JP2001258831A - 像形成装置 - Google Patents

像形成装置

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JP2001258831A
JP2001258831A JP2000074519A JP2000074519A JP2001258831A JP 2001258831 A JP2001258831 A JP 2001258831A JP 2000074519 A JP2000074519 A JP 2000074519A JP 2000074519 A JP2000074519 A JP 2000074519A JP 2001258831 A JP2001258831 A JP 2001258831A
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Japan
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ultrasonic
base
tube
sheath
distal end
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Application number
JP2000074519A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tsutaki
新一 蔦木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チャンネルチューブ中途部を折り曲げることな
く挿入部内に配置して流体がチャンネルチューブ内をス
ムーズに流れる像形成装置を提供すること。 【解決手段】チャンネルブロック27を固定用ブロック
29に配置する際、プローブユニット1aに形成されて
いる貫通孔15aから送液用連通孔16bに至る寸法よ
り長く設定されている送液チューブ22が送液用連通孔
16b及び貫通孔15aに押し込まれていく。このと
き、送液チューブ22は、案内用シース21の外周面に
沿って螺旋間隔を変化させるように移動するので送液チ
ューブ22に折れが発生することなくプローブユニット
1a内に配置されるとともに、固定用ブロック29内に
チャンネルブロック27が配置されて送液口金17が所
定位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に挿入され
挿入部の先端部に形成した開口と、この挿入部の基端部
に連設する把持部に備えられた口金とを連通するチャン
ネルチューブを有する像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内の深部を例えば内視鏡観察
或いは超音波観察するための像形成装置が種々提案され
ている。例えば超音波観察においては像形成装置とし
て、超音波振動子を先端側に設けた挿入部を口腔或いは
肛門等を介して体腔内に挿入し、観測用超音波をラジア
ル走査あるいはリニア走査することによって、超音波画
像を得るようにした超音波プローブ及び超音波観測装置
が広く利用されている。
【0003】この超音波プローブで良好な超音波画像を
得るため、挿入部の先端側にできるだけ大きな超音波振
動子を配置することが望ましい。
【0004】また、超音波画像を得る際、超音波振動子
と観察部位との間に空気が存在すると、超音波振動子か
ら発生された超音波ビームが減衰して観察部位まで到達
できなくなって、観察に必要な超音波画像を得られなく
なる。このため、良好な超音波画像を得るために、超音
波振動子と観察部位との間に生体の音響インピーダンス
と略同様な水などの超音波伝達媒体を介在させるように
していた。
【0005】この超音波伝達媒体を超音波振動子と観察
部位との間に介在させて超音波観察を行う主な手法とし
ては、例えば以下に示す2つの方法がある。1つは観察
部位である例えば胃などに水を注入して観察部位と超音
波プローブの超音波振動子とを水没状態にして超音波画
像を得る一般に充満法と呼ばれる方法であり、もう1つ
は超音波プローブの超音波振動子に対応する外部に先端
キャップやバルーンを装着し、この先端キャップ及びバ
ルーン内に水等を注入して観察部位に密着した状態にし
て超音波画像を得る一般にバルーン密着法と呼ばれる方
法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た超音波プローブでは、充満法で観察を行う場合、観察
部位と超音波振動子とを水没状態にしなければならない
ので観察部位が限られるという不具合があった。一方、
バルーン密着法ではバルーン内に超音波伝達媒体を供給
するための管路となる送液用管路が必要になる。そし
て、この送液用管路としてチャンネルチューブを挿入部
内に挿通配置する場合、組立て上チャンネルチューブの
長さ寸法を予め挿入部分の長さ寸法より長く設定してい
るので、突出しているチャンネルチューブを最終的に挿
入部内に収めて組み立て完了状態にするとき、チャンネ
ルチューブの中途部が折れ曲げられて、このチャンネル
チューブを介して十分に送液を行えなくなるおそれがあ
った。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、チャンネルチューブ中途部を折り曲げることなく
挿入部内に配置して流体がチャンネルチューブ内をスム
ーズに流れる像形成装置を提供することを目的にしてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の像形成装置は、
体腔内に挿入され、流体通路の開口を形成した先端部に
像形成手段を内蔵した挿入部と、この挿入部の基端部に
連設して流体供給・吸引装置から延出するチューブが連
結される口金を備えた把持部とを有する像形成装置にお
いて、前記口金と前記流体通路の開口とを連通させてチ
ャンネルを構成するチャンネルチューブを、前記先端部
から少なくとも前記把持部まで延出する挿通部材の外周
に巻き付けた状態にして、前記挿入部内に配置してい
る。
【0009】この構成によれば、チャンネルチューブを
挿通部材の外周に巻回して挿入部内に挿通させているの
で、組立ての際、外部に露出しているチャンネルチュー
ブを挿入部内に押し込み配置した際、チャンネルチュー
ブの中途部が折り曲げられない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図7は本発明の一実施
形態に係り、図1は像形成装置として超音波プローブを
備えた超音波プローブシステムを示す図、図2は超音波
プローブを説明する図、図3は超音波プローブの構成を
詳細に説明する図、図4は超音波プローブの挿入部先端
部の構成を詳細に説明する図、図5は送液チューブの構
成例を説明する図、図6は案内用シースの構成を説明す
る図、図7は振動子部組の構成を説明する図である。
【0011】図3(a)は超音波プローブの挿入部及び
把持部を説明する断面図、図3(b)は超音波プローブ
の挿入部先端側の構成を説明する断面図、図3(c)は
超音波プローブの把持部基端側の構成を説明する断面
図、図5(a)は送液チューブを覆う折れ止めコイルを
示す図、図5(b)は送液チューブを覆う断面形状が扁
平な金属帯片を示す図、図5(c)は折れ止めコイル付
き送液チューブを示す図、図5(d)は金属帯片付き送
液チューブを示す図、図7(a)は振動子部組の正面
図、図7(b)は振動子部組の側面図である。
【0012】また、図8ないし図17は本発明の超音波
プローブを製造する工程及び構成を説明する図であり、
図8はプローブユニットと案内用シース、送液チューブ
とを説明する図、図9は案内用シース、送液チューブと
先端部材とを説明する図、図10は案内用シースに送液
チューブが巻回している状態を示す図、図11はプロー
ブユニットに先端部材及び送液口金を取り付ける工程を
説明する図、図12は案内用シース基端部の構成を説明
する図、図13は振動子部組を先端部材先端側から挿通
して信号ケーブルがシース基端側口金から突出している
状態を示す図、図14はシース基端側口金に先端側硬性
部材を配置する工程を説明する図、図15はシース基端
側口金に配置した先端側硬性部材に伝達部本体及び駆動
力伝達部を配置して回転駆動力伝達部を形成する工程を
説明する図、図16は超音波コネクタの構成を説明する
図、図17は図16に示す超音波コネクタの構成を説明
する断面図である。
【0013】図8(a)はプローブユニットを説明する
図、図8(b)はプローブユニットに案内用シース、送
液チューブを挿通する工程を示す図、図11(a)はプ
ローブユニットに先端部材を取り付ける工程を説明する
図、図11(b)はプローブユニットに送液口金を取り
付ける工程を説明する図、図12(a)は案内用シース
の基端部にシース基端側口金を配置する工程を説明する
図、図12(b)はシース基端側口金に対して連結固定
部材及び第2折れ止め部材を一体的に配設する工程を示
す図、図12(c)は案内用シース基端部の構成例を示
す図、図15(a)はシース基端側口金に配置した先端
側硬性部材に伝達部本体を配置した状態を示す図、図1
5(b)は伝達部本体に駆動力伝達部を配置する工程を
説明する図、図16(a)は信号ケーブルの先端部に信
号伝達部材を配置した状態を示す図、図16(b)は組
み立てられた超音波コネクタを示す図、図17(a)は
図16(b)に示すA−A線断面図、図17(b)は図
16(b)に示すB−B線断面図、図17(c)は図1
6(b)に示すC−C線断面図、図17(d)は図16
(b)に示すD−D線断面図である。
【0014】図1に示すように本実施形態の像形成装置
は超音波プローブシステムであり、この超音波プローブ
システムは、挿入部10を構成する先端部材13に設け
た先端キャップ2内に像形成手段として後述する超音波
振動子を配設した例えば直腸や肛門の超音波診断に用い
る超音波プローブ1と、前記先端部材13及び先端キャ
ップ2の側周面を覆うように配置される伸縮自在で超音
波透過性を有するラテックスやテフロンゴム等で形成さ
れたバルーン3と、このバルーン3内に超音波伝達媒体
である例えば水を供給するシリンジ等の流体供給・吸引
装置の1つである送液装置4と、前記超音波プローブ1
の超音波振動子を駆動させる駆動源を内蔵した駆動ユニ
ット5と、この駆動ユニット5と電気的に接続され、前
記超音波振動子との信号の送受を行う信号処理部等を備
えた超音波画像信号を生成する観測装置6と、この観測
装置6で生成された超音波画像信号を超音波映像として
表示するモニタ7とで主に構成されている。なお、符号
8は前記観測装置6、前記モニタ7等を設置するカート
であり、符号9は駆動ユニット5をカート8に一体的に
固定する支持アームである。
【0015】図2に示すように超音波プローブ1は、体
腔内に挿入される挿入部10と、この挿入部10の基端
に連設する把持部11と、この把持部11の基端から延
出する超音波コード12とで主に構成されている。
【0016】前記挿入部10は、先端側に配置される管
状の硬質部材で形成された先端部材13と、この先端部
材13の基端側に連設する細長で管状の硬質部材で形成
され、外表面の所定の位置に挿入深さの目安となる目盛
り線14を設けた挿入部本体15とで構成されている。
【0017】前記把持部11には、略管状の硬質部材で
形成した把持部本体16に前記送液装置4から延出する
チューブとの連結部となる口金となる送液口金17が設
けられている。この送液口金17は、図に示すように把
持部11の基端側に挿入軸方向に対して斜め方向に傾け
て導出されて、把持する際にこの送液口金17が邪魔に
なることを防止している。
【0018】前記超音波コード12は、柔軟なチューブ
体で形成され、端部に前記駆動ユニット5に機械的かつ
電気的に接続される超音波コネクタ19を備えている。
この超音波コード12の把持部近傍には第1折れ止め部
材18aが設けられ、前記超音波コネクタ近傍には第2
折れ止め部材18bが設けられている。
【0019】なお、この超音波ケーブル内には後述する
信号線及びフレキシブルシャフトが挿通されている。符
号11aは把持部11の先端側に1本以上設けた、滑り
止めを兼ねるとともに挿入部10に被せる図示しないカ
バーシースをバンド等によって固定するための溝であ
る。
【0020】図3(a),(b),(c)に示すよう
に、前記先端部材13と前記挿入部本体15及びこの挿
入部本体15と把持部本体16とは例えば接着によって
一体的に固定されている。
【0021】前記超音波プローブ1の前記挿入部10を
構成する先端部材13の基端側からは超音波振動子から
延出する信号線及びフレキシブルシャフトが挿通配置さ
れるシース部材である案内用シース21及び前記送液装
置4から把持部本体16に設けた送液口金17を介して
挿入部先端部に配置されるバルーン3内に水を供給する
際のチャンネルを構成するチャンネルチューブとして送
水用チャンネルチューブ(以下送液チューブと略記す
る)22が延出している。
【0022】前記案内用シース21は、挿入部本体15
に形成されている貫通孔15a及び前記把持部本体16
に形成されている貫通孔16aを通って、前記超音波コ
ネクタ19まで延出している。つまり、案内用シース2
1は、前記超音波コード12を構成している。
【0023】一方、前記送液チューブ22は、前記案内
用シース21の外周面に1回ないし複数回、巻回された
状態で前記挿入部本体15及び把持部本体16に形成さ
れている貫通孔15a,16a及び前記貫通孔16aに
連通する送液用連通孔16bを通って送液口金17に連
通固定している。
【0024】なお、符号33は案内用シース21内を挿
通する柔軟な部材で形成された中空なフレキシブルシャ
フトである。
【0025】図3(b)に示すように前記案内用シース
21の先端部は、前記先端部材13の略中央部に固定配
置されたシース固定口金24に連通固定されている。ま
た、前記送液チューブ22の先端部は、前記先端部材1
3に固定配置されたチューブ固定口金25に連通固定さ
れている。なお、符号23は、前記案内用シース21と
シース固定口金24との連結部分を被覆する熱収縮チュ
ーブである。
【0026】図3(c)に示すように前記案内用シース
21は、把持部本体16の貫通孔16aの基端部に配置
されている例えば金属部材で形成された断面形状が略凸
字形状の折れ止め固定部材26に形成されている貫通孔
及び第1折れ止め部材18aの貫通孔を通って超音波コ
ネクタ19側に延出している。
【0027】一方、前記送液チューブ22の基端部は、
前記送液口金17が一体的に取り付けられるチャンネル
ブロック27から突設した接続パイプ28に連通固定さ
れている。
【0028】前記チャンネルブロック27は、前記把持
部本体16に形成されている送液用連通孔16bと同軸
に形成した凹部に配置固定されている固定用ブロック2
9に係入配置されるようになっている。つまり、前記送
液チューブ22を接続パイプ28に連通固定したチャン
ネルブロック27の先端部に前記送液口金17を一体に
取り付けた状態にして前記チャンネルブロック27を前
記固定用ブロック29に係入配置することによって、把
持部本体16の所定位置に前記送液口金17が固設され
る。
【0029】なお、符号16cは外部と16aとを連通
する点線に示す水密検査用透孔80の開口であり、水密
検査終了後に封止部材によって水密封止される。また、
符号81は前記折れ止め固定部材26と貫通孔16aと
の間の水密を図るOリングである。さらに、符号82は
前記第1折れ止め部材18aに予め配置されている金属
製の折れ止め連結部材であり、この折れ止め連結部材8
2に形成した雌ネジと前記折れ止め固定部材26の小径
部外周に形成されている雄ネジとを螺合することによっ
て第1折れ止め部材18aが把持部本体16の所定位置
に連結固定されるようになっている。また、符号83は
前記折れ止め固定部材26に形成されている貫通孔内周
面と前記案内用シース21の外周面との間の水密を図る
Oリングであり、符号84は前記Oリング83が前記折
れ止め固定部材26から脱落するのを防止するOリング
脱落防止リングである。
【0030】図4に示すように前記先端部材13の略中
央部長手方向には前記シース固定口金24を配置すると
ともに、超音波振動子31を備えた振動子部組30を配
置する段付孔13aが形成されている。前記シース固定
口金24の接続部の孔と段付孔13aの中心軸とは一致
していなくてもよい。実施形態においては送液路13c
の径寸法を大きくするためシース固定口金24の接続部
の孔を偏心させている。
【0031】また、先端部材13の外周面所定位置には
周方向に形成したバルーン配置溝13b及びこのバルー
ン配置溝13bより先端側に位置して挿入部10の先端
部側側周面を覆うように配置されるバルーン3内に水を
供給する送液路13cの一開口である送液口13dが形
成されている。この送液路13cの他開口は先端部材1
3の基端面側に前記チューブ固定口金25を係入配置す
る開口として形成されている。つまり、前記送液路13
cは、中途部で屈曲した形状になっている。そして、前
記段付孔13aの基端部に前記シース固定口金24が接
着、半田付け等によって固定され、前記送液路13cの
基端部に前記チューブ固定口金25が接着、半田付け等
によって固定されている。
【0032】前記送液チューブ22は、チューブ中途部
での折れを防止するため、送液チューブ22の全長又は
一部に図5(a)に示すような折れ止めコイル86や図
5(b)に示すように断面形状が扁平な金属帯片87を
被せる構成であってもよい。また、前述したように折れ
止めコイル86や金属帯片87を送液チューブ22の全
長又は一部に被せる代わりに図5(c),(d)に示す
ようにチューブの一部又は全長に渡って前記折れ止めコ
イル86や金属帯片87を一体成形した折れ防止チュー
ブ22a,22bを送液チューブとして使用するように
してもよい。
【0033】一方、前記案内用シース21は、図6
(a),(b)に示すように例えば、ステンレス等の細
径の金属素線を網状に形成した網状のブレード88の内
面側及び外面側に絶縁性の樹脂部材89を一体成形して
3層構造で形成したブレード付きシースであり、内周面
に形成した絶縁性の樹脂部材89で形成された樹脂層に
よって網状のブレード88が表面に露出することを防止
している。このことによって、回転するフレキシブルシ
ャフト34がブレード88に巻きついてこのフレキシブ
ルシャフト34の回転に不良が発生することを防止して
いる。なお、前記フレキシブルシャフト34は、細線を
3層8条密着巻きしたものを用いると2層4条密着巻き
したものより外来ノイズ耐性が向上する。
【0034】図4に示すように前記先端部材13の前方
側に配置される超音波振動子31は、この先端部材13
の先端側に配置されるポリメチルペンテンやポリエチレ
ン、ポリエーテルブロックアミド等、超音波透過性に優
れた材質で形成された先端キャップ2によって覆われる
ようになっており、この先端キャップ2内には超音波伝
達媒体である流動パラフィン、水、カルボキシルメチル
セルロース水溶液、KYゼリー等が充填されるようにな
っている。
【0035】なお、前記先端キャップ2は、例えば糸巻
き接着固定部85を形成して先端部材13に配置され
る。
【0036】また、前記先端キャップ2の先端部には封
止ネジ2bが設けられており、この封止ネジ2bを取り
外した状態で、先端キャップ内に超音波伝達媒体を充填
するようになっている。
【0037】さらに、符号32は超音波振動子31から
延出する信号線をひとまとめにした信号ケーブルであ
り、前記フレキシブルシャフト34の中空部に配置され
ている。符号13eは前記段付孔13aに連通する潤滑
油供給用透孔であり、この潤滑油供給用透孔13eから
前記段付孔13a、シース固定口金24及び案内用シー
ス21内に潤滑油を供給してフレキシブルシャフト34
等の回転抵抗を少なくするようにしている。
【0038】図7(a)及び図7(b)を参照して前記
先端部材13の段付孔13a内に配置されている振動子
部組30の構成を説明する。図に示すように前記振動子
部組30は、例えば挿入方向に対して直交する向きを超
音波走査面にした超音波振動子31と、この超音波振動
子31から延出する信号ケーブル32と、前記超音波振
動子31を先端に固定する振動子保持部33a及びこの
超音波振動子31を回転させるための軸部33bを備え
た細長で管状の先端側硬性シャフト33と、この先端側
硬性シャフト33の先端に固定されている超音波振動子
31を挿入方向に対して直交する向きに回転力を伝達す
る中空で細長なフレキシブルシャフト34と、このフレ
キシブルシャフト34の基端部に配置され、前記駆動ユ
ニット5の駆動源からの駆動力を前記フレキシブルシャ
フト34に伝達する基端部側外周面に周り止め用の平面
部35aを形成した細長で管状の基端側硬性シャフト3
5とを一体にして主に構成されている。
【0039】前記先端側硬性シャフト33の先端側に形
成されている溝部33cには、水密及び固定保持を図る
目的のOリング90が配置され、このOリング90外側
には前記先端部材13の先端面に例えば螺合固定される
振動子部組固定部材36が圧入配置されている。
【0040】また、先端側硬性シャフト33の軸部33
bには先端側から順に、軸部33bを回動自在に保持す
るベアリングを配置した第1転がり軸受37a、所定幅
に形成されたスペーサー38、前記第1転がり軸受37
a同様、前記軸部33bを回動自在に保持する第2転が
り軸受37b、この先端側硬性シャフト33と前記フレ
キシブルシャフト34とを一体的に固定する細長で管状
のシャフト連結部材39が配置されている。
【0041】そして、前記シャフト連結部材39と前記
先端側硬性シャフト33とは螺合固定によって一体的に
固定される。また、このシャフト連結部材39と前記フ
レキシブルシャフト34とは前記シャフト連結部材39
に形成されている貫通孔に例えば基端部側で直交する連
通孔39aに流し込む半田等の接合部材99によって一
体的に固定されている。
【0042】また、前記フレキシブルシャフト34の基
端部に固定配置される基端側硬性シャフト35は、この
先端側硬性シャフト35に形成されている貫通孔に例え
ば先端部側で直交する連通孔35bに流し込む半田等の
接合部材99によって一体的に固定されている。
【0043】なお、前記信号ケーブル32は、先端側硬
性シャフト33に設けられている貫通孔、フレキシブル
シャフト34の中空部、基端側硬性シャフト35の貫通
孔を通って、この基端側硬性シャフト35の基端面から
所定長延出した状態に構成されている。
【0044】また、前記基端側硬性シャフト35の貫通
孔内に洗浄の際の水や薬液等の液体が侵入することを防
止するため、基端側硬性シャフト35の貫通孔基端部内
周面と信号ケーブル32の外周面との間には水密を確保
する目的の接着部91が設けてある。
【0045】さらに、前記基端側硬性シャフト35の中
央部には前記基端側硬性シャフト35に形成されている
貫通孔内周面と信号ケーブル32の外周面との間の水密
を確保する目的で、前記貫通孔に直交する連通孔35c
を介して接着剤、封止樹脂等を充填して形成した封止部
92が設けてある。符号93は前記先端側硬性シャフト
33の基端側側部に形成した溝部に配置されて、前記段
付孔13aの内周面に密着して水密を図るOリングであ
る。
【0046】ここで、前記超音波プローブ1の組立工程
を説明する。まず、図8(a)に示すように前記把持部
本体16の側部及び基端部に固定用ブロック29、折れ
止め固定部材26を固設し、この把持部本体16に挿入
部本体15を一体に形成してプローブユニット1aを構
成する。
【0047】そして、図8(b)に示すように前記折れ
止め固定部材26の貫通孔を介して所定長さ寸法に設定
されている案内用シース21を把持部本体16及び挿入
部本体15の貫通孔16a,15a内に挿通させ、前記
挿入部本体15の先端側開口から前記案内用シース21
を突出させる。
【0048】一方、前記固定用ブロック29の貫通孔を
介して前記送液チューブ22を送液用連通孔16b、前
記貫通孔16a,15a内に挿通させ、前記挿入部本体
15の先端側開口から送液チューブ22を突出させる。
なお、この送液チューブ22の長さ寸法は、組立て上、
前記プローブユニット1aに形成されている貫通孔15
aから送液用連通孔16bに至る寸法より長く設定され
ており、送液チューブ22の基端部には接続パイプ28
を介してチャンネルブロック27が設けてある。
【0049】次に、図9に示すように前記挿入部本体1
5の先端側開口から突出している案内用シース21及び
送液チューブ22の先端部をそれぞれ、前記先端部材1
3の基端面から突出しているシース固定口金24及びチ
ューブ固定口金25に連結する。なお、前記先端部材1
3に予め案内用シース21及び送液チューブ22を接続
した状態で、前記案内用シース21及び送液チューブ2
2を貫通孔15aに挿通させるようにしてもよい。
【0050】そして、例えば図中矢印方向に先端部材1
3を1回又はそれ以上回転させる。すると、図10に示
すように前記先端部材13が回転させられたことによっ
て前記案内用シース21の外周面に送液チューブ22が
螺旋状に巻回した状態になる。
【0051】次いで、図11(a)に示すように前記先
端部材13を前記挿入部本体15に接続固定する一方、
図11(b)に示すように前記送液チューブ22の基端
部に設けられているチャンネルブロック27に矢印Aに
示すように送液口金17を嵌入配置し、その後、この送
液口金17が一体になったチャンネルブロック27を固
定用ブロック29に配置する。
【0052】このチャンネルブロック27を固定用ブロ
ック29に配置することにより、プローブユニット1a
に形成されている貫通孔15aから送液用連通孔16b
に至る寸法より長く設定されている送液チューブ22が
送液用連通孔16b及び貫通孔15aに押し込まれてい
くが、このとき、送液チューブ22は、前記案内用シー
ス21の外周面に沿って螺旋間隔を変化させるように移
動してプローブユニット1a内に押し込んでいく。
【0053】そして、図3(c)に示すように固定用ブ
ロック29内にチャンネルブロック27を配置させるる
ことによって、送液口金17が把持部本体16の所定位
置に配置される。このとき、前記図3(a)に示すよう
に送液チューブ22に折れが発生しないので流体を確実
にバルーン3まで送り込んで膨縮させることが可能にな
る。なお、符号81aは固定用ブロック29の外周面と
把持部本体16に形成した凹部内周面との間の水密を図
るOリングである。また、前記先端部材13の回転方向
は図中矢印方向に限定されるものではなく逆方向に回転
させてもよい。
【0054】続いて、前記把持部本体16から突出して
いる折れ止め固定部材26の所定位置にOリング83及
びOリング脱落防止リング84を配置する。そして、こ
の状態で、前記第1折れ止め部材18aに一体に設けら
れている折れ止め連結部材82と前記折れ止め固定部材
26とを螺合固定して第1折れ止め部材18aを把持部
本体16に一体的に固定する。
【0055】このことによって、前記図3(c)に示す
ように前記Oリング83が、前記Oリング脱落防止リン
グ84によって押圧保持された状態になるので、折れ止
め固定部材26の所定位置からOリング83が脱落する
ことが確実に防止される。
【0056】次いで、図12(a)に示すように前記把
持部11から延出している案内用シース21の基端部に
金属製のシース基端側口金41を固設する。このとき、
このシース基端側口金41の先端部に形成しているネジ
部41aで前記案内用シース21のブレード88の内面
側に設けられている樹脂部材89の樹脂層にねじ山を切
り込んでいく。前記案内用シース21は、3層構造のブ
レード付きシースであるのでねじ山を切り込んでいく
際、ブレード88が剥がれることなく安定した組付けを
行える。このことによって、前記案内用シース21に設
けられているブレード88とシース基端側口金41とが
電気的導通状態になって、案内用シース21の所定位置
にシース基端側口金41が一体的に配置される。
【0057】なお、先端部材13のシース固定口金24
との接続方法も同様である。また、前記案内用シース2
1にシース基端側口金41を配置する際、予め前記案内
用シース21の外装側に、前記第1折れ止め部材18a
と同様に折れ止め連結部材82を設けた第2折れ止め部
材18b及びこの折れ止め部材18bと前記シース基端
側口金41とを連結固定する連結固定部材42を挿通配
置してある。
【0058】そして、前記シース基端側口金41の雄ネ
ジ部41bと連結固定部材42の雌ネジ部42bとを螺
合によって一体的に固定する一方、前記第2折れ止め部
材18bの連結部材82と前記連結固定部材42の雄ネ
ジ部42aとを螺合によって一体的に固定する。このと
き、前記連結固定部材42を螺合していくことにより、
案内用シース21に外嵌配置されているシリコンチュー
ブ等で形成した弾性部材40が押圧(圧縮)されて内径
寸法が細径になるように変形する。このことによって、
前記案内用シース21は、シース基端側口金41に回転
規制された状態で固定される。なお、前記第2折れ止め
部材18bの貫通孔と前記案内用シース21外周面との
間隙をなくすように充填剤43を塗布しておく。
【0059】このことによって、図12(b)に示すよ
うに案内用シース21の基端部に設けたシース基端側口
金41に対して前記連結固定部材42及び前記第2折れ
止め部材18bが配置された状態になる。この状態で、
さらに、図12(c)に示すように前記シース基端側口
金41及び連結固定部材42の外周側に樹脂性の第1外
装部材44を配置し、接着剤45によって、この第1外
装部材44を前記第2折れ止め部材18bに対して一体
的に接着固定する。
【0060】次いで、図7に示したように一体的に構成
した前記振動子部組30のフレキシブルシャフト34の
基端部に設けた基端側硬性シャフト35から突出した信
号ケーブル32を、前記図11(a)に示したプローブ
ユニット1aの先端に設けた先端部材13の段付孔13
aに挿通する。そして、この信号ケーブル32を前記シ
ース固定口金24内及び案内用シース21内に導入して
いく。
【0061】すると、前記信号ケーブル32がシース固
定口金24内及び案内用シース21内に進むにしたがっ
て、前記段付孔13a内に順次、前記振動子部組30の
基端側硬性シャフト35、フレキシブルシャフト34、
シャフト連結部材39、第2転がり軸受37b、スペー
サ38、第1転がり軸受37a及び振動子部組固定部材
36の軸部が挿通される。そして、前記振動子部組固定
部材36を先端部材13に螺合固定する。このことによ
って、前記図4に示したように前記第1転がり軸受37
a,スペーサー38,第2転がり軸受37bが前記段付
孔13a内の所定位置に配置されて、前記超音波振動子
31が先端部材13の前方側に回転自在な状態になる。
【0062】一方、図13に示すように超音波コード1
2の基端部に位置する第1外装部材44から突出するシ
ース基端側口金41の基端面からは前記基端側硬性シャ
フト35の一部及び信号ケーブル32が延出する。
【0063】ここで、前記振動子部組30を構成するフ
レキシブルシャフト34及び信号ケーブル32の基端部
側の構成を具体的に説明する。まず、図14に示すよう
に前記シース基端側口金41の基端面から露出している
基端側硬性シャフト35の外周側に水密を保持するパッ
キン部材46及び転がり軸受47を挿通させた状態にし
て、前記シース基端側口金41の所定位置に配置する。
【0064】そして、回転駆動力伝達部を構成する先端
側硬性部材51を前記基端側硬性シャフト35の外周側
に配置した後、前記先端側硬性部材51を先端側に押し
進めて前記転がり軸受47に先端面が当接した状態にな
ったところで、固定用ネジ52によって一体的に固定す
る。このことによって、前記先端側硬性部材51と基端
側硬性シャフト35ととが一体的に固定される。
【0065】なお、符号51aは雄ネジ部である。ま
た、符号53はグランド強化用のコイルバネであり、前
記先端側硬性部材51を基端側硬性シャフト35の外周
側に配置する際、所定位置に配置される。
【0066】次に、図15(a)に示すように前記シー
ス基端側口金41に配置した先端側硬性部材51の雄ネ
ジ部51aに前記回転駆動力伝達部を構成する後述する
信号線収納部54aを有する伝達部本体54を螺合固定
し、その後図15(b)に示すように後述する信号伝達
部材を配置する空間部55a及び基端面から駆動力伝達
ピン56を突出させた駆動力伝達部材55を前記伝達部
本体54の基端部所定位置に配置し、固定ネジ57によ
って一体的に螺合する。このことによって、前記基端側
硬性シャフト35を介して第1外装部材44の基端側か
ら突出した状態で回転駆動力伝達部50が配置される。
【0067】なお、前記伝達部本体54と駆動力伝達部
材55とを予め螺合固定した状態で前記伝達部本体54
を先端側硬性部材51に螺合固定して回転駆動力伝達部
50を構成するようにしてもよい。また、符号58は後
述する61に対して前記55を回動自在に保持する軸受
けである。
【0068】次いで、図16(a)に示すように前記信
号ケーブル32の端部に信号伝達部材59を取り付ける
一方、シールド部材61を前記シース基端側口金41の
所定位置に配置して固定ネジ57によって螺合固定し
て、このシールド部材61を覆い包むように第2外装部
材62を配置して、前記第1外装部材44と接着剤によ
って一体的に固定する。その後、前記信号伝達部材59
を駆動力伝達部材55の空間部55a内に配置固定す
る。このことによって図16(b)に示すように超音波
コネクタ19が形成されて、図2に示した超音波プロー
ブ1となる。
【0069】そして、組立てを完了した超音波プローブ
1は、前記16cに連通するチェック用透孔16dから
空気等を送り込んで密閉状態の検査を行う。
【0070】なお、前記信号伝達部材59を空間部55
aに配置する際、前記信号ケーブル32は、前記伝達部
本体54に形成した信号線収納部54a内に収納され
る。この信号ケーブル32に例えば螺旋状の曲がり癖を
つけておくことによって、前記信号伝達部材59を空間
部55a内に配置するとき、信号ケーブル32が螺旋を
形成しながらスムーズに信号線収納部54a内に収納さ
れていく。なお、符号65は軸受58の脱落を防止する
シールド部材61に配設される軸受脱落防止ピンであ
り、符号66は水密を保持するOリングである。
【0071】また、図17(a)に示すように前記信号
伝達部材59は、この信号伝達部材59に形成した周り
止め部59aに周り止めピン63を接着剤64で固定し
て、駆動力伝達部材55の空間部55a内で回転するこ
と及び空間部55a内から脱落することを防止してい
る。
【0072】また、図17(b)に示すように先端側硬
性部材51の側部に形成されている雌ネジ部に固定用ネ
ジ52を配置し、この固定用ネジ52の先端面で前記基
端側硬性シャフト35に形成されている平面部35aを
押圧して先端側硬性部材51と基端側硬性シャフト35
とを一体にしている。このことによって、駆動ユニット
5の駆動源からの駆動力が回転駆動力伝達部50を介し
て基端側硬性シャフト35に回転力として伝達されるこ
とによって、フレキシブルシャフト34が回転されて、
このフレキシブルシャフト34の先端部に固定されてい
る先端側硬性シャフト33が回転することより、超音波
振動子31が回転する。
【0073】なお、前記固定用ネジ52の頭部と先端側
硬性部材51の平面部とは同面になるようになってい
る。このことにより、前記頭部が前記平面部から突出し
ている場合には基端側シャフト35の平面部35aを押
圧していないこと、つまり組み立て異常を目視で検出可
能になっている。
【0074】また、図17(c)に示すように先端側硬
性部材51と基端側硬性シャフト35との間にグランド
強化用のバネ部材67を配置したことによって、先端側
硬性部材51と基端側硬性シャフト35との電気的な接
触をより確実にしている。
【0075】また、図17(d)に示すようにシース基
端側口金41は、周り止めピン63を配置して外装部材
62,61に対する位置を一定に保持されている。
【0076】このように、超音波プローブの先端部側周
面に配置されるバルーンに超音波伝達媒体を供給する送
液チューブをプローブユニット内に配置する際、この送
液チューブをプローブユニット内を挿通する案内用シー
スに巻回させたことによって、送液チューブを挿入部内
に押し込み配置するとき、この送液チューブが案内用シ
ースの外周面に沿って螺旋間隔を変化させるように移動
するので、送液チューブの中途部が折れ曲がることなく
プローブユニット内に配置される。
【0077】また、予め、組立て構成した振動子部組の
超音波振動子とは反対に位置する基端側の信号ケーブル
をプローブユニットに組み付けた先端部材側から挿入配
置して超音波振動子を先端部に配置することによって、
挿入部の先端部に配置する超音波振動子の大径化を図る
ことができる。
【0078】これらのことによって、超音波プローブに
使用する超音波振動子の大径化を図って、かつ超音波振
動子と観察部位との間に確実に超音波伝達媒体を介在さ
せることを可能にして、良好な超音波画像を得られる。
【0079】また、送液チューブの外表面に、このチュ
ーブ中途部での折れを防止する折れ止めコイルや断面形
状が扁平な金属帯片をチューブの一部又は全長に渡って
被せる構成にしたことによって、送液チューブを挿入部
内に押し込み配置するとき、送液チューブの中途部が折
れ曲がることをより確実に防止することができる。
【0080】さらに、フレキシブルシャフトが挿通され
る案内用シースを樹脂層の間にブレードを内挿させた3
層構造のブレード付きシースとしたことによって、回転
するフレキシブルシャフトがブレードに絡まってフレキ
シブルシャフトに回転不良が発生することを確実に防止
することができる。
【0081】なお、図18(a)の把持部の構成を説明
する図,図18(b)の図18(a)のA−A方向から
見た図及び図18(c)の図18(a)のB方向から見
た図に示すように本実施形態の超音波プローブ1の把持
部11に、使用者の指を支持させることを可能にする引
っかかり部11bを設けることによって、図18(d)
の把持状態を示す図のように前記把持部11を鉛筆を握
るように把持することを可能にして微妙な手元操作を行
える。
【0082】また、図19に示すように前記把持部11
をわしづかみ状態で把持する際には前記送液口金17を
挿入軸方向に対して斜め方向に傾いて導出しているの
で、この部分が引っかかり部の作用をして把持性が向上
する。
【0083】さらに、本実施形態においては像形成装置
を超音波プローブシステムとしているが、像形成装置は
超音波プローブシステムに限定されるものではなく像形
成手段として観察部位の光学像を所定位置に結像させる
観察光学系を有する内視鏡を備えた内視鏡システム等、
流体通路として送液路、送気路、吸引路と、口金として
送液口金、送気口金、吸引口金とを備え、この送液口
金、送気口金、吸引口金と前記送液路、送気路、吸引路
とをそれぞれ連通するチャンネルチューブを挿入部内に
挿通配置したものに適用される。
【0084】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0085】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0086】(1)体腔内に挿入され、流体通路の開口
を形成した先端部に像形成手段を内蔵した挿入部と、こ
の挿入部の基端部に連設して流体供給・吸引装置から延
出するチューブが連結される口金を備えた把持部とを有
する像形成装置において、前記口金と前記流体通路の開
口とを連通させてチャンネルを構成するチャンネルチュ
ーブを、前記先端部から少なくとも前記把持部まで延出
する挿通部材の外周に巻き付けた状態にして、前記挿入
部内に配置した像形成装置。
【0087】(2)前記像形成手段は、観察部位に向け
て超音波パルスの送信又は観察部位で反射する超音波パ
ルスの受信の少なくとも一方を行う超音波振動子である
付記1記載の像形成装置。
【0088】(3)前記像形成手段は、観察部位の光学
像を所定位置に結像させる観察光学系である付記1記載
の像形成装置。
【0089】(4)先端キャップ内に配置される像形成
手段である超音波振動子と、この超音波振動子を回転自
在に支持する先端部材と、この先端部材の基端に連設さ
れる細長な挿入部本体と、この挿入部本体の基端に連設
されて操作部を兼ねる把持部を構成する把持部本体と、
この把持部本体から延出して、前記超音波振動子から延
出する信号線及びフレキシブルシャフトを内挿するシー
ス部材が挿通配置され、基端部に前記信号線及びフレキ
シブルシャフトを電気的かつ機械的に接続する接続部を
有する超音波ケーブルとを備え、前記先端部材に前記先
端キャップ内の超音波振動子を覆い包むバルーンに連通
する送液口を形成する一方、前記把持部本体に送液装置
から延出する送液チューブを連結す送液口金を設けた超
音波プローブにおいて、前記把持部本体の送液口金と前
記先端部材の送液口とを連通するチャンネルを構成する
送液用チャンネルチューブを、前記シース部材の外周に
巻き付けた状態にして前記挿入部内に配置した超音波プ
ローブ。
【0090】(5)前記送液口金を挿入軸方向に対して
斜め方向に傾けて配置した付記4記載の超音波プロー
ブ。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ャンネルチューブ中途部を折り曲げることなく挿入部内
に配置して流体がチャンネルチューブ内をスムーズに流
れる像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は本発明の一実施形態に係り、
図1は本実施形態の超音波プローブを備える超音波プロ
ーブシステムを示す図
【図2】超音波プローブを説明する図
【図3】超音波プローブの構成を詳細に説明する図
【図4】超音波プローブの挿入部先端部の構成を詳細に
説明する図
【図5】送液チューブの構成例を説明する図
【図6】案内用シースの構成を説明する図
【図7】振動子部組の構成を説明する図
【図8】図8ないし図17は本発明の超音波プローブを
製造する工程及び構成を説明する図であり、図8はプロ
ーブユニットと案内用シース、送液チューブとを説明す
る図
【図9】案内用シース、送液チューブと先端部材を説明
する図
【図10】案内用シースに送液チューブが巻回している
状態を示す図
【図11】プローブユニットに先端部材及び送液口金を
取り付ける工程を説明する図
【図12】案内用シース基端部の構成を説明する図
【図13】振動子部組を先端部材先端側から挿通して信
号ケーブルがシース基端側口金から突出している状態を
示す図
【図14】シース基端側口金に先端側硬性部材を配置す
る工程を説明する図
【図15】シース基端側口金に配置した先端側硬性部材
に伝達部本体及び駆動力伝達部を配置して回転駆動力伝
達部を形成する工程を説明する図
【図16】超音波コネクタの構成を説明する図
【図17】図16(b)に示す超音波コネクタの構成を
説明する断面図
【図18】把持部の構成及び把持状態の1例を説明する
【図19】他の把持状態を説明する図
【符号の説明】
1…超音波プローブ 10…挿入部 13…先端部材 15…挿入部本体 16…把持部本体 17…送液口金 21…案内用シース 22…送水チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF21 FF35 FF43 HH04 HH05 JJ06 JJ11 4C301 AA02 BB03 EE13 FF01 FF04 FF07 FF15 GA06 GA15 GA20 GC02 GC03 GC04 GC15 GC17 GC23 JA19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入され、流体通路の開口を形
    成した先端部に像形成手段を内蔵した挿入部と、この挿
    入部の基端部に連設して流体供給・吸引装置から延出す
    るチューブが連結される口金を備えた把持部とを有する
    像形成装置において、 前記口金と前記流体通路の開口とを連通させてチャンネ
    ルを構成するチャンネルチューブを、前記先端部から少
    なくとも前記把持部まで延出する挿通部材の外周に巻き
    付けた状態にして、前記挿入部内に配置したことを特徴
    とする像形成装置。
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