JPH0933824A - 管内検査装置及び管内検査方法 - Google Patents
管内検査装置及び管内検査方法Info
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- JPH0933824A JPH0933824A JP17918695A JP17918695A JPH0933824A JP H0933824 A JPH0933824 A JP H0933824A JP 17918695 A JP17918695 A JP 17918695A JP 17918695 A JP17918695 A JP 17918695A JP H0933824 A JPH0933824 A JP H0933824A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】曲管を含む配管系の画像による検査を行えるよ
うにした管内検査装置及び管内検査方法を提供する。 【構成】剛性が比較的大きい長尺のコイルばね１の先端
にカメラ３と照明用光源４を装置した先端部材２を構成
すると共に、先端部材のカメラ及び照明用光源と、画像
表示部を備えた検査装置本体９とをコイルばね１内に構
成した伝送手段を介して接続し、コイルばねを回転手段
と推進手段により駆動可能に構成する。 【効果】曲管を含む配管系の画像による検査が可能と
なる。長距離に渡る検査が可能となる。回転移動させ
ながら検査を行う場合でも１回転毎に同期させてカメラ
からの画像を画像表示部に表示することにより、回転し
ない管内の画像を得ることができる。
うにした管内検査装置及び管内検査方法を提供する。 【構成】剛性が比較的大きい長尺のコイルばね１の先端
にカメラ３と照明用光源４を装置した先端部材２を構成
すると共に、先端部材のカメラ及び照明用光源と、画像
表示部を備えた検査装置本体９とをコイルばね１内に構
成した伝送手段を介して接続し、コイルばねを回転手段
と推進手段により駆動可能に構成する。 【効果】曲管を含む配管系の画像による検査が可能と
なる。長距離に渡る検査が可能となる。回転移動させ
ながら検査を行う場合でも１回転毎に同期させてカメラ
からの画像を画像表示部に表示することにより、回転し
ない管内の画像を得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は都市ガス供給管等の管の
腐食状況等を画像により検査するための装置、特に、曲
管を含む配管系の画像による検査を行えるようにした管
内検査装置及び管内検査方法に関するものである。
腐食状況等を画像により検査するための装置、特に、曲
管を含む配管系の画像による検査を行えるようにした管
内検査装置及び管内検査方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】埋設管等の配管系の管の腐食状況等を検
査するための従来の装置の一つとして、照明用光源を付
設したカメラを管内に移動させ、カメラで捉えた管内部
の画像をケーブル内に構成した画像伝送手段を経て検査
装置本体の画像表示部に伝送して表示することにより検
査するものがある。
査するための従来の装置の一つとして、照明用光源を付
設したカメラを管内に移動させ、カメラで捉えた管内部
の画像をケーブル内に構成した画像伝送手段を経て検査
装置本体の画像表示部に伝送して表示することにより検
査するものがある。
【０００３】このような検査装置としては、ＣＣＤと対
物レンズでカメラを構成して、電線により画像を伝送す
る構成としたものや、グラスファイバーで構成したイメ
ージガイドと対物レンズでカメラを構成して、イメージ
ガイドにより画像を伝送する構成としたものがあり、ま
た照明用光源としては、電線を通して給電するランプを
用いたものやグラスファイバーを用いたものがある。
物レンズでカメラを構成して、電線により画像を伝送す
る構成としたものや、グラスファイバーで構成したイメ
ージガイドと対物レンズでカメラを構成して、イメージ
ガイドにより画像を伝送する構成としたものがあり、ま
た照明用光源としては、電線を通して給電するランプを
用いたものやグラスファイバーを用いたものがある。
【０００４】そして、このような構成において、カメラ
は、剛性の大きなケーブルにより押し込み式に管内を移
動させたり、内視鏡の技術を応用して柔軟なケーブルに
より管内を移動させている。
は、剛性の大きなケーブルにより押し込み式に管内を移
動させたり、内視鏡の技術を応用して柔軟なケーブルに
より管内を移動させている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】カメラを押し込み式に
管内を移動させるために剛性を大きくしたケーブルは、
曲管の通過が困難であるため、このような装置では曲管
を含んだ配管系の検査は不可能である。
管内を移動させるために剛性を大きくしたケーブルは、
曲管の通過が困難であるため、このような装置では曲管
を含んだ配管系の検査は不可能である。
【０００６】また内視鏡の技術を応用した柔軟なケーブ
ルでは、曲管を通過させて、ある程度の距離はカメラを
移動させることができるが、この距離を越えて管壁とケ
ーブルの摩擦力が大きくなると、それ以上押し込むこと
ができなくなる。本発明は、このような課題を解決する
ことを目的とするものである。
ルでは、曲管を通過させて、ある程度の距離はカメラを
移動させることができるが、この距離を越えて管壁とケ
ーブルの摩擦力が大きくなると、それ以上押し込むこと
ができなくなる。本発明は、このような課題を解決する
ことを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、まず、剛性が比較的大きい長尺の
コイルばねの先端にカメラと照明用光源を装置した先端
部材を構成すると共に、先端部材のカメラ及び照明用光
源と、画像表示部を備えた検査装置本体とをコイルばね
内に構成した伝送手段を介して接続し、コイルばねを回
転手段と推進手段により駆動可能に構成した管内検査装
置を提案する。
ために、本発明では、まず、剛性が比較的大きい長尺の
コイルばねの先端にカメラと照明用光源を装置した先端
部材を構成すると共に、先端部材のカメラ及び照明用光
源と、画像表示部を備えた検査装置本体とをコイルばね
内に構成した伝送手段を介して接続し、コイルばねを回
転手段と推進手段により駆動可能に構成した管内検査装
置を提案する。
【０００８】そして本発明では、上記の構成において、
回転手段と推進手段は、夫々独立に動作可能に構成する
ことを提案する。
回転手段と推進手段は、夫々独立に動作可能に構成する
ことを提案する。
【０００９】また本発明では、上記の構成において、コ
イルばねを巻回して収納した収納容器を基体に回転自在
に支持すると共に、収納容器のコイルワイヤ出入部の前
側に、コイルワイヤのピッチ間に係合する突起を、収納
容器と一体に回転しないように設けることにより、推進
手段と回転手段を一体に構成することを提案する。
イルばねを巻回して収納した収納容器を基体に回転自在
に支持すると共に、収納容器のコイルワイヤ出入部の前
側に、コイルワイヤのピッチ間に係合する突起を、収納
容器と一体に回転しないように設けることにより、推進
手段と回転手段を一体に構成することを提案する。
【００１０】そして本発明では、剛性が比較的大きい長
尺のコイルばねの先端にカメラと照明用光源を装置した
先端部材を構成すると共に、先端部材のカメラ及び照明
用光源と、画像表示部を備えた検査装置本体とをコイル
ばねに構成した伝送手段を介して接続し、推進手段によ
りコイルばねを推進して先端部材を移動させて管内を検
査する際、曲管において移動ができなくなった場合に
は、回転手段を動作させてコイルばねを回転させながら
推進手段により推進を行うことを提案する。
尺のコイルばねの先端にカメラと照明用光源を装置した
先端部材を構成すると共に、先端部材のカメラ及び照明
用光源と、画像表示部を備えた検査装置本体とをコイル
ばねに構成した伝送手段を介して接続し、推進手段によ
りコイルばねを推進して先端部材を移動させて管内を検
査する際、曲管において移動ができなくなった場合に
は、回転手段を動作させてコイルばねを回転させながら
推進手段により推進を行うことを提案する。
【００１１】そして本発明では、剛性が比較的大きい長
尺のコイルばねの先端にカメラと照明用光源を装置した
先端部材を構成すると共に、先端部材のカメラ及び照明
用光源と、画像表示部を備えた検査装置本体とをコイル
ばねに構成した伝送手段を介して接続し、コイルばねに
より先端部材を回転させながら推進して管内を検査する
際、コイルばねの１回転毎に同期させてカメラからの画
像を画像表示部に表示することを提案する。
尺のコイルばねの先端にカメラと照明用光源を装置した
先端部材を構成すると共に、先端部材のカメラ及び照明
用光源と、画像表示部を備えた検査装置本体とをコイル
ばねに構成した伝送手段を介して接続し、コイルばねに
より先端部材を回転させながら推進して管内を検査する
際、コイルばねの１回転毎に同期させてカメラからの画
像を画像表示部に表示することを提案する。
【００１２】
【作用】まず、推進手段によりコイルばねを回転させず
に押し込んで先端部材を回転させずに管内を移動させる
