JP3603270B2 - 論理回路記述データの変換方法およびその装置 - Google Patents
論理回路記述データの変換方法およびその装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3603270B2 JP3603270B2 JP24414596A JP24414596A JP3603270B2 JP 3603270 B2 JP3603270 B2 JP 3603270B2 JP 24414596 A JP24414596 A JP 24414596A JP 24414596 A JP24414596 A JP 24414596A JP 3603270 B2 JP3603270 B2 JP 3603270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- logic circuit
- positive
- phase signal
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路の設計において、回路図記述CADを用いて作成した集積回路の論理回路記述データを、その後の工程において必要な形式に変換する論理回路記述データの変換装置に係り、特に、集積回路内部の信号伝送の大部分を差動信号伝送することによって高速動作を実現する差動型集積回路に適した論理回路記述データを、その後の工程において必要な形式に変換する論理回路記述データの変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の差動論理回路記述データD2を示す図である。
【0003】
この差動論理回路記述データD2は、差動型集積回路を設計するために、論理回路を従来の方法で記述した記述例である。差動論理回路記述データD2においては、複数のゲートのそれぞれの端子間を配線する場合、正相信号について配線接続するのみならず、逆相信号についても配線接続する必要がある。また、このような配線接続を行うときに、正相信号と逆相信号とを対として取り扱う必要がある。
【0004】
つまり、図4に示すように、ゲートG1の出力端子O1とゲートG2の入力端子I2との接続を記述する場合、ゲートG1の出力端子*O1とゲートG2の入力端子*I2との接続も合わせて記述しなければならないという配線接続の制約がある。この配線接続の制約を満足しないと、回路シミュレーションを正常に実行することができず、また、回路を実際に駆動するときに誤動作が発生する。
【0005】
ここで、たとえば出力端子*O1は、正相出力端子O1における出力信号の逆相の信号を出力する逆相出力端子であり、入力端子*I2は、正相入力端子I2における入力信号の逆相の信号を入力する逆相入力端子であり、端子の後に「*」が記載されていると、その端子は、逆相の信号を入力または出力する端子であることを示している。
【0006】
一方、集積回路内部の信号伝送が単相信号のみである単相型集積回路の論理回路記述においては、上記配線接続の制約は存在しない。
【0007】
さらに、差動型集積回路において反転論理を得るためには、正相信号を入力していた端子に逆相信号を入力し、逆相信号を入力していた端子に正相信号を入力する必要がある。すなわち、図4に示す従来の論理回路記述データD2において、ゲートG1の出力信号の反転論理をゲートG3に入力させるために、ゲートG1の正相出力端子O1をゲートG3の逆相入力端子*I3に接続し、ゲートG1の逆相出力端子*O1をゲートG3の正相入力端子I3に接続しなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、上記従来方法において、所定の接続が反転論理をとるための接続であるか否かを、論理回路記述に基づいて判断するためには、各ゲート間の接続を正確に把握する必要があるので、着目している接続が反転論理をとるための接続であるか否かを、論理回路記述に基づいて判断することは煩雑であるという問題がある。特に、反転論理をとっているか否かを調べようとする2つのゲートの間が大きく離れて配置されている場合、1つのゲートの出力端子から相手のゲートの入力端子までの長い距離にわたって、その接続配線を目視で辿る作業が非常に煩雑である。
【0009】
なお、集積回路内部の信号伝送が単相信号のみである単相型集積回路の論理回路記述において、反転論理をとる場合、インバータ機能を有するゲートを必ず用いるので、つまり、インバータ機能を有するゲートが記載されていれば、反転論理をとっていると判断でき、インバータ機能を有するゲートが記載されていなければ、反転論理をとっていないと判断できる。したがって、単相型集積回路の論理回路記述においては、所定の接続が反転論理をとるための接続であるか否かを、論理回路記述に基づいて判断することは容易である。
【0010】
上記のように、従来方法によって差動型集積回路の論理回路を記述する場合、正相信号の配線接続と逆相信号の配線接続との両方の接続を実行する必要があるので、差動型集積回路の論理回路を記述する場合における配線接続の作業量は、単相型集積回路の論理回路を記述する場合における配線接続作業量の2倍になるという問題がある。
【0011】
また、従来方法によって差動型集積回路の論理回路を記述する場合、単相型集積回路の論理回路を記述する場合には生じない配線接続や論理設計時のミスが発生する可能性があるという問題もある。
【0012】
本発明は、単相型集積回路と同等の作業量で、差動型集積回路の論理回路を記述することができ、また、差動型集積回路の論理回路の記述誤りを減少させることができ、この場合、差動型集積回路の論理回路設計以後の設計工程を変更する必要がない論理回路記述データの変換方法およびその装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決する手段】
本発明は、正相信号とその信号を反転させた逆相信号との差動信号を伝送する差動型集積回路を記述する場合、上記正相信号を入出力する端子と上記正相信号の配線接続とを記述し、上記逆相信号の配線接続と上記逆相信号を入出力する端子との記述が省略された単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データを、上記正相信号を入出力する端子と上記逆相信号を入出力する端子と上記正相信号の配線接続と上記逆相信号の配線接続とが記述されている差動論理回路記述データであり、しかも、上記正相信号を出力する出力端子と正相信号を入力する入力端子との間に、予め決められた記号を挿入することによって表現されている上記単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データに変換する論理回路記述データの変換装置であって、上記予め決められた記号が0個または偶数個であるときに、所定のゲートの出力端子と他のゲートの入力端子とを接続している配線と、上記予め決められた記号とを削除し、上記所定のゲートの出力端子の正相出力端子と上記他のゲートの入力端子の正相入力端子とを接続する配線を追加し、上記所定のゲートの出力端子の逆相出力端子と上記他のゲートの入力端子の逆相入力端子とを接続する配線を追加する手段と、上記予め決められた記号が奇数個であるときに、所定のゲートの出力端子と他のゲートの入力端子とを接続している配線と、上記予め決められた記号とを削除し、上記所定のゲートの出力端子の正相出力端子と上記他のゲートの入力端子の逆相入力端子とを接続する配線を追加し、上記所定のゲートの出力端子の逆相出力端子と上記他のゲートの入力端子の正相入力端子とを接続する配線を追加する手段とを有することを特徴とする論理回路記述データの変換装置である。
【0014】
【発明の実施の形態および実施例】
まず、差動論理回路記述データを単相論理回路的に記述する方法について説明する。
【0015】
図3は、単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データD1を示す図である。
【0016】
図3に示す「単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データD1」が表現している回路は、図4に示す「従来の差動論理回路記述データD2」が表現している回路と同じである。
【0017】
まず、正相信号とその信号を反転させた逆相信号とで構成される差動信号を伝送する差動型集積回路を、図3に記載されている「単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データD1」のように作成するには、正相信号を入出力する端子と正相信号の配線接続とのみを記述し、逆相信号を入出力する端子と逆相信号の配線接続とを省略して記述する。
【0018】
つまり、ゲートG1における正相信号を出力する正相出力端子O1と、ゲートG2における正相信号を入力する正相入力端子I2と、ゲートG3における正相信号を入力する正相入力端子I3とを記述し、正相信号を出力する正相出力端子O1と、正相信号を入力する正相入力端子I2とを接続する配線接続を記述する。この場合、ゲートG1における逆相信号を出力する逆相出力端子*O1と、ゲートG2における逆相信号を入力する逆相入力端子*I2と、ゲートG3における逆相信号を入力する逆相入力端子*I3との記述を省略し、逆相信号を出力する逆相出力端子*O1と、逆相信号を入力する逆相入力端子*I2とを接続する配線接続の記述を省略する。なお、上記のようにして作成した「単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データD1」を従来の単相論理回路記述データと区別するために、「単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データ」であることを示す属性を、そのデータD1に与える。
【0019】
このように記述することによって、差動論理回路記述データを単相論理回路的に記述することができる。反転論理をとるための接続を必要としない場合には、このような記述で充分である。
【0020】
すなわち、上記実施例は、正相信号とその信号を反転させた逆相信号との差動信号を伝送する差動型集積回路を記述する場合、上記正相信号を入出力する端子と上記正相信号の配線接続とを記述し、上記逆相信号を入出力する端子と上記逆相信号の配線接続とを省略して記述することによって、差動論理回路記述データを単相論理回路的に記述するものである。
【0021】
このように、差動論理回路記述データを単相論理回路的に記述することによって、そのデータ記述の作業量は、単相型集積回路の論理回路を記述する場合の作業量と同じであり、したがって、差動型集積回路の論理回路記述を従来と同様に記述した場合よりも、その作業量が1/2になる。また、上記実施例においては、正相信号と逆相信号とを対として取り扱う必要がないので、正相信号と逆相信号とを対として取り扱う必要があるという制約に違反した配線接続ミスの生じる余地がない。
【0022】
次に、ゲートG1とG3との間で反転論理をとるための接続を記述するには、インバータINV1を記述する。ゲートG1における正相信号を出力する出力端子O1とゲートG3における逆相信号を入力する入力端子I3とを接続するには、出力端子O1と入力端子I3との間に配線接続を記述し、この配線接続の間にインバータINV1を記述する。
【0023】
すなわち、差動論理回路記述データにおいて正相信号を逆相入力端子に入力し、逆相信号を正相入力端子に入力する記述を、正相出力端子と、正相入力端子と、上記正相出力端子と上記正相入力端子とを接続する配線接続と、上記正相出力端子と上記正相入力端子とを接続する配線接続中に配線される予め決められた記号とによって表現する。
【0024】
従来、差動論理回路記述データにおいて反転論理を得るためには、正相信号を入力していた端子に逆相信号を入力し、逆相信号を入力していた端子に正相信号を入力するように記述する必要がある。すなわち、従来では、図4に示すように、ゲートG1の出力の反転論理をゲートG3に入力するためには、ゲートG1の出力端子O1とゲートG3の入力端子*I3とを接続し、ゲートG1の出力端子*O1とゲートG3の入力端子I3とを接続する。ところが、上記実施例における論理回路記述では、仮想的なインバータINV1を介して正相出力端子と正相入力端子との間を接続するのみで足り、差動信号伝送の正相信号を入力していた端子に逆相信号を入力する配線接続が必要なく、また、逆相信号を入力していた端子に正相信号を入力する配線接続が必要なくなる(煩雑な反転論理を得る必要がなくなる)ので、反転論理をとって接続しているかどうかを回路図等から容易に読み取ることができる。
【0025】
差動型集積回路の一部の信号伝送に、差動信号ではなく従来の単相信号を用いる場合がある。この場合、上記実施例において、所定の信号が単相信号であることを示すために、単相信号を入出力する各端子に、単相信号であることを示す属性を与えておけばよい。この属性の与え方は、回路記述データの形式によって異なるが、一般的な回路記述CADにはこのような属性を与えることが可能となっている。また、このような属性が与えられない場合であっても、単相信号と差動信号とを区別するように、端子名の付与規則を設定すればよい。
【0026】
なお、上記実施例では、反転論理をとっていることを容易に理解できるようにするために、反転論理をとる場合の記号としてインバータの記号を使用しているが、このインバータの記号INV1の代わりに、二重丸の記号等のように予め定められた他の記号を使用してもよい。
【0027】
ところで、上記の単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データD1そのままでは、回路シミュレーションを行うことができず、また、実際の回路パターンを描くこともできないので、差動型集積回路の論理回路設計以後の設計工程を変更する必要がある。すなわち、単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データD1を、従来の差動論理回路記述データD2に変換する必要がある。
【0028】
次に、単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データD1を、従来の差動論理回路記述データD2に変換する装置について説明する。
【0029】
図1は、本発明の一実施例である論理回路記述データの変換装置LDC1を示すブロック図である。図2は、論理回路記述データの変換装置LDC1による変換動作を示すフローチャートである。
【0030】
論理回路記述データの変換装置LDC1は、単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データD1を、従来の差動論理回路記述データD2に変換する装置であり、読取部10と処理部20と出力部30とで構成されている。読取部10は、図示しないメモリ等に格納されている単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データD1を読み取る部分であり、処理部20は、読取部10が読取ったデータを、図2に示すフローチャートに従って、従来の記述方法によるデータである差動論理回路記述データD2に変換する部分であり、出力部30は、処理部20によって変換された差動論理回路記述データを、ディスク等の記憶媒体に応じたフォーマットに変える部分である。
【0031】
次に、図2に示すフローチャートに基づいて、上記実施例の動作について説明する。
【0032】
まず、単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データD1は、ゲートのリスト、そのゲートの入力端子、出力端子のリストを含むデータとして、所定のメモリに格納され、このメモリから読取部10が単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データD1を読み取り(S0)、所定のゲートについて、そのゲートの出力端子Ojに接続する配線を差動型記述に変換すべきか否かを判断する(S1)。そのゲートの出力端子Ojに接続する配線を差動型記述に変換すべきか否かの判断材料は、読取部10が読取ったリストに定義されている。差動論理回路の一部に単相論理回路が存在する場合があり、この場合には、そのゲートの出力端子Ojに接続する配線を差動型記述に変換すべきではないので、変換作業を停止し、次の出力端子について変換を行う(S21)。
【0033】
そのゲートの出力端子Ojに接続する配線を差動型記述に変換すべきであると判断されると(S1)、今後の処理に備えて、その出力端子Ojの逆相出力端子を*Ojと定義する(S2)。そして、差動信号の反転論理用の仮想インバータINV1とその配線とを介して、出力端子Ojと接続されているゲートxの入力端子Iyを、上記ゲートのリストから探索する(S3)。また、今後の処理に備えて、入力端子Iyの逆相入力端子を*Iyと定義する(S4)。
【0034】
ここで、出力端子Ojと入力端子Iyとの間に設けられているインバータINV1の数が0または偶数であれば(S5)、そのインバータを設ける必要がなかった場合である。この場合には、まず、出力端子Ojと入力端子Iyとを接続している配線を削除し、その間に設けられているインバータINV1も削除し(S6)、出力端子Ojと入力端子Iyとを接続する配線と、出力端子*Ojと入力端子*Iyとを接続する配線とを出力データに追加する(S7、S8)。
【0035】
一方、出力端子Ojと入力端子Iyとの間に設けられているインバータINV1の数が奇数であれば(S5)、このインバータINV1を挟む2つのゲートの間で、反転論理をとって接続されている場合である。この場合には、まず、出力端子Ojと入力端子Iyとを接続している配線を削除し、その間に設けられているインバータも削除し(S16)、正相出力端子Ojと逆相入力端子*Iyとを接続する配線と、逆相出力端子*Ojと正相入力端子Iyとを接続する配線とを出力データに追加する(S17、S18)。
【0036】
このようにした後、ステップS3における出力端子Ojと入力端子Iyとの接続の探索がまだ完了しなければ(S20)、ステップS3に戻り、その探索が終われば(S20)、次の出力端子Ojについて上記と同様の動作を実行し(S1〜S20)、注目しているゲートの全ての出力端子についての変換が完了していれば(S21)、次のゲートについて、上記動作(S1〜S20)を実行する(S21)。そして、変換すべき記述データの全てのゲートについての変換が完了するまで、上記と同様の動作(S1〜S21)を実行し(S22)、差動論理回路記述データへの変換が終了する。
【0037】
すなわち、上記実施例は、正相信号とその信号を反転させた逆相信号との差動信号を伝送する差動型集積回路を記述する場合、上記正相信号を入出力する端子と上記正相信号の配線接続とを記述し、上記逆相信号を入出力する端子と上記逆相信号の配線接続との記述が省略された単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データを、上記正相信号を入出力する端子と、上記逆相信号を入出力する端子と、上記正相信号の配線接続と、上記逆相信号の配線接続とが記述されている差動論理回路記述データに変換する論理回路記述データの変換方法である。この方法においては、インバータINV1を使用しない場合も含まれる。つまり、正相信号を出力する端子から正相信号を入力し、逆相信号を出力する端子かから逆相信号を入力するのみであり、正相信号を出力する端子から逆相信号を入力することがなく、また逆相信号を出力する端子から正相信号を入力することがない差動論理回路記述データを変換する場合も含まれる。
【0038】
上記実施例においては、単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データを作成した後は、この作成された記述データを従来の差動論理回路記述データに確実に変換するので、単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データを作成した以後の工程を、従来例から変更する必要がない。
【0039】
また、上記変換する方法を、論理回路記述データの変換装置として把握することができる。たとえば、図2に示すフローチャートのプログラムが格納されているメモリと、所定のCPUとによって、上記論理回路記述データの変換装置を実現することができる。すなわち、上記論理回路記述データの変換装置は、正相信号とその信号を反転させた逆相信号との差動信号を伝送する差動型集積回路を記述する場合、上記正相信号を入出力する端子と上記正相信号の配線接続とを記述し、上記逆相信号を入出力する端子と上記逆相信号の配線接続との記述が省略された単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データを、上記正相信号を入出力する端子と、上記逆相信号を入出力する端子と、上記正相信号の配線接続と、上記逆相信号の配線接続とが記述されている差動論理回路記述データに変換する論理回路記述データの変換装置である。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、単相型集積回路と同等の作業量で、差動型集積回路の論理回路を記述することができ、また、差動型集積回路の論理回路の記述誤りを減少させることができ、この場合、差動型集積回路の論理回路設計以後の設計工程を変更する必要がないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である論理回路記述データの変換装置LDC1を示すブロック図である。
【図2】論理回路記述データの変換装置LDC1による変換動作を示すフローチャートである。
【図3】単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データD1を示す図である。
【図4】従来の差動論理回路記述データD2を示す図である。
【符号の説明】
LDC1…論理回路記述データの変換装置、
10…読取部、
20…処理部、
30…出力部、
D1…単相論理回路的に記述された差動論理回路記述データ、
D2…従来の差動論理回路記述データ、
G1、G2、G3…ゲート、
INV1…インバータ。
Claims (2)
- 正相信号とその信号を反転させた逆相信号との差動信号を伝送する差動型集積回路を記述する場合、上記正相信号を入出力する端子と上記正相信号の配線接続とを記述し、上記逆相信号の配線接続と上記逆相信号を入出力する端子との記述が省略された単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データを、上記正相信号を入出力する端子と上記逆相信号を入出力する端子と上記正相信号の配線接続と上記逆相信号の配線接続とが記述されている差動論理回路記述データであり、しかも、上記正相信号を出力する出力端子と正相信号を入力する入力端子との間に、予め決められた記号を挿入することによって表現されている上記単相論理回路的に記述されている差動論理回路記述データに変換する論理回路記述データの変換装置であって、
上記予め決められた記号が0個または偶数個であるときに、所定のゲートの出力端子と他のゲートの入力端子とを接続している配線と、上記予め決められた記号とを削除し、上記所定のゲートの出力端子の正相出力端子と上記他のゲートの入力端子の正相入力端子とを接続する配線を追加し、上記所定のゲートの出力端子の逆相出力端子と上記他のゲートの入力端子の逆相入力端子とを接続する配線を追加する手段と;
上記予め決められた記号が奇数個であるときに、所定のゲートの出力端子と他のゲートの入力端子とを接続している配線と、上記予め決められた記号とを削除し、上記所定のゲートの出力端子の正相出力端子と上記他のゲートの入力端子の逆相入力端子とを接続する配線を追加し、上記所定のゲートの出力端子の逆相出力端子と上記他のゲートの入力端子の正相入力端子とを接続する配線を追加する手段と;
を有することを特徴とする論理回路記述データの変換装置。 - 請求項1において、
上記予め決められた記号は、インバータの記号であることを特徴とする論理回路記述データの変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24414596A JP3603270B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 論理回路記述データの変換方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24414596A JP3603270B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 論理回路記述データの変換方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1069504A JPH1069504A (ja) | 1998-03-10 |
JP3603270B2 true JP3603270B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=17114436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24414596A Expired - Lifetime JP3603270B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 論理回路記述データの変換方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3603270B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4662431B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2011-03-30 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 差動入力回路の論理表記ライブラリ |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP24414596A patent/JP3603270B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1069504A (ja) | 1998-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS58207152A (ja) | パイプライン演算装置テスト方式 | |
JP3603270B2 (ja) | 論理回路記述データの変換方法およびその装置 | |
JPH0342732A (ja) | 半導体集積回路 | |
CN109815583B (zh) | Fpga的布线资源的布线方法和测试方法 | |
JPH056913B2 (ja) | ||
JPH09251483A (ja) | セルライブラリ作成方法 | |
JPS6041772B2 (ja) | パリテイ作成回路 | |
JP2638293B2 (ja) | 論理回路のlsi・マスクレイアウト方法 | |
JPH07152815A (ja) | 論理回路 | |
JPS622337B2 (ja) | ||
JP2765954B2 (ja) | スキャンアドレス変換機構 | |
JP3032874B2 (ja) | 等価回路作成方法および論理シミュレーション方法 | |
JPH0448390A (ja) | 論理回路のシミュレーション方法 | |
JPH0512370A (ja) | 論理回路模擬試験装置 | |
JPH04113469A (ja) | 論理シミュレーションプロセッサ | |
JPS6029865A (ja) | 論理シミュレーション装置 | |
JPH01112182A (ja) | モード設定回路 | |
JPH02171812A (ja) | ウエイトステイト機能を持たないプロセッサの高速化回路 | |
JPH0410300A (ja) | レジスタリード回路 | |
JPH0562381B2 (ja) | ||
JPH0430390A (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH0436869A (ja) | 論理回路設計システム | |
JPH0219920A (ja) | データ回転回路 | |
JPH06318240A (ja) | 論理シミュレーション装置 | |
JPH05258004A (ja) | 論理回路の診断データ作成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040416 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040615 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040917 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426 Effective date: 20040917 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071008 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121008 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121008 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |