JP4876953B2 - 車両およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、吸気バルブの開閉タイミングを変更する可変バルブタイミング機構を有するエンジンと、エンジンをモータリングするモータとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、エンジンのアイドリング運転を停止する際に、エンジンを所定回転数でモータリングした状態で、吸気管圧力の負圧を高くしてから吸気バルブの開閉タイミングを最遅角タイミングとすることにより、シリンダ内の圧力の上昇を抑制して、エンジンの運転停止時に発生する振動を低減しようとしている。
特開2001−304005号公報
上述の車両では、エンジンを次に始動するときの始動性を良好とする目的で、エンジンを運転停止する際に吸気バルブの開閉タイミングが最遅角タイミングになるよう制御する場合もある。この場合、エンジンの冷却水の温度が低い状態では、潤滑オイルの粘性が高くクランクシャフトとカムシャフトの回転運動やピストンと吸気バルブの往復運動などに際してフリクションが大きいため、エンジンの運転停止が指示されてから比較的短い時間でクランクシャフトが回転停止することにより吸気バルブを最遅角タイミングまで変更することができない場合が生じる。また、停車中にシステムオフする際には、直ちにエンジンを運転停止しないと運転者に違和感を与えてしまうため、アイドルストップに際して運転停止前に吸気バルブの開閉タイミングを変更することが制御上可能であるのとは異なり、開閉タイミングを制御する十分な時間を確保することができない場合が生じる。
本発明の車両およびその制御方法は、内燃機関を運転停止する際に吸気弁の開閉タイミングを最も遅くなるタイミングに向けてより確実に変更することを目的の一つとする。また、本発明の車両およびその制御方法は、内燃機関を次に始動するときの始動性を良好とすることを目的の一つとする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
内燃機関からの動力を用いて走行する車両であって、
前記内燃機関の出力軸の回転に対する開閉タイミングを変更可能に該内燃機関の吸気弁を開閉する吸気弁開閉手段と、
前記内燃機関の冷却水の温度である冷却水温を検出する冷却水温検出手段と、
前記検出された冷却水温が所定温度未満の条件下で前記車両の状態が前記内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態になる低水温停止可能性状態を判定する状態判定手段と、
前記吸気弁の目標開閉タイミングを設定する目標開閉タイミング設定手段と、
前記内燃機関が運転されているとき、前記状態判定手段により前記低水温停止可能性状態にないと判定されたときには前記内燃機関の運転を伴って前記吸気弁の開閉タイミングが前記設定された目標開閉タイミングになるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御し、前記状態判定手段により前記低水温停止可能性状態にあると判定されたときには前記内燃機関の運転を伴って前記吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングから所定範囲内で前記設定された目標開閉タイミングに基づくタイミングになるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御する運転時制御手段と、
前記内燃機関の運転停止が指示されたとき、前記内燃機関の運転が停止されると共に前記吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御する停止時制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、内燃機関の冷却水の温度が所定温度未満の条件下で車両の状態が内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態になる低水温停止可能性状態を判定し、内燃機関が運転されているときには、低水温停止可能性状態にないと判定したときには内燃機関の運転を伴って吸気弁の開閉タイミングが目標開閉タイミングになるよう内燃機関と吸気弁開閉手段とを制御し、低水温停止可能性状態にあると判定したときには内燃機関の運転を伴って吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングから所定範囲内で目標開閉タイミングに基づくタイミングになるよう内燃機関と吸気弁開閉手段とを制御する。また、内燃機関の運転停止が指示されたときには、内燃機関の運転が停止されると共に吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう内燃機関と吸気弁開閉手段とを制御する。ここで、内燃機関の運転停止が指示されたときに、吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう制御するのは、内燃機関を次に始動するときの圧縮工程に必要なエネルギーを低減することにより始動性を良好とすることができることに基づく。また、車両の状態が内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態には、例えば車速が所定車速未満である状態や内燃機関に要求される要求パワーが所定パワー未満である状態など、即ち、システムオフにより内燃機関の運転が停止され得る状態などが含まれる。一方、低水温停止可能性状態にあるときには、内燃機関の冷却水の温度が所定温度未満であることにより例えば潤滑オイルの粘性が高く内燃機関におけるフリクションが大きいために比較的短い時間で内燃機関の出力軸が回転停止しうる状態などになる。こうした状態で車両の状態が内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態にあるとしても、吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングから所定範囲内になるよう制御するから、内燃機関を運転停止する際に吸気弁の開閉タイミングを最も遅くなるタイミングに向けてより確実に変更することができる。これに対し、低水温停止可能性状態にないときには、吸気弁の開閉タイミングが所定範囲を超えるのを許容して目標開閉タイミングになるよう制御するから、内燃機関をより適正に運転することができる。もとより、内燃機関の運転停止が指示されたときには吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう制御するから、内燃機関を次に始動するときの始動性を良好とすることができる。
また、本発明の車両において、前記所定範囲は、前記内燃機関への燃料噴射が停止されてから前記回転軸が回転停止するまでに前記吸気弁開閉手段により前記吸気弁の開閉タイミングを変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに変更することができる範囲であるものとすることもできる。こうすれば、低水温停止可能性状態にあるときには、内燃機関を運転停止する際に吸気弁の開閉タイミングを最も遅くなるタイミングに向けてより確実に変更することができる。
さらに、本発明の車両において、前記吸気弁開閉手段は、前記出力軸に機械的に連結され該出力軸の回転に伴って回転して前記内燃機関の吸気弁を開閉するカム機構と、前記カム機構が駆動しているときにのみ駆動可能で前記カム機構の前記出力軸に対する位相角を変更するために前記カム機構を駆動する機構駆動部と、を有する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の出力軸が回転停止した以降には吸気弁の開閉タイミングを変更することができない装置を備える車両においても、低水温停止可能性状態にあるときには、内燃機関を運転停止する際に吸気弁の開閉タイミングを最も遅くなるタイミングに向けてより確実に変更することができる。この場合、前記機構駆動部は、駆動源として電動機を備える駆動部であるものとすることもできる。
本発明の車両の制御方法は、
内燃機関の出力軸の回転に対する開閉タイミングを変更可能に該内燃機関の吸気弁を開閉する吸気弁開閉手段を備え、前記内燃機関からの動力を用いて走行する車両の制御方法であって、
前記内燃機関の冷却水の温度が所定温度未満の条件下で前記車両の状態が前記内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態になる低水温停止可能性状態を判定し、
前記内燃機関が運転されているとき、前記低水温停止可能性状態にないと判定したときには前記内燃機関の運転を伴って前記吸気弁の開閉タイミングが目標開閉タイミングになるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御すると共に、前記低水温停止可能性状態にあると判定したときには前記内燃機関の運転を伴って前記吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングから所定範囲内で前記目標開閉タイミングに基づくタイミングになるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御し、
前記内燃機関の運転停止が指示されたとき、前記内燃機関の運転が停止されると共に前記吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の車両の制御方法では、内燃機関の冷却水の温度が所定温度未満の条件下で車両の状態が内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態になる低水温停止可能性状態を判定し、内燃機関が運転されているときには、低水温停止可能性状態にないと判定したときには内燃機関の運転を伴って吸気弁の開閉タイミングが目標開閉タイミングになるよう内燃機関と吸気弁開閉手段とを制御し、低水温停止可能性状態にあると判定したときには内燃機関の運転を伴って吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングから所定範囲内で目標開閉タイミングに基づくタイミングになるよう内燃機関と吸気弁開閉手段とを制御する。また、内燃機関の運転停止が指示されたときには、内燃機関の運転が停止されると共に吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう内燃機関と吸気弁開閉手段とを制御する。ここで、内燃機関の運転停止が指示されたときに、吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう制御するのは、内燃機関を次に始動するときの圧縮工程に必要なエネルギーを低減することにより始動性を良好とすることができることに基づく。また、車両の状態が内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態には、例えば車速が所定車速未満である状態や内燃機関に要求される要求パワーが所定パワー未満である状態など、即ち、システムオフにより内燃機関の運転が停止され得る状態などが含まれる。一方、低水温停止可能性状態にあるときには、内燃機関の冷却水の温度が所定温度未満であることにより例えば潤滑オイルの粘性が高く内燃機関におけるフリクションが大きいために比較的短い時間で内燃機関の出力軸が回転停止しうる状態などになる。こうした状態で車両の状態が内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態にあるとしても、吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングから所定範囲内になるよう制御するから、内燃機関を運転停止する際に吸気弁の開閉タイミングを最も遅くなるタイミングに向けてより確実に変更することができる。これに対し、低水温停止可能性状態にないときには、吸気弁の開閉タイミングが所定範囲を超えるのを許容して目標開閉タイミングになるよう制御するから、内燃機関をより適正に運転することができる。もとより、内燃機関の運転停止が指示されたときには吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう制御するから、内燃機関を次に始動するときの始動性を良好とすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する説明する説明する、
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入する共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
また、エンジン22は、吸気バルブ128の開閉タイミングを連続的に変更可能な可変バルブタイミング機構150を備える。可変バルブタイミング機構150は、図3に示すように、吸気バルブ128を開閉するインテークカムシャフト152と、クランクシャフト26にタイミングチェーンを介して接続されたカムスプロケットと一体化されてインテークカムシャフト152の位相を変更可能な可動部154と、この可動部154を駆動する直流ブラシレスモータとしてのVVT(Variable Valve Timing)モータ156とを備え、VVTモータ156の駆動によりクランクシャフト26に対するインテークカムシャフト152の位相角を進角または遅角させて吸気バルブ128の開閉タイミングを連続的に変更することができるようになっている。なお、VVTモータ156としては、回転停止したインテークカムシャフト152の位相を変更するには大きな駆動力を要することから、クランクシャフト26の回転に伴ってインテークカムシャフト152が回転している最中にのみ駆動可能な体格のものを用いている。インテークカムシャフト152の角度を進角させたときの吸気バルブ128の開閉タイミングおよびインテークカムシャフト152の角度を遅角させたときの吸気バルブ128の開閉タイミングの一例を図4に示す。実施例では、エンジン22から効率よく動力が出力される吸気バルブ128の開閉タイミングにおけるインテークカムシャフト152の角度を基準角とし、インテークカムシャフト152の角度をその基準角よりも進角させることによりエンジン22から高トルクが出力可能な運転状態とすることができ、インテークカムシャフト152の角度を最遅角させることによりエンジン22の気筒内の圧力変動を小さくしてエンジン22の運転の停止や始動に適した運転状態とすることができるよう構成されている。以下、実施例では、インテークカムシャフト152の角度が最遅角となる吸気バルブ128の開閉タイミングを最遅角タイミングVT1という。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温Tw,燃焼室内に取り付けられた圧力センサ143からの筒内圧力,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128を開閉するインテークカムシャフト152や排気バルブを開閉するエギゾーストカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、可変バルブタイミング機構150のVVTモータ156への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッションオン(IGON)信号やイグニッションオフ(IGOFF)信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にエンジン22を冷間始動した際の動作について説明する。図5は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,エンジン22の冷却水温Tw,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2など制御に必要なデータを入力し(ステップS100)、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を予め定めた図6に例示する要求トルク設定用マップを用いて設定すると共に設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50の充放電要求パワーPb*とロスLossとの和としてエンジン22に要求される要求パワーPe*を求めて設定する処理を実行する(ステップS110)。ここで、エンジン22の冷却水温Twは水温センサ142により検出されたものを、エンジン22の回転数Neはクランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいて計算されたものを、それぞれエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
続いて、エンジン22の冷却水温Twが閾値T1未満の条件下で車速Vが閾値V1未満且つ要求パワーPe*が閾値P1未満となることによりエンジン22が冷間始動された状態でイグニッションオフによりエンジン22の運転が停止され得る状態、即ち、低水温停止可能性状態にあるか否かを判定し(ステップS120〜S140)、冷却水温Twが閾値T1未満であると共に車速Vが閾値V1未満且つ要求パワーPe*が閾値P1未満であるために低水温停止可能性状態にあると判定されたときには、吸気バルブ128の開閉タイミングVTの変更範囲を制限するためのバルブタイミング変更制限フラグFに値1を設定し(ステップS150)、冷却水温Twが閾値T1以上であるか車速Vが閾値V1以上であるか要求パワーPe*が閾値P1以上であるかのうちいずれかの状態であるために低水温停止可能性状態にないと判定されたときには、バルブタイミング変更制限フラグFに値0を設定する(ステップS160)。ここで、閾値T1は、エンジン22が冷間始動された状態であるか否かを判断するためのものであり、例えば−5℃や−10℃などの温度を用いることができる。また、閾値V1は、車両が停止しているか否かを判断するためのものであり、例えば時速2kmや時速3kmなどの速度を用いることができる。さらに、閾値P1は、運転者のアクセル操作により車両の走行が要求されていない状態を判断するためのものであり、例えば10kwや15kwなどのパワーを用いることができる。
次に、設定した要求パワーPe*とモータ運転モードで走行する範囲を定めた閾値Pref(例えば、2kwや4kw,6kwなど)とを比較する(ステップS170)。エンジン22の要求パワーPe*が閾値Prefより大きいときには、トルク変換運転モードや充放電運転モードで走行すると判断し、図7に例示するようにエンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点によりエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを求めて設定し(ステップS180)、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて計算される目標回転数Nm1*でモータMG1を回転させるようモータMG1のトルク指令Tm1*を設定し(ステップS190)、モータMG1から出力されたトルクがリングギヤ軸32aに作用するトルクとモータMG2から減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとの和が要求トルクTr*になるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS200)、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFについてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS260)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFとを受信したエンジンECU24は、エンジン22が運転されているときにはエンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFとに基づいてエンジン22を運転制御し、エンジン22が運転停止されているときにはエンジン22を始動して同様に運転制御する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。なお、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFとに基づくエンジン22の運転制御の詳細については、説明の都合上後述する。
ステップS170でエンジン22の要求パワーPe*が閾値Pref以下のときには、モータ運転モードで走行すると判断して、エンジン22の冷却水温Twとエンジン22の暖機の必要性を判断するための温度である閾値Tref(例えば、65℃や70℃など)とを比較する(ステップS210)。冷却水温Twが閾値Trefより大きいときには、エンジン22の運転が停止されるようエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*に値0を設定すると共にモータMG1の目標トルクTm1*に値0を設定し(ステップS220,S240)、要求トルクTr*を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*に設定し(ステップS250)、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*と開閉タイミング制限フラグFについてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS260)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFとを受信したエンジンECU24は、エンジン22が運転されているときにはエンジン22の燃料噴射を停止し、エンジン22が運転停止されているときにはその状態を保持する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1からトルクが出力されることなくトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ステップS210で冷却水温Twが閾値Tref以下のときには、エンジン22が暖機運転されるようエンジン22の目標回転数Ne*に所定回転数Nidl(例えば、800rpmや1000rpmなど)を設定すると共に目標トルクTe*に値0を設定し(ステップS230)、ステップS240以降の処理を実行して、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFとを受信したエンジンECU24は、エンジン22が運転されているときにはエンジン22が所定回転数Nidlとしての目標回転数Ne*と値0の目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFとに基づいてエンジン22を運転制御し、エンジン22が運転停止されているときにはエンジン22を始動して同様に運転制御する。次に、こうした駆動制御の処理が行なわれている停車中に運転者によりイグニッションオフされたときの処理について、図8に例示するIGOFF時停止制御ルーチンを用いて説明する。
図8のIGOFF時停止制御ルーチンでは、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、エンジンECU24に対して、エンジン22の燃料噴射の停止を指示し(ステップS300)、吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に向けて変更するようVVTモータ156の駆動を指示し(ステップS310)、入力したエンジン22の回転数Neが駆動停止用回転数Nstopに至るのを待って(ステップS320,S330)、エンジンECU24にVVTモータ156の駆動停止を指示し(ステップS340)、IGOFF時停止制御ルーチンを終了する。ここで、駆動停止用回転数Nstopは、クランクシャフト26の回転速度がVVTモータ156によりインテークカムシャフト152の位相を変更することができなくなる速度より若干高い速度にまで低下したか否かを判断するためのものであり、予め実験等により定められた値として例えば80rpmや100rpmなどの回転数を用いることができる。また、イグニッションオフされたときに直ちにエンジン22の燃料噴射の停止を指示するのは、エンジン22の間欠運転に際して自動停止するときとは異なり、エンジン22の爆発燃焼が継続すると運転者に違和感を与えてしまうからである。さらに、エンジン22を運転停止する際に吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に向けて変更するのは、エンジン22を次に始動するときの圧縮工程に必要なエネルギーを低減することにより始動性を良好とするためである。次に、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFとに基づくエンジン22の運転制御について、図9に例示するエンジン運転制御ルーチンを用いて説明する。
図9のエンジン運転制御ルーチンでは、エンジンECU24のCPU24aは、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*と吸気バルブ128のバルブタイミング変更制限フラグFとを入力し(ステップS400)、入力した目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいて吸気バルブ128の目標開閉タイミングVT*を設定する(ステップS410)。続いて、入力したバルブタイミング変更制限フラグFの値を調べ(ステップS420)、バルブタイミング変更制限フラグFが値0のときには、低水温停止可能性状態にないために吸気バルブ128の開閉タイミングVTの変更範囲を制限する必要はないと判断し、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントでエンジン22が運転されるよう吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御を行なうと共に吸気バルブ128の開閉タイミングVTが設定した目標開閉タイミングVT*になるようVVTモータ156を駆動して(ステップS440)、エンジン運転制御ルーチンを終了する。一方、バルブタイミング変更制限フラグFが値1のときには、低水温停止可能性状態にあるために吸気バルブ128の開閉タイミングVTの変更範囲を制限する必要があると判断して、目標開閉タイミングVT*を所定タイミングVT2で制限することにより目標開閉タイミングVT*を再設定し(ステップS430)、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントでエンジン22が運転されるよう吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御を行なうと共に吸気バルブ128の開閉タイミングVTが再設定した目標開閉タイミングVT*になるようVVTモータ156を駆動して(ステップS440)、エンジン運転制御ルーチンを終了する。ここで、所定タイミングVT2は、エンジン22の冷却水温Twにかかわらず燃料噴射が停止されてからクランクシャフト26が回転停止するまでに吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に変更することができる開閉タイミングであり、エンジン22の特性や実験等により予め定められたインテークカムシャフト152の最遅角に対する角度として例えば5°や10°などの角度に対応する吸気バルブ128の開閉タイミングを用いることができる。図10に、所定タイミングVT2の一例を示す。こうして低水温停止可能性状態にあるときに吸気バルブ128の開閉タイミングVTの変更範囲を制限するのは、開閉タイミングの変更は機械的な動作を伴うためにある程度の時間を必要とし、特に冷間始動されてエンジン22の潤滑オイルの粘性が高くフリクションが大きいときにはクランクシャフトが比較的早く回転停止するために開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1まで変更する十分な時間を確保するのが困難になるからである。
いま、エンジン22が冷間始動された直後に暖機運転されている状態、即ち、冷却水温Twが閾値T1未満の条件下で停車中にアクセルオフされている低水温停止可能性状態で運転者によりイグニッションオフされてエンジン22の運転を停止するときを考える。図11は、このときのエンジン22の回転数Neと吸気バルブ128の開閉タイミングVTとの時間変化の一例を模式的に示す説明図である。図中、実線は低水温停止可能性状態にあるときの時間変化の一例を示し、破線は高水温であるために低水温停止可能性状態にないときの時間変化の一例を比較のために示している。低水温停止可能性状態にあるときには、運転者によりイグニッションオフされるとエンジン22の燃料噴射が停止されると共にVVTモータ156の駆動が開始され(時間t1)、エンジン22の回転数Neは、高水温のときに比して早く低下する。吸気バルブ128の開閉タイミングVTは、低水温停止可能性状態にあるために所定タイミングVT2またはこれより最遅角タイミングVT1側の開閉タイミングから最遅角タイミングVT1に向けて変更されるため、エンジン22の回転数Neが駆動停止用回転数Nstopに至る前に最遅角タイミングVT1にまで変更されることになる(時間t2)。その後、エンジン22の回転数Neが駆動停止用回転数Nstopに至ったときにVVTモータ156の駆動が停止される(時間t3)。一方、高水温であるため低水温停止可能性状態にないときには、エンジン22の回転数Neは比較的緩やかに低下することから、吸気バルブ128の開閉タイミングVTは、所定タイミングVT2を超えて進角側の開閉タイミングにあったとしてもエンジン22の回転数Neが駆動停止用回転数Nstopに至ったときには最遅角タイミングVT1にまで変更された状態になっている(時間t4)。このように、低水温停止可能性状態にあるときには、吸気バルブ128の開閉タイミングVTが最遅角タイミングVT1から所定範囲内になるよう目標開閉タイミングVT*を所定タイミングVT2で制限した開閉タイミングでVVTモータ156を駆動するから、エンジン22を運転停止する際に吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に向けてより確実に変更することができる。また、停車中でアクセルオフされている状態など車速Vが閾値V1未満且つ要求パワーPe*が閾値P1未満のときに車両の状態が運転者のイグニッションオフによりエンジン22を運転停止する可能性を生じる状態にあると判定して開閉タイミングVTの変更範囲を制限するから、運転者に違和感を与えないようイグニッションオフされたときに直ちにエンジン22の燃料噴射を停止するものとしても、エンジン22を運転停止する際に吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に向けてより確実に変更することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、低水温停止可能性状態にあるときには、吸気バルブ128の開閉タイミングVTが最遅角タイミングVT1から所定範囲内になるよう目標開閉タイミングVT*を所定タイミングVT2で制限した開閉タイミングでVVTモータ156を駆動するから、エンジン22を運転停止する際に吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に向けてより確実に変更することができる。また、所定タイミングVT2として、エンジン22の冷却水温Twにかかわらず燃料噴射が停止されてからクランクシャフト26が回転停止するまでに吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に変更することができる開閉タイミングを用いるものとしたから、エンジン22を運転停止する際に吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に向けてより確実に変更することができる。一方、低水温停止可能性状態にないときには、吸気バルブ128の開閉タイミングVTが所定タイミングVT2より進角側に超えるのを許容して目標開閉タイミングVT*でVVTモータ156を駆動するから、効率よく運転するなどエンジン22をより適正に運転することができる。もとより、エンジン22の運転停止が指示されたときには吸気バルブ128の開閉タイミングVTが最遅角タイミングVT1に向けて変更されるようVVTモータ156を駆動するから、エンジン22を次に始動するときの始動性を良好とすることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、冷却水温Twが閾値T1未満の状態で、車速Vが閾値V1未満且つ要求パワーPe*が閾値P1未満のときに低水温停止可能性状態にあると判定するものとしたが、要求パワーPe*にかかわらずに車速Vが閾値V1未満のときに低水温停止可能性状態にあると判定するものとしてもよいし、車速Vにかかわらずに要求パワーPe*が閾値P1未満のときに低水温停止可能性状態にあると判定するものとしてもよいし、車速Vや要求パワーPe*にかかわらずに例えば車速Vが値0の状態で所定時間経過したときやシフトポジションSPが駐車用ポジションに変更されたときなどの車両の状態がエンジン22を運転停止する可能性を生じる状態と判断される条件であれば、冷却水温Twが閾値T1未満の状態で、いかなる条件が成立したときに低水温停止可能性状態にあると判定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、所定タイミングVT2として、エンジン22の冷却水温Twにかかわらず燃料噴射が停止されてからクランクシャフト26が回転停止するまでに吸気バルブ128の開閉タイミングVTを最遅角タイミングVT1に変更することができる開閉タイミングを用いるものとしたが、インテークカムシャフト152の基準角に対応する吸気バルブ128の開閉タイミングやこれより進角側または遅角側の開閉タイミングを用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、可変バルブタイミング機構150は、クランクシャフト26の回転に伴ってインテークカムシャフト152が回転している最中にのみ駆動可能な直流ブラシレスモータとしてのVVTモータ156を備えるものとしたが、クランクシャフト26の回転に伴ってインテークカムシャフト152が回転している最中にのみ駆動可能な駆動源としていかなる種類のモータまたはモータとは異なる駆動源を備えるものとしてもよいし、クランクシャフト26が回転停止した状態でも駆動可能なアクチュエータを有する油圧などの駆動源を備えるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図12の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図12における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図13の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに動力分配統合機構30を介して動力を出力するエンジン22およびモータMG1と、リングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して動力を入出力可能なモータMG2とを備えるハイブリッド自動車20に適用して説明したが、図14の自動車320に例示するように、駆動輪63a,63bに接続された駆動軸に変速機324を介して動力を出力するエンジン22を備えるものに適用するものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な
要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、吸気バルブ128を開閉するインテークカムシャフト152とインテークカムシャフト152が回転している最中にのみ駆動可能なVVTモータ156および可動部154とを有する可変バルブタイミング機構150が「吸気弁開閉手段」に相当し、冷却水温Twを検出する水温センサ142が「冷却水温検出手段」に相当し、冷却水温Twが閾値T1未満の条件下で車速Vが閾値V1未満且つ要求パワーPe*が閾値P1未満のときに低水温停止可能性状態にあると判定してバルブタイミング変更制限フラグFの値を設定する図5の駆動制御ルーチンのステップS120〜S160の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「状態判定手段」に相当し、要求パワーPe*が閾値Prefより大きいときに目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定してバルブタイミング変更制限フラグFと共にエンジンECU24に送信する図5の駆動制御ルーチンのステップS180〜S200,S260の処理や要求パワーPe*が閾値Pref以下且つ冷却水温Twが閾値Tref以下であるためにエンジン22を暖機運転する際に所定回転数Nidlとしての目標回転数Ne*と値0の目標トルクTe*とを設定してバルブタイミング変更制限フラグFと共にエンジンECU24に送信する図5の駆動制御ルーチンのステップS230〜S260の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70と、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とバルブタイミング変更制限フラグFとを入力して目標開閉タイミングVT*を設定すると共にバルブタイミング変更制限フラグFが値0のときには目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントでエンジン22が運転されるよう吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御を行なうと共に吸気バルブ128の開閉タイミングVTが目標開閉タイミングVT*になるようVVTモータ156を駆動しバルブタイミング変更制限フラグFが値1のときには目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントでエンジン22が運転されるよう吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御を行なうと共に吸気バルブ128の開閉タイミングVTが所定タイミングVT2で目標開閉タイミングVT*を制限した開閉タイミングになるようVVTモータ156を駆動する図9のエンジン運転制御ルーチンのステップS400〜S440の処理を実行するエンジンECU24とが「運転時制御手段」に相当し、運転者によりイグニッションオフされたときにエンジン22の燃料噴射を停止すると共に吸気バルブ128の開閉タイミングVTが最遅角タイミングVT1に向けて変更されるようVVTモータ156の駆動や駆動停止を指示する図8のIGOFF時停止制御ルーチンのステップS300〜S340の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70と指示を受けてエンジン22の燃料噴射を停止すると共にVVTモータ156の駆動や駆動停止を行なうエンジンECU24とが「停止時制御手段」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
実施例では、ハイブリッド自動車20に適用して説明したが、列車などの自動車以外の車両に適用するものとしてもよいし、自動車や列車を含む車両の制御方法の形態としても構わない。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 可変バルブタイミング機構150の構成の概略を示す構成図である。 インテークカムシャフト152の角度を進角させたときの吸気バルブ128の開閉タイミングおよびインテークカムシャフト152の角度を遅角させたときの吸気バルブ128の開閉タイミングの一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるIGOFF時停止制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例のエンジンECU24により実行されるエンジン運転制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 吸気バルブ128の開閉タイミングVTの変更範囲を制限するための所定タイミングVT2の一例を示す説明図である。 低水温停止可能性状態で運転者によりイグニッションオフされてエンジン22の運転を停止するときのエンジン22の回転数Neと吸気バルブ128の開閉タイミングVTとの時間変化の一例を模式的に示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例の自動車320の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、152 インテークカムシャフト、154 可動部、156 VVTモータ、224 モータ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、320 自動車、324 変速機、MG1,MG2 モータ。

Claims (5)

  1. 内燃機関からの動力を用いて走行する車両であって、
    前記内燃機関の出力軸に機械的に連結され前記出力軸の回転に伴って回転して前記内燃機関の吸気弁を開閉するカム機構と、前記カム機構が駆動しているときにのみ駆動可能で前記カム機構の前記出力軸に対する位相角を変更するために前記カム機構を駆動する機構駆動部とを有し、前記出力軸の回転に対する開閉タイミングを変更可能に前記内燃機関の吸気弁を開閉する吸気弁開閉手段と、
    前記内燃機関の冷却水の温度である冷却水温を検出する冷却水温検出手段と、
    前記検出された冷却水温が所定温度未満の条件下で前記車両の状態が前記内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態となる低水温停止可能性状態を判定する状態判定手段と、
    前記吸気弁の目標開閉タイミングを設定する目標開閉タイミング設定手段と、
    前記内燃機関が運転されているとき、前記状態判定手段により前記低水温停止可能性状態にないと判定されたときには前記内燃機関の運転を伴って前記吸気弁の開閉タイミングが前記設定された目標開閉タイミングになるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御し、前記状態判定手段により前記低水温停止可能性状態にあると判定されたときには前記内燃機関の運転を伴って前記吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングから所定範囲内で前記設定された目標開閉タイミングに基づくタイミングになるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御する運転時制御手段と、
    前記内燃機関の運転停止が指示されたとき、前記内燃機関の運転が停止されると共に前記吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御する停止時制御手段と、
    を備える車両。
  2. 前記状態判定手段は、車速が所定車速未満である条件とアクセル操作に基づいて前記内燃機関に要求される要求パワーが所定パワー未満である条件とのうち少なくともいずれか一方の条件が成立したときに前記低水温停止可能性状態にあると判定する手段である請求項1記載の車両。
  3. 前記所定範囲は、前記内燃機関への燃料噴射が停止されてから前記回転軸が回転停止するまでに前記吸気弁開閉手段により前記吸気弁の開閉タイミングを変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに変更することができる範囲である請求項1または2記載の車両。
  4. 前記機構駆動部は、駆動源として電動機を備える駆動部である請求項記載の車両。
  5. 内燃機関の出力軸に機械的に連結され前記出力軸の回転に伴って回転して前記内燃機関の吸気弁を開閉するカム機構と、前記カム機構が駆動しているときにのみ駆動可能で前記カム機構の前記出力軸に対する位相角を変更するために前記カム機構を駆動する機構駆動部とを有し、前記出力軸の回転に対する開閉タイミングを変更可能に前記内燃機関の吸気弁を開閉する吸気弁開閉手段を備え、前記内燃機関からの動力を用いて走行する車両の制御方法であって、
    前記内燃機関の冷却水の温度が所定温度未満の条件下で前記車両の状態が前記内燃機関を運転停止する可能性を生じる状態になる低水温停止可能性状態を判定し、
    前記内燃機関が運転されているとき、前記低水温停止可能性状態にないと判定したときには前記内燃機関の運転を伴って前記吸気弁の開閉タイミングが目標開閉タイミングになるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御すると共に、前記低水温停止可能性状態にあると判定したときには前記内燃機関の運転を伴って前記吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングから所定範囲内で前記目標開閉タイミングに基づくタイミングになるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御し、
    前記内燃機関の運転停止が指示されたとき、前記内燃機関の運転が停止されると共に前記吸気弁の開閉タイミングが変更可能な範囲で最も遅くなるタイミングに向けて変更されるよう前記内燃機関と前記吸気弁開閉手段とを制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
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