JP4472935B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の減速走行時に実行されるフューエルカット等のエンジンの燃料供給量の調整についての技術に関し、特に、燃料供給量の調整領域を広げる場合のエンジンにより駆動されるオイルポンプの制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両においては、減速走行時に、車両の燃費を向上させるために、エンジン回転数が所定の回転数の領域にあるとエンジンへの燃料の供給を中止させるフューエルカットや燃料供給量を低減する燃料供給量の調整が行なわれる。このとき、エンジンへの燃料の供給を中止または供給量を低減しても、エンジンがストールしないように、たとえば、フューエルカット開始回転数とフューエルカット復帰回転数とが設定される。フューエルカットや燃料供給量の低減においては、エンジンストールを避けつつ、できるだけ広い領域で燃料の供給を中止または供給量を低減させる必要がある。
【0003】
特開2001−82204公報(特許文献1)は、エンジンを駆動できる電動機を備えた車両において、エンジンの燃料の消費を可及的に低減し、かつエンジンの停止を未然に防止する制御装置を開示する。この特許文献1に開示された制御装置は、エンジンを駆動できる電動機と、燃料の供給が停止されたエンジンの回転数が予め定められた復帰回転数に低下した場合にエンジンに対する燃料の供給を再開する燃料供給制御回路と、電動機によってエンジンを駆動できるか否かを判定する駆動判定回路と、電動機によってエンジンを駆動できないことが判定された場合には燃料供給制御回路による燃料の供給再開のための復帰回転数を、電動機によってエンジンを駆動できる場合より高い回転数に設定する燃料供給復帰回転数制御回路とを含む。
【0004】
この制御装置によると、エンジンが外力によって強制的に回転させられており、かつその回転数が予め定めた復帰回転数以上であれば、エンジンに対する燃料の供給が停止される。その復帰回転数は、燃料の供給を再開すれば、エンジンが自律回転を継続できる回転数である。そして電動機によってエンジンを駆動することができない場合には、その復帰回転数が、電動機によってエンジンを駆動できる場合より高い回転数に設定される。すなわち燃料の供給を停止したエンジンを電動機によって駆動できない場合、そのエンジンの回転数が、相対的に高い回転数の復帰回転数にまで低下すると、エンジンに対する燃料の供給が再開され、その結果、エンジンを継続して自律回転させることができる。これに対して、電動機によってエンジンを駆動できる場合には、相対的に低い復帰回転数にエンジンの回転数が低下するまで燃料の供給が停止される。その場合、燃料の供給停止が低回転数にまで継続されていても、エンジンの回転を電動機が補助できるので、万が一、更にエンジンの回転数が低下しても、回転数を上げてエンジンの停止(エンスト)を防止することが可能である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−82204公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電動機によってエンジンを駆動できる場合には、相対的に低い復帰回転数にエンジンの回転数が低下するまで燃料の供給を中止または供給量が低減されると、エンジンにより駆動される、変速機に作動油を供給するオイルポンプの吐出量が必要量を確保できない場合がある。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、より燃費を向上させるために、燃料の供給を中止または供給量を低減させたときにエンジン回転数が低下した場合のエンジンにより駆動されるオイルポンプの吐出量不足を解決できる制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
の発明に係る制御装置は、走行用動力源として少なくともエンジンを搭載した車両を制御する。車両の変速機には第1のオイルポンプまたは第2のオイルポンプから作動油が供給され、第1のオイルポンプは、エンジンまたは第1の電動機を駆動源とし、第2のオイルポンプは、第2の電動機を駆動源とする。この制御装置は、車両の減速中に、エンジンの回転数に基づいて燃料供給量を調整する燃料供給量調整手段と、燃料供給量調整手段による燃料供給量の調整時に第1のオイルポンプの吐出量が不足するか否かを判断し、第1のオイルポンプの吐出量が不足すると判断された場合は、第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプまたは第2の電動機により駆動される第2のオイルポンプにより作動油を供給するように制御する補充制御を実行し、第1のオイルポンプの吐出量が不足しないと判断された場合は、補充制御を実行しないようにするための制御手段とを含む。制御装置は、車両に対する制動要求を検知するための検知手段をさらに含む。車両は、エンジンに加えて、第1の電動機を走行用動力源とする。制御手段は、車両の走行中に制動要求が検知されたか否かに基づいて、第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプのいずれかを選択して作動油を供給するように制御するための手段を含む。
