bを速度制御し、その状態において回生車
軸トルクがその目標値となるように回転電機Aをトルク
制御する。これにより、減速時の補機機能の喪失、自動
変速装置の動力伝達機能の喪失、再加速時の駆動力の立
ち上がり遅れを解決でき、その上、エネルギー回生を適
切に行なうことができる。
【0038】−移行モードの動作− 図6に示すタイムチャートを参照しながら、図11に示
す移行モードの動作を説明する。上述したモータリング
減速モードから車両停止に至った場合には、回転電機B
8により内燃機関1が所定値2の回転速度になるように
駆動制御されているため、車両にクリープ力が発生す
る。この状態でも上述した車両停止時の第2の問題を解
決できているが、補機駆動とクリープ力発生のための動
力の他に、内燃機関1を駆動する動力が必要になる。減
速時は駆動輪7a、7bからの回生動力と回転電機B8
の動力とにより内燃機関1と補機2を駆動していたが、
停止時は回転電機B8だけで内燃機関1と補機2を駆動
し、さらにクリープ力を発生させなければならないの
で、回転電機B8の動力損失が大きくなる。
【0039】そこで、この実施の形態では、車両停止時
には内燃機関1を停止して動力損失を低減する方法を選
択する。つまり、クラッチ9を開放して内燃機関1を停
止させるとともに、車両停止時の補機機能を確保するた
めに回転電機B8により補機2を駆動するとともに、車
両停止時のクリープ力を確保するために回転電機A10
によりクリープ力を発生させる。
【0040】図11のステップ41において、図14に
示すマップから車速0における目標車軸トルクを求め、
目標クリープトルクとする。続くステップ42で、クラ
ッチ9の動力伝達容量を所定値まで下げる。これによ
り、図6に示すように、内燃機関1はフリクションによ
り回転速度Neが低下していく。ステップ43で回転電
機B8の回転速度を所定値2に保持する。
【0041】機関回転速度Neが低下するにつれてトル
クコンバーター3の伝達トルク(トルコン伝達トルク)
が減少する。ステップ44で、トルコン伝達トルクを求
める。トルコン伝達トルクは、入力トルク容量係数を
τ、トルクコンバーター3のトルク比をtとすると、
(τ*Ne2*t)で表わされる。ステップ45で目標
クリープトルクからトルコン伝達トルクによるクリープ
トルク分を差し引いて、回転電機A10によるクリープ
トルクを算出する。そして、ステップ47で回転電機A
10によるクリープトルクを第3軸11cのトルクに換
算し、回転電機A10の目標トルクを計算する。ステッ
プ48で回転電機A10の出力トルクが目標トルクとな
るように回転電機A10をトルク制御する。
【0042】ステップ49で、アイドルスイッチ37が
オンしているかどうかを確認し、オンしていればステッ
プ50へ進み、オンしていなければステップ71(発進
モード処理)へ進む。ステップ50では、車速Vが0か
どうかを確認し、0であればステップ51へ進み、0で
なければステップ71へ進む。ステップ51では内燃機
関回転速度Neが0かどうかを確認し、0であればステ
ップ52へ進み、0でなければステップ3へ戻る。
【0043】ステップ52において、クラッチ9を完全
に開放してトルコン伝達トルクを0にする。さらにステ
ップ53で移行終了フラグをセットしてステップ3へ戻
る。
【0044】−アイドルストップモードの動作− 次に、図6に示すタイムチャートを参照しながら、図1
2に示すアイドルストップモードの動作を説明する。ス
テップ61において、移行モードに引き続いて回転電機
B8の回転速度が所定値2となるように回転電機B8を
速度制御し、補機2を駆動する。続くステップ62で、
車軸トルクが目標クリープトルクとなるように回転電機
A10をトルク制御する。ステップ63でアイドルスイ
ッチ37がオンしているかどうかを確認し、オンしてい
ればステップ64へ進み、オンしていなければステップ
71(発進モード処理)へ進む。アイドルスイッチ37
がオンしている時は、ステップ64で車速Vが0かどう
かを確認し、0であればステップ61へ戻ってアイドル
ストップモードの動作を続ける。一方、車速が0でなけ
ればステップ71(発進モード処理)へ進む。
【0045】このように、内燃機関1のクランクシャフ
トと補機2との間にクラッチ9を設けるとともに、補機
2と連れ回る回転電機B8を設け、さらにトルクコンバ
ーター3と駆動輪7a、7bとの間の動力伝達機構と連
れ回る回転電機A10を設ける。そして、車両停止後は
クラッチ9の伝達トルクを下げて内燃機関1の回転速度
を低下させ、トルコン伝達トルクが低下した分だけ回転
電機A10の駆動トルクを増加してクリープトルクを確
保するとともに、回転電機B8を所定回転速度で駆動し
て補機2の駆動を継続する。また、内燃機関停止後はク
ラッチ9を完全に開放し、回転電機A10のみによりク
リープトルクを発生させるとともに、回転電機B8によ
り補機2を駆動し続ける。これにより、車両停止時の補
機機能とクリープ力喪失の問題を解決できる。
【0046】−発進モードの動作− 図7に示すタイムチャートを参照しながら、図13に示
す発進モードの動作を説明する。停車時にアクセルペダ
ルが踏込まれて発進加速する場合には、内燃機関1を始
動してから加速し始めるため、従来の駆動システムに比
べてクランキング時間が余分にかかり、トルクの立ち上
がりが遅くなる。この結果、運転性能が低下する。そこ
で、この実施の形態では、内燃機関1の始動遅れを補償
するために、回転電機A10により発進トルクを発生さ
せる。
【0047】ステップ71で発進モードフラグがセット
されているとステップ72へ進み、クラッチ9を締結す
る。これにより、停止状態にある内燃機関1が回転電機
B8により始動される。クラッチ締結直後には、内燃機
関1を停止状態から始動するために回転電機B8の負荷
が急激に増加し、回転電機B8の回転速度が低下する。
ステップ73で回転電機B8の回転速度を検出し、続く
ステップ74で回転電機B8の回転速度が所定値2とな
るように回転電機B8を速度制御する。なお、発進モー
ドでは所定値2と異なる目標回転速度を設定してもよ
い。
【0048】ステップ75で、図18に示すマップを参
照して、開度センサー41により検出されたアクセル開
度に応じた目標車軸トルクを決定する。発進モード動作
を開始した直後は内燃機関1によるトルコン車軸トルク
が0であるから、この目標車軸トルクを回転電機A10
による目標車軸トルクとする。内燃機関1が始動して内
燃機関1によるトルコン車軸トルクが立上がると、アク
セル開度に応じた目標車軸トルクからトルコン車軸トル
クを減じて回転電機A10による目標車軸トルクを求め
る。ステップ76で、回転電機A10による目標車軸ト
ルクを回転電機A10が接続される第3軸11cのトル
クに換算し、回転電機A10の目標トルクを計算する。
ステップ77で、回転電機A10の出力トルクが目標ト
ルクとなるように回転電機A10をトルク制御する。
【0049】ステップ78で内燃機関1へ燃料供給を再
開して始動制御を行い、続くステップ79で内燃機関1
が燃焼を始めたかどうかを調べる。例えば内燃機関1の
回転速度変化が所定値を超えた時、あるいは、回転電機
B8の負荷トルクが正から負に反転した時に内燃機関1
が完爆したと判断する。内燃機関1が完爆したらステッ
プ80へ進み、そうでなければステップ71へ戻る。内
燃機関始動後は、ステップ80で回転電機B8の出力ト
ルクを0にする。以後、回転電機B8は内燃機関1から
クラッチ9を介して連れ回り、補機2も内燃機関1によ
り駆動される。
【0050】ステップ81で、回転電機A10の電流が
力行側かどうかを確認する。図7に示すように、内燃機
関1の始動が完了してトルコン車軸トルクが立上がる
と、相対的に回転電機A10の駆動トルクが減少する。
そして、遂には内燃機関1によるトルコン車軸トルクの
みにより車両が駆動されるようになり、その時から回転
電機A10の駆動トルク、すなわち力行側電流が0にな
る。回転電機A10に力行側電流が流れていればステッ
プ71へ戻って発進モード動作を続け、そうでなければ
発進完了と判断してステップ82へ進む。ステップ82
では発進モードフラグをリセットしてステップ3へ戻
る。
【0051】このように、内燃機関1のクランクシャフ
トと補機2との間にクラッチ9を設けるとともに、補機
2と連れ回る回転電機B8を設け、さらにトルクコンバ
ーター3と駆動輪7a、7bとの間の動力伝達機構と連
れ回る回転電機A10を設ける。そして、発進時にはク
ラッチ9を締結して回転電機B8により内燃機関1を始
動するとともに、回転電機A10によりアクセル開度に
応じた目標車軸トルクを発生させ、車両を発進させる。
