JP2016113977A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射の再開時に燃焼をスムーズに開始させる。
【解決手段】シフトポジションSPがBポジションやSポジションの走行中にアクセルオフされたときには、燃料噴射制御の停止(燃料カット)を実行すると共にスロットルバルブ124の開度THを所定開度TH1とする(ステップS100,S110)。そして、停止している燃料噴射を再開する供給再開要求がなされたときには、スロットルバルブ124の開度THを所定開度TH1より大きい所定開度TH2とし(ステップS130),吸入空気量Qaが所定空気量Qaref以上となったときに燃料噴射を再開する(ステップS140〜S160)。これにより、吸入空気量が低い状態での燃料噴射の再開を抑制することができ、エンジンストールを抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの制御装置に関し、詳しくは、減速時に燃料噴射の停止を実行すると共にスロットルバルブの開度を第1の開度未満とするエンジンの制御装置に関する。
従来、この種のエンジンの制御装置としては、減速初期の燃料カット時にはISCバルブを一度全閉とし、燃料復帰してから所定時間経過後にISCバルブを開作動させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、燃料復帰してから所定時間経過後にISCバルブを開作動させることによって、吸入空気量を増量させることができ、エンストの発生を防ぐことができるとしている。
特開平5−5442号公報
しかしながら、上述のエンジンの制御装置では、ISCバルブを開作動させても気筒内の空気量がすぐに回復しないため、燃料復帰してから所定時間経過後にISCバルブを開作動させた直後は吸入空気量が不足してスムーズに燃焼を開始することができず、エンジンストールが発生する場合もある。
本発明のエンジンの制御装置は、燃料噴射の再開時に燃焼をスムーズに開始させることを主目的とする。
本発明のエンジンの制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のエンジンの制御装置は、
アクセルオフ時に燃料噴射の停止を実行すると共にスロットルバルブの開度を第1の開度とするエンジンの制御装置であって、
停止している前記燃料噴射を再開する際には、前記スロットルバルブの開度を前記第1の開度より大きい第2の開度とし、その後、吸入空気量が所定空気量以上となったときに前記燃料噴射を再開する、
ことを特徴とする。
この本発明のエンジンの制御装置では、アクセルオフ時に燃料噴射の停止を実行すると共にスロットルバルブの開度を第1の開度とする。そして、停止している燃料噴射を再開する際には、前記スロットルバルブの開度を前記第1の開度より大きい第2の開度とし、その後、吸入空気量が所定空気量以上となったときに前記燃料噴射を再開する。これにより、燃料噴射を再開する際の吸入空気量の不足を抑制することができ、燃焼をスムーズに開始させることができる。なお、「第1の開度」としては、エンジンの1サイクルあたりで吸入可能な空気量に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比(以下、「エンジンにおける空気量の充填効率」という)が値0に近い所定比となる開度として予め定めた開度としてもよい。また、「第2の開度」としては、エンジンの空気量の充填効率を燃焼をスムーズに再開できる充填効率とする開度として予め定めた開度としてもよい。さらに、「所定空気量」としては、エンジンをアイドル運転する際の空気量として予め定めた空気量としてもよい。
こうした本発明のエンジンの制御装置において、選択されているシフトポジションが選択されていない所定のシフトポジションより高い制動力が要求されるポジションであるときのアクセルオフ時に、燃料噴射の停止を実行すると共スロットルバルブの開度を第1の開度としてもよい。
本発明の一実施例としてのエンジンの制御装置が搭載されたハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 実施例のエンジンECU24により実行される所定ポジションアクセルオフ時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としてのエンジンの制御装置が搭載されたハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2はエンジン22の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジンECU24と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、モータECU40と、バッテリ50と、バッテリECU52と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能なエンジンとして構成されている。エンジン22は、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入する。吸入した混合気は、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼され、エンジン22は、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)を有する浄化装置134を介して外気へ排出される。排気は外気に排出されるだけでなく、排気を吸気に還流する排気再循環装置(以下、「EGR(Exhaust Gas Recirculation)システム」という)160を介して吸気側に供給される。EGRシステム160は、浄化装置134の後段に接続されて排気を吸気側のサージタンクに供給するためのEGR管162と、EGR管162に配置されステッピングモータ163により駆動されるEGRバルブ164とを備え、EGRバルブ164の開度の調節により、不燃焼ガスとしての排気の還流量を調節して吸気側に還流する。エンジン22は、こうして空気と排気とガソリンとの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号が入力ポートを介して入力されている。種々のセンサからの信号としては、スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットル開度THやエアフローメータ148からの吸入空気量Qaの他に、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140やエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142などからの信号を挙げることができる。また、吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144、浄化装置134に取り付けられた温度センサ134a、空燃比センサ135a、酸素センサ135b、シリンダブロックに取り付けられたノックセンサ159、EGRバルブ164の開度を検出するEGRバルブ開度センサ165、吸気管に取り付けられた温度センサ149、吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサ158などからの信号を挙げることができる。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。種々の制御信号としては、燃料噴射弁126、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138、吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構150、EGRバルブ164の開度を調整するステッピングモータ163などへの駆動信号や制御信号などを挙げることができる。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数即ちエンジン22の回転数Neを演算したり、エアフローメータ148からの吸入空気量Qaに基づいてエンジン22における空気量の充填効率KLを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤ,リングギヤ,キャリヤには、それぞれ、モータMG1の回転子,駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36,エンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40によってインバータ41,42の図示しないスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2,モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、インバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりする。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52により管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vb,バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどが入力ポートを介して入力されている。また、バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサ51bにより検出された電池電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと温度センサ51cにより検出された電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。なお、シフトポジションSPとしては、駐車時に用いる駐車ポジション(Pポジション)、後進走行用のリバースポジション(Rポジション)、中立のニュートラルポジション(Nポジション)、前進走行用の通常のドライブポジション(Dポジション)の他に、アクセルオン時の駆動力の設定等はDポジションと同一であるが走行中のアクセルオフ時に作用させる制動力がDポジションより大きく設定されるブレーキポジション(Bポジション)、アップシフト指示ポジションおよびダウンシフト指示ポジションを有するシーケンシャルシフトポジション(Sポジション)が用意されている。ここで、Sポジションは、アクセルオン時の駆動力や走行中のアクセルオフ時の制動力を例えば6段階(SP1〜SP6)に変更するポジションであり、アップシフト指示ポジションを操作してアップシフトする毎にアクセルオン時の駆動力と走行中のアクセルオフ時の制動力は小さくなり、ダウンシフト指示ポジションを操作してダウンシフトする毎にアクセルオン時の駆動力と走行中のアクセルオフ時の制動力は大きくなる。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行モード(HV走行モード)やエンジン22の運転を停止してモータMG2からの動力を用いて走行するモータ走行モード(EV走行モード)で走行する。
HV走行モードでの走行時には、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される要求トルクTr*を設定し、設定した要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算し、計算した走行用パワーPdrv*からバッテリ50の目標充放電電力としての充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて車両に要求される要求パワーPe*を設定する。そして、要求パワーPe*に基づいてエンジン22の目標動作点としての目標回転数Ne*や目標トルクTe*を設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によってモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると共に要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいてエンジン22が運転されるよう吸気バルブの開閉タイミングVTを調整すると共に燃料噴射制御,点火制御などを行なう。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。なお、このHV走行モードでの走行時には、要求パワーPe*が停止用閾値Pstop未満に至ったときなどエンジン22の停止条件が成立したときに、エンジン22の運転を停止してEV走行モードでの走行に移行する。
EV走行モードでの走行時には、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する。そして、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このEV走行モードでの走行時には、HV走行モードによる走行時と同様に計算した要求パワーPe*が始動用閾値Pstart以上に至ったときなどエンジン22の始動条件が成立したときに、エンジン22を始動してHV走行モードでの走行に移行する。エンジン22の始動は、エンジン22の始動要求をエンジンECU24に送信し、エンジン22をクランキングするためのクランキングトルクTcrをモータMG1のトルク指令Tm1*に設定し、モータMG1がトルク指令Tm1*で駆動されるようインバータ41のスイッチング素子のスイッチング制御を行なってモータMG1でエンジン22をクランキングし、エンジン22の回転数Neが所定回転数Nref以上に至ったときに、燃料噴射制御や点火制御などを開始することによって行なわれる。
また、走行中にアクセルペダル83がオフされたときには、HVECU70は、エンジン22における燃料噴射制御が停止されるよう燃料カット指令をエンジンECU24に送信し、車速Vに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*を設定し、バッテリ50の入力制限Winの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によってモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると共に要求トルクTr*(制動トルク)が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する。燃料カット指令を受信したエンジンECU24は、エンジン22における燃料噴射制御を停止する燃料カット(F/C)などを行なう。そして、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうした制御により、モータMG1でエンジン22をモータリングすることによるエンジン22の回転抵抗を制動力として駆動軸36に作用させる共に、モータMG2を回生制御することによる制動力を駆動軸36に作用させて、エンジンブレーキを模した減速感を得ている。こうして燃料噴射制御を停止して走行している最中にアクセルペダル83がオンされたときには、HVECU70は、エンジン22における燃料噴射制御を再開する。燃料噴射制御の再開は、燃料噴射制御の再開(F/Cから復帰)を要求する復帰指令をエンジンECU24に送信し、エンジン22における燃料噴射制御を再開してHV走行モードでの走行に移行することによって行なわれる。
次に、こうして構成されたハイブリッド自動車20の動作、特に、シフトポジションSPがBポジションやSポジションなどで走行中にアクセルオフされたときの動作について説明する。図3は、実施例のエンジンECU24により実行される所定ポジションアクセルオフ時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、シフトポジションSPがBポジションやSポジションなど走行中のアクセルオフ時に作用させる制動力が大きい所定ポジションであるときにおいて、走行中にHVECU70から燃料カット指令が入力されたときにエンジンECU24により実行される。
本ルーチンが実行されると、実施例のエンジンECU24は、エンジン22における燃料噴射制御を停止する燃料カット(F/C)を実行すると共に(ステップS100)、スロットル開度THが所定開度TH1となるようスロットルモータ136を制御するスロットルバルブ閉じ込み制御を実行する(ステップS110)。ここで、所定開度TH1は、エンジン22における空気量の充填効率KLが値0に近い所定比(例えば、4%,5%,6%など)となる開度として予め定めたもの(例えば、0.5%,1.0%,1.5%など)とした。このように、燃料噴射を停止した状態でスロットル開度THを所定開度TH1とすることにより、スロットル開度THが所定開度TH1より大きい場合と比較すると、エンジン22の回転抵抗を大きくすることができる。エンジン22の回転抵抗が低い場合、駆動軸36に所望の制動力を作用させるために、モータMG2の回生制御による制動力を増加させる必要がある。実施例のハイブリッド自動車20では、燃料噴射を停止した状態でスロットル開度THを所定開度TH1としてエンジン22の回転抵抗を大きくするから、モータMG2の回生制動による制動力を増加させずに所望の制動力を得ることができる。したがって、バッテリ50の入力制限Winが高い場合(絶対値としては低い場合)や蓄電割合SOCが高い場合など、バッテリ50への充電が制限される場合でも、所望の制動力を得ることができる。
続いて、HVECU70から燃料噴射制御の再開(F/Cから復帰)を要求する復帰指令が入力されたか否かを判定する(ステップS120)。復帰指令が入力されていないときには、ステップS100〜S120の処理を繰り返して、燃料カットとスロットルバルブ閉じ込み制御とを継続する。
復帰指令が入力されたときには(ステップS120)、スロットル開度THが所定開度TH1より大きい所定開度TH2となるようスロットルモータ136を制御するスロットルバルブ開制御を実行し(ステップS130)、エアフローメータ148からの吸入空気量Qaが所定空気量Qrefとなったか否かを判定する(ステップS140)。ここで、所定開度TH2は、エンジン22をアイドル運転する際の開度として予め定めた開度(例えば、2°,3°,4°など)とした。また、所定空気量Qrefは、エンジン22の充填効率KLが燃焼をスムーズに再開できる(エンジンストールさせることなく運転できる)充填効率の下限値として予め定めた所定充填効率(例えば、11%,12%,13%など、エンジン22をアイドル運転可能な充填効率としてもよい)となる吸入空気量とした。スロットルバルブ開制御を実行した後、吸入空気量Qaが所定空気量Qrefとなったか否かを判定するのは、スロットルバルブ開制御を実行してもエンジン22の気筒内に実際に流入する空気量が回復するまでにはある程度時間を要するからである。したがって、ステップS140は、エンジン22の吸入空気量が燃焼をスムーズに再開するのに充分な量まで回復したか否かを判定する処理となる。なお、復帰指令をエンジンECU70に出力したHVECU70は、モータMG1によるエンジン22のモータリングを終了して、HV走行モードでの走行に移行するようトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してモータECU40に送信し、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
吸入空気量Qaが所定空気量Qref未満であるときには、燃料噴射制御を再開すると燃焼をスムーズに再開できない可能性が高いと判断して、燃料噴射制御の再開を禁止してF/Cを継続し(ステップS140,S150)、吸入空気量Qaが所定空気量Qref以上となるまでステップS140,S150の処理を繰り返す。
そして、吸入空気量Qaが所定空気量Qref以上となったときに燃料噴射制御を再開(F/Cから復帰)して(ステップS160)、燃料噴射制御や点火制御などエンジン22における通常の運転制御を開始して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。このように、スロットルバルブ開制御を実行して吸入空気量Qaが所定空気量Qref以上となったときに燃料噴射制御を再開することにより、スロットルバルブ開制御を実行した後に吸入空気量Qaが所定空気量Qref以上となるのを待たずに直ちに燃料噴射制御を再開するものと比較すると、燃焼をスムーズに開始させることができる。また、吸入空気量Q1が所定空気量Qref以上となるまで燃料噴射制御を再開しないから、より長く減速感をユーザに与えることができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、シフトポジションSPがBポジションやSポジションの走行中にアクセルオフされたときには燃料噴射制御の停止を実行すると共にスロットルバルブ124の開度THを所定開度TH1とする。そして、停止している燃料噴射を再開する復帰指令がなされたときには、スロットルバルブ124の開度THを所定開度TH1より大きい所定開度TH2し、吸入空気量Qaが所定空気量Qaref以上となったときに燃料噴射を再開する。これにより、吸入空気量Qaが低い状態での燃料噴射の再開を抑制することができ、燃焼をスムーズに再開させることができる。
実施例では、ステップS140の処理で、所定空気量Qrefを、エンジン22の充填効率KLがエンジン22の充填効率KLが燃焼をスムーズに再開することができる充填効率の下限値として予め定めた所定充填効率となる吸入空気量としたが、所定充填効率より大きな充填効率となる吸入空気量としてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがBポジションやSポジションの走行中にアクセルオフされたときに図3に例示した所定ポジションアクセルオフ時制御ルーチンが実行されるものとしたが、シフトポジションSPがBポジションやSポジションとは異なる走行用のポジションのとき、例えば、DポジションやRポジションのときに図3の所定ポジションアクセルオフ時制御ルーチンを実行するものとしてもよい。
実施例では、本発明をハイブリッド自動車20に搭載されたエンジンの制御装置(エンジンECU24)の形態として説明したが、ハイブリッド自動車20以外のハイブリッド自動車(例えば、1モータハイブリッド自動車やシリーズハイブリッド自動車など)やエンジンからの動力だけを用いて走行する自動車に搭載されたエンジンの制御装置の形態としてもよいし、自動車以外の車両に搭載されたエンジンの制御装置の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、エンジンECU24が「エンジンの制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジンの制御装置の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、39a,39b 車輪、40モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、134a 温度センサ、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、158 吸気圧センサ、159 ノックセンサ、160 EGRシステム、162 EGR管、163 ステッピングモータ、164 EGRバルブ。

Claims (1)

  1. アクセルオフ時に燃料噴射の停止を実行すると共にスロットルバルブの開度を第1の開度とするエンジンの制御装置であって、
    停止している前記燃料噴射を再開する際には、前記スロットルバルブの開度を前記第1の開度より大きい第2の開度とし、その後、吸入空気量が所定空気量以上となったときに前記燃料噴射を再開する、
    ことを特徴とするエンジンの制御装置。
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