JP5027712B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関し、より特定的には、調理容器を載置するトッププレートユニットに設けられるグリルの排気口又は加熱調理器内部の冷却のための吸排気口などの周辺に構成されるカバーを備える加熱調理器に関する。
近年、火を使わない加熱調理器として誘導加熱調理器が広く普及している。この誘導加熱調理器は、調理容器を載置するトッププレートユニットの下方に設けられた加熱コイルにより調理容器を誘導加熱する。
また、誘導加熱調理器には、その内部にインバータ回路が設けられ、機種によってはグリルが備えられている。さらに、調理容器を載置するトッププレートユニットに、インバータ回路などの発熱部品を冷却するための吸排気口及びグリルと連通する排煙のための排気口が設けられている。また一方で、このような誘導加熱調理器以外で、ハロゲンランプ、ラジエントヒータ、又はガスを用いる調理器においても、上面に吸気口又は排気口を有するトッププレートユニットを備えた加熱調理器がある。
このような排気口を有する誘導加熱調理器は、グリル内又は加熱調理器内部に調理道具などの落下を防止するために、例えば格子状のグリル排気口カバーがグリルの排気口を覆うように配置されている。これにより、調理を行った際にグリルで発生するにおい及び冷却風等を排気口に通して加熱調理器の外部に排出することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−38739号公報
上記特許文献1に開示されている誘導加熱調理器によれば、トッププレートの排気口の周辺を凹形状にして、この凹形状部分に排気口カバーを配置させて、排気口カバーの上面とトッププレートの上面と一致するように配置されている。しかしながら、このような排気口カバーを取り外す際に、排気口の周辺に構成される凹形状で形成された凹部に指を入れて、排気口カバーを持ち上げる構造が採用されているので、カバー取り外し用に構成された上記凹部に付着した汚れや零れ落ちた煮汁等を拭き取る作業の際に、排気口周辺の形状が凸凹のために、拭き取る作業が不便である。また、美観が低下するという不都合がある。
本発明は、従来技術を有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、トッププレートユニットにおけるグリルの排気口又は加熱調理器内部の冷却のための吸排気口などの周辺の美観を保ちながら、容易に取り外し可能なカバーを備える使い勝手の良い加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、外郭を構成する加熱調理器本体の上部に設けられ、略長方形に形成された天板と、上記天板の後方に設けられた後方フレームと、上記後方フレームにおいて、上記天板の長手方向に沿って形成され、少なくとも1つ設けられた開口部を有する帯状の溝部と、上記溝部の両端部において、凹形状に形成された凹部と、上記溝部に
配置され、上記開口部を覆うカバーとを有するトッププレートユニットを備え、上記トッププレートユニットは、上記天板の前方の端縁を覆う前方フレームと、上記天板の両側方の端縁を覆う側方フレームと、上記後方フレームの両側面を覆い、凹部を有するサイドキャップとを、さらに備え、上記サイドキャップと上記後方フレームとが、上記サイドキャップの側面と上記側方フレームの側面とが略一致するように配置され、上記サイドキャップの凹部の上面と上記カバーの下面との間に間隙が形成されている、加熱調理器を提供する。
本発明の第2態様によれば、上記天板の長手方向に対して直交する方向における上記溝部の幅に対して、上記幅における中央付近に、上記凹部が配置されている、第1態様に記載の加熱調理器を提供する。
本発明の第態様によれば、外郭を構成する加熱調理器本体の上部に設けられ、略長方形に形成された天板と、上記天板の後方に設けられた後方フレームと、上記後方フレームにおいて、上記天板の長手方向に沿って形成され、少なくとも1つ設けられた開口部を有する帯状の溝部と、上記溝部の両端部において、凹形状に形成された凹部と、上記溝部に配置され、上記開口部を覆うカバーとを有するトッププレートユニットを備え、上記開口部は吸気用開口部と排気用開口部とから構成されており、上記吸気用開口部と上記排気用開口部との間に配置され、その上面に突起部を設けられた中央部防振部材と、上記溝部の両端部の付近に配置される両端部防振部材とを、さらに備え、上記カバーは、上記吸気用開口部と上記排気用開口部との上方を覆うように、上記吸気用カバーと上記排気用カバーとから構成されて、上記中央部防振部材の上面及び上記両端部防振部材の上面に配置され、上記中央部防振部材の上面に設けられた上記突起部が、上記吸気用カバーと上記排気用カバーとの間に配置された、加熱調理器を提供する。
本発明の第態様によれば、上記中央部防振部材の上面に設けられた上記突起部の中央付近に凹形状が形成されている、第3態様に記載の加熱調理器を提供する。
本発明によれば、加熱調理器は、外郭を構成する加熱調理器本体の上部に設けられ、略長方形に形成された天板と、天板の後方に設けられた後方フレームと、後方フレームにおいて、天板の長手方向に沿って形成され、少なくとも1つ設けられた開口部を有する帯状の溝部と、溝部の両端部において、凹形状に形成された凹部と、溝部に配置され、開口部を覆うカバーとを有するトッププレートユニットを備える構造が採用されているので、後方フレームの溝部の両側面において、凹部の上面とカバーの下面との間に間隙を形成することができる。その結果、美観を保ちながら、容易にトッププレートユニットから取りはずことができる。
以下に、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る誘導加熱調理器Cの外観斜視図である。本実施形態に係る誘導加熱調理器Cは、図1に示されるように、外郭を構成する本体ケース1と、出没式前面操作部2、グリル扉3,本体ケース1の上部に取り付けられ鍋等の調理容器が載置される天板4を有するトッププレートユニット11と、天板4の下方に設けられ高周波磁界を発生させる略円盤状の加熱コイル(図示せず)と、天板4の後方に配置される右カバー12a及び左カバー12bとを備えている。
トッププレートユニット11は、調理容器が載置される天板4と、天板4の前方の端縁に沿って取り付けられた前方フレーム8と、天板4の両側方の端縁に沿って取り付けられた側方フレーム9と、天板4の後方の端縁に沿って取り付けられた後方フレーム10とを備えている。なお、右カバー12a、左カバー12bを含むトッププレートユニット11の後方部分の詳細については、後述する。
出没式前面操作部2は、カンガルー式のもので図1において収納された状態を示している。図1の状態で、出没式前面操作部2のパネルの上方を押すことにより手前に回転して複数の操作キーが配設された操作面(図示せず)が現れる。グリル扉3は、機器内部に収納された生魚などを入れて焼くためのグリル(図示せず)開閉用の扉である。
図1の誘導加熱調理器Cにおいて、手前右側に設けられた加熱部5aと手前左側に設けられた加熱部5bは、高周波磁界を発生して調理容器の底面を誘導加熱する誘導加熱式のものであり、中央奥側に設けられた加熱部5cは、発熱体を発熱させて輻射熱で加熱するラジエントヒータである。
天板4は、光を透過する非磁性体で結晶化セラミック等の絶縁体を材料として板状に、で形成されている。天板4の平面形状は、略長方形となっている。また、天板4には、その裏面又は表面に加熱コイル上面に対応して対向した円形状の領域が表示されるように印刷され、調理容器を載置する範囲が表示された加熱部5a、5b、5cが設けられている。また、天板4は、誘導加熱調理器Cの出没式前面操作部2側に上面操作部領域4a(斜線部)を備える。
また、天板4は、図1に示すように、上面操作部領域4aと調理容器を載置して誘導加熱する加熱領域4bとに区分されている。天板4における上面操作部領域4aは、加熱部5a、5bのそれぞれに対応する右側上面操作部6a、左側上面操作部6bを有している。上面操作部領域4aは、天板4裏面に帯状の黒色の印刷膜で構成され、後述する発光部23が消灯すると、右側上面操作部6a及び左側上面操作部6bが見えにくくなるようになっている。また、加熱領域4bは、天板4裏面に帯状の銀色又は上面操作部領域4aを構成する色より明るい印刷膜で構成されている。また、加熱領域4bにおける天板4の上面には、ドット印刷が施されていてもよい(図3及び図4参照)。
上面操作部領域4aは、天板4の前方の端部まで延長されて形成されていてもよい。これにより、上面操作部領域4aは、天板4の前方の端部まで延長されているので、上面操作部領域4aの印刷による天板4の前方の境界線が無くなる。その結果、上面操作部領域4aが天板4の前方の端部まで延長されていない場合に生じる上面操作部領域4aの端部と前方フレーム8の端部との平行を確保するため印刷のずれがないように管理する必要が無くなり製造が行ないやすくなる。
図1に示すように、右側上面操作部6aには、切/スタートキー7a、メニューキー7b、加熱出力アップキー7c、加熱出力ダウンキー7d、タイマーアップキー7e、タイマーダウンキー7f、メニュー表示部7g及び加熱出力表示部7hが配置されている。以下、右側上面操作部6aに構成されるキーの全てを総称して上面操作キー(7a〜7f)という。
ここで、図1に示される上面操作部領域4aの右側上面操作部6aの模式断面図を図2に示す。図2に示すように、右側上面操作部6aに配置される上面操作キー(7a〜7f)のそれぞれは、天板4裏面に電極を有する静電式タッチキーで構成されている。また、左側上面操作部6bにも、右側上面操作部6aと同様の上面操作キー(7a〜7f)及び各種表示部(7g及び7h)が配置されている。なお、右側上面操作部6aと左側上面操作部6bは、構成部品等は同様であるので、以下、右側上面操作部6aを用いて説明する。
右側上面操作部6aにおいて、図2に示される上面操作キー(7a〜7f)を構成する静電式タッチキーのそれぞれは、図柄表示部21と、導電膜22と、発光部23と、接点端子24とを備える。図柄表示部21には、図2に示されるように、操作キーの機能を示す文字又は図形などが形成され、光を透過する。図柄表示部21に形成される文字又は図形などは、その文字や図形を縁取りした形態を有している。導電膜22は、静電式タッチキーが操作されると、接点端子24を介して通電して、信号が制御部(図示せず)に伝送される。発光部23は、光源を有し、静電式タッチキーの電極の下方に配置されている。発光部23は、静電式タッチキーの電極の下方から図柄表示部21に向かって光を照射する。これにより、上面操作部領域4aにおいて、右側上面操作部6aに構成される各上面操作キー(7a〜7f)が点灯される。
次に、右側上面操作部6aの操作による誘導加熱調理器Cの動作について説明する。食材を調理容器(図示せず)に入れて本実施形態に係る誘導加熱調理器Cで調理するに際し、調理容器を、加熱部5a、5b又は5cに載置して誘導加熱調理器Cの電源スイッチ2aを投入する。
出没式前面操作部2に設けられた電源スイッチ2aをオンにすると、メニュー表示部7gが点灯表示(表示内容図示せず)される。次に、メニューキー7bを操作する(例えば、押す)たびに、メニュー表示部7gにおいて、加熱モード(例えば、「加熱」、「揚げ物」、「炊飯」など)がローテーションして表示される。
加熱モードのいずれかが選択された場合に、切/スタートキー7aが点灯する。切/スタートキー7aが操作されると、メニュー表示部7gに表示された加熱モードの誘導加熱の動作が開始されとともに、関連する上面操作キー(7a〜7f)及び加熱出力表示部7hが、上述した発光部23より光が照射されて点灯表示される。また一方、制御手段(図示せず)がインバータ電源(図示せず)を介して加熱コイルに高周波電流を供給する。加熱コイルに高周波電流が供給されると、加熱コイルは交流磁界を発生し、調理容器は誘導加熱されることによって温度が上昇する。その後、誘導加熱の動作中に切/スタートキー7aが操作されると、関連する上面操作キー(7a〜7f)及び加熱出力表示部7hは消灯され、メニュー表示部7gのみが点灯表示されて、誘導加熱の動作が終了する。続いて、出没式前面操作部2に設けられた電源スイッチ2aをオフにすると、メニュー表示部7gが消灯される。なお、図1に示される上面操作部領域4aは、右側上面操作部6aと左側上面操作部6bの両方が点灯表示された状態であり、加熱部5a及び5bで誘導加熱されている状態である。
このように構成された誘導加熱調理器Cは、静電式タッチキーの電極の下方から光を照射して抜き文字を発光させる光源と、天板4において、天板4の裏面に光源が消灯していると抜き文字が見え難くなるような印刷膜が帯状に配置された上面操作部領域4aと、上面操作部領域4aに配置された印刷膜と別の印刷膜が帯状に印刷された加熱コイルにより誘導加熱することができる領域を含む加熱領域4bとを備える構造が採用されているので、必要な静電式タッチキーのみを点灯して表示して、使用者がどの静電式タッチキーを操作できるのかが明確になり、操作性を向上させることができる。
また、上面操作部領域4aは、全ての静電式タッチキーをその領域内に有し、かつ、天板4の長手方向に対して直交する両側端まで延長されて形成されているので、上面操作部領域4aと加熱領域4bとを、天板4の側方の端縁を結ぶ直線を境界線として視覚的に前後に完全に分離することができる。その結果、上面操作部領域4aの右側上面操作部6a及び左側上面操作部6bを強調して、鍋や濡れた布巾を静電式タッチキーの電極の側方から近づけないようにすることができ、誤動作などを防止することができる。
また、出没式前面操作部2には、出没式のメンブレインスイッチにより複数の操作キーが構成され、出没式前面操作部2は、中央奥側に設けられた加熱部5cのラジエントヒータ(図示せず)の出力及びグリルの出力を制御する。
ここで、本実施形態の変形例であるトッププレートユニット11、右カバー12a及び左カバー12bの模式平面図を図3及び図4に示す。なお、図3及び図4に示すトッププレートユニット11、右カバー12a及び左カバー12bの構造自体は、図1に示すトッププレートユニット11、右カバー12a及び左カバー12bと同じ構造であるため、同じ構成部材には同じ参照符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、加熱領域4bにおいて、天板4上面にドット印刷が施されており、上面操作部領域4aにおける右側上面操作部6aと左側上面操作部6bの両方が配置されていない領域にも天板4上面にドット印刷が施されていてもよい。これにより、上面操作部領域4aにおいて、電源スイッチ2aがオンされる前でも、右側上面操作部6aと左側上面操作部6bの両方が配置されている領域を認識することができる。
また、図5に示すように、上面操作部領域4aが天板4の前方の端縁に取り付けられた前方フレーム8に達してなくてもよい。これにより、上面操作部領域4aをより的確に認識することができる。
次に、図1及び図5〜図8を参照して、本実施形態に係る誘導加熱調理器Cを構成するトッププレートユニット11の後方部分の構造について説明する。
図1に示すように、誘導加熱調理器Cの本体外郭は、鋼板により形成され、その上面に開口部(図示せず)を有する箱状の本体ケース1と、本体ケース1の開口部を覆うように、上記開口部の周囲に設けられた本体ケース1のフランジ部(図示せず)に載置され取り付けられるトッププレートユニット11とで構成されている。
ここで、本実施形態に係る誘導加熱調理器Cのトッププレートユニット11の後方部分の外観分解図を図5に示す。図5において、誘導加熱調理器Cは、上述したように、本体ケース1、調理容器が載置されるトッププレートユニット11、天板4の後方(天板4における上面操作部領域4aの反対側)に配設される右カバー12a及び左カバー12bを備える。
トッププレートユニット11は、調理容器が載置される天板4と、天板4の前方の端縁に沿って取り付けられた金属製の前方フレーム8と、天板4の両側方の端縁に沿って取り付けられた金属製の側方フレーム9と、天板4の後方の端縁に沿って取り付けられた後方フレーム10とを備えている。
右カバー12a及び左カバー12bは、例えばアルミニウムダイキャストで形成され、複数の吸気穴を有する格子形状で形成されている。また、右カバー12a及び左カバー12bは、天板4の後方に構成される後方フレーム10上に左右に並んで載置されている。
また、右カバー12a及び左カバー12bは、その断面が凸形状の突起部が右カバー12a及び左カバー12bの長手方向に対して平行に複数形成されていてもよい。また、右カバー12a及び左カバー12bは、一体的に形成されていてもよい。
後方フレーム10は、図5に示すように、例えば金属製で形成され、帯状の凹形状の溝部13が形成されている。また、溝部13には、グリルからの煙の排気口であるグリル排気口14a、機器内部の冷却風の排気口である排気口14b、及び冷却風の吸気口である吸気口15が設けられている。また、図5に示すように、後方フレーム10の溝部13上方には、グリル排気口14a及び排気口14bを覆う左カバー12bと、吸気口15を覆う右カバー12aとが着脱自在に載置される。
このように配置された右カバー12a及び左カバー12bは、グリル排気口14a、排気口14b又は吸気口15への異物等の落下の防止をするとともに、それらの開口部を覆うことで美観を損なわないようにしながら、グリル扉3の内側のグリルで発生する煙やにおい等を外部に排気させる。
図5に示すように、後方フレーム10の両側面には、サイドキャップ16が圧入されている。サイドキャップ16は、凹形状で形成され、凹部16a(図8参照)を有している。また、後方フレーム10の両端部のそれぞれには、例えば弾性部材からなる左側防振部材17及び右側防振部材19がサイドキャップ16に隣接して設けられている。さらに、後方フレーム10の中央付近には、例えば弾性部材からなる中央部防振部材18が設けられている。なお、後方フレーム10の両側面及び両端部は、左右対称で、構成部品等は同様であるので、以下、後方フレーム10の左側を主に用いて説明する。
ここで、図1における誘導加熱調理器Cの右奥角部及び右カバー12aをX−Xで切った模式断面図を図6に示す。また、図7は、図1における誘導加熱調理器Cの模式左側面図であり、図8は、図5における後方フレーム10を拡大した模式拡大図である。
図7又は図8に示すように、後方フレーム10の側面には、上述したように、サイドキャップ16が圧入されている。これにより、サイドキャップ16の側面が、側方フレーム9の側面と略同一面になるように構成されている。また、後方フレーム10の側面とサイドキャップ16とが一体的に形成されていてもよい。
後方フレーム10の端部には、図7又は図8に示すように、溝部13に設けられて係止孔(図示せず)を用いて、左側防振部材17が配置されている。ここで、左側防振部材17は、略平面からなる前側載置部17a、後側載置部17b及び中央部17cを有し、左側防振部材17の断面は、略凹形状で形成されている。つまり、前側載置部17a及び後側載置部17bのそれぞれの上面は同一高さで形成され、中央部17cの上面は、前側載置部17a及び後側載置部17bのそれぞれの上面より低く形成されている。また、前側載置部17a及び後側載置部17bには、左カバー12bが載置され、溝部13に配置される。これにより、後方フレーム10の上面は、左カバー12bの上面と略同一面となる。その結果、天板4の上面、後方フレーム10の上面及び左カバー12bの上面が略同一面となるので、誘導加熱調理器Cの外観の美観を向上させることができる。
また、サイドキャップ16の凹部16aの上面は、左側防振部材17の中央部17cの上面より低く形成されている。つまり、サイドキャップ16の凹部16aの上面は、前側載置部17a及び後側載置部17bのそれぞれの上面より低く形成されている。
図7に示すように、左カバー12bが後方フレーム10の溝部13に配置されると、左カバー12bの下面とサイドキャップ16の凹部16aの上面との間に間隙20が形成される。これにより、左カバー12bが溝部13から取り外す場合に、間隙20に指を挿入することで、容易に左カバー12bを取り外すことができる。
また、図6に示すように、右カバー12aが溝部13に配置されると、右カバー12aの下面と右側防振部材19の前側載置部19a及び後側載置部19bのそれぞれの上面と接触する。右カバー12aの下面と右側防振部材19の中央部19cの上面との間には、間隙が形成される。このように、右カバー12aの角部が右側防振部材19の前側載置部19a及び後側載置部19bのそれぞれと接触しているので、右カバー12aの下面の全体が接触する場合と比して、右カバー12aがガタつくのを防止することができる。なお、後方フレーム10の左側も同様である。
また、中央部防振部材18においても、略平面からなる前側載置部18a、後側載置部18b及び中央部18cを有し、中央部防振部材18の断面は、略凹形状で形成されている。また、前側載置部18a及び後側載置部18bのそれぞれは、その中央付近に、側方フレーム9と略平行の突起部18d及び18eのそれぞれを有している。
中央部防振部材18においても、前側載置部18a及び後側載置部18bのそれぞれの上面は同一高さで形成され、中央部18cの上面は、前側載置部18a及び後側載置部18bのそれぞれの上面より低く形成されている。
また、上述した左側防振部材17と同様に、右カバー12aが溝部13に配置されると、右カバー12aの下面と左側防振部材17の前側載置部17a及び後側載置部17bのそれぞれの上面と接触する。左カバー12bも同様である。
つまり、中央部防振部材18の突起部18d及び18eは、右カバー12aと左カバー12bとの間に形成される(図示せず)ので、グリル排気口14a及び排気口14bの上方の空間と吸気口15の上方の空間とを分離することができる。これにより、グリル排気口14a及び排気口14bから排気された煙や冷却風が吸気口15から誘導加熱調理器Cの内部に流入することを防ぐことができる。
また、中央部防振部材18の中央部18cは、前側載置部18a及び後側載置部18bのそれぞれの上面より低く形成されているので、左カバー12bのそれぞれの下面と中央部防振部材18の中央部18cの上面との間に間隙を形成することができる。これにより、左カバー12bが溝部13から取り外す場合に、間隙20と同様に、この間隙に指を挿入することで、容易に左カバー12bを取り外すことができる。
また、サイドキャップ16は、左カバー12bが上面操作部領域4aから見て左右方向に誘導加熱調理器Cから外れないように突起部16bを有している。この突起部16bは、サイドキャップ16の側面の一部を上方に延長して形成されている。これにより、左カバー12bの左右方向の移動が規制され、溝部13から外れるのを防止することができる。
このように構成された誘導加熱調理器Cは、外郭を構成する誘導加熱調理器C本体の上部に設けられ、略長方形に形成された天板4と、天板4の後方に設けられた後方フレーム10と、後方フレーム10において、天板4の長手方向に沿って形成され、少なくとも1つ設けられた開口部を有する帯状の溝部13と、溝部13の両端部において、凹形状に形成された凹部と、溝部13に配置され、開口部を覆うカバーとを有するトッププレートユニット11を備える構造が採用されているので、後方フレーム10の溝部13の両側面において、凹部の上面とカバーの下面との間に間隙を形成することができる。その結果、美観を保ちながら、容易にトッププレートユニット11から取りはずことができる。
また、右カバー12a及び左カバー12bがその長手方向に対して直交する側方の端部が側方フレーム9の内側端部の延長線上またはその外側に位置するように防振部材に載置される構造が採用されているので、誘導加熱調理器Cの上方から見て前方フレーム、上面操作部領域4a、加熱領域4b、右カバー12a及び左カバー12b、後方フレーム10に区切られ、それらの境界線が天板4の長手方向に対して直交する側方の端縁を結ぶ直線又はそれらに平行な直線で形成されるので、美観に優れたものとすることができる。
右カバー12a及び左カバー12bは、その断面が凸形状の突起部が右カバー12a及び左カバー12bの長手方向に対して平行に複数形成されている構造が採用されているので、天板4の長手方向への線が強調され、さらに美観に優れたものとすることができる。
上記において、本発明をある程度の詳細さをもって好適な形態について説明したが、この好適形態の現開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものであり、各要素の組合せや順序の変化は請求された発明の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
なお、上記実施形態は誘導加熱調理器のもので説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、加熱源を上面に有しトッププレートを備えたものであればよく、加熱源としてガスやハロゲンなどの電気式のものに適宜適用することができる。
本発明に係る加熱調理器は、汚れや零れ落ちる煮汁等の吸気用及び排気用の開口部等の周辺への付着を防止してデザイン的に優れたものとすることができる効果を有し、家庭用又は業務用の誘導加熱調理器やガス調理器等のトッププレートを備えた加熱調理器に有用である。
本実施形態に係る誘導加熱調理器の外観斜視図 図1に示される上面操作部領域の右側上面操作部の模式断面図 本実施形態の変形例であるトッププレートユニット、右カバー及び左カバーの模式平面図 本実施形態の変形例であるトッププレートユニット、右カバー及び左カバーの別の模式平面図 本実施形態に係る誘導加熱調理器のトッププレートユニットの後方部分の外観分解図 図1における誘導加熱調理器の右奥角部及び右カバーをX−Xで切った模式断面図 図1における誘導加熱調理器の模式左側面図 図5における後方フレームを拡大した模式拡大図
符号の説明
1 本体ケース、2 出没式前面操作部、3 グリル扉、4 天板、
4a 上面操作部領域、4b 加熱領域、5a、5b、5c 加熱部、
6a 右側上面操作部、6b 左側上面操作部、7a 切/スタートキー、
7b メニューキー、7c 加熱出力アップキー、7d 加熱出力ダウンキー、
7e タイマーアップキー、7f タイマーダウンキー、7g メニュー表示部、
7h 加熱出力表示部、8 前方フレーム、9 側方フレーム、10 後方フレーム、
11 トッププレートユニット、12a 右カバー、12b 左カバー、13 溝部、
14a グリル用排気口、14b 排気口、15 吸気口、16 サイドキャップ、
16a 凹部、16b、18d、18e 突起部、17 左側防振部材、
18 中央部防振部材、19 右側防振部材、17a、18a、19a 前側載置部、
17b、18b、19b 後側載置部、17c、18c、19c 中央部、
20 間隙、21 図柄表示部、22 導電膜、23 発光部、24 接点端子、
C 誘導加熱調理器

Claims (4)

  1. 外郭を構成する加熱調理器本体の上部に設けられ、略長方形に形成された天板と、上記天板の後方に設けられた後方フレームと、上記後方フレームにおいて、上記天板の長手方向に沿って形成され、少なくとも1つ設けられた開口部を有する帯状の溝部と、上記溝部の両端部において、凹形状に形成された凹部と、上記溝部に配置され、上記開口部を覆うカバーとを有するトッププレートユニットを備え、
    上記トッププレートユニットは、上記天板の前方の端縁を覆う前方フレームと、上記天板の両側方の端縁を覆う側方フレームと、上記後方フレームの両側面を覆い、凹部を有するサイドキャップとを、さらに備え、
    上記サイドキャップと上記後方フレームとが、上記サイドキャップの側面と上記側方フレームの側面とが略一致するように配置され、
    上記サイドキャップの凹部の上面と上記カバーの下面との間に間隙が形成されている、加熱調理器。
  2. 上記天板の長手方向に対して直交する方向における上記溝部の幅に対して、上記幅における中央付近に、上記凹部が配置されている、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 外郭を構成する加熱調理器本体の上部に設けられ、略長方形に形成された天板と、上記天板の後方に設けられた後方フレームと、上記後方フレームにおいて、上記天板の長手方向に沿って形成され、少なくとも1つ設けられた開口部を有する帯状の溝部と、上記溝部の両端部において、凹形状に形成された凹部と、上記溝部に配置され、上記開口部を覆うカバーとを有するトッププレートユニットを備え、
    上記開口部は吸気用開口部と排気用開口部とから構成されており、上記吸気用開口部と上記排気用開口部との間に配置され、その上面に突起部を設けられた中央部防振部材と、
    上記溝部の両端部の付近に配置される両端部防振部材とを、さらに備え、
    上記カバーは、上記吸気用開口部と上記排気用開口部との上方を覆うように、上記吸気用カバーと上記排気用カバーとから構成されて、上記中央部防振部材の上面及び上記両端部防振部材の上面に配置され、
    上記中央部防振部材の上面に設けられた上記突起部が、上記吸気用カバーと上記排気用カバーとの間に配置された、加熱調理器。
  4. 上記中央部防振部材の上面に設けられた上記突起部の中央付近に凹形状が形成されている、請求項に記載の加熱調理器。
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