JP3864560B2 - バッテリー制御装置 - Google Patents

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  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバッテリーの制御装置に関し、特に、低温時のエンジンの始動性を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】
バッテリーの電力を始動用モーターに供給して駆動し、エンジンを始動するとともに、エンジンにより発電用モーターを駆動して発電し、バッテリーを充電するバッテリー制御装置が知られている。
【0003】
また、エンジンおよび/またはモーターの駆動力により走行するハイブリッド車両が知られている。このハイブリッド車両では、モーターが、エンジンを始動するための電動機として動作するとともに、エンジンにより駆動されて発電機としても動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、バッテリーの出力はバッテリーの温度と充電状態(SOC(State of Charge))に応じて変化し、温度とSOCが低いほど出力を出せなくなる。したがって、走行時にSOCが低下すると、次回のエンジン始動時にバッテリー温度によっては始動不能になることがある。
【0005】
本発明の目的は、低温時のエンジンの始動性を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態の構成を示す図1および図2に対応づけて本発明を説明すると、
(1) 請求項1の発明は、バッテリー15から始動用モーター1へ電力を供給してエンジン2を始動するとともに、発電用モーター1,4により発電を行ってバッテリー15を充電するバッテリー制御装置に適用される。
そして、次回のエンジン始動時のバッテリー温度を予測する温度予測手段16と、バッテリー15から所定の出力を得るための、バッテリー温度予測値に応じたバッテリー15のSOCを設定するSOC設定手段16と、バッテリー15のSOCを検出するSOC検出手段23と、バッテリー15のSOC検出値がSOC設定値となるように、バッテリー15の充放電を制御する制御手段11〜13,16とを備えることにより、上記目的を達成する。
(2)請求項2のバッテリー制御装置は、温度予測手段16が、バッテリー15の温度を検出するバッテリー温度検出手段21を備え、過去のエンジン始動時のバッテリー温度検出値の内の最低値を次回のエンジン始動時のバッテリー温度予測値とするようにしたものである。
(3) 請求項3のバッテリー制御装置は、温度予測手段16が、外気温を検出する外気温検出手段24を備え、過去のエンジン始動時の外気温検出値に基づいて次回のエンジン始動時のバッテリー温度を予測するようにしたものである。
(4) 請求項4に記載のバッテリー制御装置は、温度予測手段16が、GPS装置25により車両の現在地を検出し、現在地周辺の年間の気象情報に基づいて次回のエンジン始動時のバッテリー温度を予測するようにしたものである。
(5) 請求項5のバッテリー制御装置は、始動用モーターと発電用モーターとを兼用するハイブリッド車両に用いる。
【0007】
上述した課題を解決するための手段の項では、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の効果】
(1) 本発明によれば、次回のエンジン始動時のバッテリー温度を予測し、バッテリーから所定の出力を得るための、バッテリー温度予測値に応じたSOCを設定し、SOC検出値がSOC設定値となるようにバッテリーの充放電を制御するようにしたので、次回のエンジン始動時にバッテリー温度が低くくても、エンジンを始動するのに必要な出力を得ることができ、低温時におけるエンジンの始動性を向上させることができる。
(2) また、ハイブリッド車両は運行中にエンジンの始動、停止を繰り返すため、SOCの変動量がエンジン車両に比べて大きくなるが、本発明によれば、次回のエンジン始動時のバッテリー出力を確保するようにバッテリーの充放電を制御するので、特にハイブリッド車両では大きな効果が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明をハイブリッド車両に適用した一実施の形態を説明する。なお、本発明はハイブリッド車両に限定されず、従来のエンジン車両を含む、バッテリーの電力により始動用モーターを駆動してエンジンを始動するとともに、発電用モーターにより発電してバッテリーを充電するあらゆる車両に適用することができる。
【0010】
図1は一実施の形態の構成を示す図である。図において、太い実線は機械力の伝達経路を示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は制御線を示し、二重線は油圧系統を示す。
この車両のパワートレインは、モーター1、エンジン2、クラッチ3、モーター4、無段変速機5、減速装置6、差動装置7および駆動輪8から構成される。モーター1の出力軸、エンジン2の出力軸およびクラッチ3の入力軸は互いに連結されており、また、クラッチ3の出力軸、モーター4の出力軸および無段変速機5の入力軸は互いに連結されている。
【0011】
クラッチ3締結時はエンジン2とモーター4が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモーター4のみが車両の推進源となる。エンジン2および/またはモーター4の駆動力は、無段変速機5、減速装置6および差動装置7を介して駆動輪8へ伝達される。無段変速機5には油圧装置9から圧油が供給され、ベルトのクランプと潤滑がなされる。油圧装置9のオイルポンプ(不図示)はモーター10により駆動される。
【0012】
モータ1,4,10は三相同期電動機または三相誘導電動機などの交流機であり、モーター1は主としてエンジン始動と発電に用いられ、モーター4は主として車両の推進と制動に用いられる。また、モーター10は油圧装置9のオイルポンプ駆動用である。なお、モーター1,4,10には交流機に限らず直流電動機を用いることもできる。また、クラッチ3締結時に、モーター1を車両の推進と制動に用いることもでき、モーター4をエンジン始動や発電に用いることもできる。
【0013】
クラッチ3はパウダークラッチであり、伝達トルクを調節することができる。なお、このクラッチ3に乾式単板クラッチや湿式多板クラッチを用いることもできる。無段変速機5はベルト式やトロイダル式などの無段変速機であり、変速比を無段階に調節することができる。
【0014】
モーター1,4,10はそれぞれ、インバーター11,12,13により駆動される。なお、モーター1,4,10に直流電動機を用いる場合には、インバーターの代わりにDC/DCコンバーターを用いる。インバーター11〜13は共通のDCリンク14を介してメインバッテリー15に接続されており、メインバッテリー15の直流充電電力を交流電力に変換してモーター1,4,10へ供給するとともに、モーター1,4の交流発電電力を直流電力に変換してメインバッテリー15を充電する。インバーター11〜13は互いにDCリンク14を介して接続されているので、回生運転中のモーターにより発電された電力をメインバッテリー15を介さずに直接、力行運転中のモーターへ供給することができる。なお、この明細書では電池とバッテリーとを同義として用いる。
【0015】
コントローラー16は、マイクロコンピューターとその周辺部品や各種アクチュエータなどを備え、エンジン2の回転速度、出力およびトルク、クラッチ3の伝達トルク、モーター1,4,10の回転速度およびトルク、無段変速機5の変速比、メインバッテリー15の充放電などを制御する。
【0016】
コントローラー16には、図2に示すようにキースイッチ20、バッテリー温度センサー21、エンジン回転センサー22、バッテリーSOC検出装置23、外気温センサー24、GPS装置25、メモリ26、燃料噴射装置30、点火装置31、ディスプレイ32などが接続される。
【0017】
キースイッチ20は、車両のメインキー(不図示)がON位置またはSTART位置に設定されると閉路する。以下、スイッチの閉路をオンまたはON、開路をオフまたはOFFと呼ぶ。バッテリー温度センサー21はメインバッテリー15の温度Tbを検出し、エンジン回転センサー22はエンジン2の回転速度Neを検出する。また、バッテリーSOC検出装置23はメインバッテリー15の充電状態SOC(State of Charge)を検出し、外気温センサー24は外気温Taを検出する。
【0018】
GPS装置25は、衛星航法により車両の現在地を検出するとともに、目的地までの経路を探索して表示し、乗員を誘導する。メモリ26は、地球上のいろいろな地点または地域における年間の気象情報、例えば日付に対する外気温データなどを記憶するとともに、エンジン始動に関する情報、例えばエンジン始動毎のバッテリー温度Tbと外気温Taなどを記憶する。
【0019】
また、燃料噴射装置30は、コントローラー16の燃料噴射指令にしたがってエンジン2への燃料の供給、停止、噴射量を制御する。さらに、点火装置31は、エンジン2の点火指令にしたがって点火プラグを駆動して点火する。
【0020】
図3は、メインバッテリー15の温度特性を示す。ここでは、25℃において25kwの出力が得られるリチウム・イオン電池の初期品の、出力時間10secの特性を例に上げて説明するが、他の種類の電池も同様な特性を有している。
電池は、SOCを一定とすると温度が低下するほど出力が低下するので、低温になるほど所定の出力を得るためには大きなSOCが必要となる。例えば、モーター1によりエンジン2を始動するのに必要な電池出力(目標値)を5kwとすると、−20℃ではSOCが25%もあれば始動可能であるが、−30℃になるとSOCが75%も必要になる。
【0021】
一般に、電池は、放電の進行にともなって電池自体の温度が上昇し、それにより出力も増加する。そこで、この実施の形態では、電池の温度が低くて所定の出力が得られない場合は、所定の出力が得られるまで電池を放電させて電池の温度を上げることにする。具体的には、低温下のエンジン始動時に、エンジン2が始動可能な所定速度に達するまで、メインバッテリー15からモーター1へ電力を供給してクランキングを続ける。そうすると、メインバッテリー15の温度Tbが上昇し、それにより出力が増加するのでクランキング速度も上昇する。エンジン2が始動可能な所定速度に達したら、燃料噴射装置30により燃料を噴射し、点火装置31により点火してエンジン2の発火運転を起動し、エンジン2の始動を完了する。
【0022】
しかしながら、電池のSOCが余りにも低いと、低温時にエンジン2のクランキング自体が不能になり、エンジン2を始動できないことになる。したがって、少なくともエンジン2をクランキング可能な程度の出力が得られるように、メインバッテリー15のSOCを管理する必要がある。
【0023】
図4は、図3に示す特性に基づいて、エンジン始動に必要な出力(図3の目標値5kw)が得られるSOCをバッテリー温度Tbに対して示した図である。
図から明らかなように、エンジン始動に必要な出力(目標値5kw)を得るためには、バッテリー温度Tbが低くなるほど高いSOCが必要になる。
【0024】
そこで、この実施の形態では、次回のエンジン始動時のバッテリー温度Tbを予測し、図4に示す温度−SOCの関係から予測温度Tbに対応するSOCを求め、そのSOCとなるように車両運行時のメインバッテリー15の充放電を制御する。なお、図4に示すバッテリー温度−SOCデータは予めメモり26に記憶しておく。
【0025】
次回のエンジン始動時のバッテリー温度Tbを予測する方法には、例えば次のような方法がある。▲1▼エンジンを始動するたびにバッテリー温度Tbを記憶し、その内の最低値をバッテリー温度Tbの予測値とする。▲2▼次回のエンジン始動時のバッテリー温度Tbは外気温Taに近いと考えられるので、▲1▼のバッテリー温度Tbに代えて外気温Taを用いる。あるいは、外気温Taとメインバッテリー15の設置場所との温度差などを考慮して、外気温Taに基づいて次回のエンジン始動時のバッテリー温度Tbを予測する。▲3▼GPS装置25により車両の現在地を検出し、現在地周辺の上述した年間の気象情報から当日前後の外気温Taの最低値を求め、それをバッテリー温度Tbの予測値とする。なお、次回のエンジン始動時のバッテリー温度Tbの予測方法は上記実施例▲1▼〜▲3▼に限定されない。
【0026】
図5は、メインバッテリー15のSOC制御を示すフローチャートである。このフローチャートにより、一実施の形態のSOC制御を説明する。
コントローラー16は、車両のキースイッチ20がON位置にある間、このSOC制御を繰り返し実行する。ステップ1において、上述した方法によって次回のエンジン始動時のバッテリー温度Tbを予測する。続くステップ2で、メモリ26に記憶されているバッテリー温度−SOCデータ(図4参照)から、バッテリー温度Tbの予測値に対応するSOCを求め、エンジン始動時のSOCに決定する。そして、ステップ3で、メインバッテリー15のSOCがエンジン始動時のSOCとなるように、インバーター11〜13によりメインバッテリー15の充放電を制御する。
【0027】
図6は一実施の形態のエンジン始動処理を示すフローチャートである。このフローチャートにより、一実施の形態のエンジン始動処理を説明する。
コントローラー16は、車両運行開始時にエンジン2の温度(エンジン冷却水温度)が所定値以下の場合、エンジン2の駆動力による走行モードへ移行する場合、運行中にメインバッテリー15のSOCがエンジン始動時のSOCを下回ってモーター1による発電が必要になった場合など、エンジン2の始動条件が成立するとこの制御プログラムを実行してエンジン2の始動処理を行う。ステップ11において、モーター1を駆動してエンジン2のクランキングを開始するとともに、バッテリー温度センサー21により検出したバッテリー温度Tbをメモリ26に記憶する。この時、メインバッテリー15の温度を早く上げるために、最大出力で放電させることが望ましい。なお、始動時にメインバッテリー15からモーター1へ供給される電力は、コントローラー16の指令にしたがってインバーター11により調節される。また、バッテリー温度Tbに代えて外気温センサー24により検出した外気温Taを記憶するようにしてもよい。
【0028】
続くステップ12で、エンジン回転センサー22により検出されたエンジン回転速度Neに基づいて、エンジン始動不能か否かを確認する。エンジン2は、始動可能な所定速度以上で回転している時に燃料が噴射されて発火されると、発火運転に移行して始動する。ところが、メインバッテリー15のSOCが低く、エンジン2の回転速度が始動可能な所定速度に達しない場合は、エンジン2は始動しない。この実施の形態では、始動時のエンジン回転速度Neに基づいて始動可否を判定する例を示すが、始動可否の判定方法はこの実施の形態に限定されず、例えばエンジンの吸気圧などに基づいて始動可否を判定するようにしてもよい。エンジン回転速度Neが始動可能な所定速度以上の場合は、エンジン始動可能としてステップ13へ進み、燃料噴射装置30により燃料を噴射するとともに、点火装置31により点火してエンジン2の発火運転を起動し、エンジン始動処理を終了する。
【0029】
エンジン回転速度Neが始動可能な所定速度に達しない場合は、エンジン始動不能と判断してステップ14へ進み、キースイッチ20がオフされたか否かを確認する。キースイッチ20がオフされた時はエンジン始動処理を終了する。キースイッチ20がオフされていない時はステップ15へ進み、ディスプレイ32に”バッテリー暖機中”と表示して途中でキースイッチ20をオフさせないようにする。
【0030】
ステップ16において、エンジン始動完了までの始動待ち時間を予測し、ディスプレイ32に表示する。始動待ち時間は、バッテリーSOC検出装置23で検出されるSOCとバッテリー温度センサー21で検出されるバッテリー温度Tbとに基づいて、予め測定したバッテリー温度特性(図3参照)から現在の電池出力を求め、予め測定したバッテリー出力特性(図7参照)から電池出力がエンジン始動可能な目標値に達するまで時間を予測する。図7に示す特性は、電池の最大出力で放電した時の放電時間に対する電池出力を表す。この実施の形態では、バッテリーの温度とSOCに基づいてエンジンの始動待ち時間を予測する例を示すが、始動待ち時間の予測方法はこの実施の形態に限定されない。例えば、エンジン始動時のエンジン回転速度と始動待ち時間との関係を予め測定し、クランキング開始後のエンジン回転速度に基づいて始動待ち時間を予測するようにしてもよい。
【0031】
ステップ17で、エンジン2の回転速度が始動可能な所定速度に達したか、すなわちエンジン始動可能か否かを確認し、始動可能であればステップ18へ進み、燃料噴射装置30と点火装置31を駆動してエンジン2の発火運転を起動する。一方、エンジン2の回転速度が所定速度に達せず、エンジン始動不能の場合はステップ19へ進み、キースイッチ20がオフされていないかどうかを確認する。キースイッチ20がオフされている場合はエンジン始動処理を終了し、そうでなければステップ5へ戻ってメインバッテリー15の暖機を続ける。
【0032】
以上の一実施の形態の構成において、メインバッテリー15がバッテリーを、モーター1が始動用モーターを、モーター1,4が発電用モーターを、コントローラー16が温度予測手段およびSOC設定手段を、バッテリーSOC検出装置23がSOC検出手段を、インバーター11〜13およびコントローラー16が制御手段を、バッテリー温度センサー21がバッテリー温度検出手段を、外気温センサー24が外気温検出手段をそれぞれ構成する。
【0033】
なお、上述した一実施の形態ではガソリンエンジンを例に上げて説明したが、例えばディーゼルエンジンなどの他の種類のエンジンに対しても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 図1に続く、一実施の形態の構成を示す図である。
【図3】 バッテリーの温度特性を示す図である。
【図4】 所定の出力を得るためのバッテリー温度に対するSOCを示す図である。
【図5】 SOC制御を示すフローチャートである。
【図6】 エンジン始動処理を示すフローチャートである。
【図7】 バッテリーの出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1 モーター
2 エンジン
3 クラッチ
4 モーター
5 無断変速機
6 減速装置
7 差動装置
8 駆動輪
9 油圧装置
11〜13 インバーター
14 DCリンク
15 メインバッテリー
16 コントローラー
20 キースイッチ
21 バッテリー温度センサー
22 エンジン回転センサー
23 バッテリーSOC検出装置
24 外気温センサー
25 GPS装置
26 メモリ
30 燃料噴射装置
31 点火装置
32 ディスプレイ

Claims (5)

  1. バッテリーから始動用モーターへ電力を供給してエンジンを始動するとともに、発電用モーターにより発電を行って前記バッテリーを充電するバッテリー制御装置において、
    次回のエンジン始動時のバッテリー温度を予測する温度予測手段と、
    前記バッテリーから所定の出力を得るための、前記バッテリー温度予測値に応じた前記バッテリーのSOCを設定するSOC設定手段と、
    前記バッテリーのSOCを検出するSOC検出手段と、
    前記バッテリーの前記SOC検出値が前記SOC設定値となるように、前記バッテリーの充放電を制御する制御手段とを備えることを特徴とするバッテリー制御装置。
  2. 請求項1に記載のバッテリー制御装置において、
    前記温度予測手段は、前記バッテリーの温度を検出するバッテリー温度検出手段を備え、過去のエンジン始動時のバッテリー温度検出値の内の最低値を次回のエンジン始動時のバッテリー温度予測値とすることを特徴とするバッテリー制御装置。
  3. 請求項1に記載のバッテリー制御装置において、
    前記温度予測手段は、外気温を検出する外気温検出手段を備え、過去のエンジン始動時の外気温検出値に基づいて次回のエンジン始動時のバッテリー温度を予測することを特徴とするバッテリー制御装置。
  4. 請求項1に記載のバッテリー制御装置において、
    前記温度予測手段は、GPS装置により車両の現在地を検出し、現在地周辺の年間の気象情報に基づいて次回のエンジン始動時のバッテリー温度を予測することを特徴とするバッテリー制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載のバッテリー制御装置を、前記始動用モーターと前記発電用モーターとを兼用するハイブリッド車両に用いることを特徴とするバッテリー制御装置。
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