JP2010205489A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源スイッチまわりの省スペース化及び操作部の簡素化を図ることができ、デザイン性にも優れ、かつ省エネ性及び信頼性の向上した加熱調理器を提供すること。
【解決手段】 食材を入れた被加熱調理器具を加熱するための加熱調理器に、ON−OFF操作を押圧操作とする電源スイッチ28を設け、電源スイッチ28を、少なくとも二つの端子52間を導通あるいは遮断するコンタクト48と、コンタクト48を収容したハウジング38と、ハウジング38に昇降自在に取り付けられ押圧操作時に押圧力を加えるボタン44とで構成した。また、ハウジング38に発光素子46を収容するとともに、ボタン44に光を透過する材料で形成された導光部材74を取り付け、本体への通電状態を光の点灯で表示する光透過用窓部86をボタン44に形成して、光透過用窓部86に導光部材74の一部を嵌入した。
【選択図】図6

Description

本発明は、一般家庭の台所や業務用の厨房等で使用される組込型あるいは据え置き型の加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器は、前面に操作面を有する操作部に、電源スイッチ、火力調節スイッチ等の複数のスイッチと表示部とが設けられている。この加熱調理器においては、電源スイッチの通電状態は、電源スイッチの近傍に設けられた通電表示ランプの点灯によって表示している(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−312968号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、電源スイッチ及びその通電状態を示す表示部が占めるスペースを飛躍的に減少させるのは難しく、操作部や表示部の複雑さの解消にも限度があった。
また、電源スイッチの中には、ボタン全体が点灯するものも一部工業設備等に用いられているが、光が目立ちすぎて落ち着きが得られず、台所等で使用する一般家庭用の調理機器には不向きであり、他の調理機器との調和も重要視されつつある昨今ではデザイン性の面でも難がある。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、電源スイッチまわりの省スペース化及び操作部の簡素化を図ることができ、デザイン性にも優れ、かつ省エネ性及び信頼性の向上した加熱調理器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、食材を入れた被加熱調理器具を加熱するための加熱調理器であって、本体と、該本体の天面に設けられ被加熱調理器具を載置する天板と、該天板の下方に設けられた加熱手段と、該加熱手段に電力を供給する電源回路と、外部電源からの前記本体への電力供給を接続あるいは遮断する電源スイッチを備え、前記電源スイッチのON−OFF操作を押圧操作とし、前記電源スイッチが、少なくとも二つの第1端子間を導通あるいは遮断するコンタクトと、該コンタクトを収容したハウジングと、該ハウジングに昇降自在に取り付けられ押圧操作時に押圧力を加えるボタンとを有し、前記ハウジングに発光素子を収容するとともに、前記ボタンに光を透過する材料で形成された導光部材を取り付け、前記本体への通電状態を光の点灯で表示する光透過用窓部を前記ボタンに形成して、前記光透過用窓部に前記導光部材の一部を嵌入している。
本発明に係る加熱調理器によれば、通電状態の表示部である光透過用窓部を電源スイッチのボタン部に設け、表示部を発光させる発光素子を電源スイッチ内に配設したので、電源スイッチまわりの省スペース化及び簡素化を達成することができ、デザイン性にも優れている。また、光透過用窓部に導光部材の一部を嵌入させることで、発光素子からの光の拡散による減衰を極力抑えて導光することができ、表示部をより明るく照らすことができるので、発光素子への使用エネルギーを低減することができ省エネも達成することができる。
第1の発明は、食材を入れた被加熱調理器具を加熱するための加熱調理器であって、本体と、本体の天面に設けられ被加熱調理器具を載置する天板と、天板の下方に設けられた加熱手段と、加熱手段に電力を供給する電源回路と、外部電源からの本体への電力供給を接続あるいは遮断する電源スイッチを備え、電源スイッチのON−OFF操作を押圧操作とし、電源スイッチが、少なくとも二つの第1端子間を導通あるいは遮断するコンタクトと、コンタクトを収容したハウジングと、ハウジングに昇降自在に取り付けられ押圧操作時に押圧力を加えるボタンとを有し、ハウジングに発光素子を収容するとともに、ボタンに光を透過する材料で形成された導光部材を取り付け、本体への通電状態を光の点灯で表示する光透過用窓部をボタンに形成して、光透過用窓部に導光部材の一部を嵌入したものである。
この構成により、電源スイッチまわりの省スペース化及び簡素化を達成することができ、デザイン性にも優れた操作部を実現できる。また、光透過用窓部に導光部材の一部を嵌入させることで、発光素子からの光の拡散による減衰を極力抑えて導光するができ表示部をより明るく照らすことができるので、発光素子への使用エネルギーを低減することができ省エネも達成できる。さらに、発光素子としてLEDを採用すると、電流を少なくできるので、長寿命化も図れ、信頼性が向上する。
また、発光素子とコンタクトを一つのハウジング内に設けたので、発光素子の充電部とコンタクトの防水対策を一括して行うことができ、構成が簡素で安価である。
第2の発明は、ボタンが上壁部と側壁部とを有し、光透過用窓部を上壁部に形成して導光部材をボタンの上壁部に沿って配置したので、ボタンの高さを低く設定することができ、ボタンの小型化ひいては電源スイッチまわりの省スペース化を達成することができる。
第3の発明は、ボタンが上壁部と側壁部とを有し、光透過用窓部を上壁部に形成して導光部材を上壁部から発光素子に向かって伸長したので、発光素子からの光の拡散による減衰を低減でき、発光素子からの照射光をより有効に光透過用窓部に伝達することができる。
第4の発明は、発光素子に接続された二つの第2端子と少なくとも二つの第1端子を一列に並べ、本体内に設けられた基板にコネクタを介して接続したので、コネクタの小型化あるいは簡素化を達成でき、さらに省スペースになる。
第5の発明は、第1端子及び第2端子をハウジングの内部に固定されたベースに固定したので、第4の発明と同様の効果を奏することができる。
第6の発明は、コンタクトを囲繞する防水壁をベースに形成し、コンタクトと発光素子を防水壁で分離したので、コンタクトの防水性がさらに向上する。
第7の発明は、ボタンをハウジングに昇降自在に取り付けられたプランジャに取り付けたので、電源スイッチの構成が簡素である。
第8の発明は、コンタクトを押圧するコンタクト押圧部をプランジャに形成したので、電源スイッチの構成が簡素である。
第9の発明は、交流磁界を発生して被加熱調理器具を加熱する誘導加熱コイルを加熱手段として採用することにより、本発明に係る加熱調理器を誘導加熱調理器にも適用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、この実施の形態によって本発明が限定されるわけではない。
図1は、本発明に係る加熱調理器の1例である誘導加熱調理器の概略構成を示している。この誘導加熱調理器は、その本体2が、例えば台所のキャビネットの天面に設けた開口部に上から落とし込んで組み込まれる。
図1に示されるように、本体2の天面には、鍋等の被加熱調理器具を載置する天板4が設けられ、天板4は電磁誘導によって過熱されない高耐熱性ガラス等の材質で構成されている。また、天板4には、食材を入れた被加熱調理器具を載置するための複数の加熱部4a,4b、4cが印刷により形成されている。天板4の外周は、トップフレーム6により囲まれており、トップフレーム6は、天板4とともに本体2の上面を形成している。また、天板4の前部には、複数の操作キーを有する上面操作部7が設けられている。
天板4の下方には、加熱手段としての複数の誘導加熱コイル8が所定の間隔で設けられており、各誘導加熱コイル8はコイルベース10により本体2内の所定の位置に保持されている。誘導加熱コイル8には、本体2の内部に設けられた電源回路12により高周波電力が供給され、誘導加熱コイル8及び電源回路12は、本体2の後部に配置された冷却ファン14により冷却される。また、電源回路12の側方には、生魚等の被調理物を入れて焼くためのグリル(図示せず)が設けられており、グリルの前部には被調理物を出し入れするための開閉用扉16が取り付けられている。
さらに、コイルベース10には、被加熱調理器具から放射された赤外線を受光して被加熱調理器具の温度を計測する温度センサとしての赤外線センサ18と、赤外線センサ18の近傍に配置され、被加熱調理器具の載置位置を視認するための光を出射する発光体(図示せず)が設けられている。
天板4の前部下方には操作部ユニット20が設けられており、操作部ユニット20は、機器の運転状態等を表示する出力部及び外部操作により機器の運転を制御するための信号入力部等を有する制御回路22等をカバー24内に収納したものである。
また、本体2の前面には、複数の操作キーを有する前面操作部26が設けられており、前面操作部26の上方には、外部電源からの本体2への電力供給を接続したり遮断する電源スイッチ28(図2参照)が取り付けられている。
図1及び図2に示されるように、前面操作部26は本体2に対し出没自在の構成となっており、前面操作部26に取り付けられた飾り板30の上部を押圧することにより手前に回転して複数の操作キーが設けられた操作面が現れる。
食材を被加熱調理器具に入れて誘導加熱調理器で調理するに際し、被加熱調理器具を天板4の任意の加熱部4a,4b、4cに載置して電源スイッチ28を押圧し、上面操作部7あるいは前面操作部26を操作して加熱開始を指示すると、電源回路12はインバータ電源(図示せず)を介して加熱コイル8に高周波電流を供給する。加熱コイル8に高周波電流が供給されると、加熱コイル8は交流磁界を発生し、被加熱調理器具は誘導加熱されてその温度が上昇する。
図2及び図3は前面操作部26及び電源スイッチ28を示しており、前面操作部26及び電源スイッチ28は、一つのユニット(電源スイッチユニット)として本体2に保持されたユニットハウジング32に取り付けられている。ユニットハウジング32には、前面操作部26を出没自在に収容するための前面操作部収容空間32aが形成されており、前面操作部収容空間32aの上方には、電源スイッチ28を取り付けるための電源スイッチ取付部32bが設けられている。
ユニットハウジング32は本体2の前面に形成された開口部(図示せず)に前方より取り付けられるが、取り付けに際し、前面操作部26及び電源スイッチ28がユニットハウジング32にまず取り付けられ、前面操作部26に飾り板30が取り付けられる。また、飾り板30の上方には、取付フレーム34を介して飾り板36が取り付けられる。
次に、電源スイッチ28の構成を図4乃至図7を参照しながら説明するが、電源スイッチ28に関する以下の説明において、「上」「下」等の方向性を示す用語は、電源スイッチ28のみを図6のように配置した場合に使用するものとする。
図4乃至図7に示されるように、電源スイッチ28は、略直方体のスイッチハウジング(以下、単に「ハウジング」という)38と、ハウジング38の底部内側に固定されたベース40と、ハウジング38に昇降自在に取り付けられたプランジャ42と、プランジャ42の上部に取り付けられたボタン44とを備えている。
ベース40は、その上面に隣接して取り付けられたLED等の発光素子46及びコンタクト48と、発光素子46に接続されベース40の裏面から外部に延びる二つの端子50と、コンタクト48に接続されベース40の裏面から外部に延びる三つの端子52とを備えている。これら五つの端子50,52は、ベース40に接着剤で固定されている。
三つの端子52のうち、一つの端子(図6では左側の端子)52はコンタクト48の一端に常時接続されており、他の二つの端子52はコンタクト48の他端に選択的に接続される。本実施の形態では、三つの端子52のうち、二つの端子(図6では左側と中央の端子)52を使用して電源のON−OFF操作が行われる。また、これら五つの端子50,52は直線状に配列されている。
また、コンタクト48には、接点圧力を加えるための引張ばね54が取り付けられている。
コンタクト48は、ベース40の上面より上方に突出するようにベース40と一体的に形成された防水壁56により囲繞されており、隣接配置された発光素子46及びコンタクト48は、防水壁56により分離されている。また、防水壁56の上端面はコンタクト48より上方に位置している。
図4及び図5に示されるように、ハウジング38は四つの側壁を有し、対向する二つの長辺側側壁38aの下部にはそれぞれ二つの係止穴58が形成されており、これら二つの係止穴58に、ベース40の長辺側端面に形成された二つの突起60をそれぞれ嵌入させることによりベース40はハウジング38の底部内側に固定される。
また、ハウジング38の短辺側側壁38bの各々には、その下部より上方に延びる湾曲した取付片62が一体的に形成されている。取付片62は外方に向かって凸状に湾曲し、その上部外面には切欠62aが形成されている。さらに、ハウジング38の上部には、全周にわたって鍔部64が形成されており、鍔部64の下面は、取付片62の上端部と所定の長さ離隔している。
図6に示されるように、ハウジング38の短辺側側壁38bの各々の内面には、プランジャ42を係止するための係止突起66が形成されており、その上面は傾斜面となっている。
一方、ハウジング38に昇降自在に収容されたプランジャ42は、図6及び図7に示されるように、四つの側壁と上部壁とを有し、対向する二つの短辺側側壁42aの下端部には、ハウジング38の係止突起66と嵌合する係止突起68が形成されており、その下面は傾斜面となっている。さらに係止突起68の上方には、ボタン44を係止するための係止突起70が形成されており、その上面は傾斜面となっている。
また、プランジャ42の上部壁には、その内面より下方に垂下されたコンタクト押圧部72が形成されており、コンタクト押圧部72は、ハウジング38に形成された押圧部ガイド73に遊挿され、昇降動作時、コンタクト押圧部72は押圧部ガイド73にガイドされる。さらに、発光素子46の上方におけるコンタクト押圧部72の側面には、略柱状で光を透過する材料で形成された導光部材74を保持するための導光部材保持用凸部76が形成され、導光部材保持用凸部76に対向する短辺側側壁の上端部には、導光部材保持用切欠78が形成されている。
ボタン44も、プランジャ42と同様、四つの側壁と上部壁とを有し、対向する二つの短辺側側壁44aの下部には係止穴80がそれぞれ形成されており、この係止穴80に、プランジャ42の係止突起70を嵌入させることによりボタン44はプランジャ42に固定される。
また、ボタン44の四つの側壁の外面には、突設部82が外方に向かって突出するように形成されており、一つの長辺側側壁の突設部82と二つの短辺側側壁の突設部82には、上方に向かって開口した導水溝84が形成されている。なお、導水溝84が形成された一つの長辺側側壁とは、図4に示されるように、電源スイッチ28を本体2に取り付けた場合に、上方に位置する側壁(上壁部)のことであり、下方に位置する側壁(下壁部)には導水溝は形成されていない(図7参照)。
ボタン44の上部壁の端部(図6では左側の端部)には矩形開口部(光透過用窓部)86が形成されており、上部壁に沿って配置された導光部材74は、プランジャ42の導光部材保持用凸部76と導光部材保持用切欠78で保持され、導光部材74の一部に形成されたレンズ部がこの開口部86に嵌入している。
なお、ベース40とプランジャ42との間には複数の圧縮ばね(図示せず)が設けられており、圧縮ばねの弾性力によりプランジャ42とボタン44は一体的に上方に付勢されている。
電源スイッチ28を組み立てるに際し、発光素子46を上にした状態で、ベース40をハウジング38に下方から嵌入させると、ベース40の突起60がハウジング38の係止穴58に嵌入し、ベース40はハウジング38に保持される。また、導光部材74を取り付けたプランジャ42をボタン44に下方から嵌入させると、プランジャ42の係止突起70がボタン44の係止穴80に嵌入し、ボタン44はプランジャ42に保持される。
次に、ベース40の所定位置に複数の圧縮ばねを配置し、プランジャ42をハウジング38に上方から嵌入させると、プランジャ42の係止突起68がハウジング38の係止突起66と嵌合し、プランジャ42は圧縮ばねの弾性力により上方に付勢された状態でハウジング38に保持される。
組立が完了した電源スイッチ28は、図2及び図3に示されるように、ユニットハウジング32の電源スイッチ取付部32bに取り付けられ、さらに取付フレーム34を介して飾り板36が取り付けられる。また、ユニットハウジング32の前面操作部収容空間32aには前面操作部26が取り付けられ、前面操作部26と電源スイッチ28が組み付けられたユニットハウジング32が本体2の所定の部位に取り付けられた後、電源スイッチ28の端子50,52は、本体2の内部の基板(図示せず)に接続されたコネクタ88に接続される。
図8は、電源スイッチ28が取り付けられた本体2の電源スイッチ取付部32bを示している。
図2及び図8に示されるように、電源スイッチ取付部32bは、電源スイッチ28を囲繞する壁部を有し、壁部は、底壁部90と、底壁部90の左右の端部より上方に立設された対向する二つの側壁部92と、二つの側壁部92の上端部を繋ぐ上壁部94とで構成されている。電源スイッチ取付部32bの内部には、矩形開口部96aが形成されたスイッチ取付用リブ96が周囲の壁部90,92,94と一体的に形成されている。
スイッチ取付用リブ96の開口部96aの幅は、スイッチハウジング38の左右の鍔部64の外端面間の距離より短く設定されており、開口部96aの高さ(上下方向の長さ)は、スイッチハウジング38の上下の鍔部64の外端面間の距離より短く設定されている。
また、対向する二つの側壁部92の内面間の距離は、スイッチハウジング38の左右の鍔部64の外端面間の距離、及び、ボタン44の二つの短辺側側壁に形成された突設部82の外端面間の距離より僅かに長く設定されており、対向する底壁部90と上壁部94の内面間の距離は、スイッチハウジング38の上下の鍔部64の外端面間の距離、及び、ボタン44の二つの長辺側側壁に形成された突設部82の外端面間の距離より僅かに長く設定されている。したがって、電源スイッチ取付部32bの四つの壁部90,92,94とスイッチハウジング38の鍔部64との間、あるいは、電源スイッチ取付部32bの四つの壁部90,92,94とボタン44の突設部82との間には、所定(例えば、0.5mm程度)のクリアランスが設けられている。
さらに、スイッチ取付用リブ96の後面から各側壁部92の前端面までの長さは、ハウジング38の取付片62に形成された切欠62aの後縁部からボタン44の突設部82の後面までの長さより長く、切欠62aの後縁部から突設部82の前面までの長さより短く設定されており、電源スイッチ取付部32bの各壁部90,92,94の先端部(前端部)は、突設部82の外側に対向して近接配置され、各壁部90,92,94の先端部と突設部82との間に所定のクリアランスが設けられている。
電源スイッチ28を電源スイッチ取付部32bに取り付けるに際し、電源スイッチ28をスイッチ取付用リブ96の開口部96aに嵌入させると、電源スイッチ28のハウジング38に形成された取付片62が内方に向かって弾性変形し、ハウジング38の鍔部64の後面がスイッチ取付用リブ96の前面に当接し、スイッチ取付用リブ96が取付片62の切欠62aに係止されることで、電源スイッチ28は電源スイッチ取付部32bに保持される。
電源スイッチ28を電源スイッチ取付部32bに取り付けた後、取付フレーム34及び飾り板36が本体2に取り付けられるが、取付フレーム34及び飾り板36には、ボタン44が遊挿される矩形開口部34a,36aがそれぞれ形成されており、これらの開口部34a,36aの幅は、ボタン44の幅より僅かに長く設定され、開口部34a,36aの高さ(上下方向の長さ)は、ボタン44の高さより僅かに長く設定されている。
また、飾り板36の開口部36aは、ボタン44の突設部82の外形より小さく、取付フレーム34及び飾り板36を本体2に取り付けると、飾り板36の開口部36aの周縁部がボタン44の突設部82の直前に位置するように寸法設定されており、ボタン44の前面は飾り板36の前面と略面一になるように設定されている。
図9は導光部材74の変形例を示しており、この導光部材74Aは、ボタン44の上壁部から発光素子46に向かって伸長され、上述した導光部材74に比べ、導光部材74Aの入光面(発光素子46との対向面)は、発光素子46に近接配置されている。この構成の場合、導光部材74Aの入光面の形状を、入光面における発光素子46からの光の出射領域より大きくなるように寸法設定するのが好ましく、このように寸法設定することで、発光素子46から出射された光の大部分を導光部材74Aによりボタン44の開口部86に導くことができる。
次に、上記構成の電源スイッチ28の作用を説明する。
本体2に取り付けられた電源スイッチ28は、食材を入れた被加熱調理器具を任意の加熱部4a,4b、4cに載置して食材を加熱するに際し、ボタン44を圧縮ばねの付勢力に抗して押圧すると、コンタクト押圧部72で端子52の一つ(図6の左側の端子)に接続されたコンタクト48の一端が後方に押されてコンタクト48が変形する。その結果、コンタクト48の他端部が端子52の別の一つ(図6の中央部の端子)に圧接され、二つの端子52が導通することで、電源が投入される(ONとなる)。その後、ボタン44への押圧力を解除すると、圧縮ばねの弾性力によりボタン44は元の位置(初期位置)に復帰する。
この電源スイッチ28は、ボタン44の押圧を維持している間のみ接点が切り替わる、所謂モーメンタリー式(はね返り式)のものである。
また、電源がON状態のときには、発光素子46が点灯し、発光素子46から出射した光が発光素子46の前方に配置された導光部材74で集光されて、ボタン44の開口部86に嵌入したレンズ部を介して本体前面側に出射するので、ユーザは電源のON(通電)状態をレンズ部から出射した光により視認することができる。
食材の加熱が終了し、電源をOFFにする場合には、ボタン44を圧縮ばねの付勢力に抗して再度押圧すると、コンタクト48が電源投入時と同様の動作を行って、電源がOFFになる。また、電源がOFF状態のときには、発光素子46は消灯している。
上述したように、導光部材74は集光効率が向上するように作用するので、輝度が低い(寿命が長い)発光素子46を使用しても、ボタン44の光透過用窓部86により電源のON状態を容易に視認することができる。
また、基板上にスイッチを設けた従来構成の場合、基板の位置はスイッチの取付位置により必然的に決定され、基板の取付位置の自由度が極めて限定されているのに対し、本発明に係る加熱調理器の場合、電源スイッチ28と基板との接続は、コネクタ88を介して行われるため、基板の取付位置に制約がないことから、電源スイッチユニットの簡素化を図ることができる。
さらに、電源スイッチとして従来使用されていたシーソースイッチは、ON−OFF操作にかかわらずその一部が本体前面より前方に突出していることから、加熱調理器の前で調理を行ったり、加熱調理器の前を通過するユーザの一部が誤って電源スイッチに触れると、電源がONからOFFに、あるいはOFFからONに切り替わる虞もある。しかしながら、本発明に係る加熱調理器に採用した電源スイッチ28の操作は、押圧操作となっているので、電源スイッチ28の前面を飾り板36の前面と略面一に設定することで、誤操作を防止できるばかりでなく、デザイン性にも優れている。
また、電源スイッチ28を本体2に取り付けると、突設部82の外端面が、電源スイッチ取付部32bの周囲の壁部に対向して近接配置されることになるので、電源スイッチ28のガタを極力低減することができ、ひいては電源スイッチ取付部32bからの電源スイッチ28の抜けを防止することもできる。
加えて、電源スイッチ28を本体2に取り付けると、飾り板36がボタン44の突設部82の直前に位置するように寸法設定されており、上部及び左右の突設部82には導水溝84が形成されているので、電源スイッチ28に水がかかったり、本体2の上部から水が流れてくることがあっても、電源スイッチ28の奥への水の浸入は突設部82により防止される。また、電源スイッチ28に流れてきた水は導水溝84に沿って下方に流れ落ちるので、電源スイッチ28あるいは他の電気部品に悪影響を及ぼすことがない。すなわち、導水溝84が形成された突設部82は防水用突設部として作用する。
さらに、電源スイッチ28の内部に水が浸入したとしても、コンタクト48は防水壁56で囲繞されているので、コンタクト48あるいは端子52等が水で濡れることがなく、不測の短絡を防止することができる。
なお、上述した実施の形態は誘導加熱調理器を例にとり説明したが、本発明は誘導加熱調理器に限定されるものではなく、外部から電力の供給を受けて調理を行う他の加熱調理器にも適用できる。
また、本実施の形態で採用した電源スイッチ28はモーメンタリー式のものであるが、スイッチのON状態とOFF状態でボタンの位置が変化する、所謂ロック式スイッチを採用することもできる。
本発明に係る加熱調理器は、電源スイッチまわりの省スペース化及び操作部の複雑さを解消することができ、デザイン性にも優れ、かつ省エネ性及び信頼性も向上することができるので、電力を使用して調理を行う加熱調理機全般に適用できる。
本発明に係る加熱調理器の概略構成を示す分解斜視図 図1の加熱調理器に設けられた電源スイッチユニットの部分分解斜視図 図2の電源スイッチユニットの分解斜視図 図2の電源スイッチユニットに設けられた電源スイッチの斜視図 図4の電源スイッチの別の斜視図 図4の線A−Aに沿った断面図 図4の線B−Bに沿った断面図 図4の電源スイッチを図1の加熱調理器に取り付けた状態を示す部分水平断面図 図4の電源スイッチの内部に設けられた導光部材の変形例を示す断面図
2 本体、 4 天板、 4a,4b、4c 加熱部、 6 トップフレーム、
7 上面操作部、 8 加熱コイル、 10 コイルベース、 12 電源回路、
14 冷却ファン、 16 グリル開閉用扉、 18 赤外線センサ、
20 操作部ユニット、 22 制御回路、 24 カバー、 26 前面操作部、
28 電源スイッチ、 30 飾り板、 32 ユニットハウジング、
32a 前面操作部収容空間、 32b 電源スイッチ取付部、 34 取付フレーム、
36 飾り板、 38 スイッチハウジング、 38a,38b 側壁、
40 ベース、 42 プランジャ、 44 ボタン、 44a 短辺側側壁、
46 発光素子、 48 コンタクト、 50,52 端子、 54 引張ばね、
56 防水壁、 58 係止穴、 60 突起、 62 取付片、 62a 切欠、
64 鍔部、 66 係止突起、 68 係止突起、 70 係止突起、
72 コンタクト押圧部、 73 押圧部ガイド、 74,74A 導光部材、
76 導光部材保持用凸部、 78 導光部材保持用切欠、 80 係止穴、
82 突設部、 84 導水溝、 86 開口部、 88 コネクタ、 90 底壁部、
92 側壁部、 94 上壁部、 96 スイッチ取付用リブ、 96a 開口部。

Claims (9)

  1. 食材を入れた被加熱調理器具を加熱するための加熱調理器であって、
    本体と、該本体の天面に設けられ被加熱調理器具を載置する天板と、該天板の下方に設けられた加熱手段と、該加熱手段に電力を供給する電源回路と、外部電源からの前記本体への電力供給を接続あるいは遮断する電源スイッチを備え、
    前記電源スイッチのON−OFF操作を押圧操作とし、前記電源スイッチが、少なくとも二つの第1端子間を導通あるいは遮断するコンタクトと、該コンタクトを収容したハウジングと、該ハウジングに昇降自在に取り付けられ押圧操作時に押圧力を加えるボタンとを有し、前記ハウジングに発光素子を収容するとともに、前記ボタンに光を透過する材料で形成された導光部材を取り付け、前記本体への通電状態を光の点灯で表示する光透過用窓部を前記ボタンに形成して、前記光透過用窓部に前記導光部材の一部を嵌入したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記ボタンが上壁部と側壁部とを有し、前記光透過用窓部は前記上壁部に形成され、前記導光部材が前記ボタンの上壁部に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記ボタンが上壁部と側壁部とを有し、前記光透過用窓部は前記上壁部に形成され、前記導光部材を前記上壁部から前記発光素子に向かって伸長したことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記発光素子に接続された二つの第2端子と前記少なくとも二つの第1端子を一列に並べ、前記本体内に設けられた基板にコネクタを介して接続したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記ハウジングの内部に固定されたベースをさらに備え、前記第1端子及び第2端子を前記ベースに固定したことを特徴とする請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記コンタクトを囲繞する防水壁を前記ベースに形成し、前記コンタクトと前記発光素子を前記防水壁で分離したことを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記ハウジングに昇降自在に取り付けられたプランジャをさらに備え、前記ボタンを前記プランジャに取り付けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  8. 前記コンタクトを押圧するコンタクト押圧部を前記プランジャに形成したことを特徴とする請求項7に記載の加熱調理器。
  9. 前記加熱手段が、交流磁界を発生して被加熱調理器具を加熱する誘導加熱コイルであり、前記加熱調理器が誘導加熱調理器であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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