内燃機関1の始動後は回転電機B8を空転させるととも
に、内燃機関1の出力トルクの立ち上がりに応じて回転
電機A10の出力トルクを減少させる。これにより、車
両発進時の内燃機関1のトルクの立ち上がり遅れを解決
できる。
【0052】次に、停止時における自動変速装置5の油
圧の確保について説明する。上述したように、発進時に
内燃機関1の始動遅れがあっても、回転電機A10のア
シストによって車両の駆動力の遅れを防止できる。しか
し、回転電機A10とバッテリーの能力を極力小さくす
るためには、できる限り内燃機関1の始動遅れを小さく
する必要がある。この実施の形態では、内燃機関停止時
にもモーター25を内蔵した油圧回路12から自動変速
装置5のライン圧23を維持しているので、内燃機関1
の停止時にも自動変速装置5のクラッチが締結可能であ
る。したがって、内燃機関1の動力のみによりオイルポ
ンプを駆動する従来のシステムに比べてクラッチの締結
遅れがなく、その分だけ回転電機A10とバッテリーの
能力を小さくできる上に、発進時のトルクの立ち上がり
遅れを小さくできる。
【0053】−動力伝達機構の変形例− 図19は変形例の内燃機関1と回転電機B8の構成を示
す。この変形例では、内燃機関1と補機2がベルトドラ
イブ51でつながれ、回転電機B8と補機2とがベルト
ドライブ52でつながれる。そして、クラッチ9がベル
トドライブ51の補機2側のプーリー51aとベルトド
ライブ52の補機2側のプーリー52aとの間に設置さ
れる。この変形例の動作は上述した実施の形態の動作と
同様である。
【0054】−動力伝達機構の他の変形例− 上述した実施の形態では、停車状態において内燃機関1
を完全に停止するとともに燃料供給を停止する例を示し
たが、停車時に内燃機関1を回転電機B8により回転駆
動し、燃料供給のみを停止するようにしてもよい。この
方法でも上述した第3の問題を解決することができる。
ただし、この方法によれば、減速時に加え停車時にも回
転電機B8をモータリングするため、回転電機B8の電
力消費が増加する。しかし、発進時には内燃機関1が回
転しているので燃料噴射を再開すればただちに駆動力が
立ち上がり、発進時の応答性が改善される。
【0055】−内燃機関の自動停止と自動始動− 図20は、内燃機関1の自動停止制御を示すフローチャ
ートである。なお、この実施の形態では内燃機関1への
燃料噴射を停止することにより、自動停止を行う。ハイ
ブリッドシステムコントロールユニット15は、図8の
ステップ4においてこの自動停止制御プログラムを実行
する。ステップ91において、各種センサーから自動停
止条件を入力する。この自動停止条件には、アクセル開
度センサー41、ブレーキスイッチ38、車速センサー
39、機関回転速度センサー40、自動変速装置5の変
速比、右折方向指示器スイッチ(不図示)などが含まれ
る。
【0056】ステップ92で、自動停止の可否を判定す
るための充電量しきい値Th11を次式により演算す
る。しきい値Th11は、内燃機関1を始動するのに必
要な電力量C1と、現在作動中の補機すべてを時間t1
だけ駆動するのに必要な電力量C21と、回転電機A1
0から目標クリープトルクを時間t1だけ発生させるの
に必要な電力量C31とを加えた量である。
【0057】ここで、現在作動中の補機すべてを時間t
1だけ駆動するのに必要な電力量C21は、
【数1】C21=(回転電機B8の回転速度)*(現在
作動中の補機すべての駆動トルク)/(回転電機B8の
効率)*t1 また、回転電機A10から目標クリープトルクを時間t
1だけ発生させるのに必要な電力量C31は、
【数2】C31=(目標クリープトルク発生時の損失)
*t1 なお、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1は内
燃機関1の冷却水温度に応じて変更してもよい。
【0058】ステップ93で、高圧バッテリー33の温
度、電圧、電流などに基づいて充電量を演算する。ステ
ップ94において、各種センサーから入力した自動停止
条件に基づいて自動停止の可否を確認する。自動停止条
件が成立したらステップ95へ進み、そうでなければ内
燃機関1を自動停止せずにステップ4へ戻る。自動停止
条件が成立した時は、ステップ95で高圧バッテリー3
3の充電量がしきい値Th11より多いかどうかを確認
する。充電量がしきい値Th11より多い時はステップ
96へ進み、そうでなければステップ4へ戻る。充電量
がしきい値Th11より多い時は自動停止可能であると
判定し、ステップ96で内燃機関コントロールユニット
13により燃料噴射を停止する。そして、ステップ97
で機関停止時間を計測するタイマーをスタートしてステ
ップ4へ戻る。
【0059】このように、内燃機関1を始動するのに必
要な電力量と、現在作動中の補機すべてを時間t1だけ
駆動するのに必要な電力量と、回転電機A10から目標
クリープトルクを時間t1だけ発生させるのに必要な電
力量とを加えたしきい値Th11を設定し、充電量がし
きい値Th11より多い場合にのみ、内燃機関1の自動
停止を行うようにしたので、いったん自動停止した後は
補機駆動とクリープトルクを確保しながら所定時間t1
だけ機関停止を継続することができ、従来のように自動
停止後にバッテリーの充電量がしきい値を下回ってすぐ
に再始動されるようなことがなく、燃料消費を節約でき
る。
【0060】次に、図21に示すフローチャートにより
自動始動制御について説明する。ハイブリッドシステム
コントロールユニット15は、内燃機関1が停止された
後、図21に示す自動始動制御プログラムを所定時間間
隔で実行する。まず、ステップ101で各種センサーか
ら自動始動条件を入力する。
【0061】続くステップ102で、充電量しきい値T
h12とTh13を演算する。この時点における機関停
止時間計測用タイマーの計測時間をt2とすると、しき
い値Th12は、内燃機関1を始動するのに必要な電力
量C1と、作動中の補機すべてを時間(t1−t2)だ
け駆動するのに必要な電力量C22と、回転電機A10
から目標クリープトルクを時間(t1−t2)だけ発生
させるのに必要な電力量C32とを加えた量である。一
方、しきい値Th13は内燃機関1を始動するのに必要
な電力量C1のみである。
【0062】ここで、作動中の補機すべてを時間(t1
−t2)だけ駆動するのに必要な電力量C22は、
【数3】C22=(回転電機B8の回転速度)*(作動
中の補機すべての駆動トルク)/(回転電機B8の効
率)*(t1−t2) また、回転電機A10から目標クリープトルクを時間
(t1−t2)だけ発生させるのに必要な電力量C32
は、
【数4】C32=(クリープトルク発生時の損失)*
(t1−t2) なお、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1は内
燃機関1の冷却水温度に応じて変更してもよい。
【0063】ステップ103で高圧バッテリー33の温
度、電圧、電流などに基づいて充電量を演算する。ステ
ップ104で、各種センサーから入力した自動始動条件
に基づいて自動始動の可否を確認する。自動始動条件が
成立したらステップ110へ進み、そうでなければステ
ップ105へ進む。自動始動条件が成立しない時は、ス
テップ105で高圧バッテリー33の充電量がしきい値
Th13より少ないかどうかを確認する。
【0064】充電量がしきい値Th13より少ない時は
ステップ110へ進み、高圧バッテリー33に内燃機関
1を始動するのに必要な充電量しか残っていないので、
直ちに内燃機関1を始動して高圧バッテリー33の充電
を行う。内燃機関1の始動手順は、上述した発進モード
における始動と同様に、クラッチ9を接続して回転電機
B8により補機2の駆動と内燃機関1の始動を行い、燃
料噴射を開始する。そして、内燃機関1が完爆したら回
転電機B8の出力トルクを0にする。次にステップ11
1で、エアコン(車両用空調装置)のスイッチがオン状
態にある場合は、エアコンのコンプレッサクラッチ(不
図示)を接続してエアコンを起動する。なお、エアコン
のコンプレッサはコンプレッサクラッチを介して補機2
と連れ回る。
【0065】充電量がしきい値Th13以上ある時はス
テップ106へ進み、充電量がしきい値Th12より少
ないかどうかを確認する。充電量がTh12より少ない
場合は、t1時間だけ機関停止を継続できない。そこ
で、ステップ107へ進み、エアコンが作動中かどうか
を確認する。エアコンが作動中であればステップ108
へ進み、エアコン駆動に要するバッテリー電力を節約し
てt1時間だけ機関停止を継続するために、エアコンの
コンプレッサクラッチを開放してエアコンを停止する。
一方、エアコンが作動中でない時はステップ109へ進
み、回転電機A10の目標クリープトルクを所定量だけ
低減し、自動始動処理を終了する。なお、クリープトル
クが予め設定した下限値に達したら、それ以下には低減
しない。
【0066】このように、高圧バッテリー33の充電量
が機関始動に必要なしきい値Th13よりも少なくなっ
たら直ちに内燃機関1を始動する。充電量がしきい値T
h13よりも多いが、補機駆動とクリープトルクを維持
しながら時間(t1−t2)だけ機関停止を継続するた
めのしきい値Th12より少なくなったら、まず走行に
支障のないエアコンンを停止して高圧バッテリー33の
電力消費を節約する。エアコンが作動中でない場合は回
転電機A10の目標クリープトルクを低減して高圧バッ
テリー33の電力消費を節約する。これにより、内燃機
関1がいったん自動停止されたら、所定時間t1の間は
停止状態が継続され、従来のように自動停止後にバッテ
リーの充電量がしきい値を下回ってすぐに再始動される
ようなことがなく、燃料消費を節約できる。
【0067】なお、図21に示す自動始動制御におい
て、ステップ109のクリープトルクの低減処理を省略
してもよい。
【0068】−内燃機関の自動停止と自動始動の変形例
− 図22は、内燃機関1の自動停止制御の変形例を示すフ
ローチャートである。なお、この変形例では内燃機関1
への燃料噴射を停止することにより、自動停止を行う。
ハイブリッドシステムコントロールユニット15は、図
8のステップ4においてこの自動停止制御プログラムを
実行する。ステップ121において、各種センサーから
自動停止条件を入力する。この自動停止条件には、アク
セル開度センサー41、ブレーキスイッチ38、車速セ
ンサー39、機関回転速度センサー40、自動変速装置
5の変速比、右折方向指示器スイッチ(不図示)などが
含まれる。
【0069】ステップ122で、自動停止の可否を判定
するための充電量しきい値Th21を次式により演算す
る。しきい値Th21は、内燃機関1を始動するのに必
要な電力量C1と、補機全部を時間t1だけ駆動するの
に必要な電力量C23とを加えた量である。ここで、補
機全部を時間t1だけ駆動するのに必要な電力量C23
は、
【数5】C23=(回転電機B8の回転速度)*(補機
全部の駆動トルク)/(回転電機B8の効率)*t1 なお、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1は内
燃機関1の冷却水温度に応じて変更してもよい。
【0070】ステップ123で、高圧バッテリー33の
温度、電圧、電流などに基づいて充電量を演算する。ス
テップ124において、各種センサーから入力した自動
停止条件に基づいて自動停止の可否を確認する。自動停
止条件が成立したらステップ125へ進み、そうでなけ
れば内燃機関1を自動停止せずにステップ4へ戻る。自
動停止条件が成立した時は、ステップ125で高圧バッ
テリー33の充電量がしきい値Th21より多いかどう
かを確認する。充電量がしきい値Th21より多い時
は、ステップ126へ進み、そうでなければステップ4
へ戻る。充電量がしきい値Th21より多い時は自動停
止可能であると判定し、ステップ126で内燃機関コン
トロールユニット13により燃料噴射を停止し、ステッ
プ4へ戻る。
【0071】このように、内燃機関1を始動するのに必
要な電力量と、補機全部を所定時間t1だけ駆動するの
に必要な電力量とを加えたしきい値Th21を設定し、
充電量がしきい値Th21より多い場合にのみ、内燃機
関1の自動停止を行うようにしたので、いったん自動停
止した後は補機駆動力を確保しながら所定時間t1だけ
機関停止を継続することができ、従来のように自動停止
後にバッテリーの充電量がしきい値を下回ってすぐに再
始動されるようなことがなく、燃料消費を節約できる。
【0072】なお、上記実施形態ではしきい値Th21
を、内燃機関1を始動するのに必要な電力量C1と、補
機全部を時間t1だけ駆動するのに必要な電力量C23
とを加えた量としたが、内燃機関1を始動するのに必要
な電力量C1と、作動中の補機すべてを時間t1だけ駆
動するのに必要な電力量C22とを加えた量としてもよ
い。
【0073】次に、図23に示すフローチャートにより
自動始動制御について説明する。ハイブリッドシステム
コントロールユニット15は、内燃機関1が停止された
