JPH06285068A - 超音波プローブ用バルーンシース - Google Patents
超音波プローブ用バルーンシースInfo
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- JPH06285068A JPH06285068A JP7573193A JP7573193A JPH06285068A JP H06285068 A JPH06285068 A JP H06285068A JP 7573193 A JP7573193 A JP 7573193A JP 7573193 A JP7573193 A JP 7573193A JP H06285068 A JPH06285068 A JP H06285068A
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- ultrasonic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バルーンを体腔内で固定したまま超音波プロ
ーブの交換使用ができ、また超音波プローブによる診断
後に処置具等の使用ができ、また気管内でも十分な超音
波診断を実施できる超音波プローブ用バルーンシースを
提供すること。 【構成】 軸方向両端が開口され、一方の端部近傍に窓
(2) が形成され、内部に所要の空間を保持しながらプロ
ーブを挿通させるシース(1) と、窓(2) を覆うようにシ
ース(1) に固着された弾性材から成る内バルーン(3)
と、内バルーン(3)に内部空間(5) を形成するように固
着された弾性材から成る外バルーン(4) と、内部空間
(5) に脱気水を送水する送水チューブ(6) とを設け、最
良の超音波画像が得られる位置にプローブを位置させ、
また気管内でも長時間の超音波診断を実施でき、またガ
イドカテーテルとしても使用できるようにしたもの。
ーブの交換使用ができ、また超音波プローブによる診断
後に処置具等の使用ができ、また気管内でも十分な超音
波診断を実施できる超音波プローブ用バルーンシースを
提供すること。 【構成】 軸方向両端が開口され、一方の端部近傍に窓
(2) が形成され、内部に所要の空間を保持しながらプロ
ーブを挿通させるシース(1) と、窓(2) を覆うようにシ
ース(1) に固着された弾性材から成る内バルーン(3)
と、内バルーン(3)に内部空間(5) を形成するように固
着された弾性材から成る外バルーン(4) と、内部空間
(5) に脱気水を送水する送水チューブ(6) とを設け、最
良の超音波画像が得られる位置にプローブを位置させ、
また気管内でも長時間の超音波診断を実施でき、またガ
イドカテーテルとしても使用できるようにしたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内に挿入して超音
波診断をする超音波プローブを、診断対象に音響的に結
合するための超音波プローブ用バルーンシースに関す
る。
波診断をする超音波プローブを、診断対象に音響的に結
合するための超音波プローブ用バルーンシースに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】体腔内の診断対象を超音波診断するに
は、体腔内に挿入した超音波プローブから超音波ビーム
を診断対象に照射し、エコー信号を得て超音波断層像を
描出して行う。この場合、診断対象に照射する超音波ビ
ームの減衰を防止するために、超音波伝達媒体を介して
超音波ビームの照射を行うようにしている。このため、
超音波プローブを超音波伝達媒体を介して診断対象に音
響的に結合するものがバルーンシースである。
は、体腔内に挿入した超音波プローブから超音波ビーム
を診断対象に照射し、エコー信号を得て超音波断層像を
描出して行う。この場合、診断対象に照射する超音波ビ
ームの減衰を防止するために、超音波伝達媒体を介して
超音波ビームの照射を行うようにしている。このため、
超音波プローブを超音波伝達媒体を介して診断対象に音
響的に結合するものがバルーンシースである。
【０００３】バルーンシースを含めた音響的結合具は、
これまでにも種々提案されきた。例えば、特開平２−１
８０２４７号公報には、弾性材から成る外被と内被とを
液密に接合して袋状体を形成し、内部空間に脱気水を充
填できるようにした音響的結合具を超音波プローブに被
せる構成が開示されている。なお、この場合、内部空間
に脱気水を充填するには送水チューブを介して行ってい
た。
これまでにも種々提案されきた。例えば、特開平２−１
