JP2017213993A - ハイブリッド車の二次電池制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車の二次電池制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017213993A
JP2017213993A JP2016109143A JP2016109143A JP2017213993A JP 2017213993 A JP2017213993 A JP 2017213993A JP 2016109143 A JP2016109143 A JP 2016109143A JP 2016109143 A JP2016109143 A JP 2016109143A JP 2017213993 A JP2017213993 A JP 2017213993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
temperature
internal combustion
combustion engine
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016109143A
Other languages
English (en)
Inventor
嵩 山本
Takashi Yamamoto
嵩 山本
敏貴 ▲高▼橋
敏貴 ▲高▼橋
Toshitaka Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2016109143A priority Critical patent/JP2017213993A/ja
Publication of JP2017213993A publication Critical patent/JP2017213993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】ハイブリッド自動車において、低温環境下における燃費性能の低下を抑制する。【解決手段】ハイブリッド車の二次電池制御装置は、内燃機関(エンジン11)と、第1の二次電池(リチウムイオン電池3)と、第2の二次電池(第2蓄電デバイス30)と、昇温手段(昇温デバイス6)と、制御手段(コントローラ7)とを備える。制御手段は、内燃機関の低温始動時に、第2の二次電池の電力を触媒加熱電気ヒーター(電気ヒーター141)に供給することによって、触媒装置の活性化を促進しながら、内燃機関を、冷却水の温度上昇を促進する冷却水昇温モードで運転する。【選択図】図1

Description

ここに開示する技術は、ハイブリッド車の二次電池制御装置に関する。
特許文献1には、エンジンの排気ガスの浄化を行う触媒装置を加熱する電気ヒーターを備えた車両システムが記載されている。この車両システムでは、エンジンのスターターモーターを含む各種の電気負荷に電力を供給する第1バッテリと、前記電気ヒーターに電力を供給する第2バッテリとを備えている。この車両システムは、前記の構成により、電気負荷への電力供給の安定化を図っている。
特開平5−285395号公報
ところで、内燃機関と走行用モーターとを搭載した、いわゆるハイブリッド自動車(Hybrid Electric Vehicle:HEV)は、減速走行時に走行用モーターが発電機として機能し、回生電力を、例えばリチウムイオン電池等によって構成される二次電池に充電する。これにより、燃費性能を大幅に向上させることができる。
ところが、二次電池の温度が低いときにはリチウムイオン電池に充電することができないため、例えば低温環境下においては、回生電力の充電を行うことができずに、燃費性能が低下する。
また、低温環境下におけるエンジンの始動時には、触媒装置の活性化、及び、エンジンの暖機を促進するために、エンジンを、例えば触媒装置の活性化を図るモードや冷却水温を上昇させるモードで運転する。こうした運転モードは、エンジンの燃費性能を低下させる。
従って、ハイブリッド自動車は、低温環境下において、燃費性能が大幅に悪化しやすい。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ハイブリッド自動車において、低温環境下における燃費性能の低下を抑制することにある。
ここに開示する技術は、ハイブリッド車の二次電池制御装置に係る。この装置は、車両に搭載した内燃機関と、前記内燃機関の排気ガスを浄化するよう構成された触媒装置と、前記車両に搭載した第1の二次電池と、少なくとも前記第1の二次電池の電力によって駆動するよう構成されたモーターと、前記第1の二次電池よりも低容量でかつ、低温時の入出力密度低下が、前記第1の二次電池よりも小さい特性を有する第2の二次電池と、前記内燃機関の冷却水によって前記第1の二次電池を昇温するよう構成された昇温手段と、前記触媒装置の未活性時に温度を高めるよう構成された触媒加熱電気ヒーターと、制御手段と、を備える。
そして、前記制御手段は、前記内燃機関の低温始動時に、前記第2の二次電池の電力を前記触媒加熱電気ヒーターに供給することによって、前記触媒装置の活性化を促進しながら、前記内燃機関を、前記冷却水の温度上昇を促進する冷却水昇温モードで運転するよう構成されている。
この車両は、モーターと内燃機関との双方を搭載した、いわゆる、ハイブリッド自動車(HEV)である。ハイブリッド自動車のうち、外部電源によって二次電池を充電することが可能な、いわゆるプラグインハイブリッド自動車(Plug-in Hybrid Electric Vehicle:PHEV)としてもよい。尚、車両は、四輪自動車に限定されるものではない。
前記の構成によると、制御手段は、内燃機関の低温始動時に、触媒加熱電気ヒーターに電力を供給することによって、触媒の活性化を促進する。触媒加熱電気ヒーターには、第2の二次電池の電力を供給する。第2の二次電池は、モーターに電力を供給する第1の二次電池に対して、低温時の入出力密度低下が小さい特性を有している。第2の二次電池は、例えばキャパシタとしてもよい。第2の二次電池は、低温環境下においても、触媒加熱電気ヒーターに十分に電力を供給することができ、これによって、触媒装置を速やかに活性化させることが可能になる。
制御手段はまた、触媒加熱電気ヒーターに通電することにより、触媒装置の活性化を促進している最中に、内燃機関を冷却水昇温モードで運転する。制御手段は、冷却損失が増えるよう、例えば内燃機関の燃料噴射量を増量すると共に、点火時期を遅角することによって燃焼時期を遅らせる、ようにしてもよい。触媒装置の活性化に並行して内燃機関の暖機を促進することによって、内燃機関の始動時に、触媒装置及び内燃機関の双方を速やかに暖機することが可能になる。
前記の構成では、内燃機関の冷却水によって第1の二次電池を昇温するよう構成された昇温手段を備えている。内燃機関の冷却水の温度が高まれば、昇温手段によって第1の二次電池の温度も高まる。内燃機関の低温始動時に、第1の二次電池の温度も、速やかに高まる。
第1の二次電池の温度が所定の温度に到達すれば第1の二次電池の充電が可能になる。従って、前記の構成は、触媒装置、内燃機関及び第1の二次電池の昇温をそれぞれ促進する結果、第1の二次電池の回生充電を早期に開始することが可能になるため、低温環境下における燃費性能を向上させることができる。
前記制御手段は、前記第1の二次電池の温度が所定温度以上になった後、前記第1の二次電池の電力を前記触媒加熱電気ヒーターに供給することによって、前記触媒装置の活性化を促進する、としてもよい。