後、図23に示す自動始動制御プログラムを所定時間間
隔で実行する。まず、ステップ131で各種センサーか
ら自動始動条件を入力する。
【0074】続くステップ132で、充電量しきい値T
h22を演算する。しきい値Th22は、内燃機関1を
始動するのに必要な電力量C1である。なお、内燃機関
1を始動するのに必要な電力量C1は内燃機関1の冷却
水温度に応じて変更してもよい。
【0075】ステップ133で高圧バッテリー33の温
度、電圧、電流などに基づいて充電量を演算する。ステ
ップ134で、各種センサーから入力した自動始動条件
に基づいて自動始動の可否を確認する。自動始動条件が
成立したらステップ136へ進み、そうでなければステ
ップ135へ進む。自動始動条件が成立しない時は、ス
テップ135で高圧バッテリー33の充電量がしきい値
Th22より少ないかどうかを確認する。
【0076】充電量がしきい値Th22より少ない時は
ステップ136へ進み、高圧バッテリー33に内燃機関
1を始動するのに必要な充電量しか残っていないので、
直ちに内燃機関1を始動して高圧バッテリー33の充電
を行う。内燃機関1の始動手順は、上述した発進モード
における始動と同様に、クラッチ9を接続して回転電機
B8により補機2の駆動と内燃機関1の始動を行い、燃
料噴射を開始する。そして、内燃機関1が完爆したら回
転電機B8の出力トルクを0にする。
【0077】なお、上述した実施形態とその変形例で
は、内燃機関と回転電機の車両用複合駆動システムを例
に上げて説明したが、本発明の車両用内燃機関の自動停
止始動装置は、車両用複合駆動システムに限定されず、
例えば従来の内燃機関のみの駆動システムに対しても適
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の車両の動力伝達機構の概
要を示す図である。
【図2】 図1に示す動力伝達機構の詳細を示す図であ
る。
【図3】 一実施の形態の油圧回路を示す図である。
【図4】 一実施の形態の制御装置の構成を示す図であ
る。
【図5】 ロックアップ減速モード時およびモータリン
グ減速モード時の車両各部の動作を示すタイムチャート
である。
【図6】 移行モード減速時およびアイドルストップモ
ード時の車両各部の動作を示すタイムチャートである。
【図7】 発進モード時の車両各部の動作を示すタイム
チャートである。
【図8】 モード判別処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】 ロックアップ減速モードの動作を示すフロー
チャートである。
【図10】 モータリング減速モードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】 移行モードの動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】 アイドルストップモードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】 発進モードの動作を示すフローチャートで
ある。
【図14】 目標車軸トルクマップを示す図である。
【図15】 内燃機関フリクショントルクマップを示す
図である。
【図16】 自動変速装置フリクショントルクマップを
示す図である。
【図17】 トルクコンバーターの入力トルク容量係数
マップを示す図である。
【図18】 目標車軸トルクマップを示す図である。
【図19】 発明の一実施の形態の変形例の複合駆動シ
ステムを示す図である。
【図20】 自動停止制御を示すフローチャートであ
る。
【図21】 自動始動制御を示すフローチャートであ
る。
【図22】 自動停止制御の変形例を示すフローチャー
トである。
