JP2001349226A - 車両のエンジン自動停止再始動装置 - Google Patents
車両のエンジン自動停止再始動装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K6/00—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
- B60K6/20—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
- B60K6/50—Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
- B60K6/54—Transmission for changing ratio
- B60K6/543—Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンバラツキ等により初爆のタイミング
がバラツクことがあっても、これに関係なく滑らかな回
転速度の上昇特性を得るとともに、アイドルストップの
有無に関係なく同じ発進加速特性を得ることを可能とす
る。 【解決手段】 アイドルストップの条件でエンジン81
を停止させ、アイドルストップの解除時にモータ82に
よりエンジン81を起動させる車両において、アイドル
ストップしていない状態でのアクセル開度に応じた要求
エンジントルクをエンジン再始動時の目標トルクとして
設定手段83が設定し、この目標トルクを発生させるの
に必要なエンジン81の目標回転速度を設定手段84が
設定し、目標回転速度となるようにモータトルクを制御
手段85が制御する。
がバラツクことがあっても、これに関係なく滑らかな回
転速度の上昇特性を得るとともに、アイドルストップの
有無に関係なく同じ発進加速特性を得ることを可能とす
る。 【解決手段】 アイドルストップの条件でエンジン81
を停止させ、アイドルストップの解除時にモータ82に
よりエンジン81を起動させる車両において、アイドル
ストップしていない状態でのアクセル開度に応じた要求
エンジントルクをエンジン再始動時の目標トルクとして
設定手段83が設定し、この目標トルクを発生させるの
に必要なエンジン81の目標回転速度を設定手段84が
設定し、目標回転速度となるようにモータトルクを制御
手段85が制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の停止時など
一時的にエンジンを停止し、発進時などに自動的に再始
動する装置に関するものである。
一時的にエンジンを停止し、発進時などに自動的に再始
動する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッド車両などにおいては、車両
が交差点で一時的に停止するときなど、エンジンを自動
的に停止(アイドルストップ)し、発進するときにはモ
ータジェネレータ(以下単に「モータ」という)により
自動的にエンジンを始動することにより、燃費や排気性
能の改善を図っている(特開平8−291725号公報
参照)。
が交差点で一時的に停止するときなど、エンジンを自動
的に停止(アイドルストップ)し、発進するときにはモ
ータジェネレータ(以下単に「モータ」という)により
自動的にエンジンを始動することにより、燃費や排気性
能の改善を図っている(特開平8−291725号公報
参照)。
【0003】この場合、エンジンの再始動時にはモータ
によりエンジンを起動し、所定の回転速度に達したとき
にエンジンの燃焼を開始させるが、モータはエンジンが
自立運転して発進するまでの間、スムーズな発進動作の
ために回転トルクが制御されるようになっている。
によりエンジンを起動し、所定の回転速度に達したとき
にエンジンの燃焼を開始させるが、モータはエンジンが
自立運転して発進するまでの間、スムーズな発進動作の
ために回転トルクが制御されるようになっている。
【0004】このため、モータには次のようなトルク制
御が要求されていた。つまり、エンジンを回転させるた
めの起動トルク、アイドル回転速度を維持するための力
行トルク、エンジン完爆に伴う余剰トルクを吸収するた
めの回生トルク(発電負荷)を制御する必要があり、こ
のためモータの制御にトルク制御/回転速度制御の複雑
な切換が生じていた。
御が要求されていた。つまり、エンジンを回転させるた
めの起動トルク、アイドル回転速度を維持するための力
行トルク、エンジン完爆に伴う余剰トルクを吸収するた
めの回生トルク(発電負荷)を制御する必要があり、こ
のためモータの制御にトルク制御/回転速度制御の複雑
な切換が生じていた。
【0005】とくに停止していたエンジンの完爆に伴う
トルクは、ブースト(スロットルバルブ下流の吸気管圧
力)の発生しない状態で、シリンダの吸気充填効率の大
きいときに燃焼が行われると、スロットルバルブ全開時
と同じような大きなトルクとなるため、始動時の目標ト
ルクよりも遙かに大きなトルクが発生する。このトルク
を吸収するためにモータは回生運転され、つまり発電機
として機能させ、このときの発電負荷によりエンジント
ルクを吸収し、合算トルクが目標トルクを上回ることの
ないように制御しなければならない。
トルクは、ブースト(スロットルバルブ下流の吸気管圧
力)の発生しない状態で、シリンダの吸気充填効率の大
きいときに燃焼が行われると、スロットルバルブ全開時
と同じような大きなトルクとなるため、始動時の目標ト
ルクよりも遙かに大きなトルクが発生する。このトルク
を吸収するためにモータは回生運転され、つまり発電機
として機能させ、このときの発電負荷によりエンジント
ルクを吸収し、合算トルクが目標トルクを上回ることの
ないように制御しなければならない。
【0006】したがって、始動時にモータを予め決まっ
た特性の回転数で回転させ、エンジンの初爆(着火)の
タイミングとそのときの発生トルクを予めマップなどに
記憶しておき、着火のタイミングに合わせてマップから
読み出したモータ回生トルクを発生させるようにしてい
る。
た特性の回転数で回転させ、エンジンの初爆(着火)の
タイミングとそのときの発生トルクを予めマップなどに
記憶しておき、着火のタイミングに合わせてマップから
読み出したモータ回生トルクを発生させるようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンジンの初
爆のタイミングがずれると、マップに対応したモータ回
生トルクによっては完爆トルクの吸収を十分に行うこと
ができず、大きなトルクショックが発生したり、あるい
は発進加速特性がアイドルストップしない場合と大きく
異なることがある。一般的にエンジン初爆時は燃料着火
の確実性が連続燃焼時に比べると劣るため、このような
問題が起きる頻度は少なくないといえる。
爆のタイミングがずれると、マップに対応したモータ回
生トルクによっては完爆トルクの吸収を十分に行うこと
ができず、大きなトルクショックが発生したり、あるい
は発進加速特性がアイドルストップしない場合と大きく
異なることがある。一般的にエンジン初爆時は燃料着火
の確実性が連続燃焼時に比べると劣るため、このような
問題が起きる頻度は少なくないといえる。
