JP4564531B2 - 回転自走式内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転筒体の回転により体腔内を自走する回転自走式内視鏡装置に関する。
周知のように、内視鏡は、医療や工業等の各種分野において、管内等の直接目視することができない部位を観察する目的で広く用いられており、一般に、被検部位へ挿入する細長の挿入部を備えて構成されている。
このような内視鏡には、種々多様な構造のものが知られている。一例を挙げると、経肛門により大腸内へ挿入部の挿入を行う内視鏡において、挿入部の外周に、螺旋形状部を備えた軸回りに回動自在な回転筒体を設け、該回転筒体をモータ等で回転させることにより、螺旋形状部と腸壁との間に発生する摩擦を利用して、大腸内への挿入部の挿入を、ねじ作用により自動的に行うことができる回転自走式内視鏡が知られている。
このように、回転部材と体腔内の組織との摩擦を利用して、内視鏡等の医療用具を体腔内に挿入していく技術は、例えば特開平10−113396号公報に開示されている。
このような内視鏡には種々のタイプのものがあるが、一例を挙げれば、経肛門により大腸内へ挿入を行うようになされた内視鏡において、挿入部の外周側に、軸回りに回動可能な可撓性を有する回転筒体を設けて、該回転筒体を回転させることにより、体腔内への挿入を自動的に行うことができるようにした回転自走式内視鏡装置がある。また、回転筒体は、体腔内に挿入するために長尺であり、その材質に回転伝達性の良い金属が用いられる。
この回転自走式内視鏡は、回転筒体を所定の軸回りに回転させるための上述のモータ等の電気機器が内蔵され、挿入部に連結される回転装置を有している。また、回転自走式内視鏡の先端部には、体腔内の画像を撮影するための撮像装置などの電気素子、自然光の入らない体腔内への照明装置等の電気部品が内蔵されている。
このような回転自走式内視鏡には、回転装置内の電気機器類、先端部内の電気素子、或いは電気部品からの電気的なノイズが金属性の回転筒体に導通し、この長尺な回転筒体がアンテナとなって、施術室内の各種機器、例えば、患者モニタ装置、電気メスなどの動作に対する不干渉性能力であるEMC(Electro−Magnetic Compatibility)を有することが必要とされる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、施術室内の各種機器の動作に電気的な干渉を与えることのない回転自走式内視鏡装置の提供を目的とする。
本発明の回転自走式内視鏡装置は、本発明の回転自走式内視鏡装置は、電気素子及び電気部品を備えた先端部を有する長尺な挿入部と、該挿入部の外表面を形成し、少なくとも該外表面が導電性部材により形成され、前記挿入部に対して軸回りに回動自在な管状の推進力発生手段と、前記挿入部と連結され、前記推進力発生手段を回動させる各種電気装置を内蔵する回動力発生手段と、を具備し、前記推進力発生手段は、少なくとも一端部に非導電性部材が配設されている。
本発明の第1の実施の形態に係る回転自走式内視鏡の構成を示す図である。 同、先端部及び挿入部先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った部分断面図である。 同、挿入部の全体を示す斜視図である。 同、回転駆動部の内部を示す断面図である。 同、基端に口金を有する回転筒体、接続環及び前口金を示す分解斜視図である。 同、基端に口金を有する回転筒体、接続環及び前口金を示す長軸方向に沿って切断した断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る回転自走式内視鏡装置の先端部及び挿入部先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った部分断面図である。 同、図7の円VIIIを拡大した先端部及び挿入部先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図3は本発明の実施の形態に係り、図1は回転自走式内視鏡装置の構成を示す図、図2は先端部及び挿入部先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った部分断面図、図3は挿入部の全体を示す斜視図である。
図1に示すように、回転自走式内視鏡装置1は、体腔内に挿入される細長の挿入部2と、この挿入部2の基端側に設けられた回動力発生手段である回転駆動部3及び操作部4と、この操作部4から延出されるユニバーサルケーブル5と、このユニバーサルケーブル5の先端側に設けられたユニバーサルコネクタ6と、このユニバーサルコネクタ6から延出される制御用ケーブル7と、この制御用ケーブル7が例えば着脱自在に接続される制御装置8と、この制御装置8に着脱自在に接続されるフットスイッチ9と、を備えている。
挿入部2は、先端部11と、この先端部11の基端側に連設される推進力発生手段である回転筒体12を有して構成されている。この先端部11を備えた挿入部2の構成について、図2を参照して、より詳細に説明する。
図2に示すように、先端部11の先端面には、対物光学系21が配設されており、この対物光学系21の結像面に例えばCCD、CMOS等で構成される撮像手段であり、電気素子である撮像素子22が配設されている。さらに、先端部11の先端面には、対物光学系21及び撮像素子22による撮影の対象となる被検体を照明するための照明用光源であり、電気部品であるLED23が設けられている。撮像素子22から延出される信号線22aと、LED23から延出される電力線たる信号線23aとは、途中で一本にまとめられて、信号ケーブル26として基端側へ延長されている。
また、先端部11の先端面には、対物光学系21を洗浄するための送水を行ったり、該対物光学系21に付着した水滴等を払拭する送気を行ったりするための送気送水ノズル24aが配設されている。この送気送水ノズル24aは、流体系管路である送気送水チューブ24に接続されていて、該送気送水チューブ24は基端側へ延長されている。
さらに、先端部11の先端面には、例えば吸引等に用いられる流体系管路であるチャンネル25の開口25aが露呈しており、このチャンネル25は、基端側へ延長されている。
また、先端部11の基端側には、回転筒体12の先端側を突き当てるための硬質な部材、例えば、金属製の推進力受け部である突当部11aが設けられている。すなわち、後述するように、突当部11aに推進力が発生した回転筒体12の先端部分が当接することで、先端部11を含めた挿入部2全体が体腔の深部方向へ前進する。
回転筒体12は、本実施の形態において、可撓性を有するようにバネ特性に優れ、回転伝達性を向上するため、金属素線を螺旋状に巻回し、その外周面に螺旋状凸部(あるいは、螺旋状凹部、さらにあるいは、螺旋に沿って連設されるように突設される凸部、など)となる螺旋形状部が形成された部材である。
詳しくは、回転筒体12は、体腔内への挿通性を考慮した螺旋管であり、例えばステンレス製で所定の径寸法の金属素線を螺旋状に1層に巻回して所定の可撓性を有するように形成したものである。また、金属素線は、1層に限ることなく、多条(例えば2条、3条、4条など)に巻いても良い。さらに、回転筒体12は、金属素線を螺旋状に巻いていくときに、金属素線間の密着度を高めることができたり、螺旋の角度を種々設定できたりする。
この回転筒体12は、挿入方向の軸回りに回動可能となるように構成されている。そして、この回転筒体12が回転すると、外周面の螺旋形状部が被検体の体腔内壁と接触して推力が発生し、該回転筒体12自体が挿入方向へ進行しようとする。このとき、回転筒体12の先端部が、前記突当部11aに当接して先端部11を押圧し、先端部11を含めた挿入部2全体が体腔内の深部に向かって前進する推進力が付与される。また、この回転筒体12は、図3に示すように、基端部分に口金12aを有し、この口金12aが後述する電気絶縁部となる回転力受け部である接続環12bを介して前口金16に接続されている。
回転筒体12の内周面側には、チューブ27が配設されている。このチューブ27は、上述したような送気送水チューブ24、チャンネル25、及び信号ケーブル26が内部に挿通されて保護するようになっているとともに、その外周面側において回転筒体12の回転を妨げることがないようになっている。また、チューブ27は、先端部分が突当部11aの基端と連結されており、基端部分に硬質な固定部である固定管17が連結されている。
チューブ27は、長手方向の長さが回転筒体12よりも長く、基端に連結された固定管17から送気送水チューブ24、チャンネル25、及び信号ケーブル26が延出している。これら挿入部2内に挿通されている送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26は、回転駆動部3内を挿通された後に、再びこの回転駆動部3(図1参照)から外部に延出される。
送気送水チューブ24の端部には送気送水接続部24bが、チャンネル25の端部には吸引接続部25bが、信号ケーブル26の端部には信号接続部26bが、それぞれ設けられていて、これらは、操作部4の側面に設けられた接続部31(図1参照)に対して接続されるようになっている。
再び、図1の説明に戻って、挿入部2は、回転駆動部3に設けられた回動伝達部14に接続されるようになっていて、この接続により、回転駆動部3内に設けられている後述するモータの駆動力が回転筒体12に伝達されて、該回転筒体12の回転が行われるようになっている。尚、回動伝達部14は、後述するように、前抜け止め部材13との螺合により、挿入部2が着脱自在となっている。
操作部4には、手で把持するための把持部4aが設けられており、さらに、送気送水チューブ24を介しての送気や送水を操作するための送気送水ボタン4bや、チャンネル25を介しての吸引を操作するための吸引ボタン4cなどの、各種の操作ボタンが設けられている。
操作部4から延出されるユニバーサルケーブル5内には、送気送水チューブ24に接続される送気送水管路、チャンネル25に接続される吸引管路、或いは信号ケーブル26に接続される信号線などが配設されている。
ユニバーサルケーブル5の先端側に設けられたユニバーサルコネクタ6は、送気装置への接続部や、送水タンクへの接続部、吸引ポンプへの接続部、撮像素子22からの画像信号を処理するためのビデオプロセッサへの接続部などを備えている。
このユニバーサルコネクタ6から延出される制御用ケーブル7内には、回転駆動部3への信号線と、先端部11内に配設されているLED23への信号線と、が配設されている。
制御用ケーブル7が接続される制御装置8は、回転駆動部3内に配設されているモータを制御したり、あるいはLED23の発光状態を制御したりするためのものであり、電源スイッチや各種のボリュームダイアル等が設けられたものとなっている。
フットスイッチ9は、回転駆動部3のモータを制御するためのものである。ただし、このフットスイッチ9を、LED23の発光状態を制御するのにも用い得るようにしても構わない。
なお、上述したような構成において、挿入部2以外の部分、つまり、回転駆動部3、操作部4、ユニバーサルケーブル5、ユニバーサルコネクタ6、制御用ケーブル7、制御装置8、及びフットスイッチ9は、流体供給装置を構成するものである。さらに、流体供給装置としては、送気装置、送水タンク、吸引ポンプなどを含んでも良いし、加えてビデオプロセッサを含んでも構わない。従って、この回転自走式内視鏡装置1は、流体供給装置の少なくとも一部と、挿入部2と、を含んで構成されている。
また、回転駆動部3の下面には、該回転駆動部3を載置する際に用いる脚部15が複数設けられている。
次に、図4を参照して、着脱自在となっている挿入部2の基端部分が挿通している状態の回転駆動部3の内部構成について、詳しく説明する。尚、図4は、回転駆動部3の内部を示す断面図である。
図4に示すように、回転駆動部3は、外装を形成するケース3aを有している。このケース3aには、挿入部2が挿通できるように、前後(挿入部2が延出する方向を前方とする。)に2つの孔部が設けられている。
このケース3aの前方側の孔部には、中途に外向フランジが形成された略円筒状の前ホルダ33が配設されている。この前ホルダ33は、外向フランジがケース3aの前方側の孔部近傍の内面と当接するまで前記孔部に挿通され、ケース3aから前方側へ突出した部分が前ホルダ止めリング35との螺合により、ケース3aに固定されている。
また、ケース3aの後方側の孔部には、一端に外向フランジが形成された略円筒状の後ホルダ34が配設されている。この後ホルダ34は、外向フランジがケース3aの後方側の孔部近傍の内面と当接するまで前記孔部に挿通され、ケース3aから後方へ突出した部分が後ホルダ止めリング36との螺合により、ケース3aに固定されている。
これら各ホルダ33,34には、ケース3aの各孔部の内周面と当接する箇所に1つ、及びその近傍の内周面に2つの合計3つの周溝が形成されており、各周溝に防水用のOリング33a,34aが配設されている。
これら各ホルダ33,34内には、各ホルダ33,34を掛け渡すように回転パイプ37が挿通されている。この回転パイプ37は、前ホルダ33を固定しているフレーム38に設けられる2つのベアリング39によって回動保持され、前ホルダ33の開口部から前方へ突出している。
回転パイプ37の基端側の中途(ベアリング39と後ホルダ34の間)には、固定螺子41aによってパイプ側プーリ41が固設されている。このパイプ側プーリ41は、フレーム38に設けられたモータ45のモータ側プーリ46の回動によりプーリベルト42を介して回動される。これにより、パイプ側プーリ41が固設された回転パイプ37は、パイプ側プーリ41の回動に伴って回動される。尚、回転駆動部3のケース3a内は、回転パイプ37の回動時でも、上述した各ホルダ33,34の内周面に配設された各Oリング33a,34aにより、外部からの水密が保持されている。
この回転パイプ37内には、後端に連結手段である後口金48が連結された固定パイプ47が挿通している。後口金48には、中心軸に挿入部2のチューブ27と連結されている固定管17を挿通する孔が形成されている。また、後口金48には、後ホルダ34に形成された空間を形成する切り欠き34bに係入される螺子50が外周方向から螺着されている。
螺子50には、中心軸にビス51を挿通する孔が形成されている。このビス51は、後口金48と螺着すると共に、後口金48に挿通する固定管17を端面で押圧固定している。また、後ホルダ34の後端部分には、切り欠き34bの切り口を覆うように、略円環状の後抜け防止部材49が螺着されている。
従って、体腔内の各屈曲部を通過する挿入部2において、後口金48、固定管17及びチューブ27は、上述のような構成とすることで、軸回りの回転が規制されると共に、軸方向の前後の移動が容易に可能となる。すなわち、後口金48に螺着される螺子50は、後ホルダ34の切り欠き34bと後抜け防止部材49によって形成された空間内で軸方向と直交する方向(回転駆動部3の前後を結んだ軸方向、つまり挿入部2の挿入軸方向)回りの回転が規制されると共に、回転駆動部3の前後に遊動可能となる。
このような構成とすることで、チューブ27は、回転筒体12の回動に追従することなく軸回りの回転が規制される。その結果、チューブ27内部に挿通する送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26は、捩れによる損傷が防止される。
また、送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26には、例えば、挿入部2の湾曲状態に応じて、チューブ27が回転筒体12に対して、挿入軸方向の前後に動いた際に起こる牽引弛緩などの無理な負荷の発生が防止される。
回転パイプ37は、前方側へ突出している部分に回動伝達部14が螺子14bにより固着されている。これにより、回動伝達部14は、回転パイプ37と共に回転する。この回動伝達部14には、前方側の端部から軸方向に沿った係合溝14aが形成されている。
回動伝達部14には、挿入部2の前口金16が係合され、前抜け止め部材13が螺着することで挿入部2が接続される。このとき、前口金16に形成された係合凸部16aは、回動伝達部14の係合溝14aと係合する。これにより、回転パイプ37の回転力は、回動伝達部14を介して、挿入部2に確実に伝達される。
詳しくは、前口金16の係合凸部16aは、その軸方向に対する側面が回動伝達部14の係合溝14aの軸方向に対する側面と当接する。そのため、前口金16は、回動伝達部14に対する軸方向の回動が規制される。従って、回動伝達部14の回転力は、確実に前口金16に伝達される。その結果、挿入部2の回転筒体12は、前口金16を介して、確実に回動伝達部14の回転力が伝達される。
また、回転が規制されている固定パイプ47は、その先端部分が回動伝達部14まで前方側へ突出しており、その先端面に摺動リング47aが配設されている。この摺動リング47aは、固定パイプ47の先端面が回転する前口金16の基端面との当接による摩擦抵抗を軽減するための部材である。
次に、図5及び図6を参照して、挿入部2の回転筒体12と、この回転筒体12の基端に固着された口金12aと、この口金12aを介して回転筒体12を前口金16へ接続する接続環12bについて詳しく説明する。尚、図5は、基端に口金12aを有する回転筒体12、接続環12b及び前口金16を示す分解斜視図、図6は基端に口金12aを有する回転筒体12、接続環12b及び前口金16を示す長軸方向に沿って切断した断面図である。
図5に示すように、挿入部2の回転筒体12の基端(後方側の端部)には、金属製の口金12aが接着、スポット溶接などにより固設されている。この口金12aは、中央の外周面に周溝が形成されるように両端に径の異なる外向フランジを有している。これら2つの外向フランジは、前方側が大径で、後方側が小径となっている。
この口金12aには、非導電性の電気絶縁部である、例えばポリサルホンなどの樹脂により円環状に形成された接続環12bが外挿される。この口金12aと接続環12bは、接着剤により嵌着される。また、接続環12bは、金属性の前口金16の軸中心に形成される孔部に挿入され、接着剤により固着される。
これら回転筒体12、口金12a、接続環12b及び前口金16は、図6に示すように、夫々が組みつけられた状態において、一体的に連結される。尚、接続環12bの内周面には、口金12aの後方側の外向フランジに対応する周溝が形成されている。この接続環12bの周溝と口金12aの前記外向フランジとが係合し、接続環12bの先端面が口金12aの前方側の外向フランジに当接した状態で、口金12aと接続環12bとが固着される。尚、接続環12bは、回転駆動部3による回転力を回転筒体12全体に前口金16を介して受ける回転受け部を構成している。
すなわち、挿入部2は、金属製の回転筒体12の後方側の端部及び口金12aと、金属製の前口金16との間に非導電性の接続環12bが介在している。そのため、挿入部2は、回転筒体12に図4に示した、接続環12bによって、回転駆動部3に内蔵される電気装置、例えばモータ45などからの電気的なノイズの伝導が防止された構成となっている。
以上の結果、本実施の形態の回転自走式内視鏡装置1は、回転駆動部3と挿入部2の回転筒体12との絶縁が保たれた構成となっている。従って、回転筒体12は、帯電が防止され、アンテナとなって施術室内の例えば、患者モニタ、電気メスなどの各種外部機器への動作を阻害する干渉源となることがなく、前記各種機器へ電磁妨害(EMI:Electro Magnetic Interference)することのない構成となっている。従って、本実施の形態の回転自走式内視鏡装置1は、施術室内の各種外部機器への動作に対する電気的な不干渉性能力であるEMC(Electro−Magnetic Compatibility)を有する構成となっている。
尚、本実施の形態の回転自走式内視鏡装置1は、挿入部2の前口金16、或いは回転駆動部3の回転伝達部14を非導電性部材により形成することにより同じ効果を奏することができる。
(第2の実施の形態)
以下、図7及び図8を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。尚、本実施の形態において、第1の実施の形態にて既に記述した回転自走式内視鏡装置1と同じ構成には、同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成、作用及び効果のみを主に説明する。
また、図7は、先端部及び挿入部先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った部分断面図、図8は図7の円VIIIを拡大した先端部及び挿入部先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った部分断面図である。
本実施の形態の回転自走式内視鏡装置1は、図7及び図8に示すように、先端部11側(前方側)の回転筒体12の端部に口金18aを介して非導電性の電気絶縁部である、例えばポリサルホンなどの樹脂により円環状に形成された突当環18bを有している。この口金18a及び突当環18bの形状、材質などの構成は、第1の実施の形態にて記載した、口金12a及び接続環12b(図5及び図6参照)と略同じである。また、突当環18bは、回転筒体12の推進力を先端部11の突当部11aへ伝達するための接触部を構成している。
回転筒体12の前方側の端部には、金属製の口金18aが接着、スポット溶接などにより配設され、この口金18aに突当環18bが接着剤により嵌着される。こうして、これら回転筒体12、口金18a、突当環18bは、図8に示すように、夫々が組みつけられた状態において、一体的に連結されている。
すなわち、挿入部2は、金属製の先端部11の突当部11aと金属製の回転筒体12の前方側の端部及び口金18aとの間に非導電性の突当環18bが介在している。そのため、挿入部2は、回転筒体12に図4に示した、突当環18bによって、第1の実施の形態にて記載したように、挿入部2の先端部11内の撮像素子22及びLED23からの電気的なノイズの伝導が防止された構成となっている。
以上の結果、本実施の形態の回転自走式内視鏡装置1は、先端部11と挿入部2の回転筒体12との絶縁が保たれた構成となっている。従って、回転筒体12は、帯電が防止され、アンテナとなって施術室内の例えば、患者モニタ、電気メスなどの各種外部機器への動作を阻害する干渉源となることがなく、前記各種機器へ電磁妨害(EMI)することのない構成となっている。従って、本実施の形態の回転自走式内視鏡装置1おいても、施術室内の各種外部機器への動作に対する電気的な不干渉性能力であるEMCを有する構成となっている。
また、挿入部2は、先端部11の突当部11aが金属性ではなく、非導電性の硬質な部材(例えば、セラミックス、硬質プラスティック樹脂など)により形成されていても良い。さらに、挿入部2は、突当部11a、或いは(及び)回転筒体12の前方側の端部部分の各外表面に非導電性の電気絶縁コーティング(例えば、アルミナなどのセラミックスコーティング)が施されていても良い。これらにより、本実施の形態の回転自走式内視鏡装置1は、上述と同じ効果を奏することが可能となる。
尚、本実施の形態の回転自走式内視鏡装置1の構成においては、回転駆動部3に図示しない筐体アースを配設し、挿入部2における回転筒体12の前方側の端部に接続環12bのみを設けても良く、さらには、以上に説明した、第1、第2の実施の形態の挿入部2における回転筒体12の構成を併合し、すなわち、回転筒体12の前方側の端部に接続環12b、後方側の端部に突当環18bを設けても良い。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。

Claims (9)

  1. 電気素子及び電気部品を備えた先端部を有する長尺な挿入部と、
    該挿入部の外表面を形成し、少なくとも該外表面が導電性部材により形成され、前記挿入部に対して軸回りに回動自在な管状の推進力発生手段と、
    前記挿入部と連結され、前記推進力発生手段を回動させる各種電気装置を内蔵する回動力発生手段と、
    を具備し、
    前記推進力発生手段は、少なくとも一端部に非導電性部材が配設されていることを特徴とする回転自走式内視鏡装置。
  2. 前記推進力発生手段の少なくとも一端部に配設される前記非導電性部材は、前記推進力発生手段の基端部に配設される前記回動力発生手段からの回転力を受ける回転受け部であって、
    該回転受け部は、前記推進力発生手段と前記回動力発生手段との電気的な非接触を保持することを特徴とする請求項1に記載の回転自走式内視鏡装置。
  3. 前記回転受け部は、全体が非導電性の合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回転自走式内視鏡装置。
  4. 前記回転受け部は、外表面が非導電性のコーティングが施されていることを特徴とする請求項2に記載の回転自走式内視鏡装置。
  5. 前記回動力発生手段は、前記推進力発生手段と連結されて、回転力を伝達する非導電性部材から形成された回転伝達部を有し、
    該回転伝達部は、前記推進力発生手段と前記回動力発生手段との電気的な非接触を保持することを特徴とする請求項1に記載の回転自走式内視鏡装置。
  6. 前記推進力発生手段の少なくとも一端部に配設される前記非導電性部材は、前記推進力発生手段の先端部に配設される前記先端部に推進力を接触により伝達する接触部であって、
    該接触部は、前記推進力発生手段と前記先端部との電気的な非接触を保持することを特徴とする請求項1に記載の回転自走式内視鏡装置。
  7. 前記接触部は、全体が非導電性の合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項6に記載の回転自走式内視鏡装置。
  8. 前記回転受け部は、外表面が非導電性のコーティングが施されていることを特徴とする請求項6に記載の回転自走式内視鏡装置。
  9. 前記先端部は、前記推進力発生手段からの推進力を受ける非導電性部材から形成された推進力受け部を有し、
    該推進力受け部は、前記推進力発生手段と前記先端部との電気的な非接触を保持することを特徴とする請求項1に記載の回転自走式内視鏡装置。
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