ものでは、先端部材のカメラにおいて捉えた管の内部の
画像を、そのまま画像表示部に表示して検査を行うこと
ができる。このような検査において先端部材が曲管等に
閊えた場合には、回転手段によりコイルばねを回転する
と、コイルばねには回転エネルギが次第に蓄積されて大
きな力が閊えた部分に作用し、また曲管に沿って曲がる
ようになるため、閊えを乗り越えて曲管を通過すること
ができる。そしてコイルばねは剛性が比較的大きいの
で、曲管を経た長い距離に渡って押し込むことが可能で
ある。
に押し込んで先端部材を回転させずに管内を移動させる
ものでは、先端部材のカメラにおいて捉えた管の内部の
画像を、そのまま画像表示部に表示して検査を行うこと
ができる。このような検査において先端部材が曲管等に
閊えた場合には、回転手段によりコイルばねを回転する
と、コイルばねには回転エネルギが次第に蓄積されて大
きな力が閊えた部分に作用し、また曲管に沿って曲がる
ようになるため、閊えを乗り越えて曲管を通過すること
ができる。そしてコイルばねは剛性が比較的大きいの
で、曲管を経た長い距離に渡って押し込むことが可能で
ある。
【００１３】次に、回転手段と推進手段によりコイルば
ねを駆動して、先端部材を回転させながら管内を移動さ
せるものでは、前記と同様なコイルばねの動作により、
曲管を含む長い距離に渡って先端部材を移動させること
ができる。この際、先端部材のカメラにおいて捉えた管
の内部の画像を、そのまま画像表示部に表示すると画像
が回転してしまうが、コイルばねの１回転毎に同期させ
てカメラからの画像を画像表示部に表示すれば画像が回
転しない。
ねを駆動して、先端部材を回転させながら管内を移動さ
せるものでは、前記と同様なコイルばねの動作により、
曲管を含む長い距離に渡って先端部材を移動させること
ができる。この際、先端部材のカメラにおいて捉えた管
の内部の画像を、そのまま画像表示部に表示すると画像
が回転してしまうが、コイルばねの１回転毎に同期させ
てカメラからの画像を画像表示部に表示すれば画像が回
転しない。
【００１４】
【実施例】次に本発明の実施例を図について説明する。
図１は本発明の管内検査装置の全体構成及び動作を模式
的に表したもので、符号１は剛性が比較的大きい長尺の
コイルばねで、この先端に先端部材２を構成している。
図２は先端部材２の実施例を示すもので、先端部材２は
コイルばね１の先端に固定した中空の構成とし、前方を
視野としてカメラ３と照明用光源４を装置した構成であ
る。この実施例ではカメラ３は、その前方に設置した対
物レンズ５を通して捉えた像を電気信号に変換するＣＣ
Ｄ６により構成しており、また照明用光源４はランプに
より構成している。そして、これらは透明ガラス７によ
り保護している。
図１は本発明の管内検査装置の全体構成及び動作を模式
的に表したもので、符号１は剛性が比較的大きい長尺の
コイルばねで、この先端に先端部材２を構成している。
図２は先端部材２の実施例を示すもので、先端部材２は
コイルばね１の先端に固定した中空の構成とし、前方を
視野としてカメラ３と照明用光源４を装置した構成であ
る。この実施例ではカメラ３は、その前方に設置した対
物レンズ５を通して捉えた像を電気信号に変換するＣＣ
Ｄ６により構成しており、また照明用光源４はランプに
より構成している。そして、これらは透明ガラス７によ
り保護している。
【００１５】再び、図１において符号８はコイルばね１
の駆動装置であり、その詳細な構成は図３を参照して後
述するが、この駆動装置８は、コイルばね１の回転手段
と推進手段を一体化した構成である。符号９は検査装置
本体であり、この検査装置本体９には上記カメラ３から
の画像を表示する画像表示部や、照明用光源４への給電
回路や、その他の制御部等を構成しており、上記ＣＣＤ
６及び照明用光源４との間はコイルばね１内に通した電
線１０を介して接続している。
の駆動装置であり、その詳細な構成は図３を参照して後
述するが、この駆動装置８は、コイルばね１の回転手段
と推進手段を一体化した構成である。符号９は検査装置
本体であり、この検査装置本体９には上記カメラ３から
の画像を表示する画像表示部や、照明用光源４への給電
回路や、その他の制御部等を構成しており、上記ＣＣＤ
６及び照明用光源４との間はコイルばね１内に通した電
線１０を介して接続している。
【００１６】上述したとおり、図３はコイルばね１の駆
動装置８の具体的構成の一実施例を示すもので、この駆
動装置８は、内側殻体１１と外側殻体１２間に筒状のコ
イルばね収納空間１３を構成した収納容器１４を基体１
５に回転可能に支持している。符号１６は収納容器１４
を回転駆動するための回転駆動源であり、この回転駆動
源１６は例えばギヤ付き電動機等により構成し、収納容
器１４の回転に対応する信号を送出可能な構成としてい
る。この信号はパルス信号で、所定数、例えば20のパル
スが収納容器１４の１回転に対応するようにしている。
このパルス信号は、同期信号として検査装置本体９に入
力して画像表示の同期に利用する。
動装置８の具体的構成の一実施例を示すもので、この駆
動装置８は、内側殻体１１と外側殻体１２間に筒状のコ
イルばね収納空間１３を構成した収納容器１４を基体１
５に回転可能に支持している。符号１６は収納容器１４
を回転駆動するための回転駆動源であり、この回転駆動
源１６は例えばギヤ付き電動機等により構成し、収納容
器１４の回転に対応する信号を送出可能な構成としてい
る。この信号はパルス信号で、所定数、例えば20のパル
スが収納容器１４の１回転に対応するようにしている。
このパルス信号は、同期信号として検査装置本体９に入
力して画像表示の同期に利用する。
【００１７】コイルばね収納空間１３の上側にコイルば
ね出入部１７を構成しており、コイルばね出入部１７と
基体１５間に回転軸受１８を介装している。コイルばね
１はコイルばね収納空間１３に巻回して収納され、先端
側はコイルばね出入部１７から引き出すと共に、基端側
をコイルばね収納空間１３の下側に固定している。コイ
ルばね１内に通して先端部材２のカメラ３及び照明用光
源４に至る電線１０は、コイルばね１の基端側において
スリップリング等の回転可能な電気接続機構を介してコ
イルばね収納空間１３から気密的に取り出して検査装置
本体９の画像表示回路系と給電回路系に接続している。
ね出入部１７を構成しており、コイルばね出入部１７と
基体１５間に回転軸受１８を介装している。コイルばね
１はコイルばね収納空間１３に巻回して収納され、先端
側はコイルばね出入部１７から引き出すと共に、基端側
をコイルばね収納空間１３の下側に固定している。コイ
ルばね１内に通して先端部材２のカメラ３及び照明用光
源４に至る電線１０は、コイルばね１の基端側において
スリップリング等の回転可能な電気接続機構を介してコ
イルばね収納空間１３から気密的に取り出して検査装置
本体９の画像表示回路系と給電回路系に接続している。
【００１８】一方、コイルばね出入部１７の周囲には基
体１５に固定した支持筒部１９を構成しており、またコ
イルばね出入部１８の上方には、引き出したコイルばね
１の線間凹部に係合する突起２０を設けている。この突
起２０は支持筒部１９の上側に設けた支持部材２１に支
持し、上記線間凹部方向にばね２２で付勢している。上
述したとおりコイルばね収納空間１３は気密的に密閉さ
れており、また支持筒部１９には接続管２３が接続され
ている。そして図１に示すように接続管２３は水封器２
４を介して検査対象の配管２５に連なり、地上に立ち上
がっている立上管２６の端部に接続している。
体１５に固定した支持筒部１９を構成しており、またコ
イルばね出入部１８の上方には、引き出したコイルばね
１の線間凹部に係合する突起２０を設けている。この突
起２０は支持筒部１９の上側に設けた支持部材２１に支
持し、上記線間凹部方向にばね２２で付勢している。上
述したとおりコイルばね収納空間１３は気密的に密閉さ
れており、また支持筒部１９には接続管２３が接続され
ている。そして図１に示すように接続管２３は水封器２
４を介して検査対象の配管２５に連なり、地上に立ち上
がっている立上管２６の端部に接続している。
【００１９】以上の駆動装置８において回転駆動源１６
により収納容器１４を回転させると、基体１５に固定さ
れている突起２０に対してコイルばね１が回転するの
で、コイルばね１は突起２０によりねじ状に駆動、推進
され、その回転方向に応じて前進または後退する。即
ち、コイルばね１が右巻であるとすると、前進方向に向
かって時計回りに回転している場合には前進し、反時計
回りに回転している場合には後退する。これに対してコ
イルばね１が左巻である場合には、以上と逆の動作とな
る。
により収納容器１４を回転させると、基体１５に固定さ
れている突起２０に対してコイルばね１が回転するの
で、コイルばね１は突起２０によりねじ状に駆動、推進
され、その回転方向に応じて前進または後退する。即
ち、コイルばね１が右巻であるとすると、前進方向に向
かって時計回りに回転している場合には前進し、反時計
回りに回転している場合には後退する。これに対してコ
イルばね１が左巻である場合には、以上と逆の動作とな
る。
【００２０】このようにして、コイルばね１は回転しな
がら検査対象の管２５内を推進して先端部材２を移動さ
せることができる。コイルばね１は剛性が比較的大きい
のであるが回転しながら推進していくので、先端部材２
を先導体としてエルボ２７等の曲管も屈曲して自在に通
り抜けて行く。このため先端部材２は、曲管を通過しや
すいような形状とする。
がら検査対象の管２５内を推進して先端部材２を移動さ
せることができる。コイルばね１は剛性が比較的大きい
のであるが回転しながら推進していくので、先端部材２
を先導体としてエルボ２７等の曲管も屈曲して自在に通
り抜けて行く。このため先端部材２は、曲管を通過しや
すいような形状とする。
【００２１】以上のように先端部材２が検査対象の管２
５内を移動する際、照明用光源４で照明されてＣＣＤ６
に捉えられた管２５の内部の画像は、コイルばね１内に
通した電線１０を介して検査装置本体９に伝送され、画
像表示部１０に表示される。先端部材２は管２５内を移
動する際に、コイルばね１と共に回転しているので、Ｃ
ＣＤ６により捉えた画像を、そのまま画像表示部に連続
的に表示すると画像が回転してしまい、検査が困難であ
る。そこで検査装置本体９では、回転駆動源１６から出
力されるパルス信号を利用し、収納容器１４の１回転、
従ってコイルばね１の１回転毎に、対応する画像のフレ
ームのみを表示する。上述した例では、20パルス検出毎
に、対応する画像のフレームを表示し、この表示は、フ
レームメモリ等を利用して、次の20パルス検出まで継続
する。こうすることにより、検査装置本体９の画像表示
部には、ＣＣＤ６により捉えた画像のすべてのフレーム
は表示されないものの、先端部材２が、ある一定の角度
にある状態でＣＣＤ６により捉えた画像のみが次々と表
示されるので、画像が回転せず、検査がやり易い。
５内を移動する際、照明用光源４で照明されてＣＣＤ６
に捉えられた管２５の内部の画像は、コイルばね１内に
通した電線１０を介して検査装置本体９に伝送され、画
像表示部１０に表示される。先端部材２は管２５内を移
動する際に、コイルばね１と共に回転しているので、Ｃ
ＣＤ６により捉えた画像を、そのまま画像表示部に連続
的に表示すると画像が回転してしまい、検査が困難であ
る。そこで検査装置本体９では、回転駆動源１６から出
力されるパルス信号を利用し、収納容器１４の１回転、
従ってコイルばね１の１回転毎に、対応する画像のフレ
ームのみを表示する。上述した例では、20パルス検出毎
に、対応する画像のフレームを表示し、この表示は、フ
レームメモリ等を利用して、次の20パルス検出まで継続
する。こうすることにより、検査装置本体９の画像表示
部には、ＣＣＤ６により捉えた画像のすべてのフレーム
は表示されないものの、先端部材２が、ある一定の角度
にある状態でＣＣＤ６により捉えた画像のみが次々と表
示されるので、画像が回転せず、検査がやり易い。
【００２２】以上の実施例の駆動装置８では、コイルば
ね１の回転手段と推進手段が一体化されて、回転と推進
の動作が同時に行われる構成であるが、これらの回転手
段と推進手段は、夫々独立に動作可能な構成とすること
ができ、また駆動源は、電動機等の他、人力も含むもの
である。例えば、図示は省略しているが、コイルばね１
の駆動装置は、配管清掃におけるワイヤの送り出し機構
のように、コイルばね１を挿通可能に構成したクランク
ハンドル機構を用い、まずコイルばね１を回転させずに
人力により押し込んで先端部材２を管２５内に移動させ
ると共に、先端部材２が曲管等に閊えてコイルばね１の
押し込みができなくなった場合に、コイルばね１をクラ
ンクハンドル機構と係合して、クランクハンドルを人力
で回転操作することによりコイルばね１を回転させて曲
管を通過させる等の構成を採用することもできる。そし
てこのようにコイルばね１を回転させずに押し込むこと
により先端部材２を回転させずに管２５内を移動させる
ものでは、先端部材２のカメラ３において捉えた管２５
の内部の画像を、上述した実施例では必要であった同期
手段を必要とせずに、そのまま検査装置本体９の画像表
示部に表示して検査を行うことができる。
ね１の回転手段と推進手段が一体化されて、回転と推進
の動作が同時に行われる構成であるが、これらの回転手
段と推進手段は、夫々独立に動作可能な構成とすること
ができ、また駆動源は、電動機等の他、人力も含むもの
である。例えば、図示は省略しているが、コイルばね１
の駆動装置は、配管清掃におけるワイヤの送り出し機構
のように、コイルばね１を挿通可能に構成したクランク
ハンドル機構を用い、まずコイルばね１を回転させずに
人力により押し込んで先端部材２を管２５内に移動させ
ると共に、先端部材２が曲管等に閊えてコイルばね１の
押し込みができなくなった場合に、コイルばね１をクラ
ンクハンドル機構と係合して、クランクハンドルを人力
で回転操作することによりコイルばね１を回転させて曲
管を通過させる等の構成を採用することもできる。そし
てこのようにコイルばね１を回転させずに押し込むこと
により先端部材２を回転させずに管２５内を移動させる
ものでは、先端部材２のカメラ３において捉えた管２５
の内部の画像を、上述した実施例では必要であった同期
手段を必要とせずに、そのまま検査装置本体９の画像表
示部に表示して検査を行うことができる。
【００２３】またカメラは、上述したようにＣＣＤと対
物レンズで構成して電線により画像を伝送する構成とす
る他、内視鏡のようにイメージガイドと対物レンズで構
成して、イメージガイドにより画像を伝送する構成とす
ることができる。更に照明用光源についても、上述した
ように電線を通して給電するランプを用いたものの他、
グラスファイバーを用いたものを使用することができ
る。
物レンズで構成して電線により画像を伝送する構成とす
る他、内視鏡のようにイメージガイドと対物レンズで構
成して、イメージガイドにより画像を伝送する構成とす
ることができる。更に照明用光源についても、上述した
ように電線を通して給電するランプを用いたものの他、
グラスファイバーを用いたものを使用することができ
る。
【００２４】
【発明の効果】本発明は以上の通り、剛性が比較的大き
い長尺のコイルばねの先端にカメラと照明用光源を装置
し、回転を加えて対象とする管内に移動させるので、以
下のような効果がある。 回転を加えることにより、剛性が比較的大きいコイル
ばねでも円滑に曲管を通過させて管内を移動させること
ができ、従って曲管を含む配管系の画像による検査が可
能となる。 剛性が比較的大きいコイルばねを使用しているので、
長距離に渡る検査が可能となる。 回転移動させながら検査を行う場合でも１回転毎に同
期させてカメラからの画像を画像表示部に表示すること
により、回転しない管内の画像を得ることができる。
い長尺のコイルばねの先端にカメラと照明用光源を装置
し、回転を加えて対象とする管内に移動させるので、以
下のような効果がある。 回転を加えることにより、剛性が比較的大きいコイル
ばねでも円滑に曲管を通過させて管内を移動させること
ができ、従って曲管を含む配管系の画像による検査が可
能となる。 剛性が比較的大きいコイルばねを使用しているので、
長距離に渡る検査が可能となる。 回転移動させながら検査を行う場合でも１回転毎に同
期させてカメラからの画像を画像表示部に表示すること
により、回転しない管内の画像を得ることができる。
【図１】本発明の管内検査装置の構成の実施例及びその
動作を概略的に示す模式図である。
動作を概略的に示す模式図である。
【図２】本発明に適用する先端部材の実施例を示す断面
図である。
図である。
【図３】本発明に適用するコイルばねの駆動装置の実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
１ コイルばね ２ 先端部材 ３ カメラ ４ 照明用光源 ５ 対物レンズ ６ ＣＣＤ ７ 透明ガラス ８ 駆動装置 ９ 検査装置本体 １０ 電線 １１ 内側殻体 １２ 外側殻体 １３ コイルばね収納空間 １４ 収納容器 １５ 基体 １６ 回転駆動源 １７ コイルばね出入部 １８ 回転軸受 １９ 支持筒部 ２０ 突起 ２１ 支持部材 ２２ ばね ２３ 接続管 ２４ 水封器 ２５ 配管 ２６ 立上管 ２７ エルボ
Claims (5)
- 【請求項１】 剛性が比較的大きい長尺のコイルばねの
先端にカメラと照明用光源を装置した先端部材を構成す
ると共に、先端部材のカメラ及び照明用光源と、画像表
示部を備えた検査装置本体とをコイルばね内に構成した
伝送手段を介して接続し、コイルばねを回転手段と推進
手段により駆動可能に構成したことを特徴とする管内検
査装置 - 【請求項２】 回転手段と推進手段は、夫々独立に動作
可能に構成したことを特徴とする請求項１記載の管内検
査装置 - 【請求項３】 コイルばねを巻回して収納した収納容器
を基体に回転自在に支持すると共に、収納容器のコイル
ワイヤ出入部の前側に、コイルワイヤのピッチ間に係合
する突起を、収納容器と一体に回転しないように設ける
ことにより、推進手段と回転手段を一体に構成したこと
を特徴とする請求項１記載の管内検査装置 - 【請求項４】 剛性が比較的大きい長尺のコイルばねの
先端にカメラと照明用光源を装置した先端部材を構成す
ると共に、先端部材のカメラ及び照明用光源と、画像表
示部を備えた検査装置本体とをコイルばねに構成した伝
送手段を介して接続し、推進手段によりコイルばねを推
進して先端部材を移動させながら管内の画像を画像表示
部に表示して検査を行う際、曲管部においてコイルばね
の移動ができなくなった場合には、回転手段を動作させ
てコイルばねを回転させながら推進手段により推進を行
うことを特徴とする管内検査方法 - 【請求項５】 剛性が比較的大きい長尺のコイルばねの
先端にカメラと照明用光源を装置した先端部材を構成す
ると共に、先端部材のカメラ及び照明用光源と、画像表
示部を備えた検査装置本体とをコイルばねに構成した伝
送手段を介して接続し、コイルばねにより先端部材を回
転させながら推進して管内の検査を行う際、コイルばね
の１回転毎に同期させてカメラからの画像を画像表示部
に表示することを特徴とする管内検査方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17918695A JPH0933824A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 管内検査装置及び管内検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17918695A JPH0933824A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 管内検査装置及び管内検査方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0933824A true JPH0933824A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16061448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17918695A Pending JPH0933824A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 管内検査装置及び管内検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0933824A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003294650A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Osaka Gas Co Ltd | 分岐管内検査装置 |
| WO2006126268A1 (ja) * | 2005-05-26 | 2006-11-30 | Olympus Medical Systems Corp. | 回転自走式内視鏡装置 |
| WO2006129440A1 (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-07 | Olympus Corporation | 内視鏡装置 |
| JP2012163622A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Olympus Corp | 挿入ユニット |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP17918695A patent/JPH0933824A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPWO2006126268A1 (ja) * | 2005-05-26 | 2008-12-25 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 回転自走式内視鏡装置 |
| JP4564531B2 (ja) * | 2005-05-26 | 2010-10-20 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 回転自走式内視鏡装置 |
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| CN100453028C (zh) * | 2005-06-03 | 2009-01-21 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜装置 |
| JP2012163622A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Olympus Corp | 挿入ユニット |
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