JP2000104599A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置

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JP2000104599A
JP2000104599A JP10275998A JP27599898A JP2000104599A JP 2000104599 A JP2000104599 A JP 2000104599A JP 10275998 A JP10275998 A JP 10275998A JP 27599898 A JP27599898 A JP 27599898A JP 2000104599 A JP2000104599 A JP 2000104599A
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throttle opening
engine
control device
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predetermined
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JP10275998A
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Hiroyuki Itoyama
浩之 糸山
Yasuhiko Kitajima
康彦 北島
Yoshitaka Deguchi
欣高 出口
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
    • B60K6/20Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
    • B60K6/50Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
    • B60K6/54Transmission for changing ratio
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車両において、始動完爆直後に
過回転を起こさない最小限のスロットル開度で速やかに
機関始動を行う。 【解決手段】 内燃機関の始動条件を検出する始動条件
検出装置と、内燃機関の回転数を検出する機関回転検出
装置と、内燃機関のスロットル開度を運転状態に応じて
制御するスロットル駆動装置と、始動条件検出時に回転
電機を駆動して内燃機関を始動すると共にスロットル駆
動装置を介してスロットル開度を制御する制御装置とを
備え、前記制御装置を、所定の初期スロットル開度にて
始動クランキングを開始してから所定時間経過後に機関
回転数が所定目標値に達しないときにはスロットル開度
を所定量だけ増大するように構成し、常に必要最小限の
スロットル開度での機関始動を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハイブリッド車両の
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】原動機として内燃機関
と回転電機(発電機としても機能する電動機)とを併有
し、いずれか一方または双方の駆動力により走行するよ
うにしたハイブリッド車両が知られている(例えば、鉄
道日本社発行「自動車工学」VOL.46 No.7 1997年6月号
39〜52頁参照)。
【0003】このようないわゆるパラレル方式のハイブ
リッド車両では、基本的に比較的負荷の小さい運転域で
は電動機のみで走行し、負荷が増大すると内燃機関を起
動して所要の駆動力を確保し、必要に応じて電動機と内
燃機関を併用することにより最大の駆動力を発揮させら
れるようになっている。
【0004】ところで、電動機による走行中に要求駆動
力が大きくなったときやバッテリ充電等のために発電が
必要になったときには速やかに内燃機関を始動させる必
要がある。このとき、内燃機関の初期スロットル開度が
小さすぎると始動性が悪く、大きすぎると始動完爆後に
無負荷状態で回転数が無用に上昇してしまうという問題
が生じる。一般に、始動に適したスロットル開度は内燃
機関毎の個体差や吸気温、水温等の雰囲気条件によって
異なってくるため、通常は始動の確実性を重視して開き
気味に設定されている。このために、実際上は始動後の
回転上昇が起こりやすい傾向となってしまう。
【0005】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、始動完爆直後に過回転を起こさない最小限
のスロットル開度で速やかに機関始動を行うことを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、相互
に駆動可能に内燃機関と回転電機とを連結した動力装置
を車両の駆動系統に接続可能に配置したハイブリッド車
両において、内燃機関の始動条件を検出する始動条件検
出装置と、内燃機関の回転数を検出する機関回転検出装
置と、内燃機関のスロットル開度を運転状態に応じて制
御するスロットル駆動装置と、始動条件検出時に回転電
機を駆動して内燃機関を始動すると共にスロットル駆動
装置を介してスロットル開度を制御する制御装置とを備
え、前記制御装置を、所定の初期スロットル開度にて始
動クランキングを開始してから所定時間経過後に機関回
転数が所定目標値に達しないときにはスロットル開度を
所定量だけ増大するように構成した。
【0007】請求項2の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、スロットル開度増加後に機関回転数が所定
目標値に達しないときにはスロットル開度を所定量だけ
増大する制御を繰り返すように構成した。
【0008】請求項3の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、機関回転数が所定目標値に達したときのス
ロットル開度を運転状態毎に記憶する学習機能を有し、
以後の始動時の初期スロットル開度を該学習結果に基づ
いて設定するように構成したものとする。
【0009】請求項4の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、機関回転数が目標値に達して以後は、運転
状態に応じて定まる目標トルクと回転電機のトルクとが
一致するようにスロットル制御装置を制御するように構
成したものとする。
【0010】請求項5の発明は、上記請求項1の発明に
おいて、ハイブリッド車両はアクセルペダルの操作量を
検出するアクセルセンサを備え、スロットル駆動装置は
スロットルバルブを駆動するアクチュエータを備え、制
御装置はアクセルセンサからの操作量信号に基づいて前
記アクチュエータを駆動するものとした。
【0011】
【作用・効果】上記請求項1以下の各発明によれば、機
関の始動クランキングが開始されたのち所定の時間が経
過しても機関回転数が始動完爆の目安となる目標値に達
しないときにはスロットル開度が始動当初よりも所定量
だけ増大する。これにより、初期スロットル開度にて始
動しない場合であっても機関の始動性が高められる。初
期スロットル開度にて始動完爆した場合にはスロットル
開度は増大しないので、始動時のスロットル開度を必要
限度に抑えて始動完爆後の無用な回転上昇を回避でき
る。
【0012】請求項2の発明によれば、始動クランキン
グの開始後に所定時間経過しても始動しない場合にはそ
の都度スロットル開度を所定量ずつ増大するという制御
がなされるので、スロットル開度の一制御毎の増大量を
小さくして、始動に必要なスロットル開度をより小さく
抑えることができる。
【0013】請求項3の発明によれば、例えば冷却水温
や吸気温などの運転状態毎に始動時のスロットル開度が
記憶され、以後の該当する運転状態での始動時には記憶
したスロットル開度の近傍から始動が開始されるので、
機関の始動性を確保しつつ始動に要する時間を最短にす
ることができる。
【0014】請求項4の発明によれば、機関が始動完爆
して回転数が所定目標値に達したのちは、そのときの発
電要求等の運転状態に応じて定まる目標トルクと回転電
機のトルクとが一致するようにスロットル制御装置が制
御されるので、回転電機による発電運転状態等への円滑
な移行が可能である。
【0015】なお、このようなスロットル制御は、例え
ば請求項5に示したように、ハイブリッド車両に備えた
アクセルセンサからの操作量信号に基づいてスロットル
バルブを駆動するアクチュエータを駆動する構成により
実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。まず図1〜図4に本願発明が適用可能
なハイブリッド車両の構成例を示す。これらはいずれも
走行条件に応じてエンジン(内燃機関)または電動モー
タ(回転電機)の何れか一方または双方の動力を用いて
走行するパラレル方式のハイブリッド車両である。
【0017】図1において、太い実線は機械力の伝達経
路を示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は
制御線を示し、二重線は油圧系統を示す。この車両のパ
ワートレインは、モータ1、エンジン2、クラッチ3、
モータ4、無段変速機5、減速装置6、差動装置7およ
び駆動輪8から構成される。モータ1の出力軸、エンジ
ン2の出力軸およびクラッチ3の入力軸は互いに連結さ
れており、また、クラッチ3の出力軸、モータ4の出力
軸および無段変速機5の入力軸は互いに連結されてい
る。
【0018】クラッチ3締結時はエンジン2とモータ4
が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモータ4の
みが車両の推進源となる。エンジン2またはモータ4の
駆動力は、無段変速機5、減速装置6および差動装置7
を介して駆動輪8へ伝達される。無段変速機5には油圧
装置9から圧油が供給され、ベルトのクランプと潤滑が
なされる。油圧装置9のオイルポンプ(図示せず)はモ
ータ10により駆動される。
【0019】モータ1は主としてエンジン始動と発電に
用いられ、モータ4は主として車両の推進(力行とも言
う。)と制動に用いられる。また、モータ10は油圧装
置9のオイルポンプ駆動用である。また、クラッチ3締
結時に、モータ1を車両の推進と制動に用いることもで
き、モータ4をエンジン始動や発電に用いることもでき
る。クラッチ3はパウダークラッチであり、伝達トルク
を調節することができる。無段変速機5はベルト式やト
ロイダル式などの無段変速機であり、変速比を無段階に
調節することができる。
【0020】モータ1,4,10はそれぞれ、インバー
タ11,12,13により駆動される。なお、モータ
1,4,10に直流電動モータを用いる場合には、イン
バータの代わりにDC/DCコンバータを用いる。イン
バータ11〜13は共通のDCリンク14を介してメイ
ンバッテリ15に接続されており、メインバッテリ15
の直流充電電力を交流電力に変換してモータ1,4,1
0へ供給するとともに、モータ1,4の交流発電電力を
直流電力に変換してメインバッテリ15を充電する。な
お、インバータ11〜13は互いにDCリンク14を介
して接続されているので、回生運転中のモータにより発
電された電力をメインバッテリ15を介さずに直接、力
行運転中のモータへ供給することができる。メインバッ
テリ15には、リチウム・イオン電池、ニッケル・水素
電池、鉛電池などの各種電池や、電機二重層キャパシタ
ーいわゆるパワーキャパシターが適用される。
【0021】コントローラ16は本発明の制御装置とし
ての機能を有するもので、マイクロコンピュータとその
周辺部品や各種アクチュエータなどを備え、クラッチ3
の伝達トルク、モータ1,4,10の回転速度や出力ト
ルク、無段変速機5の変速比、エンジン2の燃料噴射量
・噴射時期、点火時期などを制御する機能を併有する。
【0022】コントローラ16には、図2に示すよう
に、キースイッチ20、セレクトレバースイッチ21、
アクセルセンサ22、ブレーキスイッチ23、車速セン
サ24、バッテリ温度センサ25、バッテリSOC検出
装置26、エンジン回転数センサ27、スロットル開度
センサ28が接続される。キースイッチ20は、車両の
キーが0N位置またはSTART位置に設定されると閉
路する(以下、スイッチの閉路をオンまたは0N、開路
をオフまたはOFFと呼ぷ)。セレクトレバースイッチ
21は、パーキングP、ニュートラルN、リバースRお
よびドライブDの何れかのレンジに切り換えるセレクト
レバー(図示せず)の設定位置に応じて、P,N,R,
Dのいずれかのスイッチがオンする。
【0023】アクセルセンサ22はアクセルペダルの操
作量を検出し、ブレーキスイッチ23はブレーキペダル
の踏み込み状態(この時、スイッチオン)を検出する。
車速センサ24は車両の走行速度を検出し、バッテリ温
度センサ25はメインバッテリ15の温度を検出する。
また、バッテリSOC検出装置26はメインバッテリ1
5の実容量の代表値であるSOC(State Of Charge)
を検出する。さらに、エンジン回転数センサ27はエン
ジン2の回転数を検出し、スロットル開度センサ28は
エンジン2のスロットルバルブ開度を検出する。
【0024】コントローラ16には、エンジン2の燃料
噴射装置30、点火装置31、可変動弁装置32などが
接続される。コントローラ16は、燃料噴射装置30を
制御してエンジン2への燃料の供給と停止および燃料噴
射量・噴射時期を調節するとともに、点火装置31を駆
動してエンジン2の点火時期制御を行う。また、コント
ローラ16は可変動弁装置32を制御してエンジン2の
吸・排気弁の作動状態を調節するほか後述するスロット
ル駆動装置の制御装置として機能する。なお、コントロ
ーラ16には低圧の補助バッテリ33から電源が供給さ
れる。
【0025】以上は本発明が適用可能なハイブリッド車
両の基本的な構成例を示したものであり、本発明ではこ
のようなハイブリッド車両のエンジン始動を必要最小限
のスロットル開度にて速やかに完了することを主な目的
としている。次にこのためのスロットル駆動装置の概略
構成例とコントローラ16の制御動作例につき図面を参
照しながら説明する。
【0026】図3に上述したエンジン2のスロットル開
度を電子制御するスロットル駆動装置の構成例を示す。
図中22と27はそれぞれ既述したアクセルペダルの操
作量を検出するアクセルセンサとエンジン回転数センサ
である。34はエアフローメータであり、エンジン2へ
の単位時間当たりの吸入空気量を検出する。35は水温
センサであり、エンジン冷却水温を検出する。36は燃
料噴射弁、37は点火栓である。エンジン2の吸気通路
38にはスロットルバルブ39が介装され、このスロッ
トルバルブ39を駆動するステップモータ等からなるア
クチュエータ40が設けられている。アクチュエータ4
0は、アクセルセンサ22からの信号に基づいて基本的
にはアクセルペダルの操作量に応じて判定した出力要求
に対してエンジンに要求される出力分のスロットル開度
となるようにスロットル開度センサ28(図2参照)に
より実開度を検出しながらコントローラ16によりフィ
ードバック制御される。ただし回生作動時にはエンジン
回転数センサ27からの信号に基づき所定のスロットル
開度となるように補正制御される。また、図中41はス
ロットルバルブ39よりも下流側の吸気管圧力を検出す
る圧力センサであり、吸気管負圧をフィードバック制御
してスロットルバルブ39の開度を制御する場合に用い
られる。
【0027】図4はこのスロットル制御の詳細を示した
ものである。この制御ではまずアクセルペダルの操作量
など所定の運転状態パラメータに基づいて決定した目標
トルクに対してモータ4の発生している駆動力およびエ
アコンの負荷トルク等のオフセット量TEOFSを加減
算してエンジン2が発生すべき正味の目標トルクTTI
を算出する(図4のA部参照)。なおKTEHはオフセ
ット量の学習ゲインである。次に目標トルクTTIとそ
のときのエンジン回転数NEとに基づいてテーブル検索
により1サイクル毎の必要吸入空気の体積流量TGAD
NVを求め、さらにこれからテーブル検索により吸気管
の必要開口面積TQHOTEを求める(同B〜C部参
照)。このTQHOTEは単位量であるので、これにエ
ンジン回転数とシリンダ容積を乗じてエンジンの総吸入
空気量に相当する開口面積TTAETDを求め、これを
テーブル検索によりスロットル開度TGTVOに変換す
る(同D〜E部参照)。前記TGTVOがアクセルペダ
ルが踏み込まれている通常の運転状態での目標スロット
ル開度となるもので、これに安定動作のために変化速度
リミッタによる開度変化速度の制限を施したうえで(同
F部参照)、実開度を検出しながらアクチュエータ40
(図3参照)をフィードバック制御することにより所要
のスロットル開度を得ている。
【0028】一方、燃料カットが行われる減速時には、
エンジン回転数NEからテーブル検索により求めた燃料
カット時のスロットル開度値TGTVFCを目標スロッ
トル開度TGTVOとして出力する(同G部参照)。こ
のときのスロットル開度は回生効率を高めつつトルク段
差の発生を回避できる必要限度に設定されている。なお
TVBCVは吸気管負圧が過大とならないようにエンジ
ン回転数NEに応じてテーブルにより与えられるスロッ
トル開度の下限値である(同H部参照)。
【0029】次に、上記スロットル駆動装置に対するエ
ンジン始動時のスロットル開度制御についての詳細を、
図5および図6を参照しながら説明する。これは始動ク
ランキング中に始動完爆するまで一定時間毎にスロット
ル開度を増大するという制御を行うもので、図5はその
制御内容を表した流れ図、図6はこの制御によるスロッ
トル開度およびエンジン回転数等の変化の様子を示した
特性線図である。この制御ではまずその当初に、例えば
発電や走行駆動力の確保のためにエンジンを始動すべき
運転条件か否かを検出し、始動条件であればモータ1を
所定のトルクで駆動してエンジンのクランキングを開始
する(ステップ501,502)。この制御ではクラン
キングを開始してから機関回転数Neが始動可能な所定
回転数Neinjに達してから燃料噴射と点火とを行
い、それまでは燃料供給と点火を停止した状態でクラン
キングを行うことにより無駄な燃料消費を抑えつつ始動
性を高めるようにしている(ステップ503,50
4)。
【0030】NeがNeinj以上となって燃料噴射と
点火とを開始したのちは、次にNeが始動完爆の基準と
なる目標回転数Netrgに達したか否かを調べる(ス
テップ505)。始動完爆していないときはカウンタを
起動し、カウンタ値CTRを加算する(ステップ50
6)。この加算結果が所定値CTRST#以下のあいだ
は制御ループの当初に戻る(ステップ507)。このル
ープの繰り返しにより、CTRがCTRST#に達する
までにエンジンが始動完爆してNe≧Netrgとなっ
たときにはエンジン始動後の制御に移行する(ステップ
505,512)。
【0031】始動後の制御ではまずシリーズ運転か否か
を調べる(ステップ512)。シリーズ運転とは、クラ
ッチ3を切った状態で車両の走行はモータ4で行い、エ
ンジン2は発電用にモータ1を駆動するためにのみ運転
する状態である。したがって、このときには必要な発電
量が得られるようなモータの駆動トルクとなるようにス
ロットル開度のフィードバック制御が行われる(ステッ
プ513)。これに対して、シリーズ運転状態でないと
きには、クラッチ3が接続され、エンジンの駆動力が走
行駆動力として利用される状態であるので、そのときの
要求駆動力を考慮した所定のトルクが得られるようにス
ロットル開度が制御される(ステップ514)。なお、
これらの運転条件でのスロットル開度制御の概要は図4
により既述したとおりである。
【0032】一方、エンジンが始動完爆しないままCT
RがCTRST#以上となったときには、次にスロット
ル開度指令値TGTVOを所定増分TGTST#だけ増
大したのちカウンタ値を初期化する(ステップ507〜
509)。このときのスロットル開度TGTVOの初期
値は予め設定された固定値であるが、前回始動時の開度
を冷却水温等の運転状態毎に記憶しておき、その記憶値
を初期値として設定するという学習制御を行うようにし
てもよい。次に、TGTVOが所定の上限値TGTVO
M#を超えていないか否かを調べ、超えていればTGT
VOとしてTGTVOM#を設定する(ステップ510
〜511)。この制御の繰り返しにより、始動制御の開
始後に一定時間CTRST#が経過してもエンジンが始
動完爆しないときにはその都度、TGTVOM#を限度
としてTGTST#だけスロットル開度指令値TGTV
Oを増大するという制御が行われる。これにより、エン
ジン固有の特性や環境変化等により始動時の最適スロッ
