JP2000300567A - 超音波内視鏡 - Google Patents

超音波内視鏡

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JP2000300567A
JP2000300567A JP11112664A JP11266499A JP2000300567A JP 2000300567 A JP2000300567 A JP 2000300567A JP 11112664 A JP11112664 A JP 11112664A JP 11266499 A JP11266499 A JP 11266499A JP 2000300567 A JP2000300567 A JP 2000300567A
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JP
Japan
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ultrasonic
distal end
cap
forceps channel
endoscope
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JP11112664A
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English (en)
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Shiyouki Adachi
勝貴 安達
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入部前方の視野方向を持つと共に、挿入部
の長軸に対して略直交する方向に広範囲の超音波撮像範
囲を得るように構成する。 【解決手段】 超音波振動子2の超音波送受信面よりも
後方側に開口する管路としての鉗子チャンネル35を備
えた先端部本体31の前端側に超音波振動子2を覆う中
空部材としてのキャップ33と、このキャップ33の側
方に位置するように前記先端部本体31の前端側に設け
て、撮像部36及び照明光学系37を配設した支柱32
と、前記キャップ33と前記支柱32との先端側にこれ
らキャップ33と支柱32とを連結固定する連結部材3
4とを設けることにより、前記先端部本体31と前記連
結部材34との間であって、前記キャップ33と前記支
柱32との側方に空間部30を形成すると共に、前記連
結部材34の前記鉗子チャンネル35の開口に対向する
位置に前記鉗子チャンネル35の出口としての溝41を
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波振動子から
出射される超音波を機械的に走査する超音波内視鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】超音波振動子から出射される超音波を機
械的に走査する超音波内視鏡は、従来より種々のものが
提案されている。
【0003】このようなものの一例として、例えば特開
昭63−131677号公報に記載の超音波内規鏡は、
この挿入部の先端部側に挿入部の長軸に対し略直交する
方向に超音波を送受信する超音波振動子を設けていると
共に、この超音波振動子の側方に被検部の被写体を照明
する照明光学系や挿入部前方の視野方向を持つ観察光学
系及びこれら照明光学系と観察光学系の先端側窓に付着
した粘液等を洗い流すかもしくは吹き飛ばすための送気
送水チャンネルを備えた支柱(支持部材)と鉗子チャン
ネルとを配設しているものが提案されている。
【0004】前記鉗子チャンネルは、主操作部に設けら
れた処置具挿入口より体腔内の患部を処置するための鉗
子を挿通するか、もしくは体腔内を超音波伝達媒体で満
たして前記超音波振動子からの超音波を伝達し易くする
ために体腔内に脱気した水、エコーゼリー等の超音波伝
達媒体を送液したり、また、超音波検査の終了時に超音
波伝達媒体を吸引するためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の支柱及び鉗子チャンネルの部分では、被検部の被写体
に対する超音波振動子の超音波が遮られていて、超音波
断層像の撮影範囲をその分狭くし、超音波断層像を広範
囲に観察することが困難であった。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、挿入部前方の視野方向を持つと共に、挿入
部の長軸に対して略直交する方向に広範囲の超音波撮像
範囲を得るように構成した超音波内視鏡を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の超音波内視鏡は、細長な挿入部の長軸に対して
略直交する方向に超音波走査する超音波振動子を有した
超音波内視鏡おいて、前記超音波振動子の超音波送受信
面よりも後方側に開口する管路を備えた先端部本体と、
前記先端部本体の前端側に設けて、前記超音波振動子を
覆う中空部材と、前記中空部材の側方に位置するように
前記先端部本体の前端側に設けて、照明光学系及び観察
光学系を備える支柱と、前記中空部材と前記支柱との先
端側に設けて、これら中空部材と支柱とを連結固定する
連結部材と、を具備し、前記先端部本体と前記連結部材
との間であって、前記中空部材と前記支柱との側方に空
間部を形成すると共に、前記連結部材の前記管路の開口
に対向する位置に前記管路の出口を形成したことを特徴
としている。これにより、挿入部前方の視野方向を持つ
と共に、挿入部の長軸に対して略直交する方向に広範囲
の超音波撮像範囲を得るように構成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は超音波内視鏡の全体構成を示
す説明図、図2は図1の超音波内視鏡挿入部の先端部側
を説明する説明斜視図、図3は図2の先端部側の断面
図、図4は図3のA−A断面図である。
【0009】図1に示すように本実施の超音波内視鏡1
は、先端側に超音波振動子2を内在して体腔内へ挿入さ
れる細長の挿入部3と、この挿入部3の基端部に連設さ
れた把持部を兼ねる主操作部4と、この主操作部4の後
端部に設けられ、内部にサーボモーター(不図示)等の
回転駆動源を配設した副操作部5と、前記主操作部4の
側部から延出して基端部に光源装置11及びビデオプロ
セッサ12に着脱自在に接続される光源コネクタ部及び
電気コネクタ部を有するスコープコネクタ6aを備えた
ユニバーサルコード6と、前記副操作部5の側部から延
出して基端部に超音波観測装置13に着脱自在に接続さ
れる超音波コネクタ7bを備えた超音波コード7とで主
に構成されている。
【0010】前記超音波観測装置13は、前記超音波振
動子2から伝送される電気信号を画像信号に処理する信
号処理部等を備えていて、この処理された画像信号を表
示するモニタ14に接続されている。また、モニタ14
は、前記ビデオプロセッサ12にも接続されていて、こ
のビデオプロセッサ12で信号処理した光学画像を表示
するようになっている。
【0011】前記超音波内視鏡1の挿入部3は、先端側
から順に、硬質な部材で形成された先端部21、上下左
右方向に湾曲自在な湾曲部22、細長で柔軟なシースで
形成された可撓管部23を連接して構成されている。
【0012】前記主操作部4の側部は、前記したように
ユニバーサルコード6を延出していて、このユニバーサ
ルコード6を介して前記光源装置11及びビデオプロセ
ッサ12に着脱自在に接続されるようになっている。こ
のユニバーサルコード6は、例えば1〜2m程度の長さ
で、可撓性を有している。また、前記主操作部4には、
前記湾曲部23を湾曲操作するための湾曲操作ノブ24
と送気送水操作を行うための送気送水釦25や吸引操作
を行うための吸引釦26が設けられている。さらに、主
操作部4の前端付近には、処置具を挿入したり体腔内に
水を注入するための処置具挿入口27が設けられてい
る。この処置具挿入口27は、後述の鉗子チャンネルを
連通している。
【0013】前記主操作部4の後端部に設けられた副操
作部5は、前記超音波振動子2を回転させるサーボモー
タ(不図示)や超音波振動子2の回転角検出手段である
エンコーダ(不図示)等の回転駆動源を配設していて、
側部から延出している前記超音波コード7を介して前記
超音波観測装置13に着脱自在に接続されるようになっ
ている。この超音波コード7は、例えば1.5〜3m程
度の長さで、可撓性を有している。また、前記主操作部
4及び副操作部5には、超音波画像や内視鏡光学画像を
静止したり、写真を撮るためのリモートスイッチ28が
複数個設けられている。
【0014】次に、図2及び図3を用いて、超音波内視
鏡挿入部3の先端部21側を説明する。図2に示すよう
に前記挿入部3の先端部21は、金属やプラスチック等
で形成された先端部本体31に、金属やプラスチック等
で形成された支柱32と、中空の円筒形部材で例えばポ
リエチレンやポリメチルペンテン等の超音波透過性材質
で形成され、内部に超音波振動子2を配設しているキャ
ップ33とを固定している。これら支柱32とキャップ
33とは、先端側において連結部材34で固定されてい
る。これら支柱32とキャップ33とが固定されていな
い先端部本体31の後部側は、中空の管路である鉗子チ
ャンネル35が前記超音波振動子2の超音波送受信面よ
りも後方側に開口している。この構成により、前記先端
部本体31と前記前記連結部材34との間の前記支柱3
2及びキャップ33側方に空間部30を形成している。
【0015】本実施の形態では、この空間部30を形成
すると共に、前記連結部材34の前記鉗子チャンネル3
5の開口に対向する位置に前記鉗子チャンネル35の出
口を形成する。
【0016】前記支柱32には、観察光学系としての図
示しない固体操像素子からなる撮像部36や前記光源装
置11から出射される照明光を伝送する照明光学系37
及び送気送水管路38が配設されている(図4参照)。
前記支柱32の先端には、前記撮像部36の先端に設け
られた対物レンズ36aや前記照明光学系37の先端に
設けられた照明レンズ37a及び送気送水管路38に設
けられたノズル38aが、それぞれ固定されている。
【0017】前記鉗子チャンネル35は、前記挿入部3
内を挿通して、前記処置具挿入口27と挿通している。
また、前記連結部材34の前記鉗子チャンネル35の開
口に対向する位置には、前記鉗子チャンネル35の内径
と同じかそれより大きい径の溝41を形成していて、鉗
子チャンネル35の出口として、前記鉗子チャンネル3
5を介して鉗子等の処置具を挿通することができるよう
にしている。尚、この鉗子チャンネル35の出口として
は、図2に示している溝41に限定されるものではな
く、鉗子等の処置具を挿通するのに十分な大きさであれ
ば連結部材34をくり貫いた長方形型でも丸型でもよ
い。
【0018】図3に示すように、前記キャップ33は、
前記超音波伝達媒体液42を注入するための貫通ネジ穴
43を形成しており、Oリング等のシール部材44とシ
ールネジ45によりシールしている。そして、このキャ
ップ33内に超音波減衰の少ない水や流動パラフィン等
の超音波伝達媒体42で満たした後、シールネジ45で
密閉するようになっている。
【0019】前記キャップ33内には、挿入部3の長軸
に対して平行な回転中心軸を持つ中空可撓性のフレキシ
ブルシャフト46に連結する超音波振動子2を配設して
いて、回転軸受け部47に回転自在に支持されている。
前記フレキシブルシャフト46は、ガイドチューブ48
内を挿通していて、前記副操作部5に設けた図示しない
回転駆動源の駆動力を伝達するようになっている。ま
た、前記フレキシブルシャフト46内には、前記超音波
振動子2と前記超音波観測装置13とを電気的に接続し
て超音波駆動信号や超音波振動子2で受信して変換され
た電気信号を伝送する図示しない信号線を挿通してい
る。
【0020】このように構成されている超音波内視鏡1
を使用する際には、先ず主操作部4を把持して、挿入部
3を患者の体腔内へ挿入する。光源装置11から出射さ
れる照明光は、ユニバーサルコード6を介して前記照明
光学系37の図示しないライトガイドに導光されて、照
明レンズ37aから体腔内の被写体を照明する。照明光
により照明された被写体の光学像は、対物レンズ36a
を通過して撮像部36の図示しない固体撮像素子に結像
し、電気信号に変換され、ユニバーサルコード6を介し
てビデオプロセッサ12に伝送される。ビデオプロセッ
サ12で信号処理された後、モニタ14に内視鏡光学画
像が表示される。そして、体腔内の超音波画像を得たい
場合は、脱気した水、エコーゼリー等の超音波伝達媒体
42を処置具挿入口27〜鉗子チャンネル35経由で体
腔内に注入して、先端部21と体腔の壁との間に前記超
音波伝達媒体42を充満させて、空気を排除する。その
後、超音波観測装置13を操作し、超音波コード7を介
して駆動信号を超音波振動子2に伝送して、超音波振動
子2を回転中心軸を中心として回転させると共に、送信
パルス信号を入力する。この結果、超音波振動子2は、
回転中心軸に対し直角方向の、すなわち挿入部3の長軸
に対して略直角方向の超音波ビームを出射する。
【0021】体腔内の組織で反射された超音波ビーム
は、超音波振動子2で受信され、その受信信号を超音波
コード7を介して超音波観測装置13に伝送して処理
し、モニタ14で表示して超音波断層像を得る。このと
き、図4に示すように、支柱32に対応する部分は、超
音波を透過できないので、超音波断層像を得ることはで
きないが、超音波振動子2の側方の空間部30には鉗子
チャンネル35が無いので、この部分の超音波断層像を
得ることができる。
【0022】この結果、挿入部3前方の視野方向を有す
るので、体腔内(例えば大腸といった管状の臓器)に挿
入することが容易であり、挿入部3前方の視野方向を持
ちながら、広範囲の超音波撮像範囲を有することができ
て、検査をし易くなり、病変部の見落としも無くすこと
ができる。
【0023】尚、本実施の形態の超音波内視鏡1は、挿
入部3の先端部21の基端部に湾曲自在な湾曲部22を
連接して、主操作部4に設けられた湾曲操作ノブ24を
操作し湾曲操作を行う軟性の超音波内視鏡に本発明を適
用したとして説明したが、本発明はこれに限定されず、
挿入部3が湾曲しない硬性の超音波内視鏡に本発明を適
用しても構わない。
【0024】また、本実施の形態の超音波内視鏡1は、
先端部21に観察光学系として、内蔵した固体撮像素子
で被写体の光学像を撮像してビデオプロセッサ13で信
号処理しモニタ14で表示観察するものに本発明を適用
したとして説明したが、本発明はこれに限定されず、先
端部21に観察光学系として、被写体の光学像をイメー
ジガイドで導光して、副操作部5上部に設けた接眼部で
観察する超音波内視鏡に本発明を適用しても構わない。
【0025】さらに、本発明の超音波内視鏡1は、上記
した実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0026】(第2の実施の形態)図5ないし図7は本
発明の第2の実施の形態に係り、図5は超音波内視鏡挿
入部の先端部側を説明する説明斜視図、図6は図5の先
端部側の断面図、図7は図6のB−B断面図である。
【0027】第1の実施の形態の超音波内視鏡1では、
キャップ33内に超音波伝達媒体42を予め充填してお
く構造としているために、超音波伝達媒体42を充填
後、時間が経過すると気温、気圧の変化や接続部の隙間
が原因で、気泡が混入することがある。超音波は、空気
中を伝播することができないので、この気泡により超音
波断層像の画質が悪くなる可能性が生じる。そこで、本
実施の形態では、挿入部3前方の視野方向を持ちなが
ら、挿入部3の長軸に対して略直交する方向で広範囲の
超音波撮像範囲を有すると共に、キャップ33内の気泡
で超音波画像が劣化することのないように超音波内視鏡
を構成する。それ以外の構成は、図3及び図4とほぼ同
じ構成なので説明を省略し、同一構成には、同じ符号を
付して説明する。
【0028】図5に示すように、超音波内視鏡挿入部3
の先端部21を構成している先端部本体31には、図2
で説明したのと同様な中空の円筒形部材で例えばポリエ
チレンやポリメチルペンテン等の超音波透過性材質で形
成されたキャップ33を固定している。
【0029】このキャップ33の側面には、前記鉗子チ
ャンネル35の開口部付近に、キャップ33の内腔と連
通する連通穴50を設けている。この連通穴50の形状
は特に限定されるものではなく、長方形型でも丸型でも
よい。尚、図2で説明したシールネジ45は、設ける必
要が無く、図6に示すように、この部分にキャップ33
の内腔と連通する貫通穴は形成されない構造となってい
る。
【0030】このように構成されている超音波内視鏡を
使用し、主操作部4を把持して、挿入部3を患者の体腔
内へ挿入する。そして、体腔内の超音波画像を得たい場
合は、脱気した水、エコーゼリー等の超音波伝達媒体4
2を処置具挿入口27〜鉗子チャンネル35経由で体腔
内に注入する。このとき、連通穴50からキャップ33
内部に超音波伝達媒体42が流入すると同時に、先端部
21と体腔の壁との間に超音波伝達媒体42が充満し、
空気が排除される。尚、超音波検査をする毎に、キャッ
プ33内部に超音波伝達媒体42を注入するようにして
いる。このため、第1の実施の形態のように、キャップ
33内に超音波伝達媒体42を注入後に時間が経過して
も気泡が発生することがない。その後、超音波観測装置
13を操作して、超音波振動子2で超音波走査を行い、
超音波断層像をモニタ14で表示、観察する。
【0031】このとき、図7に示すように、支柱32に
対応する部分は、超音波を透過できないので、超音波断
層像を得ることはできないが、超音波振動子2の側方の
空間部30には鉗子チャンネル35が無いので、この部
分の超音波断層像を得ることができると共に、気泡がな
い良好な超音波画像を得ることができる。
【0032】尚、本発明の超音波内視鏡1は、上記した
実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0033】(第3の実施の形態)図8は本発明の第3
の実施の形態に係る超音波内視鏡の挿入部の先端部側を
説明する説明斜視図である。
【0034】第2の実施の形態では、キャップ33内に
流入した超音波伝達媒体42が流出し易く、常に鉗子チ
ャンネル35から超音波伝達媒体42を注入する必要が
ある。また、先端部21には、支柱32やキャップ33
等が露出しているため、その支柱32やキャップ33等
の凹凸で体腔内を傷つける虞れが生じる。そこで、本実
施の形態では、第2の実施の形態に加えて、キャップ3
3に流入した超音波伝達媒体42が流出しにくくすると
共に、先端部21の支柱32やキャップ33等の凹凸を
減らして体腔内を傷つけにくいように構成する。
【0035】図8に示すように、超音波内視鏡挿入部3
の先端部21では、先端部本体31、支柱32、 キャ
ップ33、連結部材34を覆うように、中空の円筒状部
材として円筒状カバー60を固定する。この円筒状カバ
ー60は、ポリエチレンやポリメチルペンテン等の超音
波透過性材質で形成されている。これにより、先端部2
1の支柱32やキャップ33等の凹凸を円筒状カバー6
0で覆っているので先端部21の凹凸を少なくすること
ができる。
【0036】このように構成されている超音波内視鏡を
使用し、主操作部4を把持して、挿入部3を患者の体腔
内へ挿入する。そして、体腔内の超音波画像を得たい場
合は、脱気した水、エコーゼリー等の超音波伝達媒体4
2を処置具挿入口27〜鉗子チャンネル35経由で体腔
内に注入する。このとき、連通穴50からキャップ33
内部に超音波伝達媒体42が流入すると同時に、溝41
から超音波伝達媒体42が流出し、先端部21と体腔の
壁との間に超音波伝達媒体42が充満し、空気が排除さ
れる。このとき、キャップ33内部に流入した超音波伝
達媒体42は、円筒状カバー60があるために溝41か
らしか流出しない。その後、超音波観測装置13を操作
して、超音波振動子2で超音波走査を行い、超音波断層
像をモニタ14で表示、観察する。
【0037】この結果、第2の実施の形態と比較して、
一度キャップ33内に入った超音波伝達媒体42が流出
しにくく、常に鉗子チャンネル35から超音波伝達媒体
42を注入するという手間がかからない。また、先端部
21を円筒状カバー60で覆っているため、先端部21
の凹凸が少なく、体腔内を傷つける恐れがない。
【0038】尚、本発明の超音波内視鏡1は、上記した
実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0039】[付記] (付記項1) 細長な挿入部の長軸に対して略直交する
方向に超音波走査する超音波振動子を有した超音波内視
鏡おいて、前記超音波振動子の超音波送受信面よりも後
方側に開口する管路を備えた先端部本体と、前記先端部
本体の前端側に設けて、前記超音波振動子を覆う中空部
材と、前記中空部材の側方に位置するように前記先端部
本体の前端側に設けて、照明光学系及び観察光学系を備
える支柱と、前記中空部材と前記支柱との先端側に設け
て、これら中空部材と支柱とを連結固定する連結部材
と、を具備し、前記先端部本体と前記連結部材との間で
あって、前記中空部材と前記支柱との側方に空間部を形
成すると共に、前記連結部材の前記管路の開口に対向す
る位置に前記管路の出口を形成したことを特徴とする超
音波内視鏡。
【0040】(付記項2) 前記超音波振動子を覆う中
空部材の側面に、この中空部材と前記管路とを連通する
連通穴を形成していることを特徴とする付記項1記載の
超音波内視鏡。
【0041】(付記項3) 前記連結部材と前記先端部
本体との間に前記中空部材と前記支柱とを覆うように中
空の円筒状部材を外装していることを特徴とする付記項
1または2に記載の超音波内視鏡。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、挿
入部前方の視野方向を持つと共に、挿入部の長軸に対し
て略直交する方向に広範囲の超音波撮像範囲を得るよう
に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は超音波内視鏡の全体構成を示す説明図。
【図2】図1における超音波内視鏡挿入部の先端部側を
説明する説明斜視図。
【図3】図2における先端部側の断面図。
【図4】図3におけるA−A断面図。
【図5】図5ないし図7は本発明の第2の実施の形態に
係り、図5は超音波内視鏡挿入部の先端部側を説明する
説明斜視図。
【図6】図5における先端部側の断面図。
【図7】図6におけるB−B断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る超音波内視鏡
挿入部の先端部側を説明する説明斜視図。
【符号の説明】
1 …超音波内視鏡 2 …超音波振動子 3 …挿入部 13 …超音波観測装置 21 …先端部 30 …空間部 31 …先端部本体 32 …支柱 33 …キャップ 34 …連結部材 35 …鉗子チャンネル 41 …溝 42 …超音波伝達媒体 50 …連通穴 60 …円筒状カバー(円筒状部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長な挿入部の長軸に対して略直交する方
    向に超音波走査する超音波振動子を有した超音波内視鏡
    おいて、 前記超音波振動子の超音波送受信面よりも後方側に開口
    する管路を備えた先端部本体と、 前記先端部本体の前端側に設けて、前記超音波振動子を
    覆う中空部材と、 前記中空部材の側方に位置するように前記先端部本体の
    前端側に設けて、照明光学系及び観察光学系を備える支
    柱と、 前記中空部材と前記支柱との先端側に設けて、これら中
    空部材と支柱とを連結固定する連結部材と、を具備し、
    前記先端部本体と前記連結部材との間であって、前記中
    空部材と前記支柱との側方に空間部を形成すると共に、
    前記連結部材の前記管路の開口に対向する位置に前記管
    路の出口を形成したことを特徴とする超音波内視鏡。
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