JP2005142123A - 照光式プッシュスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プッシュロック機構を備えた小型化に好適な照光式プッシュスイッチ装置を提供すること。
【解決手段】 ケース3の内部に収納した回路基板8に光源(ランプ12とLED13)や検出スイッチ14を実装すると共に、このケース3の上面に設けられた開口10の内部に中空構造のスライダ22を昇降可能に配置し、このスライダ22の上端部に第1表示部7aと第2表示部7bを有する第2の操作ノブ7を一体化する。そして、スライダ22の外壁面にハート型カム溝23を形成すると共に、開口10の内壁面に形成した凹部10a内にピンホルダ18を保持し、このピンホルダ18の摺動ピン20をスライダ22のハート型カム溝23に係合させてプッシュロック機構を構成した。
【選択図】 図7

Description

本発明は、操作ノブの照光部を光源からの光で照光するようにした照光式プッシュスイッチ装置に係り、特に、操作ノブをプッシュロック機構によって下降位置に保持可能とした照光式プッシュスイッチ装置に関するものである。
従来より、例えばステアリングホイールの任意位置に付設されるステアリングスイッチ装置として、天面に表示部を有する操作ノブと、この操作ノブに形成された弾性片をヒンジ支持するスイッチハウジングと、操作ノブの下面に一体化された光透過性のスライダと、スイッチハウジングの内部に固定された回路基板と、この回路基板上に実装された押釦スイッチおよび光源とを備え、光源の光で操作ノブの表示部を照光するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる照光式プッシュスイッチ装置は、操作者が操作ノブを押圧操作すると、操作ノブと一体的に下降するスライダによって押釦スイッチのステムが押し込まれ、押釦スイッチがオフからオン状態に切り替え動作される。そして、この押釦スイッチの切り替え動作により光源が点灯し、光源の光がスライダを透過して操作ノブの表示部を照光させるため、押釦スイッチの動作状態を確認することができる。また、操作者が操作ノブへの押圧操作力を除去すると、弾性片の弾性復帰力によって操作ノブが元の上昇位置へ戻り、押釦スイッチもオンからオフ状態に戻る。
一方、プッシュロック機構を有する押釦スイッチとして、接点部を内蔵したスイッチボディに復帰ばねを介してステムを摺動自在に嵌合し、ステム側に設けたハート型カム溝とスイッチボディ側に設けた摺動ピンとでプッシュロック機構を構成するようにしたものが従来より知られている(例えば、特許文献2参照)。かかるプッシュロック式スイッチは、ステムを復帰ばねの弾性力に抗してスイッチボディ内に押し込むと、ハート型カム溝と摺動ピンとの相対移動によってステムが押し込み位置に保持され、ステムを再度押し込むと摺動ピンがハート型カム溝のロック部から外れ、ステムは復帰ばねの弾性力によって元の位置に戻る。
特開2001−35312号公報(第2−3頁、図7) 特開平11−297159号公報(第2−3頁、図2)
ところで、前述した従来の照光式プッシュスイッチ装置において、スライダによって動作される押釦スイッチとして既知のプッシュロック式スイッチを使用すれば、上昇位置にある操作ノブを押圧して下降位置に保持できると共に、下降位置にある操作ノブを再度押圧して上昇位置に自動復帰させることができる。しかしながら、プッシュロック機構を内蔵したプッシュロック式スイッチはノンロックタイプの検出スイッチ等と比べると大型であり、このように大型のプッシュロック式スイッチを光源と共に回路基板上に実装する場合、操作ノブとスライダの下方空間がプッシュロック式スイッチによって大きく制約を受け、光源を操作ノブの真下に配置することが困難となる。特に、操作ノブが小型化されていくと、操作ノブの天面の大きさに占めるプッシュロック式スイッチの割合が多くなり、操作ノブの真下にプッシュロック式スイッチを配置せざるを得ないため、表示部を操作ノブの中央付近に形成できなくり、このことが照光式プッシュスイッチ装置の小型化を妨げる大きな要因となっていた。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、プッシュロック機構を備えた小型化に好適な照光式プッシュスイッチ装置を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明による照光式プッシュスイッチ装置は、上面に開口を有するハウジングと、前記開口の内部に昇降可能に配置されたスライダと、天面に表示部を有して前記スライダの上端部に一体化された操作ノブと、前記スライダを上昇方向へ付勢する復帰ばねと、前記スライダの昇降移動によって動作されるスイッチ素子と、前記操作ノブの前記表示部に光を照射する光源と、これらスイッチ素子および光源が実装された回路基板とを備え、前記スライダの外壁面と前記開口の内壁面のいずれか一方にハート型カム溝を設けると共に、いずれか他方に該ハート型カム溝内を一方向へ循環可能な摺動ピンを設け、上昇位置にある前記操作ノブを押圧することにより、前記摺動ピンを前記ハート型カム溝のロック部に係止させて下降位置に保持し、前記操作ノブを再度押圧することにより、前記摺動ピンを前記ハート型カム溝のロック部から循環路に戻して上昇位置に復帰させるように構成した。
このように構成された照光式プッシュスイッチ装置では、スライダの外壁面と該スライダを昇降可能に案内する開口の内壁面との間にプッシュロック機構(ハート型カム溝と摺動ピン)が介設されており、スライダによって動作されるスイッチ素子としてノンロックタイプの小型スイッチを用いることができると共に、光源を操作ノブの真下に配置することが可能となるため、プッシュロック機構を付設したにも拘わらず小型化を促進することができる。
上記の構成において、スライダを中実構造の光透過材料で形成することも可能であるが、スライダが中空構造の合成樹脂からなり、光源の光が該スライダの中空部を通過して操作ノブの表示部に照射されるように構成することが好ましい。その際、スライダとハウジングを同種の合成樹脂で成形しても良いが、スライダがハウジングに比べて高滑性な合成樹脂からなり、このスライダの外壁面にハート型カム溝を形成することが好ましく、このような構成を採用すると、摺動ピンをハート型カム溝内にスムーズに循環させることができる。
また、上記の構成において、摺動ピンを付勢ばねと共にピンホルダに収納してユニット化し、このピンホルダを開口の内壁面に形成した凹部内に固定すると、プッシュロック機構の組立作業性が向上して好ましい。さらに、スライダの外壁面に複数のガイド突起を形成し、これらガイド突起を開口の内壁面に形成した複数のガイド溝にそれぞれ摺動可能に嵌合するように構成すると、中実構造のスライダを薄肉化できて好ましい。
本発明の照光式プッシュスイッチ装置は、スライダの外壁面と該スライダを昇降可能に案内する開口の内壁面との間にプッシュロック機構(ハート型カム溝と摺動ピン)が介設されており、スライダによって動作されるスイッチ素子としてノンロックタイプの小型スイッチを用いることができると共に、光源を操作ノブの真下に配置することが可能となるため、プッシュロック機構を付設したにも拘わらず小型化を促進することができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るスイッチユニットの斜視図、図2は該スイッチユニットを別方向から見て示す斜視図、図3は該スイッチユニットの分解斜視図、図4は該スイッチユニットの断面図、図5は該スイッチユニットの平面図、図6は図5のVI−VI線に沿う拡大断面図、図7は図5のVII−VII線に沿う拡大断面図、図8は該スイッチユニットに備えられるスライダの側面図、図9は該スイッチユニットに備えられるピンホルダの正面図、図10は該スイッチユニットに備えられるプッシュロック機構の動作説明図、図11は該スイッチユニットを付設したステアリングホイールの斜視図である。
図11に示すように、ステアリングホイール1は、円環状のリング部1aと、リング部1aの内側に延設されたスポーク部1bと、スポーク部1bをその基端部を除いて広く覆うパッド部1cとで概略構成されており、リング部1aの内周縁とパッド部1cとの間には上方および左右両側に空間部が画成されている。そして、パッド部1cの左右両側面部にスイッチユニット2が配設されており、これらスイッチユニット2の一部が上記した左右両側の空間部内に露出している。なお、本実施形態例において、パッド部1cの左右に位置する2つのスイッチユニット2は、その形状が左右対称であるだけで構造や動作は基本的に同じであるため、以下、図11中の左側のスイッチユニット2について説明する。
図1〜図7に示すように、このスイッチユニット2は、スイッチハウジング5を構成するケース3およびカバー4と、スイッチハウジング5の上面に配設された第1および第2の操作ノブ6,7と、スイッチハウジング5の内部に配設された回路基板8等を備えており、これらケース3とカバー4は例えばABS樹脂のような合成樹脂で成形されている。
ケース3には、一対の開口9,10を有する上板部3aと、この上板部3aの外縁上端から下方に向かって内側へ傾斜する外観面部3bと、この外観面部3bの内面から内方へ突出する保持板部3cとが一体形成されており、これら上板部3aと保持板部3cは所定の間隔を存して対向している。保持板部3cは均一な板厚に設定されており、その長手方向に沿う両端部に一対の切り欠き3dが形成されている。これら切り欠き3dは外観面部3bの反対側が開放しており、その開放端にはテーパが形成されている。カバー4には、裏面側に一対のガイド突部4aを有する底板部4bと、この底板部4bの外縁部から上方へ突出する起立部4cと、底板部4bの長手方向へ延出する一対の取付脚部4dとが一体形成されており、ガイド突部4aはL字状の脚部4eの内部に形成されている。これらケース3とカバー4は後述する組立手順によって接合・一体化されてスイッチハウジング5を構成するが、その際、ケース3の保持板部3c上にカバー4の底板部4bが載置され、この底板部4bを高さ方向の位置基準としてケース3とカバー4が接合・一体化される。また、保持板部3cの切り欠き3d内にカバー4のガイド突部4aが挿入され、これら切り欠き3dとガイド突部4aを水平方向の位置基準としてケース3とカバー4が接合・一体化される。そして、図4に示すように、カバー4の両取付脚部4dの一方をステアリングホイール1のスポーク部1bに位置決めし、他方をスポーク部1bの別の部位にネジ止めすることにより、スイッチハウジング5はパッド部1cの側面部に固定されるようになっている。
回路基板8には一対のランプ11,12とLED13および検出スイッチ14が実装されると共に、複数の接続端子15aを有するコネクタ15が半田付けされており、対をなす固定接点8aや図示せぬ配線パターン等も形成されている。検出スイッチ14は可動接点と固定接点(いずれも図示省略)を内蔵するノンロックタイプの小型スイッチであり、接点の切り替え動作を行う上下動可能なステム14aを有している。回路基板8はカバー4の底板部4b上に図示せぬネジを用いて固定されており、コネクタ15の各接続端子15aは底板部4bを通って外部に露出している。回路基板8にはラバーシート16が被着されており、一対のランプ11,12とLED13および検出スイッチ14はラバーシート16を挿通している。このラバーシート16には膨出部16aが一体形成されており、図6に示すように、膨出部16aの内底面には可動接点16bが設けられている。この可動接点16bは回路基板8上の固定接点8aと所定間隔を存して対向しており、これらラバーシート16の可動接点16bと回路基板8上の固定接点8aとにより押釦スイッチ(スイッチ素子)が構成されている。
前記ケース3の一方の開口9は平面視四角形状に形成されており、その内側面には上下方向へ延びるガイド突起9aが一体形成されている。このガイド突起9aには開口9の上方から駆動体17が挿入されており、駆動体17の下端はラバーシート16の膨出部16aに当接している。また、開口9の相対向する他の内側面に一対の軸部3eが一体形成されており、これら軸部3eに前述した第1の操作ノブ6が回動可能に支承されている。この第1の操作ノブ6には軸部3eにスナップ結合される軸孔6bが形成されると共に、開口9の下端に当接して上方への回動を規制するストッパ爪(図示省略)が形成されている。駆動体17の上端は第1の操作ノブ6の裏面に当接しており、第1の操作ノブ6の上面中央に機能表示用としての表示部6aが形成されている。第1の操作ノブ6は例えば光透過性の有色合成樹脂の外表面に一部を除いて遮光性塗料を塗布したものからなり、この遮光性塗料が除去された部分が表示部6aとなっている。なお、回路基板8上の一方のランプ11は第1の操作ノブ6の真下に配置されており、このランプ11の光は第1の操作ノブ6の遮光性塗料で遮断されて表示部6aを通過するようになっている。
