JP2000145497A - 動力装置の始動制御装置 - Google Patents

動力装置の始動制御装置

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JP2000145497A
JP2000145497A JP10320159A JP32015998A JP2000145497A JP 2000145497 A JP2000145497 A JP 2000145497A JP 10320159 A JP10320159 A JP 10320159A JP 32015998 A JP32015998 A JP 32015998A JP 2000145497 A JP2000145497 A JP 2000145497A
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    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動および発電のためのモータとエンジンと
を相互に駆動可能に連結した動力装置において、冷間始
動後のファストアイドル運転時にモータによる発電量を
最適制御することにより暖機中のエンジン出力の有効利
用と回転安定性の両立を図る。 【解決手段】 低温条件下でのエンジンの始動完爆を検
出したときにモータによりエンジンのトルク変動を検出
し、該トルク変動が大きいときほどモータによるファス
トアイドル運転中の発電量が小さくなるように制御し、
これにより始動後のエンジンの安定性を損なわない範囲
でバッテリ充電によるエネルギ利用効率の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関と回転電機
とを相互駆動可能に連結した動力装置の始動制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】内燃機関と回転電機と
を相互駆動可能に連結し、回転電機を内燃機関の始動時
にはスタータモータとして作動させると共に、機関始動
後は発電機として作動させられるようにした動力装置が
知られている。この形式の動力装置は、単なる発電装置
としてのみならず、エネルギの有効利用を図るためのハ
イブリッド車両の動力源等としても用いられる(例えば
特開平9−117012号公報参照)。
【0003】ところで、内燃機関は低温状態では燃焼が
不安定であるうえにフリクションが大きいのでアイドル
運転状態での回転安定度が低下する。そこで通常は、こ
のような冷間始動時には吸入空気量および燃料量を若干
増やし、図8に示したようにアイドル回転数を暖機完了
後の正規アイドル回転数であるA点よりも高いC点へと
上昇させることによりストールを防止しつつ暖機を促進
するファストアイドル運転というものを行うようにして
いる。このファストアイドル運転での機関出力は無負荷
状態でフリクションに抗して機関回転数を上昇させるた
めにのみ費やされるので、仮にこの回転数上昇分の機関
出力を発電のために用いるものとすれば(図のB点での
運転)、内燃機関の暖機促進と共にエネルギの有効利用
が図れる。
【0004】しかしながら、ファストアイドル運転中と
いえども暖機が完了するまでは運転が不安定であること
にはかわりなく、どの程度まで負荷を与えられるかは内
燃機関の個々の特性や気温、気圧等の雰囲気条件にもよ
るので、発電のための負荷のかけ方によってはストール
を起こすおそれがある。
【0005】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、冷間始動後のファストアイドル運転時に回
転電機による発電量を最適制御することにより暖機中の
エンジン出力の有効利用と回転安定性の両立を図ること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、相互
駆動可能に連結された内燃機関と回転電機とを有する動
力装置と、前記内燃機関と回転電機とを制御する制御装
置と、内燃機関の温度を検出する温度検出装置とを備
え、前記制御装置は始動時にはバッテリからの電力を回
転電機に供給して内燃機関を始動させると共に機関始動
後は回転電機を発電作動させてバッテリを充電する機能
を備え、かつ低温条件下での始動後は内燃機関をファス
トアイドル運転させるように構成された動力装置の始動
制御装置において、内燃機関の始動完爆を検出する始動
検出装置を設けると共に、前記制御装置を、前記低温条
件下での始動完爆を検出したときに回転電機により内燃
機関のトルク変動を検出し、該トルク変動が大きいとき
ほど前記回転電機によるファストアイドル運転中の発電
量が小さくなるように構成した。
【0007】請求項2の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、回転電機に電力を供給するバッテリの状態
を検出するバッテリ状態検出装置を備え、バッテリが充
電可能な状態のときに限り回転電機にファストアイドル
運転中の発電作動を行わせる構成とした。
【0008】請求項3の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、機関温度が所定値に達したときは回転電機
の発電作動とファストアイドル運転とを終了する構成と
した。
【0009】請求項4の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、ファストアイドル運転中の機関温度が上昇
するにしたがい所定割合で発電量が増大するように回転
電機を制御する構成とした。
【0010】
【作用・効果】一般に内燃機関が始動完爆して自立運転
を開始したのちの安定性はそのトルク変動によって判定
することが可能であり、すなわち安定性が低いほどトル
ク変動は大きく、安定性が高いほどトルク変動は小さ
い。トルク変動が大きいときほど発電による負荷でエン
ジンストールを起こしやすく、トルク変動が小さいとき
は比較的大きな発電量としても運転を継続することがで
きる。上記請求項1以下の各発明によれば、このように
内燃機関の安定性を代表するトルク変動を内燃機関に連
動する回転電機の発電機としての出力から検知し、トル
ク変動が大きいときほど回転電機によるファストアイド
ル運転中の発電量が小さくなるように発電制御してい
る。したがって、そのときの内燃機関の安定性を損なわ
ない範囲で回転電機にバッテリ充電をさせてエネルギ利
用効率を改善することができる。
【0011】請求項2の発明では、回転電機に電力を供
給するバッテリの状態を検出するバッテリ状態検出装置
を備え、バッテリが充電可能な状態のときに限り回転電
機にファストアイドル運転中の発電作動を行わせるよう
にしている。バッテリによっては過充電により劣化が促
されることがあるが、本発明によればバッテリ状態を検
知してバッテリが充電可能な状態のときにのみ回転電機
に発電を行わせるので、バッテリの劣化を未然に防止す
ることができる。
【0012】請求項3の発明では、機関温度が所定値に
達したときは回転電機の発電作動とファストアイドル運
転とを終了する。バッテリの状態によっては暖機のため
のファストアイドル運転が完了した時点でも充電の受入
れが可能な場合があるが、ファストアイドル終了後にも
回転電機に発電をさせるとその負荷によりストールする
おそれがある。本発明ではファストアイドル終了時には
回転電機が発電動作中であってもこれを終了させるの
で、暖機完了後のストールを防止することができる。
【0013】請求項4の発明では、ファストアイドル運
転中の機関温度が上昇するにしたがい所定割合で発電量
が増大するように回転電機を制御する。機関温度が上昇
するほど安定性が高くなるので、それだけ発電量を増大
することができる。したがって、本発明のように機関温
度に応じて発電量を増大してゆく制御とすることによ
り、ファストアイドル運転中の機関の余力を最大限に引
き出してエネルギ効率をより改善することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。まず図1〜図2に本願発明が適用可能
なハイブリッド車両の構成例を示す。これは走行条件に
応じてエンジン(内燃機関)または電動モータの何れか
一方または双方の動力を用いて走行するパラレル方式の
ハイブリッド車両である。
【0015】図1において、太い実線は機械力の伝達経
路を示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は
制御線を示し、二重線は油圧系統を示す。この車両のパ
ワートレインは、モータ1(本発明の回転電機)、エン
ジン2、クラッチ3、モータ4、無段変速機5、減速装
置6、差動装置7および駆動輪8から構成される。モー
タ1の出力軸、エンジン2の出力軸およびクラッチ3の
入力軸は互いに連結されている。モータ1とエンジン2
は本発明の動力装置にあたるもので、これらは所定の回
転比を有する減速装置(図示せず)を介して相互駆動可
能に連結されている。また、クラッチ3の出力軸、モー
タ4の出力軸および無段変速機5の入力軸が互いに連結
されている。
【0016】クラッチ3締結時はエンジン2とモータ4
が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモータ4の
みが車両の推進源となる。エンジン2またはモータ4の
駆動力は、無段変速機5、減速装置6および差動装置7
を介して駆動輪8へ伝達される。無段変速機5には油圧
装置9から圧油が供給され、ベルトのクランプと潤滑が
なされる。油圧装置9のオイルポンプ(図示せず)はモ
ータ10により駆動される。
【0017】モータ1は主としてエンジン始動と発電に
用いられ、モータ4は主として車両の推進(力行)と制
動に用いられる。また、モータ10は油圧装置9のオイ
ルポンプ駆動用である。また、クラッチ3締結時に、モ
ータ1を車両の推進と制動に用いることもでき、モータ
4をエンジン始動や発電に用いることもできる。クラッ
チ3はパウダークラッチであり、伝達トルクを調節する
ことができる。無段変速機5はベルト式やトロイダル式
などの無段変速機であり、変速比を無段階に調節するこ
とができる。
【0018】モータ1,4,10はそれぞれ、インバー
タ11,12,13により駆動される。なお、モータ
1,4,10に直流電動モータを用いる場合には、イン
バータの代わりにDC/DCコンバータを用いる。イン
バータ11〜13は共通のDCリンク14を介してメイ
ンバッテリ15に接続されており、メインバッテリ15
の直流充電電力を交流電力に変換してモータ1,4,1
0へ供給するとともに、モータ1,4の交流発電電力を
直流電力に変換してメインバッテリ15を充電する。な
お、インバータ11〜13は互いにDCリンク14を介
して接続されているので、回生運転中のモータにより発
電された電力をメインバッテリ15を介さずに直接、力
行運転中のモータへ供給することができる。メインバッ
テリ15には、リチウムイオン電池、ニッケル水素電
池、鉛電池などの各種電池や、電気二重層キャパシター
いわゆるパワーキャパシターが適用される。
【0019】16は本発明の制御装置の機能を備えたコ
ントローラであり、マイクロコンピュータとその周辺部
品や各種アクチュエータなどを備え、クラッチ3の伝達
トルク、モータ1,4,10の回転数や出力トルク、無
段変速機5の変速比、エンジン2の燃料噴射量・噴射時
期、点火時期などを制御する。
【0020】コントローラ16には、図2に示すよう
に、キースイッチ20、セレクトレバースイッチ21、
アクセルペダルセンサ22、ブレーキスイッチ23、車
速センサ24、バッテリ温度センサ25、バッテリSO
C検出装置26、エンジン回転数センサ27、スロット
ル開度センサ28、水温センサ29が接続される。キー
スイッチ20は、車両のキーが0N位置またはSTAR
T位置に設定されると閉路する(以下、スイッチの閉路
をオンまたは0N、開路をオフまたはOFFと呼ぷ)。
セレクトレバースイッチ21は、パーキングP、ニュー
トラルN、リバースRおよびドライブDの何れかのレン
ジに切り換えるセレクトレバー(図示せず)の設定位置
に応じて、P,N,R,Dのいずれかのスイッチがオン
する。
【0021】アクセルペダルセンサ22はアクセルペダ
ルの踏み込み量を検出し、ブレーキスイッチ23はブレ
ーキペダルの踏み込み状態を検出する。車速センサ24
は車両の走行速度を検出し、バッテリ温度センサ25は
メインバッテリ15の温度を検出する。バッテリSOC
検出装置26は本発明のバッテリ状態検出装置にあたる
もので、メインバッテリ15の実容量の代表値であるS
OC(State Of Charge)を検出する。また、エンジン
回転数センサ27はエンジン2の回転数を検出し、スロ
ットル開度センサ28はエンジン2のスロットルバルブ
開度を検出する。さらに、水温センサ29は本発明の温
度検出装置にあたるもので、エンジン2の冷却水温を検
出する。
【0022】コントローラ16にはまた、エンジン2の
燃料噴射装置30、点火装置31、可変動弁装置32な
どが接続される。コントローラ16は、燃料噴射装置3
0を制御してエンジン2への燃料の供給と停止および燃
料噴射量・噴射時期を調節するとともに、点火装置31
を駆動してエンジン2の点火時期制御を行う。また、コ
ントローラ16は可変動弁装置32を制御してエンジン
2の吸・排気弁の作動状態を調節する。なお、コントロ
ーラ16には低圧の補助バッテリ33から電源が供給さ
れる。
【0023】以上は本発明が適用可能な動力装置を搭載
したハイブリッド車両の基本的な構成例を示したもので
あり、本発明ではこうした動力装置において冷間始動後
のファストアイドル運転時にモータ1による発電量を最
適制御することにより暖機中のエンジン出力の有効利用
と回転安定性の両立を図ることを目的としている。以下
にこのためのコントローラ16の制御内容の実施形態に
つき図3以下の各図面を参照しながら説明する。
【0024】図3と図4はそれぞれコントローラ16の
制御の概要を示す流れ図であり、これらの流れ図によっ
て表される処理はコントローラ16によるハイブリッド
車両の総合的な制御の一部を構成するものとして割り込
み処理等により周期的に実行される。
【0025】図3はエンジンが始動完爆するまでの制御
の流れを示し、スタータスイッチの閉成を検出したとき
には始動完爆するまでモータ1によりエンジン2をクラ
ンキングし、この間は水温センサ29からの信号により
検出した冷却水温Tw等に基づいて定めた所定の始動時
燃料量、空気量、点火時期となるように図示しないエン
ジンの燃料系、吸気系、点火系を制御する(ステップ3
01〜304)。始動完爆の判定について、これは例え
ばエンジン回転数センサ27からの信号により検出した
回転数が予め定めた自立回転判定基準値よりも大きくな
ったときに完爆したものと判定し、この始動完爆を判定
したときはクランキングを終了して(ステップ30
5)、図4の暖機制御に移行する。
【0026】暖機制御では、その当初にそれぞれ水温セ
ンサ29、バッテリSOC検出装置26からの信号に基
づいて検出した冷却水温Twとバッテリ受入量Brとに
応じて、前記冷却水温Twに基づいて定めた所定の暖機
時燃料量、空気量、点火時期となるようにエンジンの燃
料系、吸気系、点火系を制御する(ステップ401〜4
03)。前記のバッテリ受入量Brとはバッテリ15の
SOCから判定される充電可能量である。この制御で
は、当初にもしBr=0すなわちバッテリが充電を受け
入れる余地がない状態であるときには、冷却水温Twが
予め定めた暖機完了判定基準値Toに達するまでは前記
燃料、空気量等による暖機(ファストアイドル)運転を
行い、Tw≧Toとなったところでこの暖機制御を終了
する(ステップ401、411)。
【0027】始動時のバッテリ状態やエンジンないし雰
囲気の温度等にもよるが、通常は始動クランキングのた
めのモータ1の駆動により電力が消費されてバッテリ1
5は充電を受け入れ可能な状態になる。このときには、
上記ステップ403の判断にてBr>0となるので、次
にモータ1の出力からエンジン2のトルク変動Tを検出
する(ステップ404)。エンジン2に連動回転するモ
ータ1はエンジン始動後は発電作動が可能であり、始動
後のエンジン2のトルク変動Tはこの発電作動時のモー
タ1の出力に現れるので、これを監視することによりエ
ンジントルク変動Tを検出することができる。図5と図
6はこのときのトルク変動Tの現れ方を簡略的に示した
もので、トルク変動は、エンジン始動後の安定性が低い
ときは図5に示したように比較的大きな幅で発生し、安
定性が高いときには図6に示したように比較的小さな幅
で発生する。このようにしてトルク変動Tを検出したの
ち、次にこのトルク変動Tに応じた発電量を設定する
(ステップ405)。これは、図7に例示したようにト
ルク変動Tが大であるほど小となるような特性で発電量
を付与し、これにより既述したように始動後のエンジン
安定性が低いときほど発電量を抑えてストールを回避
し、あるいはエンジン安定性が高いときほど発電量を増
してエネルギ効率を高めるようにしている。
【0028】発電量を決定した後の制御としては、基本
的にはTw<ToかつBr>0、すなわちエンジン温度
が暖機完了温度に至らずかつバッテリが充電受入可能な
状態のときには、そのときの冷却水温Twに応じた燃料
量、空気量、点火時期によりファストアイドル運転を行
いながら前記発電量となるようにモータ1に発電作動を
行わせる(ステップ406〜409)。なおこのとき、
制御としてはファストアイドルであるが、回転上昇分の
トルクを発電に充てているので、実際のエンジン回転数
は例えば図8のB点付近となる。
【0029】上記発電運転の過程で、充電受入量Brが
ゼロとなったときには発電作動を終了して暖機運転を継
続する(ステップ408、410)。一方、冷却水温T
wが暖機判定基準値Toに達したときは発電の有無にか
かわらず上記暖機制御は終了する(ステップ406、4
11)。Br>0の発電作動の途中であってもTw≧T
oとなった時点で発電作動は終了するのであり、これに
よりエンジン2は無負荷の通常のアイドル運転状態へと
円滑に移行することになる。
【0030】なお、図には示していないがステップ40
6〜409の発電運転の過程で冷却水温Twが上昇する
ほど発電量を増大方向に補正するようにしてもよく、こ
れにより温度上昇に伴うエンジン安定性の向上分に見合
っただけ発電量を増してエネルギ効率をより高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】、
【図2】本発明が適用可能なハイブリッド車両の構成例
を示す概略構成図。
【図3】本発明の制御装置による制御の実施形態の概要
を示す第1の流れ図。
【図4】本発明の制御装置による制御の実施形態の概要
を示す第2の流れ図。
【図5】エンジンの始動後の安定性が比較的低いときの
トルク特性を示す特性線図。
【図6】エンジンの始動後の安定性が比較的高いときの
トルク特性を示す特性線図。
【図7】トルク変動の検出結果と発電量との関係を示す
特性線図。
【図8】通常アイドル時(A点)とファストアイドル時
(B,C点)の運転点を例示した説明図。
【符号の説明】
1 モータ(回転電機) 2 エンジン(内燃機関) 3 クラッチ 4 モータ 5 無段変速機 9 油圧装置 10 油圧発生用モータ 15 バッテリ 16 コントローラ 20 キースイッチ 21 セレクトレバースイッチ 22 アクセルペダルセンサ 23 ブレーキスイッチ 24 車速センサ 25 バッテリ温度センサ 26 バッテリSOC検出装置(バッテリ状態検出
装置) 27 エンジン回転数センサ 28 スロットル開度センサ 29 水温センサ(機関温度検出装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 11/04 F02N 11/04 D Fターム(参考) 3D039 AA01 AA02 AA04 AB27 AC07 AC34 AD06 AD43 AD44 AD53 3G093 AA06 AA07 AA16 BA05 BA17 BA19 CA01 CA03 CA04 DA00 DA01 DA05 DA12 DB00 DB28 EA03 EB09 FA11 5H115 PG04 PI15 PI16 PI29 PU02 PU08 PU22 PU24 PU25 PU29 PV02 PV09 QN02 RB08 RE05 RE07 RE20 SE05 SE08 TB01 TE02 TE03 TE08 TI01 TI10 TO04 TO21 TO23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互駆動可能に連結された内燃機関と回転
    電機とを有する動力装置と、前記内燃機関と回転電機と
    を制御する制御装置と、内燃機関の温度を検出する温度
    検出装置とを備え、前記制御装置は始動時にはバッテリ
    からの電力を回転電機に供給して内燃機関を始動させる
    と共に機関始動後は回転電機を発電作動させてバッテリ
    を充電する機能を備え、かつ低温条件下での始動後は内
    燃機関をファストアイドル運転させるように構成された
    動力装置の始動制御装置において、 内燃機関の始動完爆を検出する始動検出装置を設けると
    共に、 前記制御装置を、前記低温条件下での始動完爆を検出し
    たときに回転電機により内燃機関のトルク変動を検出
    し、該トルク変動が大きいときほど前記回転電機による
    ファストアイドル運転中の発電量が小さくなるように構
    成した動力装置の始動制御装置。
  2. 【請求項2】制御装置は、回転電機に電力を供給するバ
    ッテリの状態を検出するバッテリ状態検出装置を備え、
    バッテリが充電可能な状態のときに限り回転電機にファ
    ストアイドル運転中の発電作動を行わせる構成とした請
    求項1に記載の動力装置の始動制御装置。
  3. 【請求項3】制御装置は、機関温度が所定値に達したと
    きは回転電機の発電作動とファストアイドル運転とを終
    了する構成とした請求項1に記載の動力装置の始動制御
    装置。
  4. 【請求項4】制御装置は、ファストアイドル運転中の機
    関温度が上昇するにしたがい所定割合で発電量が増大す
    るように回転電機を制御する構成とした請求項1に記載
    の動力装置の始動制御装置。
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Cited By (7)

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