JPH10277037A - バルーン着脱式超音波プローブ - Google Patents
バルーン着脱式超音波プローブInfo
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- JPH10277037A JPH10277037A JP8684897A JP8684897A JPH10277037A JP H10277037 A JPH10277037 A JP H10277037A JP 8684897 A JP8684897 A JP 8684897A JP 8684897 A JP8684897 A JP 8684897A JP H10277037 A JPH10277037 A JP H10277037A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外形寸法の細径化を図って適用範囲を広げる一
方、廃棄する部材を最小限にとどめてランニングコスト
の低減を図ると共に、バルーン内への超音波伝達媒体の
過剰供給によるバルーン破裂を防止し、操作性及び観察
性能を向上させた超音波プローブを提供すること。 【解決手段】バルーン41と半球状チップ42とを一体
にした筒状のバルーン部4の雌ねじ部42cにプローブ
先端部22の雄ねじ部24を螺合固定すると共に第2の
Oリング部41bを固定用溝部25に係入することによ
って、プローブ先端部22にバルーン部4を装着してバ
ルーン着脱式超音波プローブが構成される。バルーン4
1に形成した第2のOリング部41bを、プローブ先端
部22の固定用溝部25に係入させることにより、第2
のOリング部41の締め付け力によって、バルーン41
がプローブ先端部22に配置される。
方、廃棄する部材を最小限にとどめてランニングコスト
の低減を図ると共に、バルーン内への超音波伝達媒体の
過剰供給によるバルーン破裂を防止し、操作性及び観察
性能を向上させた超音波プローブを提供すること。 【解決手段】バルーン41と半球状チップ42とを一体
にした筒状のバルーン部4の雌ねじ部42cにプローブ
先端部22の雄ねじ部24を螺合固定すると共に第2の
Oリング部41bを固定用溝部25に係入することによ
って、プローブ先端部22にバルーン部4を装着してバ
ルーン着脱式超音波プローブが構成される。バルーン4
1に形成した第2のOリング部41bを、プローブ先端
部22の固定用溝部25に係入させることにより、第2
のOリング部41の締め付け力によって、バルーン41
がプローブ先端部22に配置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動子部と被検査
部位との間に超音波伝達媒体を介在させるバルーンがシ
ース部に対して着脱自在な超音波診断用の超音波プロー
ブに関する。
部位との間に超音波伝達媒体を介在させるバルーンがシ
ース部に対して着脱自在な超音波診断用の超音波プロー
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内の深部を超音波診断するた
め、先端に超音波振動子を設けた挿入部を経内視鏡的若
しくは経皮的に体腔内に挿入し、観測用超音波をラジア
ル走査あるいはリニア走査することによって超音波画像
を得る超音波プローブなどの超音波観測装置が広く利用
されている。
め、先端に超音波振動子を設けた挿入部を経内視鏡的若
しくは経皮的に体腔内に挿入し、観測用超音波をラジア
ル走査あるいはリニア走査することによって超音波画像
を得る超音波プローブなどの超音波観測装置が広く利用
されている。
【0003】前記超音波プローブでは、一般的に観測用
超音波の周波数が5MHz以上であり、超音波プローブ
と観察部位との間に空気が存在すると観測用超音波は減
衰して観察部位まで到達することができず、超音波画像
を得ることができなくなる。そこで、良好な超音波観察
を行うためには超音波プローブと観察部位との間に超音
波伝達媒体(水など)を介在させることが必要になる。
超音波の周波数が5MHz以上であり、超音波プローブ
と観察部位との間に空気が存在すると観測用超音波は減
衰して観察部位まで到達することができず、超音波画像
を得ることができなくなる。そこで、良好な超音波観察
を行うためには超音波プローブと観察部位との間に超音
波伝達媒体(水など)を介在させることが必要になる。
【0004】超音波プローブと観察部位との間に超音波
伝達媒体を介在させる手法としては、観察部位に水を注
水して観察部位とプローブに設けた振動子部分とを水没
させる方法(一般に充満法と呼ばれる)と、超音波プロ
ーブにバルーンを装着し、バルーン内に水を注入して観
察部位にバルーンを密着させる方法(一般にバルーン密
着法と呼ばれる)の大きく2通りがある。
伝達媒体を介在させる手法としては、観察部位に水を注
水して観察部位とプローブに設けた振動子部分とを水没
させる方法(一般に充満法と呼ばれる)と、超音波プロ
ーブにバルーンを装着し、バルーン内に水を注入して観
察部位にバルーンを密着させる方法(一般にバルーン密
着法と呼ばれる)の大きく2通りがある。
【0005】前記超音波プローブでバルーン密着法を行
うためにはバルーンシースを用いる。このバルーンシー
スは、シース部分とバルーン部分とから構成されてお
り、前記シース部とバルーン部との接続部分の外径寸法
を極力小さく抑えるため、接着によって固定していた。
そして、このバルーンシースでは前記シース部の手元側
に設けた送液装置を用いてバルーン部内に超音波伝達媒
体を注入して膨張させた上、超音波振動子を備えた超音
波プローブをシース部の内部に挿通させて超音波観察を
行う構成であった。
うためにはバルーンシースを用いる。このバルーンシー
スは、シース部分とバルーン部分とから構成されてお
り、前記シース部とバルーン部との接続部分の外径寸法
を極力小さく抑えるため、接着によって固定していた。
そして、このバルーンシースでは前記シース部の手元側
に設けた送液装置を用いてバルーン部内に超音波伝達媒
体を注入して膨張させた上、超音波振動子を備えた超音
波プローブをシース部の内部に挿通させて超音波観察を
行う構成であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た超音波観察を行う構成では超音波プローブをバルーン
シース内に挿通させた組合せで超音波画像を得ていたの
で、外径寸法が太径になることにより、適用可能な内視
鏡の種類や観察可能な被検査部位が限定されてしまうと
いう不都合があった。
た超音波観察を行う構成では超音波プローブをバルーン
シース内に挿通させた組合せで超音波画像を得ていたの
で、外径寸法が太径になることにより、適用可能な内視
鏡の種類や観察可能な被検査部位が限定されてしまうと
いう不都合があった。
【0007】また、バルーンシースは1症例毎に廃棄さ
れるものであり、検査終了後に接着固定されている前記
シース部及びバルーン部の両方を廃棄していたのでバル
ーンシースの費用がかさむという問題があった。
れるものであり、検査終了後に接着固定されている前記
シース部及びバルーン部の両方を廃棄していたのでバル
ーンシースの費用がかさむという問題があった。
【0008】さらに、術者が送液装置によって超音波伝
達媒体をバルーン内に送り込むとき、誤ってバルーン内
に超音波伝達媒体を送り込みすぎると、バルーンが過剰
に膨張して破裂するおそれがあった。
達媒体をバルーン内に送り込むとき、誤ってバルーン内
に超音波伝達媒体を送り込みすぎると、バルーンが過剰
に膨張して破裂するおそれがあった。
【0009】又、バルーン部内に超音波伝達媒体を送り
込む際、シース手元側に設けた送液装置からシース部の
先端部に設けたバルーン部内に超音波伝達媒体を注入し
ていたため、シース部内及びバルーン部内に充満してい
た空気の逃げ場がなくなって、バルーン内に気泡が残る
ことによって超音波画像に悪影響が及ぶおそれがあっ
た。
込む際、シース手元側に設けた送液装置からシース部の
先端部に設けたバルーン部内に超音波伝達媒体を注入し
ていたため、シース部内及びバルーン部内に充満してい
た空気の逃げ場がなくなって、バルーン内に気泡が残る
ことによって超音波画像に悪影響が及ぶおそれがあっ
た。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、外形寸法の細径化を図って適用範囲を広げる一