トル開度が異なる場合においても、図6に示したように
常に必要な最小限度のスロットル開度で確実にエンジン
を始動させることができ、したがって始動完爆後の過回
転というような不都合も回避することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】〜
【図2】本発明が適用可能なハイブリッド車両の構成例
を示す概略構成図。
【図3】スロットル駆動装置の構成例を示す概略構成
図。
【図4】スロットル駆動装置の制御動作の概略を示す制
御概念図。
【図5】本発明の一実施形態によるスロットル開度の制
御特性を示す特性線図。
【図6】本発明の実施形態の制御におけるモータトル
ク、燃料供給状態、エンジン回転数、スロットル開度の
変化状態を示す特性線図。
【符号の説明】
1,4 電動モータ 2 エンジン 3 クラッチ 5 無段変速機 9 油圧装置 10 油圧発生用モータ 15 バッテリ 16 コントローラ 20 キースイッチ 21 セレクトレバースイッチ 22 アクセルペダルセンサ 23 ブレーキスイッチ 24 車速センサ 25 バッテリ温度センサ 26 バッテリSOC検出装置(容量検出装置) 27 エンジン回転数センサ 28 スロットル開度センサ 35 水温センサ 39 スロットルバルブ 40 アクチュエータ 41 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出口 欣高 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G084 BA05 CA01 DA35 EA07 EA11 EB17 EB24 FA10 FA33 FA36 3G093 AA05 AA07 BA06 CA01 CB01 DA01 DA03 DA05 DA06 DA12 DB11 DB12 DB15 DB19 EA02 EA09 EC01 FA03 FA09 FB01 3G301 HA00 HA19 JA34 KA01 KA16 KA26 LA03 NA08 NC08 ND21 NE01 NE23 PA07Z PA11A PA11Z PC10Z PE01Z PE06A PE08Z PF01Z PF03Z PF05Z PF08Z PF10Z PF16Z PG01Z 5H115 PG04 PI15 PI16 PI22 PI29 PO17 PU02 PU08 PU22 PU24 PU25 PU29 PV02 PV09 QI04 QN02 QN12 RB08 RE05 RE20 SE04 SE05 TB01 TE01 TE02 TE03 TE06 TE08 TI01 TI10 TO21 TO23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に駆動可能に内燃機関と回転電機とを
    連結した動力装置を車両の駆動系統に接続可能に配置し
    たハイブリッド車両において、 内燃機関の始動条件を検出する始動条件検出装置と、 内燃機関の回転数を検出する機関回転検出装置と、 内燃機関のスロットル開度を運転状態に応じて制御する
    スロットル駆動装置と、 始動条件検出時に回転電機を駆動して内燃機関を始動す
    ると共にスロットル駆動装置を介してスロットル開度を
    制御する制御装置とを備え、 前記制御装置を、所定の初期スロットル開度にて始動ク
    ランキングを開始してから所定時間経過後に機関回転数
    が所定目標値に達しないときにはスロットル開度を所定
    量だけ増大するように構成したハイブリッド車両の制御
    装置。
  2. 【請求項2】制御装置は、スロットル開度増加後に機関
    回転数が所定目標値に達しないときにはスロットル開度
    を所定量だけ増大する制御を繰り返すことを特徴とする
    請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 【請求項3】制御装置は、機関回転数が所定目標値に達
    したときのスロットル開度を運転状態毎に記憶する学習
    機能を有し、以後の始動時の初期スロットル開度を該学
    習結果に基づいて設定するように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装
    置。
  4. 【請求項4】制御装置は、機関回転数が目標値に達して
    以後は、運転状態に応じて定まる目標エンジントルクと
    回転電機の受ける駆動トルクとが一致するようにスロッ
    トル制御装置を制御するように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記ハイブリッド車両はアクセルペダルの
    操作量を検出するアクセルセンサを備え、前記スロット
    ル駆動装置はスロットルバルブを駆動するアクチュエー
    タを備え、前記制御装置は、アクセルセンサからの操作
    量信号に基づいて前記アクチュエータを駆動することを
    特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装
    置。
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