【0011】
の発明によると、たとえば、燃料供給量調整手段によるフューエルカットからの復帰回転数が下げられることにより、フューエルカット中のエンジン回転数が下がって、フューエルカットの実行時に、被駆動状態のエンジンにより駆動される第1のオイルポンプの吐出量が不足する場合がある。このような場合に、車両に制動要求があると、車両を再加速させる要求がないということであって、第1の電動機を走行用に用いて車両を加速させることがない。そこで、制御手段は、車両の走行中に制動要求が検知されたか否かに基づいて、車両の走行用動力源となる第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプおよび第2の電動機で駆動される第2のオイルポンプのいずれかを選択して作動油を供給する。このような制御により、たとえば車両の走行中に制動要求がある場合(すなわち第1の電動機を走行用に用いて車両を加速させることがない場合)、より効率のよい第2のオイルポンプを駆動させて作動油を供給することが可能となる。その結果、より燃費を向上させるフューエルカットの実行時にエンジン回転数が低下した場合の、被駆動状態であるエンジンが駆動する第1のオイルポンプの吐出量不足を解決できる。
【0014】
好ましくは、制御手段は、車両の走行中に制動要求が検知されると、第2のオイルポンプを選択して作動油を供給するように制御するための手段を含む。
【0015】
の発明によると、制動要求があって車両を加速させる必要がなく、第1の電動機が駆動されないと、第2の電動機により第2のオイルポンプを駆動する。
【0022】
この発明の別の局面に係る制御装置は、走行用動力源として少なくともエンジンを搭載した車両を制御する。車両の変速機には第1のオイルポンプまたは第2のオイルポンプから作動油が供給され、第1のオイルポンプは、エンジンまたは第1の電動機を駆動源とし、第2のオイルポンプは、第2の電動機を駆動源とする。この制御装置は、車両の減速中に、エンジンの回転数に基づいて燃料供給量を調整する燃料供給量調整手段と、燃料供給量調整手段による燃料供給量の調整時に第1のオイルポンプの吐出量が不足するか否かを判断し、第1のオイルポンプの吐出量が不足すると判断された場合は、第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプまたは第2の電動機により駆動される第2のオイルポンプにより作動油を供給するように制御する補充制御を実行し、第1のオイルポンプの吐出量が不足しないと判断された場合は、補充制御を実行しないようにするための制御手段とを含む。車両は、エンジンと第1の電動機との間の接続を切離すための切離し手段を含む。制御手段は、エンジンと第1の電動機との接続状態が切離し状態であるのか否かに基づいて、第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプのいずれかを選択して作動油を供給するように制御するための手段を含む。
【0023】
この発明によると、たとえば、燃料供給量調整手段によるフューエルカットからの復帰回転数が下げられることにより、フューエルカット中のエンジン回転数が下がって、フューエルカットの実行時に、被駆動状態のエンジンにより駆動される第1のオイルポンプの吐出量が不足する場合がある。このような場合に、エンジンと第1の電動機との間の接続を切り離すための切り離し手段が切り離されていると、エンジンは第1の電動機により回転されない。このことは、第1の電動機を回転させた場合に、そのエンジンの負荷の分だけ第1の電動機の負荷が低減することを示す。この負荷の低減を考慮して、制御手段は、エンジンと第1の電動機との接続状態が切離し状態であるのか否かに基づいて、第1の電動機による第1のオイルポンプおよび第2のオイルポンプのいずれかを選択して作動油を供給する。その結果、より燃費を向上させるフューエルカットの実行時にエンジン回転数が低下した場合の、被駆動状態であるエンジンが駆動する第1のオイルポンプの吐出量不足を解決できる。
【0024】
好ましくは、制御手段は、接続状態が切離し状態であると、第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプを選択して作動油を供給するように制御するための手段を含む。
【0025】
の発明によると、切り離し手段が切り離されていると、エンジンの負荷の分だけ第1の電動機の負荷が低減するので、第1の電動機による駆動される第1のオイルポンプを選択して作動油を供給することができる。
【0026】
好ましくは、車両は、エンジンの駆動力を伝達するロックアップクラッチ付き流体継手を有し、流体継手のポンプ羽根車側に第1の電動機および第1のオイルポンプが設けられる。制御手段は、接続状態が切離し状態であると、ロックアップクラッチを解放させて、第1の電動機によリ駆動される第1のオイルポンプを選択して作動油を供給するように制御するための手段を含む。