前記ケース3の他方の開口10には内側面の外方へ突出する凹部10aが形成されており、この凹部10a内にはピンホルダ18が挿入されている。図9に示すように、このピンホルダ18は、一側面に横孔19aを有する合成樹脂製のホルダ19と、横孔19a内を同図の矢印A1−A2方向へ移動可能な摺動ピン20とで構成されており、摺動ピン20の後端側には円錐状に巻回されたばね部20aが形成されている。そして、このばね部20aがホルダ19の内部に偏心した状態で保持されることにより、摺動ピン20には図9の矢印A1方向への偏倚力が付与されている。なお、凹部10aの上端には止め板21が係止されており、ピンホルダ18はこの止め板21によって凹部10aからの脱落が防止されている。
この開口10の各内側面には上下方向へ延びるガイド溝10bが形成されており、スライダ22の各外側面に形成されたガイド突起22aを対応するガイド溝10bに挿入することにより、スライダ22が開口10内に昇降可能に支持されている。このスライダ22はポリアセタール(POM)やポリアミド等の滑性に優れた合成樹脂で成形されており、上下両端を開放した中空構造となっている。スライダ22の外側面には複数の抜け止め突起22bが形成されており、これら抜け止め突起22bが開口10の内側面に形成された図示せぬ係止段部に当接することにより、スライダ22の開口10からの脱落が防止されている。また、スライダ22の外側面にはハート型カム溝23が形成されており、このハート型カム溝23は前記ピンホルダ18に対向している。図8に示すように、ハート型カム溝23はロック部23aと往路23bおよび復路23cとを有し、往路23bと復路23cの接続部分がロック部23aとなっている。なお、ピンホルダ18の摺動ピン20はばね部20aの付勢力を受けてハート型カム溝23に係合しており、このピンホルダ18とハート型カム溝23とでプッシュロック機構が構成されているが、このプッシュロック機構の動作については後述する。
一方、スライダ22の内側面の隅部には仕切壁22cが形成されており、この仕切壁22cの内部にアクリル樹脂等からなる導光体24が圧入・固定されている。また、スライダ22の内側面には筒状部22dと係止突起22eが形成されており、これら筒状部22dと係止突起22eはスライダ22の中空部を介して対向している。図7に示すように、ケース3の外観面部3bには内方へ突出するばね受け部3fが形成されており、このばね受け部3fと筒状部22dとの間に復帰ばねとしてのコイルスプリング25が介設され、このコイルスプリング25の弾発力によりスライダ22は常時上方へ付勢されている。また、スライダ22の係止突起22eにはL字状に折り曲げられた板ばね26の垂直部分が係止されており、この板ばね26の水平部分は回路基板8上に実装された検出スイッチ14のステム14aに当接している。
スライダ22の上端部に前述した第2の操作ノブ7がスナップ結合により一体化されており、この第2の操作ノブ7の上面に機能表示用の第1表示部7aと動作表示用の第2表示部7bが形成されている。第2の操作ノブ7は例えば光透過性の有色合成樹脂の外表面に一部を除いて遮光性塗料を塗布したものからなり、この遮光性塗料が除去された部分が第1表示部7aとなっている。また、前記導光体24の上面の突部24aが第2の操作ノブ7の上面に形成された小孔に嵌まり込んでおり、この突部24aの上端面が第2表示部7bとなっている。なお、回路基板8上の他方のランプ12は第2の操作ノブ7の真下に配置されており、このランプ12の光はスライダ22と第2の操作ノブ7の遮光性塗料で遮断されて第1表示部7aを通過するようになっている。また、回路基板8上のLED13は仕切壁22cの真下に配置されており、このLED13の光は仕切壁22cで遮断されて導光体24の突部24aに導かれるようになっている。
上記したスイッチユニット2を組み立てる場合は、まず、ランプ11,12等の回路部品が実装された回路基板8をカバー4の底板部4b上に固定した後、ラバーシート16を回路基板8に被着し、回路基板8上のランプ11,12とLED13および検出スイッチ14をラバーシート16から露出させる。次に、カバー4をケース3の上板部3aと保持板部3cとの間に側方から挿入し、カバー4を外観面部3bの内面に突き当てた後、図示せぬネジを用いてカバー4をケース3に固定する。これによりスイッチハウジング5が構成され、ケース3の上板部3aと保持板部3c間の空間がカバー4の起立部4cで塞がれる。この場合、カバー4の底板部4bをケース3の保持板部3c上に沿って挿入する過程で、ガイド突部4aが切り欠き3d内に入り込んでケース3とカバー4とが水平方向に位置決めされるため、カバー4をケース3に対して簡単かつ正確に挿入することができる。また、ケース3とカバー4は底板部4bを高さ方向の位置基準として接合・一体化されるため、回路基板8上の光源(ランプ11,12、LED13)や検出スイッチ14を正確に位置決めすることができる。
次に、このようにケース3とカバー4を接合・一体化してスイッチハウジング5を構成した状態で、ケース3のガイド突起9aに一方の開口9の上方から駆動体17を挿入した後、開口9の軸部3eに第1の操作ノブ6の軸孔6bをスナップインすることにより、第1の操作ノブ6を開口9の内壁面に回動可能に支承する。また、他方の開口10の凹部10a内にピンホルダ18を挿入して止め板21を係止すると共に、導光体24および板ばね26を組み込んだスライダ22と第2の操作ノブ7とをスナップ結合により一体化した後、ばね受け部3fと筒状部22dとの間にコイルスプリング25を介設した状態でガイド突起22aをガイド溝10bに挿入することにより、第2の操作ノブ7とスライダ22を開口10内に昇降可能に支持する。なお、これら第1および第2の操作ノブ6,7をケース3に組み込む順番はどちらでも良いが、両操作ノブ6,7をケース3に組み込むことでスイッチユニット2の組み立てが完了する。前述したように、このスイッチユニット2をパッド部1cの側面部に配設する場合は、カバー4の一方の取付脚部4dをステアリングホイール1のスポーク部1bに位置決めし、他方の取付脚部4dをスポーク部1bの別の部位にネジ止めすれば良い。そして、図7に示すように、パッド部1cから導出する外部コネクタ27をカバー4の底板部4bに露出するコネクタ15の各接続端子15aに接続することにより、スイッチユニット2とステアリングホイール1とが電気的に接続される。
次に、このように構成されたスイッチユニット2の動作について説明すると、前述したように、このスイッチユニット2はステアリングホイール1のパッド部1cの側面部に配設され、ケース3の上板部3aに配設された第1および第2の操作ノブ6,7がリング部1aの内周縁とパッド部1c間の空間部に突出している。また、ケース3の外観面部3bはパッド部1cの側方に露出して外部から目視されるが、ケース3とカバー4の接合部分は外観面部3bで覆われて外部から見えないようになっている。
まず、第1の操作ノブ6の動作について説明すると、図6に示すように、第1の操作ノブ6に対して外力が作用していない非操作状態において、駆動体17はラバーシート16の膨出部16aの弾発力を受けて上昇位置にあるため、駆動体17の上端に当接する第1の操作ノブ6は非操作位置に安定的に保持されている。このとき、膨出部16aの内底面に設けられた可動接点16bと回路基板8上に設けられた固定接点8aは離反しているため、第1の操作ノブ6によって動作される押釦スイッチはスイッチオフ状態となっている。
かかるスイッチオフ状態において、ステアリングホイール1のリング部1aを握っている運転者が第1の操作ノブ6の天面を自身の親指で押圧操作すると、第1の操作ノブ6が軸部3eを中心に図6の反時計回り方向へ回動し、それに伴い駆動体17が下降して膨出部16aを押圧するため、膨出部16aが押し潰された時点で可動接点16bが固定接点8aに接触し、上記押釦スイッチはスイッチオン状態となる。また、第1の操作ノブ6に対する上記押圧操作力を除去すると、膨出部16aの自己復元力により駆動体17が上昇するため、第1の操作ノブ6は図6に示す非操作位置に自動復帰し、それに伴って押釦スイッチはスイッチオフ状態に戻る。なお、図示せぬスイッチにより回路基板8上のランプ11を点灯させると、このランプ11の光が表示部6aを通過して第1の操作ノブ6の外部に達するため、このように照光する表示部6aを目視することにより、夜間等の暗所においても第1の操作ノブ6の機能を視認することができる。
次に、第2の操作ノブ7の動作について説明すると、図7に示すように、第2の操作ノブ7に対して外力が作用していない非操作状態において、第2の操作ノブ7とスライダ22はコイルスプリング25の弾発力を受けて上昇位置に保持されており、板ばね26も上昇位置にあるため検出スイッチ14はスイッチオフ状態となっている。このとき、スライダ22の外側面に形成されたハート型カム溝23とケース3の凹部10aに保持されたピンホルダ18の摺動ピン20との相対位置は図10の実線で示す関係にあり、摺動ピン20はハート型カム溝23の往路23bと復路23cが連続する循環経路の途中に係合している。
かかるスイッチオフ状態において、ステアリングホイール1のリング部1aを握っている運転者が第2の操作ノブ7の天面を自身の親指で押圧操作すると、スライダ22がコイルスプリング25の弾発力に抗して下降し、それに伴って板ばね26が検出スイッチ14のステム14aを押し下げて、検出スイッチ14はスイッチオン状態となる。ここで検出スイッチ14は、スライダ22の最下点位置に達する途中の所定位置でスイッチオン状態となり、その後さらにスライダ22を最下点位置まで下降させると、板ばね26が弾性変形してスイッチオン状態が維持される。そして、検出スイッチ14のオン信号に基づいて回路基板8上のLED13が発光し、その光が導光体24の突部24aに導かれて第2表示部7bを照光するため、検出スイッチ14がオン動作したことを第2の操作ノブ7の外部から視認することができる。また、このスライダ22の下降動作に伴ってハート型カム溝23と摺動ピン20との相対位置が変化し、第2の操作ノブ7とスライダ22が下降位置にロックされる。すなわち、第2の操作ノブ7の押圧操作に伴ってスライダ22が下降していくと、図10の矢印B1で示すように、ハート型カム溝23の循環経路の最下端部に係合していた摺動ピン20が往路23bの上部へと移動し、摺動ピン20が往路23bの最上端部まで到達した後にこの押圧操作力を除去すると、第2の操作ノブ7とスライダ22がコイルスプリング25の弾発力で上方へ若干戻され、同図の破線で示すように摺動ピン20がハート型カム溝23のロック部23aに係止される。
一方、このように下降位置にロックされた第2の操作ノブ7の天面を再度押圧操作すると、図10の矢印B2で示すように、摺動ピン20がハート型カム溝23のロック部23aから離脱して復路23cの上部へと移動し、ここで押圧操作力を除去すると、第2の操作ノブ7とスライダ22がコイルスプリング25の弾発力により上昇し、それに伴って摺動ピン20が復路23cから循環経路の最下端部へと移動する。これにより、第2の操作ノブ7とスライダ22は図7に示す非操作位置に自動復帰し、それに伴って検出スイッチ14はスイッチオフ状態となる。なお、図示せぬスイッチにより回路基板8上のランプ12を点灯させると、このランプ12の光がスライダ22の中空部から第1表示部7aを通過して第2の操作ノブ7の外部に達するため、このように照光する第1表示部7aを目視することにより、夜間等の暗所においても第2の操作ノブ7の機能を視認することができる。
上記したように、本実施形態例に係る照光式プッシュスイッチ装置にあっては、ケース3の開口10内に昇降可能に配置されたスライダ22の外壁面にハート型カム溝23を形成すると共に、開口10の内壁面に形成した凹部10a内にピンホルダ18を保持し、このピンホルダ18の摺動ピン20をスライダ22のハート型カム溝23に係合させてプッシュロック機構を構成したので、スライダ22に一体化された第2の操作ノブ7の押圧操作によって動作されるスイッチ素子として、検出スイッチ14のようなノンロックタイプの小型スイッチを用いることができる。また、このように小型スイッチの使用を可能にすることに伴い、第2の操作ノブ7の下方に広い収納スペースを確保することができるため、第2の操作ノブ7の真下に光源(ランプ12やLED13)を配置することができ、それゆえプッシュロック機構を有する小型な照光式プッシュスイッチ装置を実現できる。さらに、ポリアセタール等の高滑性合成樹脂で成形したスライダ22の外壁面にハート型カム溝23を形成したので、スライダ22の昇降移動に伴って摺動ピン20をハート型カム溝23内にスムーズに循環させることができる。
なお、上記実施形態例では、第2の操作ノブ7の押圧操作によって動作されるスイッチ素子としてノンロックタイプの検出スイッチ14を用いた場合について説明したが、例えば第1の操作ノブ6の真下に配置した押釦スイッチのような他のスイッチを用いることも可能である。また、第2の操作ノブ7の天面に第1表示部7aと第2表示部7bを形成し、これら両表示部7a,7bに対応して回路基板8上に2種類の光源(ランプ12とLED13)を実装した場合について説明したが、表示部に対する光源の種類は適宜選択可能であり、いずれか一方の表示部を省略することも可能である。
また、上記実施形態例では、本発明をステアリングスイッチ装置に適用した場合について説明したが、本発明の照光式プッシュスイッチ装置はこれに限定されず、例えばフロントパネル等に配置される各種スイッチ類に適用可能である。
本発明の実施形態例に係るスイッチユニットの斜視図である。 該スイッチユニットを別方向から見て示す斜視図である。 該スイッチユニットの分解斜視図である。 該スイッチユニットの断面図である。 該スイッチユニットの平面図である。 図5のVI−VI線に沿う拡大断面図である。 図5のVII−VII線に沿う拡大断面図である。 該スイッチユニットに備えられるスライダの側面図である。 該スイッチユニットに備えられるピンホルダの正面図である。 該スイッチユニットに備えられるプッシュロック機構の動作説明図である。 該スイッチユニットを付設したステアリングホイールの斜視図である。
符号の説明
2 スイッチユニット
3 ケース(ハウジング)
4 カバー
7 第2の操作ノブ(操作ノブ)
7a 第1表示部
7b 第2表示部
8 回路基板
10 開口
10a 凹部
10b ガイド溝
12 ランプ(光源)
13 LED(光源)
14 検出スイッチ(スイッチ素子)
14a ステム
18 ピンホルダ
19 ホルダ
20 摺動ピン
20a ばね部
21 止め板
22 スライダ
22a ガイド突起
22c 仕切壁
23 ハート型カム溝23
23a ロック部
23b 往路
23c 復路
24 導光体
24a 突部
25 コイルスプリング
26 板ばね

Claims (5)

  1. 上面に開口を有するハウジングと、前記開口の内部に昇降可能に配置されたスライダと、天面に表示部を有して前記スライダの上端部に一体化された操作ノブと、前記スライダを上昇方向へ付勢する復帰ばねと、前記スライダの昇降移動によって動作されるスイッチ素子と、前記操作ノブの前記表示部に光を照射する光源と、これらスイッチ素子および光源が実装された回路基板とを備え、
    前記スライダの外壁面と前記開口の内壁面のいずれか一方にハート型カム溝を設けると共に、いずれか他方に該ハート型カム溝内を一方向へ循環可能な摺動ピンを設け、上昇位置にある前記操作ノブを押圧することにより、前記摺動ピンを前記ハート型カム溝のロック部に係止させて下降位置に保持し、前記操作ノブを再度押圧することにより、前記摺動ピンを前記ハート型カム溝のロック部から循環路に戻して上昇位置に復帰させるように構成したことを特徴とする照光式プッシュスイッチ装置。
  2. 請求項1の記載において、前記スライダが中空構造の合成樹脂からなり、前記光源の光が該スライダの中空部を通過して前記操作ノブの前記表示部に照射されるように構成したことを特徴とする照光式プッシュスイッチ装置。
  3. 請求項2の記載において、前記スライダが前記ハウジングに比べて高滑性な合成樹脂からなり、このスライダの外壁面にハート型カム溝を形成したことを特徴とする照光式プッシュスイッチ装置。
  4. 請求項3の記載において、前記摺動ピンを付勢ばねと共にピンホルダに収納してユニット化し、このピンホルダを前記開口の内壁面に形成した凹部内に固定したことを特徴とする照光式プッシュスイッチ装置。
  5. 請求項3または4の記載において、前記スライダの外壁面に複数のガイド突起を形成し、これらガイド突起を前記開口の内壁面に形成した複数のガイド溝にそれぞれ摺動可能に嵌合したことを特徴とする照光式プッシュスイッチ装置。
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