【0008】そこで本発明は、アイドルストップからの
再始動時にモータの回転速度を、アイドルストップの無
いときの目標トルクを発生させる回転速度特性に設定
し、この目標特性となるように制御することにより、エ
ンジンバラツキ等により初爆のタイミングがバラツクこ
とがあっても、これに関係なく滑らかな回転速度の上昇
特性を得るとともに、アイドルストップの有無に関係な
く同じ発進加速特性を得ることを可能としたものであ
る。
再始動時にモータの回転速度を、アイドルストップの無
いときの目標トルクを発生させる回転速度特性に設定
し、この目標特性となるように制御することにより、エ
ンジンバラツキ等により初爆のタイミングがバラツクこ
とがあっても、これに関係なく滑らかな回転速度の上昇
特性を得るとともに、アイドルストップの有無に関係な
く同じ発進加速特性を得ることを可能としたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図10に
示すように、エンジン81と、エンジン81を起動する
モータ82とを備え、アイドルストップの条件でエンジ
ン81を停止させ、アイドルストップの解除時にモータ
82によりエンジン81を起動させる車両において、ア
イドルストップしていない状態でのアクセル開度に応じ
た要求エンジントルクをエンジン再始動時の目標トルク
として設定する手段83と、この目標トルクを発生させ
るのに必要なエンジン81の目標回転速度を設定する手
段84と、目標回転速度となるようにモータトルクを制
御する手段85とを備える。
示すように、エンジン81と、エンジン81を起動する
モータ82とを備え、アイドルストップの条件でエンジ
ン81を停止させ、アイドルストップの解除時にモータ
82によりエンジン81を起動させる車両において、ア
イドルストップしていない状態でのアクセル開度に応じ
た要求エンジントルクをエンジン再始動時の目標トルク
として設定する手段83と、この目標トルクを発生させ
るのに必要なエンジン81の目標回転速度を設定する手
段84と、目標回転速度となるようにモータトルクを制
御する手段85とを備える。
【0010】第2の発明では、第1の発明において前記
モータ回転速度の制御がモータの力行と回生運転とによ
り行われる。
モータ回転速度の制御がモータの力行と回生運転とによ
り行われる。
【0011】第3の発明では、第1の発明においてトル
クコンバータを備える場合に、前記目標トルクが、アイ
ドルストップしていない状態でのアクセル開度に応じた
要求エンジントルクTe*からトルクコンバータの吸収
トルクTtを差し引いた値である。
クコンバータを備える場合に、前記目標トルクが、アイ
ドルストップしていない状態でのアクセル開度に応じた
要求エンジントルクTe*からトルクコンバータの吸収
トルクTtを差し引いた値である。
【0012】第4の発明では、第3の発明において前記
モータトルクを制御する手段が、前記目標回転速度Ne
*と実エンジン回転速度Neの偏差に基づいて目標モー
タトルクTm*を演算し、この目標モータトルクTm*
で前記モータを制御する手段である場合に、前記要求エ
ンジントルクTe*とアイドルストップ解除時の実エン
ジントルクTeの差をリミッタ値として演算し、これで
前記目標モータトルクTm*を制限する。
モータトルクを制御する手段が、前記目標回転速度Ne
*と実エンジン回転速度Neの偏差に基づいて目標モー
タトルクTm*を演算し、この目標モータトルクTm*
で前記モータを制御する手段である場合に、前記要求エ
ンジントルクTe*とアイドルストップ解除時の実エン
ジントルクTeの差をリミッタ値として演算し、これで
前記目標モータトルクTm*を制限する。
【0013】
【発明の効果】第1、第2の発明において、アイドルス
トップしたエンジンを再始動するにあたり、アイドルス
トップしていない状態でのアクセル開度に応じた要求ト
ルクが再始動に必要ないわば理想的な目標トルクが設定
され、この目標トルクを発生させるのに必要なエンジン
の目標回転速度が決められる。再始動時にエンジン回転
速度がこの目標回転速度となるようにたとえばモータト
ルクがフィードバック制御され、目標回転速度よりも低
いときは、モータトルクが増大されてエンジン回転速度
を高め、逆に目標回転速度よりも高いときはモータトル
クが減少し、エンジン回転速度を下げる。
トップしたエンジンを再始動するにあたり、アイドルス
トップしていない状態でのアクセル開度に応じた要求ト
ルクが再始動に必要ないわば理想的な目標トルクが設定
され、この目標トルクを発生させるのに必要なエンジン
の目標回転速度が決められる。再始動時にエンジン回転
速度がこの目標回転速度となるようにたとえばモータト
ルクがフィードバック制御され、目標回転速度よりも低
いときは、モータトルクが増大されてエンジン回転速度
を高め、逆に目標回転速度よりも高いときはモータトル
クが減少し、エンジン回転速度を下げる。
【0014】したがって、再始動時にエンジンがモータ
により起動され、所定の回転速度に達したときやアクセ
ルペダルを踏み込んだときに燃焼が開始され、完爆する
にしても、低温時など起動中のエンジン回転速度が目標
よりも低いときは、モータによりエンジン回転速度が目
標値まで高められ、短時間のうちに起動に必要なアイド
ル回転速度まで上昇し、またエンジンの燃焼、完爆に伴
い一時的に大きなトルクが発生し、エンジン回転速度が
目標回転速度よりも高くなるときは、モータトルクが減
少したり、あるいはモータが回生運転し、目標回転速度
を維持する。このため、エンジン再始動時から発進動作
に移行するときに、エンジンバラツキ等により初爆のタ
イミング、したがってエンジンの燃焼、完爆に伴う大き
なトルク発生のタイミングがバラツクことがあったとし
ても、これに関係なく滑らかなエンジン回転速度の上昇
特性が得られるとともに、このエンジン回転速度の上昇
特性はアイドルストップしない場合と大きく異なること
がないので、アイドル状態からアクセルペダルを踏み込
んだときアイドルストップの有無に関係なく同じ発進加
速特性が得られる。
により起動され、所定の回転速度に達したときやアクセ
ルペダルを踏み込んだときに燃焼が開始され、完爆する
にしても、低温時など起動中のエンジン回転速度が目標
よりも低いときは、モータによりエンジン回転速度が目
標値まで高められ、短時間のうちに起動に必要なアイド
ル回転速度まで上昇し、またエンジンの燃焼、完爆に伴
い一時的に大きなトルクが発生し、エンジン回転速度が
目標回転速度よりも高くなるときは、モータトルクが減
少したり、あるいはモータが回生運転し、目標回転速度
を維持する。このため、エンジン再始動時から発進動作
に移行するときに、エンジンバラツキ等により初爆のタ
イミング、したがってエンジンの燃焼、完爆に伴う大き
なトルク発生のタイミングがバラツクことがあったとし
ても、これに関係なく滑らかなエンジン回転速度の上昇
特性が得られるとともに、このエンジン回転速度の上昇
特性はアイドルストップしない場合と大きく異なること
がないので、アイドル状態からアクセルペダルを踏み込
んだときアイドルストップの有無に関係なく同じ発進加
速特性が得られる。