【0027】
の発明によると、車両は、エンジンの駆動力を伝達するロックアップクラッチ付き流体継手を有する。流体継手のポンプ羽根車側に第1の電動機および第1のオイルポンプが設けられる。エンジンと第1の電動機との間の接続を切り離すための切り離し手段が切り離されて第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプを選択して作動油を供給するときには、ロックアップクラッチを解放する。このようにすると、第1の電動機と車輪との間が流体結合状態になって第1の電動機の負荷が低減される。
【0028】
好ましくは、制御手段は、接続状態が切離し状態でないと、第2のオイルポンプを選択して作動油を供給するように制御するための手段を含む。
【0029】
の発明によると、切り離し手段が切り離されていないと、エンジンの負荷の分だけ第1の電動機の負荷が低減しないので、第1の電動機による駆動される第1のオイルポンプよりも第2の電動機により駆動される第2のオイルポンプを選択して作動油を供給することができる。
【0030】
好ましくは、車両は、エンジンの駆動力を伝達するロックアップクラッチ付き流体継手を有し、流体継手のポンプ羽根車側に第1の電動機および第1のオイルポンプが設けられる。制御手段は、接続状態が切離し状態でないと、ロックアップクラッチを係合およびスリップのいずれかにさせて、第2のオイルポンプを選択して作動油を供給するための手段を含む。
【0031】
この発明によると、車両は、エンジンの駆動力を伝達するロックアップクラッチ付き流体継手を有する。流体継手のポンプ羽根車側に第1の電動機および第1のオイルポンプが設けられる。エンジンと電動機との間の接続を切り離すための切り離し手段が切り離されておらず第2のオイルポンプを選択して作動油を供給するときには、ロックアップクラッチを係合およびスリップのいずれかにする。このようにすると、車輪から第1のオイルポンプに伝達される動力を増やして第1のオイルポンプの吐出量が増えるので、第2のオイルポンプを駆動して補充する吐出量を少なくできる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0041】
以下、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両のパワートレインについて説明する。以下の説明においては、トルクを伝達する機構を、トルク増幅機能を有するロックアップクラッチ付きトルクコンバータとして、変速機を、自動変速機として説明する。また、本実施の形態に係るECT_ECU(Electronic Controlled Automatic Transmission_Electronic Control Unit)が制御する車両には、エンジンとそのエンジンに対して動力を伝達することの可能なモータジェネレータとが搭載される。ECT_ECUは、車両減速時にフューエルカットを実行するとともに、そのフューエルカットの実行時において、エンジン回転数が低下することにより起因する機械式オイルポンプの吐出量の不足を解消する。このように、電動機を、エンジンをアシストするモータジェネレータとして説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0042】
さらに、ECT_ECUは、車両減速時にフューエルカットを実行するものに限定されない。ECT_ECUは、フューエルカットのように燃料供給を中止するのではなく、燃料供給量を低減する処理を実行するものでもよい。その燃料供給量の低減処理の実行時において、エンジン回転数が低下することにより起因する機械式オイルポンプの吐出量の不足を解消する。
【0043】
さらに、本発明に適用されるエンジンは、ガソリンエンジンに限定されない。本発明に適用されるエンジンは、ディーゼルエンジンであってもよい。
【0044】
図1を参照して、本実施の形態に係る制御装置を含む車両のパワートレインについて説明する。本実施の形態に係る制御装置は、図1に示すECT_ECU400により実現される。
【0045】
図1に示すように、この車両は、エンジン100と、トルクコンバータ200と、自動変速機300と、エンジン100をアシストするモータジェネレータ500と、モータジェネレータ500を制御するインバータ600と、エンジン100の駆動力により回転される機械式オイルポンプ700と、電動オイルポンプ710とから構成される。なお、機械式オイルポンプ700および電動オイルポンプ710は、ともに機械的に作動してオイルを吐出する点では同じである。機械式オイルポンプ700は、その駆動源がエンジン100またはモータジェネレータ500であって、電動オイルポンプ710は、その駆動源が電動オイルポンプ710用のモータである点が相違する。便宜上、これらの相違を区別するために、「機械式オイルポンプ」と「電動オイルポンプ」という記載を使用する。また、電動オイルポンプ710を有さない構成であってもよい。