こうすることで、相対的に容量の小さい第2の二次電池のSOC(State Of Charge)の低下を抑制しながら、触媒装置の活性化を促進することができる。
ここに開示するハイブリッド車の二次電池制御装置は、車両に搭載した内燃機関と、前記内燃機関の排気ガスを浄化するよう構成された触媒装置と、前記車両に搭載した第1の二次電池と、少なくとも前記第1の二次電池の電力によって駆動するよう構成されたモーターと、前記第1の二次電池よりも低容量でかつ、低温時の入出力密度低下が、前記第1の二次電池よりも小さい特性を有する第2の二次電池と、前記内燃機関の冷却水によって前記第1の二次電池を昇温するよう構成された昇温手段と、制御手段と、を備える。
そして、前記制御手段は、前記内燃機関の低温始動時に、前記内燃機関を、前記触媒装置の活性化を促進するモードで運転しながら、前記第2の二次電池の電力を前記モーターに供給することによって、前記内燃機関をアシストすると共に、前記触媒装置の活性後は、前記内燃機関を、前記冷却水の温度上昇を促進する冷却水昇温モードで運転するよう構成されている。
この構成によると、制御手段は、内燃機関の低温始動時に、内燃機関を触媒装置の活性化を促進するモードで運転する。触媒装置の活性化を促進するモードは、排気損失が増えるよう、例えば内燃機関の燃料噴射量を増量すると共に、点火時期を大幅に遅角することによって燃焼時期を大幅に遅らせる、ようにしてもよい。こうすることで、触媒装置の早期活性化を図ることが可能になる。触媒装置を極めて短時間で、活性化させることが可能である 。
内燃機関を、触媒装置の活性化を促進するモードで運転すると、トルクが低下してしまう。そこで、制御手段は、第2の二次電池の電力をモーターに供給することによって、内燃機関をアシストする。第2の二次電池は、モーターに電力を供給する第1の二次電池に対して、低温時の入出力密度低下が小さい特性を有している。第2の二次電池は、例えばキャパシタとしてもよい。第2の二次電池は、低温環境下においても、モーターに十分に電力を供給することができ、これによって、ハイブリッド車は、所望のトルクを確保することが可能になる。
触媒装置が活性化すれば、制御手段は、内燃機関を、前記冷却水の温度上昇を促進する冷却水昇温モードで運転する。前述の通り、冷却損失が増大するよう、内燃機関を運転すればよい。こうして、内燃機関の暖機が促進されると共に、温度が高まった冷却水により、昇温手段を通じて、第1の二次電池が昇温する。
この構成でも、触媒装置、内燃機関及び第1の二次電池の昇温をそれぞれ促進する結果、第1の二次電池の回生充電を早期に開始することが可能になるため、低温環境下における燃費性能を向上させることができる。
前記モーターは、前記車両の減速走行時に発電を行うよう構成され、前記制御手段は、前記内燃機関の低温始動時の回生電力を、前記第2の二次電池に充電する、としてもよい。
第2の二次電池は、低温時の入出力密度低下が相対的に小さいため、低温時においても、充電が可能である。そこで、内燃機関の低温始動時の回生電力を、第2の二次電池に充電する。このことによって、第1の二次電池の温度上昇を待たずに回生充電を開始することが可能になるから、低温環境下における燃費性能を大幅に向上することができる。
第2の二次電池は、その容量が相対的に小さいが、内燃機関の低温始動時には、第2の二次電池は、触媒加熱電気ヒーターに電力を供給する、又は、モーターに電力を供給するため、SOCが低下する。よって、第2の二次電池に、回生充電を行う余裕代が生まれ、回生エネルギを十分に回収することが可能になる。
前記昇温手段は、前記第1の二次電池の温度を高めるよう構成された電池加熱電気ヒーターを有し、前記制御手段は、前記内燃機関の低温始動時に、前記第1の二次電池の電力を前記電池加熱電気ヒーターに供給する、としてもよい。
第1の二次電池は、低温時に充電は不可能としても、出力は、ある程度可能である。内燃機関の低温始動時に、第1の二次電池の電力を電池加熱電気ヒーターに供給することによって、第1の二次電池の温度上昇を図るようにすれば、第1の二次電池の温度を、より一層速やかに高めることが可能になる。その結果、第1の二次電池の回生充電を、より一層早期に開始することが可能になる。
ハイブリッド車の二次電池制御装置は、前記内燃機関の次回の始動が、低温始動になることを予測する予測手段を備え、前記制御手段は、前記車両の走行中に、前記第1の二次電池のSOCが予め設定した通常範囲内に収まるように、前記第1の二次電池の充放電を制御すると共に、前記予測手段が低温始動を予測したときには、前記通常範囲を高SOC側にシフトした高SOC範囲内に、前記第1の二次電池のSOCが収まるよう、前記車両の走行中に、前記第1の二次電池の充放電を制御する、としてもよい。
前述の通り、第1の二次電池の電力を、当該第1の二次電池の加熱に利用する構成では、内燃機関の低温始動時に、第1の二次電池のSOCが十分に残っていることが望ましい。
制御手段は、予測手段の予測に応じて、第1の二次電池の充放電制御を変更する。予測手段は、例えば翌日の最低気温の予報を取得することによって、内燃機関の次回の始動が、低温始動になることを予測してもよい。
予測手段が低温始動を予測したときには、制御手段は、通常範囲より高SOC側にシフトした高SOC範囲内に、第1の二次電池のSOCが収まるよう、車両の走行中の、第1の二次電池の充放電を制御する。こうすることで、ハイブリッド車を駐車したとき、換言すれば、次にハイブリッド車を始動するときの第1の二次電池のSOCを比較的高くすることが可能になる。その結果、内燃機関の低温始動時に、第1の二次電池の温度を、速やかに高めることが可能になるから、第1の二次電池の回生充電を早期に開始して、低温環境下における燃費性能を向上させることができる。
前記第1の二次電池は、電気的に互いに接続された複数の電池セルを有し、前記昇温手段は、前記複数の電池セルにおいて、電気的に互いに接続された部分を除いた部位を覆う潜熱蓄熱材と、前記潜熱蓄熱材を覆う断熱筐体と、前記複数の電池セルにおける電気的に互いに接続された部分を、前記断熱筐体と共に覆う断熱蓋と、を有している、としてもよい。
こうすることで、潜熱蓄熱材及び電池セルと、外部環境とは、断熱筐体及び断熱蓋によって断熱される。これにより、第1の二次電池の昇温後に、電池セルの温度を長い期間に亘って、所定の温度帯に維持することが可能になる。
以上説明したように、前記のハイブリッド車の二次電池制御装置によると、低温環境下における燃費性能の低下を抑制することができる。
図1は、二次電池制御装置を搭載した車両システムの構成を示す図である。 図2は、昇温デバイスの構成を概念的に示す図である。 図3は、低温環境下でのエンジン始動時の、触媒装置、エンジン及びリチウムイオン電池の昇温制御を示すフローチャートである。 図4は、二次電池制御装置を搭載した、図1とは異なる車両システムの構成を示す図である。 図5は、低温環境下でのエンジン始動時の、触媒装置、エンジン及びリチウムイオン電池の昇温制御を示すフローチャートである。 図6は、昇温デバイスの構成を概念的に示す図である。 図7は、図3又は図5のフローチャートと並列に実行される制御を示すフローチャートである。 図8は、触媒装置、エンジンの冷却水、及びリチウムイオン電池の温度変化を例示する図である。 図9は、走行時におけるリチウムイオン電池の充放電制御を説明する図である。
以下、ここに開示するハイブリッド車の二次電池制御装置について、図面を参照しながら詳細に説明をする。尚、以下の説明は例示である。図1は、二次電池制御装置を搭載した車両システム1の構成を示している。この車両は、例えば四輪のHEV又はPHEVである。尚、ここに開示する二次電池制御装置が搭載可能な車両は、四輪自動車に限定されない。
車両システム1は、エンジン11と、モータージェネレータ2と、第1の二次電池としてのリチウムイオン電池3と、を備えている。エンジン11は、例えば多気筒の内燃機関である。エンジン11は、変速機12を介して駆動輪21に連結されている。
エンジン11の排気管13には、排気ガスを浄化するよう構成された触媒装置14が設けられている。触媒装置14は、この構成例では、電気ヒーター141を有するEHC(Electrically Heated Catalyst)である。
モータージェネレータ2は、エンジン11に対して並列に設けられると共に、駆動輪21に連結されている。具体的にモータージェネレータ2は、この構成例では、エンジン11の出力軸に、ギヤ列16を介して連結されている。この車両は、いわゆるストロングハイブリッド自動車である。エンジン11及び/又はモータージェネレータ2が駆動輪21を駆動することによって、車両は走行する。リチウムイオン電池3は、モータージェネレータ2に接続されている。リチウムイオン電池3の容量は、比較的大きい。
モータージェネレータ2は、リチウムイオン電池3からの電力の供給を受けて原動機として機能する。また、モータージェネレータ2は、発電機としても機能する。モータージェネレータ2は、車両の減速走行時に発電を行う。リチウムイオン電池3は、モータージェネレータ2の発電電力によって回生充電される。
モータージェネレータ2と、リチウムイオン電池3との間には、インバータ22が介設されている。インバータ22は、モータージェネレータ2の駆動及び発電を制御する。
リチウムイオン電池3とインバータ22との間には、切替スイッチ52が介設している。切替スイッチ52は、リチウムイオン電池3からの電力を、モータージェネレータ2と、EHCの電気ヒーター141とに供給するよう、電力供給先を切り替える。
車両システム1は、リチウムイオン電池3の温度が低いときに、リチウムイオン電池3の温度を高めるように構成された昇温デバイス6を備えている。昇温デバイス6は、例えば、−30℃といった低温環境下において、リチウムイオン電池3の温度を高める。
図2は、昇温デバイス6の構成を示している。図2において符号31は、リチウムイオン電池3を構成する、複数の電池セルを示している。複数の電池セル31は、電気的に、互いに接続されている。昇温デバイス6は、電池セル31を覆うように設けられた断熱筐体61及び断熱蓋611と、断熱筐体61内に充填され、それによって電池セル31を覆うように設けられた潜熱蓄熱材62と、潜熱蓄熱材62に対し熱伝達するよう構成された冷却水貯留槽670とを有している。
各電池セル31は、電気的に互いに接続される部分を除くほぼ全体が、断熱筐体61及び潜熱蓄熱材62に覆われている。各電池セル31の電気的に互いに接続されている部分は、断熱蓋611と断熱筐体61とに覆われている。こうすることにより、各電池セル31と潜熱蓄熱材62との間の熱伝達が良好になると共に、各電池セル31と、断熱筐体61及び断熱蓋611の外部との断熱性も良好になる。尚、図2は、昇温デバイス6の構成を概念的に示すものであり、昇温デバイス6の具体構成は、図2に示す構成に限定されるものではない。
潜熱蓄熱材62は、所定の温度帯において凝固するように構成されている。所定の温度帯は、30℃前後において設定された温度帯である。この温度帯は、リチウムイオン電池3の充電が可能となる温度帯である。30℃前後の温度帯で凝固する潜熱蓄熱材62は、例えば、パラフィン系潜熱蓄熱材とすることが可能である。潜熱蓄熱材62は、30℃前後の温度帯において蓄熱をする。
冷却水貯留槽670は、エンジン11の冷却水が流れる冷却水通路67に接続されている。この冷却水通路67は、図1に図示しないラジエータを含む冷却水循環通路とは独立して設けられている。冷却水通路67は、エンジン11から冷却水貯留槽670に至る往路671と、冷却水貯留槽670からエンジン11に至る復路672と、を有している。往路671には、開閉バルブ673と、ポンプ674とが介設している。開閉バルブ673を開けかつ、ポンプ674を駆動することによって、エンジン11と冷却水貯留槽670との間で、冷却水が循環する。
昇温デバイス6は、エンジン11の冷却水の熱を利用することにより、潜熱蓄熱材62を通じて電池セル31の温度を高める。電池セル31の温度は、潜熱蓄熱材62の凝固温度に一定に保たれる。リチウムイオン電池3の温度が所定の温度帯に至った状態で、電気ヒーター63の通電を停止すると、潜熱蓄熱材62及び電池セル31と、外部環境とは、断熱筐体61及び断熱蓋611によって断熱されているため、電池セル31の温度低下が抑制される。また、電池セル31の温度が下がろうとしても、潜熱蓄熱材62の放熱により、電池セル31の温度が、潜熱蓄熱材62の凝固温度に保たれる。こうして、昇温デバイス6は、リチウムイオン電池3の温度を、所定の温度帯に、長時間維持する。
図1に戻り、車両システム1は、リチウムイオン電池3とは別に、第2の二次電池としての第2蓄電デバイス30を備えている。第2蓄電デバイス30は、リチウムイオン電池3よりも低容量である。第2蓄電デバイス30は、低温時の入出力密度低下が、リチウムイオン電池3よりも小さい特性を有する。つまり、第2蓄電デバイス30は、低温時においても、出力が可能であると共に、充電が可能である。第2蓄電デバイス30は、例えばキャパシタによって構成してもよい。第2蓄電デバイス30は、切替スイッチ52を介して、モータージェネレータ2及びEHCの電気ヒーター141に接続されている。第2蓄電デバイス30は、モータージェネレータ2及び電気ヒーター141に電力を供給することが可能である。
車両システム1は、コントローラ7を備えている。コントローラ7は、エンジン11及びインバータ22の制御を通じて車両の走行制御を行う。
リチウムイオン電池3には、その温度を検知する温度センサ71が設けられている。温度センサ71は、検知信号をコントローラ7に出力する。また、昇温デバイス6には、潜熱蓄熱材62の温度を検知する温度センサ72が設けられている。温度センサ72も、検知信号をコントローラ7に出力する。また、車両システム1は、エンジン11の冷却水温を検知する水温センサ73を備えている。水温センサ73は、検知信号をコントローラ7に出力する。
コントローラ7は、これらのセンサ信号に基づいて、切替スイッチ52、冷却水通路67の開閉バルブ673及びポンプ674をそれぞれ制御し、リチウムイオン電池3の温度調整を行う。
図3は、車両システム1において、エンジン11の低温始動時における、触媒装置14、エンジン11及びリチウムイオン電池3の昇温制御の手順を示すフローチャートである。先ずスタート後のステップS31で、コントローラ7は、エンジン11が始動したか否かを判定する。ステップS31の判定がNOのときには、ステップS31を繰り返す。ステップS31の判定がYESのときには、ステップS32に移行する。
ステップS32で、コントローラ7は、エンジン11及び昇温デバイス6間で、冷却水を循環させる。具体的に、コントローラ7は、冷却水通路67の開閉バルブ673を開けると共に、ポンプ674を駆動する。
ステップS33で、コントローラ7は、エンジン11を冷却水昇温モードで運転する。具体的にコントローラ7は、冷却損失が増えるよう、例えばエンジン11の燃料噴射量を増量すると共に、点火時期を遅角することによって燃焼時期を遅らせる。これにより、エンジン11の暖機が促進される。また、冷却水の温度が昇温することに伴い、昇温デバイス6の冷却水貯留槽670の温度が高まる。その結果、潜熱蓄熱材62を通じて、リチウムイオン電池3の温度も昇温する。
ステップS34で、コントローラ7は、第2蓄電デバイス30の電力を、EHCの電気ヒーター141に供給する。これにより、触媒装置14の活性化を促進する。
ステップS35で、コントローラ7は、触媒装置14の暖機が完了したか否かを判定する。ステップS35の判定がNOのときには、コントローラ7は、エンジン11の冷却水の昇温、及び、EHCの電気ヒーター141の通電を継続しながら、ステップS35を繰り返す。ステップS35の判定がYESになれば、フローは、ステップS36に移行する。
ステップS36で、コントローラ7は、EHCの電気ヒーター141への通電を停止する。一方、エンジン11と昇温デバイス6との間で冷却水を循環しながら、エンジン11を冷却水昇温モードで運転することは継続する。
続くステップS37で、コントローラ7は、潜熱蓄熱材62の温度が所定温度を超えたか否かを判定する。所定温度は、潜熱蓄熱材62が溶融する温度(30℃程度)であり、リチウムイオン電池3の充電が可能となる温度である。
ステップS37の判定がNOのときには、コントローラ7は、エンジン11と昇温デバイス6との間で冷却水を循環しながら、エンジン11を冷却水昇温モードで運転することを継続し、エンジン11及びリチウムイオン電池3の昇温を継続する。ステップS37の判定がYESになれば、ステップS38に移行する。
ステップS38で、コントローラ7は、冷却水通路56の開閉バルブ673を閉じると共に、ポンプ674を停止する。こうして、冷却水の循環を停止することにより、リチウムイオン電池3の昇温を中止する。一方、エンジン11を冷却水昇温モードで運転することは継続する。
潜熱蓄熱材62及び電池セル31と、外部環境とは、断熱筐体61及び断熱蓋611によって断熱されているため、リチウムイオン電池3の昇温が停止した後も電池セル31の温度低下が抑制される。また、電池セル31の温度が下がろうとしても、潜熱蓄熱材62の放熱により、電池セル31の温度が、潜熱蓄熱材62の凝固温度に保たれる。こうして、昇温デバイス6は、リチウムイオン電池3の温度を、所定の温度帯に、長時間維持する。
ステップS39で、コントローラ7は、エンジン11の冷却水の温度が目標温度TE以上になったか否かを判定する。目標温度TE以上でないとき、コントローラ7は、エンジン11の冷却水昇温モードを継続する。
ステップS39の判定がYESになれば、フローは、ステップS310に移行する。エンジン11の冷却水が、目標温度TEに到達したため、コントローラ7は、エンジン11を通常モードで運転させる。
この車両システム1では、エンジン11の低温始動時に、EHCの電気ヒーター141によって触媒装置14の活性化を図りながら、エンジン11を冷却水昇温モードで運転することにより、エンジン11の暖機と、リチウムイオン電池3の昇温を促進する。触媒装置14の活性化に並行してエンジン11の暖機を促進することによって、エンジン11の低温始動時に、触媒装置14及びエンジン11の双方を速やかに暖機することが可能になる。また、エンジン11の冷却水が昇温すれば、昇温デバイス6によってリチウムイオン電池3も昇温する。この車両システム1は、触媒装置14と、エンジン11とリチウムイオン電池3との全ての昇温を促進することができる。
EHCの電気ヒーター141には、第2蓄電デバイス30が電力を供給する。第2蓄電デバイス30は、リチウムイオン電池3よりも低温時の入出力密度の低下が小さいため、低温環境下においても、十分な電力を電気ヒーター141に供給することが可能になる。触媒装置14は、速やかに活性化する。
リチウムイオン電池3の温度が所定温度に到達する前、つまり、図3のフローにおいてステップS37の判定がYESになる前に、モータージェネレータ2に電力を供給する場合、コントローラ7は、第2蓄電デバイス30の電力をモータージェネレータ2に供給する。尚、第2蓄電デバイス30のSOCが所定値以下のときには、コントローラ7は、リチウムイオン電池3の温度が所定温度に到達する前であっても、リチウムイオン電池3の電力をモータージェネレータ2に供給する。リチウムイオン電池3は、低温時には、充電はできないものの、出力は、ある程度可能であるためである。但し、コントローラ7は、リチウムイオン電池3の温度に応じた制限出力となるように、リチウムイオン電池3の電力供給量を調整する。
コントローラ7は、リチウムイオン電池3の温度が所定温度に到達する前に生じた回生電力を第2蓄電デバイス30に充電する。こうすることで、リチウムイオン電池3の温度が所定温度に到達する前に、回生充電が可能になる。
ここで、第2蓄電デバイス30は、電気ヒーター141に電力を供給しているため、第2蓄電デバイス30のSOCは、その分だけ低下する。第2蓄電デバイス30は、容量が相対的に小さいものの、SOCが低下するため、回生エネルギを十分に回収することが可能になる。この車両システム1は、低温環境下における燃費性能を大幅に向上させることが可能になる。
リチウムイオン電池3の温度が所定温度にまで高まると、リチウムイオン電池3の充電が可能になる。この車両システム1は、触媒装置14、エンジン11及びリチウムイオン電池3の昇温をそれぞれ促進する結果、リチウムイオン電池3の回生充電を早期に開始することが可能になる。その結果、この車両システム1は、低温環境下における燃費性能が向上する。
リチウムイオン電池3の温度が所定温度以上になれば、リチウムイオン電池3及び第2蓄電デバイス30の動作は、通常制御となる。通常制御において、コントローラ7は、車両の発進時のモータージェネレータ2に供給する電力を、第2蓄電デバイス30から出力させる。また、コントローラ7は、エンジン走行からの減速時の回生電力を、第2蓄電デバイス30に充電する。一方、コントローラ7は、エンジン11が運転している最中の負荷シフト時にモータージェネレータ2に供給する電力を、リチウムイオン電池3から出力させる。また、コントローラ7は、エンジン11を停止した連続EV走行時にモータージェネレータ2に供給する電力を、リチウムイオン電池3から出力させる。さらに、コントローラ7は、連続EV走行時の回生電力を、リチウムイオン電池3に充電する。
リチウムイオン電池3の温度が所定温度以上になれば、コントローラ7は、車両の走行状態に応じて、モータージェネレータ2への電力供給源を、リチウムイオン電池3と第2蓄電デバイス30との間で切り替える。コントローラ7は、切替スイッチ52の制御を通じて電力供給源の切り替えを行うが、具体的には次のようにして行う。
すなわち、例えば第2蓄電デバイス30から、リチウムイオン電池3に電力供給源の切り替えを行うときには、第2蓄電デバイス30の電力供給によるモータージェネレータ2のトルク分を、エンジン11によって賄うように、コントローラ7は、エンジン11のトルクを高める。その上で、コントローラ7は、第2蓄電デバイス30の出力を停止する。そして、コントローラ7は、リチウムイオン電池3が出力した電力をモータージェネレータ2に供給するように、切替スイッチ52の切り替えを実行する。リチウムイオン電池3からの電力によってモータージェネレータ2のトルクが高まるに従い、コントローラ7は、高めていたエンジン11のトルクを低下する。こうして、トルクショックを回避しながら電力供給源の切り替えが行われる。
また、リチウムイオン電池3から第2蓄電デバイス30に電力供給源の切り替えを行うときには、コントローラ7は、前記とは逆の手順で、切り替えを実行する。
このような電力供給源の切り替え制御を行うことによって、DC−DCコンバータといった、パワーデバイスが不要になる。車両システム1の構成を簡略化することが可能になる。
図4は、二次電池制御装置を搭載した、別の車両システム10の構成を示している。この車両システム10と図1の車両システム1とを比較して異なる点は、車両システム10は、触媒装置14が電気ヒーターを有していない点である。
図5は、車両システム10において、エンジン11の低温始動時における、触媒装置14、エンジン11及びリチウムイオン電池3の昇温制御の手順を示すフローチャートである。先ずスタート後のステップS51で、コントローラ7は、エンジン11が始動したか否かを判定する。ステップS51の判定がNOのときには、ステップS51を繰り返す。ステップS51の判定がYESのときには、ステップS52に移行する。
ステップS52で、コントローラ7は、エンジン11及び昇温デバイス6間で、冷却水を循環させる。具体的に、コントローラ7は、冷却水通路67の開閉バルブ673を開けると共に、ポンプ674を駆動する。
ステップS53で、コントローラ7は、エンジン11をAWS(Accelerated Warm-up System)モードで運転する。具体的にコントローラ7は、排気損失が増えるよう、例えばエンジン11の燃料噴射量を増量すると共に、点火時期を大幅に遅角することによって燃焼時期を大幅に遅らせる。これにより、触媒装置14の活性化が促進される。一方で、燃焼時期を大幅に遅らせるため、エンジン11のトルクは低下する。
そこで、ステップS54で、コントローラ7は、モータージェネレータ2によるエンジン11のアシストを実行する。このときに、コントローラ7は、第2蓄電デバイス30の電力を、モータージェネレータ2に供給する。
ステップS55で、コントローラ7は、触媒装置14の暖機が完了したか否かを判定する。ステップS55の判定がNOのときには、コントローラ7は、エンジン11のAWSモードと、モータージェネレータ2のアシストを継続しながら、ステップS55を繰り返す。ステップS55の判定がYESになれば、フローは、ステップS56に移行する。
ステップS56で、コントローラ7は、エンジン11と昇温デバイス6との間で冷却水を循環しながら、エンジン11を冷却水昇温モードで運転する。前述したように、コントローラ7は、冷却損失が増えるよう、例えばエンジン11の燃料噴射量を増量すると共に、点火時期を遅角することによって燃焼時期を遅らせる。これにより、エンジン11の暖機を促進すると同時に、リチウムイオン電池3の昇温を図る。
エンジン11のAWSモードを終了したため、ステップS57で、コントローラ7は、モータージェネレータ2によるエンジン11のアシストを停止する。
ステップS58で、コントローラ7は、潜熱蓄熱材62の温度が所定温度を超えたか否かを判定する。所定温度は、潜熱蓄熱材62が溶融する温度(30℃程度)であり、リチウムイオン電池3の充電が可能となる温度である。
ステップS58の判定がNOのときには、コントローラ7は、エンジン11と昇温デバイス6との間で冷却水を循環しながら、エンジン11を冷却水昇温モードで運転することを継続し、エンジン11及びリチウムイオン電池3の昇温を継続する。ステップS58の判定がYESになれば、ステップS59に移行する。
ステップS59で、コントローラ7は、冷却水通路56の開閉バルブ673を閉じると共に、ポンプ674を停止する。こうして、冷却水の循環を停止することにより、リチウムイオン電池3の昇温を中止する。リチウムイオン電池3の昇温を停止した後、昇温デバイス6が、リチウムイオン電池3の温度を、所定の温度帯に、長時間維持する点は、前記と同様である。一方、コントローラ7は、エンジン11を冷却水昇温モードで運転することは継続する。
ステップS510で、コントローラ7は、エンジン11の冷却水の温度が目標温度TE以上になったか否かを判定する。目標温度TE以上でないとき、コントローラ7は、エンジン11の冷却水昇温モードを継続する。
ステップS510の判定がYESになれば、フローは、ステップS511に移行する。エンジン11の冷却水が、目標温度TEに到達したため、コントローラ7は、エンジン11を通常モードで運転させる。
この車両システム10では、触媒装置14が電気ヒーターを有していないため、エンジン11の低温始動時に、エンジン11をAWSモードで運転することにより触媒装置14の活性化を図る。触媒装置14を早期に活性化させることが可能になる。
このときに、所望のトルクを確保するために、第2蓄電デバイス30の電力を利用して、モータージェネレータ2によりエンジン11のアシストを行う。第2蓄電デバイス30は、リチウムイオン電池3よりも低温時の入出力密度の低下が小さいため、低温環境下においても、十分な電力をモータージェネレータ2に供給することが可能になる点は、前述の通りである。
触媒装置14が活性化すれば、エンジン11を冷却水昇温モードで運転することにより、エンジン11の暖機と共に、リチウムイオン電池3の昇温を図る。この構成でも、触媒装置14の早期活性化と共に、エンジン11の早期の暖機、及び、リチウムイオン電池3の早期の昇温が図られる。
リチウムイオン電池3の温度が所定温度に到達する前に、モータージェネレータ2に電力を供給する場合、前述したように、コントローラ7は、第2蓄電デバイス30の電力をモータージェネレータ2に供給する。尚、第2蓄電デバイス30のSOCが所定値以下のときには、コントローラ7は、リチウムイオン電池3の温度が所定温度に到達する前であっても、リチウムイオン電池3の電力をモータージェネレータ2に供給する。但し、リチウムイオン電池3の温度に応じた制限出力となるように、コントローラ7は、リチウムイオン電池3の電力供給量を調整する。
リチウムイオン電池3の温度が所定温度に到達する前に生じた回生電力は、第2蓄電デバイス30に充電する。こうすることで、リチウムイオン電池3の温度が所定温度に到達する前に、回生充電が可能になる。
第2蓄電デバイス30は、モータージェネレータ2に電力を供給しているため、第2蓄電デバイス30のSOCは、その分だけ低下している点は、前記の構成と同様である。第2蓄電デバイス30は、容量が相対的に小さいものの、SOCが低下することによって回生エネルギを十分に回収することが可能になる。これにより、低温環境下における燃費性能を大幅に向上させることが可能になる。
リチウムイオン電池3の温度が所定温度にまで高まると、リチウムイオン電池3の充電が可能になる。この車両システム10も、触媒装置14、エンジン11及びリチウムイオン電池3の昇温をそれぞれ促進する結果、リチウムイオン電池3の回生充電を早期に開始することが可能になる。
リチウムイオン電池3の温度が所定温度以上になれば、リチウムイオン電池3及び第2蓄電デバイス30の動作は、通常制御となる。車両システム10における通常制御は、前述した車両システム1の通常制御と同様である。
図6は、車両システム1又は車両システム10に適用可能な、昇温デバイス6の変更例を示している。昇温デバイス6は、冷却水貯留槽670内に設けられた電気ヒーター63を有している。冷却水貯留槽670は、前述の通り、冷却水通路67に連通している。
電気ヒーター63には、切替スイッチ52を介して、リチウムイオン電池3の電力が供給される。電気ヒーター63に通電をすると、冷却水が加熱されると共に、冷却水を通じて、潜熱蓄熱材62及びリチウムイオン電池3の温度が高まる。リチウムイオン電池3は、自身の電力によって自身の加熱を行う、いわゆる自己加温が可能である。
図7は、図3又は図5のフローチャートに並行して実行される電気ヒーター63の制御に係るフローチャートを示している。このフローは、リチウムイオン電池3が出力可能な温度になればスタートする。ステップS71で、コントローラ7は、リチウムイオン電池3の電力を、電気ヒーター63に供給する。これにより、冷却水貯留槽670内で、エンジン11の冷却水が昇温する。リチウムイオン電池3の温度の昇温が図られる。またこのとき、冷却水は、冷却水通路67を通じてエンジン11と昇温デバイス6との間を循環しているため、エンジン11の暖機も促進される。冷却水は、電気ヒーター63によって昇温すると同時に、エンジン11が冷却水昇温モードで運転することにより昇温する場合がある。
続くステップS72で、コントローラ7は、潜熱蓄熱材62の温度が所定温度を超えたか否かを判定する。所定温度は、潜熱蓄熱材62が溶融する温度(30℃程度)であり、リチウムイオン電池3の充電が可能となる温度である。
ステップS72の判定がNOのときには、コントローラ7は、エンジン11と昇温デバイス6との間で冷却水を循環しながら、電気ヒーター63への通電を継続する。ステップS72の判定がYESになれば、フローは、ステップS73に移行する。
ステップS73で、コントローラ7は、電気ヒーター63への通電を停止し、冷却水及びリチウムイオン電池3の昇温を中止する。
このように、リチウムイオン電池3の電力を利用して、リチウムイオン電池3の昇温を図ることによって、エンジン11の暖機が促進されると共に、リチウムイオン電池3が早期に昇温する。その結果、エンジン11の低温始動時に、リチウムイオン電池3の温度が速やかに所定温度以上となり、リチウムイオン電池3の回生充電を早期に開始することが可能になる。また、リチウムイオン電池3及び第2蓄電デバイス30の動作を、早期に、通常制御に移行することが可能になる。
ここで、図8は、図6に示す構成の昇温デバイス6を備えた車両システムにおける、リチウムイオン電池3の温度変化(図8の実線参照)、エンジン11の冷却水温度の変化(図8の破線参照)及び触媒装置14の温度変化(図8の一点鎖線)を例示している。
前述の通り、触媒装置14は、EHCの電気ヒーター141によって、又は、エンジン11のAWSモード運転によって、昇温する。触媒装置14は、時刻t1において目標触媒温度TCに達する。触媒装置14は、速やかに活性化する。
エンジン11と昇温デバイス6との間で冷却水を循環しているため、エンジン11の冷却水及びリチウムイオン電池3は、実質的に同じ温度になる。エンジン11の冷却水及びリチウムイオン電池3は、少なくとも電気ヒーター63の通電によって次第に温度が高まる。
リチウムイオン電池3の目標電池温度TSは、冷却水の目標冷却水温度TEよりも低いため、リチウムイオン電池3の温度は、先に目標電池温度TSに到達する(時刻t2)。
リチウムイオン電池3の温度が目標電池温度TSに到達すれば、電気ヒーター63の通電が停止する。時刻t1から時刻t2の間は、エンジン11の冷却水昇温モード運転と、電気ヒーター63の通電とによって、エンジン11の冷却水の温度は上昇するが、時刻t2以降は、エンジン11の冷却水昇温モード運転のみで、エンジン11の冷却水の温度は上昇する。このため、時刻t2以降は、エンジン11の冷却水の温度の、時間の経過に対する傾きは、相対的に小さくなる。エンジン11の冷却水が目標冷却水温度TEに到達すれば、冷却水昇温モードが終了する(時刻t3)。
こうして、触媒装置14が速やかに活性化すると共に、リチウムイオン電池3の自己加温によってリチウムイオン電池3の温度が、目標電池温度TSに速やかに到達しかつ、電池の昇温と共に、エンジン11の冷却水の温度も、目標冷却水温度TEに速やかに到達する。
図6に示す昇温デバイス6のように、リチウムイオン電池3の電力を用いて、リチウムイオン電池3の昇温を図る構成においては、エンジン11の低温始動時に、リチウムイオン電池3のSOCが十分に確保されていることによって、リチウムイオン電池3の昇温に利用可能な電力を多く確保することができる。
そこで、電気ヒーター63を有する昇温デバイス6を備えた車両システムにおいては、エンジン11の次回の始動が、低温始動になることを予測する予測手段を備えるようにし、その予測手段の予測に応じて、走行中の、リチウムイオン電池3の充放電制御を変更してもよい。
ここで、予測手段は、例えば翌日の最低気温の予報を取得する手段として構成してもよい。こうした予測手段は、通信手段を通じて各種の情報を取得するよう構成された情報取得手段(カーコネクティビティシステム)によって構成することが可能である。
コントローラ7は、予測手段が低温始動を予測したときには、リチウムイオン電池3のSOCが比較的高い状態で停車して、次回のエンジン11の始動時のリチウムイオン電池3のSOCが比較的高くなるように、走行中におけるリチウムイオン電池3の充放電制御を、通常時の制御から変更する。
具体的には、図9に実線で示すように、コントローラ7は、通常時には、リチウムイオン電池3の容量の最大最小の中央付近となる通常使用範囲に、リチウムイオン電池3のSOCが収まるように、リチウムイオン電池3の充放電を制御しながら走行する。こうすることで、リチウムイオン電池3の寿命を長くすることが可能になる。
一方、次回のエンジン11の始動時が低温始動であると予想したときに、コントローラ7は、リチウムイオン電池3のSOCが、通常使用範囲に対して、高SOC側にシフトした冷間予測時使用範囲に収まるように、リチウムイオン電池3の充放電を制御しながら走行する。
こうすることで、図9に破線で示すように、低温始動であると予想したときには、「駐車時」のSOCを相対的に高くすることが可能になる。その結果、図9に白抜きの矢印で示すように、次回のエンジン11の始動が低温始動になったときに、電気ヒーター63に供給可能な電力が増える。尚、図9では、通常使用範囲における中央値までを、電気ヒーターに供給可能な電力としている。通常使用範囲における中央値から、当該使用範囲の下限値までのリチウムイオン電池3のSOCは、エンジン11のアシスト等の目的でモータージェネレータ2に供給する電力として確保するためである。
こうして、エンジン11の低温始動時に、リチウムイオン電池3の電力を利用して、リチウムイオン電池3の温度を速やかに高めることが可能になる。これにより、低温環境下において、リチウムイオン電池3の回生充電を早期に開始することが可能になり、低温環境下における燃費性能を大幅に向上することができる。
また、リチウムイオン電池3のSOCが、冷間予測時使用範囲に収まるように、リチウムイオン電池3の充放電を制御することは、リチウムイオン電池3の寿命には不利になり得るが、この冷間予測時使用範囲に基づく充放電制御は、次回の始動時が低温始動になると予想されるときに制限しているため、リチウムイオン電池3の寿命を実質的に短くすることにはならない。
1、10 車両システム
11 エンジン(内燃機関)
14 触媒装置
141 電気ヒーター(触媒加熱電気ヒーター)
2 モータージェネレータ(モーター)
3 リチウムイオン電池(第1の二次電池)
30 第2蓄電デバイス(第2の二次電池)
6 昇温デバイス(昇温手段)
63 電気ヒーター(電池加熱電気ヒーター)
7 コントローラ(制御手段)

Claims (7)

  1. 車両に搭載した内燃機関と、
    前記内燃機関の排気ガスを浄化するよう構成された触媒装置と、
    前記車両に搭載した第1の二次電池と、
    少なくとも前記第1の二次電池の電力によって駆動するよう構成されたモーターと、
    前記第1の二次電池よりも低容量でかつ、低温時の入出力密度低下が、前記第1の二次電池よりも小さい特性を有する第2の二次電池と、
    前記内燃機関の冷却水によって前記第1の二次電池を昇温するよう構成された昇温手段と、
    前記触媒装置の未活性時に温度を高めるよう構成された触媒加熱電気ヒーターと、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記内燃機関の低温始動時に、前記第2の二次電池の電力を前記触媒加熱電気ヒーターに供給することによって、前記触媒装置の活性化を促進しながら、前記内燃機関を、前記冷却水の温度上昇を促進する冷却水昇温モードで運転するよう構成されているハイブリッド車の二次電池制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車の二次電池制御装置において、
    前記制御手段は、前記第1の二次電池の温度が所定温度以上になった後、前記第1の二次電池の電力を前記触媒加熱電気ヒーターに供給することによって、前記触媒装置の活性化を促進するハイブリッド車の二次電池制御装置。
  3. 車両に搭載した内燃機関と、
    前記内燃機関の排気ガスを浄化するよう構成された触媒装置と、
    前記車両に搭載した第1の二次電池と、
    少なくとも前記第1の二次電池の電力によって駆動するよう構成されたモーターと、
    前記第1の二次電池よりも低容量でかつ、低温時の入出力密度低下が、前記第1の二次電池よりも小さい特性を有する第2の二次電池と、
    前記内燃機関の冷却水によって前記第1の二次電池を昇温するよう構成された昇温手段と、
    制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記内燃機関の低温始動時に、
    前記内燃機関を、前記触媒装置の活性化を促進するモードで運転しながら、前記第2の二次電池の電力を前記モーターに供給することによって、前記内燃機関をアシストすると共に、
    前記触媒装置の活性後は、前記内燃機関を、前記冷却水の温度上昇を促進する冷却水昇温モードで運転するよう構成されているハイブリッド車の二次電池制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイブリッド車の二次電池制御装置において、
    前記モーターは、前記車両の減速走行時に発電を行うよう構成され、
    前記制御手段は、前記内燃機関の低温始動時の回生電力を、前記第2の二次電池に充電するハイブリッド車の二次電池制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイブリッド車の二次電池制御装置において、
    前記昇温手段は、前記第1の二次電池の温度を高めるよう構成された電池加熱電気ヒーターを有し、
    前記制御手段は、前記内燃機関の低温始動時に、前記第1の二次電池の電力を前記電池加熱電気ヒーターに供給するハイブリッド車の二次電池制御装置。
  6. 請求項5に記載のハイブリッド車の二次電池制御装置において、
    前記内燃機関の次回の始動が、低温始動になることを予測する予測手段を備え、
    前記制御手段は、前記車両の走行中に、前記第1の二次電池のSOCが予め設定した通常範囲内に収まるように、前記第1の二次電池の充放電を制御すると共に、前記予測手段が低温始動を予測したときには、前記通常範囲を高SOC側にシフトした高SOC範囲内に、前記第1の二次電池のSOCが収まるよう、前記車両の走行中に、前記第1の二次電池の充放電を制御するハイブリッド車の二次電池制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のハイブリッド車の二次電池制御装置において、
    前記第1の二次電池は、電気的に互いに接続された複数の電池セルを有し、
    前記昇温手段は、前記複数の電池セルにおいて、電気的に互いに接続された部分を除いた部位を覆う潜熱蓄熱材と、前記潜熱蓄熱材を覆う断熱筐体と、前記複数の電池セルにおける電気的に互いに接続された部分を、前記断熱筐体と共に覆う断熱蓋と、を有しているハイブリッド車の二次電池制御装置。
JP2016109143A 2016-05-31 2016-05-31 ハイブリッド車の二次電池制御装置 Pending JP2017213993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016109143A JP2017213993A (ja) 2016-05-31 2016-05-31 ハイブリッド車の二次電池制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016109143A JP2017213993A (ja) 2016-05-31 2016-05-31 ハイブリッド車の二次電池制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017213993A true JP2017213993A (ja) 2017-12-07

Family

ID=60576288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016109143A Pending JP2017213993A (ja) 2016-05-31 2016-05-31 ハイブリッド車の二次電池制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017213993A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109273793A (zh) * 2018-08-24 2019-01-25 合肥移顺信息技术有限公司 低温环境下维持电动车续航里程的电池恒温系统
JP2019110649A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 株式会社Subaru 電動車両の制御装置
US10808633B2 (en) 2018-10-04 2020-10-20 Hyundai Motor Company Hybrid vehicle and method for controlling the same
CN112693329A (zh) * 2021-01-07 2021-04-23 江苏电子信息职业学院 一种减轻车用锂离子电池爆炸损毁的保护装置
CN112868127A (zh) * 2018-10-25 2021-05-28 株式会社半导体能源研究所 二次电池的充电控制电路及异常检测系统
JP2021141623A (ja) * 2020-02-28 2021-09-16 ダイハツ工業株式会社 電力供給システム
CN113471574A (zh) * 2021-09-02 2021-10-01 深圳联钜自控科技有限公司 一种温度控制装置及方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064344U (ja) * 1992-06-26 1994-01-21 富士重工業株式会社 ハイブリッドエンジンの制御装置
JPH11355967A (ja) * 1998-06-03 1999-12-24 Nissan Motor Co Ltd バッテリー制御装置
JP2006151091A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用動力源およびこれを搭載した車両
JP2006250134A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hitachi Ltd 車両の制御装置
JP2012015096A (ja) * 2010-06-04 2012-01-19 Denso Corp 電源装置
JP2014000948A (ja) * 2012-05-24 2014-01-09 Denso Corp 車両用熱管理システム
JP2015085699A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 日野自動車株式会社 ハイブリッド車両のエンジン冷却用冷媒液温度調節方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064344U (ja) * 1992-06-26 1994-01-21 富士重工業株式会社 ハイブリッドエンジンの制御装置
JPH11355967A (ja) * 1998-06-03 1999-12-24 Nissan Motor Co Ltd バッテリー制御装置
JP2006151091A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用動力源およびこれを搭載した車両
JP2006250134A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hitachi Ltd 車両の制御装置
JP2012015096A (ja) * 2010-06-04 2012-01-19 Denso Corp 電源装置
JP2014000948A (ja) * 2012-05-24 2014-01-09 Denso Corp 車両用熱管理システム
JP2015085699A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 日野自動車株式会社 ハイブリッド車両のエンジン冷却用冷媒液温度調節方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019110649A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 株式会社Subaru 電動車両の制御装置
CN109273793A (zh) * 2018-08-24 2019-01-25 合肥移顺信息技术有限公司 低温环境下维持电动车续航里程的电池恒温系统
US10808633B2 (en) 2018-10-04 2020-10-20 Hyundai Motor Company Hybrid vehicle and method for controlling the same
CN112868127A (zh) * 2018-10-25 2021-05-28 株式会社半导体能源研究所 二次电池的充电控制电路及异常检测系统
US12040653B2 (en) 2018-10-25 2024-07-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Charge control circuit and abnormality detection system of secondary battery
JP2021141623A (ja) * 2020-02-28 2021-09-16 ダイハツ工業株式会社 電力供給システム
JP7345992B2 (ja) 2020-02-28 2023-09-19 ダイハツ工業株式会社 電力供給システム
CN112693329A (zh) * 2021-01-07 2021-04-23 江苏电子信息职业学院 一种减轻车用锂离子电池爆炸损毁的保护装置
CN112693329B (zh) * 2021-01-07 2022-04-08 江苏电子信息职业学院 一种减轻车用锂离子电池爆炸损毁的保护装置
CN113471574A (zh) * 2021-09-02 2021-10-01 深圳联钜自控科技有限公司 一种温度控制装置及方法
CN113471574B (zh) * 2021-09-02 2022-01-04 深圳联钜自控科技有限公司 一种温度控制装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017213993A (ja) ハイブリッド車の二次電池制御装置
JP6358288B2 (ja) ハイブリッド車の二次電池加温装置
EP3411263B1 (en) Battery temperature and charge adjustment system and method
JP6232878B2 (ja) 蓄電システム
JP4743082B2 (ja) 電源システムおよびそれを備えた車両
US9327609B2 (en) Controller for hybrid vehicle
JP5736860B2 (ja) バッテリ充電制御装置
JP6222283B1 (ja) 車両の二次電池温度調整装置
JP5732930B2 (ja) バッテリ充電制御装置
JP5948244B2 (ja) ハイブリッド電気自動車の蓄電池の温度を制御する装置及び方法
JP5760531B2 (ja) バッテリ温度制御装置
JP4508281B2 (ja) 電池制御装置及び蓄電池の充放電制御方法
RU2659307C2 (ru) Транспортное средство и способ управления транспортным средством
JP2016152067A (ja) 蓄電システム
JP2013501189A (ja) ハイブリッド車両におけるエンジンオイル及びミッションオイルの加熱のための方法及び装置
JP2016113040A (ja) 車両用バッテリ温調システム
GB2523666A (en) Hybrid vehicle
JP5453877B2 (ja) 蓄電装置の昇温システム
KR20110040063A (ko) 하이브리드 차량용 배터리 프리 히팅장치 및 그 제어 방법
KR20190013015A (ko) 하이브리드 자동차 및 그를 위한 주행 모드 제어 방법
JP2017216099A (ja) 車両の二次電池加温装置
JP2013151176A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JPH10304511A (ja) ハイブリット電気自動車の発電機制御方法
JP4495003B2 (ja) 鉄道車両の蓄電装置暖機方法及び装置
JP3915689B2 (ja) 車両制御装置及びその車両制御装置を備えたハイブリッド車両

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190402