JP3598794B2 - ワイヤレス送信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はワイヤレス送信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、ワイヤレス送受信機は比較的低コストにて実現できるようになり、テレビをはじめビデオデッキや照明器具の制御あるいは用件通報装置にまでも、赤外線や電波を用いたワイヤレス送受信技術が用いられるに至り、ワイヤレスリモコンなどと称される各種のワイヤレス送信機が利用されている。そして、これらのワイヤレス送信機にあっては、カバーとベースとで外殻を構成し、内部に電子回路を実装したプリント配線基板が配置されている。
【0003】
そこで、従来のワイヤレス送信機にあっては、カバーから突出する図6に示すような係止爪Aを上下左右などの4箇所に設け、このそれぞれの係止爪Aの先端をベースに設けた対応する係止段部にそれぞれ引っかけることによって、カバーをベースに着脱自在に嵌着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のワイヤレス送信機にあっては、係止爪Aが長いとともに係止爪Aが係止段部に引っかかるのに大きな撓み変位量が必要で、係止爪Aが引っかかる相手側であるベースの係止段部の周辺に逃げスペースが必要であるから、カバーとベースとで構成した外殻の内部に、電子回路を実装したプリント配線基板を高密度に収納配設しようとすると、逃げスペースの分だけ無駄になって容積効率が悪くなる。また、電池交換や修理のためにカバーをベースから外す場合、外し難く係止爪Aを破損し易い、という問題点があった。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、カバーをベースにしっかり嵌着できるにもかかわらずカバーをベースから容易に外すことが可能で、カバーとベースとの係止機構を破損し難く、しかもカバーとベースとの形成する内部空間に対し収容できる容積効率を損なうことのない、優れたワイヤレス送信機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、縦長のベースと、他方の短辺から引き剥がすように取り外し可能で且つ前記ベースの前面に着脱自在に嵌着される縦長のカバーと、電子回路を実装して前記ベースに載置されるプリント配線基板と、前記プリント配線基板の前記カバー側に設けられる前記ベースよりも小さく形成された中カバーとを含んで構成されて、前記中カバーは、前記ベース本体に固定されており、前記カバーに形成された操作部を操作することによって受信機へ所定の信号を送信するようにしたワイヤレス送信機であって、一方の短辺に設けられ、且つ、長辺であって当該短辺の近傍となる位置にも設けられている第1の係止機構と、他方の短辺に設けられ、且つ、長辺であって当該短辺の近傍となる位置にも設けられている第2の係止機構とを備えるとともに、長辺に設けた前記第1の係止機構の係止力を長辺に設けた前記第2の係止機構の係止力よりも強くし、前記第1の係止機構と前記第2の係止機構とをもって、前記カバーを前記中カバーに着脱自在に係止させたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明にあっては、前記長辺に設けた第1の係止機構はカバー内側面に設けた凸部とベース側面の対応位置に設けた凹部とで構成されてなり、前記長辺に設けた第2の係止機構はカバー内側面に設けた係止爪とベース側面の対応位置に設けた爪係止部であることを特徴とする
【0008】
請求項3記載の発明にあっては、前記他方の短辺の略中央部にカバー外し段部を設けたことを特徴とする
【0009】
なお、ベースと、該ベースの前面に着脱自在に嵌着されるカバーと、電子回路を実装して内部に納装されるプリント配線基板とを含んで構成されて、前記カバーに形成された操作部を操作することによって受信機へ所定の信号を送信するようにしたワイヤレス送信機において、カバー内側面に凸部を設けるとともにベース側面に凹部を設け、前記凸部を前記凹部に係止する係止機構を用いて、カバーをベースの前面に着脱自在に嵌着するようにしてもよい。これによれば、着脱自在の係止機構のための無駄な逃げスペースが少ないため、容積を効率的に使用できる。
【0010】
また、このワイヤレス送信機において、前記係止機構を構成する凹部と凸部との対を、2箇所以上に設けるようにするとよい。これによれば、着脱自在にカバーをベースに固く確実に固定できる。
【0011】
また、このワイヤレス送信機において、前記係止機構を構成する凹部と凸部との対を、ベースからカバーを外すときの力の支点となる近傍位置に、配設するとよい。これによれば、着脱自在にカバーをベースに固く確実に固定できるにもかかわらず、ベースからカバーを比較的弱い力で簡単に外すことのできる。
【0012】
更に、このワイヤレス送信機において、前記凸部を前記凹部に係止する係止機構の係止力と異なる係止力の、係止爪による係止機構を付加するとよい。一方の係止機構を支点にカバーをベースから簡単に外せるにもかかわらず、カバーをベースに強固に固定できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施の形態のワイヤレス送信機を図1〜図5に基づいて詳細に説明する。図1はワイヤレス送信機を示す斜視図、図2はワイヤレス送信機を示す分解斜視図、図3はワイヤレス送信機のカバーの裏面を示す斜視図、図4はワイヤレス送信機のカバーを外した状態を示す斜視図、図5はワイヤレス送信機のカバーとベースとの係止機構を説明する要部断面図であり、図5(a)は凹部と凸部との係止関係を示し、図5(b)は凹部と凸部との係止以外のその他の係止関係を示している。
【0014】
図1に示すワイヤレス送信機1は、縦160mm×横60mm×高さ15mm程度の大きさのもので、大人が片手で握りながら、操作押釦20a,20b,20cをそれぞれ操作できる大きさにされている。このワイヤレス送信機1は、3個の操作押釦20a,20b,20cを備え、現場の運用形態に応じて予め定めた取り決めに基づいて、例えば、操作押釦20aを押下すると「お茶」を飲みたいことを意味する信号電波Wをワイヤレス受信機(図示せず)へ送信し、操作押釦20bを押下すると「トイレ」に行きたいことを意味する信号電波Wをワイヤレス受信機(図示せず)へ送信し、操作押釦20cを押下すると「コール」を意味する信号電波Wをワイヤレス受信機(図示せず)へ送信する。そして、ワイヤレス受信機(図示せず)は、前記信号電波Wを受信するたびに、その信号電波Wの意味する内容を、表示や文字や音声などにより、例えば老人介護者に報知する。
【0015】
図2に示すように、ワイヤレス送信機1は、化粧プレート2と、カバー本体3と、中カバー4と、プリント配線基板5と、ベース本体6とを含んで構成される。化粧プレート2は、柔軟性があり且つ透明なシート状の生地からなり、表面には操作押釦20a,20b,20cなどが印刷されるとともに、印刷の施されていない部分は略長方形の用件透かし部21a,21b,21cと小さな長円形の照光透かし部22とにされている。
【0016】
カバー本体3は、ABS樹脂などからなる後方面の開口する偏平な略矩形箱状の成形品である。カバー本体3は化粧プレート2を貼着するための貼着平面部30を備える。貼着平面部30は開口部31a,31b,31cと照光孔32とを備える。また、カバー本体3は、内側のコーナー部近傍と長辺の中間部の近傍とに、後述するベース8に着脱自在に係止する、係止爪33a,33b,33c,33d,33e,33fを備える。更に、カバー本体3は、一方の長辺の内側面の上方側に(照光孔32側に)凸部に相当する係止凸部34a,34aを、また対向する側に係止凸部34b,34bを、それぞれ備えている。また更に、カバー本体3は、内面に立設された電池押さえ35a,35bを備える。
【0017】
なお、本実施の形態にあっては、係止爪33a,33bと係止凸部34a,34a,34b,34bとは請求項5における第1の係止機構に相当し、係止爪33c,33d,33e,33fは本発明の第2の係止機構に相当し、第1の係止機構の係止力は第2の係止機構の係止力よりも強くされている。また、係止爪33e,33fよりは係止爪33c,33dの方が係止力は強く、係止爪33c,33dよりは係止爪33a,33bの方が係止力は強くされている。
【0018】
つまり、後述するカバー7を後述するベース8から取り外すために形成された取り外し段部69を設けてある側に近いほど、すなわちカバー7をベース8から引き剥がすように取り外す場合に力点となる側に近いほど、係止爪の係止力は弱くされている。
【0019】
カバー4は、ABS樹脂などからなる後方面の開口する偏平な略矩形箱状の成形品であり、カバー本体3よりもやや小さく成形されている。中カバー4は、片持ち構造であって一辺を軸に回動により浮き沈み可能なスイッチ押圧部40a,40b,40cと、固定された平面であるラベル貼着部41a,41b,41cと、照光孔42と、電池収納口43と、ビス止め孔44a,44b,44cと、仮止め係止段部45a,45bと、凹部に相当する被係止凹部46a,46bとを備える。なお、被係止凹部46aは係止凸部34a,34aが嵌入する一つの窪みとして形成され、被係止凹部46bは係止凸部34b,34bが嵌入する一つの窪みとして形成されている。また、電池収納口43は単4乾電池2本分の大きさにされている。
【0020】
プリント配線基板5は、略長方形に切断された銅張積層板に、エッチング処理を施して精細な電気回路を形成したものであり、中カバー4よりもやや小さくされている。プリント配線基板5は、ブザー実装孔50と、ビス止め孔51a,51bと、位置決め孔52a,52bと、位置決め切り欠き53と、逃がし切り欠き54a,54bとを備える。また、プリント配線基板5には、押釦スイッチ55a,55b,55c、発光ダイオード56、ディップスイッチ57、プラス電極58a、マイナス電極58bなどが、それぞれ半田付けされている。しかも、プラス電極58aとマイナス電極58bとのそれぞれは、プリント配線基板5の端部からプリント配線基板5の面に沿って平行に外側に飛び出すように半田付けすることによって、乾電池の電極と接触する渦巻き部をプリント配線基板5の外側に位置せしめるようにしてある。
【0021】
ベース本体6は、ABS樹脂などからなり、前方面の開口する偏平な略矩形箱状の成形品であり、カバー本体3とちょうど対応する大きさに成形されている。ベース本体6は、撓み防止支柱60a,60b,60cと、位置決め支柱61a,61bと、位置決めリブ62と、電池収容部63と、溝状の電極保持溝部64a,64bと、ブザー(図示せず)を挿着するための円筒状の凹所であるブザー実装部65と、雌ねじが設けられた止めねじ孔66a,66b,66cと、凹所として形成された逃げスペース67a,67b,67c,67d,67e,67fと、仮止め係止段部45a,45bに係止する仮止め係止爪68a,68bと、カバー外し段部69とを備える。
【0022】
上述のような化粧プレート2とカバー本体3とは、化粧プレート2をカバー本体3の貼着平面部30に貼着することによって、図4に示すようなカバー7になる。そして、貼着平面部30に化粧プレート2を貼着すると、開口部31aには化粧プレート2の操作押釦20aと用件透かし部21aとが位置し、開口部31bには化粧プレート2の操作押釦20bと用件透かし部21bとが位置し、開口部31cには化粧プレート2の操作押釦20cと用件透かし部21cとが位置し、照光孔32には化粧プレート2の照光透かし部22が位置する。
【0023】
また、上述のような中カバー4とプリント配線基板5とベース本体6とは、次のように組み立てられて図4に示すベース8になる。すなわち、先ず、プリント配線基板5をベース本体6に載置する。そして、ベース本体6に立設する位置決め支柱61a,61bの先端をプリント配線基板5の位置決め孔52a,52bに挿入するとともに、プリント配線基板5の位置決め切り欠き53にベース本体6の位置決めリブ62を嵌合することによって、またそれと同時に、プリント配線基板5の端部から飛び出しているプラス電極58aの渦巻き部を電極保持溝部64aに、プリント配線基板5の端部から飛び出しているマイナス電極58bの渦巻き部を電極保持溝部64bにそれぞれ挿入することによって、プリント配線基板5をベース本体6に仮止め位置決めする。
【0024】
すると、押釦スイッチ55a,55b,55cの真後のプリント配線基板5に、ベース本体6に立設する撓み防止支柱60a,60b,60cの先端がちょうど当接するようになって、押釦スイッチ55a,55b,55cに押圧力が加わっても、プリント配線基板5を撓まないようにできる。また、プリント配線基板5のブザー実装孔50はベース本体6のブザー実装部65の真前に位置することになるとともに、プリント配線基板5のビス止め孔51a,51bはベース本体6の止めねじ孔66a,66bの真前に位置する。
【0025】
その後、更に、中カバー4をプリント配線基板5の前方に被せ、中カバー4のそれぞれの長辺の略中央部をベース本体6に押圧して、仮止め係止段部45aを仮止め係止爪68aに係止するとともに仮止め係止段部45bを仮止め係止爪68bに係止して仮止めした後、ビス(図示せず)をビス止め孔44a,44b,44cにそれぞれ挿入してねじ止めする。
【0026】
すると、ビス止め孔44aに挿入したビス(図示せず)にあっては、そのねじ足部は、ビス止め孔51aを貫通し、止めねじ孔66aに達して螺着する。ビス止め孔44bに挿入したビス(図示せず)にあっては、そのねじ足部は、ビス止め孔51bを貫通し、止めねじ孔66bに達して螺着する。ビス止め孔44cに挿入したビス(図示せず)にあっては、そのねじ足部は、ビス止め孔51cを貫通し、止めねじ孔66cに達して螺着する。そして、中カバー4とプリント配線基板5とベース本体6とは、一体に組み立てられて、図4に示すようなベース8になる。
【0027】
このとき、中カバー4のスイッチ押圧部40a,40b,40cは押釦スイッチ55a,55b,55cの真前に、照光孔42は発光ダイオード56の真前に、電池収納口43は電池収容部63の真前に、それぞれ位置する。また、この段階で、例えば、「お茶」と記載されたラベル9aをラベル貼着部41aに貼着し、「トイレ」と記載されたラベル9bをラベル貼着部41bに貼着し、「コール」と記載されたラベル9cをラベル貼着部41cに貼着するとともに、電池収納部63に単4乾電池2本を収納する。
【0028】
以上のように組み立てたカバー7を以上のように組み立てたベース8に被せて、お互いに密着するように押さえると、カバー本体3の係止爪33a,33b,33c,33d,33e,33fの先端のテーパ部は、係止爪33a,33b,33c,33d,33e,33fの外方向の弾性変形による撓みを伴いながら、中カバー4の外周側面を滑って、ベース本体6の逃げスペース67a,67b,67c,67d,67e,67fに達する。そして、遂には、係止爪33a,33b,33c,33d,33e,33fの先端近傍の係止テーパ部はこの係止爪の復元弾性力によって中カバー4の外周縁に着脱自在に係止するとともに、カバー本体3の係止凸部34a,34aの係止テーパ部は中カバー4の被係止凹部46aに、カバー本体3の係止凸部34b,34bの係止テーパ部は中カバー4の被係止凹部46bに、それぞれ着脱自在に係止する。そして、カバー7は着脱自在にベース8に取着して、ワイヤレス送信機1が完成する。
【0029】
なお、図5(a)にあっては、カバー本体3の係止凸部34a,34aの係止テーパ部が、中カバー4の被係止凹部46aに係止した状態を示している。また、図5(b)にあっては、カバー本体3の係止爪33cの先端近傍の係止テーパ部が、中カバー4の外周縁に係止した状態を示している。
【0030】
このようにして完成したワイヤレス送信機1にあっては、操作押釦20a,20b,20cの対向位置にはスイッチ押圧部40a,40b,40cが位置し、用件透かし部21a,21b,21cの対向位置にはラベル貼着部41a,41b,41cに貼着されたラベル9a,9b,9cが位置し、照光透かし部22の対向位置には照光孔42が位置することになる。そして、使用者が指にて例えば操作押釦20aを押圧すると、ワイヤレス送信機1は、「お茶」を飲みたいことを意味する信号電波Wを送出するとともに、使用者に信号電波Wを送出した旨を認識させるために、発光ダイオード56の発光を照光透かし部22から出力すると同時に、ブザー実装部65に実装されたブザー(図示せず)から鳴動音を出力する。
【0031】
ところで、電池が消耗して電池交換などを行う場合、ベース本体6の下部に形成されたカバー外し段部69に指を引っかけ、カバー7に手前方向にベース8から引き剥がすような力を加える。すると、先ず係止爪33e,33fが中カバー4の外周縁から外れ、次に係止爪33c,33dが中カバー4の外周縁から外れ、その次に係止凸部34a,34a,34b,34bが中カバー4の被係止凹部46a,46bから外れ、最後に係止爪33a,33bが中カバー4の外周縁から外れ、最終的にカバー7はベース8から完全に外れて図4に示す状態になり、電池交換が行える状態になる。
【0032】
従って、上述のようなワイヤレス送信機1にあっては、少なくとも、係止凸部34a,34a,34b,34bと中カバー4の被係止凹部46a,46bとの係止は、小さな突起と小さな窪みとの嵌め合いによって係止機構を構成するので、係止のための逃げスペースが少なくて済み、内部に収容する容積効率を損なうことなくカバー7とベース8との嵌合を行うことができる。
【0033】
なお、係止凸部34a,34a,34b,34bと中カバー4の被係止凹部46a,46bとの係止位置および係止爪33a,33bと中カバー4の外周縁との係止位置を、ベース本体6の下部に形成されたカバー外し段部69に指を引っかけて、カバー7に手前方向にベース8から引き剥がすような力を加えたときの、カバー7がベース8から剥がれるときの支点位置近傍になるようにしたので、梃子の原理で剥がし力が増幅されて、係止凸部34a,34a,34b,34bと中カバー4の被係止凹部46a,46bとの係止力および係止爪33a,33bと中カバー4の外周縁との係止力はかなり強力であるにもかかわらず簡単に外すことができるうえに、しかもカバー7をベース8に強固に固定できる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、第1の係止機構によってカバーをベースに強固に固定できるにもかかわらず、カバーをベースから外すときには第2の係止機構なみの比較的弱い力で簡単に取り外すことのできる、優れるワイヤレス送信機を提供できるという効果を奏する。また、着脱自在の係止機構のための無駄な逃げスペースが少ないため、内部に収容する容積効率を損なうことなくカバーとベースとの嵌合を行うことができる。
【0035】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて更に、梃子の原理における力点になる方が係止爪による係止機構であり、支点になる方が凸部と凹部とによる係止機構となるので、係止爪の破損し難い、優れるワイヤレス送信機を提供できるという効果を奏する。
【0036】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて更に、梃子の原理による力の増幅作用を充分に利用しながら、カバーをベースから取り外すことの可能な、優れるワイヤレス送信機を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態のワイヤレス送信機を示す斜視図である。
【図2】上記ワイヤレス送信機を示す分解斜視図である。
【図3】上記ワイヤレス送信機のカバーの裏面を示す斜視図である。
【図4】上記ワイヤレス送信機のカバーを外した状態を示す斜視図である。
【図5】上記ワイヤレス送信機のカバーとベースとの係止機構を説明する要部断面図である。
【図6】従来のワイヤレス送信機のカバーとベースとの係止機構を説明する要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイヤレス送信機
20a,20b,20c 操作部
33a,33b,33c,33d,33e,33f 係止爪
33a,33b,34a,34b 第1の係止機構
33c,33d,33e,33f 第2の係止機構
34a 凸部
34b 凸部
46a 凹部
46b 凹部
5 プリント配線基板
7 カバー
8 ベース

Claims (3)

  1. 縦長のベースと、他方の短辺から引き剥がすように取り外し可能で且つ前記ベースの前面に着脱自在に嵌着される縦長のカバーと、電子回路を実装して前記ベースに載置されるプリント配線基板と、前記プリント配線基板の前記カバー側に設けられる前記ベースよりも小さく形成された中カバーとを含んで構成されて、前記中カバーは、前記ベース本体に固定されており、前記カバーに形成された操作部を操作することによって受信機へ所定の信号を送信するようにしたワイヤレス送信機であって、一方の短辺に設けられ、且つ、長辺であって当該短辺の近傍となる位置にも設けられている第1の係止機構と、他方の短辺に設けられ、且つ、長辺であって当該短辺の近傍となる位置にも設けられている第2の係止機構とを備えるとともに、長辺に設けた前記第1の係止機構の係止力を長辺に設けた前記第2の係止機構の係止力よりも強くし、前記第1の係止機構と前記第2の係止機構とをもって、前記カバーを前記中カバーに着脱自在に係止させることを特徴とするワイヤレス送信機。
  2. 前記長辺に設けた第1の係止機構はカバー内側面に設けた凸部とベース側面の対応位置に設けた凹部とで構成されてなり、前記長辺に設けた第2の係止機構はカバー内側面に設けた係止爪とベース側面の対応位置に設けた爪係止部であることを特徴とする請求項記載のワイヤレス送信機。
  3. 前記他方の短辺の略中央部にカバー外し段部を設けたことを特徴とする請求項または記載のワイヤレス送信機。
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