方、廃棄する部材を最小限にとどめてランニングコスト
の低減を図ると共に、バルーン内への超音波伝達媒体の
過剰供給によるバルーン破裂を防止し、操作性及び観察
性能を向上させた超音波プローブを提供することを目的
にしている。
あり、外形寸法の細径化を図って適用範囲を広げる一
方、廃棄する部材を最小限にとどめてランニングコスト
の低減を図ると共に、バルーン内への超音波伝達媒体の
過剰供給によるバルーン破裂を防止し、操作性及び観察
性能を向上させた超音波プローブを提供することを目的
にしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のバルーン着脱式
超音波プローブは、バルーンの一端部にOリング部を有
し、このバルーンの他端部に半球状チップを配設して形
成される筒状のバルーン部と、前記バルーン部への超音
波伝達媒体供給路を兼ね、前記Oリング部が着脱自在な
固定用溝部及び過膨張防止凹部を先端部に形成したシー
ス部とを具備している。
超音波プローブは、バルーンの一端部にOリング部を有
し、このバルーンの他端部に半球状チップを配設して形
成される筒状のバルーン部と、前記バルーン部への超音
波伝達媒体供給路を兼ね、前記Oリング部が着脱自在な
固定用溝部及び過膨張防止凹部を先端部に形成したシー
ス部とを具備している。
【0012】この構成によれば、まず、バルーン部を構
成するバルーンの一端部に設けたOリング部がシース部
の先端部に設けた固定用溝部に着脱自在である。また、
バルーン部に供給した超音波伝達媒体によってバルーン
が膨張する。そして、バルーンが過膨張するとOリング
部が固定用溝部から外れて、バルーン内の超音波伝達媒
体が過膨張防止凹部から排出される。
成するバルーンの一端部に設けたOリング部がシース部
の先端部に設けた固定用溝部に着脱自在である。また、
バルーン部に供給した超音波伝達媒体によってバルーン
が膨張する。そして、バルーンが過膨張するとOリング
部が固定用溝部から外れて、バルーン内の超音波伝達媒
体が過膨張防止凹部から排出される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0014】図1ないし図9は本発明の第1実施形態に
係り、図1は超音波プローブの概略構成を示す説明図、
図2はコネクタ部の先端側の構成を説明する断面図、図
3はバルーン部が装着された状態のプローブ先端部の構
成を示す説明図、図4はプローブ先端部の斜視図及び先
端部内に配置されているトランスデューサーと開口部と
の位置関係を説明する図、図5はプローブ部の構成を示
す説明図、図6はバルーン装着具を示す斜視図、図7は
バルーン装着具をバルーン部に配設した状態を示す図、
図8はバルーン部が配設されているバルーン装着具に超
音波プローブを挿通した状態を示す図、図9はバルーン
の範囲内最大膨張状態と、バルーンが範囲内最大膨張状
態よりさらに膨張した状態とを示す説明図である。
係り、図1は超音波プローブの概略構成を示す説明図、
図2はコネクタ部の先端側の構成を説明する断面図、図
3はバルーン部が装着された状態のプローブ先端部の構
成を示す説明図、図4はプローブ先端部の斜視図及び先
端部内に配置されているトランスデューサーと開口部と
の位置関係を説明する図、図5はプローブ部の構成を示
す説明図、図6はバルーン装着具を示す斜視図、図7は
バルーン装着具をバルーン部に配設した状態を示す図、
図8はバルーン部が配設されているバルーン装着具に超
音波プローブを挿通した状態を示す図、図9はバルーン
の範囲内最大膨張状態と、バルーンが範囲内最大膨張状
態よりさらに膨張した状態とを示す説明図である。
【0015】図1に示すように本実施形態の超音波プロ
ーブ1は、挿入部2とコネクタ部3とで主に構成されて
いる。前記挿入部2は、可撓性を有する細長なシース部
21と例えばテフロン樹脂などで薄肉に形成したバルー
ン41を備えたバルーン部4が設けられるシース部21
の先端部であるプローブ先端部22とで形成され、前記
プローブ先端部22の内部には観察用超音波を放射する
振動子部となるトランスデューサー(後述する)が配設
されている。
ーブ1は、挿入部2とコネクタ部3とで主に構成されて
いる。前記挿入部2は、可撓性を有する細長なシース部
21と例えばテフロン樹脂などで薄肉に形成したバルー
ン41を備えたバルーン部4が設けられるシース部21
の先端部であるプローブ先端部22とで形成され、前記
プローブ先端部22の内部には観察用超音波を放射する
振動子部となるトランスデューサー(後述する)が配設
されている。
【0016】前記コネクタ部3の側部には前記バルーン
41内部に超音波伝達媒体を供給するための注入ポート
31が設けられている。すなわち、本実施形態の超音波
プローブ1は、プローブ先端部22にバルーン部4を設
けたバルーン付き超音波プローブである。
41内部に超音波伝達媒体を供給するための注入ポート
31が設けられている。すなわち、本実施形態の超音波
プローブ1は、プローブ先端部22にバルーン部4を設
けたバルーン付き超音波プローブである。
【0017】図2に示すように前記コネクタ部3は、先
端側を細径に形成し手元側を太径に形成した前カバー部
32と、略管状のコネクタ本体部33とで主に構成され
ており、前記前カバー32の細径な先端側部には不要輻
射ノイズの外部への放射を防止するため、不要輻射ノイ
ズ低減部材としてパイプ状のフェライトコア34が配設
されている。符号35は前記トランスデューサーを回転
させる回転駆動力を伝達するためのフレキシブルシャフ
トであり、シース部21内を挿通してプローブ先端部2
2まで延出している。
端側を細径に形成し手元側を太径に形成した前カバー部
32と、略管状のコネクタ本体部33とで主に構成され
ており、前記前カバー32の細径な先端側部には不要輻
射ノイズの外部への放射を防止するため、不要輻射ノイ
ズ低減部材としてパイプ状のフェライトコア34が配設
されている。符号35は前記トランスデューサーを回転
させる回転駆動力を伝達するためのフレキシブルシャフ
トであり、シース部21内を挿通してプローブ先端部2
2まで延出している。
【0018】図3に示すように前記フレキシブルシャフ
ト35の先端には観察用超音波を放射するトランスデュ
ーサー5が所定の位置に配置されるハウジング51が一
体的に固設されており、前記フレキシブルシャフト35
が回転することによって、このトランスデューサー5か
ら外側方向に向かって放射される観察用超音波が前記挿
入部2の挿入方向に対して直交する方向を回転走査する
ようになっている。
ト35の先端には観察用超音波を放射するトランスデュ
ーサー5が所定の位置に配置されるハウジング51が一
体的に固設されており、前記フレキシブルシャフト35
が回転することによって、このトランスデューサー5か
ら外側方向に向かって放射される観察用超音波が前記挿
入部2の挿入方向に対して直交する方向を回転走査する
ようになっている。
【0019】前記トランスデューサー5を配置したプロ
ーブ先端部22にはこのトランスデューサー5から放射
される観察用超音波を被検査部位に向かって放射させる
ための開口部23が図中の上下方向に形成されている。
ーブ先端部22にはこのトランスデューサー5から放射
される観察用超音波を被検査部位に向かって放射させる
ための開口部23が図中の上下方向に形成されている。
【0020】図4(a)に示すように前記開口部23を
形成したプローブ先端部22の先端面中心位置からは前
方に向かってシース部長手方向に突出した雄ねじ部24
が設けられている。また、前記開口部23より手元側の
外周面にはシース部長手方向に対して直交する周方向に
固定用溝部25が形成されている。さらに、前記固定用
溝部25の後端面より手元側の外周面には例えばシース
部長手方向に細長な過膨張防止凹部26が少なくとも1
つ形成されている。
形成したプローブ先端部22の先端面中心位置からは前
方に向かってシース部長手方向に突出した雄ねじ部24
が設けられている。また、前記開口部23より手元側の
外周面にはシース部長手方向に対して直交する周方向に
固定用溝部25が形成されている。さらに、前記固定用
溝部25の後端面より手元側の外周面には例えばシース
部長手方向に細長な過膨張防止凹部26が少なくとも1
つ形成されている。
【0021】図4(b)(c)に示すようにプローブ先
端部22に形成した開口部23は、前記プローブ先端部