【0046】
エンジン100の出力軸は、模式的に表現されたエンジンイナーシャ110を介してトルクコンバータ200の入力軸に接続される。エンジン100とトルクコンバータ200とは回転軸150により連結されている。したがって、エンジン100の出力軸回転数N(E)とトルクコンバータ200の入力軸回転数N(P)とは同じである。また、エンジン100の出力トルクをT(E)と、トルクコンバータ200への入力トルクをT(P)として表わす。
【0047】
モータジェネレータ500は、エンジン100とトルクコンバータ200とを接続する回転軸150に動力を伝達するように構成される。このモータジェネレータ500は、車両の発進時や加速時に所望の加速度を得るためにモータとして作動してエンジン100をアシストする。また、回生制動時にはジェネレータとして作動して運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収する。
【0048】
入力クラッチ510を係合/解放することにより、エンジン100とモータジェネレータ500との接続/非接続の状態が切換えられる。
【0049】
トルクコンバータ200は、ロックアップクラッチ210を含み、ポンプ羽根車220とタービン羽根車230とから構成される。トルクコンバータ200と自動変速機300とは、回転軸250により接続される。トルクコンバータ200の出力軸回転数をN(T)と、トルクコンバータ200の出力トルクをT(T)として表わす。
【0050】
これらのパワートレインを制御するECT_ECU400には、ポンプ回転数N(P)、タービン回転数N(T)、アクセル開度、車速、車両加速度、スロットル開度、AT信号、エンジン冷却水温信号およびシフトポジション信号が入力される。また、ECT_ECU400から、トルクコンバータ200のロックアップクラッチ210に対してロックアップクラッチ係合圧信号が、入力クラッチ510に対して入力クラッチの係合/解放信号が、出力される。ECT_ECU400から、自動変速機300に対してAT制御信号が出力される。ECT_ECU400から、インバータ600に対して、モータジェネレータ500をモータとして作動させてエンジン100の回転数を制御する際の出力量やエンジン100のアシストを実現する際のアシスト量などを表わす制御信号や、モータジェネレータ500をジェネレータとして作動させてエンジン100の回転エネルギの回収を実現したり車両の走行エネルギの回収を実現したりする際の回生発電量などを表わす制御信号が出力される。
【0051】
図1において、エンジン100またはエンジン100およびモータジェネレータ500の動力は、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ200を備えた自動変速機300を介して連結される駆動輪に伝達される。トルクコンバータ200は、エンジン100のクランク軸(トルクコンバータ200の入力軸)150に固定されたポンプ羽根車220と、自動変速機300の入力軸(トルクコンバータ200の出力軸)250に連結されたタービン羽根車230と、それらポンプ羽根車220および入力軸250を直結するロックアップクラッチ210と、ステータ222とを備えている。
【0052】
図2に自動変速機300のスケルトン図を、図3に自動変速機300の作動表を示す。図2に示すスケルトン図および図3に示す作動表によると、摩擦要素であるクラッチ要素(図中のC(0)〜C(2))や、ブレーキ要素(B(0)〜B(4))、ワンウェイクラッチ要素(F(0)〜F(2))が、どのギヤ段の場合に係合および解放されるかを示している。車両の発進時に使用される1速時には、クラッチ要素(C(0)、C(1))、ブレーキ要素(B(4))、ワンウェイクラッチ要素(F(0)、F(2))が係合する。
【0053】
図4を参照して、ECT_ECU400のメモリに記憶されるフューエルカット領域を示すマップについて説明する。このマップは、エンジン冷却水温に対するエンジン100の回転数の関数によりフューエルカット領域を規定する。このマップには、フューエルカットの開始回転数と復帰回転数とが記憶される。車両減速に伴ってフューエルカットが開始されると、図4に示すように、このフューエルカットの開始回転数と復帰回転数とにより規定される範囲にエンジン回転数がある場合に、他の条件を満足するとフューエルカットが実行される。たとえば、エンジン100がアイドル状態のときであって、車両の減速時においてフューエルカットが実行されている場合に、現在のエンジン100の回転数が図4に示すフューエルカットの復帰回転数よりも大きいか否かを判定し、フューエルカットの復帰回転数よりも大きいときには、継続して減速時のフューエルカットを実行し、フューエルカットの復帰回転数以下のときには、減速時のフューエルカットの実行状態から燃料噴射実行状態へと復帰(フューエルカットからの復帰)する。
【0054】
このフューエルカットが実行されているときには、トルクコンバータ200のロックアップクラッチ210をスリップ制御することによって、エンジン100の回転速度が急激に低下しないようにすることにより、フューエルカットが実行されている時間を長く保つことができ、同時にこの間は適度なエンジンブレーキを確保することができる。
【0055】
図5に示すように、フューエルカットの実行中にアクセルが踏まれて、フューエルカットの実行状態から燃料噴射実行状態へと復帰した後、エンジン100の回転数が上昇したところで、エンジン100がアイドル状態になって、車両が減速状態になった場合に、現在のエンジン100の回転数が図4に示すフューエルカットの開始回転数よりも大きいか否かを判定し、フューエルカットの開始回転数よりも大きいときには、減速時のフューエルカットを再開し、フューエルカットの開始回転数以下のときには、燃料噴射実行状態を継続する。このため、フューエルカットの開始回転数を下げて設定すると、フューエルカットが再開しやすくなる。
【0056】
このように、フューエルカットの開始回転数を下げることは、フューエルカットが実行される場合が多くなるので、本発明においては、このようにして、フューエルカットの開始回転数を下げる場合を、フューエルカットをより多く実行するために、エンジン回転数に基づいて規定されるフューエルカットの範囲を広げるという。なお、フューエルカットの開始回転数は、エンジン100の回転数がその開始回転数以上であれば、エンジン回転数以外の他の条件を満足すると、フューエルカットを開始できることを意味する。
【0057】
ECT_ECU400は、このようなマップをメモリに記憶するとともに、フューエルカットの開始回転数を下げるように演算することができる。また、ECT_ECU400は、フューエルカットの開始回転数が通常であるマップと、フューエルカットの開始回転数が下げられたマップとを記憶しておいてもよい。
【0058】
さらに、エンジン回転数に基づいて規定されるフューエルカットの範囲を広げるために、特開2001−82204公報に開示されたように、モータジェネレータ500によりエンジン100を駆動できる場合には、フューエルカット復帰回転数を下げることができる。この場合には、エンジン回転数が通常のフューエルカット実行時の回転数よりもさらに下がる。モータジェネレータによりエンジン100を駆動できる場合には、図5のフューエルカット復帰回転数を復帰回転数(D)よりもさらに下げて、アイドル回転数以下にすることもできる。ただし、このようにフューエルカットの復帰回転数を下げることができるのは、ECT_ECU400により、機械式オイルポンプ700の吐出量不足を補充するように制御できる場合である。
【0059】
このような場合には、フューエルカット実行時において、エンジン100を駆動源とする機械式オイルポンプ700の吐出量が低下する。図6に機械式オイルポンプの特性図を示す。図6に示すように、機械式オイルポンプ700の回転数(エンジン100の回転数)に対して、吐出量はリニアな特性を有する。これに対して、図6に示すような必要吐出量であるため、機械式オイルポンプ700の回転数(エンジン100の回転数)が低い領域(アイドル回転数近傍より低い領域)において、吐出量の不足が発生する。ECT_ECU400は、この不足を補充するように、モータジェネレータ500や電動オイルポンプ710を制御する。ただし、電動オイルポンプ710を有さない構成の場合には、モータジェネレータ500により機械式オイルポンプ700の吐出量不足を補充するのみである。
【0060】
図7に電動オイルポンプの特性図を示す。図7に示すように、電動オイルポンプ710の回転数に対して、吐出量はリニアな特性を有する。なお、オイルポンプ自体の構造は、特に限定されない。内歯噛み合い式ギヤポンプ、トロコイド歯形を用いたギヤポンプ、ベーンポンプなどいずれであってもよい。
【0061】
図8を参照して、本実施の形態に係るECT_ECU400で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
【0062】
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、ECT_ECU400は、車両が減速中であるか否かを判断する。この判断は、ECT_ECU400に入力される車速の時間微分値に基づいて行なわれる。車両が減速中であると(S100にてYES)、処理はS200へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
【0063】
S200にて、ECT_ECU400は、モータジェネレータ500および電動オイルポンプ710が作動可能であるか否かを判断する。この判断は、たとえば、バッテリの電力が十分であるか否か、バッテリの温度が低温過ぎないか否か、モータ作動しないような故障フラグが立っていないか否かなどに基づいて行なわれる。モータジェネレータ500および電動オイルポンプ710が作動可能である場合には(S200にてYES)、処理はS300へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS1200へ移される。
【0064】
S300にて、ECT_ECU400は、フューエルカットが可能であるか否かを判断する。この判断は、予め定められたフューエルカットの開始に対するエンジン100の回転数などの条件を満足するか否かに基づいて行なわれる。エンジン100が安定的に燃焼していないとフューエルカットが不可能と判断される。フューエルカットが可能であると判断されると(S300にてYES)、処理はS500へ移される。もしそうでないと(S300にてNO)、処理はS400へ移される。
【0065】
S400にて、ECT_ECU400は、フューエルカットが不可能であるので、機械式オイルポンプ700の吐出量を補充するための制御を実行しない。すなわち、ECT_ECU400は、フューエルカットを継続しないでアイドリングが必要な状態ではアイドリング回転数を維持するために、エンジン100へ燃料を供給する。その後、この処理は終了する。
【0066】
S500にて、ECT_ECU400は、機械式オイルポンプ700の回転数をモニタリングする。このとき、入力クラッチ510によりエンジン100を切り離していない場合には、機械式オイルポンプ700の回転数は、エンジン100の回転数に等しい。入力クラッチ510によりエンジン100を切り離している場合には、ロックアップクラッチ210がオンであると、機械式オイルポンプ700の回転数は、トルクコンバータ200のタービン回転数に等しい。さらに、ロックアップクラッチ210がオフであると、機械式オイルポンプ700の回転数は、別途設けられた回転数センサにより検知されるか、予め実験的に求められた回転数になる。この場合であっても、機械式オイルポンプ700の回転数は、トルクコンバータ200のタービン回転数に依存する。
【0067】
S600にて、ECT_ECU400は、機械式オイルポンプ700の回転数と図6の特性図とに基づいて、必要吐出量を算出する。
【0068】
S700にて、ECT_ECU400は、S600にて算出した必要吐出量に基づいて、吐出量の補充が必要であるか否かを判断する。吐出量の補充が必要であると判断されると(S700にてYES)、処理はS800に移される。もしそうでないと(S700にてNO)、処理はS1100に移される。
【0069】
S800にて、ECT_ECU400は、車両のブレーキがオン状態であるか否かを判断する。この判断は、車両が停止していないことを検知してもよい。ブレーキオンの場合には、再加速の可能性がないので、エンジン100の回転数を上昇させる必要がない。したがって、モータジェネレータ500がモータとして作動する可能性がないので、エネルギ効率のよい電動オイルポンプ710を駆動させて不足量を補充する。このとき、不足分だけを電動オイルポンプ710により補充するようにしてもよい。
【0070】
S900にて、ECT_ECU400は、電動オイルポンプ710を駆動させて不足分を補充する。
【0071】
S1000にて、ECT_ECU400は、モータジェネレータ500を駆動させて機械式オイルポンプ700を駆動させて不足分を補充する。これは、S800でブレーキオフと判断されず、再加速の可能性があることを示す。ここで、たとえば、アイドル状態であると、エンジン100の回転数は500〜700rpmであるが、モータジェネレータ500によるエンジン回転数はさらに低回転(300rpm)であってよい。これは、エンジン100をモータジェネレータ500により回転させるのではなく、必要なオイルポンプ吐出量を確保できればよいためである。なお、このS1000における処理においては、トルクコンバータ200のロックアップクラッチ210をオフにする。このようにすると、負荷を少なくできる。さらに、入力クラッチ510を解放してエンジン100も切り離すようにしてもよい。
【0072】
S1100にて、ECT_ECU400は、吐出量の補充が不要であるので、機械式オイルポンプ700のためにモータジェネレータ500を駆動させないし、電動オイルポンプ710も駆動させない。
【0073】
S1200にて、ECT_ECU400は、機械式オイルポンプ700のためのモータジェネレータ500や、電動オイルポンプ710が作動不可能であるので吐出量の補充が不可能であるため、アイドル回転数よりも低い回転数におけるフューエルカットを禁止する。すなわち、通常のフューエルカット復帰回転数を採用する。
【0074】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る車両の制御装置であるECT_ECU400の動作について説明する。
【0075】
車両が減速中であって(S100にてYES)、モータジェネレータ500および電動オイルポンプ710が作動可能であると(S200にてYES)、フューエルカットが可能であるか否かが判断される(S300)。フューエルカットが可能であると(S300にてYES)、機械式オイルポンプ700の回転数が検知される(S500)。
【0076】
検知された機械式オイルポンプ700の回転数から必要な吐出量が算出され(S600)、不足が生じている場合には吐出量の補充が必要と判断される(S700にてYES)。ブレーキがオン状態であって、再加速の可能性がないと(S800にてYES)、モータジェネレータ500が駆動されないので、電動オイルポンプ700を駆動する。ブレーキがオン状態でなくて、再加速の可能性があると(S800にてNO)、モータジェネレータ500が駆動されるので、モータジェネレータ500により機械式オイルポンプ710を駆動する。
【0077】
以上のようにして、本実施の形態に係るECT_ECUによると、減速フューエルカットの実行時において、エンジン回転数が低下して機械式オイルポンプの吐出量が不足すると、車両の状態に応じて、エネルギ効率が高くなるように、電動オイルポンプと、モータジェネレータにより駆動させる機械式オイルポンプとを比較して、いずれかにより、不足分を補充する。これにより、フューエルカットの復帰回転数を下げてフューエルカットの時間を長くした場合の、エンジンにより駆動される機械式オイルポンプの吐出量が不足しても、それを補充して吐出量不足を解決できる。また、エネルギ効率が高まるとともに、フューエルカット時間が長くなるので、車両の燃費が向上する。
【0078】
なお、S800においてブレーキオンであるか否かを判断したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、以下のようにしてもよい。
【0079】
S800にて、ECT_ECU400は、モータジェネレータ500が電動オイルポンプ710を駆動する以外の駆動要求があるか否かを判断するようにしてもよい。たとえば、ブレーキ負圧の確保のためにモータジェネレータ500でエンジン100のクランクを回転させたい場合や、潤滑油を潤滑させるためにモータジェネレータ500を駆動させたい場合には、モータジェネレータ500が電動オイルポンプ710を駆動する以外の駆動要求があると判断する。このように判断される場合には、処理はS1000に移され、モータジェネレータ500により機械式オイルポンプ700が駆動される。さらに、このような場合に、モータジェネレータ500で機械式オイルポンプ700を駆動しても、不足量が補充できない場合には、電動オイルポンプ710を駆動して、不足量を補充するようにしてもよい。
【0080】
さらに、S800にて、ECT_ECU400は、入力クラッチ510によりエンジン100が切り離されているか否かを判断するようにしてもよい。エンジン100が切り離されている場合には、モータジェネレータ500によりエンジン100を同時に回転させる必要がなくなるため、モータジェネレータ500で機械式オイルポンプ700を駆動させるようにする。すなわち、入力クラッチ510によりエンジン100が切り離されている場合には、処理はS1000に移され、モータジェネレータ500により機械式オイルポンプ700が駆動される。さらに、このような場合に、トルクコンバータ200のロックアップクラッチ210をオフにする。このようにすると、さらに負荷を少なくできる。
【0081】
エンジン100が切り離されていない場合には、電動オイルポンプ710を駆動させるようにする。すなわち、入力クラッチ510によりエンジン100が切り離されていない場合には、処理はS900に移され、電動オイルポンプ710が駆動される。さらに、このような場合に、トルクコンバータ200のロックアップクラッチ210をオンにする。このようにすると、トルクコンバータ200が滑らないで機械式オイルポンプ700の回転数が高くなり、吐出量が増えて、電動オイルポンプ710で補充する不足量が減らすことができる。
【0082】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る制御装置が搭載された車両のパワートレインの構成を示す図である。
【図2】 図1に示す自動変速機のスケルトン図である。
【図3】 図1に示す自動変速機の作動係合状態を表わす図である。
【図4】 フューエルカット領域を示す図である。
【図5】 フューエルカットの開始時およびフューエルカットからの復帰時のタイミングチャートを示す図である。
【図6】 機械式オイルポンプの特性図である。
【図7】 電動オイルポンプの特性図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係るECT_ECUで実行される処理の制御構造を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 エンジン、110 エンジンイナーシャ、200 トルクコンバータ、210 ロックアップクラッチ、220 ポンプ羽根車、230 タービン羽根車、300 自動変速機、400 ECT_ECU、500 モータジェネレータ、510 入力クラッチ、600 インバータ、700 機械式オイルポンプ、710 電動オイルポンプ。

Claims (7)

  1. 走行用動力源として少なくともエンジンを搭載した車両の制御装置であって、前記車両の変速機には第1のオイルポンプまたは第2のオイルポンプから作動油が供給され、前記第1のオイルポンプは、前記エンジンまたは第1の電動機を駆動源とし、前記第2のオイルポンプは、第2の電動機を駆動源とし、前記制御装置は、
    前記車両の減速中に、前記エンジンの回転数に基づいて燃料供給量を調整する燃料供給量調整手段と、
    前記燃料供給量調整手段による燃料供給量の調整時に前記第1のオイルポンプの吐出量が不足するか否かを判断し、前記第1のオイルポンプの吐出量が不足すると判断された場合は、前記第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプまたは前記第2の電動機により駆動される第2のオイルポンプにより前記作動油を供給するように制御する補充制御を実行し、前記第1のオイルポンプの吐出量が不足しないと判断された場合は、前記補充制御を実行しないようにするための制御手段とを含み、
    前記制御装置は、前記車両に対する制動要求を検知するための検知手段をさらに含み、
    前記車両は、前記エンジンに加えて、前記第1の電動機を走行用動力源とし、
    前記制御手段は、前記車両の走行中に前記制動要求が検知されたか否かに基づいて、前記第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプおよび前記第2のオイルポンプのいずれかを選択して前記作動油を供給するように制御するための手段を含む、制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記車両の走行中に前記制動要求が検知されると、前記第2のオイルポンプを選択して前記作動油を供給するように制御するための手段を含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 走行用動力源として少なくともエンジンを搭載した車両の制御装置であって、前記車両の変速機には第1のオイルポンプまたは第2のオイルポンプから作動油が供給され、前記第1のオイルポンプは、前記エンジンまたは第1の電動機を駆動源とし、前記第2のオイルポンプは、第2の電動機を駆動源とし、前記制御装置は、
    前記車両の減速中に、前記エンジンの回転数に基づいて燃料供給量を調整する燃料供給量調整手段と、
    前記燃料供給量調整手段による燃料供給量の調整時に前記第1のオイルポンプの吐出量が不足するか否かを判断し、前記第1のオイルポンプの吐出量が不足すると判断された場合は、前記第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプまたは前記第2の電動機により駆動される第2のオイルポンプにより前記作動油を供給するように制御する補充制御を実行し、前記第1のオイルポンプの吐出量が不足しないと判断された場合は、前記補充制御を実行しないようにするための制御手段とを含み、
    前記車両は、前記エンジンと前記第1の電動機との間の接続を切離すための切離し手段を含み、
    前記制御手段は、前記エンジンと前記第1の電動機との接続状態が切離し状態であるのか否かに基づいて、前記第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプおよび前記第2のオイルポンプのいずれかを選択して前記作動油を供給するように制御するための手段を含む、制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記接続状態が切離し状態であると、前記第1の電動機により駆動される第1のオイルポンプを選択して前記作動油を供給するように制御するための手段を含む、請求項に記載の制御装置。
  5. 前記車両は、前記エンジンの駆動力を伝達するロックアップクラッチ付き流体継手を有し、前記流体継手のポンプ羽根車側に前記第1の電動機および前記第1のオイルポンプが設けられ、
    前記制御手段は、前記接続状態が切離し状態であると、前記ロックアップクラッチを解放させて、前記第1の電動機によリ駆動される第1のオイルポンプを選択して前記作動油を供給するように制御するための手段を含む、請求項に記載の制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記接続状態が切離し状態でないと、前記第2のオイルポンプを選択して前記作動油を供給するように制御するための手段を含む、請求項に記載の制御装置。
  7. 前記車両は、前記エンジンの駆動力を伝達するロックアップクラッチ付き流体継手を有し、前記流体継手のポンプ羽根車側に前記第1の電動機および前記第1のオイルポンプが設けられ、
    前記制御手段は、前記接続状態が切離し状態でないと、前記ロックアップクラッチを係合およびスリップのいずれかにさせて、前記第2のオイルポンプを選択して前記作動油を供給するための手段を含む、請求項に記載の制御装置。
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