JP3003649B2 - 配管内の直視／側視切替用管路検査装置 - Google Patents
配管内の直視／側視切替用管路検査装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は小口径となる配管
路等の管内状況（傷，孔，腐食など）をＣＣＤカメラ機
構で検査するようにした配管内の直視／側視切替用管路
検査装置に関するものである。
路等の管内状況（傷，孔，腐食など）をＣＣＤカメラ機
構で検査するようにした配管内の直視／側視切替用管路
検査装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、工業用ＴＶカメラの小型化に伴
い該ＴＶカメラを上，下水管路等の配管路やその他各種
配管路に搬入し管内検査が容易になってきた。特に、最
近はＣＣＤカメラの発展に伴い管路検査装置全体も益々
極小化されるに至り、作業員が入れない小口径の管路の
検査も可能となってきている。この場合、従来知られて
いるこの種のＣＣＤカメラ搭載の押込型管路検査装置と
しては、例えば図６に示すように、後端に押込用ハード
ケーブルｃを接続した筒型検査装置ｂの前端位置に直視
専用となる１基のＣＣＤカメラａを組み込んだ構成とし
ている。即ち、管路挿入側となる装置前方に直視用カメ
ラレンズａ′を設け、該レンズの後方に直視専用ＣＣＤ
チップａ″を配設し、ＣＣＤチップａ″で受けた電気信
号を適宜制御部ｄで変換し、この映像信号をハードケー
ブルｃにて伝送し別途配置のモニター（図示せず）に出
力し、そのモニター画面を見ながら管路内状況を検査す
るものである。
い該ＴＶカメラを上，下水管路等の配管路やその他各種
配管路に搬入し管内検査が容易になってきた。特に、最
近はＣＣＤカメラの発展に伴い管路検査装置全体も益々
極小化されるに至り、作業員が入れない小口径の管路の
検査も可能となってきている。この場合、従来知られて
いるこの種のＣＣＤカメラ搭載の押込型管路検査装置と
しては、例えば図６に示すように、後端に押込用ハード
ケーブルｃを接続した筒型検査装置ｂの前端位置に直視
専用となる１基のＣＣＤカメラａを組み込んだ構成とし
ている。即ち、管路挿入側となる装置前方に直視用カメ
ラレンズａ′を設け、該レンズの後方に直視専用ＣＣＤ
チップａ″を配設し、ＣＣＤチップａ″で受けた電気信
号を適宜制御部ｄで変換し、この映像信号をハードケー
ブルｃにて伝送し別途配置のモニター（図示せず）に出
力し、そのモニター画面を見ながら管路内状況を検査す
るものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
押込型管路検査装置は、レンズが装置本体の前方を向い
て取付けられており、該レンズに対し単一のＣＣＤチッ
プを配設した直視観察タイプであり、管路前方の映像
（直視）だけが得られるものある。この場合、例えば、
直視撮影では配管に開いている孔や傷又は腐食など箇所
はわかるが、孔の奥や傷の深さ、腐食状況等の径方向の
詳細な映像（側視）を必要とする検査には不十分であ
る。
押込型管路検査装置は、レンズが装置本体の前方を向い
て取付けられており、該レンズに対し単一のＣＣＤチッ
プを配設した直視観察タイプであり、管路前方の映像
（直視）だけが得られるものある。この場合、例えば、
直視撮影では配管に開いている孔や傷又は腐食など箇所
はわかるが、孔の奥や傷の深さ、腐食状況等の径方向の
詳細な映像（側視）を必要とする検査には不十分であ
る。
【０００４】勿論、筒状本体内に側視専用のＣＣＤカメ
ラを別途組み込めば側視も可能となるが、単一のヘッド
に対し２基のＣＣＤカメラを搭載するには、必然的にヘ
ッド自体の長さ，形状が大きくなり、小口径管路に対す
る検査装置としては適さなくなる。
ラを別途組み込めば側視も可能となるが、単一のヘッド
に対し２基のＣＣＤカメラを搭載するには、必然的にヘ
ッド自体の長さ，形状が大きくなり、小口径管路に対す
る検査装置としては適さなくなる。
【０００５】また、本体に対し１基のＣＣＤカメラを搭
載し、該ＣＣＤカメラ自体を正面，側面方向へ回動切替
えさせる所謂首振りタイプも知られているが、これとて
も、ＣＣＤカメラ機構全体を回動させるために装置の大
型化は免れず、ある程度大きな口径配管の検査しか対処
できず、小口径管路等の検査に適用できない。
載し、該ＣＣＤカメラ自体を正面，側面方向へ回動切替
えさせる所謂首振りタイプも知られているが、これとて
も、ＣＣＤカメラ機構全体を回動させるために装置の大
型化は免れず、ある程度大きな口径配管の検査しか対処
できず、小口径管路等の検査に適用できない。
【０００６】本発明は上記実情に鑑み、頭部ヘッドとな
るカメラヘッドには直視レンズと側視レンズに対応する
ＣＣＤチップを１基とし切替え使用するようにし、且つ
カメラヘッド自体を更に後部ヘッドとなる回転ユニット
で適宜回転自在とするようにしたことで、上記課題を解
決する配管内の直視／側視切替用管路検査装置を提供す
ることを目的としたものである。
るカメラヘッドには直視レンズと側視レンズに対応する
ＣＣＤチップを１基とし切替え使用するようにし、且つ
カメラヘッド自体を更に後部ヘッドとなる回転ユニット
で適宜回転自在とするようにしたことで、上記課題を解
決する配管内の直視／側視切替用管路検査装置を提供す
ることを目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、挿入側前端中
央部に照明灯付き直視レンズと周壁部に照明灯付き側視
レンズを配置したカメラヘッドを形成すると共に、該カ
メラヘッド内に前記直視レンズと側視レンズとの光軸線
上の直交位置に単一のＣＣＤチップを可動自在に配設
し、該ＣＣＤチップを内蔵したモータ等よりなる首振り
手段にて直視レンズ側又は側視レンズ側に対向させ、直
視／側視兼用型ＣＣＤカメラ機構を構成するものであ
る。
央部に照明灯付き直視レンズと周壁部に照明灯付き側視
レンズを配置したカメラヘッドを形成すると共に、該カ
メラヘッド内に前記直視レンズと側視レンズとの光軸線
上の直交位置に単一のＣＣＤチップを可動自在に配設
し、該ＣＣＤチップを内蔵したモータ等よりなる首振り
手段にて直視レンズ側又は側視レンズ側に対向させ、直
視／側視兼用型ＣＣＤカメラ機構を構成するものであ
る。
【０００８】また、挿入側前端中央部に照明灯付き直視
レンズと周壁部に照明灯付き側視レンズを配置したカメ
ラヘッドを形成すると共に、該カメラヘッド内に前記直
視レンズと側視レンズとの光軸線上の直交位置に単一の
ＣＣＤチップを可動自在に配設し、該ＣＣＤチップを内
蔵したモータ等よりなる首振り手段にて直視レンズ側又
は側視レンズ側に対向させ、直視／側視兼用型ＣＣＤカ
メラ機構を構成し、且つ前記カメラヘッドの後端に導出
したカメラコード付きフレキシブルケーブルを後部ヘッ
ドとなる回転ユニットに案内し、該回転ユニットに内蔵
した回転機構に連結し前記カメラヘッドを周方向に回転
自在とし、回転ユニットの後端に押込用ハードケーブル
を接続するものである。
レンズと周壁部に照明灯付き側視レンズを配置したカメ
ラヘッドを形成すると共に、該カメラヘッド内に前記直
視レンズと側視レンズとの光軸線上の直交位置に単一の
ＣＣＤチップを可動自在に配設し、該ＣＣＤチップを内
蔵したモータ等よりなる首振り手段にて直視レンズ側又
は側視レンズ側に対向させ、直視／側視兼用型ＣＣＤカ
メラ機構を構成し、且つ前記カメラヘッドの後端に導出
したカメラコード付きフレキシブルケーブルを後部ヘッ
ドとなる回転ユニットに案内し、該回転ユニットに内蔵
した回転機構に連結し前記カメラヘッドを周方向に回転
自在とし、回転ユニットの後端に押込用ハードケーブル
を接続するものである。
【０００９】この場合、カメラヘッド又は回転ユニット
が、外形が卵型楕円球状である。
が、外形が卵型楕円球状である。
【００１０】更に、回転ユニットの回転機構が、カメラ
ヘッドを３６０°回転させるためのモータと伝達機構よ
りなるものである。
ヘッドを３６０°回転させるためのモータと伝達機構よ
りなるものである。
【００１１】この様に、配管内の直視／側視切替用管路
検査装置は頭部ヘッドとなるカメラヘッドの前端中央部
に直視レンズと、これと９０°横向きとなる周壁部に側
視レンズを設け、この２個のレンズに対し１個のＣＣＤ
チップを、各レンズの光軸線上の直交位置にあって双方
に対向するよう回動自在に配置し、直視，側視兼用のＣ
ＣＤチップとすることで、カメラヘッド（装置）全体が
コンパクトとなり小口径の管路に挿入に適するようにな
る。管路検査に当たって、前記直視レンズを使用する場
合は、該直視レンズに対しＣＣＤチップをその光軸線上
に回動首振りとしＣＣＤカメラ機構を構成し、管路前方
の映像（直視）を得、レンズを通った入力光をＣＣＤに
より電気信号に変換し、この出力を別途に配置するモニ
ターに伝送しモニター画面に写し出し検査ができる。こ
のとき、管路に傷，孔，腐食箇所などを発見し、更に傷
の深さや孔の奥部又は腐食状況を詳しく見たい場合、装
置全体を傷，孔，腐食等の位置まで繰り込み、この段階
で前記ＣＣＤチップを直視レンズ側から側視レンズ対向
側にモータ等の回転手段をもって９０°回転させれば、
側視用ＣＣＤカメラ機構が構成され管路壁面を撮ること
ができるる。
検査装置は頭部ヘッドとなるカメラヘッドの前端中央部
に直視レンズと、これと９０°横向きとなる周壁部に側
視レンズを設け、この２個のレンズに対し１個のＣＣＤ
チップを、各レンズの光軸線上の直交位置にあって双方
に対向するよう回動自在に配置し、直視，側視兼用のＣ
ＣＤチップとすることで、カメラヘッド（装置）全体が
コンパクトとなり小口径の管路に挿入に適するようにな
る。管路検査に当たって、前記直視レンズを使用する場
合は、該直視レンズに対しＣＣＤチップをその光軸線上
に回動首振りとしＣＣＤカメラ機構を構成し、管路前方
の映像（直視）を得、レンズを通った入力光をＣＣＤに
より電気信号に変換し、この出力を別途に配置するモニ
ターに伝送しモニター画面に写し出し検査ができる。こ
のとき、管路に傷，孔，腐食箇所などを発見し、更に傷
の深さや孔の奥部又は腐食状況を詳しく見たい場合、装
置全体を傷，孔，腐食等の位置まで繰り込み、この段階
で前記ＣＣＤチップを直視レンズ側から側視レンズ対向
側にモータ等の回転手段をもって９０°回転させれば、
側視用ＣＣＤカメラ機構が構成され管路壁面を撮ること
ができるる。
【００１２】この装置（カメラヘッド）をハードケーブ
ルの押し込みで繰り込む場合、装置全体が捩じれたり、
又はカメラヘッドの側視レンズの位置が傷，孔，腐食等
の検査位置に対向しないときは、カメラヘッドに後続と
なる回転ユニット内の回転機構を操作し、該回転機構の
回転をフレキシブルケーブルに伝達しカメラヘッド自体
を適宜回動させれば、側視レンズが側壁の所望箇所に向
き確実な側壁検査が可能となる。
ルの押し込みで繰り込む場合、装置全体が捩じれたり、
又はカメラヘッドの側視レンズの位置が傷，孔，腐食等
の検査位置に対向しないときは、カメラヘッドに後続と
なる回転ユニット内の回転機構を操作し、該回転機構の
回転をフレキシブルケーブルに伝達しカメラヘッド自体
を適宜回動させれば、側視レンズが側壁の所望箇所に向
き確実な側壁検査が可能となる。
【００１３】なお、頭部ヘッドとなるカメラヘッドと後
部ヘッドとなる回転ユニットの外形は、全体として卵型
楕円球状としているため、管路内の押込み又は周方向の
回動も抵抗なく円滑に移行するものとなる。
部ヘッドとなる回転ユニットの外形は、全体として卵型
楕円球状としているため、管路内の押込み又は周方向の
回動も抵抗なく円滑に移行するものとなる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の細配管の管路検査
装置を実施例の図に基づいて説明すれば、次の通りであ
る。
装置を実施例の図に基づいて説明すれば、次の通りであ
る。
【００１５】図１乃至図３は小口径配管に対処する直視
／側視切替用管路検査装置の実施例を示す。１は外形を
卵型楕円球状に形成したカメラヘッドで、該カメラヘッ
ド１の挿入側となる前端中央部（正面中央位置）１ａに
直視レンズ２とその周囲に複数個の照明灯３を設けると
共に、この直視レンズ２の光軸線上と直交する位置とな
る周壁部１ｂに側視レンズ４とその両側に照明灯５を配
設し、且つカメラヘッド１内には前記２基のレンズの各
光軸線上の交点位置に、単一のＣＣＤチップ６を配置
し、且つ該ＣＣＤチップ６自体には側部に設けたＤＣミ
ニモータとなるモータ７で９０°回転する首振り手段８
を備え、ＣＣＤチップ６を直視レンズ２又は側視レンズ
４に対向させ独立したＣＣＤカメラ機構９を構成する。
１０はＣＣＤチップ６を回転させるモータ７や照明灯
３，５等を点灯させるための制御部である。１１はカメ
ラヘッド１の後端部より導出した一定長さのフレキシブ
ルケーブルで、該フレキシブルケーブル１１内には電源
兼カメラ制御用コード１２が添わせてなる。１３は前記
カメラヘッド１に一定長さのフレキシブルケーブル１１
を介在して一体後続とする後部ヘッドとなる卵型楕円球
状の回転ユニットで、該回転ユニット１３内に臨んだ前
記フレキシブルケーブル１１端を、ＤＣミニモータの回
動モータ１４と公知のスリップリング型伝達機構１５を
介して配設した回転機構１６の回転軸１６ａに連結し、
これら全体の構成で管路検査装置１７とする。１８は回
転ユニット１３の後部より導出する押込用ハードケーブ
ルで、該押込用ハードケーブル１８には電源兼カメラヘ
ッド制御用コード１９を添わせてなり、この押込用ハー
ドケーブル１８と共に地上位置等に別途設置するモニタ
ー（図示せず）につながる制御装置（図示せず）に接続
する。
／側視切替用管路検査装置の実施例を示す。１は外形を
卵型楕円球状に形成したカメラヘッドで、該カメラヘッ
ド１の挿入側となる前端中央部（正面中央位置）１ａに
直視レンズ２とその周囲に複数個の照明灯３を設けると
共に、この直視レンズ２の光軸線上と直交する位置とな
る周壁部１ｂに側視レンズ４とその両側に照明灯５を配
設し、且つカメラヘッド１内には前記２基のレンズの各
光軸線上の交点位置に、単一のＣＣＤチップ６を配置
し、且つ該ＣＣＤチップ６自体には側部に設けたＤＣミ
ニモータとなるモータ７で９０°回転する首振り手段８
を備え、ＣＣＤチップ６を直視レンズ２又は側視レンズ
４に対向させ独立したＣＣＤカメラ機構９を構成する。
１０はＣＣＤチップ６を回転させるモータ７や照明灯
３，５等を点灯させるための制御部である。１１はカメ
ラヘッド１の後端部より導出した一定長さのフレキシブ
ルケーブルで、該フレキシブルケーブル１１内には電源
兼カメラ制御用コード１２が添わせてなる。１３は前記
カメラヘッド１に一定長さのフレキシブルケーブル１１
を介在して一体後続とする後部ヘッドとなる卵型楕円球
状の回転ユニットで、該回転ユニット１３内に臨んだ前
記フレキシブルケーブル１１端を、ＤＣミニモータの回
動モータ１４と公知のスリップリング型伝達機構１５を
介して配設した回転機構１６の回転軸１６ａに連結し、
これら全体の構成で管路検査装置１７とする。１８は回
転ユニット１３の後部より導出する押込用ハードケーブ
ルで、該押込用ハードケーブル１８には電源兼カメラヘ
ッド制御用コード１９を添わせてなり、この押込用ハー
ドケーブル１８と共に地上位置等に別途設置するモニタ
ー（図示せず）につながる制御装置（図示せず）に接続
する。
【００１６】いまこの作用を説明すると、先ずカメラヘ
ッド１と回転ユニット１３よりなる管路検査装置１７を
検査すべき所定管路２０に、前部ヘッドとなるカメラヘ
ッド１より適宜搬入する（図４参照）。この状態で回転
ユニット１３の後端に接続の押込用ハードケーブル１８
の押し込みをもって前進させるものである。
ッド１と回転ユニット１３よりなる管路検査装置１７を
検査すべき所定管路２０に、前部ヘッドとなるカメラヘ
ッド１より適宜搬入する（図４参照）。この状態で回転
ユニット１３の後端に接続の押込用ハードケーブル１８
の押し込みをもって前進させるものである。
【００１７】ここにおいて、管路前方の観察（直視）と
しては、予め直視レンズ２の光軸上にＣＣＤチップ６を
対向させ直視用ＣＣＤカメラ機構９としておく。ここ
で、カメラヘッド１の直視レンズ２の周囲の照明灯３を
点灯し管路前方を照らし、直視レンズ２を通った入力光
をＣＣＤチップ６のチップ面で受ければ電気信号に変換
され、この電気信号を所定のコード１２，１９をもって
伝送しモニター（図示せず）に出力し映像を写し出す。
そのモニター画面を観察して管路の欠陥等を見つける。
しては、予め直視レンズ２の光軸上にＣＣＤチップ６を
対向させ直視用ＣＣＤカメラ機構９としておく。ここ
で、カメラヘッド１の直視レンズ２の周囲の照明灯３を
点灯し管路前方を照らし、直視レンズ２を通った入力光
をＣＣＤチップ６のチップ面で受ければ電気信号に変換
され、この電気信号を所定のコード１２，１９をもって
伝送しモニター（図示せず）に出力し映像を写し出す。
そのモニター画面を観察して管路の欠陥等を見つける。
【００１８】この直視動作では、焦点が前方にあり管壁
面２０ａを後方から見る状態となるため、管壁面に傷，
孔，腐食部分などをある程度読み取ることはできるが、
この傷の深さや孔の奥や腐食状況を詳細（鮮明）に見極
めることはできない。即ち、径方向の検査の場合には不
十分である。
面２０ａを後方から見る状態となるため、管壁面に傷，
孔，腐食部分などをある程度読み取ることはできるが、
この傷の深さや孔の奥や腐食状況を詳細（鮮明）に見極
めることはできない。即ち、径方向の検査の場合には不
十分である。
【００１９】このときは、直視用ＣＣＤカメラ機構９を
側視用ＣＣＤカメラ機構９の構成にに切替えねばならな
い。即ち、直視態様としたＣＣＤチップ６を制御部１０
を操作し、首振り手段８となるモータ７を適宜駆動しＣ
ＣＤチップ６を９０°回転させ側視レンズ４の光軸線上
に向ければ側視用ＣＣＤカメラ機構９となる。
側視用ＣＣＤカメラ機構９の構成にに切替えねばならな
い。即ち、直視態様としたＣＣＤチップ６を制御部１０
を操作し、首振り手段８となるモータ７を適宜駆動しＣ
ＣＤチップ６を９０°回転させ側視レンズ４の光軸線上
に向ければ側視用ＣＣＤカメラ機構９となる。
【００２０】この状態で、側視用の照明灯５を点灯させ
て管壁面２０ａを検査するが、周囲全域の検査に当たっ
ては、側視専用のＣＣＤカメラ機構９に切替えただけで
は側視レンズ４が管壁面２０ａの所望の位置（傷，孔，
腐食部分など）に対峙するとは限らない。このときは、
カメラヘッド１に後続せる回転ユニット１３の回転機構
１６を制御し、該回転機構１６に連結されたフレキシブ
ルケーブル１１を適宜回転させれば、一体となるカメラ
ヘッド１全体が径方向に回動するようになる（図１の矢
印参照）。側視レンズ４が傷，孔，腐食部分などの所望
箇所に臨むものとなり、ここで管壁面を撮れば、傷は深
さまで確実に読み取れ、また孔は奥まで見え、腐食部分
の状況も明確となる。
て管壁面２０ａを検査するが、周囲全域の検査に当たっ
ては、側視専用のＣＣＤカメラ機構９に切替えただけで
は側視レンズ４が管壁面２０ａの所望の位置（傷，孔，
腐食部分など）に対峙するとは限らない。このときは、
カメラヘッド１に後続せる回転ユニット１３の回転機構
１６を制御し、該回転機構１６に連結されたフレキシブ
ルケーブル１１を適宜回転させれば、一体となるカメラ
ヘッド１全体が径方向に回動するようになる（図１の矢
印参照）。側視レンズ４が傷，孔，腐食部分などの所望
箇所に臨むものとなり、ここで管壁面を撮れば、傷は深
さまで確実に読み取れ、また孔は奥まで見え、腐食部分
の状況も明確となる。
【００２１】また、図５に示す他の実施例の如く管路が
弯曲した状態でも、頭部ヘッドとなるカメラヘッド１と
後部ヘッドとなる回転ユニット１３は可撓性をもつフレ
キシブルケーブル１１で連結された分割構成のため、回
転ユニット１３の後部に接続された押込用ハードケーブ
ル１８の押し込みにあって弯曲管路に沿う屈曲追従がな
され円滑に移行する。
弯曲した状態でも、頭部ヘッドとなるカメラヘッド１と
後部ヘッドとなる回転ユニット１３は可撓性をもつフレ
キシブルケーブル１１で連結された分割構成のため、回
転ユニット１３の後部に接続された押込用ハードケーブ
ル１８の押し込みにあって弯曲管路に沿う屈曲追従がな
され円滑に移行する。
【００２２】勿論、カメラヘッド１自体と回転ユニット
１３自体の外形は卵型楕円球状を呈する所謂流線形とな
っているため、筒状管路に対する押し込み前進が容易と
なり、管壁面に堆積物（堆積層）が多少あっても、これ
を適宜排除又は乗り越えて円滑に移行するものである。
１３自体の外形は卵型楕円球状を呈する所謂流線形とな
っているため、筒状管路に対する押し込み前進が容易と
なり、管壁面に堆積物（堆積層）が多少あっても、これ
を適宜排除又は乗り越えて円滑に移行するものである。
【００２３】
【発明の効果】上述の様に、本発明の配管内の直視／側
視切替用管路検査装置は単一のカメラヘッドにあって、
ＣＣＤカメラ機構を構成すする直視レンズと側視レンズ
の２個のレンズに対し１個のＣＣＤチップを９０°回転
し各光軸線上に対向させる首振り切替動作だけで、簡単
に直視用ＣＣＤカメラ機構と側視用ＣＣＤカメラ機構と
なる。即ち、最小の部品で直視用ＣＣＤカメラ機構と側
視用ＣＣＤカメラ機構が構成されるため、従来の独立し
たＣＣＤカメラ機構を２基搭載するタイプに比してコン
パクトになりカメラヘッド自体の小型化につながり、小
口径管路の管路検査装置に適する。勿論、側視用ＣＣＤ
カメラ機構も構成されるため、直視だけでは明確になら
なかった配管に開いている孔の奥や傷の深さ、腐食状況
など径方向の詳細な映像を簡単に得ることができ、十分
な検査が遂行し得る。
視切替用管路検査装置は単一のカメラヘッドにあって、
ＣＣＤカメラ機構を構成すする直視レンズと側視レンズ
の２個のレンズに対し１個のＣＣＤチップを９０°回転
し各光軸線上に対向させる首振り切替動作だけで、簡単
に直視用ＣＣＤカメラ機構と側視用ＣＣＤカメラ機構と
なる。即ち、最小の部品で直視用ＣＣＤカメラ機構と側
視用ＣＣＤカメラ機構が構成されるため、従来の独立し
たＣＣＤカメラ機構を２基搭載するタイプに比してコン
パクトになりカメラヘッド自体の小型化につながり、小
口径管路の管路検査装置に適する。勿論、側視用ＣＣＤ
カメラ機構も構成されるため、直視だけでは明確になら
なかった配管に開いている孔の奥や傷の深さ、腐食状況
など径方向の詳細な映像を簡単に得ることができ、十分
な検査が遂行し得る。
【００２４】また、カメラヘッドは一定長さのフレキシ
ブルケーブルを介して該カメラヘッド自体を適宜角度
（３６０°）を回転する回転ユニットに連結するため、
管路側視を行う場合、回転ユニットの回転機構を制御し
てカメラヘッドを所望角度だけ回転させ、側視レンズを
管壁面の検査位置に簡単に臨ませることができ、確実な
映像を写し出すことができる。カメラヘッドとその位置
制御を行う回転ユニットを分割構成したため、この点か
らもコンパクトな管路検査装置を提供し得る。
ブルケーブルを介して該カメラヘッド自体を適宜角度
（３６０°）を回転する回転ユニットに連結するため、
管路側視を行う場合、回転ユニットの回転機構を制御し
てカメラヘッドを所望角度だけ回転させ、側視レンズを
管壁面の検査位置に簡単に臨ませることができ、確実な
映像を写し出すことができる。カメラヘッドとその位置
制御を行う回転ユニットを分割構成したため、この点か
らもコンパクトな管路検査装置を提供し得る。
【００２５】しかも、カメラヘッドが回転ユニットによ
って径方向（周方向）に制御しえるため、ハードケーブ
ルの押し込み動作で往々にして生ずるカメラヘッド側の
捩じれ，反転などを招いたときの位置制御（補正）も簡
単に行える等の効果を奏する。
って径方向（周方向）に制御しえるため、ハードケーブ
ルの押し込み動作で往々にして生ずるカメラヘッド側の
捩じれ，反転などを招いたときの位置制御（補正）も簡
単に行える等の効果を奏する。
【図１】本発明の配管内の直視／側視切替用管路検査装
置の一実施例を示す側面図である。
置の一実施例を示す側面図である。
【図２】同カメラヘッドの内部を示す概略説明図であ
る。
る。
【図３】同回転ユニットの内部を示す概略説明図であ
る。
る。
【図４】直線状配管に対する管路検査装置の挿入状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図５】弯曲状配管に対する管路検査装置の挿入を示す
他の実施例の説明図である。
他の実施例の説明図である。
【図６】従来の直線型管路検査装置の説明図である。
１ カメラヘッド ２ 直視レンズ ３ 照明灯 ４ 側視レンズ ５ 照明灯 ６ ＣＣＤチップ ７ モータ １１ フレキシブルケーブル １３ 回転ユニット １６ 回動機構 １８ 押込型ハードケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 泰仲 神奈川県川崎市高津区梶ケ谷２−11−２ −307 (72)発明者 高木 信以智 神奈川県横浜市鶴見区岸谷４−31−７− 401 (72)発明者 石山 弘之 東京都稲城市押立1188−207 (56)参考文献 特開 昭64−54234（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−112117（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−35933（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−57967（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−91112（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01N 21/84 G01N 21/88 H04N 5/225
Claims (4)
- 【請求項１】 挿入側前端中央部に照明灯付き直視レン
ズと周壁部に照明灯付き側視レンズを配置したカメラヘ
ッドを形成すると共に、該カメラヘッド内に前記直視レ
ンズと側視レンズとの光軸線上の直交位置に単一のＣＣ
Ｄチップを可動自在に配設し、該ＣＣＤチップを内蔵し
たモータ等よりなる首振り手段にて直視レンズ側又は側
視レンズ側に対向させ、直視／側視兼用型ＣＣＤカメラ
機構を構成することを特徴とする配管内の直視／側視用
管路検査装置。 - 【請求項２】 挿入側前端中央部に照明灯付き直視レン
ズと周壁部に照明灯付き側視レンズを配置したカメラヘ
ッドを形成すると共に、該カメラヘッド内に前記直視レ
ンズと側視レンズとの光軸線上の直交位置に単一のＣＣ
Ｄチップを可動自在に配設し、該ＣＣＤチップを内蔵し
たモータ等よりなる首振り手段にて直視レンズ側又は側
視レンズ側に対向させ、直視／側視兼用型ＣＣＤカメラ
機構を構成し、且つ前記カメラヘッドの後端に導出した
カメラコード付きフレキシブルケーブルを後部ヘッドと
なる回転ユニットに案内し、該回転ユニットに内蔵した
回転機構に連結し前記カメラヘッドを周方向に回転自在
とし、回転ユニットの後端に押込用ハードケーブルを接
続することを特徴とする配管内の直視／側視切替用管路
検査装置。 - 【請求項３】 カメラヘッド又は回転ユニットが、外形
が卵型楕円球状である請求項１又は２記載の配管内の直
視／側視切替用管路検査装置。 - 【請求項４】 回転ユニットの回転機構が、カメラヘッ
ドを３６０°回転させるためのモータと伝達機構よりな
る請求項２記載の配管内の直視／側視切替用管路検査装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9278914A JP3003649B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 配管内の直視／側視切替用管路検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9278914A JP3003649B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 配管内の直視／側視切替用管路検査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11118723A JPH11118723A (ja) | 1999-04-30 |
| JP3003649B2 true JP3003649B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=17603856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9278914A Expired - Fee Related JP3003649B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 配管内の直視／側視切替用管路検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3003649B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3008372A4 (en) * | 2013-06-12 | 2017-03-08 | Vretmaskin El & Mekanik AB | Pipe inspection device |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007303872A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Toshiba Teli Corp | 管内検査カメラの照明装置および管内検査カメラの照明方法 |
| JP4351231B2 (ja) * | 2006-07-11 | 2009-10-28 | 東芝テリー株式会社 | 自走式管内検査カメラ装置 |
| JP2011007819A (ja) * | 2010-10-15 | 2011-01-13 | Toshiba Teli Corp | 管内検査カメラの照明装置 |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP9278914A patent/JP3003649B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3008372A4 (en) * | 2013-06-12 | 2017-03-08 | Vretmaskin El & Mekanik AB | Pipe inspection device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11118723A (ja) | 1999-04-30 |
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