JP3597219B2 - 超音波プローブ用バルーンシース - Google Patents

超音波プローブ用バルーンシース Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、超音波診断用の超音波プローブに装着し、観察部位との密着性を高めたり、超音波プローブと観察部位との距離を所望の値に保つための超音波プローブ用バルーンシースに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内の深部を超音波診断するために、先端に超音波振動子を設けた挿入部を経内視鏡的もしくは経皮的に体腔内に挿入し、観測用超音波をラジアル走査やリニア走査して超音波画像を得る超音波プローブ及び超音波観測装置が広く使われてきている。
【0003】
このような超音波プローブにおいて、発生する超音波ビームの周波数は5MHz以上が一般的であり、超音波プローブと観察部位との間に空気が存在すると超音波ビームは減衰して観察部位まで到達することができず、超音波画像を得ることができなくなる。そこで、良好な超音波観察を行うためには超音波プローブと観察部位との間に超音波伝達媒体(水など)を介在させることが必要となる。
【0004】
超音波プローブと観察部位との間に超音波伝達媒体を介在させる手法としては、観察部位に水を注水して観察部位とプローブの振動子部分とを水没させる方法(一般に充満法と呼ばれる)と、超音波プローブにバルーンを装着し、バルーン内に水を注入して観察部位にバルーンを密着させる方法(一般にバルーン密着法と呼ばれる)の大きく2通りの方法がある。
【0005】
バルーン密着法を行うための装置としては、図23に示すように、外装チューブ51の開口端に口金52を介して袋小路状のバルーン53を取り付けた構成のバルーンシースが従来用いられている。このバルーンシースでは、バルーン53内に超音波伝達媒体を注入してバルーン53を膨張させ、超音波振動子54を備えた超音波プローブ55を外装チューブ51内部に挿入して超音波観察を行う構成となっている。なお、シースの手元側には、バルーン53を膨張させたり、収縮させたりするための超音波伝達媒体をバルーン53内に送液するシリンジ等の送液装置が設けられている。
【0006】
また、バルーンシースの他の構成例として、図24に示すように、先端が閉塞された外装チューブ56を用いて構成したものもある。このバルーンシースは、外装チューブ56の先端近傍の側面に開口部57が形成され、この開口部57を被うように外装チューブ56の先端近傍の外周部にバルーン58が設けられ、開口部57の前後でバルーン58が固定された構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のバルーンシースの構成では、図23に示した構造のものでは、術者が誤ってバルーンを過剰に膨張させてしまったときに、バルーンが破裂して脱落するおそれがある。
【0008】
一方、図24に示した構造のものでは、過剰にバルーンを膨張させた場合でも、バルーンの両端が固定されているため、バルーンの脱落の問題は解消されるものの、超音波観察において次のような新たな不具合が生じる。すなわち、このバルーンシースの構造では、超音波プローブから出射した超音波ビームが外装チューブ及びバルーンを経て観察部位に到達するため、バルーンによるアーチファクトに加え外装チューブによるアーチファクトが発生し、良好な超音波画像が得られない問題点がある。また、バルーンによる感度低下に加え外装チューブによる感度低下が生じてしまう。
【0009】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、術者が誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合でもバルーンが脱落したり破裂することを防止でき、また、バルーン以外でのアーチファクト及び感度低下が発生しないようにすることが可能な超音波プローブ用バルーンシースを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による超音波プローブ用バルーンシースは、可撓性シースの先端部にバルーンを備え、内部に超音波プローブを挿通可能なバルーンシースにおいて、前記バルーンが破裂する圧力以下で該バルーンの一部が前記可撓性シース先端部より外れるようにバルーンと可撓性シースとの固定強度を部分的に弱くして前記バルーンを前記可撓性シースの先端に固定したものである。
【0011】
【作用】
バルーンを可撓性シースの先端に固定する場合に、バルーンと可撓性シースとの固定強度を部分的に弱くして前記バルーンが破裂する圧力以下で該バルーンの一部が前記可撓性シース先端部より外れるようにする。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図8は本発明の第1実施例に係り、図1はバルーンシースの全体構成を示す側面図、図2はバルーンシース内に挿入する超音波プローブの構成を示す側面図、図3は超音波プローブ及びバルーンシースの実使用状態を示す構成説明図、図4はバルーンシース基端側のコネクタ部の詳細構成を示す断面及び側面図、図5はバルーンシースの挿入部後端部の詳細構成を示す断面図、図6はバルーンシースの先端部の詳細構成を示す断面図、図7はバルーンシース先端部に設けられる口金の構成を示す斜視図、図8は誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合のバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図である。
【0013】
本実施例の超音波プローブ用バルーンシース(以降は単にバルーンシースと記す)1は、図1に示すように、体腔内に挿入する細長の挿入部2と、挿入部2の手元側に着脱自在に連結されたコネクタ部3とから構成されている。挿入部2は、可撓性を有する管状の外装シース4の先端部にバルーン5が取り付けられて構成されている。
【0014】
このバルーンシース1が装着される超音波プローブ6は、図2に示すように、プローブ先端部内部に回転もしくは進退可能に超音波振動子7が設けられ、外装が可撓性を有するシース8で被われて構成されている。超音波プローブ6の後端部には、プローブ駆動ユニットに接続する接続部9が連設されており、この接続部9の前端側にはバルーンシース1を装着・固定するシール面10が形成されている。
【0015】
前記バルーンシース1及び超音波プローブ6を用いて超音波観察を行う際の実使用状態の装置構成を図3に示す。
【0016】
バルーンシース1及び超音波プローブ6は、内視鏡11の鉗子チャンネル内に挿通されて使用されるようになっている。術者12は、内視鏡11の鉗子口15よりバルーンシース1を装着した超音波プローブ6を挿入し、内視鏡11を介して患者13の体腔内に導き、病変部14にバルーン5を密着させて超音波プローブ6により観察用超音波を走査することで病変部14の超音波画像を得て観察を行う。なお、内視鏡11は図示しない光源及びビデオプロセッサに接続され、体腔内の光学像を得て通常の観察もできるようになっている。
【0017】
バルーンシース1の手元側のコネクタ部3には、超音波プローブ6の接続部9が連結固定されており、この接続部9にプローブ駆動ユニット16が接続されている。プローブ駆動ユニット16によって超音波プローブ6の超音波振動子が駆動され、観察用超音波の送受信がなされるようになっている。プローブ駆動ユニット16は、信号ケーブル17を介して超音波観測装置18に接続されており、この超音波観測装置18によってエコー信号の信号処理が行われ、超音波観測装置18に接続されたモニタ19に観察部位の断層像が表示されるようになっている。
【0018】
また、バルーンシース1のコネクタ部3には、側部にルアー口金20が設けられ、ルアー口金20にチューブ21を介してシリンジ22が接続されている。このシリンジ22によってバルーンシース1内に水などの超音波伝達媒体を注入できるようになっている。
【0019】
バルーンシース1の基端側の詳細構成を図4及び図5を参照して説明する。
【0020】
図4はバルーンシース1の基端側のコネクタ部3の構成を示したものである。コネクタ部3は、超音波プローブ6を挿通可能な中空のコネクタ本体23の前端部に挿入部固定リング24が、後端部にコネクタ固定リング25がそれぞれ回転可能に設けられた構成となっている。また、コネクタ本体23の側部に配設されたルアー口金20は、前記シリンジ22等が着脱可能になっており、コネクタ本体23内部と連通している。
【0021】
コネクタ部3前端部の内周部には、バルーンシース1の挿入部2の後端部を着脱自在に固定し、水密にシールするためのゴム製の固定チューブ26が配設されている。挿入部固定リング24を回して締め込むことにより、固定チューブ26を変形させ挿入部2の後端部に圧着させてコネクタ部3と挿入部2とを連結固定する構成になっている。
【0022】
コネクタ部3後端部の内周部には、超音波プローブ6を挿入したときに超音波プローブ6を着脱自在に固定し、コネクタ部3と超音波プローブ6とを水密にシールするためのゴム製のOリング27が配設されている。コネクタ固定リング25を回して締め込むことにより、Oリング27を変形させて超音波プローブ6の接続部9のシール面10に圧着させる構成になっている。
【0023】
図5はバルーンシース1の挿入部2の後端部の構成を示したものである。挿入部2の後端部(コネクタ部3装着側)における外装シース4の端部には硬質のパイプ28が接着固定されている。硬質のパイプ28の外周部にはフランジ部29が形成されている。このフランジ部29は、挿入部2をコネクタ部3に連結固定する際に、挿入部固定リング24を締め込んで固定チューブ26が変形したときに固定チューブ26に圧接するようになっており、より強固にコネクタ部3と挿入部2とを固定可能にするために設けられている。
【0024】
バルーンシース1の先端部の詳細構成を図6及び図7を参照して説明する。
【0025】
図6に示すように、バルーンシース1の挿入部2の先端部において、外装シース4の端部には口金30を介してバルーン5が接続されている。すなわち、外装シース4の先端に口金30の一端が挿入されて取付固定され、この口金30の他端にバルーン5の端部が被せられて取付固定されている。口金30は、両端部にフランジが形成されて外装シース4及びバルーン5が容易に外れないようになっており、バルーン取付側には図7に示すようにフランジの一部を切り欠いた切り欠き部31が設けられている。口金30上のバルーン固定部32において、バルーン5の上から糸巻きした後、更に糸がほどけないように接着剤で固めることによってバルーン5が固定されている。
【0026】
次に、本実施例のバルーンシース1を使用してバルーン密着法による超音波観察を行う場合の手順を説明する。
【0027】
まず、バルーンシース1の組立として、コネクタ部3の挿入部固定リング24を緩め、挿入部2を装着した後に、挿入部固定リング24を締めてコネクタ部3と挿入部2とを水密に連結固定する。
【0028】
次いで、コネクタ部3のコネクタ固定リング25を緩めた状態で、バルーンシース1内に超音波プローブ6を挿入し、コネクタ固定リング25を締めてコネクタ部3に超音波プローブ6の接続部9を固定する。このとき、コネクタ部3内のOリング27が接続部9のシール面10に圧着し、コネクタ部3と超音波プローブ6とがシールされてバルーンシース1内の水密が保たれる。
【0029】
そして、超音波伝達媒体としての水が入ったシリンジ22をチューブ21を介してコネクタ部3のルアー口金20に取り付ける。一旦シリンジ22からバルーンシース1内の吸引を行ってバルーンシース1と超音波プローブ6の間に介在する空気を吸い出した後、シリンジ内で空気と水を置換してシリンジ22より水をバルーンシース1内に送り込み、水を充填させてバルーン5を膨張させる。
【0030】
なお、超音波伝達媒体は、音響的に生体の音響インピーダンスに近いものならば良く、一般的に脱気水を用いるが、他に生理食塩水、滅菌水、超音波ゼリーなどの液体でも良い。
【0031】
その後、再度シリンジ22により吸引を行ってバルーン5を収縮させた状態でバルーンシース1及び超音波プローブ6を目的観察部位に向けて挿入する。この超音波プローブ6の観察部位への導入は、図3に示したように内視鏡11の鉗子口15から挿入して患者13の体腔内に導いて超音波プローブ先端部を観察部位(病変部14)近傍に位置させる経内視鏡的なアプローチでも良いし、経皮的なアプローチを行っても良い。
【0032】
目的観察部位にバルーンシース1の先端部が到達したところで、シリンジ22よりバルーンシース1内に水を注入し、バルーン5を膨張させて観察部位に密着させ、超音波プローブ先端部の超音波振動子より観察用超音波を送受波して観察を行う。このとき、モニタ19に表示された超音波画像を確認しながらバルーン5を適当な大きさになるまで膨張させる。術者はモニタ19の超音波断層像を観察して病変部14の診断を行う。
【0033】
ここで、術者が誤ってバルーン5を過剰に膨張させてしまった場合は、口金30の切り欠き部31にあたるバルーン固定部32は固定強度が他の部分に比べて弱くなっているため、図8に示すように切り欠き部31の部分において口金30よりバルーン5の一部が外れてバルーン内の水が流出し、バルーン5が破裂する前にバルーン5を収縮させることができる。
【0034】
また、術者がバルーン5を膨張させた状態で狭窄部から無理にバルーンシース1を引き抜こうとすると、バルーン5に外力が加わることになりバルーンの内圧が上昇し、この場合においても前記と同様に口金30の切り欠き部31よりバルーン5の一部が外れ、破裂する前にバルーン5を収縮させることができる。
【0035】
前記いずれの場合でも、バルーン5は、口金30の切り欠き部31のない部分のバルーン固定部32で保持されるため、外装シース4より脱落することはない。
【0036】
本実施例の構成によれば、バルーン固定部においてバルーンの口金への取り付け強度を部分的に弱くすることにより、術者が誤ってバルーンに過剰な注水を行った場合においても、バルーンの一部が口金から外れるようになっているため、バルーンが過剰に膨張して破裂したり、外装シースより脱落したりすることを防止できる。また、バルーンが膨張した状態でバルーンに外力を加えた場合においても、同様にバルーンの破裂や脱落を防止できる。
【0037】
また、本実施例の構成では、超音波観察時において、超音波プローブ先端部の超音波振動子の周囲にはバルーンのみが存在するため、バルーン以外の外装チューブなどによるアーチファクト及び感度低下が発生しないバルーンシースを提供できる。
【0038】
従って、バルーン以外の部材によるアーチファクト及び感度低下が発生しない構成のバルーンシースにおいて、バルーンを過剰に膨張させた場合でもバルーンが脱落したり破裂することを防止できる。
【0039】
図9ないし図12は本発明の第2実施例に係り、図9はバルーンシースの先端部の詳細構成を示す断面図、図10はバルーンシース先端部に設けられる口金の構成を示す斜視図、図11はバルーンを膨張させたときのバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図、図12は誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合のバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図である。
【0040】
第2実施例は、バルーンシース先端部におけるバルーン及び口金の構成を変更した例である。その他の部分の構成は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0041】
図9に示すように、第2実施例のバルーンシース35は、第1実施例と同様に挿入部先端部において、外装シース4の先端に口金36の一端が挿入されて取付固定され、この口金36の他端にバルーン37の端部が被せられてバルーン固定部32において糸巻き及び接着剤によって取付固定されている。口金36は、図10に示すように、外装シース4側の端部にフランジが形成され、バルーン37が取り付けられる部分の表面の一部にサンドブラスト等による荒面部38が形成されており、この荒面部38の部分において口金36とバルーン37との取り付け強度が強固になるような構造となっている。また、バルーン37は、内部に挿入する超音波プローブからの超音波ビームが伝搬する部分より先端側において膜厚が厚くなった厚肉部39が形成されている。
【0042】
なお、厚肉部39はバルーン37の先端側を全体に渡って厚くする構成に限らず、バルーンの軸方向に筋状に厚くした突起部を複数(例えば4本)設けるようにしても良い。
【0043】
このように構成されたバルーンシースを用いて超音波観察を行う際に、第1実施例と同様にして、バルーンシース35に超音波プローブ6を挿入し、バルーン37を膨張させると、図11に示すように、超音波プローブ6の先端近傍のバルーン37は、厚肉部39の膜が厚いため殆ど膨張せずに超音波プローブ6の周囲を被い、厚肉部39と口金36との間のみが膨張する。これにより、バルーン37の中心軸と超音波プローブ6の中心軸とをほぼ一致させることができる。
【0044】
ここで、術者が誤ってバルーン37を過剰に膨張させたときには、口金36の荒面部38にあたるバルーン固定部32は固定強度が他の部分に比べて強固でバルーンが外れにくくなっているため、図12に示すように他の部分からバルーン37の一部が口金36より外れてバルーン内の水が流出し、バルーン37が破裂する前にバルーン37を収縮させることができる。
【0045】
また、術者がバルーン37を膨張させた状態で狭窄部から無理にバルーンシース35を引き抜こうとすると、バルーン37に外力が加わってバルーンの内圧が上昇し、この場合においても前記と同様に口金36の平滑な部分よりバルーン37の一部が外れ、破裂する前にバルーン37を収縮させることができる。
【0046】
前記いずれの場合でも、バルーン37は、口金36の荒面部38で保持されるため、外装シース4より脱落することはない。
【0047】
本実施例によれば、第1実施例と同様に、術者が誤ってバルーンに過剰な注水を行ったり、バルーンが膨張した状態でバルーンに外力を加えた場合においても、バルーンの一部が口金から外れ、バルーンが過剰に膨張して破裂したり、脱落したりすることのないバルーンシースを提供できる。
【0048】
また、バルーンが外装チューブの一端に固定されているバルーンシースの構成では、バルーン内に注水すると水の重さでバルーンが傾き、思うように超音波プローブと観察部位との距離が取れない場合がある。そこで、本実施例のようにバルーンの先端部を厚肉にすることにより、通常使用状態ではバルーン膨張時にバルーンが傾くことなく、バルーンの中心軸と超音波プローブの中心軸とをほぼ一致させることができる。これにより、注水量を調節することで超音波プローブと観察部位との距離の調整を容易に行うことができ、観察部位との距離を所望の値に設定することが可能となる。
【0049】
なお、本実施例のように口金36の一部に荒面部38を設ける構成に限らず、口金の一部に接着力の強い接着剤を塗布し、他の部分は接着力の弱い接着剤を用いるようにしても同様の効果が得られる。
【0050】
図13及び図14は本発明の第3実施例に係り、図13はバルーンシースの先端部における口金の近傍の詳細構成を示す断面図、図14は口金の構成を示す斜視図である。
【0051】
第3実施例は、バルーンシース先端部における口金の構成を変更した例である。その他の部分の構成は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0052】
図13に示すように、第3実施例のバルーンシースは、第1実施例と同様に挿入部先端部において、外装シース4の先端に口金40の一端が挿入されて取付固定され、この口金40の他端にバルーン5の端部が被せられてバルーン固定部32において糸巻き及び接着剤によって取付固定されている。口金40は、図14に示すように、外装シース4側の端部にフランジが形成され、バルーン5が取り付けられる部分において周方向に一部形成された溝41を有している。この溝41の部分において、口金40とバルーン5との固定強度が他の部分に比べて強固になっている。
【0053】
本実施例のバルーンシースにおいても、第1実施例と同様にして、バルーンシースに超音波プローブ6を挿入し、バルーン5を膨張させて超音波観察を行う。このとき、術者が誤ってバルーン5を過剰に膨張させたときには、口金40の溝41にあたるバルーン固定部32は固定強度が他の部分に比べて強固になっているため、バルーン5が破裂する前に、他の溝のない部分からバルーン5の一部が口金40より外れ、バルーン5を収縮させることができる。
【0054】
また、術者がバルーン5を膨張させた状態で狭窄部から無理にバルーンシースを引き抜こうとすると、バルーン5に外力が加わってバルーンの内圧が上昇し、この場合においても前記と同様に、バルーン5が破裂する前に口金40の溝のない部分よりバルーン5の一部が外れ、バルーン5を収縮させることができる。
【0055】
本実施例によれば、第1実施例と同様に、術者が誤ってバルーンに過剰な注水を行ったり、バルーンが膨張した状態でバルーンに外力を加えた場合においても、バルーンの一部が口金から外れ、バルーンが過剰に膨張して破裂したり、脱落したりすることのないバルーンシースを提供できる。
【0056】
図15及び図16は本発明の第4実施例に係り、図15はバルーンシースの先端部における口金の近傍の詳細構成を示す断面図、図16はバルーンの構成を示す斜視図である。
【0057】
第4実施例は、バルーンシース先端部におけるバルーンの構成を変更した例である。その他の部分の構成は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0058】
図15に示すように、第4実施例のバルーンシースは、第1実施例と同様に挿入部先端部において、外装シース4の先端に口金42の一端が挿入されて取付固定され、この口金42の他端にバルーン43の端部が被せられてバルーン固定部32において糸巻き及び接着剤によって取付固定されている。口金42は、外装シース4側の端部にフランジが形成されいる。バルーン43は、図16に示すように、口金42に取り付けられる端部においてOリング状に突起したOリング部44が周方向の一部に形成されている。
【0059】
本実施例のバルーンシースにおいても、第1実施例と同様にして、バルーンシースに超音波プローブ6を挿入し、バルーン43を膨張させて超音波観察を行う。このとき、術者が誤ってバルーン43を過剰に膨張させたときには、バルーン43のOリング部44にあたるバルーン固定部32は固定強度が他の部分に比べて強固になっているため、バルーン43が破裂する前に、バルーンのOリング部44以外の部分が口金42より外れ、バルーン43を収縮させることができる。
【0060】
また、術者がバルーン43を膨張させた状態で狭窄部から無理にバルーンシースを引き抜こうとすると、バルーン43に外力が加わってバルーンの内圧が上昇し、この場合においても前記と同様に、バルーン43が破裂する前にOリング部44以外の部分が口金42より外れ、バルーン43を収縮させることができる。
【0061】
本実施例によっても、第3実施例と同様に、術者が誤ってバルーンに過剰な注水を行ったり、バルーンが膨張した状態でバルーンに外力を加えた場合においても、バルーンの一部が口金から外れ、バルーンが過剰に膨張して破裂したり、脱落することを防止できる効果がある。
【0062】
図17は本発明の第5実施例に係るバルーンシース先端部に設けられるバルーンの構成を示す斜視図である。
【0063】
第5実施例は、バルーンシース先端部におけるバルーンの構成を変更した例である。バルーンの口金への固定方法は第3実施例と同様である。また、その他の部分の構成は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0064】
第5実施例のバルーンシースに設けられるバルーン45は、口金に取り付けられる端部において周方向の一部を切り欠いた切り欠き部46が設けられている。このバルーン45を端部から口金に被せ、糸巻き部47の上から糸巻きした後、更に糸がほどけないように糸巻き部47を接着剤で固めることによってバルーン45を口金に固定するようになっている。
【0065】
このようなバルーン45を用いたバルーンシースにおいても、術者が誤ってバルーン45を過剰に膨張させたときには、バルーン45が破裂する前に、バルーンの切り欠き部46の端部からバルーン45が口金より外れ、バルーン45を収縮させることができる。
【0066】
また、術者がバルーン45を膨張させた状態で狭窄部から無理にバルーンシースを引き抜こうとしたときにも、前記と同様にバルーン45が切り欠き部46の部分から外れ、破裂する前にバルーン45を収縮させることができる。
【0067】
本実施例によっても、第3実施例と同様に、術者が誤ってバルーンに過剰な注水を行ったり、バルーンが膨張した状態でバルーンに外力を加えた場合においても、バルーンの一部が口金から外れ、バルーンが過剰に膨張して破裂したり、脱落することを防止できる効果がある。
【0068】
図18及び図19は本発明の第6実施例に係り、図18はバルーンシースの先端部の詳細構成を示す断面図、図19は誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合のバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図である。
【0069】
第6実施例は、バルーンシース先端部におけるバルーンの構成を変更した例である。その他の部分の構成は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0070】
図18に示すように、第6実施例のバルーンシースは、第1実施例と同様に挿入部先端部において、外装シース4の先端に口金48の一端が挿入されて取付固定され、この口金48の他端にバルーン49の端部が被せられてバルーン固定部32において糸巻き及び接着剤によって取付固定されている。口金48は、両端部にフランジが形成されいる。バルーン49は、内周部において軸方向に端部からバルーン先端まで図18右側のA−A断面図に示すように1本の筋状に厚肉となったリブ50が形成されている。また、バルーン49には、口金48に取り付けられる部分において、前記リブ50が設けられた側と反対側には一部周方向にスリット51が設けられている。
【0071】
本実施例のバルーンシースにおいても、第1実施例と同様にして、バルーンシースに超音波プローブ6を挿入し、バルーン49を膨張させて超音波観察を行う。このとき、術者が誤ってバルーン49を過剰に膨張させたときには、バルーン49はリブ50側が強度が強く反対側のスリット51のある部分の固定強度が弱くなっているため、バルーン49が破裂する前に、図19に示すようにバルーンのスリット51の部分からバルーン49が裂けてバルーン内の水が流出し、バルーン49が収縮してしまう。なおこのとき、バルーン49はリブ50側のバルーン固定部32が口金48にしっかりと固定されて外れないようになっている。
【0072】
また、術者がバルーン49を膨張させた状態で狭窄部から無理にバルーンシースを引き抜こうとしたときにも、前記と同様にバルーン49がスリット51の部分から裂け、破裂する前にバルーン49が収縮すると共に、バルーン49のリブ50側の部分は口金48にしっかりと固定されたままになっている。
【0073】
本実施例によっても、第1実施例と同様に、術者が誤ってバルーンに過剰な注水を行ったり、バルーンが膨張した状態でバルーンに外力を加えた場合においても、バルーンの一部が口金から外れ、バルーンが過剰に膨張して破裂したり、脱落したりすることのないバルーンシースを提供できる。
【0074】
本実施例によっても、第3実施例と同様に、術者が誤ってバルーンに過剰な注水を行ったり、バルーンが膨張した状態でバルーンに外力を加えた場合においても、バルーンの一部が口金から外れ、バルーンが過剰に膨張して破裂したり、脱落することを防止できる効果がある。
【0075】
図20及び図21は本発明の第7実施例に係り、図20は超音波観察を行う際のバルーンシース及び超音波プローブの先端部の状態を示す構成説明図、図21は誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合のバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図である。
【0076】
第7実施例は、バルーンシース及び超音波プローブの先端部の構成を変更した例である。その他の部分の構成は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0077】
図20に示すように、第7実施例のバルーンシース53は、第1実施例と同様に挿入部先端部において、外装シース4の先端に口金54の一端が挿入されて取付固定され、この口金54の他端にバルーン55の端部が被せられて接着剤等によって取付固定されている。バルーン55の先端側は開口しており、開口部56の端部はOリング状に成形されている。
【0078】
このバルーンシース53内部に挿入される超音波プローブ57は、シース8内に超音波振動子7が配設されており、シース先端部において先端側が軸方向に突出形成された突出部58が設けられている。この突出部58には、前記バルーン55先端のOリング状の開口部56が嵌合する嵌合溝59が周回状に形成されており、超音波プローブ57にバルーンシース53を装着したときに、超音波プローブ57先端部の嵌合溝59にバルーン55先端部の開口部56が嵌合してバルーンシース53内が水密に保たれるようになっている。
【0079】
このように構成されたバルーンシースを用いて超音波観察を行う際には、内視鏡11を体腔内に挿入して内視鏡11によって病変部14を目視確認した後、バルーンシース53を装着した超音波プローブ57を内視鏡11のチャンネル内に挿通して先端部より突出させる。そして、バルーンシース53内に超音波伝達媒体を注入してバルーン55を膨張させ、図20に示すようにバルーン55を病変部14に密着させた状態で超音波振動子7により観察用超音波を送受して超音波画像を得る。
【0080】
ここで、バルーン55の膨張時の大きさは超音波画像上で確認することができるが、誤って過剰に膨張させてしまった場合は、図21に示すように、バルーン55の先端部のOリング状になっている開口部56が超音波プローブ57先端部の嵌合溝59から外れてバルーン内の超音波伝達媒体が流出し、バルーン内の圧力が開放されてバルーン55が収縮して行く。すなわち、誤ってバルーンを過剰に膨張させてしまった場合でもバルーン55が破裂することなく、バルーンシースを用いた超音波観察時の安全性をより高めることができる。
【0081】
また、超音波プローブ57から送信される超音波はバルーン55だけを通過するので、バルーン以外の外装チューブなどによるアーチファクトが発生せず、超音波の減衰も最小限に抑えられる。
【0082】
バルーン55の開口部56が嵌合溝59から外れた場合は、超音波伝達媒体をいくら注入してもバルーンは膨らまないので、術者は超音波画像上でバルーンが外れたことを知ることができる。
【0083】
本実施例によれば、術者が誤ってバルーンに過剰な注水を行った場合においても、バルーンシースの一部が開放されるように、すなわちバルーンの先端部が超音波プローブから外れるようになっているため、第1実施例と同様に、バルーンが過剰に膨張して破裂したり、脱落することを防止できる効果がある。
【0084】
なお、超音波プローブ57の先端部は、本実施例では嵌合溝59を設けてバルーン55のOリング状の開口部56と嵌合して水密を確保するような構造となっているが、溝を設けた構成でなくてもバルーン55の開口部56との水密が確保できかつ開口部56が先端側へスライド可能なものであればいかなる形状でも良い。
【0085】
図22に第7実施例の変形例のバルーンシース及び超音波プローブの先端部の構成を示す。この変形例では、超音波プローブ57aの先端部には、バルーンシース53aのバルーン55の開口部56と係合するよう軸方向に柱状に突出形成されたシール部60が設けられている。超音波プローブ57aにバルーンシース53aを装着したときに、超音波プローブ57a先端部のシール部60にバルーン55a先端部の開口部56が係合密着し、バルーンシース53a内が水密に保たれるようになっている。
【0086】
この変形例の構成では、誤ってバルーンを過剰に膨張させてしまったときは、バルーン55の先端部のOリング状になっている開口部56が超音波プローブ57a先端部のシール部60より先端側へ摺動して外れ、バルーン55が収縮するようになっており、第7実施例と同様の作用効果が得られる。
【0087】
また、バルーン55先端部のOリング状に成形した開口部56は、バルーン55と同じ材質で形状だけ変形させた構成としても良いし、バルーン本体とは硬度を変えて構成しても良い。すなわち、バルーン55の材質はラテックス(生ゴム)やシリコン等の樹脂であるが、開口部56を同材質で成形しても良いし、開口部56の硬度を40°〜80°もしくは90°まで高くしても良い。
【0102】
[付記]
以上詳述したように本発明の実施態様によれば、以下のような構成を得ることができる。すなわち、
(1) 可撓性シースの先端部にバルーンを備え、内部に超音波プローブを挿通可能な超音波プローブ用バルーンシースにおいて、
前記バルーンが破裂する圧力以下で該バルーンの一部が前記可撓性シース先端部より外れるようにバルーンと可撓性シースとの固定強度を部分的に弱くして前記バルーンを前記可撓性シースの先端に固定したことを特徴とする超音波プローブ用バルーンシース。
【0103】
(2) 可撓性シースの先端部にバルーンを備え、内部に超音波プローブを挿通可能な超音波プローブ用バルーンシースにおいて、
バルーンシース内が所定圧力を超えたときに該バルーンシースの一部を開放する圧力解放部を設けたことを特徴とする超音波プローブ用バルーンシース。
【0104】
(3) 前記圧力解放部は、前記バルーンと可撓性シースとの固定部において固定強度を部分的に弱くした部分により構成される前記付記(2)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0105】
(4) 前記圧力解放部は、前記バルーンもしくは前記可撓性シースの一部に設けた弁により構成される前記付記(2)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0106】
(5) 前記バルーンと可撓性シースとを固定するための口金を備え、この口金上のバルーン固定部において前記バルーンと口金との固定強度を部分的に弱くしたことを特徴とする前記付記(1)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0107】
(6) 前記口金において前記バルーンとの固定強度が比較的弱くなる構造または比較的強くなる構造を一部に設けたことを特徴とする前記付記(5)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0108】
(7) 前記バルーンにおいて前記口金との固定強度が比較的弱くなる構造または比較的強くなる構造を一部に設けたことを特徴とする前記付記(5)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0109】
(8) 前記口金のバルーン取付側の端部にフランジを設け、このフランジの一部に切り欠き部を設けることにより、前記バルーンとの固定強度を部分的に弱くしたことを特徴とする前記付記(5)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0110】
(9) 前記口金の外周部において周方向に一部溝を形成することにより、この溝のない他の部分において前記バルーンとの固定強度を部分的に弱くしたことを特徴とする前記付記(5)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0111】
(10) 前記口金の外表面の一部に荒面部を形成することにより、この荒面部のない他の部分において前記バルーンとの固定強度を弱くしたことを特徴とする前記付記(5)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0112】
(11) 前記バルーンの口金取付側の端部において周方向の一部にOリング状の突起部を設けることにより、この突起部のない他の部分において前記口金との固定強度を弱くしたことを特徴とする前記付記(5)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0113】
(12) 前記バルーンの口金取付側の端部において周方向の一部に切り欠き部を設けることにより、前記口金との固定強度を弱くしたことを特徴とする前記付記(5)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0114】
(13) 前記バルーンの内周部に軸方向に端部からバルーン先端まで一部筋状に厚肉となったリブを形成し、このリブと反対側の端部において一部周方向にスリットを設けることにより、前記口金との固定強度を弱くしたことを特徴とする前記付記(5)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0115】
(14) 前記弁は、前記可撓性シースの側面に設けられた孔と、この孔を覆うと共に一端が開閉可能なように前記可撓性シースに被せた弾性チューブとにより構成される前記付記(4)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0116】
(15) 前記弁は、前記可撓性シースの側面に設けられた孔と、この孔を覆うように前記可撓性シースに被せたスリットを有する弾性チューブとにより構成される前記付記(4)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0117】
(16) 前記圧力解放部として、前記バルーンの先端部において、超音波プローブの先端部と水密に係合、脱外可能なように構成した開口部を設けた前記付記(2)に記載の超音波プローブ用バルーンシース。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、術者が誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合でもバルーンが脱落したり破裂することを防止でき、また、バルーン以外でのアーチファクト及び感度低下が発生しないようにすることが可能な超音波プローブ用バルーンシースを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図8は本発明の第1実施例に係り、図1はバルーンシースの全体構成を示す側面図
【図2】バルーンシース内に挿入する超音波プローブの構成を示す側面図
【図3】超音波プローブ及びバルーンシースの実使用状態を示す構成説明図
【図4】バルーンシース基端側のコネクタ部の詳細構成を示す断面及び側面図
【図5】バルーンシースの挿入部後端部の詳細構成を示す断面図
【図6】バルーンシースの先端部の詳細構成を示す断面図
【図7】バルーンシース先端部に設けられる口金の構成を示す斜視図
【図8】誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合のバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図
【図9】図9ないし図12は本発明の第2実施例に係り、図9はバルーンシースの先端部の詳細構成を示す断面図
【図10】バルーンシース先端部に設けられる口金の構成を示す斜視図
【図11】バルーンを膨張させたときのバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図
【図12】誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合のバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図
【図13】図13及び図14は本発明の第3実施例に係り、図13はバルーンシースの先端部における口金の近傍の詳細構成を示す断面図
【図14】第3実施例のバルーンシースに設けられる口金の構成を示す斜視図
【図15】図15及び図16は本発明の第4実施例に係り、図15はバルーンシースの先端部における口金の近傍の詳細構成を示す断面図
【図16】第4実施例のバルーンシースに設けられるバルーンの構成を示す斜視図
【図17】本発明の第5実施例に係るバルーンシース先端部に設けられるバルーンの構成を示す斜視図
【図18】図18及び図19は本発明の第6実施例に係り、図18はバルーンシースの先端部の詳細構成を示す断面図
【図19】誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合のバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図
【図20】図20及び図21は本発明の第7実施例に係り、図20は超音波観察を行う際のバルーンシース及び超音波プローブの先端部の状態を示す構成説明図
【図21】誤ってバルーンを過剰に膨張させた場合のバルーンシース先端部の状態を示す作用説明図
【図22】第7実施例の変形例のバルーンシース及び超音波プローブの先端部の構成を示す構成説明図
【図23】 従来のバルーンシースの構成例を示す断面図
【図24】 従来のバルーンシースの他の構成例を示す断面図
【符号の説明】
1…バルーンシース
2…挿入部
3…コネクタ部
4…外装シース
5…バルーン
6…超音波プローブ
22…シリンジ
30…口金
31…切り欠き部
32…バルーン固定部

Claims (1)

  1. 可撓性シースの先端部にバルーンを備え、内部に超音波プローブを挿通可能な超音波プローブ用バルーンシースにおいて、
    前記バルーンが破裂する圧力以下で該バルーンの一部が前記可撓性シース先端部より外れるようにバルーンと可撓性シースとの固定強度を部分的に弱くして前記バルーンを前記可撓性シースの先端に固定したことを特徴とする超音波プローブ用バルーンシース。
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