JPH09108224A - 体腔内超音波プローブ - Google Patents

体腔内超音波プローブ

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JPH09108224A
JPH09108224A JP7271162A JP27116295A JPH09108224A JP H09108224 A JPH09108224 A JP H09108224A JP 7271162 A JP7271162 A JP 7271162A JP 27116295 A JP27116295 A JP 27116295A JP H09108224 A JPH09108224 A JP H09108224A
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JP
Japan
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ultrasonic
balloon
forceps
puncture needle
tip
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JP7271162A
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English (en)
Inventor
Shin Hara
慎 原
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルーン法を用い超音波画像下の細胞吸引生
検を行う際、所要の位置まで穿刺針を誘導し、穿刺針を
超音波走査面上に保持させる体腔内超音波プローブを提
供すること。 【解決手段】 バルーン(27)が包囲する挿入部先端
にチャンネルの出口(鉗子出口14a)を形成し、バル
ーン(27)にチャンネルの出口(14a)から突出す
るシース(23)をバルーン(27)外に突出させる開
口(27c)を形成するとともに、この開口(27c)
周辺は他の開口と同様に水密に形成し、超音波伝達媒体
を注入して穿刺針を適正角度に起上させ超音波走査面上
に保持させることができるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置に
用いる体腔内超音波プローブに関するもので、特に体腔
内で超音波画像下において組織、細胞の吸引を行えるバ
ルーン付きの体腔内超音波プローブである。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、体腔内組織の層構造
を観察し、その状態を診断する装置であり今日広く利用
されている。しかし、超音波画像のみからでは体腔内組
織の状態を適正に診断できない場合がある。このような
場合、超音波画像下で細胞吸引生検を行い組織病理学的
な診断が行われる。特に体腔内に生検用のチャンネルを
有する超音波プローブを挿入し、超音波画像下で細胞吸
引生検を行う方法は目的部位に接近して行えるため、目
的部位に対して最短距離で細胞吸引生検を行え適正かつ
低侵襲な診断を実現できる。
【0003】ところで、超音波プローブを用いて超音波
画像を観察する場合、胃などの内部空間が大きな臓器に
おいては、臓器内に脱気や生理食塩水などの超音波伝達
媒体を充満させて行う脱気水充満法が用いられる。一
方、食道や十二指腸などのように比較的内部空間の小さ
く超音波伝達媒体を溜めにくい部位では、バルーンと呼
ばれる弾性体を超音波プローブの振動子部分と体壁との
間に介在させて観察するバルーン法が用いられる。この
バルーン法で細胞吸引生検を行う場合、振動子を覆って
いるバルーンを生検針で刺さないようにする必要があ
る。そのための具体策としては、特開昭61−6423
5号公報、特開昭62−249643号公報に提案され
ているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のようにして食道
や十二指腸などのように比較的内部空間の小さい部位で
超音波画像下の細胞吸引生検を行おうとする場合、バル
ーン法でしかも目的部位に対して最短距離で穿刺針を穿
刺させるには、穿刺針を起上させる必要がある。ところ
が、前記従来例に示された方法では穿刺針用穴、穿刺針
用のガイド孔が超音波伝達媒体を注入されたバルーンの
重みで曲がってしまい所要の位置まで穿刺針を誘導する
ことが困難であった。
【0005】また、バルーンは超音波プローブが十分に
固定されていないため穿刺針を起上させると、バルーン
が挿入部先端から離れてしまい振動子周辺に空気などが
介在してしまい、超音波画像を描出できなくなるおそれ
があった。また、体腔内ではバルーンが変形しやすく振
動子周囲に適正に位置することができず、穿刺針用穴、
穿刺針用のガイド孔を超音波走査面上に保持させること
が困難であった。
【0006】本発明は前記不具合を解決すべく提案され
るもので、バルーン法を用いた超音波画像下において細
胞吸引生検を行う際に、所要の位置まで穿刺針を誘導し
穿刺針を超音波走査面上に保持させることができる体腔
内超音波プローブを提供することを目的としたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、挿入部先端に挿入軸を含んだ面内を走査
できる超音波振動子と、この超音波振動子を包囲するよ
うに前記挿入部先端に着脱可能に装着されたバルーン
と、前記挿入部先端に形成されたバルーン用送水口と、
挿入部に形成され処置具挿通用シースを挿通させるチャ
ンネルとを有する体腔内超音波プローブにおいて、前記
バルーンが包囲する前記挿入部先端に前記チャンネルの
出口を形成し、前記バルーンに前記チャンネルの出口か
ら突出するシースをバルーン外に突出させる開口を形成
するとともに、この開口周辺を水密に形成したことを特
徴とする体腔内超音波プローブとした。
【0008】このように構成した本発明により、バルー
ンに形成されたシース突出用の開口から穿刺針をシース
からわずかに突出させた後、バルーン内に超音波伝達媒
体を注水する。すると、穿刺針が起上し超音波走査面上
に保持させることができる。この場合、穿刺針の起上角
度が適正でなければ、バルーン内の超音波伝達媒体量を
調整することにより任意の起上角度を設定する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、本発明
の実施の形態を説明していく。図1〜図6は第1の実施
の形態を説明したものである。このうち図1は、体腔内
超音波プローブを設けたコンベックス型超音波内視鏡
(以下、超音波内視鏡と略称する)の全体図である。超
音波内視鏡は、挿入部1、操作部2、接眼部3、ユニバ
ーサルコード4、内視鏡コネクタ5、超音波ケーブル6
を有する。挿入部1は、先端硬質部8、湾曲部9、可撓
部10を有し、この挿入部1から操作部2にかけての内
部に図示していないイメージガイド、ライトガイド、鉗
子チャンネルが延在されているとともに超音波ケーブル
6等も設けられている。
【0010】また、操作部2にはアングルノブ11、鉗
子挿入口12が設けられ、アングルノブ11の操作によ
って湾曲部9を湾曲させ先端硬質部8の向きを変えるよ
うになっている。鉗子挿入口12は、鉗子チャンネルを
経て先端硬質部8の出口に通じており、鉗子や穿刺針等
の処置具を先端硬質部8の出口から突出させることがで
きるようになっている。また、ライトガイドの入射端は
ユニバーサルコード4、内視鏡コネクタ5を介して図示
していない光源ユニットに接続されており体腔内を照明
する。そして、接眼部3は対物レンズ系、イメージガイ
ド、接眼レンズ系を介して像を肉眼観察する。
【0011】図2は、先端硬質部8の側断面図及び平面
図である。図示のように、先端硬質部8には超音波振動
子13が配設され、この超音波振動子13の手元側に鉗
子出口14a(チャンネルの出口)が開口され、さらに
バルーン用注水口15が設けられている。鉗子出口14
aに連続する鉗子チャンネル14の出口近傍に、穿刺針
等の処置具を突出させた際にバルーン内の超音波伝達媒
体が侵入してくるのを防止するゴム等のシール部材21
が設けられている。そして、これらは軸方向前後に形成
されたバルーン溝16,17を介して装着されるバルー
ン(図示されていない)に覆われるようになっている。
また、図2Bに示すように、バルーン溝17より手元側
にライトガイドレンズや対物レンズなどの内視鏡光学系
18、注水ノズル19、吸引口20が設けられている。
【0012】図3は鉗子チャンネル14に挿通する穿刺
針の側面図及び一部断面図である。図示のように穿刺針
は、外針22aとスタイレット22bから成る針22が
シース23内に挿通されている。シース23は把持部2
4に把持され、把持部24にはスライダー部25が連続
している。このスライダー部25は、第1のスライダー
部25aと第2のスライダー部25bを有しており、針
22は把持部24内でスライダー部25と連結されてい
る。そして、スライダー部25を挿脱すると針22が挿
脱量だけ進退するようになっている。
【0013】また、第2のスライダー部25bは針22
のスタイレット22bと連結されており、組織吸引を行
う場合は第2のスライダー部25bをスライダー部25
から引き抜くことによってスタイレット22bを引き抜
き、第1のスライダー部25aに取り付ける図示してい
ない吸引シリンジを介して組織吸引を行うようになって
いる。なお、26はシース23に形成されているバルー
ン取り付け用溝である。
【0014】図4は、バルーン27の側面図である。図
示のようにバルーン27には3つの開口部が形成されて
おり、第1の開口部27aは図2におけるバルーン溝1
6に係止され、第2の開口部27bはバルーン溝17に
係止され、第3の開口部27cは図3におけるシース2
3のバルーン溝26に係止され、それぞれ糸縛りによっ
て固定されるようになっている。なお、第3の開口部2
7cは処置具の突出口である。
【0015】次に、第1の実施の形態の作用について説
明する。超音波画像下で細胞吸引生検を行うには、先
ず、超音波内視鏡の先端硬質部にバルーン27を装着す
るが、この時、シース23先端を鉗子出口14aから突
出させバルーン27の第3の開口部27cをバルーン溝
26に装着する。その後、挿入部1を体腔内に挿入す
る。図5は、こうして先端硬質部及び鉗子出口14aか
ら突出させたシース23にバルーン27を装着し糸28
によって縛り固定した状態を示したものである。
【0016】次に、注水口15からバルーン27内に超
音波伝達媒体30を調整しながら注入して、図6に示す
ようにバルーン27を膨張させる。すると、シース23
は立ち上げられるようにその位置を変えられ、針22を
押し出す際所要方向に誘導できるようになる。そこで、
手元に引き込んでおかれたスライダー部25を押し込ん
で、シース23から針22を突き出し、腫瘍29等の目
的部位に穿刺する。
【0017】以上のごとく、第1の実施の形態によれ
ば、バルーン法を用い超音波画像下で細胞吸引生検を行
う場合、超音波伝達媒体を調整しながら注入して穿刺針
を適正角度に起上させ超音波走査面上に保持させること
ができる。この場合、バルーンは先端硬質部及びシース
先端に安定した固定がなされているので穿刺針を起上さ
せてもバルーンが外れてしまうようなことはないととも
に、穿刺針は先端硬質部及びバルーンの開口部によって
誘導されるようになっているので、バルーンの変形によ
って穿刺針が変動してしまうことはなくなる。また、穿
刺針の突出、起上角操作をする場合、超音波画像上で観
察しながら行える。
【0018】図7〜図9は、第1の実施の形態の変形例
を示したもので、図7は先端硬質部の側面図及び平面図
である。第1の実施の形態と対応する箇所には同一の符
号を付した(以下の実施の形態についても同様)。図示
のように、バルーン溝31が先端硬質部にその軸方向斜
めに形成されており、ここにバルーンが装着されると超
音波振動子13、鉗子出口14a、注水口15が覆われ
るようになっている。図8は、バルーン27の側面図で
あり、第1の開口部27cと第2の開口部27dとが形
成されており、第1の開口部27cからは穿刺針が突出
し、第2の開口部27dはバルーン溝31に装着される
ようになっている。他の構成については第1の実施の形
態と同様である。
【0019】次に、この変形例の作用について説明す
る。超音波画像下で細胞吸引生検を行うには、先ず、超
音波内視鏡の先端硬質部にバルーン27を装着するが、
この時、シース23先端を鉗子出口14aから突出させ
バルーン27の第1の開口部27cをバルーン溝に装着
する。その後、挿入部を体腔内に挿入する。図9は、こ
うして先端硬質部及び鉗子出口14aから突出させたシ
ース23にバルーン27を装着し糸28によって固定し
た状態を示したものである。
【0020】次に、注水口15からバルーン27内に超
音波伝達媒体を調整しながら注入して、バルーン27を
膨張させる。すると、シース23は立ち上げられて起上
角を変え、穿刺針を所要方向に誘導できるようになる。
そこで、手元に引き込んでおかれたスライダー部を押し
込んで、シース23から穿刺針を突き出し、腫瘍等の目
的部位に穿刺する。
【0021】以上のごとく、この変形例によれば、バル
ーン法を用い超音波画像下で細胞吸引生検を行う場合、
第1の実施の形態と同様に穿刺針を適正角度に起上させ
超音波走査面上に保持させることができる。しかも、バ
ルーンの開口部は少ないので、簡便に先端硬質部にバル
ーンを装着できる。
【0022】図10〜図13は、本発明の第2の実施の
形態を示したものである。この第2の実施の形態は、本
発明をメカニカルスキャン型超音波内視鏡に適用した例
である。メカニカルスキャン型超音波内視鏡は、挿入部
32、操作部2、副操作部33、接眼部3、ユニバーサ
ルコード34、内視鏡コネクタ35、超音波ケーブル3
6、超音波コネクタ37を有する。挿入部32は、先端
硬質部38、湾曲部9、可撓部10を有し、この挿入部
32、操作部2、副操作部33にかけての内部に図示し
ていないイメージガイド、回転シャフト、ライトガイ
ド、鉗子チャンネル等が延在されている。
【0023】図11は、先端硬質部38の側面図及び一
部切り欠き平面図である。先端硬質部38は、先端側の
振動子ユニット部39、手元側の硬質部本体40を有
し、振動子ユニット部39は先端キャップ41で覆われ
ている。また、硬質部本体40には外周方向にバルーン
溝42が形成され、このバルーン溝42より先端側に鉗
子出口43、注水口44が設けられ、バルーン溝42の
手元側に観察光学系45が設けられている。
【0024】また、振動子ユニット部39には超音波振
動子46、この超音波振動子46を支持するアーム4
7、挿入部32等を延在してきた回転シャフト48、こ
の回転シャフト48に連結された駆動ベベルギア49、
この駆動ベベルギア49に噛合された従動ベベルギア5
0、この従動ベベルギア50に連結された反射ミラー5
1が設けられている。なお、回転シャフト48の他端
は、副操作部33内の図示されていない回転モータとエ
ンコーダから成る回転駆動部に連結されている。従動ベ
ベルギア50は硬質部本体40から延在するアーム52
に回動自在に支持されている。図12は、バルーン53
の側面図及び一部切り欠き平面図である。このバルーン
53には、硬質部本体40のバルーン溝42に装着する
第1の開口部53aとシースに形成されているバルーン
溝に装着する第2の開口部53bが形成されている。
【0025】次に、第2の実施の形態の作用について説
明する。超音波画像下で細胞吸引生検を行うには、先
ず、メカニカルスキャン型超音波内視鏡の先端硬質部に
バルーン27を装着するが、この時、シース23先端を
鉗子出口43から突出させバルーン27の第1の開口部
53aをシース23先端のバルーン溝に装着する。その
後、挿入部32を体腔内に挿入する。図13(側面図、
平面図)は、こうして先端硬質部及び鉗子出口43から
突出させたシース23にバルーン27を装着し糸28に
よって固定した状態を示したものである。
【0026】次に、注水口44からバルーン27内に超
音波伝達媒体を調整しながら注入してバルーン27を膨
張させる。すると、シース23は立ち上げられて起上角
を変え、穿刺針を所要方向に誘導できるようになる。そ
こで、シース23から針を突き出し、腫瘍等の目的部位
に穿刺する。
【0027】ここで、メカニカルスキャン型超音波内視
鏡の動作原理について説明する。図11に示すように、
副操作部(図10)内の回転駆動部に連結されている回
転シャフト48が一定の速度で回転し出すと、駆動ベベ
ルギア49が回転する。すると従動ベベルギア50が従
動して回転し、反射ミラー51を一定速度で回転させ
る。一方、超音波振動子46は、超音波画像を形成する
のに必要な音線数(例えば反射ミラー51が1回転する
間に512本)の音波を出射する。すると、反射ミラー
51によって超音波振動子46から出射された音波は垂
直に反射する。したがって、反射ミラー51の回転によ
り回転軸に対して垂直な面の超音波断層像を映出するこ
とができる。
【0028】以上のごとく、第2の実施の形態によれ
ば、バルーン法を用いメカニカルスキャン型超音波内視
鏡を用いた超音波画像下で細胞吸引生検を行う場合、穿
刺針を適正角度に起上させ超音波走査面上に保持させる
ことができる。また、細胞吸引針の突出、起上角操作を
する場合、超音波画像上で観察しながら行える。なお、
本発明は以上の各実施の形態に限定されるものではな
く、観察光学系を有しないいわゆる超音波プローブにも
適用できることはいうまでもない。
【0029】図14〜図23は第3の実施の形態、第4
の実施の形態を示したもので、穿刺針を超音波走査面上
に保持させる起上台に関するものである。体外式の超音
波プローブを用い細胞吸引生検を行う場合、穿刺針を一
定角度に保つために鉗子台を超音波プローブの把持部等
に設ける方法がある。また、超音波プローブを用いた体
腔内における細胞吸引生検の場合に穿刺針を一定角度に
保つ方法として、例えば実開平7−3607号公報に提
案されているような方法がある。これは直腸又は経膣的
に使用される超音波プローブにおいて鉗子台を着脱自在
に設けたものであり、細胞吸引生検を行わない場合は鉗
子台を取り外し超音波プローブの操作性を向上させるよ
うにしたものである。
【0030】ところで、超音波ガイド下で細胞吸引生検
を行う場合、様々な部位の近傍に超音波プローブを挿入
するが、胃などの管腔が比較的広い臓器の周辺の細胞吸
引生検は、超音波プローブの挿入軸に平行に穿刺針を突
出することにより、穿刺針を壁に押し当てたときの反発
力を吸収することが望まれ穿刺針の起上角度を小さくす
る必要がある。一方、食道や十二腸などの管腔が比較的
狭い臓器の周辺の細胞吸引生検は、消化管から目的部位
までの経路を極力短縮するため穿刺針の起上角度を大き
くする必要がある。このため、鉗子出口に起上台を設け
るとともにワイヤ等で起上台の起上角を調整する方法が
行われている。
【0031】しかし、前記各方法のうち実開平7−36
07号公報に提案されている方法は全長にわたって硬質
な超音波プローブを用いる場合は効果的であるが、この
ような超音波プローブは消化管等の複雑に蛇行した管腔
内での使用では実施が困難である。また、ワイヤ等で起
上台の起上角を調整する方法は、消化管壁の筋層等が硬
い壁面に対して穿刺針を穿刺する場合、穿刺針は全長に
わたって硬質のパイプ材のものを用いる必要がある。し
かし、このような穿刺針を起上させる方法として手元で
ワイヤを介して操作することは、プローブ挿入部のワイ
ヤ受け等の摩擦のため効率よくワイヤの引張力が伝達さ
れず所望の起上角を実現できない他、起上角の微調整が
困難であった。
【0032】第3の実施の形態、第4の実施の形態は前
記問題点を解決すべく提案されるもので、鉗子出口に着
脱自在な鉗子台を設けるとともに、複数の起上台を用意
し目的部位に応じて鉗子台を選択使用し、複雑に蛇行し
た管腔内においても或いは筋層等が硬い壁面に対しても
穿刺針の起上角を実現できるようにしたものである。
【0033】先ず、図14〜図17は第3の実施の形態
を示したもので、このうち図14は先端硬質部の平面図
及び側断面図である。図示のように、先端硬質部の先端
側に超音波振動子54が設けられ、手元側にライトガイ
ドレンズ、対物レンズ等の内視鏡光学系55、注水ノズ
ル56が設けられている(図14A)。また、鉗子チャ
ンネル先端の鉗子出口57に連続して鉗子起上台受け部
58が形成されており、この鉗子起上台受け部58の底
部に鉗子起上台固定用ネジ穴59が形成されている(図
14B)。
【0034】図15は起上角度を異ならしめた各種の起
上台を示したもので、それぞれ側面図及び正面図であ
る。図15AからCにかけて順次起上角度が大きくなる
ように構成されている。図15Aについて説明すると、
本体60aの内側に鉗子を起上させるための鉗子受け部
61aが形成され、この鉗子受け部61aの一部に固定
用ネジ孔62aが形成されている。また、本体60aの
両側部に着脱用溝63aが形成されている。図15B、
図15Cについても同様であり、これらは図15Aとは
鉗子受け部の傾きが異なっているだけである。60aと
60b,60cは対応箇所であり、61aと61b,6
1cは対応箇所であり、62aと62b,62cは対応
箇所であり、63aと63b,63cは対応箇所であ
る。
【0035】次に、第3の実施の形態の作用について説
明する。起上台を先端硬質部に装着するには、図15に
示された起上台の中からいずれかを選択してピンセット
等でつまみ鉗子起上台受け部58に装着する。そして、
起上台の固定用ネジ孔62、鉗子起上台固定用ネジ穴5
9にネジを螺入して固定する。起上台を装着したところ
で、コンベックス型超音波内視鏡の挿入部64を体腔内
に挿入し先端が所要箇所に到達するようにし、鉗子チャ
ンネルを介して鉗子を挿入し鉗子出口から穿刺針64a
を突出させる。図16、図17は、それぞれ胃65、食
道66に挿入した状態を示している。
【0036】図16に示すように管腔が広い胃65の内
部から細胞吸引生検を行う場合は、穿刺針64aの起上
角度を小さくした方が体腔壁から受ける反作用による穿
刺針64aの座屈を少なくすることができるので、起上
台は起上角を小さくする本体のもの60aを用いる。一
方、比較的管腔の狭い食道、十二腸等の場合は、図17
に示すように穿刺針64aの起上角度を大きくしないと
体腔壁に対して垂直に穿刺針64aを刺せなくなり、穿
刺針64aが体腔壁で滑りやすくなるばかりか細胞吸引
生検の目的部位までの経路が長くなり被検者の苦痛を大
きくしてしまう。したがって、起上台は起上角を大きく
するように構成されたもの60cを用いる。なお、図1
6、図17における67は超音波走査範囲を、68は目
的部位である腫瘍を示している。
【0037】以上のごとく第3の実施の形態によれば、
複数の起上台から目的部位近傍の状況に応じて選択した
起上台を先端硬質部に装着して適正に穿刺針を起上させ
ることができ、硬い穿刺針であっても目的部位に適正に
穿刺をして超音波画像下細胞吸引生検を実施できる。な
お、第3の実施の形態はこの内容に限定されず、機械走
査式の超音波内視鏡や観察光学系を持たない超音波プロ
ーブにも適用できる。さらに、起上台の固定方法もネジ
によるものに限らず、プランジャー等を用いたはめ込み
方式をとってもよい。
【0038】図18〜図23は第4の実施の形態を示し
たもので、このうち図18は超音波診断装置の全体図で
ある。超音波診断装置は、超音波内視鏡69と超音波観
測装置70を有している。超音波内視鏡69は、先端硬
質部71、湾曲部72、可撓部73を有する挿入部74
と、手元側の操作部75、副操作部76、接眼部77さ
らに操作部75から図示していない光源装置に接続する
ユニバーサルコード78、副操作部76から超音波観測
装置70に接続する超音波コード79を有する。
【0039】また、先端硬質部71には必要に応じ着脱
自在なラテックス製のバルーン80が装着される。そし
て、操作部75内に設けられた図示していないバルーン
給排水機構によりバルーン80内に脱気水等が給排され
るようになっている。また、操作部75の挿入部側には
鉗子挿入口81が設けられており、図示していないチャ
ンネルを介して先端硬質部71まで通じている。そし
て、鉗子挿入口81から穿刺針82が挿通され、この穿
刺針82にはシリンジ83を連結できるようになってい
る。さらに、操作部75の手元側に湾曲部72を制御す
るためのアングルノブ89、吸引ボタン90、送気・送
水ボタン91が設けられている。
【0040】また、挿入部74にはガイドチューブ84
が内蔵されており、その中にフレキシブルシャフト85
が収納されるとともに潤滑油が充填されている。フレキ
シブルシャフト85の一端は副操作部76内に設けられ
たモータ86に連結され、このモータ86とエンコーダ
87は、タイミングベルト88で連結されている。
【0041】図19は先端硬質部の一部縦断面図であ
り、図20は斜視図である。図示のように超音波振動子
92が挿入軸に対して垂直に、かつ中心軸側に超音波送
受波面を向けて配設され、表面に音響レンズ93が付設
されている。超音波振動子92、音響レンズ93全体
は、ポリパラキシレン系の耐湿コーティングがCVD又
はスパッタリングによって施されている。さらに、超音
波振動子92に接続されたケーブル94は、挿入部74
を経て副操作部76内の図示していないアンプ回路に接
続されている。
【0042】また、先端硬質部には挿入軸を回転軸とす
るように軸受け95で支持され、フレキシブルシャフト
に連結された駆動シャフト96が設けられ、この駆動シ
ャフト96に駆動傘歯車97が連結され、駆動傘歯車9
7には従動傘歯車98が超音波振動子92に対向するよ
うに噛合されている。そして、駆動傘歯車97と従動傘
歯車98は、歯数比が1:1で軸角は90度で、両歯車
は最適な歯当たり位置に噛合調整されている。なお、駆
動傘歯車97と従動傘歯車98は自己潤滑性の高いポリ
アセタール等の樹脂材料で形成されている。
【0043】また、従動傘歯車98のピッチ円錐頂点側
には、超音波ミラー99が取り付けられており、この超
音波ミラー99は中心軸を従動傘歯車98の中心軸と一
致させた略円筒形状を呈し直径は超音波振動子92の開
口よりやや小さく形成されている。さらに、超音波ミラ
ー99は、回転軸に対して45度傾斜した平面又は曲面
の反射面を有し、回転軸は超音波振動子92の音軸と一
致するように設けられている。
【0044】また、先端硬質部の先端側は超音波を透過
する樹脂材料で形成されたキャップ100で覆われ、キ
ャップ100は先端部本体101に所要の間隔を保持し
ており、基部において液密に固定されている。さらに、
キャップ100は断面形状が略楕円形状であり、先端側
の短軸方向縦断面形状は超音波ミラー99の反射面と中
心を一致させた半円形状である。また、キャップ100
内には、超音波伝達媒体102が充填されている。
【0045】また、先端部本体101にはキャップ10
0内部と連絡する2本の媒体注入路103が形成され、
この媒体注入路103の手元側開口は着脱自在な栓10
4で液密に封止されている。なお、媒体注入路103の
他端は、それぞれキャップ100の手元側でかつキャッ
プ内壁に向かって開口している。また、先端硬質部の手
元側には照明光学系105、観察光学系106、送気送
水用ノズル107が設けられている。さらに、照明光学
系105、観察光学系106の近傍に、着脱可能な鉗子
起上台108が取り付けられている。
【0046】図21は、鉗子起上台108の取り付け状
態を示した斜視図である。図示のように鉗子起上台10
8は、取り付けネジ109によって先端部本体101に
後述する鉗子案内溝70の端部を鉗子口110を合わせ
て取り付けられる。108aは起上角度が小さい前方穿
刺用起上台であり、108bは起上角度が大きい斜方穿
刺用起上台である。これらは目的部位に応じて選択して
取り付けられる。つまり、鉗子起上台108には鉗子案
内溝112が形成されており、この鉗子案内溝112の
上向き方向が鉗子起上角度となる。また、鉗子起上台1
08の鉗子案内溝112は超音波走査面111上に位置
するように設けられる。そして、鉗子案内溝112から
突出する穿刺針82は、超音波により確認されながら所
要方向に突出していくようになっている。なお、鉗子案
内溝112は断面が略C型の円筒状溝に形成され、溝直
径は穿刺針82等の鉗子類の直径より僅かに大きく、切
り欠き幅は穿刺針82等の鉗子類の直径より小さく形成
されている。
【0047】次に、第3の実施の形態の作用について説
明する。超音波ガイド下で穿刺を行う場合、予め目的部
位に応じた最適な鉗子起上角を有する鉗子起上台108
を選択し取り付けネジ109を介して先端部本体101
に取り付ける。例えば、胃内から穿刺を行うのであれば
小さい起上角のもの、食道から穿刺を行うのであれば大
きい起上角のものを選択し取り付ける。次に、超音波内
視鏡69の挿入部74を体腔内に挿入し、一般の内視鏡
と同様に光学系による観察をしながらアングルノブ89
を操作して先端硬質部71を目的部位の近傍に位置させ
る。そして、超音波観察装置70を起動し超音波観察を
開始する。
【0048】超音波観察装置70を起動すると、副操作
部76内のモータ86が回転し、回転力がフレキシブル
シャフト85を介して先端硬質部71の駆動側傘歯車9
7に伝えられる。すると、駆動側傘歯車97に噛合する
従動側傘歯車98が回転し超音波ミラー99が回転す
る。同時に、超音波観察装置70が発生したパルスが超
音波コード79、挿入部内のケーブル94を介して超音
波振動子92に伝達され、超音波振動子92がパルス状
の超音波を発生する。超音波ビームは超音波振動子92
表面の音響レンズ93によって収束され、超音波ミラー
99で反射される。
【0049】反射された超音波ビームは、超音波ミラー
99の反射面曲率によって定められた距離に焦点を結
び、さらにその方向を90度変換されキャップ100外
に放射される。こうして、体腔内に放射された超音波ビ
ームは体腔内の組織によって反射や減衰を起こし、反射
波は再び超音波ミラー99で反射して超音波振動子92
によって感知される。反射波の信号はケーブル94で超
音波観察装置70に送られて信号処理され、超音波断層
像が合成される。
【0050】また、副操作部76内のエンコーダ87が
タイミングベルト88によってモータ86の位相を検知
し、超音波コード79で超音波観察装置70に送られて
超音波断層像の位相情報となる。以上のごとくして、先
端部本体101によって超音波ビームが遮られる範囲を
除いて、挿入軸方向に平行な平面の超音波断層像が得ら
れる。なお、必要に応じバルーンに超音波伝達媒体を注
水して膨張させ、体腔内の粘膜等と接触させ適正な超音
波断層像を得るようにする。
【0051】そして、超音波断層像上で細胞吸引生検し
たい部位を発見したら、操作部の鉗子挿入口81から穿
刺針82を挿入し先端硬質部71の鉗子起上台108を
介して突出させる。図22は、胃65内部から胃外の腫
瘍68に穿刺針82を刺しこんで細胞吸引生検している
状況を示している。この場合の鉗子起上台は起上角の小
さいものを用い、超音波内視鏡の略前方の超音波走査面
上に導かれる。そこで、超音波断層像上に描出される細
胞吸引針82と腫瘍68を超音波断層像上で観察しなが
ら、アングルノブ89の操作等によって穿刺針82の突
出方向を調整し穿刺を行う。穿刺針82を腫瘍68に刺
したら、シリンジ83を接続して細胞等を吸引し組織や
体液の採取を行う。場合によっては、腫瘍68に薬液の
注入を行うこともある。
【0052】図23は、食道66から食道外の腫瘍68
に穿刺針82を刺しこんで細胞吸引生検している状況を
示している。この場合の鉗子起上台は起上角の大きいも
のを用いている。これは食道は管腔が狭く、先端硬質部
71を食道外の腫瘍68に向けることは困難であるた
め、起上角を大きくした方が操作性が向上するととも
に、穿刺経路が短くなり安全性の向上を図れるためであ
る。なお、穿刺針82による一連の細胞吸引生検作業に
ついては、図22に示した場合と同様であるので説明を
省略する。
【0053】以上のごとく第4の実施の形態によれば、
複数の起上台から目的部位に応じて選択した起上台を装
着して適正に穿刺針を起上させることができ、硬い穿刺
針であっても適正に穿刺をして超音波画像下細胞吸引生
検を実施できる。さらに、超音波振動子の表面に音響レ
ンズを設けてあるので、超音波ミラーに入射する超音波
ビームを収束でき、超音波ミラーの直径を超音波振動子
の開口より小さく形成できるとともに、超音波ミラーを
駆動する傘歯車も小さく形成できひいては先端硬質部の
小型化を図れる。また、先端硬質部のキャップの断面形
状を略楕円とし、キャップの短径方向に光学系や鉗子起
上台を設けたので、先端硬質部を細径化でき挿入時の患
者の苦痛を軽減できる。
【0054】また、超音波伝達媒体の注入孔を2本形成
し、キャップ内における開口をキャップ内面側の挿入軸
を挟んだ相互に反対側に設けてあるので、一方の注入口
から空気を吸引しつつ他方の注入孔から超音波伝達媒体
を注入することが可能となりキャップ内に超音波伝達媒
体液を注入する作業を容易に行える。また、傘歯車を樹
脂製としたため、歯車による超音波ビームの反射は金属
製のものに比較して小さくなり、超音波画像上に表れる
不要な虚像を低減できる。
【0055】また、キャップと先端部本体との間に間隙
を設けてあるので、使用中に先端硬質部に外力が加わっ
てもキャップが弾性変形して外力を吸収し、内部の傘歯
車等の回転機構に力が加わって歯当たりが変わってしま
い回転が阻害されてしまうということを防止できる。ま
た、鉗子起上台に略C型の鉗子案内溝を形成してあるの
で、従来の底部からのみ押し上げる鉗子起上台に比較し
て鉗子を保持する機能を高められ、かつ比較的幅の狭い
鉗子起上台とすることができる。また、超音波振動子に
耐湿コーティングを施しているので、超音波伝達媒体に
よって超音波振動子が劣化するということを防止でき
る。
【0056】以上の実施の形態に記載された内容は以下
の発明として捉えることもできる。 1.挿入部先端に挿入軸を含んだ面内を走査できる超音
波振動子と、この超音波振動子を包囲するように前記挿
入部先端に着脱可能に装着されたバルーンと、前記挿入
部先端に形成されたバルーン用送水口と、挿入部に形成
され処置具挿通用シースを挿通させるチャンネルとを有
する体腔内超音波プローブにおいて、前記バルーンが包
囲する前記挿入部先端に前記チャンネルの出口を形成
し、前記バルーンに前記チャンネルの出口から突出する
シースをバルーン外に突出させる開口を形成するととも
に、この開口周辺を水密に形成したことを特徴とする体
腔内超音波プローブ。前記第1項によれば、バルーン法
を用い超音波画像下で細胞吸引生検を行う場合、超音波
伝達媒体を調整しながら注入して穿刺針を適正角度に起
上させ超音波走査面上に保持させることができる。この
場合、バルーンは先端硬質部及びシース先端に安定した
固定がなされているので穿刺針を起上させてもバルーン
が外れてしまうようなことはないとともに、穿刺針は先
端硬質部及びバルーンの開口部によって誘導されるよう
になっているので、バルーンの変形によって穿刺針が変
動してしまうことはなくなる。また、穿刺針の突出、起
上角操作をする場合、超音波画像上で観察しながら行え
るという効果を奏する。
【0057】2.前記バルーンの開口に、Oリング状の
弾性部材を形成したことを特徴とする第1項記載の体腔
内超音波プローブ。前記第2項によれば、先端硬質部に
バルーンを装着する場合はもちろん、前記シースにもバ
ルーンを装着し易いとともに、装着後の水密状態を実現
でき超音波伝達媒体の漏れ等を防止できるという効果を
奏する。
【0058】3.挿入部先端に挿入軸を含んだ面内を走
査できる超音波振動子と、挿入部に形成され前記超音波
振動子の走査面に開口軸を有し処置具挿通用シースを挿
通させるチャンネルを有する体腔内超音波プローブにお
いて、前記チャンネルの開口部に着脱可能な処置具用起
上台を設けたことを特徴とする体腔内超音波プローブ。
前記第3項によれば、複数の起上台から目的部位近傍の
状況に応じて選択した起上台を先端硬質部に装着して適
正に穿刺針を起上させることができ、硬い穿刺針であっ
ても目的部位に適正に穿刺して超音波画像下細胞吸引生
検を実施できるという効果を奏する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。バルーン法を用い超音波画像下で細
胞吸引生検を行う場合、超音波伝達媒体を調整しながら
注入して穿刺針を適正角度に起上させ超音波走査面上に
保持させることができる。この場合、バルーンは先端硬
質部及びシース先端に安定した固定がなされているので
穿刺針を起上させてもバルーンが外れてしまうようなこ
とはないとともに、穿刺針は先端硬質部及びバルーンの
開口部によって誘導されるようになっているので、バル
ーンの変形によって穿刺針が変動してしまうことはなく
なる。また、穿刺針の突出、起上角操作をする場合、超
音波画像上で観察しながら行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る体腔内超音波プローブ
を設けたコンベックス型内視鏡の全体図である。
【図2】体腔内超音波プローブの先端硬質部の側断面図
及び平面図である。
【図3】穿刺針の側面図及び一部断面図である。
【図4】バルーンの側面図である。
【図5】バルーンを装着した状態の断面図及び平面図で
ある。
【図6】バルーンを膨張させた状態の側断面図である。
【図7】第1の実施の形態の変形例に係る体腔内超音波
プローブの先端硬質部の側断面図及び平面図である。
【図8】バルーンの側面図である。
【図9】バルーンを装着した状態の断面図及び平面図で
ある。
【図10】第2の実施の形態に係る体腔内超音波プロー
ブを設けたメカニカルスキャン型内視鏡の全体図であ
る。
【図11】体腔内超音波プローブの先端硬質部の側面図
及び一部切り欠き平面図である。
【図12】バルーンの側面図である。
【図13】バルーンを装着した状態の断面図及び平面図
である。
【図14】第3の実施の形態に係る体腔内超音波プロー
ブの先端硬質部の平面図及び縦断面図である。
【図15】起上角度を異ならしめた各種の起上台の側面
図及び正面図である。
【図16】胃の内部から細胞吸引生検を行っている状態
を示した説明図である。
【図17】食道の内部から細胞吸引生検を行っている状
態を示した説明図である。
【図18】第4の実施の形態に係る超音波診断装置の全
体図である。
【図19】先端硬質部の一部縦断面図である。
【図20】同斜視図である。
【図21】鉗子起上台の取り付け状態を示した斜視図で
ある。
【図22】胃の内部から細胞吸引生検を行っている状態
を示した説明図である。
【図23】食道の内部から細胞吸引生検を行っている状
態を示した説明図である。
【符号の説明】
13 超音波振動子 14a 鉗子出口 15 バルーン用注水口 18 内視鏡光学系 19 注水ノズル 20 吸引口 27 バルーン 27c 第3の開口部 28 糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端に挿入軸を含んだ面内を走査
    できる超音波振動子と、この超音波振動子を包囲するよ
    うに前記挿入部先端に着脱可能に装着されたバルーン
    と、前記挿入部先端に形成されたバルーン用送水口と、
    挿入部に形成され処置具挿通用シースを挿通させるチャ
    ンネルとを有する体腔内超音波プローブにおいて、 前記バルーンが包囲する前記挿入部先端に前記チャンネ
    ルの出口を形成し、前記バルーンに前記チャンネルの出
    口から突出するシースをバルーン外に突出させる開口を
    形成するとともに、この開口周辺を水密に形成したこと
    を特徴とする体腔内超音波プローブ。
JP7271162A 1995-10-19 1995-10-19 体腔内超音波プローブ Withdrawn JPH09108224A (ja)

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