８０２４７号公報には、弾性材から成る外被と内被とを
液密に接合して袋状体を形成し、内部空間に脱気水を充
填できるようにした音響的結合具を超音波プローブに被
せる構成が開示されている。なお、この場合、内部空間
に脱気水を充填するには送水チューブを介して行ってい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は超音波プローブの先端にバルーンを被せる構成で
あるので、超音波診断中にバルーンは体腔内のそのまま
の位置に設定しておき他の超音波プローブを置き換え使
用するということはできない。つまり、超音波診断中に
現在使用中の超音波プローブに代え、より詳細な超音波
診断をするための高周波数の超音波プローブを使用する
といった要望に応えることができないという不具合があ
った。
来例は超音波プローブの先端にバルーンを被せる構成で
あるので、超音波診断中にバルーンは体腔内のそのまま
の位置に設定しておき他の超音波プローブを置き換え使
用するということはできない。つまり、超音波診断中に
現在使用中の超音波プローブに代え、より詳細な超音波
診断をするための高周波数の超音波プローブを使用する
といった要望に応えることができないという不具合があ
った。
【０００５】また、上記従来例は、超音波プローブを気
管内で使用する場合にバルーンを膨らませると、気道が
閉塞されてしまい必要な時間にわたり超音波診断をする
ことができず短時間の情報しか得られなかった。したが
って、十分な超音波診断を実行できないという不具合が
あった。
管内で使用する場合にバルーンを膨らませると、気道が
閉塞されてしまい必要な時間にわたり超音波診断をする
ことができず短時間の情報しか得られなかった。したが
って、十分な超音波診断を実行できないという不具合が
あった。
【０００６】本発明は、上記不具合を解決すべく提案さ
れるもので、バルーンを体腔内で固定したまま超音波プ
ローブの交換使用ができ、また気管内でも十分な超音波
診断を実行できる超音波プローブ用バルーンシースを提
供することを目的としたものである。
れるもので、バルーンを体腔内で固定したまま超音波プ
ローブの交換使用ができ、また気管内でも十分な超音波
診断を実行できる超音波プローブ用バルーンシースを提
供することを目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、軸方向両端が開口され、一方の端部近傍に
窓部が形成され、内部に所要の空間を保持しながら超音
波プローブを挿通させるシースと、前記窓部を覆うよう
に前記シースに固着された弾性材から成る内バルーン
と、この内バルーンとの間に内部空間を形成するように
固着された弾性材から成る外バルーンと、前記内部空間
に脱気水を送水する送水チューブとを有する超音波プロ
ーブ用バルーンシースとしたものである。
成するため、軸方向両端が開口され、一方の端部近傍に
窓部が形成され、内部に所要の空間を保持しながら超音
波プローブを挿通させるシースと、前記窓部を覆うよう
に前記シースに固着された弾性材から成る内バルーン
と、この内バルーンとの間に内部空間を形成するように
固着された弾性材から成る外バルーンと、前記内部空間
に脱気水を送水する送水チューブとを有する超音波プロ
ーブ用バルーンシースとしたものである。
【０００８】
【作用】このように、シース内部に所要の空間を保持さ
せながら超音波プローブを位置させているので、気管内
でも十分な超音波診断を実行できる。またシース内で超
音波プローブが移動できるようになっているので、バル
ーンを体腔内で固定したまま超音波プローブの交換使用
ができ、さらに気管内でも時間をかけた超音波診断がで
きる。
せながら超音波プローブを位置させているので、気管内
でも十分な超音波診断を実行できる。またシース内で超
音波プローブが移動できるようになっているので、バル
ーンを体腔内で固定したまま超音波プローブの交換使用
ができ、さらに気管内でも時間をかけた超音波診断がで
きる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明していく。図１は、本発明の第１実施例を示したも
ので、シース先端部の断面図およびＸ−Ｘ断面図であ
る。図示のように、シース１の先端近傍に窓２が形成さ
れ、この窓２を覆うように内バルーン３がシース１に固
着されている。さらに内バルーン３の外側に、外バルー
ン４が固着されている。こうして、内バルーン３と外バ
ルーン４とで脱気水を充填可能な液密の内部空間５が形
成される。この内部空間５には、脱気水を供給する送水
チューブ６がその一端を内部空間５に開放するように接
続されている。また、シース１は超音波プローブ７を挿
入しても、超音波プローブ７の外周に所要の空間８が保
持されるように形成されている。なお、図中９は超音波
振動子である。
説明していく。図１は、本発明の第１実施例を示したも
ので、シース先端部の断面図およびＸ−Ｘ断面図であ
る。図示のように、シース１の先端近傍に窓２が形成さ
れ、この窓２を覆うように内バルーン３がシース１に固
着されている。さらに内バルーン３の外側に、外バルー
ン４が固着されている。こうして、内バルーン３と外バ
ルーン４とで脱気水を充填可能な液密の内部空間５が形
成される。この内部空間５には、脱気水を供給する送水
チューブ６がその一端を内部空間５に開放するように接
続されている。また、シース１は超音波プローブ７を挿
入しても、超音波プローブ７の外周に所要の空間８が保
持されるように形成されている。なお、図中９は超音波
振動子である。
【００１０】次に、このように構成されている第１実施
例の作用を説明する。先ず、シース１の術者手元側開放
端から超音波プローブ７を挿入し、超音波振動子９をシ
ース１の窓２位置に定置させる。その後、シリンジ（図
示されていない）又はポンプ（図示されていない）を介
して送水チューブ６からバルーン内に脱気水を送水し、
内部空間５を脱気水で充満させる。すると、内バルーン
３と外バルーン４とはそれぞれ外側に膨張する。この
時、超音波プローブ７の外周に形成される空間８が、シ
ース１の延在方向に形成される。
例の作用を説明する。先ず、シース１の術者手元側開放
端から超音波プローブ７を挿入し、超音波振動子９をシ
ース１の窓２位置に定置させる。その後、シリンジ（図
示されていない）又はポンプ（図示されていない）を介
して送水チューブ６からバルーン内に脱気水を送水し、
内部空間５を脱気水で充満させる。すると、内バルーン
３と外バルーン４とはそれぞれ外側に膨張する。この
時、超音波プローブ７の外周に形成される空間８が、シ
ース１の延在方向に形成される。
【００１１】こうして、内バルーン３が超音波プローブ
７に密着し、外バルーン４を診断対象に密着させること
により、超音波振動子９と診断対象が音響的に結合され
る。そこで超音波振動子９から超音波を照射すると、超
音波は内バルーン３、脱気水、外バルーン４を通過し診
断対象に到達する。この場合、モニタに描出された超音
波画像が目的の診断対象を描出していないと判断された
ら、超音波プローブ７をシース１内で軸方向に移動さ
せ、目的の診断対象を描出するように調整する。
７に密着し、外バルーン４を診断対象に密着させること
により、超音波振動子９と診断対象が音響的に結合され
る。そこで超音波振動子９から超音波を照射すると、超
音波は内バルーン３、脱気水、外バルーン４を通過し診
断対象に到達する。この場合、モニタに描出された超音
波画像が目的の診断対象を描出していないと判断された
ら、超音波プローブ７をシース１内で軸方向に移動さ
せ、目的の診断対象を描出するように調整する。
【００１２】超音波診断の終了の後、バルーンの収縮を
するには、送水チューブ６に接続してあるシリンジ又は
吸引ポンプを介し、バルーン内の脱気水を吸引すること
により行う。すると、内バルーン３と超音波プローブ７
との密着状態が解除され、シース１内から超音波プロー
ブ７を抜去することができるようになる。
するには、送水チューブ６に接続してあるシリンジ又は
吸引ポンプを介し、バルーン内の脱気水を吸引すること
により行う。すると、内バルーン３と超音波プローブ７
との密着状態が解除され、シース１内から超音波プロー
ブ７を抜去することができるようになる。
【００１３】以上のごとく、第１実施例によれば、シー
ス１内で超音波プローブ７のみを移動するとともに、バ
ルーン内の脱気水の量を調整することにより、超音波プ
ローブ７を体腔内の診断部位に適正に対向させ、さらに
超音波プローブ７と診断部位との距離を調整することが
できる。したがって、最良の超音波画像が得られる位置
に超音波プローブ７を位置させて、超音波診断を行うこ
とができる。この場合、バルーンを膨らませたままシー
ス１内に送気させることができるので、気管内に空気を
送ることができ長時間にわたる超音波診断も可能とな
る。また、バルーンシースは体腔内に定置させたまま
で、バルーンを収縮させて超音波プローブ７を抜去し、
バルーンシースをガイドカテーテルとして使用すること
ができる。
ス１内で超音波プローブ７のみを移動するとともに、バ
ルーン内の脱気水の量を調整することにより、超音波プ
ローブ７を体腔内の診断部位に適正に対向させ、さらに
超音波プローブ７と診断部位との距離を調整することが
できる。したがって、最良の超音波画像が得られる位置
に超音波プローブ７を位置させて、超音波診断を行うこ
とができる。この場合、バルーンを膨らませたままシー
ス１内に送気させることができるので、気管内に空気を
送ることができ長時間にわたる超音波診断も可能とな
る。また、バルーンシースは体腔内に定置させたまま
で、バルーンを収縮させて超音波プローブ７を抜去し、
バルーンシースをガイドカテーテルとして使用すること
ができる。
【００１４】図２は、本発明の第２実施例を示したもの
である。第１実施例と対応する箇所には同一符号を付し
た。本実施例では、第１実施例の構成に加え吸引チュー
ブ１０をバルーンの内部空間５に連通するように、送水
チューブ６と併設している。その他の構成については、
第１実施例と同様である。
である。第１実施例と対応する箇所には同一符号を付し
た。本実施例では、第１実施例の構成に加え吸引チュー
ブ１０をバルーンの内部空間５に連通するように、送水
チューブ６と併設している。その他の構成については、
第１実施例と同様である。
【００１５】次に、第２実施例の作用について説明する
と、シース１内への超音波プローブ７の挿入の後、バル
ーンの内部空間５に脱気水の送水は送水チューブ６を介
して行い、超音波診断の後、内部空間５から脱気水を吸
引するには吸引チューブ１０を介して行う。他の作用に
ついては、第１実施例と同様である。
と、シース１内への超音波プローブ７の挿入の後、バル
ーンの内部空間５に脱気水の送水は送水チューブ６を介
して行い、超音波診断の後、内部空間５から脱気水を吸
引するには吸引チューブ１０を介して行う。他の作用に
ついては、第１実施例と同様である。
【００１６】このように第２実施例では、内部空間５へ
の脱気水の送水と吸引を同時に行えるので、脱気水の送
水時に内部空間５に残っている空気を容易に除去でき
る。したがって、脱気水中に空気が残っていることによ
る送受信への障害を容易に除去でき、確実に良好な超音
波画像を得ることができるようになる。他の効果につい
ては、第１実施例と同様である。
の脱気水の送水と吸引を同時に行えるので、脱気水の送
水時に内部空間５に残っている空気を容易に除去でき
る。したがって、脱気水中に空気が残っていることによ
る送受信への障害を容易に除去でき、確実に良好な超音
波画像を得ることができるようになる。他の効果につい
ては、第１実施例と同様である。
【００１７】図３は、本発明の第３実施例を示したもの
である。本実施例では、シース１の外周方向に窓２を２
箇所形成している。なお、この窓２は３箇所以上であっ
てもよい。また、窓２を覆う内バルーン３は、窓２を挟
んだシース１先端側とシース１術者手元側でシース１に
固着され、さらに内バルーン３外側に外バルーン４が固
着されている。したがって、バルーンは図３Ｂに示すよ
うに、シース１を中心にして全周にわたり位置するよう
になる。その他の構成については、第１実施例と同様で
ある。
である。本実施例では、シース１の外周方向に窓２を２
箇所形成している。なお、この窓２は３箇所以上であっ
てもよい。また、窓２を覆う内バルーン３は、窓２を挟
んだシース１先端側とシース１術者手元側でシース１に
固着され、さらに内バルーン３外側に外バルーン４が固
着されている。したがって、バルーンは図３Ｂに示すよ
うに、シース１を中心にして全周にわたり位置するよう
になる。その他の構成については、第１実施例と同様で
ある。
【００１８】第３実施例は、このように窓２が２箇所に
わたり形成されているので、超音波プローブ７による診
断可能範囲が広くなるという効果がある。他の効果につ
いては、第１実施例と同様である。
わたり形成されているので、超音波プローブ７による診
断可能範囲が広くなるという効果がある。他の効果につ
いては、第１実施例と同様である。
【００１９】図４は、本発明の第４実施例を示したもの
である。本実施例は第３実施例の変形例であり、内バル
ーン３の厚みを外バルーン４の厚みより薄く形成してい
る。他の構成は第３実施例と同様である。
である。本実施例は第３実施例の変形例であり、内バル
ーン３の厚みを外バルーン４の厚みより薄く形成してい
る。他の構成は第３実施例と同様である。
【００２０】本実施例では、内バルーン３の厚みが外バ
ルーン４より薄く形成されているので、内部空間５に脱
気水を送水してバルーンを充満させた時、超音波プロー
ブ７と内バルーン３との密着性がよく、超音波プローブ
７の外周全域に内バルーン３をより確実に接触させるこ
とができる。しかも、超音波を診断対象に照射した時の
超音波の減衰を少なくすることができる。超音波プロー
ブ７による診断可能範囲が広くなるという効果について
は、第３実施例と同様である。他の効果については、第
１実施例と同様である。
ルーン４より薄く形成されているので、内部空間５に脱
気水を送水してバルーンを充満させた時、超音波プロー
ブ７と内バルーン３との密着性がよく、超音波プローブ
７の外周全域に内バルーン３をより確実に接触させるこ
とができる。しかも、超音波を診断対象に照射した時の
超音波の減衰を少なくすることができる。超音波プロー
ブ７による診断可能範囲が広くなるという効果について
は、第３実施例と同様である。他の効果については、第
１実施例と同様である。
【００２１】図５は、本発明の第５実施例を示したもの
である。本実施例では、シース１に第３実施例と同様に
２箇所の窓２を形成し、さらにそれぞれの窓２を覆うよ
うに内バルーン３および外バルーン４から成る独立した
バルーンを形成している。また、それぞれの内部空間５
には、独立した送水チューブ６を接続している。その他
の構成については、第３実施例と同様である。
である。本実施例では、シース１に第３実施例と同様に
２箇所の窓２を形成し、さらにそれぞれの窓２を覆うよ
うに内バルーン３および外バルーン４から成る独立した
バルーンを形成している。また、それぞれの内部空間５
には、独立した送水チューブ６を接続している。その他
の構成については、第３実施例と同様である。
【００２２】このように構成しているので、送水チュー
ブ６を介して２つのバルーンに脱気水の量を変えて送水
することができる。したがって、体腔内における超音波
プローブ７の挿入方向に対する直交方向の位置を任意に
変えることができ、図５Ｂに示すように定置させること
ができる。そこで、超音波プローブ７と体腔内診断部位
との距離を診断目的に応じた最適な位置に調節でき、所
望の超音波診断を実現できる。他の効果については第４
実施例と同様である。
ブ６を介して２つのバルーンに脱気水の量を変えて送水
することができる。したがって、体腔内における超音波
プローブ７の挿入方向に対する直交方向の位置を任意に
変えることができ、図５Ｂに示すように定置させること
ができる。そこで、超音波プローブ７と体腔内診断部位
との距離を診断目的に応じた最適な位置に調節でき、所
望の超音波診断を実現できる。他の効果については第４
実施例と同様である。
【００２３】図６は、第５実施例の変形例を示したもの
である。この実施例ではシース１に３箇所にわたり窓２
を形成し、それぞれの窓２を覆うように独立したバルー
ンを設けている。そして、独立した内部空間５に送水チ
ューブ６を接続し、別個に送水できるようにしてある。
他の構成については、第５実施例と同様である。
である。この実施例ではシース１に３箇所にわたり窓２
を形成し、それぞれの窓２を覆うように独立したバルー
ンを設けている。そして、独立した内部空間５に送水チ
ューブ６を接続し、別個に送水できるようにしてある。
他の構成については、第５実施例と同様である。
【００２４】このように構成しているので、第５実施例
に比較して体腔内における超音波プローブ７の挿入方向
に対する直交方向の位置を複数方向に変えることがで
き、図６に示すように定置させることができる。そこ
で、超音波プローブ７と体腔内診断部位との距離を診断
目的に応じた最適な位置に微妙な調節ができる。他の効
果については第５実施例と同様である。
に比較して体腔内における超音波プローブ７の挿入方向
に対する直交方向の位置を複数方向に変えることがで
き、図６に示すように定置させることができる。そこ
で、超音波プローブ７と体腔内診断部位との距離を診断
目的に応じた最適な位置に微妙な調節ができる。他の効
果については第５実施例と同様である。
【００２５】図７は、本発明の第６実施例を示したもの
である。本実施例は、バルーンの内部空間５に接続され
ている送水チューブ６の端部構成を示したものである。
図示のように、送水チューブ６の内部空間５内に位置す
る端部に、空気抜き用の吸引口を形成している。図７Ａ
では、送水チューブ６の外周方向に窓状吸引口１１を間
欠的に形成している。また図７Ｂでは、Ｕ状切り欠き１
２を送水チューブ６の外周方向に規則的に形成してい
る。その他の構成については、第１実施例と同様であ
る。
である。本実施例は、バルーンの内部空間５に接続され
ている送水チューブ６の端部構成を示したものである。
図示のように、送水チューブ６の内部空間５内に位置す
る端部に、空気抜き用の吸引口を形成している。図７Ａ
では、送水チューブ６の外周方向に窓状吸引口１１を間
欠的に形成している。また図７Ｂでは、Ｕ状切り欠き１
２を送水チューブ６の外周方向に規則的に形成してい
る。その他の構成については、第１実施例と同様であ
る。
【００２６】このように構成しているので、送水チュー
ブ６を介して脱気水を吸引する際に内部空間５内の空気
を効率よく抜くことができる。他の効果については、第
１実施例と同様である。
ブ６を介して脱気水を吸引する際に内部空間５内の空気
を効率よく抜くことができる。他の効果については、第
１実施例と同様である。
【００２７】図８は、本発明のバルーンシースに挿通す
る超音波プローブを示したものである。超音波プローブ
のシース１３の先端には、封止部材１４が嵌合されてい
る。この封止部材１４は、シース１３の外周から糸巻し
た上で接着固定されるとともに、シース１３の内径側で
も接着固定されている。また、封止部材１４には後述す
るガイドワイヤ挿通部材嵌合用の凹部１５が形成されて
いる。１６はガイドワイヤ挿通部材であり、ガイドワイ
ヤ挿通孔１７が側面から先端にかけて穿孔されている。
また、ガイドワイヤ挿通部材１６には、前記凹部１５に
嵌合されるように形成された接続部１８が設けられてい
る。そして、ガイドワイヤ挿通部材１６は樹脂等の弾性
材から形成され、封止部材１４の凹部１５に接続部１８
を嵌合するには、接続部１８の弾性を利用するとともに
表面の凹凸、さらに凹部１５内面の凹凸を介して凹部１
５に押し込むことにより行うようになっている。
る超音波プローブを示したものである。超音波プローブ
のシース１３の先端には、封止部材１４が嵌合されてい
る。この封止部材１４は、シース１３の外周から糸巻し
た上で接着固定されるとともに、シース１３の内径側で
も接着固定されている。また、封止部材１４には後述す
るガイドワイヤ挿通部材嵌合用の凹部１５が形成されて
いる。１６はガイドワイヤ挿通部材であり、ガイドワイ
ヤ挿通孔１７が側面から先端にかけて穿孔されている。
また、ガイドワイヤ挿通部材１６には、前記凹部１５に
嵌合されるように形成された接続部１８が設けられてい
る。そして、ガイドワイヤ挿通部材１６は樹脂等の弾性
材から形成され、封止部材１４の凹部１５に接続部１８
を嵌合するには、接続部１８の弾性を利用するとともに
表面の凹凸、さらに凹部１５内面の凹凸を介して凹部１
５に押し込むことにより行うようになっている。
【００２８】このように構成されているので、ガイドワ
イヤを使用する際にはガイドワイヤ挿通部材１６をプロ
ーブシース１３先端に押し込むだけで簡単に接続でき、
ガイドワイヤを必要としない時はガイドワイヤ挿通部材
１６を取り外すことにより、超音波プローブの先端硬質
長を短くできる。したがって、体腔内への挿入性の向上
を図ることができる。
イヤを使用する際にはガイドワイヤ挿通部材１６をプロ
ーブシース１３先端に押し込むだけで簡単に接続でき、
ガイドワイヤを必要としない時はガイドワイヤ挿通部材
１６を取り外すことにより、超音波プローブの先端硬質
長を短くできる。したがって、体腔内への挿入性の向上
を図ることができる。
【００２９】図９は、図８に示した超音波プローブの変
形例を示したものである。図９Ａ〜Ｃに図示されている
ものは、それぞれシース先端の封止部材に接続する部材
を示したものである。このうち図９Ａは、半球状の先端
部１９を有する部材である。また図９Ｂは、ガイドワイ
ヤ部２０を有する部材である。また図９Ｃは弾性部材か
ら成る狭窄部２１を有する部材で、体腔内の狭窄部を拡
張する場合に使用するものである。
形例を示したものである。図９Ａ〜Ｃに図示されている
ものは、それぞれシース先端の封止部材に接続する部材
を示したものである。このうち図９Ａは、半球状の先端
部１９を有する部材である。また図９Ｂは、ガイドワイ
ヤ部２０を有する部材である。また図９Ｃは弾性部材か
ら成る狭窄部２１を有する部材で、体腔内の狭窄部を拡
張する場合に使用するものである。
【００３０】このように構成しているので、超音波プロ
ーブを体腔内の診断部位にまで挿入する場合、超音波プ
ローブ本体を交換することなく目的に応じた先端部材を
接続することにより、最適な挿入性が確保できる超音波
プローブ先端部とすることができる。
ーブを体腔内の診断部位にまで挿入する場合、超音波プ
ローブ本体を交換することなく目的に応じた先端部材を
接続することにより、最適な挿入性が確保できる超音波
プローブ先端部とすることができる。
【００３１】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によればシース内
で超音波プローブのみを移動するとともに、バルーン内
の脱気水の量を調整することにより、超音波プローブを
体腔内の診断部位に適正に対向させ、さらに超音波プロ
ーブと診断部位との距離を調整することができる。した
がって、最良の超音波画像が得られる位置に超音波プロ
ーブを位置させて、超音波診断を行うことができる。ま
た、バルーン内に脱気水を送水した状態でも、超音波プ
ローブ外周に空間を確保できるので、超音波プローブを
気管内に挿入しても気道を確保でき長時間にわたる超音
波診断が可能となる。また、バルーンシースは体腔内の
定置させたままで超音波プローブを抜去し、バルーンシ
ースを他の内視鏡、処置具等を挿通させるガイドカテー
テルとして使用することができるので、効率的な処置等
を実施できる。
で超音波プローブのみを移動するとともに、バルーン内
の脱気水の量を調整することにより、超音波プローブを
体腔内の診断部位に適正に対向させ、さらに超音波プロ
ーブと診断部位との距離を調整することができる。した
がって、最良の超音波画像が得られる位置に超音波プロ
ーブを位置させて、超音波診断を行うことができる。ま
た、バルーン内に脱気水を送水した状態でも、超音波プ
ローブ外周に空間を確保できるので、超音波プローブを
気管内に挿入しても気道を確保でき長時間にわたる超音
波診断が可能となる。また、バルーンシースは体腔内の
定置させたままで超音波プローブを抜去し、バルーンシ
ースを他の内視鏡、処置具等を挿通させるガイドカテー
テルとして使用することができるので、効率的な処置等
を実施できる。
【図１】本発明のバルーンシースの第１実施例の断面
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
【図２】本発明のバルーンシースの第２実施例の断面
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
【図３】本発明のバルーンシースの第３実施例の断面
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
【図４】本発明のバルーンシースの第４実施例の断面
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
【図５】本発明のバルーンシースの第５実施例の断面
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
図、およびＸ−Ｘ断面図である。
【図６】第５実施例の変形例を示した断面図である。
【図７】本発明の第６実施例を示したもので、送水チュ
ーブの端部の構成を示した斜視図である。
ーブの端部の構成を示した斜視図である。
【図８】超音波プローブの先端構成を示した断面図であ
る。
る。
【図９】超音波プローブ先端部の実施例を示した側面図
である。
である。
１ シース ２ 窓 ３ 内バルーン ４ 外バルーン ５ 内部空間 ６ 送水チューブ ７ 超音波プローブ ８ 空間 ９ 超音波振動子
Claims (1)
- 【請求項１】 軸方向両端が開口され、一方の端部近傍
に窓部が形成され、内部に所要の空間を保持しながら超
音波プローブを挿通させるシースと、前記窓部を覆うよ
うに前記シースに固着された弾性材から成る内バルーン
と、この内バルーンとの間に内部空間を形成するように
固着された弾性材から成る外バルーンと、前記内部空間
に脱気水を送水する送水チューブとを有することを特徴
とする超音波プローブ用バルーンシース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7573193A JPH06285068A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 超音波プローブ用バルーンシース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7573193A JPH06285068A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 超音波プローブ用バルーンシース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06285068A true JPH06285068A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13584713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7573193A Withdrawn JPH06285068A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 超音波プローブ用バルーンシース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06285068A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08243104A (ja) * | 1995-03-09 | 1996-09-24 | Olympus Optical Co Ltd | 体腔内超音波診断装置 |
| JP2007054333A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Pentax Corp | Ｏｃｔプローブ、及び、ｏｃｔシステム |
| JP2007075403A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Pentax Corp | Ｏｃｔ観察器具、固定器具、及び、ｏｃｔシステム |
| JP2007075402A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Pentax Corp | Ｏｃｔ観察器具、及び、ｏｃｔシステム |
| US7780599B2 (en) * | 1999-03-10 | 2010-08-24 | Cordatec Nv | Transmission device for ultrasonic imaging system |
| JP4577470B2 (ja) * | 2001-02-06 | 2010-11-10 | 富士フイルム株式会社 | 超音波検査装置 |
| US8936554B2 (en) | 1999-03-10 | 2015-01-20 | Stroke2Prevent B.V. | Method and system for ultrasonic imaging of an organ in a patient's body through a part of the patient's respiratory tract |
| CN106344065A (zh) * | 2015-07-23 | 2017-01-25 | 北京先通康桥医药科技有限公司 | 一种触诊探头保护套 |
-
1993
- 1993-04-01 JP JP7573193A patent/JPH06285068A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08243104A (ja) * | 1995-03-09 | 1996-09-24 | Olympus Optical Co Ltd | 体腔内超音波診断装置 |
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| JP2007054333A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Pentax Corp | Ｏｃｔプローブ、及び、ｏｃｔシステム |
| JP2007075403A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Pentax Corp | Ｏｃｔ観察器具、固定器具、及び、ｏｃｔシステム |
| JP2007075402A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Pentax Corp | Ｏｃｔ観察器具、及び、ｏｃｔシステム |
| JP4708936B2 (ja) * | 2005-09-15 | 2011-06-22 | Ｈｏｙａ株式会社 | Ｏｃｔ観察器具、及び、ｏｃｔシステム |
| JP4708937B2 (ja) * | 2005-09-15 | 2011-06-22 | Ｈｏｙａ株式会社 | Ｏｃｔ観察器具、固定器具、及び、ｏｃｔシステム |
| CN106344065A (zh) * | 2015-07-23 | 2017-01-25 | 北京先通康桥医药科技有限公司 | 一种触诊探头保护套 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |