JP2816937B2 - 管内走行モニター用撮影装置 - Google Patents
管内走行モニター用撮影装置Info
- Publication number
- JP2816937B2 JP2816937B2 JP6185144A JP18514494A JP2816937B2 JP 2816937 B2 JP2816937 B2 JP 2816937B2 JP 6185144 A JP6185144 A JP 6185144A JP 18514494 A JP18514494 A JP 18514494A JP 2816937 B2 JP2816937 B2 JP 2816937B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- camera
- focus adjustment
- pipe
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Focusing (AREA)
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば農業用の排水
管、公共用上下水道のメイン管その他の各種配管内にお
ける腐食、損傷その他の各種状況等を検査すべく、これ
らの管内で走行する管内走行台車等に搭載させておくこ
とで配管内周面を撮影し、配管外に用意してあるモニタ
ーテレビ等にて監視できるようにした管内走行モニター
用撮影装置に関する。
管、公共用上下水道のメイン管その他の各種配管内にお
ける腐食、損傷その他の各種状況等を検査すべく、これ
らの管内で走行する管内走行台車等に搭載させておくこ
とで配管内周面を撮影し、配管外に用意してあるモニタ
ーテレビ等にて監視できるようにした管内走行モニター
用撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種直径の管路を組合せて成る各
種配管設備にあって、その配管内周面の腐食、損傷その
他を内視検査するには、配管内で走行する走行台車に小
型のテレビカメラであるCCDカメラ等の撮影装置を搭
載しておき、配管外に設置した制御装置によって制御す
ることで撮影された管内の状況映像をモニターテレビ等
で見るものとなっている。そのためには、撮影装置自体
は小型化されていること、照明装置を具備すること、撮
影姿勢等の遠隔制御によって管内視野の範囲を大きくで
きること等が要求されるものである。
種配管設備にあって、その配管内周面の腐食、損傷その
他を内視検査するには、配管内で走行する走行台車に小
型のテレビカメラであるCCDカメラ等の撮影装置を搭
載しておき、配管外に設置した制御装置によって制御す
ることで撮影された管内の状況映像をモニターテレビ等
で見るものとなっている。そのためには、撮影装置自体
は小型化されていること、照明装置を具備すること、撮
影姿勢等の遠隔制御によって管内視野の範囲を大きくで
きること等が要求されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ただ、従来提案されて
いたこの種の撮影装置は、上述の要請にも拘らず、その
小型化が極めて困難で、最小直径でほぼ300mm程度
の管路内でしか使用できず、これより小径な直径がほぼ
150〜200mm程度の農業用の排水管、公共用上下
水道のメイン管等には適用できないものであった。特
に、管路内周面をモニターするには、カメラ自体の姿勢
を俯角、仰角等に変更制御しなければならないから、そ
の姿勢制御機構は複雑で、大型なものとなり、機器自体
の小型化が著しく困難なものであった。
いたこの種の撮影装置は、上述の要請にも拘らず、その
小型化が極めて困難で、最小直径でほぼ300mm程度
の管路内でしか使用できず、これより小径な直径がほぼ
150〜200mm程度の農業用の排水管、公共用上下
水道のメイン管等には適用できないものであった。特
に、管路内周面をモニターするには、カメラ自体の姿勢
を俯角、仰角等に変更制御しなければならないから、そ
の姿勢制御機構は複雑で、大型なものとなり、機器自体
の小型化が著しく困難なものであった。
【0004】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、管内を監視するため
の管内周囲の状況をモニターテレビ等に極めて簡単に映
し出すことができ、しかも、その状況撮影は前方のみな
らず、側方である管壁内周面のいずれをも任意に行なう
ことができ、また、装置自体を小型化して比較的に小径
な管路内への進入走行を可能にすると共に、遠隔操作に
よって撮影状態を種々に制御できるようにした管内走行
モニター用撮影装置を提供することを目的とする。
た諸事情に鑑み創出されたもので、管内を監視するため
の管内周囲の状況をモニターテレビ等に極めて簡単に映
し出すことができ、しかも、その状況撮影は前方のみな
らず、側方である管壁内周面のいずれをも任意に行なう
ことができ、また、装置自体を小型化して比較的に小径
な管路内への進入走行を可能にすると共に、遠隔操作に
よって撮影状態を種々に制御できるようにした管内走行
モニター用撮影装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、配管P内で走行される走行台
車Rに搭載され、配管P外に配置したテレビモニターM
等に配管P内の状況を映し出すようにしたものにおい
て、走行台車R前部に連結されるカメラボックス10
と、このカメラボックス10内に配装されて、前方にカ
メラレンズ22が向けられているテレビカメラ20と、
テレビカメラ20におけるフォーカスを調整するフォー
カス調整機構30と、側方視界を反射鏡像としてテレビ
カメラ20に入射させるミラー50を起伏揺動し、ま
た、テレビカメラ20周囲で同じくミラー50を旋回す
る反射ミラー機構40とを備えたことを特徴とする。カ
メラボックス10は、テレビカメラ20を内蔵固定して
いるカメラ固定筒21と、このカメラ固定筒21後部を
支持固定する固定部13を内部に有するほぼ有底筒状の
収納ケース11と、この収納ケース11前部に連結され
た透明な保護カバー15と、カメラ固定筒21外周、収
納ケース11内周相互間に介在されるドーナツ状のシャ
ーシ25とを備えて構成することができる。フォーカス
調整機構30は、カメラボックス10内に固定配置され
たフォーカスモーター31と、テレビカメラ20におけ
るフォーカス調整レンズハウジング23を共に伝達回転
させるよう、フォーカスモーター31の駆動力によって
従動回転されるフォーカス調整用円筒軸34とから構成
でき、また、フォーカス調整用円筒軸34は、その前部
をカメラ固定筒21前方に突出させ、その突出させたフ
ォーカス調整用円筒軸34前部内周とフォーカス調整レ
ンズハウジング23外周との間にOリング状の連繋伝達
リング35を介在させて構成できる。反射ミラー機構4
0は、フォーカス調整レンズハウジング23外周に配置
されているミラー回転用円筒軸45を回転させるミラー
回転手段41と、倒伏時ではフォーカス調整レンズハウ
ジング23側方に退避し、起立時ではテレビカメラ20
におけるカメラレンズ22前方に突出してカメラレンズ
22に対して側方周囲の反射鏡像を入射させるミラー5
0をミラー回転用円筒軸45に起伏揺動自在に支持して
あるミラー部46と、ミラー50を起伏揺動させる起伏
手段55とを備えて構成することができる。そして、ミ
ラー回転手段41は、フォーカス調整用円筒軸34周囲
に回転自在に嵌め合わせてあるミラー回転用円筒軸45
を、カメラボックス10内に固定配置されたミラー回転
モーター42の駆動力によって従動回転するようにして
成るものとできる。また、ミラー部46は、ミラー回転
用円筒軸45に連設した支持アーム48に、カメラレン
ズ22を中心位置とする支持アーム48の反対側の対称
位置にミラー50が固着配置されていてフォーカス調整
レンズハウジング23を跨ぐほぼ溝形のミラー固定体4
9を、このミラー固定体49自体が揺動可能なものとな
るように支承して成るものとできる。更に、起伏手段5
5は、カメラボックス10内に固定配置されたミラー起
伏モーター56の回転駆動力によって前後に進退する起
伏スライダー59と、この起伏スライダー59に一体的
で、前記カメラ固定筒21外周を囲繞して配置される起
伏進退リング61と、この起伏進退リング61に連繋さ
れていて、前記ミラー回転用円筒軸45周囲で回転自在
にして嵌め合わせたミラー起伏用円筒スライド軸65
と、このミラー起伏用円筒スライド軸65、前記ミラー
固定体49相互間で揺動自在に連繋してあるミラー固定
体揺動アーム67とを備えて成るものとできる。また、
テレビカメラ20を内蔵固定したカメラ固定筒21外周
にフォーカス調整機構30におけるフォーカス調整用円
筒軸34を、このフォーカス調整用円筒軸34の外周に
反射ミラー機構40におけるミラー回転手段41のミラ
ー回転用円筒軸45を、このミラー回転用円筒軸45の
外周に起伏手段55のミラー起伏用円筒スライド軸65
を夫々回転自在、スライド自在にして三重筒構造として
配置することができる。
ため、本発明にあっては、配管P内で走行される走行台
車Rに搭載され、配管P外に配置したテレビモニターM
等に配管P内の状況を映し出すようにしたものにおい
て、走行台車R前部に連結されるカメラボックス10
と、このカメラボックス10内に配装されて、前方にカ
メラレンズ22が向けられているテレビカメラ20と、
テレビカメラ20におけるフォーカスを調整するフォー
カス調整機構30と、側方視界を反射鏡像としてテレビ
カメラ20に入射させるミラー50を起伏揺動し、ま
た、テレビカメラ20周囲で同じくミラー50を旋回す
る反射ミラー機構40とを備えたことを特徴とする。カ
メラボックス10は、テレビカメラ20を内蔵固定して
いるカメラ固定筒21と、このカメラ固定筒21後部を
支持固定する固定部13を内部に有するほぼ有底筒状の
収納ケース11と、この収納ケース11前部に連結され
た透明な保護カバー15と、カメラ固定筒21外周、収
納ケース11内周相互間に介在されるドーナツ状のシャ
ーシ25とを備えて構成することができる。フォーカス
調整機構30は、カメラボックス10内に固定配置され
たフォーカスモーター31と、テレビカメラ20におけ
るフォーカス調整レンズハウジング23を共に伝達回転
させるよう、フォーカスモーター31の駆動力によって
従動回転されるフォーカス調整用円筒軸34とから構成
でき、また、フォーカス調整用円筒軸34は、その前部
をカメラ固定筒21前方に突出させ、その突出させたフ
ォーカス調整用円筒軸34前部内周とフォーカス調整レ
ンズハウジング23外周との間にOリング状の連繋伝達
リング35を介在させて構成できる。反射ミラー機構4
0は、フォーカス調整レンズハウジング23外周に配置
されているミラー回転用円筒軸45を回転させるミラー
回転手段41と、倒伏時ではフォーカス調整レンズハウ
ジング23側方に退避し、起立時ではテレビカメラ20
におけるカメラレンズ22前方に突出してカメラレンズ
22に対して側方周囲の反射鏡像を入射させるミラー5
0をミラー回転用円筒軸45に起伏揺動自在に支持して
あるミラー部46と、ミラー50を起伏揺動させる起伏
手段55とを備えて構成することができる。そして、ミ
ラー回転手段41は、フォーカス調整用円筒軸34周囲
に回転自在に嵌め合わせてあるミラー回転用円筒軸45
を、カメラボックス10内に固定配置されたミラー回転
モーター42の駆動力によって従動回転するようにして
成るものとできる。また、ミラー部46は、ミラー回転
用円筒軸45に連設した支持アーム48に、カメラレン
ズ22を中心位置とする支持アーム48の反対側の対称
位置にミラー50が固着配置されていてフォーカス調整
レンズハウジング23を跨ぐほぼ溝形のミラー固定体4
9を、このミラー固定体49自体が揺動可能なものとな
るように支承して成るものとできる。更に、起伏手段5
5は、カメラボックス10内に固定配置されたミラー起
伏モーター56の回転駆動力によって前後に進退する起
伏スライダー59と、この起伏スライダー59に一体的
で、前記カメラ固定筒21外周を囲繞して配置される起
伏進退リング61と、この起伏進退リング61に連繋さ
れていて、前記ミラー回転用円筒軸45周囲で回転自在
にして嵌め合わせたミラー起伏用円筒スライド軸65
と、このミラー起伏用円筒スライド軸65、前記ミラー
固定体49相互間で揺動自在に連繋してあるミラー固定
体揺動アーム67とを備えて成るものとできる。また、
テレビカメラ20を内蔵固定したカメラ固定筒21外周
にフォーカス調整機構30におけるフォーカス調整用円
筒軸34を、このフォーカス調整用円筒軸34の外周に
反射ミラー機構40におけるミラー回転手段41のミラ
ー回転用円筒軸45を、このミラー回転用円筒軸45の
外周に起伏手段55のミラー起伏用円筒スライド軸65
を夫々回転自在、スライド自在にして三重筒構造として
配置することができる。
【0006】
【作用】本発明に係る管内走行モニター用撮影装置にあ
って、走行台車Rに搭載されて所定の配管P内を走行す
るとき、フォーカス調整機構30における駆動制御によ
ったテレビカメラ20におけるフォーカス調整レンズハ
ウジング23によって配管P内の撮影状況位置に焦点を
合致対応して、それを適宜にテレビモニターMに映し出
させる。このとき、反射ミラー機構40において、これ
の制御によってテレビカメラ20におけるカメラレンズ
22に対する周囲状況の反射鏡像を入射させるミラー5
0の起伏によってテレビカメラ20における側方視界、
前方視界を選択的に映し出させる。反射ミラー機構40
における起伏手段55は、そのミラー起伏モーター56
の回転駆動力が起伏進退リング61、ミラー起伏用円筒
スライド軸65の進退作動に変換され、これによってミ
ラー固定体揺動アーム67を介してミラー固定体49を
起伏させる。このミラー固定体49の起伏作動でミラー
固定体49が半ば起立されたときは、テレビカメラ20
におけるカメラレンズ22の前方に位置して、側方視界
を反射鏡像としてカメラレンズ22に入射させ、テレビ
モニターMに側方視界を映し出させる。また、ミラー固
定体49が倒伏されたままのときでは、カメラレンズ2
2前方位置から側方位置に退避させたものとし、カメラ
レンズ22には前方視界をそのまま入射させ、テレビモ
ニターMに前方視界を映し出させる。一方、ミラー回転
手段41は、テレビカメラ20周囲でミラー回転用円筒
軸45を介してミラー固定体49を旋回させ、半ば起立
状態にあるミラー固定体49を旋回させることでテレビ
カメラ20周囲の状況をその全周囲で、側方視界として
テレビモニターMに映し出させる。そして、フォーカス
調整用円筒軸34、ミラー回転用円筒軸45、ミラー起
伏用円筒スライド軸65夫々の回転自在、スライド自在
な三重筒構造は、これらを独自に回転、スライドさせ、
フォーカスの調整、前方、側方の夫々の視界の選択等を
互いに独立させて行なわせ、必要とする配管Pの各位置
の状況をテレビモニターMに映し出させる。
って、走行台車Rに搭載されて所定の配管P内を走行す
るとき、フォーカス調整機構30における駆動制御によ
ったテレビカメラ20におけるフォーカス調整レンズハ
ウジング23によって配管P内の撮影状況位置に焦点を
合致対応して、それを適宜にテレビモニターMに映し出
させる。このとき、反射ミラー機構40において、これ
の制御によってテレビカメラ20におけるカメラレンズ
22に対する周囲状況の反射鏡像を入射させるミラー5
0の起伏によってテレビカメラ20における側方視界、
前方視界を選択的に映し出させる。反射ミラー機構40
における起伏手段55は、そのミラー起伏モーター56
の回転駆動力が起伏進退リング61、ミラー起伏用円筒
スライド軸65の進退作動に変換され、これによってミ
ラー固定体揺動アーム67を介してミラー固定体49を
起伏させる。このミラー固定体49の起伏作動でミラー
固定体49が半ば起立されたときは、テレビカメラ20
におけるカメラレンズ22の前方に位置して、側方視界
を反射鏡像としてカメラレンズ22に入射させ、テレビ
モニターMに側方視界を映し出させる。また、ミラー固
定体49が倒伏されたままのときでは、カメラレンズ2
2前方位置から側方位置に退避させたものとし、カメラ
レンズ22には前方視界をそのまま入射させ、テレビモ
ニターMに前方視界を映し出させる。一方、ミラー回転
手段41は、テレビカメラ20周囲でミラー回転用円筒
軸45を介してミラー固定体49を旋回させ、半ば起立
状態にあるミラー固定体49を旋回させることでテレビ
カメラ20周囲の状況をその全周囲で、側方視界として
テレビモニターMに映し出させる。そして、フォーカス
調整用円筒軸34、ミラー回転用円筒軸45、ミラー起
伏用円筒スライド軸65夫々の回転自在、スライド自在
な三重筒構造は、これらを独自に回転、スライドさせ、
フォーカスの調整、前方、側方の夫々の視界の選択等を
互いに独立させて行なわせ、必要とする配管Pの各位置
の状況をテレビモニターMに映し出させる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号1は、例えば農業用
の排水管、公共用上下水道のメイン管その他の各種配管
P内で走行するよう、底部に数列の走行用の車輪を備
え、基本的な外郭が前後に長い円柱状に形成されている
走行台車Rに搭載される本発明に係る撮影装置であり、
走行台車Rの前部に形成された搭載凹部F内に着脱自在
に取り付けられている。撮影装置1は、搭載凹部F内に
前方への突出状に嵌め入れられ、連結されるように形成
されたカメラボックス10と、このカメラボックス10
内に配装された小型のテレビカメラ20と、テレビカメ
ラ20におけるフォーカスを調整するフォーカス調整機
構30と、側方視界を反射鏡像としてテレビカメラ20
に入射させるミラー50を傾斜揺動し、また、同じくミ
ラー50を回転する反射ミラー機構40とを備えてい
る。そして、この撮影装置1におけるテレビカメラ20
によって撮影された映像は、図5に示すように、撮影装
置1自体と、配管P外に配置されるコントロールボック
スBとを接続しているケーブルCを介して、コントロー
ルボックスBにおけるテレビモニターMの画面に映し出
され、また、このコントロールボックスBに設けられた
ジョイスティック式、ダイヤル式等の各種のコントロー
ル手段Sを介してケーブルCを経てフォーカス調整機構
30、反射ミラー機構40等が遠隔操作されるようにな
っている。なお、ケーブルCは、配管Pにおける入口近
傍に配置される全自動コードリール機Dによって、走行
台車Rの進退走行に伴ないケーブルCを自動的に送り出
し、巻き取るようにしてあり、配管P内においてのケー
ブルCの弛緩その他が生じないようにしてある。
明するに、図において示される符号1は、例えば農業用
の排水管、公共用上下水道のメイン管その他の各種配管
P内で走行するよう、底部に数列の走行用の車輪を備
え、基本的な外郭が前後に長い円柱状に形成されている
走行台車Rに搭載される本発明に係る撮影装置であり、
走行台車Rの前部に形成された搭載凹部F内に着脱自在
に取り付けられている。撮影装置1は、搭載凹部F内に
前方への突出状に嵌め入れられ、連結されるように形成
されたカメラボックス10と、このカメラボックス10
内に配装された小型のテレビカメラ20と、テレビカメ
ラ20におけるフォーカスを調整するフォーカス調整機
構30と、側方視界を反射鏡像としてテレビカメラ20
に入射させるミラー50を傾斜揺動し、また、同じくミ
ラー50を回転する反射ミラー機構40とを備えてい
る。そして、この撮影装置1におけるテレビカメラ20
によって撮影された映像は、図5に示すように、撮影装
置1自体と、配管P外に配置されるコントロールボック
スBとを接続しているケーブルCを介して、コントロー
ルボックスBにおけるテレビモニターMの画面に映し出
され、また、このコントロールボックスBに設けられた
ジョイスティック式、ダイヤル式等の各種のコントロー
ル手段Sを介してケーブルCを経てフォーカス調整機構
30、反射ミラー機構40等が遠隔操作されるようにな
っている。なお、ケーブルCは、配管Pにおける入口近
傍に配置される全自動コードリール機Dによって、走行
台車Rの進退走行に伴ないケーブルCを自動的に送り出
し、巻き取るようにしてあり、配管P内においてのケー
ブルCの弛緩その他が生じないようにしてある。
【0008】しかして、カメラボックス10は、図1に
示すように、前方が開口され、後方の底部に、各種の遠
隔制御用、テレビ画像送信用の前記の各種ケーブルCを
挿通させるケーブル挿通孔12が開口されている有底筒
状で、内部にテレビカメラ20用の後述するカメラ固定
筒21を支持固定する窪み状の固定部13を有し、外周
面の適位置に搭載凹部Fとの連結手段14を備えている
収納ケース11と、前部が閉塞されている透明な有底筒
状で、収納ケース11前方の開口部にカップリング16
等を介して密着状に連結される保護カバー15と、カメ
ラ固定筒21をそのほぼ中央位置で収納ケース11に連
結位置決めさせるシャーシ25とから形成されている。
示すように、前方が開口され、後方の底部に、各種の遠
隔制御用、テレビ画像送信用の前記の各種ケーブルCを
挿通させるケーブル挿通孔12が開口されている有底筒
状で、内部にテレビカメラ20用の後述するカメラ固定
筒21を支持固定する窪み状の固定部13を有し、外周
面の適位置に搭載凹部Fとの連結手段14を備えている
収納ケース11と、前部が閉塞されている透明な有底筒
状で、収納ケース11前方の開口部にカップリング16
等を介して密着状に連結される保護カバー15と、カメ
ラ固定筒21をそのほぼ中央位置で収納ケース11に連
結位置決めさせるシャーシ25とから形成されている。
【0009】テレビカメラ20は、公知の小型のCCD
カメラであり、固定部13内に嵌め込み固定される円筒
状のカメラ固定筒21内に収納されるもので、カメラ固
定筒21前方に突出する前部に、ネジ送り式に回動され
ることで前後に移動自在となり、カメラレンズ22を内
包しているフォーカス調整レンズハウジング23を設け
てある。
カメラであり、固定部13内に嵌め込み固定される円筒
状のカメラ固定筒21内に収納されるもので、カメラ固
定筒21前方に突出する前部に、ネジ送り式に回動され
ることで前後に移動自在となり、カメラレンズ22を内
包しているフォーカス調整レンズハウジング23を設け
てある。
【0010】また、カメラ固定筒21は、このカメラ固
定筒21外周とカメラボックス10における収納ケース
11内周との間に介在されるドーナツ状のシャーシ25
によって収納ケース11内にしっかり固定されている。
シャーシ25自体は、収納ケース11内周面に当接状に
してネジ止め等によって固定される外周固定筒部26を
外周縁に、カメラ固定筒21外周面に当接状にしてネジ
止め等によって固定される内周固定筒部27を内周縁に
夫々有している(図1、図2参照)。
定筒21外周とカメラボックス10における収納ケース
11内周との間に介在されるドーナツ状のシャーシ25
によって収納ケース11内にしっかり固定されている。
シャーシ25自体は、収納ケース11内周面に当接状に
してネジ止め等によって固定される外周固定筒部26を
外周縁に、カメラ固定筒21外周面に当接状にしてネジ
止め等によって固定される内周固定筒部27を内周縁に
夫々有している(図1、図2参照)。
【0011】フォーカス調整機構30は、フォーカスモ
ーター31の駆動力によって従動回転されるフォーカス
調整用円筒軸34を前記フォーカス調整レンズハウジン
グ23に連繋したものである。フォーカスモーター31
は、そのモーター軸をシャーシ25の前面に突出させた
状態でシャーシ25の後側面に固定されており、モータ
ー軸に固着のフォーカス調整用小歯車32を、フォーカ
ス調整用円筒軸34後端部に固着形成のフォーカス調整
用大歯車33に噛み合わせることで、モーター駆動力を
適宜減速させてフォーカス調整用円筒軸34を回転でき
るようにしてあり、フォーカス調整用円筒軸34自体
は、前記カメラ固定筒21外周にこのカメラ固定筒21
に回転自在に嵌め合わせられるようにして配装してあ
る。また、フォーカス調整用円筒軸34の前部は、カメ
ラ固定筒21前方に突出していて、このフォーカス調整
用円筒軸34前部内周と、同じくカメラ固定筒21前方
に突出しているフォーカス調整レンズハウジング23外
周との間には、例えば弾性材製のOリング状の連繋伝達
リング35を介在させることで、フォーカス調整用円筒
軸34の回転作動がフォーカス調整レンズハウジング2
3に円滑かつ確実に伝達され、フォーカス調整レンズハ
ウジング23が回転してネジ送り状に進退されること
で、カメラレンズ22を前後に移動させ、焦点距離を調
整できるものとしてある。
ーター31の駆動力によって従動回転されるフォーカス
調整用円筒軸34を前記フォーカス調整レンズハウジン
グ23に連繋したものである。フォーカスモーター31
は、そのモーター軸をシャーシ25の前面に突出させた
状態でシャーシ25の後側面に固定されており、モータ
ー軸に固着のフォーカス調整用小歯車32を、フォーカ
ス調整用円筒軸34後端部に固着形成のフォーカス調整
用大歯車33に噛み合わせることで、モーター駆動力を
適宜減速させてフォーカス調整用円筒軸34を回転でき
るようにしてあり、フォーカス調整用円筒軸34自体
は、前記カメラ固定筒21外周にこのカメラ固定筒21
に回転自在に嵌め合わせられるようにして配装してあ
る。また、フォーカス調整用円筒軸34の前部は、カメ
ラ固定筒21前方に突出していて、このフォーカス調整
用円筒軸34前部内周と、同じくカメラ固定筒21前方
に突出しているフォーカス調整レンズハウジング23外
周との間には、例えば弾性材製のOリング状の連繋伝達
リング35を介在させることで、フォーカス調整用円筒
軸34の回転作動がフォーカス調整レンズハウジング2
3に円滑かつ確実に伝達され、フォーカス調整レンズハ
ウジング23が回転してネジ送り状に進退されること
で、カメラレンズ22を前後に移動させ、焦点距離を調
整できるものとしてある。
【0012】反射ミラー機構40は、テレビカメラ20
における直接視式の前方視界、間接視式の側方視界のい
ずれかを、また、側方視界は配管P内の全周囲面の任意
位置を夫々撮影するよう選択制御させるもので、テレビ
カメラ20におけるフォーカス調整レンズハウジング2
3側方位置あるいは前方位置のいずれかに任意角度で起
伏揺動されるミラー50をフォーカス調整レンズハウジ
ング23周囲で旋回させるようにしてある。すなわち、
フォーカス調整レンズハウジング23外周に配置されて
いるミラー回転用円筒軸45を回転させるミラー回転手
段41と、倒伏時ではフォーカス調整レンズハウジング
23側方に退避し(図1参照)、起立時ではテレビカメ
ラ20におけるカメラレンズ22前方に突出して(図2
参照)、カメラレンズ22に対して側方周囲を反射鏡像
として入射させるミラー50をミラー回転用円筒軸45
に起伏揺動自在に支持してあるミラー部46と、ミラー
50を起伏揺動させる起伏手段55とを備えている。
における直接視式の前方視界、間接視式の側方視界のい
ずれかを、また、側方視界は配管P内の全周囲面の任意
位置を夫々撮影するよう選択制御させるもので、テレビ
カメラ20におけるフォーカス調整レンズハウジング2
3側方位置あるいは前方位置のいずれかに任意角度で起
伏揺動されるミラー50をフォーカス調整レンズハウジ
ング23周囲で旋回させるようにしてある。すなわち、
フォーカス調整レンズハウジング23外周に配置されて
いるミラー回転用円筒軸45を回転させるミラー回転手
段41と、倒伏時ではフォーカス調整レンズハウジング
23側方に退避し(図1参照)、起立時ではテレビカメ
ラ20におけるカメラレンズ22前方に突出して(図2
参照)、カメラレンズ22に対して側方周囲を反射鏡像
として入射させるミラー50をミラー回転用円筒軸45
に起伏揺動自在に支持してあるミラー部46と、ミラー
50を起伏揺動させる起伏手段55とを備えている。
【0013】ミラー回転手段41は、前記フォーカス調
整用円筒軸34周囲に回転自在に嵌め合わせてあるミラ
ー回転用円筒軸45をミラー回転モーター42の駆動力
によって従動回転するようにして成り、フォーカス調整
用円筒軸34とミラー回転用円筒軸45とは相互にスラ
イド可能な状態で、内外で二重筒状に配置されている。
そして、ミラー回転モーター42は、そのモーター軸を
シャーシ25の前面に突出させた状態でシャーシ25の
後側面に固定されており、モーター軸に固着のミラー回
転用小歯車43を、ミラー回転用円筒軸45後端部に固
着形成のミラー回転用大歯車44に噛み合わせること
で、モーター駆動力を適宜減速させてミラー回転用円筒
軸45を回転できるようにしてある。
整用円筒軸34周囲に回転自在に嵌め合わせてあるミラ
ー回転用円筒軸45をミラー回転モーター42の駆動力
によって従動回転するようにして成り、フォーカス調整
用円筒軸34とミラー回転用円筒軸45とは相互にスラ
イド可能な状態で、内外で二重筒状に配置されている。
そして、ミラー回転モーター42は、そのモーター軸を
シャーシ25の前面に突出させた状態でシャーシ25の
後側面に固定されており、モーター軸に固着のミラー回
転用小歯車43を、ミラー回転用円筒軸45後端部に固
着形成のミラー回転用大歯車44に噛み合わせること
で、モーター駆動力を適宜減速させてミラー回転用円筒
軸45を回転できるようにしてある。
【0014】なお、符号36は、ミラー回転用円筒軸4
5を円滑に回転させるためのガイド部であり、例えばミ
ラー回転用円筒軸45外周に突設したフランジ状のガイ
ド縁37を、シャーシ25等に連結した支持アーム(図
示せず)に支持されたドーナツ状のミラー回転支持リン
グ38内周に配設した前後のガイドコロ39によって挟
むことで形成したベアリング構造のものとしてある。
5を円滑に回転させるためのガイド部であり、例えばミ
ラー回転用円筒軸45外周に突設したフランジ状のガイ
ド縁37を、シャーシ25等に連結した支持アーム(図
示せず)に支持されたドーナツ状のミラー回転支持リン
グ38内周に配設した前後のガイドコロ39によって挟
むことで形成したベアリング構造のものとしてある。
【0015】ミラー部46は、ミラー回転用円筒軸45
前端に設けられているフランジ状の支持リブ47の適位
置に後方側へ延びるように連設した側面ほぼへ字形の支
持アーム48相互間で、カメラレンズ22を中心位置と
する支持アーム48の反対側の対称位置にミラー50が
固着配置されていてフォーカス調整レンズハウジング2
3を跨ぐようにしてあるほぼ溝形のミラー固定体49
を、このミラー固定体49自体が揺動可能なものとなる
ようにミラー固定体回転基軸51を介して支承して成る
ものである。ミラー固定体49自体は、正面から見て、
奥底壁と左右側壁とを有するほぼ三角形状を呈し、ま
た、側面から見て、ミラー50を内側面に固定している
奥底壁部分が幅広で、ミラー固定体回転基軸51側に至
るに伴ない次第に幅狭となるよう、左右側壁の前縁が傾
斜しているほぼ直角三角形状を呈し、奥底壁部分前縁に
はミラー50を保護するよう折曲延設された保護縁が形
成されている。
前端に設けられているフランジ状の支持リブ47の適位
置に後方側へ延びるように連設した側面ほぼへ字形の支
持アーム48相互間で、カメラレンズ22を中心位置と
する支持アーム48の反対側の対称位置にミラー50が
固着配置されていてフォーカス調整レンズハウジング2
3を跨ぐようにしてあるほぼ溝形のミラー固定体49
を、このミラー固定体49自体が揺動可能なものとなる
ようにミラー固定体回転基軸51を介して支承して成る
ものである。ミラー固定体49自体は、正面から見て、
奥底壁と左右側壁とを有するほぼ三角形状を呈し、ま
た、側面から見て、ミラー50を内側面に固定している
奥底壁部分が幅広で、ミラー固定体回転基軸51側に至
るに伴ない次第に幅狭となるよう、左右側壁の前縁が傾
斜しているほぼ直角三角形状を呈し、奥底壁部分前縁に
はミラー50を保護するよう折曲延設された保護縁が形
成されている。
【0016】また、起伏手段55は、モーター駆動によ
って前後に進退するミラー起伏用円筒スライド軸65及
び揺動するミラー固定体揺動アーム67を介してミラー
固定体49を揺動することで、側方視界である配管P内
周面の状況を鏡像としてミラー50によって反射してカ
メラレンズ22に入射し、テレビカメラ20においてそ
れを映像として得られるようにするものである。そのた
め、この起伏手段55は、図2乃至図4に示すように、
ミラー起伏モーター56の駆動力によって回転されるこ
とでネジ送りされる起伏スライダー59と、この起伏ス
ライダー59に一体的で、前記カメラ固定筒21外周を
囲繞する起伏進退リング61と、この起伏進退リング6
1に連繋されていて、前記ミラー回転用円筒軸45周囲
で回転自在にして嵌め合わせたミラー起伏用円筒スライ
ド軸65と、このミラー起伏用円筒スライド軸65、前
記ミラー固定体49相互を揺動自在に連繋するミラー固
定体揺動アーム67とを備えて成る。
って前後に進退するミラー起伏用円筒スライド軸65及
び揺動するミラー固定体揺動アーム67を介してミラー
固定体49を揺動することで、側方視界である配管P内
周面の状況を鏡像としてミラー50によって反射してカ
メラレンズ22に入射し、テレビカメラ20においてそ
れを映像として得られるようにするものである。そのた
め、この起伏手段55は、図2乃至図4に示すように、
ミラー起伏モーター56の駆動力によって回転されるこ
とでネジ送りされる起伏スライダー59と、この起伏ス
ライダー59に一体的で、前記カメラ固定筒21外周を
囲繞する起伏進退リング61と、この起伏進退リング6
1に連繋されていて、前記ミラー回転用円筒軸45周囲
で回転自在にして嵌め合わせたミラー起伏用円筒スライ
ド軸65と、このミラー起伏用円筒スライド軸65、前
記ミラー固定体49相互を揺動自在に連繋するミラー固
定体揺動アーム67とを備えて成る。
【0017】ミラー起伏モーター56は、そのモーター
軸をシャーシ25の前面に突出させた状態でシャーシ2
5の後側面に固定されている。そして、モーター軸に連
繋固着したオネジを有するミラー起伏駆動ネジ57に、
例えばシャーシ25外縁側に支持して形成固定されたロ
ッド状のガイド部58によって案内スライドされるよう
にしたメネジを有する起伏スライダー59をネジ結合し
てあるもので、ミラー起伏モーター56の回転駆動力
は、起伏スライダー59を円滑に前後に進退させるもの
となっている。
軸をシャーシ25の前面に突出させた状態でシャーシ2
5の後側面に固定されている。そして、モーター軸に連
繋固着したオネジを有するミラー起伏駆動ネジ57に、
例えばシャーシ25外縁側に支持して形成固定されたロ
ッド状のガイド部58によって案内スライドされるよう
にしたメネジを有する起伏スライダー59をネジ結合し
てあるもので、ミラー起伏モーター56の回転駆動力
は、起伏スライダー59を円滑に前後に進退させるもの
となっている。
【0018】起伏進退リング61は、図示例のように、
リング進退アーム62を介して起伏スライダー59に連
繋されており、この起伏進退リング61は、その後部外
周面で起伏スライダー59内周面に固定され、その前部
内周面でミラー起伏用円筒スライド軸65に後述のガイ
ド部63を介して嵌め合わせ状に連繋してある。
リング進退アーム62を介して起伏スライダー59に連
繋されており、この起伏進退リング61は、その後部外
周面で起伏スライダー59内周面に固定され、その前部
内周面でミラー起伏用円筒スライド軸65に後述のガイ
ド部63を介して嵌め合わせ状に連繋してある。
【0019】ミラー起伏用円筒スライド軸65は、反射
ミラー機構40におけるミラー回転用円筒軸45周囲で
スライド自在かつ回転自在にして、また、前記ミラー固
定体49におけるミラー固定体回転基軸51位置前方に
まで突出するようにして嵌め合わせられており、図示の
ように、カメラ固定筒21外周に配置されるフォーカス
調整用円筒軸34、ミラー回転用円筒軸45等と共に三
重筒構造を形成している。また、このミラー起伏用円筒
スライド軸65後端縁外周に突設したフランジ状のガイ
ド縁64を、起伏進退リング61内周面に適宜間隔毎に
配置形成したベアリング構造のガイド部63によって支
持することで、起伏進退リング61によって前後に進退
され、かつミラー起伏用円筒スライド軸65自体が起伏
進退リング61内周で円滑に回転されるようにしてあ
る。
ミラー機構40におけるミラー回転用円筒軸45周囲で
スライド自在かつ回転自在にして、また、前記ミラー固
定体49におけるミラー固定体回転基軸51位置前方に
まで突出するようにして嵌め合わせられており、図示の
ように、カメラ固定筒21外周に配置されるフォーカス
調整用円筒軸34、ミラー回転用円筒軸45等と共に三
重筒構造を形成している。また、このミラー起伏用円筒
スライド軸65後端縁外周に突設したフランジ状のガイ
ド縁64を、起伏進退リング61内周面に適宜間隔毎に
配置形成したベアリング構造のガイド部63によって支
持することで、起伏進退リング61によって前後に進退
され、かつミラー起伏用円筒スライド軸65自体が起伏
進退リング61内周で円滑に回転されるようにしてあ
る。
【0020】ミラー固定体揺動アーム67は、ミラー起
伏用円筒スライド軸65外周面において、ミラー固定体
49におけるミラー固定体回転基軸51側に配置されて
おり、その後端は、ミラー起伏用円筒スライド軸65外
周面に形成した軸受部に揺動アーム基軸66を介してミ
ラー起伏用円筒スライド軸65に、その前端は、ミラー
固定体49における前縁側にミラー固定体揺動軸68を
介してミラー固定体49に夫々連繋されている(図2参
照)。すなわち、図1に示すように、ミラー起伏用円筒
スライド軸65が後退位置にあるときは、ミラー固定体
揺動アーム67がミラー固定体49を牽引してそのミラ
ー50をカメラレンズ22側方に退避状態で水平位置さ
せ、前方視界がカメラレンズ22に直接に入射される。
逆に、図2に示すように、ミラー起伏用円筒スライド軸
65が前進位置にあるときは、ミラー固定体揺動アーム
67がミラー固定体49を押圧してそのミラー50をカ
メラレンズ22前方に突出状態で傾斜位置させ、側方視
界がミラー50によって反射し、鏡像として間接に入射
されるようになっている。
伏用円筒スライド軸65外周面において、ミラー固定体
49におけるミラー固定体回転基軸51側に配置されて
おり、その後端は、ミラー起伏用円筒スライド軸65外
周面に形成した軸受部に揺動アーム基軸66を介してミ
ラー起伏用円筒スライド軸65に、その前端は、ミラー
固定体49における前縁側にミラー固定体揺動軸68を
介してミラー固定体49に夫々連繋されている(図2参
照)。すなわち、図1に示すように、ミラー起伏用円筒
スライド軸65が後退位置にあるときは、ミラー固定体
揺動アーム67がミラー固定体49を牽引してそのミラ
ー50をカメラレンズ22側方に退避状態で水平位置さ
せ、前方視界がカメラレンズ22に直接に入射される。
逆に、図2に示すように、ミラー起伏用円筒スライド軸
65が前進位置にあるときは、ミラー固定体揺動アーム
67がミラー固定体49を押圧してそのミラー50をカ
メラレンズ22前方に突出状態で傾斜位置させ、側方視
界がミラー50によって反射し、鏡像として間接に入射
されるようになっている。
【0021】ところで、このようなフォーカス調整機構
30、反射ミラー機構40におけるミラー回転手段4
1、起伏手段55等における駆動源たるフォーカスモー
ター31、ミラー回転モーター42、ミラー起伏モータ
ー56は、シャーシ25の後側面に等間隔で配置固定さ
れていて、重量的なバランスが得られるように配慮され
ている。また、これらの各モーター31,42,56夫
々は、いずれも正逆方向に回転駆動され、配管P外の遠
隔制御位置に設置されるコントロールボックスBにおけ
るコントロール手段S夫々の各操作によって、ケーブル
Cを経て遠隔操作されるようになっている。なお、遠隔
操作するときには、コントロール手段Sにおいて、ミラ
ー固定体49の旋回位置、その回転角度、起伏姿勢等
は、適宜に判別できるようにしておくとよい。、
30、反射ミラー機構40におけるミラー回転手段4
1、起伏手段55等における駆動源たるフォーカスモー
ター31、ミラー回転モーター42、ミラー起伏モータ
ー56は、シャーシ25の後側面に等間隔で配置固定さ
れていて、重量的なバランスが得られるように配慮され
ている。また、これらの各モーター31,42,56夫
々は、いずれも正逆方向に回転駆動され、配管P外の遠
隔制御位置に設置されるコントロールボックスBにおけ
るコントロール手段S夫々の各操作によって、ケーブル
Cを経て遠隔操作されるようになっている。なお、遠隔
操作するときには、コントロール手段Sにおいて、ミラ
ー固定体49の旋回位置、その回転角度、起伏姿勢等
は、適宜に判別できるようにしておくとよい。、
【0022】また、ミラー固定体49における両側壁部
外側面には、カメラレンズ22前方を照明する照明灯7
0が付設されている。照明灯70がミラー固定体49の
両外側面に固定されていることで、ミラー固定体49の
起伏揺動に伴ない得られる前方視界、側方視界のいずれ
であっても、ミラー固定体49の起伏揺動に対応追随し
て前方、側方のいずれも照明できる。なお、照明手段
は、これに限らず、前記した走行台車R前面に付設して
おいてもよく、照明灯70との併置、いずれか一方の配
置等の選択は可能である。
外側面には、カメラレンズ22前方を照明する照明灯7
0が付設されている。照明灯70がミラー固定体49の
両外側面に固定されていることで、ミラー固定体49の
起伏揺動に伴ない得られる前方視界、側方視界のいずれ
であっても、ミラー固定体49の起伏揺動に対応追随し
て前方、側方のいずれも照明できる。なお、照明手段
は、これに限らず、前記した走行台車R前面に付設して
おいてもよく、照明灯70との併置、いずれか一方の配
置等の選択は可能である。
【0023】次に、本発明撮影装置1の使用の一例を説
明すると、図5に示すように、管内の状況を監視すべき
下水管等の各種の配管P内に、本発明撮影装置1を搭載
した走行台車Rを進入させるように配置する一方、コン
トロールボックスBにおける各コントロール手段Sによ
って操作することでケーブルCを介して走行台車R、撮
影装置1夫々を遠隔操作する。すなわち、照明灯70に
て照明しながらの走行台車Rの走行に伴ない配管P内に
おける前方の全体状況を監視する場合には、図1に示す
ように、反射ミラー機構40におけるミラー50を側方
に退避した状態にしておき、テレビカメラ20における
カメラレンズ22によって前方をそのまま直視すること
で前方視界を得、これをテレビモニターMに映像として
映し出すのである。また、配管P内における側方、すな
わち配管Pの周壁内周面の状況を監視する場合には、図
2に示すように、反射ミラー機構40における起伏手段
55によってカメラレンズ22前方位置でミラー50を
半ば起立させることで、撮影装置1位置側方における配
管Pの周壁内周面の反射鏡像がカメラレンズ22を経て
テレビカメラ20に入射され、更に、ミラー回転手段4
1によってミラー50を回転させることで周壁内周面の
全域が反射鏡像としてテレビカメラ20に逐次入射され
るのであり、これは、コントロールボックスBにおける
テレビモニターMに映像として映し出されるのである。
明すると、図5に示すように、管内の状況を監視すべき
下水管等の各種の配管P内に、本発明撮影装置1を搭載
した走行台車Rを進入させるように配置する一方、コン
トロールボックスBにおける各コントロール手段Sによ
って操作することでケーブルCを介して走行台車R、撮
影装置1夫々を遠隔操作する。すなわち、照明灯70に
て照明しながらの走行台車Rの走行に伴ない配管P内に
おける前方の全体状況を監視する場合には、図1に示す
ように、反射ミラー機構40におけるミラー50を側方
に退避した状態にしておき、テレビカメラ20における
カメラレンズ22によって前方をそのまま直視すること
で前方視界を得、これをテレビモニターMに映像として
映し出すのである。また、配管P内における側方、すな
わち配管Pの周壁内周面の状況を監視する場合には、図
2に示すように、反射ミラー機構40における起伏手段
55によってカメラレンズ22前方位置でミラー50を
半ば起立させることで、撮影装置1位置側方における配
管Pの周壁内周面の反射鏡像がカメラレンズ22を経て
テレビカメラ20に入射され、更に、ミラー回転手段4
1によってミラー50を回転させることで周壁内周面の
全域が反射鏡像としてテレビカメラ20に逐次入射され
るのであり、これは、コントロールボックスBにおける
テレビモニターMに映像として映し出されるのである。
【0024】このように、走行台車Rの前進、後退の走
行と共に、反射ミラー機構40の起伏、回転等によって
配管P内の前方、側方における状況を配管P外のコント
ロールボックスBにおけるテレビモニターMに映し出す
ことができるものである。
行と共に、反射ミラー機構40の起伏、回転等によって
配管P内の前方、側方における状況を配管P外のコント
ロールボックスBにおけるテレビモニターMに映し出す
ことができるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、所定の各種の配管Pにおける管内を監視す
るために、管内の状況等をモニターテレビM等に極めて
簡単に映し出すことができ、しかも、その状況撮影は前
方のみならず、側方である管壁内周面のいずれをも選択
的に任意に行なうことができるのであり、また、装置自
体を小型化できるから、比較的に小径な管路内への進入
走行を可能にし、種々な遠隔操作によって状況撮影の状
態を制御できるものである。
これがため、所定の各種の配管Pにおける管内を監視す
るために、管内の状況等をモニターテレビM等に極めて
簡単に映し出すことができ、しかも、その状況撮影は前
方のみならず、側方である管壁内周面のいずれをも選択
的に任意に行なうことができるのであり、また、装置自
体を小型化できるから、比較的に小径な管路内への進入
走行を可能にし、種々な遠隔操作によって状況撮影の状
態を制御できるものである。
【0026】すなわち、本発明は、配管P内で走行され
る走行台車Rに連結されるカメラボックス10、カメラ
ボックス10内に配置したテレビカメラ20、テレビカ
メラ20におけるフォーカスを調整するフォーカス調整
機構30、側方視界を反射鏡像として入射させるミラー
50を起伏揺動し、また、テレビカメラ20周囲で旋回
する反射ミラー機構40を備えたからであり、走行台車
Rに対する走行制御、フォーカス調整機構30による撮
影対象への焦点調整制御、反射ミラー機構40における
ミラー50の起伏角度制御、旋回制御等によって配管P
の内部、周壁の全周囲の状況を配管P外部のテレビモニ
ターMに適確に映し出すことができるのである。
る走行台車Rに連結されるカメラボックス10、カメラ
ボックス10内に配置したテレビカメラ20、テレビカ
メラ20におけるフォーカスを調整するフォーカス調整
機構30、側方視界を反射鏡像として入射させるミラー
50を起伏揺動し、また、テレビカメラ20周囲で旋回
する反射ミラー機構40を備えたからであり、走行台車
Rに対する走行制御、フォーカス調整機構30による撮
影対象への焦点調整制御、反射ミラー機構40における
ミラー50の起伏角度制御、旋回制御等によって配管P
の内部、周壁の全周囲の状況を配管P外部のテレビモニ
ターMに適確に映し出すことができるのである。
【0027】また、走行台車R前部に搭載されるカメラ
ボックス10は、固定部13、シャーシ25によって支
持されるカメラ固定筒21内にしっかりと内蔵固定さ
れ、前部の透明な保護カバー15によって、走行に伴な
う配管P内部の各種の障害物等からテレビカメラ20を
確実に保護しているのである。しかも、走行台車Rの外
郭形状に比し大きく出張らせることがない形状に形成で
き、全体装置の小型化に役立ち、小径な配管P内での使
用を容易にするのである。
ボックス10は、固定部13、シャーシ25によって支
持されるカメラ固定筒21内にしっかりと内蔵固定さ
れ、前部の透明な保護カバー15によって、走行に伴な
う配管P内部の各種の障害物等からテレビカメラ20を
確実に保護しているのである。しかも、走行台車Rの外
郭形状に比し大きく出張らせることがない形状に形成で
き、全体装置の小型化に役立ち、小径な配管P内での使
用を容易にするのである。
【0028】フォーカス調整機構30は、フォーカスモ
ーター31の駆動によってテレビカメラ20におけるフ
ォーカス調整レンズハウジング23を回転させるのであ
り、このときフォーカス調整用円筒軸34前部内周とフ
ォーカス調整レンズハウジング23外周との間にOリン
グ状の連繋伝達リング35を介在させてあるから、その
回転駆動力を確実に伝達できるものとなり、フォーカス
調整レンズハウジング23に内包されているカメラレン
ズ22を迅速に前後に進退でき、監視すべき配管P内部
の所定の状況位置に焦点を遠隔操作で合致対応させて、
それを適宜にテレビモニターMに映し出すことができ
る。
ーター31の駆動によってテレビカメラ20におけるフ
ォーカス調整レンズハウジング23を回転させるのであ
り、このときフォーカス調整用円筒軸34前部内周とフ
ォーカス調整レンズハウジング23外周との間にOリン
グ状の連繋伝達リング35を介在させてあるから、その
回転駆動力を確実に伝達できるものとなり、フォーカス
調整レンズハウジング23に内包されているカメラレン
ズ22を迅速に前後に進退でき、監視すべき配管P内部
の所定の状況位置に焦点を遠隔操作で合致対応させて、
それを適宜にテレビモニターMに映し出すことができ
る。
【0029】反射ミラー機構40は、ミラー50を固着
配置したミラー固定体49を備えたミラー部46、この
ミラー部46を旋回させるミラー回転手段41、ミラー
固定体49を起伏揺動させる起伏手段55を備えて成る
から、ミラー部46をカメラレンズ22側方に退避させ
たときは、前方視界を直接にテレビカメラ20に入射さ
せるものとし、カメラレンズ22前方に突出させたとき
は、側方視界を反射鏡像としてテレビカメラ20に入射
させることができ、特に、側方視界は、テレビカメラ2
0自体の姿勢を変更せずに得られるから、機構的に簡単
なものとなり、故障も少ないのである。
配置したミラー固定体49を備えたミラー部46、この
ミラー部46を旋回させるミラー回転手段41、ミラー
固定体49を起伏揺動させる起伏手段55を備えて成る
から、ミラー部46をカメラレンズ22側方に退避させ
たときは、前方視界を直接にテレビカメラ20に入射さ
せるものとし、カメラレンズ22前方に突出させたとき
は、側方視界を反射鏡像としてテレビカメラ20に入射
させることができ、特に、側方視界は、テレビカメラ2
0自体の姿勢を変更せずに得られるから、機構的に簡単
なものとなり、故障も少ないのである。
【0030】この反射ミラー機構40におけるミラー回
転手段41は、フォーカス調整用円筒軸34周囲に回転
自在に嵌め合わせられて、ミラー部46を支持している
ミラー回転用円筒軸45をミラー回転モーター42によ
って回転駆動させるから、遠隔制御によるモーター駆動
によってその旋回位置を調整でき、起伏手段55による
ミラー固定体49の起伏姿勢と共に周囲の状況を反射鏡
像として適確に映し出すことができる。
転手段41は、フォーカス調整用円筒軸34周囲に回転
自在に嵌め合わせられて、ミラー部46を支持している
ミラー回転用円筒軸45をミラー回転モーター42によ
って回転駆動させるから、遠隔制御によるモーター駆動
によってその旋回位置を調整でき、起伏手段55による
ミラー固定体49の起伏姿勢と共に周囲の状況を反射鏡
像として適確に映し出すことができる。
【0031】また、これらのフォーカス調整機構30に
おけるフォーカス調整用円筒軸34、反射ミラー機構4
0のミラー回転手段41におけるミラー回転用円筒軸4
5、同じく起伏手段55におけるミラー起伏用円筒スラ
イド軸65夫々は、カメラ固定筒21の外周に順次に嵌
め合わせて互いに回転自在、スライド自在な三重筒構造
となっているから、これら34,45,65を独自に回
転、スライドでき、フォーカスの調整、前方、側方の夫
々の視界の選択等を互いに独立させて行なうことがで
き、必要とする配管Pの各位置の状況をテレビモニター
Mに確実に映し出すことができる。しかも、これらの操
作は、配管P外に配置する例えばコントロールボックス
Bにおける各種のコントロール手段Sによって簡単に遠
隔操作でき、テレビモニターMに映し出されるモニター
画像と共に適確な監視を可能とするものである。
おけるフォーカス調整用円筒軸34、反射ミラー機構4
0のミラー回転手段41におけるミラー回転用円筒軸4
5、同じく起伏手段55におけるミラー起伏用円筒スラ
イド軸65夫々は、カメラ固定筒21の外周に順次に嵌
め合わせて互いに回転自在、スライド自在な三重筒構造
となっているから、これら34,45,65を独自に回
転、スライドでき、フォーカスの調整、前方、側方の夫
々の視界の選択等を互いに独立させて行なうことがで
き、必要とする配管Pの各位置の状況をテレビモニター
Mに確実に映し出すことができる。しかも、これらの操
作は、配管P外に配置する例えばコントロールボックス
Bにおける各種のコントロール手段Sによって簡単に遠
隔操作でき、テレビモニターMに映し出されるモニター
画像と共に適確な監視を可能とするものである。
【図1】本発明の一実施例における側断面図である。
【図2】同じく反射ミラー機構のミラー部を揺動させ、
側方視界を得るときの側断面図である。
側方視界を得るときの側断面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく使用状態の概略側面図である。
B…コントロールボックス C…ケーブル D…全自動コードリール機 F…搭載凹部 M…テレビモニター P…配管 R…走行台車 S…コントロー
ル手段 1…撮影装置 10…カメラボックス 11…収納ケー
ス 12…ケーブル挿通孔 13…固定部 14…連結手段 15…保護カバ
ー 16…カップリング 20…テレビカメラ 21…カメラ固
定筒 22…カメラレンズ 23…フォーカ
ス調整レンズハウジング
25…シャーシ 26…外周固定筒部 27…内周固定
筒部 30…フォーカス調整機構 31…フォーカ
スモーター 32…フォーカス調整用小歯車 33…フォーカ
ス調整用大歯車 34…フォーカス調整用円筒軸 35…連繋伝達
リング 36…ガイド部 37…ガイド縁 38…ミラー回転支持リング 40…反射ミラー機構 41…ミラー回
転手段 42…ミラー回転モーター 43…ミラー回
転用小歯車 44…ミラー回転用大歯車 45…ミラー回
転用円筒軸 46…ミラー部 47…支持リブ 48…支持アーム 49…ミラー固
定体 50…ミラー 51…ミラー固
定体回転基軸 55…起伏手段 56…ミラー起
伏モーター 57…ミラー起伏駆動ネジ 58…ガイド部 59…起伏スライダー 61…起伏進退
リング 62…リング進退アーム 63…ガイド部 64…ガイド縁 65…ミラー起
伏用円筒スライド軸 66…揺動アーム基軸 67…ミラー固
定体揺動アーム 68…ミラー固定体揺動軸 70…照明灯
ル手段 1…撮影装置 10…カメラボックス 11…収納ケー
ス 12…ケーブル挿通孔 13…固定部 14…連結手段 15…保護カバ
ー 16…カップリング 20…テレビカメラ 21…カメラ固
定筒 22…カメラレンズ 23…フォーカ
ス調整レンズハウジング
25…シャーシ 26…外周固定筒部 27…内周固定
筒部 30…フォーカス調整機構 31…フォーカ
スモーター 32…フォーカス調整用小歯車 33…フォーカ
ス調整用大歯車 34…フォーカス調整用円筒軸 35…連繋伝達
リング 36…ガイド部 37…ガイド縁 38…ミラー回転支持リング 40…反射ミラー機構 41…ミラー回
転手段 42…ミラー回転モーター 43…ミラー回
転用小歯車 44…ミラー回転用大歯車 45…ミラー回
転用円筒軸 46…ミラー部 47…支持リブ 48…支持アーム 49…ミラー固
定体 50…ミラー 51…ミラー固
定体回転基軸 55…起伏手段 56…ミラー起
伏モーター 57…ミラー起伏駆動ネジ 58…ガイド部 59…起伏スライダー 61…起伏進退
リング 62…リング進退アーム 63…ガイド部 64…ガイド縁 65…ミラー起
伏用円筒スライド軸 66…揺動アーム基軸 67…ミラー固
定体揺動アーム 68…ミラー固定体揺動軸 70…照明灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 15/00 G02B 7/11 H 37/00 G03B 3/00 A (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/222 - 5/257 H04N 7/18
Claims (7)
- 【請求項1】 配管内で走行される走行台車に搭載さ
れ、配管外に配置したテレビモニター等に配管内の状況
を映し出すようにした管内走行モニター用撮影装置にお
いて、走行台車前部に連結されるカメラボックスと、こ
のカメラボックス内に配装されて、前方にカメラレンズ
が向けられているテレビカメラと、テレビカメラにおけ
るフォーカスを調整するフォーカス調整機構と、側方視
界を反射鏡像としてテレビカメラに入射させるミラーを
起伏揺動し、また、テレビカメラ周囲で同じくミラーを
旋回する反射ミラー機構とを備え、前記フォーカス調整
機構は、カメラボックス内に固定配置されたフォーカス
モーターと、テレビカメラにおけるフォーカス調整レン
ズハウジングを共に伝達回転させるよう、フォーカスモ
ーターの駆動力によって従動回転されるフォーカス調整
用円筒軸とから成り、フォーカス調整用円筒軸は、その
前部をカメラ固定筒前方に突出させ、その突出させたフ
ォーカス調整用円筒軸前部内周とフォーカス調整レンズ
ハウジング外周との間にOリング状の連繋伝達リングを
介在させてあることを特徴とする管内走行モニター用撮
影装置。 - 【請求項2】 カメラボックスは、テレビカメラを内蔵
固定しているカメラ固定筒と、このカメラ固定筒後部を
支持固定する固定部を内部に有するほぼ有底筒状の収納
ケースと、この収納ケース前部に連結された透明な保護
カバーと、カメラ固定筒外周、収納ケース内周相互間に
介在されるドーナツ状のシャーシとを備えて成る請求項
1記載の管内走行モニター用撮影装置。 - 【請求項3】 反射ミラー機構は、テレビカメラにおけ
るフォーカス調整レンズハウジング外周に配置されてい
るミラー回転用円筒軸を回転させるミラー回転手段と、
倒伏時ではフォーカス調整レンズハウジング側方に退避
し、起立時ではテレビカメラにおけるカメラレンズ前方
に突出してカメラレンズに対して側方周囲の反射鏡像を
入射させるミラーをミラー回転用円筒軸に起伏揺動自在
に支持してあるミラー部と、ミラーを起伏揺動させる起
伏手段とを備えて成る請求項1または2記載の管内走行
モニター用撮影装置。 - 【請求項4】 ミラー回転手段は、フォーカス調整用円
筒軸周囲に回転自在に嵌め合わせてあるミラー回転用円
筒軸を、カメラボックス内に固定配置されたミラー回転
モーターの駆動力によって従動回転するようにして成る
請求項3記載の管内走行モニター用撮影装置。 - 【請求項5】 ミラー部は、ミラー回転用円筒軸に連設
した支持アームに、カメラレンズを中心位置とする支持
アームの反対側の対称位置にミラーが固着配置されてい
てフォーカス調整レンズハウジングを跨ぐほぼ溝形のミ
ラー固定体を、このミラー固定体自体が揺動可能なもの
となるように支承して成る請求項3または4記載の管内
走行モニター用撮影装置。 - 【請求項6】 起伏手段は、カメラボックス内に固定配
置されたミラー起伏モーターの回転駆動力によって前後
に進退する起伏スライダーと、この起伏スライダーに一
体的で、前記カメラ固定筒外周を囲繞して配置される起
伏進退リングと、この起伏進退リングに連繋されてい
て、前記ミラー回転用円筒軸周囲で回転自在にして嵌め
合わせたミラー起伏用円筒スライド軸と、このミラー起
伏用円筒スライド軸、前記ミラー固定体相互間で揺動自
在に連繋してあるミラー固定体揺動アームとを備えて成
る請求項3乃至5のいずれか記載の管内走行モニター用
撮影装置。 - 【請求項7】 テレビカメラを内蔵固定したカメラ固定
筒外周にフォーカス調整機構におけるフォーカス調整用
円筒軸を、このフォーカス調整用円筒軸の外周に反射ミ
ラー機構におけるミラー回転手段のミラー回転用円筒軸
を、このミラー回転用円筒軸の外周に起伏手段のミラー
起伏用円筒スライド軸を夫々回転自在、スライド自在に
して三重筒構造として配置してある請求項6記載の管内
走行モニター用撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6185144A JP2816937B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 管内走行モニター用撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6185144A JP2816937B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 管内走行モニター用撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0832845A JPH0832845A (ja) | 1996-02-02 |
JP2816937B2 true JP2816937B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=16165645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6185144A Expired - Lifetime JP2816937B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 管内走行モニター用撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2816937B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001183666A (ja) | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Nec Corp | 液晶表示装置 |
JP2002196438A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 広角撮像装置 |
JP4686262B2 (ja) * | 2005-06-02 | 2011-05-25 | 日本電産コパル電子株式会社 | 内壁面の検査装置 |
RU2506618C1 (ru) * | 2012-07-18 | 2014-02-10 | Российская Федерация, от имени которой выступает Министерство обороны Российской Федерации | Механизм фокусировки аэрофотоаппарата |
WO2023219089A1 (ja) * | 2022-05-13 | 2023-11-16 | キヤノン株式会社 | 保持装置、カメラユニットおよび撮像システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61137932U (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-27 | ||
JPH02149839A (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-08 | Tokyu Constr Co Ltd | 遠隔撮影装置 |
JP3244287B2 (ja) * | 1991-06-19 | 2002-01-07 | ソニー株式会社 | レンズ鏡筒 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP6185144A patent/JP2816937B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0832845A (ja) | 1996-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4919114A (en) | Endoscope provided with flexible signal wires | |
USRE34989E (en) | Imaging assembly and mounting for surveillance viewing under remote control | |
US6621516B1 (en) | Panoramic pipe inspector | |
US20040015049A1 (en) | Endoscope with sideview optics | |
EP3008372A1 (en) | Pipe inspection device | |
JP2816937B2 (ja) | 管内走行モニター用撮影装置 | |
US20090309964A1 (en) | Portable viewing device | |
JP2001045344A (ja) | 監視カメラ装置 | |
JP2015035735A (ja) | カメラ装置およびフィルタユニット | |
JP2002374433A (ja) | 監視カメラ装置 | |
JPS6136095A (ja) | 海中ロボツトのトリム調整装置 | |
JP4343458B2 (ja) | 撮像装置 | |
CN214256432U (zh) | 一种水下微型全景视频设备 | |
JP2005084412A (ja) | 管内点検具及び管内点検装置 | |
JPS6010141A (ja) | 管路用観察装置 | |
JP3003649B2 (ja) | 配管内の直視/側視切替用管路検査装置 | |
JP2567797B2 (ja) | 管内検査装置 | |
US6028691A (en) | Machine vision | |
JPH037808Y2 (ja) | ||
JP2004058751A (ja) | 視覚センサの取付装置 | |
JP2861946B2 (ja) | 押込型管路検査装置のカメラ姿勢制御方法及びその装置 | |
JPH0543087B2 (ja) | ||
WO2023219089A1 (ja) | 保持装置、カメラユニットおよび撮像システム | |
JPH0617944B2 (ja) | 管内検査用テレビカメラ装置 | |
JP4392543B2 (ja) | プロンプター装置 |