【0015】第3の発明によれば、トルクコンバータを
備える場合にも過不足のない目標トルクを与えることが
できる。
備える場合にも過不足のない目標トルクを与えることが
できる。
【0016】車速や実ギヤ比を用いてトルクコンバータ
の吸収トルクを演算し、このトルクを用いて最終的に目
標モータトルクが決定される場合に車速センサに検出誤
差があったりあるいは演算上のビット誤差があったりす
ると目標モータトルクが収束しない可能性があるが、要
求エンジントルクとアイドルストップ解除後の実エンジ
ントルクの差はやがてゼロに収束する値であるので、第
4の発明によれば、車速や実ギヤ比を用いてトルクコン
バータの吸収トルクを演算し、このトルクを用いて最終
的に目標モータトルクが決定される場合に車速センサに
検出誤差があったり、あるいは演算上のビット誤差があ
ったりする場合においても目標モータトルクをゼロに収
束させることができる。
の吸収トルクを演算し、このトルクを用いて最終的に目
標モータトルクが決定される場合に車速センサに検出誤
差があったりあるいは演算上のビット誤差があったりす
ると目標モータトルクが収束しない可能性があるが、要
求エンジントルクとアイドルストップ解除後の実エンジ
ントルクの差はやがてゼロに収束する値であるので、第
4の発明によれば、車速や実ギヤ比を用いてトルクコン
バータの吸収トルクを演算し、このトルクを用いて最終
的に目標モータトルクが決定される場合に車速センサに
検出誤差があったり、あるいは演算上のビット誤差があ
ったりする場合においても目標モータトルクをゼロに収
束させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0018】図1はハイブリッド車両の構成例を示す。
図1において、1はエンジン、3は無段自動変速機であ
り、これらの間にはモータ2が配置される。エンジン1
またはモータ2の回転が無段自動変速機3からドライブ
シャフト7を介して図示しない駆動輪に伝達される。
図1において、1はエンジン、3は無段自動変速機であ
り、これらの間にはモータ2が配置される。エンジン1
またはモータ2の回転が無段自動変速機3からドライブ
シャフト7を介して図示しない駆動輪に伝達される。
【0019】なお、エンジン1としては、図示しないが
電子制御スロットル装置(スロットルバルブがスロット
ルアクチュエータ(たとえばDCモータ)により電気的
に制御される)を備えるもので考える。また、無段自動
変速機3の代わりにトルクコンバータ付きもしくは発進
クラッチ付きの有段自動変速機を用いることもできる。
電子制御スロットル装置(スロットルバルブがスロット
ルアクチュエータ(たとえばDCモータ)により電気的
に制御される)を備えるもので考える。また、無段自動
変速機3の代わりにトルクコンバータ付きもしくは発進
クラッチ付きの有段自動変速機を用いることもできる。
【0020】無段自動変速機3はトルクコンバータ4
と、前後進切換機構5と、可変プーリ6a,6b間に掛
け回した金属ベルト6から構成され、可変プーリ6a,
6bのプーリ比を変えることにより、金属ベルト6を介
して伝達される速度比が変化する。無段自動変速機3の
目標変速比が運転状態に応じて設定され、これが実際の
入力回転速度と出力回転速度の比である変速比と一致す
るように、可変プーリ6a,6bを駆動するためのプラ
イマリ油圧とセカンダリ油圧とが制御される。なお、1
4は変速に必要な油圧を供給する外付けの電動型のオイ
ルポンプで、エンジン回転の一時的な停止時にも油圧を
発生させ、無段自動変速機3に必要油圧を供給可能とな
っている。
と、前後進切換機構5と、可変プーリ6a,6b間に掛
け回した金属ベルト6から構成され、可変プーリ6a,
6bのプーリ比を変えることにより、金属ベルト6を介
して伝達される速度比が変化する。無段自動変速機3の
目標変速比が運転状態に応じて設定され、これが実際の
入力回転速度と出力回転速度の比である変速比と一致す
るように、可変プーリ6a,6bを駆動するためのプラ
イマリ油圧とセカンダリ油圧とが制御される。なお、1
4は変速に必要な油圧を供給する外付けの電動型のオイ
ルポンプで、エンジン回転の一時的な停止時にも油圧を
発生させ、無段自動変速機3に必要油圧を供給可能とな
っている。
【0021】前後進切換機構5は前進時と後進時とで出
力回転の方向を逆転させるもので、またトルクコンバー
タ4は入力回転トルクを流体力を介して出力側に伝達
し、入力側の極低速回転時など出力側の回転の停止を許
容できる。
力回転の方向を逆転させるもので、またトルクコンバー
タ4は入力回転トルクを流体力を介して出力側に伝達
し、入力側の極低速回転時など出力側の回転の停止を許
容できる。
【0022】前記モータ2はエンジン1のクランクシャ
フトに直結もしくはベルトやチェーンを介して連結さ
れ、エンジン1と同期して回転する。モータ2は電動機
あるいは発電機として機能し、電力コントロールユニッ
ト12によりその機能と回転速度、発電量などが制御さ
れる。
フトに直結もしくはベルトやチェーンを介して連結さ
れ、エンジン1と同期して回転する。モータ2は電動機
あるいは発電機として機能し、電力コントロールユニッ
ト12によりその機能と回転速度、発電量などが制御さ
れる。
【0023】モータ2がエンジン1の出力を補って電動
機として、あるいはエンジン1を始動するために電動機
として機能するときは、強電バッテリ(42Vバッテ
リ)13からの電流が電力コントロールユニット12を
介して供給され、また車両の走行エネルギを回収すべく
発電機として機能するときは、電力コントロールユニッ
ト12を介して発生した電流により強電バッテリ13が
充電される。
機として、あるいはエンジン1を始動するために電動機
として機能するときは、強電バッテリ(42Vバッテ
リ)13からの電流が電力コントロールユニット12を
介して供給され、また車両の走行エネルギを回収すべく
発電機として機能するときは、電力コントロールユニッ
ト12を介して発生した電流により強電バッテリ13が
充電される。
【0024】また、車両の一時停止時などにエンジン1
を自動的に停止し、その後に発進させるときにエンジン
1を自動的に再始動させるために、自動停止再始動コン
トローラ10が備えられ、車両停止時にエンジン1の作
動を停止させ、また発進時にモータ2によりエンジン1
を始動させるようになっている。
を自動的に停止し、その後に発進させるときにエンジン
1を自動的に再始動させるために、自動停止再始動コン
トローラ10が備えられ、車両停止時にエンジン1の作
動を停止させ、また発進時にモータ2によりエンジン1
を始動させるようになっている。
【0025】このため、自動停止再始動コントローラ1
0には、エンジン回転速度センサ9、ブレーキセンサ1
1、アクセルセンサ15、無段自動変速機3のセレクト
位置センサ17、車速センサ18などからの信号が入力
し、これらに基づいて自動停止と始動の制御を行うが、
特に本発明では、このアイドルストップからの再始動時
にモータ2の回転速度が、アイドルストップの無いとき
の目標トルクΔT*を発生させる回転速度特性に設定さ
れ、この目標特性となるようにモータトルクのフィード
バック制御が行われ、これにより、エンジンバラツキ等
により初爆のタイミングがバラツクことがあっても、こ
れに関係なく滑らかな回転速度の上昇特性を得ることが
できるとともに、このエンジン回転速度の上昇特性はア
イドルストップしない場合と大きく異なることがないの
で、アイドル状態からアクセルペダルを踏み込んだとき
アイドルストップの有無に関係なく同じ発進加速特性が
得られるようになっている。
0には、エンジン回転速度センサ9、ブレーキセンサ1
1、アクセルセンサ15、無段自動変速機3のセレクト
位置センサ17、車速センサ18などからの信号が入力
し、これらに基づいて自動停止と始動の制御を行うが、
特に本発明では、このアイドルストップからの再始動時
にモータ2の回転速度が、アイドルストップの無いとき
の目標トルクΔT*を発生させる回転速度特性に設定さ
れ、この目標特性となるようにモータトルクのフィード
バック制御が行われ、これにより、エンジンバラツキ等
により初爆のタイミングがバラツクことがあっても、こ
れに関係なく滑らかな回転速度の上昇特性を得ることが
できるとともに、このエンジン回転速度の上昇特性はア
イドルストップしない場合と大きく異なることがないの
で、アイドル状態からアクセルペダルを踏み込んだとき
アイドルストップの有無に関係なく同じ発進加速特性が
得られるようになっている。
【0026】この発進時回転速度制御を図2を用いて概
説する。
説する。
【0027】1.アイドルストップ解除時(t1のタイ
ミング)には、モータ2によりアイドル相当回転速度ま
で持ち上げ、アクセルペダルを踏み込んだt2のタイミ
ングで着火する。
ミング)には、モータ2によりアイドル相当回転速度ま
で持ち上げ、アクセルペダルを踏み込んだt2のタイミ
ングで着火する。
【0028】2.このときの着火トルク(d1)はブー
スト(スロットルバルブ下流の吸気管圧力)から決まる
ため、アイドルストップ中にブーストが大気圧になって
いれば、ほぼスロットルバルブ全開相当のトルクがエン
ジン1に発生する。
スト(スロットルバルブ下流の吸気管圧力)から決まる
ため、アイドルストップ中にブーストが大気圧になって
いれば、ほぼスロットルバルブ全開相当のトルクがエン
ジン1に発生する。
【0029】3.このときのトルクショックをうち消す
ためモータ2は回生を行ってトルクを吸収する(e
1)。
ためモータ2は回生を行ってトルクを吸収する(e
1)。
【0030】4.一方、アイドルストップ解除後にアク
セルペダルを踏み込んだときには理想のトルク(d2)
を発生させる必要があるため、モータ2はエンジン着火
トルク(d3)と理想トルク(d2)の差だけ回生する
ことで、エンジン1とモータ2の合算のトルクを理想ト
ルク(d2)と同等とすることができる。
セルペダルを踏み込んだときには理想のトルク(d2)
を発生させる必要があるため、モータ2はエンジン着火
トルク(d3)と理想トルク(d2)の差だけ回生する
ことで、エンジン1とモータ2の合算のトルクを理想ト
ルク(d2)と同等とすることができる。
【0031】5.しかしながら一般的にはエンジン着火
トルク(d3)をモニターする装置(筒内圧計等)を有
するエンジンは少ないため、ブースト等から推測するこ
とになるが、それでもエンジン1のバラツキ等より着火
時のタイミングが不明確であるため、推測したブースト
に応じたトルクが必ず発生するとはかぎらない。
トルク(d3)をモニターする装置(筒内圧計等)を有
するエンジンは少ないため、ブースト等から推測するこ
とになるが、それでもエンジン1のバラツキ等より着火
時のタイミングが不明確であるため、推測したブースト
に応じたトルクが必ず発生するとはかぎらない。
【0032】6.そこで本発明では、着火時のタイミン
グのバラツキに対応するためモータ2に対して目標回転
速度Ne*を与え、安定した回転上昇を確保する。この
回転速度の上昇としては、アイドルストップしていない
状態でのアクセル開度に応じた回転速度の上昇(b1)
を与える。
グのバラツキに対応するためモータ2に対して目標回転
速度Ne*を与え、安定した回転上昇を確保する。この
回転速度の上昇としては、アイドルストップしていない
状態でのアクセル開度に応じた回転速度の上昇(b1)
を与える。
【0033】7.回転速度の上昇(b1)は、トルクコ
ンバータ4のトルク吸収にも左右されるので、トルクコ
ンバータ4の吸収トルクを演算するため、吸収トルクに
影響する車速などのパラメータをモニターする。
ンバータ4のトルク吸収にも左右されるので、トルクコ
ンバータ4の吸収トルクを演算するため、吸収トルクに
影響する車速などのパラメータをモニターする。
【0034】8.この結果、モータ2は実際のエンジン
着火遅れ(d3)やトルクコンバータ4の吸収トルクに
関係なくスムーズな発進が得られるとともに、かつアイ
ドルストップしようがしまいがアイドル状態でアクセル
ペダルを踏み込んだとき同様の発進加速特性が得られ
る。
着火遅れ(d3)やトルクコンバータ4の吸収トルクに
関係なくスムーズな発進が得られるとともに、かつアイ
ドルストップしようがしまいがアイドル状態でアクセル
ペダルを踏み込んだとき同様の発進加速特性が得られ
る。
【0035】9.一方、エンジンのバラツキ(TVO、
APO)などにより回生トルクが増加した場合にはバイ
アストルクが上乗せされることがあるためだらだらとし
た回生を続けることがあるが、そのときは強制的にモー
タ2のトルクをゼロにもっていくため、徐々にゼロに近
づけるリミッタ値も同時に与える。
APO)などにより回生トルクが増加した場合にはバイ
アストルクが上乗せされることがあるためだらだらとし
た回生を続けることがあるが、そのときは強制的にモー
タ2のトルクをゼロにもっていくため、徐々にゼロに近
づけるリミッタ値も同時に与える。
【0036】10.このリミッタ値は上記エンジン着火
トルク(d1)をアクセル開度APO、アイドルストッ
プ時間などにより推定し、理想のトルク(d2)との差
分値により求める。
トルク(d1)をアクセル開度APO、アイドルストッ
プ時間などにより推定し、理想のトルク(d2)との差
分値により求める。
【0037】自動停止再始動コントローラ10で実行さ
れるこの制御内容を、以下ブロック図を用いて説明す
る。
れるこの制御内容を、以下ブロック図を用いて説明す
る。
【0038】図3はモータ回転速度のフィードバック制
御系を示し、目標モータトルクTm*(実際には制限部
で制限された目標モータトルクTm1*)がモータ2に
与えられたとき、モータ2には実モータトルクTmが発
生する。また、エンジン1には実エンジントルクTeが
発生し、このうちの一部が吸収トルクTfとしてトルク
コンバータ4により奪われる。したがって、エンジン回
転の上昇に寄与するトルクΔTeはΔTe=Tm+Te
−Tfであり、このΔTeが入力される積分要素24に
より実エンジン回転速度Neが定まる。積分要素24の
積分時定数はエンジン1とモータ2の合計の慣性モーメ
ントIpである。
御系を示し、目標モータトルクTm*(実際には制限部
で制限された目標モータトルクTm1*)がモータ2に
与えられたとき、モータ2には実モータトルクTmが発
生する。また、エンジン1には実エンジントルクTeが
発生し、このうちの一部が吸収トルクTfとしてトルク
コンバータ4により奪われる。したがって、エンジン回
転の上昇に寄与するトルクΔTeはΔTe=Tm+Te
−Tfであり、このΔTeが入力される積分要素24に
より実エンジン回転速度Neが定まる。積分要素24の
積分時定数はエンジン1とモータ2の合計の慣性モーメ
ントIpである。
【0039】モータ速度制御部22(モータトルク制御
手段)では実回転速度Neをフィードバック信号として
目標回転速度演算部21により演算される目標回転速度
(アイドルストップ解除時はNe*、アイドルストップ
しなかった通常時はNSET)との差を入力し、両者の
差が無くなるように目標モータトルクTm*を演算して
出力する。制限部23については図6により後述する。
手段)では実回転速度Neをフィードバック信号として
目標回転速度演算部21により演算される目標回転速度
(アイドルストップ解除時はNe*、アイドルストップ
しなかった通常時はNSET)との差を入力し、両者の
差が無くなるように目標モータトルクTm*を演算して
出力する。制限部23については図6により後述する。
【0040】図4は、上記の目標回転速度演算部21の
ブロック図である。この演算部21は、目標吸入空気量
相当値演算部31、非アイドルストップ時目標エンジン
トルク演算部36、トルクコンバータ吸収トルク演算部
37、減算器38、積分要素39からなる。
ブロック図である。この演算部21は、目標吸入空気量
相当値演算部31、非アイドルストップ時目標エンジン
トルク演算部36、トルクコンバータ吸収トルク演算部
37、減算器38、積分要素39からなる。
【0041】このうち、目標エンジントルク演算部36
では目標基本体積流量比TQH0ST(目標吸入空気量
相当値)とエンジン回転速度Neに基づいてアイドルス
トップをしない状態でのアクセル開度に応じた目標エン
ジントルクTe*を演算する。このトルク演算部36の
構成は公知であり、たとえば図5に示したように、トル
ク変換部45、2つの一次遅れ要素46、47および無
駄時間要素48から構成すればよい。吸入空気量にほぼ
比例したエンジントルクが発生するので、トルク変換部
45では目標吸入空気量相当値としてのTQH0STに
エンジントルクへの変換定数を掛ける。一次遅れ要素4
6は電子制御スロットル装置のサーボ系によるスロット
ルバルブの作動の遅れを、また他の一次遅れ要素47は
ブーストの応答遅れを考慮するもので、遅れの各時定数
T、Tbには最適な値を与えておく。無駄時間要素48
は演算タイミング(たとえばTDCタイミング)に伴う
無駄時間を考慮するものである。
では目標基本体積流量比TQH0ST(目標吸入空気量
相当値)とエンジン回転速度Neに基づいてアイドルス
トップをしない状態でのアクセル開度に応じた目標エン
ジントルクTe*を演算する。このトルク演算部36の
構成は公知であり、たとえば図5に示したように、トル
ク変換部45、2つの一次遅れ要素46、47および無
駄時間要素48から構成すればよい。吸入空気量にほぼ
比例したエンジントルクが発生するので、トルク変換部
45では目標吸入空気量相当値としてのTQH0STに
エンジントルクへの変換定数を掛ける。一次遅れ要素4
6は電子制御スロットル装置のサーボ系によるスロット
ルバルブの作動の遅れを、また他の一次遅れ要素47は
ブーストの応答遅れを考慮するもので、遅れの各時定数
T、Tbには最適な値を与えておく。無駄時間要素48
は演算タイミング(たとえばTDCタイミング)に伴う
無駄時間を考慮するものである。
【0042】図4のトルクコンバータ吸収トルク演算部
37では車速VSPと実ギヤ比Rgearに基づいてト
ルクコンバータ吸収トルクTtを演算する。このトルク
演算部37の構成も公知であり、たとえば図5のように
4つの演算部49〜52から構成すればよい。タービン
回転速度演算部49では車速VSPと実ギア比Rgea
rを用いて、
37では車速VSPと実ギヤ比Rgearに基づいてト
ルクコンバータ吸収トルクTtを演算する。このトルク
演算部37の構成も公知であり、たとえば図5のように
4つの演算部49〜52から構成すればよい。タービン
回転速度演算部49では車速VSPと実ギア比Rgea
rを用いて、
【0043】
【数1】 Nt=VSP/(2×Rtire×π×Rgear) ただし、Rtire:タイヤ半径、 Rgear:=フャイナルギヤ比×変速比、 の式によりトルコン出力回転速度Ntを演算し、トルコ
ン速度比演算部50ではこのNtの値とエンジン回転速
度Neから、
ン速度比演算部50ではこのNtの値とエンジン回転速
度Neから、
【0044】
【数2】e=Ne/Nt の式によりトルコン速度比eを算出する。トルク容量演
算部51ではこの速度比eを用いてトルク容量τを演算
し、演算部52でこのトルク容量τとエンジン回転速度
Neから、
算部51ではこの速度比eを用いてトルク容量τを演算
し、演算部52でこのトルク容量τとエンジン回転速度
Neから、
【0045】
【数3】Tt=Ne2×τ の式によりトルコン吸収トルクTtを演算する。
【0046】図4の減算器38ではこれら2つのトルク
Te*、Ttの差を目標トルクΔT*(=Te*−T
t)として算出し、積分要素39ではこの目標トルクΔ
T*を積分した値を目標回転速度Ne*として演算す
る。このときの積分時定数はエンジン1とモータ2の合
計の慣性モーメントIpである。
Te*、Ttの差を目標トルクΔT*(=Te*−T
t)として算出し、積分要素39ではこの目標トルクΔ
T*を積分した値を目標回転速度Ne*として演算す
る。このときの積分時定数はエンジン1とモータ2の合
計の慣性モーメントIpである。
【0047】ここで、積分要素39は図5に示したよう
に割算器53、単位変換部54、積分器55から構成す
ればよい。すなわち、割算器54で目標トルクΔT*を
慣性モーメントIpで除して目標回転速度の増加分ΔN
e*を求める。このΔNe*の値の単位は[rad/
s]であるため、これを単位変換部54で[rpm]の
単位に変換し、その単位変換後の値を積分器55で積分
することにより目標回転速度Ne*[rpm]を演算す
ることができる。
に割算器53、単位変換部54、積分器55から構成す
ればよい。すなわち、割算器54で目標トルクΔT*を
慣性モーメントIpで除して目標回転速度の増加分ΔN
e*を求める。このΔNe*の値の単位は[rad/
s]であるため、これを単位変換部54で[rpm]の
単位に変換し、その単位変換後の値を積分器55で積分
することにより目標回転速度Ne*[rpm]を演算す
ることができる。
【0048】図4のスイッチ40はモードフラグの指示
により切換わるスイッチで、アイドルストップ解除時の
モードにあるときに目標回転速度演算部21からの目標
回転速度Ne*を出力し、通常時のモードにあるとき
(アイドルストップが行われなかった場合)には公知の
アイドル目標回転速度NSETを出力する。
により切換わるスイッチで、アイドルストップ解除時の
モードにあるときに目標回転速度演算部21からの目標
回転速度Ne*を出力し、通常時のモードにあるとき
(アイドルストップが行われなかった場合)には公知の
アイドル目標回転速度NSETを出力する。
【0049】図4のアイドルストップ解除時実エンジン
トルク演算部41ではアクセル開度APOとアイドルス
トップ時間に基づいてアイドルストップ解除時の実エン
ジントルクTeを演算し、減算器42では上記の目標エ
ンジントルクTe*とこの実エンジントルクTeの差を
リミッタ値として計算する。上記の制限部23(図3参
照)を設けた理由は目標モータトルクTm*が演算上で
発散しないようにするためである。というのも、Tm*
は車速や実ギヤ比を用いて演算しているので、車速セン
サの検出誤差や演算上のビット誤差によりTm*が収束
しない可能性があるからである。アイドルストップ解除
タイミングでは、目標エンジントルクTe*と実エンジ
ントルクTeの間に差があっても、この差はやがて小さ
くなりゼロに収束する。したがって、本発明ではゼロに
収束するこの値(Te*−Te)をリミッタ値として制
限部23において目標モータトルクTm*と比較させ、
いずれか小さい方に制限することで、目標モータトルク
Tm*をゼロに収束させている。
トルク演算部41ではアクセル開度APOとアイドルス
トップ時間に基づいてアイドルストップ解除時の実エン
ジントルクTeを演算し、減算器42では上記の目標エ
ンジントルクTe*とこの実エンジントルクTeの差を
リミッタ値として計算する。上記の制限部23(図3参
照)を設けた理由は目標モータトルクTm*が演算上で
発散しないようにするためである。というのも、Tm*
は車速や実ギヤ比を用いて演算しているので、車速セン
サの検出誤差や演算上のビット誤差によりTm*が収束
しない可能性があるからである。アイドルストップ解除
タイミングでは、目標エンジントルクTe*と実エンジ
ントルクTeの間に差があっても、この差はやがて小さ
くなりゼロに収束する。したがって、本発明ではゼロに
収束するこの値(Te*−Te)をリミッタ値として制
限部23において目標モータトルクTm*と比較させ、
いずれか小さい方に制限することで、目標モータトルク
Tm*をゼロに収束させている。
【0050】アイドルストップ解除時実エンジントルク
演算部41は図6に示したように、ブースト初期値演算
部61、一次遅れ要素62、トルク変換部63、無駄時
間要素64から構成する。まず、ブースト初期値演算部
61ではアイドルストップ解除タイミングでのブースト
をブースト初期値として演算する。アイドルストップを
行ったとき、図7に示したようにブーストはアイドル状
態でのブーストより大気圧へとほぼ一次遅れで上昇する
(実線参照)。この場合に、ブーストが大気圧に上がり
きる前のt11のタイミングでアイドルストップを解除
したときにはブーストがAを初期値としてほぼ一次遅れ
で減少し(破線参照)、この破線に応じたエンジントル
クが発生する。これに対してブーストが大気圧に一致し
た後のt12のタイミングでアイドルストップを解除し
たときにはブーストが大気圧であるBを初期値として減
少するので(実線参照)、この実線に応じたエンジント
ルクが発生する。したがって、t11でアイドルストッ
プを解除したときにはAがブースト初期値、これに対し
てt12でアイドルストップを解除したときにはBがブ
ースト初期値である。このため、簡単にはアイドルスト
ップからの図7上段の実線の特性をテーブルとして記憶
させておき、アイドルストップ時間からそのテーブルを
検索することによりブースト初期値を演算させればよ
い。
演算部41は図6に示したように、ブースト初期値演算
部61、一次遅れ要素62、トルク変換部63、無駄時
間要素64から構成する。まず、ブースト初期値演算部
61ではアイドルストップ解除タイミングでのブースト
をブースト初期値として演算する。アイドルストップを
行ったとき、図7に示したようにブーストはアイドル状
態でのブーストより大気圧へとほぼ一次遅れで上昇する
(実線参照)。この場合に、ブーストが大気圧に上がり
きる前のt11のタイミングでアイドルストップを解除
したときにはブーストがAを初期値としてほぼ一次遅れ
で減少し(破線参照)、この破線に応じたエンジントル
クが発生する。これに対してブーストが大気圧に一致し
た後のt12のタイミングでアイドルストップを解除し
たときにはブーストが大気圧であるBを初期値として減
少するので(実線参照)、この実線に応じたエンジント
ルクが発生する。したがって、t11でアイドルストッ
プを解除したときにはAがブースト初期値、これに対し
てt12でアイドルストップを解除したときにはBがブ
ースト初期値である。このため、簡単にはアイドルスト
ップからの図7上段の実線の特性をテーブルとして記憶
させておき、アイドルストップ時間からそのテーブルを
検索することによりブースト初期値を演算させればよ
い。
【0051】図6の一次遅れ要素62ではほぼ一次遅れ
で変化するブーストを演算する。これは、図7のAを初
期値とするときには破線をたどるブーストを、また図7
のBを初期値とするときは実線をたどるブーストを求め
るものである。アイドルストップ解除タイミングからの
ブーストの変化に応じたエンジントルクが発生するので
あるから、トルク変換部63では一次遅れ要素62から
のブーストをエンジントルクに変換する。無駄時間要素
64の働きはすぐ上に記した無駄時間要素48と同じ働
きをするものである(無駄時間を加えた値を実エンジン
トルクTeとして出力する)。
で変化するブーストを演算する。これは、図7のAを初
期値とするときには破線をたどるブーストを、また図7
のBを初期値とするときは実線をたどるブーストを求め
るものである。アイドルストップ解除タイミングからの
ブーストの変化に応じたエンジントルクが発生するので
あるから、トルク変換部63では一次遅れ要素62から
のブーストをエンジントルクに変換する。無駄時間要素
64の働きはすぐ上に記した無駄時間要素48と同じ働
きをするものである(無駄時間を加えた値を実エンジン
トルクTeとして出力する)。
【0052】なお、上記の目標吸入空気量相当値演算部
31の構成は、特開平11−182298号公報により
公知である。すなわち、図4において演算部32ではア
クセル開度APOに基づいてスロットルバルブのドライ
バ要求開口面積を演算し、割算器33、34ではこの要
求開口面積をエンジンの排気量VOLとエンジン回転速
度Neで割って単位排気量当たりかつエンジン1回転速
度当たりの要求開口面積TGADNVを求め、演算部3
5でこのTGADNVの値に基づいて目標基本体積流量
比(理論空燃比での目標体積流量比のこと)TQH0S
Tを演算する。このTQH0STはアクセル開度APO
に応じた目標吸入空気量相当値である。
31の構成は、特開平11−182298号公報により
公知である。すなわち、図4において演算部32ではア
クセル開度APOに基づいてスロットルバルブのドライ
バ要求開口面積を演算し、割算器33、34ではこの要
求開口面積をエンジンの排気量VOLとエンジン回転速
度Neで割って単位排気量当たりかつエンジン1回転速
度当たりの要求開口面積TGADNVを求め、演算部3
5でこのTGADNVの値に基づいて目標基本体積流量
比(理論空燃比での目標体積流量比のこと)TQH0S
Tを演算する。このTQH0STはアクセル開度APO
に応じた目標吸入空気量相当値である。
【0053】図8は本実施形態の発進回転速度制御を終
了するための判定方法を示すブロック図である。判定部
71では実モータトルクTmと所定値TTMを比較し|
Tm|≧TTMである間は0を出力し、|Tm|<TT
Mとなったとき1を出力する。 アイドルストップ解除
フラグによりアイドルストップ解除タイミングでゼロに
初期化しておけば、図9に示したように一次遅れ要素7
2の出力はアイドルストップ解除タイミングより1に向
かって一次遅れで大きくなる(このときの時定数はブー
ストの応答遅れの時定数Tb)ので、一次遅れ要素72
の出力をブースト収束パラメータCTMとし、これと
0.95と比較する判定部73では、CTM≦0.95
のあいだは0を出力し、CTM>0.95となったとき
1を出力する。AND回路74では2つの入力とも1と
なったとき終了と判定して1を出力する(終了判定フラ
グ=1とする)。
了するための判定方法を示すブロック図である。判定部
71では実モータトルクTmと所定値TTMを比較し|
Tm|≧TTMである間は0を出力し、|Tm|<TT
Mとなったとき1を出力する。 アイドルストップ解除
フラグによりアイドルストップ解除タイミングでゼロに
初期化しておけば、図9に示したように一次遅れ要素7
2の出力はアイドルストップ解除タイミングより1に向
かって一次遅れで大きくなる(このときの時定数はブー
ストの応答遅れの時定数Tb)ので、一次遅れ要素72
の出力をブースト収束パラメータCTMとし、これと
0.95と比較する判定部73では、CTM≦0.95
のあいだは0を出力し、CTM>0.95となったとき
1を出力する。AND回路74では2つの入力とも1と
なったとき終了と判定して1を出力する(終了判定フラ
グ=1とする)。
【0054】ここで本実施形態の作用を説明する。
【0055】本実施形態では、アイドルストップしたエ
ンジンを再始動するにあたり、アイドルストップしてい
ない状態でのアクセル開度に応じた要求エンジントルク
Te*が再始動に必要ないわば理想的な目標トルクΔT
*として設定され、この目標トルクΔT*を発生させる
のに必要なエンジン1の目標回転速度Ne*が決められ
る。再始動時にエンジン1の回転速度Neがこの目標回
転速度Ne*となるようにモータ回転速度がフィードバ
ック制御され、目標回転速度Ne*よりも低いときはモ
ータトルクが増大されてエンジン回転速度Neを高め、
逆に目標回転速度Ne*よりも高いときはモータトルク
が減少し、エンジン回転速度Neを下げる。
ンジンを再始動するにあたり、アイドルストップしてい
ない状態でのアクセル開度に応じた要求エンジントルク
Te*が再始動に必要ないわば理想的な目標トルクΔT
*として設定され、この目標トルクΔT*を発生させる
のに必要なエンジン1の目標回転速度Ne*が決められ
る。再始動時にエンジン1の回転速度Neがこの目標回
転速度Ne*となるようにモータ回転速度がフィードバ
ック制御され、目標回転速度Ne*よりも低いときはモ
ータトルクが増大されてエンジン回転速度Neを高め、
逆に目標回転速度Ne*よりも高いときはモータトルク
が減少し、エンジン回転速度Neを下げる。
【0056】したがって、再始動時にエンジン1がモー
タ2により起動され、所定のエンジン回転速度に達した
ときやアクセルペダルを踏み込んだときに燃焼が開始さ
れ、完爆するにしても、低温時など起動中のエンジン回
転速度Neが目標よりも低いときは、モータ2により回
転速度Neが目標値まで高められ、短時間のうちに起動
に必要なアイドル回転速度まで上昇し、またエンジンの
燃焼、完爆に伴い一時的に大きなトルクが発生し、エン
ジン回転速度Neが目標回転速度Ne*よりも高くなる
ときは、モータトルクが減少したり、あるいはモータ2
が回生運転し、目標回転速度Ne*を維持する。このた
め、エンジン再始動時から発進動作に移行するときに、
エンジンバラツキ等により初爆のタイミング、したがっ
てエンジンの燃焼、完爆に伴う大きなトルク発生のタイ
ミングがバラツクことがあったとしても、これに関係な
く滑らかな回転速度の上昇特性が得られるとともに、こ
のエンジン回転速度の上昇特性はアイドルストップしな
い場合と大きく異なることがないので、アイドル状態で
アクセルペダルを踏み込んだときアイドルストップの有
無に関係なく同じ発進加速特性が得られる。
タ2により起動され、所定のエンジン回転速度に達した
ときやアクセルペダルを踏み込んだときに燃焼が開始さ
れ、完爆するにしても、低温時など起動中のエンジン回
転速度Neが目標よりも低いときは、モータ2により回
転速度Neが目標値まで高められ、短時間のうちに起動
に必要なアイドル回転速度まで上昇し、またエンジンの
燃焼、完爆に伴い一時的に大きなトルクが発生し、エン
ジン回転速度Neが目標回転速度Ne*よりも高くなる
ときは、モータトルクが減少したり、あるいはモータ2
が回生運転し、目標回転速度Ne*を維持する。このた
め、エンジン再始動時から発進動作に移行するときに、
エンジンバラツキ等により初爆のタイミング、したがっ
てエンジンの燃焼、完爆に伴う大きなトルク発生のタイ
ミングがバラツクことがあったとしても、これに関係な
く滑らかな回転速度の上昇特性が得られるとともに、こ
のエンジン回転速度の上昇特性はアイドルストップしな
い場合と大きく異なることがないので、アイドル状態で
アクセルペダルを踏み込んだときアイドルストップの有
無に関係なく同じ発進加速特性が得られる。
【0057】また、本実施形態のハイブリッド車両には
トルクコンバータ4を備えており、この場合に、目標ト
ルクΔT*を、アイドルストップしていない状態でのア
クセル開度に応じた要求エンジントルクTe*からトル
クコンバータの吸収トルクTtを差し引いた値としてい
るので、トルクコンバータ4を備える場合にも過不足の
ない目標トルクΔT*を与えることができる。
トルクコンバータ4を備えており、この場合に、目標ト
ルクΔT*を、アイドルストップしていない状態でのア
クセル開度に応じた要求エンジントルクTe*からトル
クコンバータの吸収トルクTtを差し引いた値としてい
るので、トルクコンバータ4を備える場合にも過不足の
ない目標トルクΔT*を与えることができる。
【0058】また、本実施形態では、車速VSPや実ギ
ヤ比Rgearを用いてトルクコンバータ4の吸収トル
クTtを演算し、このトルクTtを用いて最終的に目標
モータトルクTm*を決定しているので、車速センサ1
8に検出誤差があったりあるいは演算上のビット誤差が
あったりすると、目標モータトルクTm*が収束しない
可能性があるのであるが、目標エンジントルクTe*と
アイドルストップ解除後の実エンジントルクTeの差は
アイドルストップ解除後にやがてゼロに収束する値であ
るので、これらの差をリミッタ値(=Te*−Te)と
して算出し、これで目標モータトルクTm*を制限する
本実施形態によれば、車速センサ18に検出誤差があっ
たりあるいは演算上のビット誤差があったりする場合に
おいても目標モータトルクTm*をゼロに収束させるこ
とができる。
ヤ比Rgearを用いてトルクコンバータ4の吸収トル
クTtを演算し、このトルクTtを用いて最終的に目標
モータトルクTm*を決定しているので、車速センサ1
8に検出誤差があったりあるいは演算上のビット誤差が
あったりすると、目標モータトルクTm*が収束しない
可能性があるのであるが、目標エンジントルクTe*と
アイドルストップ解除後の実エンジントルクTeの差は
アイドルストップ解除後にやがてゼロに収束する値であ
るので、これらの差をリミッタ値(=Te*−Te)と
して算出し、これで目標モータトルクTm*を制限する
本実施形態によれば、車速センサ18に検出誤差があっ
たりあるいは演算上のビット誤差があったりする場合に
おいても目標モータトルクTm*をゼロに収束させるこ
とができる。
【0059】実施形態では目標吸入空気量相当値として
目標基本体積流量比TQH0STを演算する場合で説明
したが、これに限られるものでなく、目標吸入空気量そ
のものを演算させるようにしてもかまわない。たとえ
ば、アクセル開度とエンジン回転速度に基づいて公知の
方法により目標吸入空気量を演算し、これとエンジン回
転速度に基づいて非アイドルストップ時の目標エンジン
トルクTe*を演算させる。
目標基本体積流量比TQH0STを演算する場合で説明
したが、これに限られるものでなく、目標吸入空気量そ
のものを演算させるようにしてもかまわない。たとえ
ば、アクセル開度とエンジン回転速度に基づいて公知の
方法により目標吸入空気量を演算し、これとエンジン回
転速度に基づいて非アイドルストップ時の目標エンジン
トルクTe*を演算させる。
【図1】一実施形態のハイブリッド車両の制御システム
図。
図。
【図2】一実施形態の発進時回転速度制御を説明するた
めの波形図。
めの波形図。
【図3】モータ回転速度のフィードバック制御系を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図4】目標回転速度演算部のブロック図。
【図5】図4の詳細ブロック図。
【図6】リミッタ値演算部の詳細ブロック図。
【図7】ブースト初期値を説明するための波形図。
【図8】発進回転速度制御を終了するための判定方法を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図9】発進回転速度制御を終了するための判定方法を
示す波形図。
示す波形図。
【図10】第1の発明のクレーム対応図。
1 エンジン 2 モータ 3 無段自動変速機 9 回転速度センサ 10 自動停止再始動コントローラ 15 アクセルセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 11/04 F02N 11/08 M 11/08 B60K 9/00 E Fターム(参考) 3G092 AC02 AC03 DC03 EA09 EA17 EB03 EB08 EC01 FA04 FA06 FA32 GA01 GB01 HA01Z HE01X HE01Z HE06X HE06Z HF01X HF05X HF08Z HF12Z HF21Z HF26Z 3G093 AA07 AA16 BA15 BA21 CA02 CB05 DA01 DA06 DA09 DA12 DB05 DB11 DB15 EA02 EA03 EB00 EB09 FA04 5H115 PC06 PG04 PI16 PI29 PI30 PO02 PO06 PO17 PU01 PU23 PU25 QE01 QE02 QE10 QE12 QE13 QH08 QI04 QN04 QN06 QN23 QN27 RE01 RE02 RE03 RE06 SE04 SE05 SE08 TB01 TE02 TE05 TO21 TO23 TO30
Claims (4)
- 【請求項1】エンジンと、 エンジンを起動するモータとを備え、 アイドルストップの条件でエンジンを停止させ、アイド
ルストップの解除時にモータによりエンジンを起動させ
る車両において、 アイドルストップしていない状態でのアクセル開度に応
じた要求エンジントルクをエンジン再始動時の目標トル
クとして設定する手段と、 この目標トルクを発生させるのに必要なエンジンの目標
回転速度を設定する手段と、 目標回転速度となるようにモータトルクを制御する手段
とを備えることを特徴とする車両のエンジン自動停止再
始動装置。 - 【請求項2】前記モータ回転速度の制御はモータの力行
と回生運転とにより行われることを特徴とする請求項1
に記載の車両のエンジン自動停止再始動装置。 - 【請求項3】トルクコンバータを備える場合に、前記目
標トルクは、アイドルストップしていない状態でのアク
セル開度に応じた要求エンジントルクからトルクコンバ
ータの吸収トルクを差し引いた値であることを特徴とす
る請求項1に記載の車両のエンジン自動停止再始動装
置。 - 【請求項4】前記モータトルクを制御する手段が、前記
目標回転速度と実エンジン回転速度の偏差に基づいて目
標モータトルクを演算し、この目標モータトルクで前記
モータを制御する手段である場合に、前記要求エンジン
トルクとアイドルストップ解除時の実エンジントルクの
差をリミッタ値として演算し、これで前記目標モータト
ルクを制限することを特徴とする請求項3に記載の車両
のエンジン自動停止再始動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171775A JP2001349226A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 車両のエンジン自動停止再始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171775A JP2001349226A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 車両のエンジン自動停止再始動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349226A true JP2001349226A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18674287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000171775A Pending JP2001349226A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 車両のエンジン自動停止再始動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001349226A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-06-08 JP JP2000171775A patent/JP2001349226A/ja active Pending
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