JP2000126122A - 体腔内診断装置 - Google Patents

体腔内診断装置

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JP2000126122A
JP2000126122A JP10300098A JP30009898A JP2000126122A JP 2000126122 A JP2000126122 A JP 2000126122A JP 10300098 A JP10300098 A JP 10300098A JP 30009898 A JP30009898 A JP 30009898A JP 2000126122 A JP2000126122 A JP 2000126122A
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endoscope
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ultrasonic
observation
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JP10300098A
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Kenichi Nishina
研一 仁科
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な膨張径を有するバルーンの装着作業が容
易で、超音波観察及び内視鏡による観察及び処置の行え
る体腔内診断装置を提供すること。 【解決手段】体腔内診断装置は、内視鏡10と、この内
視鏡10の処置具チャンネルに挿通される超音波プロー
ブ20とを備えている。内視鏡先端部12に取りつけら
れているバルーン31に超音波伝達媒体を注入し、この
バルーン31を超音波プローブ20及び管腔全周に渡っ
て密着させて超音波観察が行える。バルーン31は、両
端部に開口を有する膨縮自在な弾性部材で形成され、内
視鏡先端部12に取付け固定される固定部材36の外周
面に一体的に配置されている。固定部材36の基端部に
は注入チューブ32の先端部を固定している。固定部材
36はサージカルテープ40によって内視鏡先端部12
に固定保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広い管腔内等の超
音波観察や内視鏡を用いた観察及び処置を行える体腔内
診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内の深部を超音波診断するた
め、先端に超音波振動子を設けた挿入部を経内視鏡的若
しくは経皮的に体腔内に挿入し、観測用超音波をラジア
ル走査あるいはリニア走査することによって、超音波画
像を得られる超音波プローブ及び超音波観測装置が広く
使われている。
【0003】このような超音波プローブの振動子部から
発生する超音波ビームは、振動子部と観察部位との間に
空気が存在すると発生した超音波ビームが減衰して目的
観察部位まで到達できず、観察に必用な超音波画像を得
られなくなる。このため、広い管腔内等で良好な超音波
画像を得るために、振動子部と観察部位との間に生体の
音響インピーダンスと略同様な水などの超音波伝達媒体
を介在させる必要がある。
【0004】この超音波伝達媒体を振動子部と観察部位
との間に介在させて超音波観察を行う主な手法として例
えば超音波プローブの振動子部に対応する外部にバルー
ンを装着し、このバルーン内に水を注入して膨らませ、
この膨らんだバルーンを観察部位に密着させるバルーン
密着法がある。
【0005】このバルーン密着法としては、例えば、図
15に示すように超音波プローブ用バルーンシース(以
下単にバルーンシースとも記す)100の挿入部101
を構成する可撓性を有する管状の外装シース102の先
端部に取りつけられているバルーン103内に、超音波
プローブ110の可撓性を有するプローブ挿入部111
の先端部内に、回転若しくは進退可能に設けられてい
る、超音波振動子112を挿通配置して、図16に示す
ように超音波伝達媒体113をバルーン103内に注入
して膨らませ、この膨らんだ状態のバルーン103を観
察部位に密着させて超音波観察を行うものである。
【0006】また、図17に示すように内視鏡挿入部1
20の先端部121に膨張径の大きなバルーン122を
配置し、このバルーン122内に処置具チャンネルを介
して超音波振動子112を備えた超音波プローブ110
を配置する一方、内視鏡挿入部120の外周に配置した
注水チューブ123を介して超音波伝達媒体113をバ
ルーン122内に注入して膨らませ、この膨らんだ状態
のバルーン122を観察部位に密着させて超音波観察を
行う方法がある。
【0007】また、図18及び図19に示すように内視
鏡120の挿入部124の外周に、挿入チューブ131
の先端部にバルーン132を配置したバルーンカテーテ
ル130を装着し、このバルーンカテーテル130を装
着した状態の内視鏡120を管腔内に挿入し、処置具チ
ャンネル125を介して超音波振動子112を備えた超
音波プローブ110を突出させる。そして、前記挿入チ
ューブ131を介して超音波伝達媒体をバルーン132
内に注入して膨らませ、この膨らんだ状態のバルーン1
22を処置部位を含む管腔全周に密着させて超音波観察
を行う方法がある。
【0008】図20(a),(b)に示すように前記バ
ルーン122は、超音波プローブ110の超音波振動子
112を外側から包み込むように膨張していく。そし
て、同図(c)に示すようにバルーン122が管腔全周
に密着する。このため、バルーン132どうしの合わせ
面132aが超音波振動子112に対して放射状の位置
になる。このことで、この合わせ面132aで超音波が
反射されることなく管腔全周に渡る走査が可能で、かつ
超音波観察終了後にはバルーン132を収縮させて超音
波プローブを処置具チャンネル125から抜去すること
によって、内視鏡120を体腔内から抜去することなく
処置具による処置を行える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
15及び図16で説明した超音波観察方法では以下の不
具合があった。 (1)バルーンシースの挿入部へ超音波プローブのプロ
ーブ挿入部を挿通配置する際の作業が煩雑で、時間を要
する。
【0010】(2)使用する超音波プローブの種類に応
じて、その超音波プローブに対応するバルーンシースの
形態が決まっているため、複数の超音波プローブを所有
している施設ではそれぞれの超音波プローブに対応した
バルーンシースを用意しなければならない。このことに
より、経費がかさむばかりでなく、準備作業が煩雑にな
る。
【0011】(3)超音波プローブをバルーンシースに
装着した状態で、内視鏡の処置具チャンネル内に挿通さ
せるため、前記バルーンシースが挿通可能な太径の処置
具チャンネルを備えた内視鏡が必要になる。
【0012】(4)バルーンシースをスムーズに内視鏡
の処置具チャンネル内に挿通させることを優先するとバ
ルーンの大きさが限られてしまう。このことにより、管
腔を閉塞するのに十分な膨張径のバルーンを使用するこ
とができなくなって、観察対象部位の全周に渡る走査が
できなくなってオリエンテーションが付け難くなる。
【0013】また、前記図17で説明した超音波観察方
法では、十分な膨張径のバルーンを使用することができ
るが、以下の不具合があった。 (1)内視鏡挿入部の先端部に膨張径の大きなバルーン
が配置されているので、観察対象部位の全周に渡る走査
を行った後、引き続き、処置具を使用するとき、一度内
視鏡を観察対象部位から引き抜いて、処置具を使用する
ことが可能な内視鏡、又はバルーンを排除して処置具挿
通を可能にした内視鏡を再度観察対象部位まで挿入しな
ければならない。
【0014】(2)内視鏡挿入部の先端部にバルーンを
配置したことにより、観察光学系及び照明光学系の前面
にバルーンが位置していることにより内視鏡の観察性能
が劣化する。
【0015】また、前記図18ないし図20で説明した
超音波観察方法では以下の不具合があった。 (1)内視鏡挿入部の外周に、バルーンカテーテルを装
着して、内視鏡挿入部を体腔内に挿入する際、この挿入
部に配置されているバルーンカテーテル及び膨張径の大
きなバルーンが挿入性を妨げる。
【0016】(2)バルーンカテーテルのバルーンによ
って、内視鏡挿入部の先端部に配置されている観察光学
系の視野が遮られる。
【0017】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、広い管腔を閉塞することが可能な十分な膨張径を
有するバルーンの装着作業が容易で、内視鏡を体腔内に
挿入した状態で超音波プローブによる超音波観察及び内
視鏡による観察及び処置を行える体腔内診断装置を提供
することを目的にしている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による体腔内診断
装置は、内視鏡の処置具チャンネルに挿通可能な超音波
プローブと、前記内視鏡先端部の外周面に着脱自在なパ
イプ形状の固定部材と、この固定部材の外周面に配置さ
れる膨縮自在なチューブ状のバルーンと、少なくとも前
記バルーンと前記固定部材の外周面とで形成される空間
部に連通する管路とを具備している。
【0019】この構成によれば、目的部位に挿入されて
いる内視鏡の、内視鏡先端部に取り付けられている固定
部材に配置されているバルーンに、管路を介して超音波
伝達媒体の供給又は吸引を行うことにより、バルーンを
膨張させた状態での超音波観察及びバルーンを収縮させ
た状態での内視鏡による観察及び処置を行える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図4は本発明の第1実
施形態に係り、図1は体腔内診断装置の実使用状態の装
置構成例を示す図、図2は超音波プローブと内視鏡に取
り付けるバルーンとの関係を示す側面図、図3は図2を
先端側から見たときの概略構成を説明する図、図4はバ
ルーンが膨張した状態を示す図である。
【0021】図1に示すように体腔内診断装置は、観察
及び処置具チャンネルに処置具を挿通して処置の可能な
内視鏡10と、この内視鏡10の処置具チャンネルに挿
通される超音波プローブ20とを備えている。そして、
細長な挿入部11を患者の処置部位近傍に配置した状態
で、処置具チャンネルを介して超音波プローブ20の超
音波振動子21を処置部位近傍に配置し、前記内視鏡先
端部12に取りつけられている後述する超音波プローブ
用バルーン30のバルーン31に超音波伝達媒体を注入
し、このバルーン31を超音波プローブ20及び管腔全
周に渡って密着させることによって超音波観察が行える
ようになっている。
【0022】前記超音波プローブ20は、前記内視鏡1
0の操作部13に設けられている処置具挿通口14より
挿入されて患者の体腔内に導かれる。この超音波プロー
ブ20の手元側のコネクタ部22は、この超音波プロー
ブ20の超音波振動子21を駆動して観察用超音波の送
受信を行わせるプローブ駆動ユニット23に接続されて
いる。このプローブ駆動ユニット22からは信号ケーブ
ル24が延出しており、この信号ケーブル24の基端部
がエコー信号を映像信号に処理する超音波観測装置25
に接続されている。この超音波観測装置25で信号処理
された映像信号は、モニタ26に出力され、処置部位近
傍の断層像が画面上に表示されるようになっている。
【0023】前記超音波プローブ用バルーン30は、膨
縮自在なバルーン31と、このバルーン31の内部空間
に超音波伝達媒体を注入する管路となる細長で柔軟な注
入チューブ32とで主に構成され、前記バルーン31が
予め内視鏡先端部12に配設されるようになっている。
前記注入チューブ32は、内視鏡10の挿入部11の長
手軸方向にそって外周面に配置されており、この注入チ
ューブ32の基端部は注入状態を制御する注液口金33
を介して水などの超音波伝達媒体が貯溜されているシリ
ンジ34に連結している。
【0024】したがって、前記シリンジ34を操作して
バルーン31内に超音波伝達媒体を注入することにより
膨張して、このバルーン31が処置部位を含む管腔全周
に密着する。この状態で、前記超音波プローブ20に設
けられている超音波振動子21を駆動させて観察用超音
波を走査することにより、処置部位のエコー信号が得ら
れ、モニタ26に表示される処置部位全周の断層像を見
て観察が行える。なお、前記内視鏡10は図示しない光
源装置及びビデオプロセッサに接続され、体腔内の光学
像を得て通常の観察を行えるようになっている。
【0025】図2及び図3を参照して内視鏡10と超音
波プローブ20と超音波プローブ用バルーン30との関
係を詳細に説明する。図2及び図3に示すようにバルー
ン31は、両端部に開口を有する膨縮自在な弾性を有す
る部材で形成されており、前記内視鏡先端部12の外周
面に取付け固定されるパイプ形状の固定部材36の外周
面に一体的に配置されている。この固定部材36の基端
部には前記注入チューブ32の先端部を固定する連通孔
36aが形成されている。
【0026】前記固定部材36の先端側外周面36bに
はバルーン31の一端部35aが被せられており、この
一端部35aの外周面に糸を巻回した上に接着剤を塗布
して水密性を保持する糸巻き接着部37が設けられてい
る。このことにより、前記バルーン31の一端部35a
は、固定部材36の先端側外周面36bに一体的に固定
される。
【0027】一方、前記固定部材36の先端側より前方
側に位置するバルーン31の他端部35bは、基端部側
に一旦折り返した後、この折り返したことにより固定部
材36の基端側外周面36cに位置した他端部35bに
糸巻き接着部37を設けて一体的に固定されている。
【0028】このことによって、前記固定部材36の外
周面とバルーン31との間に空間部が形成され、このバ
ルーン31の空間部に連通する前記連通孔36aに固定
されている前記注入チューブ32を介して超音波伝達媒
体38を注入することにより、バルーン31が内視鏡先
端部11から前方方向に向かって膨張していく。
【0029】なお、前記バルーン31を配置した固定部
材36は、基端側外周面36aに設けた糸巻き接着部3
7近傍に巻回した例えば保持部材であるサージカルテー
プ40によって内視鏡先端部12に一体的に固定保持さ
れる。
【0030】また、図に示すように超音波プローブ20
は、処置具チャンネルを通って、内視鏡先端部12の先
端面から突出するようになっている。この超音波プロー
ブ20の先端部には長手軸を中心に回動する超音波振動
子21が配置されている。符号27はプローブ駆動ユニ
ット23からの駆動力を伝達して前記超音波振動子21
を回転させるフレキシブルシャフトである。
【0031】さらに、前記注入チューブ32は、前記挿
入部11の外周に長手軸方向に沿って図示しないサージ
カルテープによって一体的に固定されている。符号15
は内視鏡先端面に配置されている観察光学系を構成する
観察レンズであり、符号16は内視鏡先端面に配置され
ている照明光学系を構成する照明レンズである。
【0032】上述のように構成した体腔内診断装置の作
用を説明する。まず、内視鏡検査ともに、超音波検査を
行うため、超音波プローブ用バルーン30の固定部材3
6にサージカルテープ40を巻回してバルーン31を内
視鏡先端部12に保持固定するとともに、この固定部材
36から延出している注入チューブ32をサージカルテ
ープによって挿入部11に固定する。
【0033】そして、前記注入チューブ32の基端部に
配置されているシリンジ34を吸引操作して、バルーン
31が固定部材36及び内視鏡先端部12の外周面に密
着するようにしておく。
【0034】次に、内視鏡10の挿入部11を口腔から
挿入して処置部位近傍の観察を行いながら内視鏡先端部
12を所定の位置に配置する。このとき、前記バルーン
31が固定部材36及び内視鏡先端部12外周面に密着
しているので、内視鏡挿入中にバルーン31には手元側
方向への力がかかる。このため、内視鏡10の観察視野
がバルーン31によって遮られない。
【0035】次いで、超音波観察を行うため内視鏡10
の処置具チャンネルに超音波プローブ20を挿通して内
視鏡先端部12から超音波プローブ20突出させて超音
波振動子21を所定位置に配置する。
【0036】この状態で、シリンジ34を操作して注入
チューブ32を介してバルーン31内に超音波伝達媒体
38を注入していく。すると、バルーン31が膨張して
いく。このとき、図4に示すようにバルーン31は、内
視鏡先端部12から前方方向に向かって超音波プローブ
20を覆い包むように膨張していき、処置部位を含む管
腔全周及び超音波プローブ20外周全周に渡って密着す
る。
【0037】ここで、前記プローブ駆動ユニット23に
よって超音波プローブ20に設けられている超音波振動
子21を長手軸を中心に回転させて観察用超音波を走査
する。このことによって、処置部位を含む管腔全周のエ
コー信号が得られ、モニタ26の画面上に断層像が表示
される。
【0038】そして、超音波観察終了後には前記シリン
ジ34を吸引操作してバルーン31を再び収縮させ、そ
の後超音波プローブ20を処置具チャンネルから抜去
し、この処置具チャンネルに超音波プローブ20の代わ
りに処置具を挿通して処置を行う。このことによって、
内視鏡を体腔内から抜去することなく、超音波観察に引
き続き、処置具による処置を行える。
【0039】なお、前記バルーン31に超音波伝達媒体
38を注入して膨張させるとき、バルーン31は、内視
鏡先端部12から前方方向に向かって膨張していくが、
この膨張を開始するときに内視鏡先端部12を手元側に
引き戻すように内視鏡10を手元操作すると同時に吸引
操作することによって、バルーン31をより確実に先端
側に向けて膨張させて超音波プローブ20を覆い包め
る。
【0040】このように、膨縮自在なバルーンを配置し
た固定部材を内視鏡先端部に固定し、固定部材から延出
する注入チューブを内視鏡の挿入部に固定することによ
って、通常観察用の内視鏡の処置具チャンネルに細径の
超音波プローブを挿通して、内視鏡観察とバルーン法に
よる超音波観察とを行うことができる。
【0041】また、内視鏡先端部の外周にバルーンを設
け、超音波プローブを内視鏡の処置具チャンネルに挿通
する構成であるため、超音波プローブが内視鏡の処置具
チャンネルに挿通可能であれば、超音波プローブの種類
に関わらず超音波観察を行うことができる。このことに
より、超音波プローブを挿通配置するバルーンシースが
不要になるとともに、このバルーンシースの外装シース
を挿通することが可能な大径の処置具チャンネルを備え
た内視鏡を用意する必要がなくなる。
【0042】さらに、バルーンを配置した固定部材を内
視鏡先端部の外周に配置する構成であるため、バルーン
の膨張径が大きいので広い管腔全周に渡る閉塞を容易に
行うことができる。
【0043】又、バルーンを内視鏡先端部の外周面に密
着させた状態にして内視鏡を体腔内に挿入することによ
り、バルーンによって観察視野を妨げられることを防止
して、内視鏡の挿入を容易に行うことができる。
【0044】また、バルーンの膨縮状態を、シリンジを
調整することにより適宜調節できるので、バルーンの膨
縮を調節して内視鏡の抜去及び再挿入を行うことなく、
超音波観察又は内視鏡観察又は処置具チャンネルを利用
した処置を行うことができる。
【0045】また、バルーンの一端部の外周面に糸巻き
接着部を設けてバルーンの一端部を固定部材の先端側外
周面に一体的に固定した後、固定部材の先端側より前方
側に位置するバルーンの他端部を、基端部側に一旦折り
返し、この折り返した他端部を固定部材の基端側外周面
に糸巻き接着部を設けて一体的に固定したことにより、
超音波伝達媒体をバルーンに注入したとき、バルーンを
内視鏡先端部から前方方向に向けて膨張させることがで
きる。このことにより、内視鏡先端部から突出している
超音波プローブを前方方向に膨張するバルーンで容易に
覆い包める。
【0046】図5は本発明の第2実施形態に係る固定部
材の他の構成を示す図である。図に示すように本実施形
態の前記固定部材36の内周面には弾性部材である例え
ばゴム部材で形成した固定保持部39が設けてある。こ
のことによって、前記サージカルテープ40を使用する
ことなく、バルーン31を配置した固定部材36を内視
鏡先端部12に嵌入配置するだけで、前記固定保持部3
9の復元力によって、前記固定部材36が内視鏡先端部
12に固定配置される。
【0047】なお、固定保持部39の基端部内周面には
装着性を向上させる目的で、内周面中途部から基端にい
くに従って内径寸法が連続的に大径になるテーパ部39
aが設けてある。その他の構成は前記第1実施形態と同
様であり、同部材には同符合を付して説明を省略する。
【0048】このように、固定部材の内周面に弾性部材
で形成した固定保持部を設けたことによって、バルーン
を配置した固定部材の内視鏡先端部への装着を容易に行
うことができる。その他の作用及び効果は前記第1実施
形態と同様である。
【0049】図6は本発明の第3実施形態に係る固定部
材の別の構成を示す図である。図に示すように本実施形
態では上述した実施形態の固定部材36を中途部で2体
に分離して、内視鏡先端部12の先端側に配置固定され
る第1固定部材41と、この第1固定部材41よりも基
端側に配置固定される第2固定部材42とで構成してい
る。このため、前記第1固定部材41と第2固定部材4
2との配置間隔aを適宜調整することによって、それぞ
れの固定部材41,42に端部が固定されているバルー
ン31のテンションを所望の状態に変化させて、術者の
好みの膨張形態をとるバルーンが得られる。
【0050】なお、超音波伝達媒体が注入される空間部
は、バルーン31と固定部材41,42の外周面と、内
視鏡挿入部11の外周面とで形成される。また、前記第
2固定部材をサージカルテープによって挿入部に固定す
るようにしてもよい。その他の構成は前記第1実施形態
と同様であり、同部材には同符合を付して説明を省略す
る。
【0051】このように、バルーンを配置する固定部材
を2つの部材に分離したことによって、第1固定部材と
第2固定部材との配置間隔を適宜調整して、術者の好み
の膨張形態をとるバルーンを内視鏡先端部に取り付ける
ことができる。その他の作用及び効果は上述した実施形
態と同様である。
【0052】図7は本発明の第4実施形態に係る固定部
材のまた他の構成を示す図である。図に示すように本実
施形態においては内視鏡10Aの構成が異なっており、
処置具チャンネル17の他に内視鏡チャンネルとして送
気・送水チャンネルなどのチャンネル18を有する。す
なわち、内視鏡10Aは、2チャンネルタイプの内視鏡
である。このため、本実施形態の固定部材45には、前
記内視鏡10Aのチャンネル18を介して、バルーン3
1と固定部材45の外周面とで形成される空間部に超音
波伝達媒体38を注入する接続管路45aが形成してあ
る。
【0053】前記固定部材45は、内視鏡先端部12よ
り前方側に突出するフード部46と内視鏡先端部12の
外周面に配置される固定部47とを備え、前記接続管路
45aは固定部材装着状態において前記チャンネル18
に連通している。
【0054】この接続管路18は、前記固定部材45の
外周面と、この固定部材45に配置されるバルーン31
とで形成される空間部に連通している。このため、挿入
部11の外周に前記注入チューブ32を配置することな
く、前記チャンネル18と接続管路45aとを介して超
音波伝達媒体38がバルーン31内に注入される。
【0055】なお、フード部46の内孔46aは、観察
視野を遮ることがないように内径寸法が先端にいくに従
って連続的に大径になるように形成されている。また、
前記固定部材45はサージカルテープを固定部47に巻
回して内視鏡先端部12に固定しても、固定部47に固
定保持部39を設け、この固定保持部39によって内視
鏡先端部12に固定してもよい。その他の構成は上述の
実施形態と同様であり、同部材には同符合を付して説明
を省略する。
【0056】このように、固定部材に処置具チャンネル
以外のチャンネルに連通して、バルーン内に連通する接
続管路を形成したことにより、内視鏡に設けられている
処置具チャンネル以外の内視鏡チャンネルを超音波伝達
媒体を注入する注入管路として使用することができる。
このことによって、挿入部の外周に注入チューブを配置
する必要がなくなるので、内視鏡の挿入性がより向上す
る。その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様で
ある。
【0057】図8は本発明の第5実施形態に係る固定部
材のまた別の構成及び作用を示す図である。本実施形態
においては図8(a)の固定部材の構成を示す図であ
り、前記第3実施形態と同様に、内視鏡先端部12の先
端側に配置固定される第1固定部材51と、この第1固
定部材51よりも基端側に配置される挿入部長手方向に
進退自在な第2固定部材52とでバルーン31を配置す
る固定部材が構成されている。
【0058】そして、本実施形態においては前記第1固
定部材51の基端部側に内視鏡10の挿入部11を覆う
前記バルーン31に比べて可撓性は略同等であるが、伸
縮性の少ない例えばPTFEやポリエチレンで形成した
第1外皮53が延出している。また、前記第2固定部材
52の基端部側には内視鏡10の挿入部11及び前記第
1外皮53を覆うこの第1外皮53と同部材で形成した
第2外皮54が延出している。このため、前記第1外皮
53と第2外皮54との間に形成される間隙を超音波伝
達媒体をバルーン31内に注入するための管路である注
入用間隙55として構成している。このことにより、超
音波伝達媒体が注入される空間部は、バルーン31と、
第1固定部材51の外周面に配置した第1外皮54と、
第2固定部材52の内周面の一部とで形成される。
【0059】前記第1外皮53の基端部は、内視鏡10
の挿入部11と操作部13との連結部分を覆う折れ止め
19の先端部に固定されている。一方、前記第2外皮5
4の基端部は、前記折れ止め19に対して進退自在に配
置された外皮操作部56の先端部に固定されている。
【0060】そして、前記外皮操作部56の内周面には
外皮操作部56と折れ止めとの間の水密を保持するとと
もに、前記外皮操作部56が移動したときの位置を保持
固定するOリング57が設けられている。このため、バ
ルーン31を内視鏡先端部12に配置した状態の内視鏡
10を体腔内に挿入する際、前記外皮操作部56を矢印
Aに示すように手元側に移動させておくことにより、同
図(b)に示すように第2固定部材52が手元側に移動
して、一点鎖線で示したバルーン31が実線に示すバル
ーン31のように挿入部11の外周に密着した状態にな
る。
【0061】なお、符号58は前記外皮操作部56の外
周面に配置されて前記注入用間隙55に連通する注入口
金であり、この注入口金58には超音波伝達媒体を貯溜
したシリンジ34が直接或いは注入管路32を介して接
続され、注入された超音波伝達媒体は注入用間隙55を
通って空間部に注入される。また、前記第2固定部材5
2の内径寸法は、第1固定部材51の外形寸法よりやや
大きめに形成してある。その他の構成は上述の実施形態
と同様であり、同部材には同符合を付して説明を省略す
る。
【0062】このように、固定部材を第1固定部材及び
第2固定部材で構成し、それぞれの固定部材に基端側に
延出する外皮を設け、外周側に位置する外皮を固定した
第2固定部材を外皮操作部を移動させることによって挿
入部長手方向に対して進退自在に設けことにより、内視
鏡を体腔内に挿入する際、外皮操作部を手元側に移動さ
せて第1固定部材と第2固定部材に配置されているバル
ーンを挿入部外周に密着させることができる。このこと
によって、内視鏡の体腔内への挿入性が大幅に向上す
る。
【0063】また、第2固定部材の内径寸法が第1固定
部材の外形寸法より大きいことにより、バルーン内に超
音波伝達媒体を注入して膨張を開始させるとき、前記外
皮操作部を第1固定部材に被せるように、先端側に押し
込むように、手元操作することによって、バルーンをよ
り確実に先端側に向けて膨張させて、超音波プローブを
覆い包むことができる。その他の作用及び効果は上述し
た実施形態と同様である。
【0064】なお、図9に示すように前記第1固定部材
51の基端部側から延出する第1外皮をなくして、第2
外皮54と挿入部11の外周面との間に形成される間隙
を超音波伝達媒体をバルーン31内に注入するための管
路である注入用間隙55aとして構成するようにしても
よい。このことにより、バルーン31と、第1固定部材
51の外周面と、内視鏡先端部外周面と、第2固定部材
52の内周面の一部とで超音波伝達媒体が注入される空
間部が形成される。
【0065】このとき、前記第2外皮54の基端部は、
挿入部11に対して進退自在に配置された外皮操作部5
9に螺合固定される挿入部11に対して進退自在に配置
された接続口金60の先端部に固定されている。
【0066】前記外皮操作部59と接続口金60との間
には、外皮操作部59の内周面と挿入部11の外周との
間の水密を保持するとともに、前記外皮操作部59が移
動したときの位置を保持固定するOリング61が設けら
れている。
【0067】このOリング61は、外皮操作部59と接
続口金60との螺合状態を調節して外皮操作部59と接
続口金60との間隔が狭まってOリング61が押しつぶ
されたとき、押しつぶされたOリング61が外皮操作部
59の内周面及び挿入部外周面に密着して水密状態の保
持及び位置決め固定を行う。その他の構成及び作用・効
果は前記第5実施形態と同様であり、同部材には同符合
を付して説明を省略する。
【0068】ところで、図21(a)のバルーンに超音
波伝達媒体を注入している状態の図に示すようにバルー
ンシース140の挿入部を構成する可撓性を有する管状
の外装シース141の先端部に取りつけられている袋状
のバルーン142内に、超音波プローブ143の超音波
振動子144を挿通配置した状態で、超音波伝達媒体1
45をバルーン142内に注入して膨らませる際、同図
(b)のバルーンが膨らんだ状態を図に示すようにバル
ーン142の基端部側が外装シース141の先端面より
基端方向に膨張すると、この外装シース141の先端面
より基端方向の空間部に残っている空気を外部に排除す
る作業が煩わしく、空気が気泡146として残ってしま
うことがあった。そして、このバルーン142内に気泡
146が残ると、この気泡146が検査中に移動して、
超音波画像の感度を低下させる原因になっていた。この
ため、内視鏡伝達媒体145をバルーン142内に注入
する際、バルーン142内の空気を一度の作業で排除す
ることを可能にする気泡除去具が望まれていた。
【0069】図10及び図11は気泡除去具の一実施形
態を示すものであり、図10は気泡除去具を示す斜視
図、図11は気泡除去具の作用を説明する図である。図
10に示すように本実施形態のラッパ形状の気泡除去具
70は、気泡除去の様子を確認できるように透明部材で
形成されており、前記バルーンシース140の外装シー
ス141が挿通する透孔71を有するとともに、この透
孔71の一端部側に端面側にいくにしたがって透孔71
の内孔形状及び外形形状が徐々に大径に変化する傾斜面
である気泡除去部72を有している。
【0070】なお、この気泡除去部72の内径寸法は、
バルーン142の非膨張時における最大外形寸法より大
きく形成されている。また、前記気泡除去部に接触する
ことによってバルーン142が破裂するのを防止するた
め、透孔71と気泡除去部72とのつなぎ部及び気泡除
去部72の先端側開口稜線は滑らかな面に加工されてい
る。
【0071】図11(a)に示すようにバルーンシース
140のバルーン142内に超音波プローブ143の超
音波振動子144を挿通配置した状態で、超音波伝達媒
体145をバルーン142内に注入する際、前記気泡除
去具70を前記外装シース141の先端部に配置し、気
泡除去具70の先端面からバルーン142が露出するよ
うにしておく。
【0072】この状態で超音波伝達媒体を注入してバル
ーンを膨張させていく。すると、バルーン142が膨張
していくことにより、バルーン142の基端部側が前記
気泡除去具70の気泡除去部72に当接して、前記バル
ーン142の基端部側が外装シース141の先端面より
基端方向に膨張することが阻止される。このことによっ
て、バルーン142内の空気がスムーズに図の矢印に示
すように基端側に排除されてバルーン142内の空気を
除去した状態で超音波伝達媒体145が注入される。
【0073】このように、外装シースが挿通配置される
気泡除去具の透孔の一端部側に、内孔形状が徐々に大径
に変化する略ラッパ形状の気泡除去部を設けたことによ
り、バルーン内に超音波伝達媒体を注入した際、膨張す
るバルーンの基端部側が気泡除去部に当接して外装シー
スの先端面より基端方向に膨張することが阻止されてバ
ルーン内の空気を基端側に排除することができる。
【0074】なお、図11(b)に示すように前記透孔
71の内周面に弾性部材である例えばゴム部材で形成し
た固定保持部39を設けることによって、気泡除去具7
0,70A,70Bを外装シース141の先端位置に嵌
入配置することによって固定保持されるようにしてもよ
い。
【0075】また、前記気泡除去具70を一体構造で形
成する代わりに、図12に示すように気泡除去具70A
を第1部材73と第2部材74と、ヒンジ75とで構成
して開閉自在な構成にしてもよい。このことによって、
気泡除去具70Aのバルーンシース141への取付け、
取り外しの作業性が大幅に向上する。
【0076】さらに、図13に示すように前記気泡除去
具70Aの基端部に、ゴム部材で形成した管状の把持部
材76を装着可能にすることにより、第1部材73と第
2部材74とを把持する際の把持性が大幅に向上して操
作性が良好になる。なお、前記気泡除去具70の把持性
を向上させるために、基端部に把持部材76を装着する
ようにしてもよい。
【0077】又、前記気泡除去具70は、略ラッパ形状
に限定されるものではなく、透孔の一端部側に内孔形状
が徐々に大径に変化する略ラッパ形状の気泡除去部を設
ければよいので、図14に示すように気泡除去具70B
を、例えば角柱或いは円柱形状部材77とし、この部材
77に透孔71を設けるとともに、この透孔71の一端
部側に気泡除去部72を設けるようにしてもよい。この
ことによって、気泡除去具の製造行程を簡略化して安価
な気泡除去具を提供することができる。
【0078】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0079】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0080】(1) 内視鏡の処置具チャンネルに挿通
可能な超音波プローブと、前記内視鏡先端部の外周面に
着脱自在なパイプ形状の固定部材と、この固定部材の外
周面に配置される膨縮自在なチューブ状のバルーンと、
少なくとも前記バルーンと前記固定部材の外周面とで形
成される空間部に連通する管路と、を具備する体腔内診
断装置。
【0081】(2)前記管路は、前記内視鏡挿入部の外
周面に配置する注入用チューブである付記1記載の体腔
内診断装置。
【0082】(3)前記バルーンを配置した固定部材
は、保持部材によって内視鏡先端部に取り付けられる付
記1記載の体腔内診断装置。
【0083】(4)前記バルーンを配置した固定部材
は、前記固定部材の内周面に設けた固定保持部によって
内視鏡先端部に取り付けられる付記1記載の体腔内診断
装置。
【0084】(5)前記管路は、前記内視鏡に設けられ
てる内視鏡プローブが挿通される処置具チャンネル以外
の内視鏡チャンネルである付記1記載の体腔内診断装
置。
【0085】(6)前記バルーンの一端部を固定部材の
先端側外周面に一体的に固定し、先端側に延出するバル
ーンの他端部を、先端側から基端部側に一旦折り返し、
この折り返された他端部を基端側外周面に一体的に固定
した付記1記載の体腔内診断装置。
【0086】(7)前記バルーンを2つに分離した固定
部材に配置した付記1記載の体腔内診断装置。
【0087】(8)前記分離された固定部材の少なくと
も一方の基端部から外皮が延出する付記7記載の体腔内
診断装置。
【0088】(9)処置具チャンネルを有する内視鏡先
端部の外周面に取付け可能なパイプ形状の固定部材と、
この固定部材の外周面に配置される膨縮自在なチューブ
状のバルーンと、少なくとも前記バルーンと前記固定部
材の外周面とで形成される空間部に連通する管路と、を
具備する超音波プローブ用バルーン。
【0089】(10)超音波プローブを挿通配置したバ
ルーンシースの外装シースに設けられたバルーンに超音
波伝達媒体を注入するときに使用する気泡除去具は、前
記外装シースが挿通可能な透孔と、この透孔の一端部に
前記バルーンが外装シース先端より基端側に膨張するこ
とを阻止する傾斜面を有する。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、広
い管腔を閉塞することが可能な十分な膨張径のバルーン
の装着作業が容易で、内視鏡を体腔内に挿入した状態で
超音波プローブによる超音波観察及び内視鏡による観察
及び処置を行える体腔内診断装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施形態に係
り、図1は体腔内診断装置の実使用状態の装置構成例を
示す図
【図2】超音波プローブと内視鏡に取り付けるバルーン
との関係を示す側面図
【図3】図2を先端側から見たときの概略構成を説明す
る図
【図4】バルーンが膨張した状態を示す図
【図5】本発明の第2実施形態に係る固定部材の他の構
成を示す図
【図6】本発明の第3実施形態に係る固定部材の別の構
成を示す図
【図7】本発明の第4実施形態に係る固定部材のまた他
の構成を示す図
【図8】本発明の第5実施形態に係る固定部材のまた別
の構成及び作用を示す図
【図9】第5実施形態に係る固定部材の変形例を示す図
【図10】図10及び図11は気泡除去具の一実施形態
を示すものであり、図10は気泡除去具を示す斜視図
【図11】気泡除去具の作用を説明する図
【図12】気泡除去具の他の構成を示す図
【図13】気泡除去具に使用する把持部材を示す図
【図14】気泡除去具の別の構成を示す図
【図15】図15ないし図20は従来の超音波観察方法
を示すものであり、図15は超音波プローブとバルーン
シースとを説明する図
【図16】観察状態を示す図
【図17】他の観察状態を示す図
【図18】バルーンカテーテルを示す図
【図19】バルーンカテーテルを使用した別の観察状態
を示す図
【図20】バルーンカテーテルのバルーンが膨張してい
く状態を示す図
【図21】バルーン内に超音波伝達媒体を注入している
ときの状態を示す図
【符号の説明】
10…内視鏡 20…超音波プローブ 30…超音波プローブ用バルーン 31…バルーン 32…注入チューブ 36…固定部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の処置具チャンネルに挿通可能な
    超音波プローブと、 前記内視鏡先端部の外周面に着脱自在なパイプ形状の固
    定部材と、 この固定部材の外周面に配置される膨縮自在なチューブ
    状のバルーンと、 少なくとも前記バルーンと前記固定部材の外周面とで形
    成される空間部に連通する管路と、 を具備することを特徴とする体腔内診断装置。
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