JP2021011982A - 加熱調理器 - Google Patents

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史朗 森合
Shiro Moriai
史朗 森合
大久保 直也
Naoya Okubo
直也 大久保
匡薫 伊藤
Tadanobu Ito
匡薫 伊藤
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】段差が上面に無く、使用者が被加熱物を持ち上げずに移動でき、使用者にとって便利な加熱調理器を得ることを目的とする。【解決手段】加熱調理器は、上部が開口した箱形状の本体ケースと、本体ケースの上部の開口を覆う天板部と、天板部の周りを囲む上枠と、天板部の下方に設けられた加熱手段と、上枠に形成され、本体ケース内と連通する連通開口を有する開口部と、開口部の少なくとも連通開口を覆うカバーと、を備え、天板部の上面と、天板部と開口部との間における上枠の上面と、カバーの上面と、は、同一平面上に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、天板部と上枠とカバーとによって上面を構成している加熱調理器に関する。
従来、誘導加熱コイルに高周波電流を流して生じる高周波磁束で渦電流を誘起して発生するジュール熱によって被加熱物の加熱を行う加熱調理器が知られている。加熱調理器には、本体ケース内の部品を冷却する冷却風を吸込む吸気口及び排出する排気口が設けられている。吸気口あるいは排気口は、天板部を囲む上枠の上面に開口部として開口している。開口部は、カバーによって覆われている。
カバーは、特許文献1に開示されているように、通気性を有する格子状の金属部材などで構成されている。カバーは、吸気あるいは排気の気流を少ない通気抵抗でスムースに通過させる。
特開2009−301990号公報
上記構成の加熱調理器では、使用者は、加熱した鍋などの被加熱物を冷却するためにカバーの上面に被加熱物を一時的に置く場合がある。特許文献1に開示された加熱調理器のように、カバーの上面が天板の上面に比べ高くなっているような上面に段差のある構成では、段差を超えて被加熱物を一時的に載置するために被加熱物を持ち上げる必要がある。そのため、一時的な載置に手間がかかることに加え、鍋が揺れて鍋の中身がこぼれるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、段差が上面に無く、使用者が被加熱物を持ち上げずに移動でき、使用者にとって便利な加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、上部が開口した箱形状の本体ケースと、前記本体ケースの上部の開口を覆う天板部と、前記天板部の周りを囲む上枠と、前記天板部の下方に設けられた加熱手段と、前記上枠に形成され、前記本体ケース内と連通する連通開口を有する開口部と、前記開口部の少なくとも前記連通開口を覆うカバーと、を備え、前記天板部の上面と、前記天板部と前記開口部との間における前記上枠の上面と、前記カバーの上面と、は、同一平面上に配置されているものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、天板部の上面と、天板部と開口部との間における上枠の上面と、カバーの上面と、は、同一平面上に配置されている。したがって、段差が上面に無く、使用者が被加熱物を持ち上げずに移動でき、使用者にとって便利な加熱調理器が得られる。
実施の形態1に係るカバー取り付け前の加熱調理器を示す斜視図である。 実施の形態1に係るカバー取り付け状態の加熱調理器を示す斜視図である。 実施の形態1に係るカバー取り付け状態の加熱調理器を図2の矢視A矢印から見て示す上視図である。 実施の形態1に係る加熱調理器を図3のB−B線断面にて示す説明図である。 実施の形態2に係る加熱調理器を図3のB−B線断面にて示す説明図である。 実施の形態2の変形例1に係る加熱調理器を図3のB−B線断面にて示す説明図である。 実施の形態3に係る加熱調理器を図3のB−B線断面にて示す説明図である。 実施の形態3の変形例2に係る加熱調理器を図3のB−B線断面にて示す説明図である。
以下、図面に基づいて実施の形態が説明されている。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、断面図の図面では、視認性に鑑みて適宜ハッチングが省略されている。さらに、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
<加熱調理器100>
図1は、実施の形態1に係るカバー4取り付け前の加熱調理器100を示す斜視図である。図1には、加熱調理器100の上下前後左右の方向が示されている。図2は、実施の形態1に係るカバー4取り付け状態の加熱調理器100を示す斜視図である。図3は、実施の形態1に係るカバー4取り付け状態の加熱調理器100を図2の矢視A矢印から見て示す上視図である。図4は、実施の形態1に係る加熱調理器100を図3のB−B線断面にて示す説明図である。
図1、図2、図3及び図4に示すように、加熱調理器100は、据え置き型あるいはビルトイン型の誘導加熱調理器である。加熱調理器100は、誘導加熱コイルに高周波電流を流して生じる高周波磁束で渦電流を誘起して発生するジュール熱で被加熱物の加熱を行う。
図1、図2及び図3に示すように、加熱調理器100は、上部が開口した箱形状の本体ケース1を備える。加熱調理器100は、本体ケース1の上部の開口を覆う天板部2を備える。加熱調理器100は、天板部2の下方に設けられた加熱手段3を備える。加熱調理器100は、天板部2の周りを囲む上枠5を備える。加熱調理器100の上枠5の後方側には、天板部2を支持する上枠5に間隔をあけて2つの開口部6が形成されている。2つの開口部6は、本体ケース1内と連通する連通開口61を形成する部材である。連通開口61は、本体ケース1内に吸気口から取り込んだ本体ケース1の内部の空気を排出するように本体ケース1の内部と連通した排気口である。また、連通開口61は、後述するグリル扉8の後方に設けられたグリル庫内の空気を排気する排気口でも良い。なお、連通開口61は、本体ケース1内に冷却風を吸い込む吸気口でも良い。加熱調理器100は、連通開口61を覆うカバー4を備える。
本体ケース1の内部には、加熱手段3として誘導加熱コイルが設けられている。本体ケース1の内部には、制御基板が設けられている。加熱手段3の電力は、制御基板によって制御されている。本体ケース1の内部には、冷却装置が設けられている。制御基板及び加熱手段3などは、冷却風を発生させる冷却ファンなどの冷却装置によって冷却される。
本体ケース1の上面には、本体ケース1の一部として、ステンレス材などの錆難く剛性を持った素材で構成された上枠5が本体ケース1に対して着脱自在に取り付けられている。上枠5の中央には、天板部2が配置されている。上枠5の前面側には、副操作部7aが配置されている。副操作部7aは、加熱調理器100における加熱動作の設定を受け付けるための操作ボタン及びスイッチなどで構成されている。
本体ケース1には、本体ケース1内部に空気を取り込むための吸気口が設けられている。吸気口は、本体ケース1の前面又は後面などに設けられている。
なお、本体ケース1の前面には、一例としてグリル扉8と、グリル扉8に隣接して設けられた主操作部7bと、が配置されている。主操作部7bは、加熱調理器100における火力調整のボタン及び主電源スイッチなどで構成されている。なお、主操作部7bは火力調整のボタンなどを有するに限らず、グリル操作用のボタンなども有して良い。
天板部2は、平板形状に形成された耐熱性ガラス又はセラミックなどの非金属材料で構成されている。天板部2は、本体ケース1の上面の開口を塞いでいる。天板部2は、シリコン接着剤などによって外縁を上枠5に接着され、上枠5と一体化されている。天板部2の上面には、被加熱物の載置位置を示す載置位置表示部2a、2b及び2cが印刷などによって表示されている。載置位置表示部2a、2b及び2cの下方の本体ケース1内の投影領域には、加熱手段3がそれぞれ配置されている。なお、載置位置表示部2a、2b及び2cは、印刷などによる表示に限らず、電源を入れると光って載置位置を表示しても良い。
加熱手段3は、本体ケース1内に配置された3つの加熱コイルである。加熱手段3は、電力を制御基板によって制御される。なお、加熱手段3として3つの加熱コイルを用いているが、全てを加熱コイルとする必要は無い。加熱手段3は、ラジエントヒーターを載置位置表示部2a、2b及び2cの下方の本体ケース1内の投影領域に設置しても良い。加熱手段3は、3つの加熱コイルを用いるとして説明しているが、加熱コイルを2つあるいは4つとしても良い。
2つの開口部6のそれぞれは、略長方形状に形成されている。図4に示すように、カバー4の配置領域を上から見た投影範囲には、少なくとも、開口部6に形成される連通開口61が含まれる。すなわち、カバー4は、少なくとも開口部6の連通開口61を覆う。開口部6の連通開口61の外側の縁部である内縁部60には、カバー4の厚みだけ下方の位置にてカバー4を載置した載置部50が設けられている。開口部6は、内縁部60を構成する部材である。開口部6は、上枠5と一体に形成されている。図4に示すように、カバー4の配置領域を上から見た投影範囲には、内縁部60が含まれる。開口部6の内縁部60における載置部50の外側には、載置部50の外方かつ上方に真っ直ぐ傾斜して上枠5の上面に至る開口斜面51が設けられている。なお、開口斜面51は、上枠5を若干凹ませた絞り部あるいは曲面形状に形成されても良い。開口部6は、載置部50にカバー4を載置してカバー4に覆われている。なお、開口部6は、2つに限定されない。開口部6は、吸気口でも排気口でも良い。
図1、図2、図3及び図4に示すように、カバー4は、略長方形状の平板状の金属材で構成されている。カバー4は、載置部50に載置されて開口部6から着脱自在に取り付けられている。カバー4は、少なくとも、開口部6の連通開口61を覆い、連通開口61の中に使用者の指又は異物などの入り込みを抑制している。カバー4の連通開口61を覆った部分には、複数の通気用の格子状の孔である通気孔部40が形成されている。
通気孔部40は、本体ケース1の内部と連通するために利用される。通気孔部40は、格子状の通気孔を有しても良いし、円形状などの通気口を複数有しても良い。
図4に示すように、天板部2の後方、すなわち、開口部6側における上枠5は、天板部2の後部の下面の下方にて前方、すなわち、天板部2側に伸びた第1延伸部5aを有する。第1延伸部5aは、天板部2の後部の下面の下方にて、後述する第1シール部材10を介して天板部2を支持している。第1延伸部5aと天板部2とは、接着剤で接着されている。
天板部2の後部の下面と第1延伸部5aの上面との間には、天板部2の下面と第1延伸部5aの上面とが対向する天板部2の縁部2dに沿って配置された第1シール部材10が設けられている。第1シール部材10は、天板部2と上枠5との間の隙間から侵入する異物の本体ケース1内への侵入を防止する。第1シール部材10は、発泡ゴム又はシリコン製などの止水性のあるものである。なお、第1シール部材10は、第1延伸部5aと天板部2との接着の役割を兼ねても良い。
天板部2の上面と、天板部2の後方の天板部2と開口部6との間における上枠5の上面と、カバー4の上面と、は、同一平面上に配置されている。これにより、天板部2の上面と、上枠5の上面及びカバー4の上面と、の間には、段差が無い。そのため、使用者が天板部2の後方に被加熱物を一時的に載置する際に、段差を乗り越えるために持ち上げずにスライドさせて載置できる。このように、鍋などの被加熱物が持ち上げずに移動できるので、移動時に鍋などの中身のこぼれが防止できる。
<実施の形態1の効果>
実施の形態1によれば、加熱調理器100は、上部が開口した箱形状の本体ケース1を備える。加熱調理器100は、本体ケース1の上部の開口を覆う天板部2を備える。加熱調理器100は、天板部2の周りを囲む上枠5を備える。加熱調理器100は、天板部2の下方に設けられた加熱手段3を備える。加熱調理器100には、上枠5に形成され、本体ケース1内と連通する連通開口61を有する開口部6が形成されている。加熱調理器100は、少なくとも開口部6の連通開口61を覆うカバー4を備える。天板部2の上面と、天板部2と開口部6との間における上枠5の上面と、カバー4の上面と、は、同一平面上に配置されている。
この構成によれば、加熱調理器100における天板部2の上面と、天板部2と開口部6との間における上枠5の上面と、カバー4の上面といった被加熱物の移動可能範囲の上面には段差が無く、使用者が被加熱物を持ち上げずに移動でき、使用者にとって便利な加熱調理器100が得られる。これにより、被加熱物がカバー4の上面などでも一時的に載置できる。また、被加熱物である鍋が移動の際に揺れず、鍋の中身のこぼれが防止できる。このように、使用者が被加熱物を加熱調理器100のカバー4などの存在する後方に一時的に載置する動作が簡略化でき、被加熱物である鍋などの中身のこぼれが防止でき、鍋などの中身のこぼれによるカバー4に覆われた開口部6の連通開口61から本体ケース1内への鍋などの中身の浸入が防止できる。
実施の形態1によれば、天板部2の後方である開口部6側における上枠5は、天板部2の後部の下面の下方にて前方である天板部2側に伸びた第1延伸部5aを有する。
この構成によれば、上枠5は、天板部2の後部である開口部6側端部を支持できる。
実施の形態1によれば、天板部2の後部の下面と第1延伸部5aの上面との間には、双方が対向する天板部2の縁部2dに沿って配置された第1シール部材10が設けられている。
この構成によれば、第1シール部材10によって天板部2と上枠5との間の隙間から本体ケース1内への異物の侵入が防止できる。
実施の形態1によれば、カバー4の配置領域を上から見た投影範囲に含まれる開口部6の内縁部60には、天板部2と開口部6との間の上枠5の上面から、カバー4の厚みだけ下方の位置にてカバー4を載置した載置部50が設けられている。
この構成によれば、カバー4が開口部6の内縁部60における載置部50によって支持できる。また、天板部2と開口部6との間の上枠5の上面と、カバー4の上面と、が同一平面上に配置されるので、鍋などの被加熱物が上枠5の上面からカバー4の上面に移動する際に持ち上げることなく移動でき、鍋などの中身のこぼれが防止できる。
実施の形態1によれば、開口部6の内縁部60における載置部50の外側には、載置部50の外方かつ上方に傾斜して上枠5の上面に至る開口斜面51が設けられている。
この構成によれば、開口斜面51とカバー4の外周部との間に隙間ができ、使用者が指を開口部6に嵌まったカバー4の外側に引っ掛けられ、使用者がカバー4を取り外し易い。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係る加熱調理器100を図3のB−B線断面にて示す説明図である。実施の形態2では、実施の形態1で説明した同事項の説明が省略され、その特徴部分のみが説明されている。
図5に示すように、天板部2の後端部、すなわち、開口部6側の端部には、上面から開口部6側である後方かつ下方に傾斜した第1斜面21が設けられている。一方、天板部2の後方の上枠5の前端部、すなわち、天板部2の端部には、上面から天板部2側である前方かつ下方に傾斜した前方斜面52が設けられている。これにより、天板部2の後端部と上枠5の前端部との間の隙間は、上方に向かって幅が広くなっている。
天板部2の後端部と第1延伸部5aの根元の側壁5bとの間には、第1斜面21に沿ったシール斜面9aと、天板部2の上面と同一平面上に配置された上面とを有する第2シール部材9が設けられている。第2シール部材9は、前方斜面52に沿った後方シール斜面9bを有する。第2シール部材9は、後述するように、天板部2の後端部と上枠5の前端部との間の隙間から本体ケース1内への水などの浸入が防止される保護キャップである。第2シール部材9は、天板部2と上枠5の境界面に合わせた逆三角形の断面形状に形成され、天板部2と上枠5の境界面に取り付けられている。第2シール部材9の前後方向の幅は、上方から下方になるにつれて狭くなる断面形状である。第2シール部材9の上面が天板部2の上面と同一平面上に配置されるので、第2シール部材9の上面が天板部2の上面から突出しない。
第2シール部材9を取り付ける場合には、天板部2の第1斜面21と上枠5の前方斜面52に沿って、第2シール部材9を押し込む。これにより、第2シール部材9が天板部2と上枠5との間の隙間に取り付けられ、天板部2と上枠5との間の隙間が埋められて高いシール性が確保できる。なお、前方斜面52が上枠5に無く、第1斜面21が天板部2のみに存在する場合、すなわち、上枠5の側壁5bが上枠5の上面まで垂直に延びるように形成されるとともに、第2シール部材9の後方シール斜面9bが側壁5bと対向する垂直な面で形成しても上記と同様の効果が得られる。
第2シール部材9は、第1斜面21を有する天板部2の縁部に沿って配置されている。第2シール部材9は、着脱自在で発泡ゴムなどの止水性を有するシール材である。第2シール部材9は、発泡ゴムのような弾性力を持たせると、天板部2と上枠5との間の隙間を隙間なく埋められる。なお、第2シール部材9は、止水性を有するシール材であれば発泡ゴムに限定されない。
上述したように、第2シール部材9は、十分なシール性を有するので、水などが天板部2と上枠5との隙間への浸入が抑制できる。第2シール部材9が汚れた場合には、第2シール部材9が着脱自在であるので、容易に洗浄できる。また、天板部2と上枠5との境界の隙間も清掃できる。
<変形例1>
図6は、実施の形態2の変形例1に係る加熱調理器100を図3のB−B線断面にて示す説明図である。図6に示すように、第2シール部材9は、シール斜面9aの下端部から下方に伸びた下方延伸部9cを有する。そのため、第2シール部材9は、上部の頭に逆三角形を有するとともに下部に棒形状を有するT字形の断面形状に形成されている。これにより、天板部2又は上枠5の製造バラつきにより天板部2と上枠5との両側壁面の間に幅の異なる隙間が存在する場合でも、その隙間を埋められ、シール性が向上できる。なお、第2シール部材9の断面形状は、限定されない。
<実施の形態2の効果>
実施の形態2によれば、天板部2の後端部、すなわち、開口部6側の端部には、上面から開口部6側である上枠5側の後方かつ下方に傾斜した第1斜面21が設けられている。天板部2の後端部と第1延伸部5aの根元の側壁5bとの間には、第1斜面21に沿ったシール斜面9aと、天板部2の上面と同一平面上に配置された上面とを有する第2シール部材9が設けられている。
この構成によれば、第2シール部材9によって天板部2と上枠5との間の隙間に対する異物の侵入が抑制できる。
実施の形態2によれば、第2シール部材9は、シール斜面9aの下端部から下方に伸びた下方延伸部9cを有する。
この構成によれば、天板部2と上枠5との寸法誤差があって天板部2の後端部と第1延伸部5aの根元の側壁5bとの間に隙間が生じても、第2シール部材9の下方延伸部9cが隙間を埋められ、シール性能が発揮できる。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3に係る加熱調理器100を図3のB−B線断面にて示す説明図である。実施の形態3では、実施の形態1及び実施の形態2で説明した同事項の説明が省略され、その特徴部分のみが説明されている。
図7に示すように、加熱調理器100は、天板部2の後部と上枠5とを支持する支持部7を備える。天板部2の後部は、上枠5の下面の下方にて上枠5側である後方に伸びた第2延伸部22を有する。第2延伸部22は、上枠5の下面と支持部7との間に挿入されている。第2延伸部22は、後方かつ下方に傾斜した上面22aを有する。
第2延伸部22の上面22aと上枠5の下面との間には、第2延伸部22に沿って配置された第3シール部材11が設けられている。第3シール部材11は、水平方向に伸びる上枠5の先端部と第2延伸部22の後方かつ下方に傾斜した上面22aとの間の隙間を埋めている。第3シール部材11は、三角形の断面形状に形成されている。第3シール部材11は、上枠5の下面に固定されている。第2延伸部22は、上枠5の下面に対して第3シール部材11を介してシリコンによって接着されている。
上述したように、上枠5が天板部2よりも上側に重なる構成であるので、天板部2が上枠5よりも下側に重なる構成よりも止水性が高められる。また、上枠5が天板部2よりも上側に重なって双方の間に隙間が無く、天板部2と上枠5との境界面の汚れが目立たず、加熱調理器100の上面が清潔に使用できる。
<変形例2>
図8は、実施の形態3の変形例2に係る加熱調理器100を図3のB−B線断面にて示す説明図である。図8に示すように、第2延伸部22は、天板部2の上面よりも1段低い上面22bを有しても良い。これにより、第2延伸部22は、上面22b及び下面22cの双方が水平方向に平坦に伸びて斜面を有さない。そのため、第2延伸部22の上面22bが平坦であるので、図7の構成よりもシリコンによる天板部2と上枠5との接着が容易である。
<実施の形態3の効果>
実施の形態3によれば、加熱調理器100は、天板部2の後部を支持する支持部7を備える。天板部2の後部は、上枠5の下面の下方にて上枠5側の後方に伸びた第2延伸部22を有する。第2延伸部22は、上枠5の下面と支持部7との間に挿入されている。
この構成によれば、天板部2が支持部7に支持されつつ、天板部2の上面と天板部2の後方における上枠5の上面とが同一平面を構成できる。
実施の形態3によれば、第2延伸部22の上面22a又は22bと上枠5の下面との間には、当該間に沿った長さを有する第3シール部材11が設けられている。
この構成によれば、第3シール部材11によって天板部2と上枠5との間の隙間に対する異物の侵入が防止できる。
実施の形態3によれば、第3シール部材11は、上枠5の下面に固定されている。
この構成によれば、第3シール部材11が予め装着された状態で天板部2の第2延伸部22が上枠5の下面と支持部7との間に挿入され、第2延伸部22の挿入後に第3シール部材11が第2延伸部22の上面22a又は22bと上枠5の下面との間を密封でき、加熱調理器100の組立が容易である。
1 本体ケース、2 天板部、2a 載置位置表示部、2b 載置位置表示部、2c 載置位置表示部、2d 縁部、3 加熱手段、4 カバー、5 上枠、5a 第1延伸部、5b 側壁、6 開口部、7 支持部、7a 副操作部、7b 主操作部、8 グリル扉、9 第2シール部材、9a シール斜面、9b 後方シール斜面、9c 下方延伸部、10 第1シール部材、11 第3シール部材、21 第1斜面、22 第2延伸部、22a 上面、22b 上面、22c 下面、40 通気孔部、50 載置部、51 開口斜面、52 前方斜面、60 内縁部、61 連通開口、100 加熱調理器。

Claims (10)

  1. 上部が開口した箱形状の本体ケースと、
    前記本体ケースの上部の開口を覆う天板部と、
    前記天板部の周りを囲む上枠と、
    前記天板部の下方に設けられた加熱手段と、
    前記上枠に形成され、前記本体ケース内と連通する連通開口を有する開口部と、
    前記開口部の少なくとも前記連通開口を覆うカバーと、
    を備え、
    前記天板部の上面と、前記天板部と前記開口部との間における前記上枠の上面と、前記カバーの上面と、は、同一平面上に配置されている加熱調理器。
  2. 前記天板部側における前記上枠は、前記天板部の下面の下方にて前記天板部側に伸びた第1延伸部を有する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記天板部の下面と前記第1延伸部の上面との間には、前記天板部の下面と前記第1延伸部の上面とが対向する前記天板部の縁部に沿って配置された第1シール部材が設けられている請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記天板部の端部には、上面から前記開口側かつ下方に傾斜した第1斜面が設けられ、
    前記天板部の端部と前記第1延伸部の根元の側壁との間には、前記第1斜面に沿ったシール斜面と前記同一平面上に配置された上面とを有する第2シール部材が設けられている請求項2に記載の加熱調理器。
  5. 前記第2シール部材は、前記シール斜面の下端部から下方に伸びた下方延伸部を有する請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記天板部を支持する支持部を備え、
    前記天板部は、前記上枠の下面の下方にて前記上枠側に伸びた第2延伸部を有し、
    前記第2延伸部は、前記上枠の下面と前記支持部との間に挿入されている請求項1に記載の加熱調理器。
  7. 前記第2延伸部の上面と前記上枠の下面との間には、前記第2延伸部に沿って配置された第3シール部材が設けられている請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 前記第3シール部材は、前記上枠の下面に固定されている請求項7に記載の加熱調理器。
  9. 前記開口部における前記連通開口の外側の縁部である内縁部には、前記天板部と前記開口部との間の上枠の上面から前記カバーの厚みだけ下方の位置にて前記カバーを載置した載置部が設けられている請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  10. 前記開口部の内縁部における前記載置部の外側には、前記載置部の外方かつ上方に傾斜して前記上枠の上面に至る開口斜面が設けられている請求項9に記載の加熱調理器。
JP2019126630A 2019-07-08 2019-07-08 加熱調理器 Pending JP2021011982A (ja)

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