22内の所定位置にトランスデューサー5を配置した状
態のとき、開口部23の長手方向開口寸法がトランスデ
ューサー5の長手方向寸法と同じか、それ以上大きくな
るように設定されている。また、前記開口部23の幅方
向開口寸法は、トランスデューサー5の幅方向寸法より
大きくなるように設定されている。
端部22に形成した開口部23は、前記プローブ先端部
22内の所定位置にトランスデューサー5を配置した状
態のとき、開口部23の長手方向開口寸法がトランスデ
ューサー5の長手方向寸法と同じか、それ以上大きくな
るように設定されている。また、前記開口部23の幅方
向開口寸法は、トランスデューサー5の幅方向寸法より
大きくなるように設定されている。
【0022】前記プローブ先端部22に設けられるバル
ーン部4は、図5に示すように両端部が開口して略チュ
ーブ状で一端部側に太径の第1のOリング部41aを形
成し、他端部側に細径の第2のOリング部41bを形成
した薄肉シート状のバルーン41と、ステンレスなどの
金属部材あるいは造影剤入り樹脂部材で一端部側を半球
状に形成した半球状部42aを備えた半球状チップ42
とで構成されている。
ーン部4は、図5に示すように両端部が開口して略チュ
ーブ状で一端部側に太径の第1のOリング部41aを形
成し、他端部側に細径の第2のOリング部41bを形成
した薄肉シート状のバルーン41と、ステンレスなどの
金属部材あるいは造影剤入り樹脂部材で一端部側を半球
状に形成した半球状部42aを備えた半球状チップ42
とで構成されている。
【0023】前記半球状チップ42には前記バルーン4
1の第1のOリング部41aが配置される凹部42bが
形成されている。すなわち、バルーン41に形成した第
1のOリング部41aを半球状チップ42の凹部42b
に配置することによって、前記Oリング部41aの締め
付け力によって前記バルーン41と半球状チップ42と
が一体になった筒状のバルーン部4を構成している。ま
た、前記半球状部42aとは反対側の他端面には前記プ
ローブ先端部22に設けた雄ねじ部24が螺合する雌ね
じ部42cが形成されている。
1の第1のOリング部41aが配置される凹部42bが
形成されている。すなわち、バルーン41に形成した第
1のOリング部41aを半球状チップ42の凹部42b
に配置することによって、前記Oリング部41aの締め
付け力によって前記バルーン41と半球状チップ42と
が一体になった筒状のバルーン部4を構成している。ま
た、前記半球状部42aとは反対側の他端面には前記プ
ローブ先端部22に設けた雄ねじ部24が螺合する雌ね
じ部42cが形成されている。
【0024】そして、上述のようにバルーン41と半球
状チップ42とを一体にした筒状のバルーン部4の雌ね
じ部42cにプローブ先端部22の雄ねじ部24を螺合
固定して前記第2のOリング部41bを固定用溝部25
に係入することによって、図3に示したプローブ先端部
22にバルーン部4を装着してバルーン着脱式超音波プ
ローブが構成される。すなわち、前記バルーン41に形
成した第2のOリング部41bを、前記プローブ先端部
22に形成されている固定用溝部25に係入させること
により、前記第2のOリング部41の締め付け力によっ
て、バルーン41が前記プローブ先端部22に配置され
ている。
状チップ42とを一体にした筒状のバルーン部4の雌ね
じ部42cにプローブ先端部22の雄ねじ部24を螺合
固定して前記第2のOリング部41bを固定用溝部25
に係入することによって、図3に示したプローブ先端部
22にバルーン部4を装着してバルーン着脱式超音波プ
ローブが構成される。すなわち、前記バルーン41に形
成した第2のOリング部41bを、前記プローブ先端部
22に形成されている固定用溝部25に係入させること
により、前記第2のOリング部41の締め付け力によっ
て、バルーン41が前記プローブ先端部22に配置され
ている。
【0025】なお、本実施形態では前記バルーン部4を
前記プローブ先端部22にスムーズに装着することを可
能にするため、図6に示すバルーン装着具を用意してい
る。図に示すようにバルーン装着具6は、内孔6aの内
径寸法をプローブ先端部22の外径寸法より太径なパイ
プ形状をしており、一端部側には中心方向への変形を可
能にしてバルーン装着具6のバルーン41内への挿入を
容易にする複数のスリット66が形成されている。
前記プローブ先端部22にスムーズに装着することを可
能にするため、図6に示すバルーン装着具を用意してい
る。図に示すようにバルーン装着具6は、内孔6aの内
径寸法をプローブ先端部22の外径寸法より太径なパイ
プ形状をしており、一端部側には中心方向への変形を可
能にしてバルーン装着具6のバルーン41内への挿入を
容易にする複数のスリット66が形成されている。
【0026】ここで、前記バルーン装着具6を使用して
バルーン部4をプローブ先端部22に装着する際の手順
を説明すると共に、バルーン着脱式の超音波プローブ1
の作用を説明する。まず、バルーン41と半球状チップ
42とを一体にした筒状のバルーン部4の第2のOリン
グ部41b側の開口部に、複数のスリット66が形成さ
れている一端部側を把持して細径にした状態のバルーン
装着具6をバルーン41内に挿通させていく。そして、
前記バルーン装着具6の先端面が半球状チップ42の半
球状部42aとは反対側の他端面近傍に到達したとき、
前記バルーン装着具6の一端部側から手を離す。する
と、図7に示すようにバルーン部4を構成するバルーン
41がバルーン装着具6の外周面に密着すると共に、第
2のOリング部41b側の開口部が拡開状態になる。
バルーン部4をプローブ先端部22に装着する際の手順
を説明すると共に、バルーン着脱式の超音波プローブ1
の作用を説明する。まず、バルーン41と半球状チップ
42とを一体にした筒状のバルーン部4の第2のOリン
グ部41b側の開口部に、複数のスリット66が形成さ
れている一端部側を把持して細径にした状態のバルーン
装着具6をバルーン41内に挿通させていく。そして、
前記バルーン装着具6の先端面が半球状チップ42の半
球状部42aとは反対側の他端面近傍に到達したとき、
前記バルーン装着具6の一端部側から手を離す。する
と、図7に示すようにバルーン部4を構成するバルーン
41がバルーン装着具6の外周面に密着すると共に、第
2のOリング部41b側の開口部が拡開状態になる。
【0027】次に、前記バルーン41が外周面に密着し
た状態のバルーン装着具6の内孔にプローブ先端部22
にトランスデューサー5が配置されている状態の超音波
プローブ1を挿通させていく。そして、図8に示すよう
にプローブ先端部22に設けた雄ねじ部24と半球状チ
ップ42に形成した雌ねじ部42cとを螺合固定する。
た状態のバルーン装着具6の内孔にプローブ先端部22
にトランスデューサー5が配置されている状態の超音波
プローブ1を挿通させていく。そして、図8に示すよう
にプローブ先端部22に設けた雄ねじ部24と半球状チ
ップ42に形成した雌ねじ部42cとを螺合固定する。
【0028】次いで、図8に示した状態で前記コネクタ
部3に設けた注入ポート31から前記バルーン41内部
に超音波伝達媒体7を供給する。すると、超音波伝達媒
体7は、シース部21内を流れてトランスデューサー5
の配置されているプローブ先端部22に流れ込んでく
る。そして、このプローブ先端部22まで流れ込んだ超
音波伝達媒体7は、開口部23を通過して前記バルーン
装着具6の開口から外部に溢れ出ていく。このとき、シ
ース部21内及びバルーン部4内に充満していた空気
は、バルーン装着具6の開口から溢れ出ていく超音波伝
達媒体7と共に外部に排出される。このことにより、前
記シース部21内及びバルーン部4内に気泡が残ること
なく、超音波伝達媒体7で充満された状態になる。
部3に設けた注入ポート31から前記バルーン41内部
に超音波伝達媒体7を供給する。すると、超音波伝達媒
体7は、シース部21内を流れてトランスデューサー5
の配置されているプローブ先端部22に流れ込んでく
る。そして、このプローブ先端部22まで流れ込んだ超
音波伝達媒体7は、開口部23を通過して前記バルーン
装着具6の開口から外部に溢れ出ていく。このとき、シ
ース部21内及びバルーン部4内に充満していた空気
は、バルーン装着具6の開口から溢れ出ていく超音波伝
達媒体7と共に外部に排出される。このことにより、前
記シース部21内及びバルーン部4内に気泡が残ること
なく、超音波伝達媒体7で充満された状態になる。
【0029】そして、前記シース部21内及びバルーン
部4内の空気が除去されて超音波伝達媒体7で満たされ
た状態になったとき、バルーン装着具6を手元側に引き
抜いていく。すると、バルーン41の内周面がプローブ
先端部22の外周面に先端側から密着していくと共に、
前記バルーン41の第2のOリング部41bがプローブ
先端部22に形成されている固定用溝部25に係入され
て、バルーン部4のプローブ先端部22への装着作業が
終了する。なお、バルーン部4の装着が完了した時点で
超音波伝達媒体7のバルーン部4への供給を停止する。
また、前記バルーン装着具6を先端側から引き抜いてお
く。
部4内の空気が除去されて超音波伝達媒体7で満たされ
た状態になったとき、バルーン装着具6を手元側に引き
抜いていく。すると、バルーン41の内周面がプローブ
先端部22の外周面に先端側から密着していくと共に、
前記バルーン41の第2のOリング部41bがプローブ
先端部22に形成されている固定用溝部25に係入され
て、バルーン部4のプローブ先端部22への装着作業が
終了する。なお、バルーン部4の装着が完了した時点で
超音波伝達媒体7のバルーン部4への供給を停止する。
また、前記バルーン装着具6を先端側から引き抜いてお
く。
【0030】上述のようにしてバルーン部4をプローブ
先端部22に装着したバルーン付きの超音波プローブ1
を例えば、図示しない内視鏡の処置具挿通路を介して被
検査部位まで挿入していく。そして、超音波プローブ1
のプローブ先端部22が目的の被検査部位に到達したな
らフレキシブルシャフト35を介してトランスデューサ
ー5を回転させると共に、前記プローブ先端部22に装
着したバルーン部4に超音波伝達媒体7を供給してバル
ーン41を膨らませて被検査部位にバルーン41を密着
させる。このことによって、トランスデューサー5から
放射された観察用超音波が超音波伝達媒体7を通じて被
検査部位に伝播されて超音波画像が得られる。
先端部22に装着したバルーン付きの超音波プローブ1
を例えば、図示しない内視鏡の処置具挿通路を介して被
検査部位まで挿入していく。そして、超音波プローブ1
のプローブ先端部22が目的の被検査部位に到達したな
らフレキシブルシャフト35を介してトランスデューサ
ー5を回転させると共に、前記プローブ先端部22に装
着したバルーン部4に超音波伝達媒体7を供給してバル
ーン41を膨らませて被検査部位にバルーン41を密着
させる。このことによって、トランスデューサー5から
放射された観察用超音波が超音波伝達媒体7を通じて被
検査部位に伝播されて超音波画像が得られる。
【0031】そして、検査終了後、超音波伝達媒体7を
吸引してバルーン41を縮小させて超音波プローブ1に
よる検査を終了した後、超音波プローブ1を図示しない
内視鏡の処置具挿通路から抜き取って、バルーン部4だ
けをプローブ先端部22から取り外して廃棄する一方、
シース部21を洗浄消毒行程に移行する。
吸引してバルーン41を縮小させて超音波プローブ1に
よる検査を終了した後、超音波プローブ1を図示しない
内視鏡の処置具挿通路から抜き取って、バルーン部4だ
けをプローブ先端部22から取り外して廃棄する一方、
シース部21を洗浄消毒行程に移行する。
【0032】ここで、バルーン41内へ超音波伝達媒体
を過剰に供給したときの作用を説明する。前記バルーン
41は、バルーン部4内に供給される超音波伝達媒体7
によって図9(a)に示す範囲内最大膨張状態になる。
そして、図9(a)に示した状態からさらにバルーン部
4内に超音波伝達媒体7が供給されると、前記バルーン
41はさらに膨張していく。
を過剰に供給したときの作用を説明する。前記バルーン
41は、バルーン部4内に供給される超音波伝達媒体7
によって図9(a)に示す範囲内最大膨張状態になる。
そして、図9(a)に示した状態からさらにバルーン部
4内に超音波伝達媒体7が供給されると、前記バルーン
41はさらに膨張していく。
【0033】そして、図9(b)に示すようにバルーン
41内部にさらに超音波伝達媒体7が供給されて、前記
第2のOリング部の締め付け力に抗してバルーン41が
限界膨張状態に向かって膨張していく。このとき、前記
バルーン41が膨張して拡開していくことによって第2
のOリング部41bは、プローブ先端部22に形成され
ている固定用溝部25から抜け出て、手元側に移動して
いく。このことによって、前記第2のOリング部41b
が過膨張防止凹部26上に到達する。
41内部にさらに超音波伝達媒体7が供給されて、前記
第2のOリング部の締め付け力に抗してバルーン41が
限界膨張状態に向かって膨張していく。このとき、前記
バルーン41が膨張して拡開していくことによって第2
のOリング部41bは、プローブ先端部22に形成され
ている固定用溝部25から抜け出て、手元側に移動して
いく。このことによって、前記第2のOリング部41b
が過膨張防止凹部26上に到達する。
【0034】すると、このバルーン部4内に供給されて
くる超音波伝達媒体7が過膨張防止凹部26を通ってバ
ルーン41外に漏れ出ていく。このことにより、前記バ
ルーン41が破裂する限界膨張状態まで拡開することを
防止する。
くる超音波伝達媒体7が過膨張防止凹部26を通ってバ
ルーン41外に漏れ出ていく。このことにより、前記バ
ルーン41が破裂する限界膨張状態まで拡開することを
防止する。
【0035】このように、超音波プローブの挿入部を構
成するシース部の先端部であるプローブ先端部にバルー
ン部を着脱自在に設けることによって、シースを一重で
構成したバルーン着脱式超音波プローブを構成すること
ができる。このことによって、超音波プローブをバルー
ンシースを介して挿入する必要がなくなるので、バルー
ン密着法で検査可能な超音波プローブの細径化が図れ
る。このことにより、超音波プローブの適用範囲が広が
る。
成するシース部の先端部であるプローブ先端部にバルー
ン部を着脱自在に設けることによって、シースを一重で
構成したバルーン着脱式超音波プローブを構成すること
ができる。このことによって、超音波プローブをバルー
ンシースを介して挿入する必要がなくなるので、バルー
ン密着法で検査可能な超音波プローブの細径化が図れ
る。このことにより、超音波プローブの適用範囲が広が
る。
【0036】また、超音波プローブの挿入部を構成する
シース部の先端部であるプローブ先端部にバルーン部を
着脱自在に設けたことによって、超音波プローブによる
検査終了後にバルーン部だけをプローブ先端部から取り
外して廃棄することができるので、ランニングコストが
大幅に低減される。
シース部の先端部であるプローブ先端部にバルーン部を
着脱自在に設けたことによって、超音波プローブによる
検査終了後にバルーン部だけをプローブ先端部から取り
外して廃棄することができるので、ランニングコストが
大幅に低減される。
【0037】さらに、バルーン部を構成するバルーンに
設けた第2のOリング部をプローブ先端部の固定用溝部
に係入させ、第2のOリング部の締め付け力によって、
このバルーンをプローブ先端部に固定させているので、
バルーン部内に供給される超音波伝達媒体によって前記
バルーンが範囲内最大膨張状態を越えて限界膨張状態に
向かって拡開していったとき、前記第2のOリング部が
固定用溝部から外れると共に、第2のOリング部が過膨
張防止凹部上に到達して、バルーン部内の超音波伝達媒
体が過膨張防止凹部からバルーン外に漏出して、バルー
ンが破裂することを防止することができる。
設けた第2のOリング部をプローブ先端部の固定用溝部
に係入させ、第2のOリング部の締め付け力によって、
このバルーンをプローブ先端部に固定させているので、
バルーン部内に供給される超音波伝達媒体によって前記
バルーンが範囲内最大膨張状態を越えて限界膨張状態に
向かって拡開していったとき、前記第2のOリング部が
固定用溝部から外れると共に、第2のOリング部が過膨
張防止凹部上に到達して、バルーン部内の超音波伝達媒
体が過膨張防止凹部からバルーン外に漏出して、バルー
ンが破裂することを防止することができる。
【0038】又、バルーン部をプローブ先端部に装着す
る際、バルーン装着具を用いることによって、半球状チ
ップとバルーンとで構成されたバルーン部を容易にプロ
ーブ先端部に配置することができると共に、この状態で
超音波伝達媒体を超音波プローブ内に供給することによ
って、シース部内及びバルーン部内に充満していた空気
が外部に排出されて、前記シース部内及びバルーン部内
の気泡をなくして超音波伝達媒体で満たすことができ
る。このことによって、良好な超音波画像が得られる。
る際、バルーン装着具を用いることによって、半球状チ
ップとバルーンとで構成されたバルーン部を容易にプロ
ーブ先端部に配置することができると共に、この状態で
超音波伝達媒体を超音波プローブ内に供給することによ
って、シース部内及びバルーン部内に充満していた空気
が外部に排出されて、前記シース部内及びバルーン部内
の気泡をなくして超音波伝達媒体で満たすことができ
る。このことによって、良好な超音波画像が得られる。
【0039】図10ないし図12は本発明の第2実施形
態に係り、図10はプローブ先端部内に配置されている
トランスデューサーと支柱との位置関係を説明する図、
図11はプローブ部の構成を示す説明図、図12はバル
ーン部が装着された状態のプローブ先端部の構成を示す
説明図である。本実施形態においてはバルーン部とプロ
ーブ先端部との連結部分の構成が第1実施形態と異なっ
ている。
態に係り、図10はプローブ先端部内に配置されている
トランスデューサーと支柱との位置関係を説明する図、
図11はプローブ部の構成を示す説明図、図12はバル
ーン部が装着された状態のプローブ先端部の構成を示す
説明図である。本実施形態においてはバルーン部とプロ
ーブ先端部との連結部分の構成が第1実施形態と異なっ
ている。
【0040】まず、プローブ先端部の構成を説明する。
図10(a),(b)に示すように本実施形態のプロー
ブ先端部22aには、シース部21の先端面に金属リン
グ61が配設されている。この金属リング61の先端面
側には後述するバルーン部4aの半球状チップ42との
連結部となるフック62aを有する丸棒状の円形支柱6
2が4本設けられ、手元側には前記シース部21先端面
との連結部となる連結突起61aが設けられている。
図10(a),(b)に示すように本実施形態のプロー
ブ先端部22aには、シース部21の先端面に金属リン
グ61が配設されている。この金属リング61の先端面
側には後述するバルーン部4aの半球状チップ42との
連結部となるフック62aを有する丸棒状の円形支柱6
2が4本設けられ、手元側には前記シース部21先端面
との連結部となる連結突起61aが設けられている。
【0041】前記連結突起61aは、金属リング61に
一体的に形成されており、この連結突起61aをシース
部21先端面に接着剤などの固定手段によって一体的に
固定している。また、前記円形支柱62は、金属リング
61の先端面に接着剤などによって一体的に固定されて
いる。さらに、前記トランスデューサー5は、プローブ
先端部22a内の所定位置に配置されたとき、シース部
21の先端面から突出した円形支柱62で構成される先
端部分内に配置されるようになっている。
一体的に形成されており、この連結突起61aをシース
部21先端面に接着剤などの固定手段によって一体的に
固定している。また、前記円形支柱62は、金属リング
61の先端面に接着剤などによって一体的に固定されて
いる。さらに、前記トランスデューサー5は、プローブ
先端部22a内の所定位置に配置されたとき、シース部
21の先端面から突出した円形支柱62で構成される先
端部分内に配置されるようになっている。
【0042】次に、バルーン部4aの構成を説明する。
図11に示すようにバルーン部4aは、前記第1実施形
態と同様に両端部が開口した略チューブ状のバルーン4
1と、ステンレスなどの金属部材あるいは造影剤入り樹
脂部材で一端部側を半球状に形成した半球状部42aを
備え、他端部側に第1実施形態の雌ねじ部42cの代わ
りに係入溝42dを形成した半球状チップ42とで構成
されている。前記係入溝42dには前記プローブ先端部
22aに固設される金属リング61に設けた円形支柱6
2のフック62aが係入されるようになっている。
図11に示すようにバルーン部4aは、前記第1実施形
態と同様に両端部が開口した略チューブ状のバルーン4
1と、ステンレスなどの金属部材あるいは造影剤入り樹
脂部材で一端部側を半球状に形成した半球状部42aを
備え、他端部側に第1実施形態の雌ねじ部42cの代わ
りに係入溝42dを形成した半球状チップ42とで構成
されている。前記係入溝42dには前記プローブ先端部
22aに固設される金属リング61に設けた円形支柱6
2のフック62aが係入されるようになっている。
【0043】図に示すように本実施形態のバルーン41
の一端部側は薄肉のシート状のままであり、このシート
状態の一端部側を半球状チップ42の凹部42bに配置
して糸巻き固定部43を設けることによって、前記バル
ーン41と半球状チップ42とが一体になった筒状のバ
ルーン部4aを構成している。なお、バルーン41の他
端部には前記第1実施形態と同様な第2のOリング部4
1bが形成されている。
の一端部側は薄肉のシート状のままであり、このシート
状態の一端部側を半球状チップ42の凹部42bに配置
して糸巻き固定部43を設けることによって、前記バル
ーン41と半球状チップ42とが一体になった筒状のバ
ルーン部4aを構成している。なお、バルーン41の他
端部には前記第1実施形態と同様な第2のOリング部4
1bが形成されている。
【0044】次いで、バルーン部4aをプローブ先端部
22aに装着した状態を説明する。 ◎図12に示すようにプローブ先端部22aに設けた円
形支柱62のフック62aを半球状チップ42の係入溝
42dに係入することによって、バルーン部4aをプロ
ーブ先端部22aに装着されてこのプローブ先端部22
aにバルーン部4aを有するバルーン着脱式の超音波プ
ローブ1になる。なお、前記バルーン部4aを前記プロ
ーブ先端部22aに装着する際、第1実施形態で示した
バルーン装着具6を使用して超音波伝達媒体7をプロー
ブ先端部22a内及びバルーン部4a内に充満させてい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
22aに装着した状態を説明する。 ◎図12に示すようにプローブ先端部22aに設けた円
形支柱62のフック62aを半球状チップ42の係入溝
42dに係入することによって、バルーン部4aをプロ
ーブ先端部22aに装着されてこのプローブ先端部22
aにバルーン部4aを有するバルーン着脱式の超音波プ
ローブ1になる。なお、前記バルーン部4aを前記プロ
ーブ先端部22aに装着する際、第1実施形態で示した
バルーン装着具6を使用して超音波伝達媒体7をプロー
ブ先端部22a内及びバルーン部4a内に充満させてい
る。その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
【0045】このように、プローブ先端部に固設した金
属リングに円形支柱を設け、この円形支柱に形成したフ
ックを、バルーン部を構成する半球状チップに形成した
係入溝に係入させることによって、バルーン着脱式超音
波プローブを構成することによって、トランスデューサ
ーから放射された観察用超音波が円形支柱によって反射
され難くなって、アーチファクトが少なく観察性能の高
い超音波画像を得ることができる。その他の作用及び効
果は前記第1実施形態と同様である。
属リングに円形支柱を設け、この円形支柱に形成したフ
ックを、バルーン部を構成する半球状チップに形成した
係入溝に係入させることによって、バルーン着脱式超音
波プローブを構成することによって、トランスデューサ
ーから放射された観察用超音波が円形支柱によって反射
され難くなって、アーチファクトが少なく観察性能の高
い超音波画像を得ることができる。その他の作用及び効
果は前記第1実施形態と同様である。
【0046】ところで、超音波プローブを屈曲の激しい
総胆管や膵管、あるいは肺末梢などの細径部位に挿入す
る際には細径のガイドシースを使用する。このガイドシ
ースは、予め被検査部位まで挿入しておいた極細径のガ
イドワイヤを案内にして目的部位まで挿入されるのが一
般的である。そして、ガイドシースを目的部位まで到達
させた後、ガイドワイヤを抜去し、ガイドシース内に超
音波プローブを挿通してこの超音波プローブの先端部を
目的部位に導いていく。
総胆管や膵管、あるいは肺末梢などの細径部位に挿入す
る際には細径のガイドシースを使用する。このガイドシ
ースは、予め被検査部位まで挿入しておいた極細径のガ
イドワイヤを案内にして目的部位まで挿入されるのが一
般的である。そして、ガイドシースを目的部位まで到達
させた後、ガイドワイヤを抜去し、ガイドシース内に超
音波プローブを挿通してこの超音波プローブの先端部を
目的部位に導いていく。
【0047】その1例を図13に示す。図に示すように
十二指腸まで挿入させた内視鏡80を用いて経内視鏡的
に十二指腸乳頭部からガイドシース81を極細径のガイ
ドワイヤ82を案内にして総胆管に挿入していく。この
とき、前記ガイドシース81の先端にエッジ部がある
と、このエッジ部が十二指腸乳頭に引っ掛かって挿入性
が悪化する。
十二指腸まで挿入させた内視鏡80を用いて経内視鏡的
に十二指腸乳頭部からガイドシース81を極細径のガイ
ドワイヤ82を案内にして総胆管に挿入していく。この
とき、前記ガイドシース81の先端にエッジ部がある
と、このエッジ部が十二指腸乳頭に引っ掛かって挿入性
が悪化する。
【0048】このため、前記ガイドシース81の先端に
あるエッジ部による挿入性の悪化を防止するため、図1
4に示すようにガイドシース先端部を先細り形状に形成
して挿入性を向上させるようにしたガイドシース81a
がある。しかし、この先端部を先細り形状に形成したガ
イドシース81aでは、このガイドシース81aの先端
部も細径化されてしまう。このため、前記ガイドシース
81aに挿通させる超音波プローブを細径化しなければ
ならず、この超音波プローブを細径化することによって
超音波画像の画質が低下するという問題が新たに発生す
る。
あるエッジ部による挿入性の悪化を防止するため、図1
4に示すようにガイドシース先端部を先細り形状に形成
して挿入性を向上させるようにしたガイドシース81a
がある。しかし、この先端部を先細り形状に形成したガ
イドシース81aでは、このガイドシース81aの先端
部も細径化されてしまう。このため、前記ガイドシース
81aに挿通させる超音波プローブを細径化しなければ
ならず、この超音波プローブを細径化することによって
超音波画像の画質が低下するという問題が新たに発生す
る。
【0049】そこで、超音波プローブを細径化させるこ
となくこの問題を解決するため、図15に示すように先
細りさせた先端部の側面にスリットを形成したガイドシ
ース81bがある。このガイドシース81bでは前記ス
リットを押し広げて超音波プローブを突出させること
で、超音波プローブの細径化を図ることなく、ガイドシ
ースに超音波プローブを挿通させられる。しかし、この
場合、図に示すようにガイドシース81bに形成するス
リットの向きを十二指腸乳頭に位置合わせすることが難
しいという問題があり、このスリットの向きによっては
ガイドワイヤからスリットが外れて、ガイドシースを目
的部位に挿通させることができないという不具合があっ
た。
となくこの問題を解決するため、図15に示すように先
細りさせた先端部の側面にスリットを形成したガイドシ
ース81bがある。このガイドシース81bでは前記ス
リットを押し広げて超音波プローブを突出させること
で、超音波プローブの細径化を図ることなく、ガイドシ
ースに超音波プローブを挿通させられる。しかし、この
場合、図に示すようにガイドシース81bに形成するス
リットの向きを十二指腸乳頭に位置合わせすることが難
しいという問題があり、このスリットの向きによっては
ガイドワイヤからスリットが外れて、ガイドシースを目
的部位に挿通させることができないという不具合があっ
た。
【0050】このため、経十二指腸的な膵胆管や経気管
的な肺末梢への超音波プローブの挿入をスムーズに行え
るようにしたガイドシースが望まれていた。
的な肺末梢への超音波プローブの挿入をスムーズに行え
るようにしたガイドシースが望まれていた。
【0051】図16に示すように本実施形態のガイドシ
ース83は、造影剤入りのシースで形成されており、先
端部分に一方向に所定の湾曲率で湾曲させて形成した湾
曲部83aを設け、先端には先細りのテーパー部83b
を設けている。また、前記湾曲部83a範囲内の内径部
側の側面には長手方向に沿ってスリット(切れ目)83
cが形成されている。なお、図17に示すように前記ガ
イドシース83の基端部には超音波プローブ85に固定
ゴム84aと締め付け金具84bとで水密固定可能に構
成され、注水口84cを備えた注水用コネクタ84が設
けられている。
ース83は、造影剤入りのシースで形成されており、先
端部分に一方向に所定の湾曲率で湾曲させて形成した湾
曲部83aを設け、先端には先細りのテーパー部83b
を設けている。また、前記湾曲部83a範囲内の内径部
側の側面には長手方向に沿ってスリット(切れ目)83
cが形成されている。なお、図17に示すように前記ガ
イドシース83の基端部には超音波プローブ85に固定
ゴム84aと締め付け金具84bとで水密固定可能に構
成され、注水口84cを備えた注水用コネクタ84が設
けられている。
【0052】本実施形態のガイドシースを使用して超音
波プローブを胆管へ挿入する際の手順を説明する。ま
ず、十二指腸乳頭に対峙している内視鏡80の先端部8
0aから極細径のガイドワイヤ82を胆管に挿入してい
く。続いて、ガイドシース83内に前記ガイドワイヤ8
2を通し、このガイドワイヤ82を案内にして前記ガイ
ドシース83を図18に示すように内視鏡先端部80a
から突出させる。このとき、前記ガイドシース83先端
部分の湾曲部83aが内視鏡80の湾曲方向に沿ってい
るので、前記ガイドシース83に形成されているスリッ
ト83cからガイドワイヤ82が外れることなくスムー
ズに案内される。
波プローブを胆管へ挿入する際の手順を説明する。ま
ず、十二指腸乳頭に対峙している内視鏡80の先端部8
0aから極細径のガイドワイヤ82を胆管に挿入してい
く。続いて、ガイドシース83内に前記ガイドワイヤ8
2を通し、このガイドワイヤ82を案内にして前記ガイ
ドシース83を図18に示すように内視鏡先端部80a
から突出させる。このとき、前記ガイドシース83先端
部分の湾曲部83aが内視鏡80の湾曲方向に沿ってい
るので、前記ガイドシース83に形成されているスリッ
ト83cからガイドワイヤ82が外れることなくスムー
ズに案内される。
【0053】次に、ガイドシース83を、前記ガイドワ
イヤ82を案内にして胆管内に挿通させていく。このと
き、前記ガイドシース83の先端に先細なテーパー部8
3bが形成されているので、ガイドシース83先端がス
ムーズに十二指腸乳頭から胆管へ挿入されていく。
イヤ82を案内にして胆管内に挿通させていく。このと
き、前記ガイドシース83の先端に先細なテーパー部8
3bが形成されているので、ガイドシース83先端がス
ムーズに十二指腸乳頭から胆管へ挿入されていく。
【0054】次いで、前記ガイドシース83が胆管内の
目的部位である被検査部位に到達したなら前記ガイドワ
イヤ82をこのガイドシース83から抜去して、このガ
イドシース83内に超音波プローブ85を挿通させる。
そして、超音波プローブ85をガイドシース先端部分ま
で押し進めていき、前記超音波プローブ85の先端部が
ガイドシース先端部分に到達したなら前記ガイドシース
83に形成したスリット83cを押し広げて超音波プロ
ーブ85がガイドシース83から突出して目的部位の超
音波検査を行える。
目的部位である被検査部位に到達したなら前記ガイドワ
イヤ82をこのガイドシース83から抜去して、このガ
イドシース83内に超音波プローブ85を挿通させる。
そして、超音波プローブ85をガイドシース先端部分ま
で押し進めていき、前記超音波プローブ85の先端部が
ガイドシース先端部分に到達したなら前記ガイドシース
83に形成したスリット83cを押し広げて超音波プロ
ーブ85がガイドシース83から突出して目的部位の超
音波検査を行える。
【0055】このように、ガイドシースの先端部分に所
定の湾曲率で一方向に湾曲した湾曲部を設けると共に、
この湾曲部範囲内の内径部側の側面に長手方向に沿った
スリットを形成し、ガイドシース先端に先細りのテーパ
ー部を設けることによって、ガイドワイヤを案内にして
ガイドシースを容易に屈曲の激しい総胆管や膵管、ある
いは肺末梢などの細径部位の目的部位まで挿入して、超
音波プローブで目的部位の超音波観察を行うことができ
る。
定の湾曲率で一方向に湾曲した湾曲部を設けると共に、
この湾曲部範囲内の内径部側の側面に長手方向に沿った
スリットを形成し、ガイドシース先端に先細りのテーパ
ー部を設けることによって、ガイドワイヤを案内にして
ガイドシースを容易に屈曲の激しい総胆管や膵管、ある
いは肺末梢などの細径部位の目的部位まで挿入して、超
音波プローブで目的部位の超音波観察を行うことができ
る。
【0056】なお、前記ガイドシースの構成は、上述し
た構成に限定されるものではなく、例えば図19及び図
20に示すような構成であってもよい。図19では先細
りテーパー形状のガイドシース86のシース先端部にス
リットを形成する代わりにテーパー部86aにミシン目
86bを形成している。このミシン目86bは、超音波
プローブ85がガイドシース86のテーパー部86aか
ら突出するときに切り裂かれるようになっている。この
ことにより、ガイドワイヤの先端部に湾曲部を設けるこ
となく、ガイドワイヤを案内にしてガイドシースを屈曲
の激しい細径部位へ容易に挿通させることが可能にな
る。
た構成に限定されるものではなく、例えば図19及び図
20に示すような構成であってもよい。図19では先細
りテーパー形状のガイドシース86のシース先端部にス
リットを形成する代わりにテーパー部86aにミシン目
86bを形成している。このミシン目86bは、超音波
プローブ85がガイドシース86のテーパー部86aか
ら突出するときに切り裂かれるようになっている。この
ことにより、ガイドワイヤの先端部に湾曲部を設けるこ
となく、ガイドワイヤを案内にしてガイドシースを屈曲
の激しい細径部位へ容易に挿通させることが可能にな
る。
【0057】図20では先細りテーパー形状のガイドシ
ース87のシース先端部にスリットを形成する代わりに
シース先端部に長手方向の切欠87aを形成し、ガイド
シース先端部にこの切欠87aに沿わせた巻き込み部8
7bを形成して先細りのテーパー形状にしている。この
巻き込み部87bは、超音波プローブ85がガイドシー
ス86の先端から突出するとき拡開するようになってい
る。このことにより、図19に示したガイドシース86
と同様の作用及び効果を得ることができる。
ース87のシース先端部にスリットを形成する代わりに
シース先端部に長手方向の切欠87aを形成し、ガイド
シース先端部にこの切欠87aに沿わせた巻き込み部8
7bを形成して先細りのテーパー形状にしている。この
巻き込み部87bは、超音波プローブ85がガイドシー
ス86の先端から突出するとき拡開するようになってい
る。このことにより、図19に示したガイドシース86
と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0058】また、上述したガイドシースを屈曲の激し
い総胆管や膵管、あるいは肺末梢などの細径部位まで挿
入していくとき、ガイドシースが座屈して目的部位まで
挿入させていくことが不可能になったり、挿通させるの
に手こずることがあった。このため、図21に示すよう
にガイドシース88の内孔88a内にガイドワイヤを挿
通することが可能な貫通孔89aを備え、外径寸法が内
孔88aより小径なスタイレット89を挿通させること
によってガイドシース88の座屈を防止することができ
る。なお、前記スタイレットを造影剤を混入した樹脂で
形成することによって超音波画像中にスタイレットが表
示される。また、図22に示すように前記ガイドシース
88の内孔88aより小径な外径寸法のコイル部材90
をスタイレットとして使用するようにしてもよい。
い総胆管や膵管、あるいは肺末梢などの細径部位まで挿
入していくとき、ガイドシースが座屈して目的部位まで
挿入させていくことが不可能になったり、挿通させるの
に手こずることがあった。このため、図21に示すよう
にガイドシース88の内孔88a内にガイドワイヤを挿
通することが可能な貫通孔89aを備え、外径寸法が内
孔88aより小径なスタイレット89を挿通させること
によってガイドシース88の座屈を防止することができ
る。なお、前記スタイレットを造影剤を混入した樹脂で
形成することによって超音波画像中にスタイレットが表
示される。また、図22に示すように前記ガイドシース
88の内孔88aより小径な外径寸法のコイル部材90
をスタイレットとして使用するようにしてもよい。
【0059】さらに、図23(a)に示すように例えば
ガイドシース91から超音波プローブ92を突出させ
て、腫瘍部の超音波画像を観察した後、前記ガイドシー
ス91の位置をそのままの状態にして超音波プローブ9
2だけをガイドシース91から抜去する。そして、ガイ
ドシース91内に例えば細胞診ブラシ93を挿入して同
図(b)に示すように超音波診断した前記腫瘍部に突出
させて、超音波診断部の細胞や組織を採取する。なお、
符号91aは前記符号87aで示したのと同様の切欠で
ある。
ガイドシース91から超音波プローブ92を突出させ
て、腫瘍部の超音波画像を観察した後、前記ガイドシー
ス91の位置をそのままの状態にして超音波プローブ9
2だけをガイドシース91から抜去する。そして、ガイ
ドシース91内に例えば細胞診ブラシ93を挿入して同
図(b)に示すように超音波診断した前記腫瘍部に突出
させて、超音波診断部の細胞や組織を採取する。なお、
符号91aは前記符号87aで示したのと同様の切欠で
ある。
【0060】このように、超音波プローブを挿通して超
音波診断した後、超音波診断部の細胞や組織を細胞診ブ
ラシなどの処置具を利用して採取することによって、よ
り確実な診断を行うことができる。
音波診断した後、超音波診断部の細胞や組織を細胞診ブ
ラシなどの処置具を利用して採取することによって、よ
り確実な診断を行うことができる。
【0061】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0062】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0063】(1)バルーンの一端部にOリング部を有
し、このバルーンの他端部に半球状チップを配設して形
成される筒状のバルーン部と、前記バルーン部への超音
波伝達媒体供給路を兼ね、前記Oリング部が着脱自在な
固定用溝部及び過膨張防止凹部を先端部に形成したシー
ス部と、を具備したバルーン着脱式超音波プローブ。
し、このバルーンの他端部に半球状チップを配設して形
成される筒状のバルーン部と、前記バルーン部への超音
波伝達媒体供給路を兼ね、前記Oリング部が着脱自在な
固定用溝部及び過膨張防止凹部を先端部に形成したシー
ス部と、を具備したバルーン着脱式超音波プローブ。
【0064】(2)前記Oリング部の締め付け力を、バ
ルーン内に供給される超音波伝達媒体によって拡開して
バルーン膨張状態が範囲内最大膨張状態を越えたとき、
前記Oリング部が固定用溝部から外れるように設定した
付記1記載のバルーン着脱式超音波プローブ。
ルーン内に供給される超音波伝達媒体によって拡開して
バルーン膨張状態が範囲内最大膨張状態を越えたとき、
前記Oリング部が固定用溝部から外れるように設定した
付記1記載のバルーン着脱式超音波プローブ。
【0065】(3)前記バルーン部に設けた雌ねじ部と
前記シース部に設けた雄ねじ部とを螺合することによっ
て着脱自在ある付記1記載のバルーン着脱式超音波プロ
ーブ。
前記シース部に設けた雄ねじ部とを螺合することによっ
て着脱自在ある付記1記載のバルーン着脱式超音波プロ
ーブ。
【0066】(4)前記バルーン部の係入溝に前記シー
ス部に設けたフックを係入させて着脱自在ある付記1記
載のバルーン着脱式超音波プローブ。
ス部に設けたフックを係入させて着脱自在ある付記1記
載のバルーン着脱式超音波プローブ。
【0067】(5)先端が先細り形状のガイドシース先
端部に、一方向に湾曲した湾曲部を設け、この湾曲部の
内径部側の側面に長手方向に沿ったスリットを設けたガ
イドシース。
端部に、一方向に湾曲した湾曲部を設け、この湾曲部の
内径部側の側面に長手方向に沿ったスリットを設けたガ
イドシース。
【0068】(6)ガイドシース先端部に切欠を設け、
前記ガイドシース先端部にこの切欠に沿わせて巻き込ん
だ巻き込み部を形成することによって、先端部を先細り
形状にしたガイドシース。
前記ガイドシース先端部にこの切欠に沿わせて巻き込ん
だ巻き込み部を形成することによって、先端部を先細り
形状にしたガイドシース。
【0069】(7)先細りしたガイドシース先端部に長
手方向のミシン目を設けたガイドシース。
手方向のミシン目を設けたガイドシース。
【0070】(8)ガイドシース内孔にガイドワイヤが
挿通する貫通孔を設けたスタイレットを配設可能な付記
5または付記6または付記7記載のガイドシース。
挿通する貫通孔を設けたスタイレットを配設可能な付記
5または付記6または付記7記載のガイドシース。
【0071】(9)前記スタイレットがコイルシースで
ある付記8記載のガイドシース。
ある付記8記載のガイドシース。
【0072】(10)前記スタイレットを造影可能な樹
脂で形成した付記8記載のガイドシース。
脂で形成した付記8記載のガイドシース。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
形寸法の細径化を図って適用範囲を広げる一方、廃棄す
る部材を最小限にとどめてランニングコストの低減を図
ると共に、バルーン内への超音波伝達媒体の過剰供給に
よるバルーン破裂を防止し、操作性及び観察性能を向上
させた超音波プローブを提供することができる。
形寸法の細径化を図って適用範囲を広げる一方、廃棄す
る部材を最小限にとどめてランニングコストの低減を図
ると共に、バルーン内への超音波伝達媒体の過剰供給に
よるバルーン破裂を防止し、操作性及び観察性能を向上
させた超音波プローブを提供することができる。
【図1】図1ないし図9は本発明の第1実施形態に係
り、図1は超音波プローブの概略構成を示す説明図
り、図1は超音波プローブの概略構成を示す説明図
【図2】コネクタ部の先端側の構成を説明する断面図
【図3】バルーン部が装着された状態のプローブ先端部
の構成を示す説明図
の構成を示す説明図
【図4】プローブ先端部の斜視図及び先端部内に配置さ
れているトランスデューサーと開口部との位置関係を説
明する図
れているトランスデューサーと開口部との位置関係を説
明する図
【図5】プローブ部の構成を示す説明図
【図6】バルーン装着具を示す斜視図
【図7】バルーン装着具をバルーン部に配設した状態を
示す図
示す図
【図8】バルーン部が配設されているバルーン装着具に
超音波プローブを挿通した状態を示す図
超音波プローブを挿通した状態を示す図
【図9】バルーンの範囲内最大膨張状態と、バルーンが
範囲内最大膨張状態よりさらに膨張した状態とを示す説
明図
範囲内最大膨張状態よりさらに膨張した状態とを示す説
明図
【図10】図10ないし図12は本発明の第2実施形態
に係り、図10はプローブ先端部内に配置されているト
ランスデューサーと支柱との位置関係を説明する図
に係り、図10はプローブ先端部内に配置されているト
ランスデューサーと支柱との位置関係を説明する図
【図11】プローブ部の構成を示す説明図
【図12】バルーン部が装着された状態のプローブ先端
部の構成を示す説明図
部の構成を示す説明図
【図13】超音波プローブを屈曲の激しい総胆管や膵管
などの細径部位に挿入する際に使用するガイドシースの
従来例の1例を示す図
などの細径部位に挿入する際に使用するガイドシースの
従来例の1例を示す図
【図14】図13のガイドシースを改良した従来例の他
の例を示す図
の例を示す図
【図15】図14のガイドシースを改良した従来例の別
の例を示す図
の例を示す図
【図16】本実施形態のガイドシースの先端部の構成を
示す説明図
示す説明図
【図17】図16のガイドシースの基端部の構成を示す
説明図
説明図
【図18】ガイドシースの作用を示す説明図
【図19】ガイドシースの先端部の他の構成を示す説明
図
図
【図20】ガイドシースの先端部の別の構成を示す説明
図
図
【図21】ガイドシースに挿通させるスタイレットの1
例を示す図
例を示す図
【図22】ガイドシースに挿通させるスタイレットの他
の例を示す図
の例を示す図
【図23】ガイドシースの他の作用を示す説明図
4…バルーン部 5…トランスデューサー 22…プローブ先端部 25…固定用溝部 26…過膨張防止凹部 41b…Oリング部 42…半球状チップ
Claims (1)
- 【請求項1】 バルーンの一端部にOリング部を有し、
このバルーンの他端部に半球状チップを配設して形成さ
れる筒状のバルーン部と、 前記バルーン部への超音波伝達媒体供給路を兼ね、前記
Oリング部が着脱自在な固定用溝部及び過膨張防止凹部
を先端部に形成したシース部と、 を具備したことを特徴とするバルーン着脱式超音波プロ
ーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8684897A JPH10277037A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | バルーン着脱式超音波プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8684897A JPH10277037A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | バルーン着脱式超音波プローブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10277037A true JPH10277037A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13898243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8684897A Withdrawn JPH10277037A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | バルーン着脱式超音波プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10277037A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001321378A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-20 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波プローブシステム |
JP2007296054A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Fujinon Corp | 内視鏡装置 |
JP2007330628A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Fujinon Corp | 医療装置用バルーン及びそれを備えた医療装置 |
WO2016136063A1 (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | オリンパス株式会社 | 超音波プローブ |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP8684897A patent/JPH10277037A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001321378A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-20 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波プローブシステム |
JP4588840B2 (ja) * | 2000-05-15 | 2010-12-01 | オリンパス株式会社 | 超音波プローブ及び超音波プローブシステム |
JP2007296054A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Fujinon Corp | 内視鏡装置 |
JP2007330628A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Fujinon Corp | 医療装置用バルーン及びそれを備えた医療装置 |
WO2016136063A1 (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | オリンパス株式会社 | 超音波プローブ |
JP6033509B1 (ja) * | 2015-02-25 | 2016-11-30 | オリンパス株式会社 | 超音波プローブ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |