JP2016120853A - ハイブリッド自動車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動走行優先モードでの走行時に、エンジンの運転時間が余分に長くなってしまうのを抑制する。【解決手段】CDモードで走行用パワーPdrv*が閾値Pref以上に至ると(t11)、エンジンを始動し、触媒暖機が要求されている場合には触媒暖機を実行する。そして、その後に、走行用パワーPdrv*が閾値Pref未満に至ると(t12)、触媒暖機が未完了の場合でも、エンジンを停止する。これにより、CDモードでの走行時に、エンジン22の運転が余分に長くなるのを抑制することができる。もとより、触媒暖機の実行により、エミッションの悪化を抑制することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車の制御装置に関し、詳しくは、エンジンと、モータと、バッテリと、を備えるハイブリッド自動車の制御装置に関する。
従来、電動機(モータ)と、バッテリと、エンジンと、発電機と、を備えるハイブリッド自動車の制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。モータは、駆動輪側に連結されている。バッテリは、モータおよび発電機に電気的に接続されている。発電機は、エンジンからの動力を用いて発電し、発電電力をモータやバッテリに供給する。このハイブリッド自動車の制御装置では、エンジンの冷却水の温度(エンジン水温)が所定温度未満のときには、バッテリの残存容量が低いほど短くなる傾向の暖機運転時間が経過するか或いはエンジン水温が所定温度以上になるまで、エンジンを暖機運転する。これにより、エンジンの暖機運転中にさらにバッテリの残存容量が低下して車両の動力性能に影響を及ぼすような事態が生じるのを防止している。
特開2001−342869号公報
走行用のエンジンおよびモータを備えるハイブリッド自動車の制御装置では、エンジンおよびモータからの動力を用いて走行するハイブリッド走行よりもエンジンを運転停止してモータからの動力を用いて走行する電動走行を優先する電動走行優先モードで走行するようにエンジンとモータとを制御することがある。電動走行優先モードでの走行時に、走行用パワーが閾値以上に至ると、エンジンを始動し、エンジンの排気浄化装置の触媒が要求されている場合には触媒の暖機を実行する。触媒の暖機の実行時に、上述のハイブリッド自動車の制御装置と同様に、暖機運転時間に相当する時間が経過するものとすると、走行用パワーが小さくなったときに、エンジンの運転が継続されることになる。このため、電動走行優先モードであるにも拘わらず、エンジンの運転時間が余分に長くなってしまうことがある。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、電動走行優先モードでの走行時に、エンジンの運転時間が余分に長くなってしまうのを抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、
走行用の動力を出力可能なエンジンと、
走行用の動力を出力可能なモータと、
前記モータに電力を供給可能なバッテリと、
を備えるハイブリッド自動車の制御装置であって、
前記エンジンおよび前記モータからの動力を用いて走行するハイブリッド走行よりも前記エンジンを運転停止して前記モータからの動力を用いて走行する電動走行を優先する電動走行優先モードでの走行時に、
前記走行用パワーが閾値以上に至ると、前記エンジンを始動して、前記エンジンの排気浄化装置の触媒の暖機が要求されている場合には該触媒の暖機を実行し、
前記走行用パワーが前記閾値未満に至ると、前記触媒の暖機が未完了の場合でも、前記エンジンを停止する、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車の制御装置では、エンジンおよびモータからの動力を用いて走行するハイブリッド走行よりもエンジンを運転停止してモータからの動力を用いて走行する電動走行を優先する電動走行優先モードでの走行時に、走行用パワーが閾値以上に至ると、エンジンを始動して、エンジンの排気浄化装置の触媒の暖機が要求されている場合には触媒の暖機を実行する。なお、触媒の暖機が要求されていない場合には、走行用の動力がエンジンから出力されるようにエンジンを制御すればよい。その後、走行用パワーが閾値未満に至ると、触媒の暖機が未完了の場合でも、エンジンを停止する。これにより、電動走行優先モードでの走行時に、走行用パワーが小さくなったときに、エンジンの運転時間が余分に長くなるのを抑制することができる。もとより、触媒暖機の実行により、エミッションの悪化を抑制することができる。
こうした本発明のハイブリッド自動車の制御装置において、前記ハイブリッド自動車は、前記エンジンと前記モータと前記バッテリとに加えて、前記バッテリと電力をやりとり可能な発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記エンジンの出力軸と前記発電機の回転軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、を備えるものとしてもよい。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 CDモードで走行する際の、走行用パワーPdrv*とエンジン22の回転数Neと触媒暖機の実行中か否かとの時間変化の様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、充電器56と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。エンジン22は、エアクリーナによって清浄された空気をスロットルバルブを介して吸入すると共に燃料噴射弁から燃料を噴射して、空気とガソリンとを混合する。そして、この混合気を吸気バルブを介して燃焼室に吸入する。そして、エンジン22は、吸入した混合気を点火プラグによる電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギによって押し下げられるピストンの往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。燃焼室からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)27aを有する浄化装置27を介して外気へ排出される。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcr。スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットル開度TH。排気浄化装置27の浄化触媒27aの温度を検出する温度センサ27bからの触媒温度Tc。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。種々の制御信号としては、以下のものを挙げることができる。燃料噴射弁への駆動信号。スロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの駆動信号。イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの制御信号。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このエンジンECU24は、HVECU70からの制御信号によりエンジン22を運転制御する。また、エンジンECU24は、必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23により検出されたクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36とモータMG2の回転子とが接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、エンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG1は、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG2は、上述したように、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、バッテリ50と共に電力ライン54に接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40によって、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2。モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このモータECU40は、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御する。また、モータECU40は、必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、上述したように、インバータ41,42と共に電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52により管理されている。
充電器56は、電力ライン54に接続されている。この充電器56は、電源プラグ57が家庭用電源などの外部電源に接続されたときに、外部電源からの電力を用いてバッテリ50を充電することができるように構成されている。この充電器56は、AC/DCコンバータと、DC/DCコンバータと、を備える。AC/DCコンバータは、電源プラグ57を介して供給される外部電源からの交流電力を直流電力に変換する。DC/DCコンバータは、AC/DCコンバータからの直流電力の電圧を変換してバッテリ50側に供給する。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vb。バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib。バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tb。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このバッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサ51bにより検出された電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、演算した蓄電割合SOCと、温度センサ51cにより検出された電池温度Tbと、に基づいて入出力制限Win,Woutを演算している。入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号。シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP。アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc。ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP。車速センサ88からの車速V。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。このHVECU70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド走行(HV走行)で走行したり、電動走行(EV走行)で走行したりする。HV走行では、エンジン22の運転を伴って走行する。EV走行では、エンジン22を運転停止して走行する。
HV走行での走行時には、HVECU70は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに基づいて、走行に要求される(駆動軸36に出力すべき)要求トルクTr*を設定する。続いて、要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nrを乗じて、走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算する。ここで、駆動軸36の回転数Nrとしては、モータMG2の回転数Nm2,車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数などを用いることができる。そして、走行用パワーPdrv*からバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて、車両に要求される要求パワーPe*を計算する。
次に、要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるように、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信すると、受信した目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいてエンジン22が運転されるように、エンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このHV走行での走行時には、要求パワーPe*が閾値Pref未満に至ったときに、エンジン22の停止条件が成立したと判断し、エンジン22の運転を停止してEV走行での走行に移行する。
EV走行での走行時には、HVECU70は、まず、HV走行での走行時と同様に、要求トルクTr*を設定する。続いて、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する。そして、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるように、モータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。そして、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。このEV走行での走行時には、HV走行での走行時と同様に計算した要求パワーPe*が閾値Pref以上に至ったときに、エンジン22の始動条件が成立したと判断し、エンジン22を始動してHV走行での走行に移行する。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、自宅或いは予め設定された充電ポイントでシステムオフ中において、HVECU70は、接続検出センサから接続検出信号が入力されると(電源プラグ57が外部電源に接続されると)、外部電源からの電力を用いて、バッテリ50が満充電状態またはそれよりも若干低い所定充電状態となるように充電器56を制御する。そして、バッテリ50の充電後にシステム起動したときには、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv(例えば25%や30%,35%など)以下に至るまでは、HV走行よりもEV走行を優先するEV走行優先モード(CD(Charge Depleting)モード)で走行し、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv以下に至った以降は、EV走行よりもHV走行を優先するHV走行優先モード(CS(Charge Sustaining)モード)で走行する。なお、実施例では、CDモードのときに、CSモードのときに比して、閾値Prefを十分に大きくすることにより、CDモードのときに、HV走行よりもEV走行を優先すると共に、CSモードのときに、EV走行よりHV走行を優先するものとした。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、CDモードで浄化触媒27aの暖機(以下、触媒暖機という)が要求されているときの動作について説明する。なお、触媒暖機が要求されているか否かは、エンジンECU24により、以下のように判定するものとした。エンジンECU24は、まず、温度センサ27bにより検出された触媒温度Tcを入力する。そして、入力した触媒温度Tcが浄化触媒27aの活性化温度Tcact(例えば、400℃や420℃,450℃など)未満のときには、触媒暖機が要求されていると判定する。一方、触媒温度Tcが活性化温度Tcact以上のときには、触媒暖機は要求されていないと判定する。
図2は、CDモードで走行する際の、走行用パワーPdrv*とエンジン22の回転数Neと触媒暖機の実行中か否かとの時間変化の様子を示す説明図である。図中、中段のエンジン22の回転数Neおよび触媒暖機の実行中は、比較例の様子を示し、下段のエンジン22の回転数Neおよび触媒暖機の実行中は実施例の様子を示す。比較例としては、触媒暖機を開始すると、触媒暖機が完了するまでエンジン22を停止しない場合を考えるものとした。
実施例および比較例では、CDモードで、走行用パワーPdrv*が閾値Pref以上に至ると(時刻t11)、エンジン22を始動し、触媒暖機が要求されている場合には触媒暖機を実行する。なお、図示していないが、触媒暖機が要求されていない場合は、上述したように、要求パワーPe*がエンジン22から出力されるようにエンジン22を制御すればよい。比較例では、その後に走行用パワーPdrv*が閾値Pref未満に至っても(時刻t12)、触媒暖機が未完了の場合には、触媒暖機を継続する。このため、CDモードであるにも拘わらず、エンジン22の運転が継続され、エンジン22の運転時間が余分に長くなっている。これに対して、実施例では、走行用パワーPdrv*が閾値Pref未満に至ると(時刻t12)、触媒暖機が未完了の場合でも、エンジン22を停止する。これにより、CDモードでの走行時に、エンジン22の運転が余分に長くなるのを抑制することができる。もとより、触媒暖機の実行により、エミッションの悪化を抑制することができる。そして、その後に、走行用パワーPdrv*が閾値Pref以上に至ると(時刻t13)、エンジン22を始動し、触媒暖機が要求されている場合には、触媒暖機を実行する。
なお、CSモードでは、走行用パワーPdrv*が閾値Pref以上に至ると、エンジン22を始動し、触媒暖機が要求されている場合には触媒暖機を実行する。そして、触媒暖機が完了するまで、触媒暖機を継続し、エンジン22を停止しない。これにより、触媒暖機を完了させることができる。CSモードでは、CDモードに比してHV走行での走行が行なわれやすい。このため、実施例では、CSモードで触媒暖機の実行中に、走行用パワーPdrv*が閾値Pref未満に至ったときには、エンジン22を停止せずに触媒暖機を継続して完了させるものとした。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20の制御装置では、CDモードでの走行時に、走行用パワーPdrv*が閾値Pref以上に至ると、エンジン22を始動し、触媒暖機が要求されている場合には触媒暖機を実行する。そして、その後に、走行用パワーPdrv*が閾値Pref未満に至ると、触媒暖機が未完了の場合でも、エンジン22を停止する。これにより、CDモードでの走行時に、エンジン22の運転が余分に長くなるのを抑制することができる。もとより、触媒暖機の実行により、エミッションの悪化を抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36にプラネタリギヤ30を介してエンジン22およびモータMG1を接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続し、モータMG1,MG2と電気的にバッテリ50を接続する構成とした。しかし、駆動輪に連結された駆動軸に変速機を介してモータの回転軸を接続すると共にモータの回転軸にクラッチを介してエンジンを接続し、モータと電気的にバッテリを接続する構成としてもよい。この構成では、エンジンからの動力をモータの回転軸と変速機とを介して駆動軸に出力すると共にモータからの動力を変速機を介して駆動軸に出力する。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40とが「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット8エンジンECU)、26 クランクシャフト、27 排気浄化装置、27a 浄化触媒、27b 温度センサ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、56 充電器、57 電源プラグ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 走行用の動力を出力可能なエンジンと、
    走行用の動力を出力可能なモータと、
    前記モータに電力を供給可能なバッテリと、
    を備えるハイブリッド自動車の制御装置であって、
    前記エンジンおよび前記モータからの動力を用いて走行するハイブリッド走行よりも前記エンジンを運転停止して前記モータからの動力を用いて走行する電動走行を優先する電動走行優先モードでの走行時に、
    前記走行用パワーが閾値以上に至ると、前記エンジンを始動して、前記エンジンの排気浄化装置の触媒の暖機が要求されている場合には該触媒の暖機を実行し、
    前記走行用パワーが前記閾値未満に至ると、前記触媒の暖機が未完了の場合でも、前記エンジンを停止する、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車の制御装置。
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