【図23】 自動始動制御の変形例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 補機 3 トルクコンバーター 4 ロックアップクラッチ 5 トランスアクスル自動変速装置 6 トランスアクスル減速装置・差動装置 7a,7b 駆動輪 8 回転電機B 9 クラッチ 9a,9b ベルトドライブ 10 回転電機A 11 トランスアクスル 11a,11b ドライブシャフト(車軸) 12 油圧回路 13 内燃機関コントロールユニット 14 自動変速装置コントロールユニット 15 ハイブリッドシステムコントロールユニット 20,21 オイルポンプ 22a,22b 逆止弁 23 ライン圧 24 オイルパン 31,32 駆動回路 33 高圧バッテリー 34,35 駆動回路 36 低圧バッテリー 37 アイドルスイッチ 38 ブレーキスイッチ 39 車速センサー 40,42 回転センサー 41,43 開度センサー 51,52 ベルトドライブ 51a,52a プーリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 17/02 F02D 17/02 T 45/00 395 45/00 395A F02N 15/00 F02N 15/00 E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関による車両の駆動が不要になる
    と内燃機関を自動的に停止し、車両の駆動が必要になる
    と始動用回転電機により内燃機関を自動的に始動する車
    両用内燃機関の自動停止始動装置において、 始動用回転電機および複数の補機を駆動するために電力
    を供給するバッテリーと、 前記バッテリーの充電量を検出する手段と、 前記補機を所定時間駆動するのに必要な第1の電力量を
    推定する手段と、 前記バッテリーの充電量と前記第1の電力量に応じて内
    燃機関の自動停止を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする車両用内燃機関の自動停止始動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用内燃機関の自動
    停止始動装置において、 内燃機関を始動するのに必要な第2の電力量を検出する
    手段を備え、 前記制御手段が、前記第1および第2の電力量の合計値
    と前記バッテリーの充電量とを比較して内燃機関の自動
    停止を禁止することを特徴とする車両用内燃機関の自動
    停止始動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両用内燃機関の自動
    停止始動装置において、 補機を前記所定時間駆動するための電力量は、補機全部
    を駆動するための電力量であることを特徴とする車両用
    内燃機関の自動停止始動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の車両用内燃機関の自動
    停止始動装置において、 補機を前記所定時間駆動するための電力量は、内燃機関
    を停止する時に作動している補機すべてを駆動するため
    の電力量であることを特徴とする車両用内燃機関の自動
    停止始動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の車両用内燃機関の自動
    停止始動装置において、 内燃機関を停止する時に作動している補機に車両用空調
    装置が含まれる場合には、内燃機関停止中に補機負荷が
    増大して所定時間の機関停止が継続できなくなると、車
    両用空調装置を非作動にすることを特徴とする車両用内
    燃機関の自動停止始動装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項に記載の車
    両用内燃機関の自動停止始動装置において、 車両にクリープ力を与えるためのクリープ用回転電機
    と、 前記クリープ用回転電機に目標クリープトルクを前記所
    定時間発生させるための第3の電力量を推定する手段と
    を備え、 前記制御手段が、前記第3の電力量に応じて内燃機関の
    自動停止を制御することを特徴とする車両用内燃機関の
    自動停止始動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の車両用内燃機関の自動
    停止始動装置において、 内燃機関停止中に補機負荷が増大して前記所定時間の機
    関停止が継続できなくなると、前記目標クリープトルク
    を低減することを特徴とする車両用内燃機関の自動停止
    始動装置。
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