JP3310025B2 - Ccdカメラによる管内面検査装置 - Google Patents
Ccdカメラによる管内面検査装置Info
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- JP3310025B2 JP3310025B2 JP26168992A JP26168992A JP3310025B2 JP 3310025 B2 JP3310025 B2 JP 3310025B2 JP 26168992 A JP26168992 A JP 26168992A JP 26168992 A JP26168992 A JP 26168992A JP 3310025 B2 JP3310025 B2 JP 3310025B2
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- Japan
- Prior art keywords
- ccd camera
- camera
- tube
- light source
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管内面の目視検査を行
う装置に係り、特に光源内蔵型のCCDカメラを用いた
管内面検査装置に関するものである。
う装置に係り、特に光源内蔵型のCCDカメラを用いた
管内面検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の管内面目視検査方法は、図3、図
4、図5に示されている。これらの方法はいずれもテレ
ビ方式によるもので、テレビのカメラヘッドのみを管内
に持ち込み、外部にあるテレビモニタ上に管内の映像を
映し出して目視検査をする。以下では、管内に持ち込む
カメラヘッド部分についてのみ述べる。
4、図5に示されている。これらの方法はいずれもテレ
ビ方式によるもので、テレビのカメラヘッドのみを管内
に持ち込み、外部にあるテレビモニタ上に管内の映像を
映し出して目視検査をする。以下では、管内に持ち込む
カメラヘッド部分についてのみ述べる。
【0003】まず、図3は、いわゆる胃カメラと同じ原
理のファイバースコープ6、あるいはボアスコープであ
る。図4はCCDカメラ1であるが光源が内蔵されてい
ないため、管内面を照らすために別にライト8がCCD
カメラ1の前方または後方に挿入されている。また図5
は、最近用いられるようになった光源内蔵型CCDカメ
ラ1の場合である。
理のファイバースコープ6、あるいはボアスコープであ
る。図4はCCDカメラ1であるが光源が内蔵されてい
ないため、管内面を照らすために別にライト8がCCD
カメラ1の前方または後方に挿入されている。また図5
は、最近用いられるようになった光源内蔵型CCDカメ
ラ1の場合である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの管内
面目視検査方法では、まず図3の場合は、胃カメラと同
じ原理のために焦点距離が短く、このためにカメラ6を
管内壁面に近接させる必要があり、また、視野が狭いた
めに有効検査視野7が著しく制限されている。このた
め、検査しようとする管5を円周方向に回転させるか、
あるいは、スコープ6自身を管内壁面に沿って回転させ
る必要があり、作業性が極めて悪かった。
面目視検査方法では、まず図3の場合は、胃カメラと同
じ原理のために焦点距離が短く、このためにカメラ6を
管内壁面に近接させる必要があり、また、視野が狭いた
めに有効検査視野7が著しく制限されている。このた
め、検査しようとする管5を円周方向に回転させるか、
あるいは、スコープ6自身を管内壁面に沿って回転させ
る必要があり、作業性が極めて悪かった。
【0005】図4の場合は、カメラ1とは別に照明用の
ライト8を管内に入れるが、これがCCDカメラ1の前
方にあるときには、その光が直接カメラ1内に入りハレ
ーションを起こす原因となり、また、ライト8がCCD
カメラ1の後方にあるときには、CCDカメラ1自身が
邪魔になり、陰ができて思うような映像が得られなかっ
た。
ライト8を管内に入れるが、これがCCDカメラ1の前
方にあるときには、その光が直接カメラ1内に入りハレ
ーションを起こす原因となり、また、ライト8がCCD
カメラ1の後方にあるときには、CCDカメラ1自身が
邪魔になり、陰ができて思うような映像が得られなかっ
た。
【0006】さらに図5のCCDカメラ1の場合には、
光源2が内蔵されているために作業性は大いに改善され
たが、照明光がカメラ1側から出るため、管5内面を照
射した光の大部分は前方に反射し、カメラ1の方には戻
って来ない。このため、結果的には照明が非常に暗く、
十分な検査ができていなかった。
光源2が内蔵されているために作業性は大いに改善され
たが、照明光がカメラ1側から出るため、管5内面を照
射した光の大部分は前方に反射し、カメラ1の方には戻
って来ない。このため、結果的には照明が非常に暗く、
十分な検査ができていなかった。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、被検査面の照度を向上させて目視検
査視野を拡大し、検査の作業性向上と工数低減とを実現
できる管内面目視検査装置の提供を目的とする。
になされたもので、被検査面の照度を向上させて目視検
査視野を拡大し、検査の作業性向上と工数低減とを実現
できる管内面目視検査装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のCCDカメラによる管内面検査装置は、C
CDカメラの周囲に光源を有する光源内臓型のCCDカ
メラを用いて管内壁面の目視検査を行う管内面検査装置
において、前記CCDカメラのレンズ前方に、前記CC
Dカメラに直面させて前記CCDカメラの外径相当の凸
面状または平面状の固体反射板を設け、該反射板を前記
CCDカメラ自体に固体支持棒によりスライド可能に取
り付けるとともに固定支持させ、前記CCDカメラの前
記光源からの光は前記反射板で反射させ、前記管内壁面
の全周を照射させ、管内面全周像は前記CCDカメラで
直接観察することを特徴とする。
に、本発明のCCDカメラによる管内面検査装置は、C
CDカメラの周囲に光源を有する光源内臓型のCCDカ
メラを用いて管内壁面の目視検査を行う管内面検査装置
において、前記CCDカメラのレンズ前方に、前記CC
Dカメラに直面させて前記CCDカメラの外径相当の凸
面状または平面状の固体反射板を設け、該反射板を前記
CCDカメラ自体に固体支持棒によりスライド可能に取
り付けるとともに固定支持させ、前記CCDカメラの前
記光源からの光は前記反射板で反射させ、前記管内壁面
の全周を照射させ、管内面全周像は前記CCDカメラで
直接観察することを特徴とする。
【0009】
【作用】この検査装置では広角レンズのCCDカメラを
用いるので、一度に目視できる検査視野は管内面全周と
なるので、管やカメラを回転させる必要はなく、また、
CCDカメラには光源が内蔵されているのでライトを別
途挿入する必要もなく、作業性は極めてよい。
用いるので、一度に目視できる検査視野は管内面全周と
なるので、管やカメラを回転させる必要はなく、また、
CCDカメラには光源が内蔵されているのでライトを別
途挿入する必要もなく、作業性は極めてよい。
【0010】さらにCCDカメラの前方に反射板を設
け、カメラ内蔵の光源の照明光を管内面に反射させてい
るので、管内面を目視検査するのに十分な照度が確保で
き、円周方向の全視野を広く、かつ、一度で目視検査で
きる。
け、カメラ内蔵の光源の照明光を管内面に反射させてい
るので、管内面を目視検査するのに十分な照度が確保で
き、円周方向の全視野を広く、かつ、一度で目視検査で
きる。
【0011】
【実施例】図1に本発明に係る管内面検査装置の側面図
を示し、図2にその鳥瞰図を示す。以下、図1によっ
て、その構造と動作について説明する。
を示し、図2にその鳥瞰図を示す。以下、図1によっ
て、その構造と動作について説明する。
【0012】まず、CCDカメラ1にアタッチメント4
を取付け、これにより反射板3を固定する一方、反射板
3の支持棒を前後にスライドさせて、反射板3とCCD
カメラ1との距離を調節する。また、反射板3をアタッ
チメント4から引き抜き、他の反射板と交換することも
できる。本実施例では凸面鏡の反射板が用いられてい
る。また、CCDカメラ1を用いているので、通常は円
形の検査視野が得られるが、反射板3を取付けているた
めに中央に円形の中抜けが生じ、目視できる検査視野は
ドーナツ形となる。しかし、管5の内面の円周方向は全
視野目視可能である。
を取付け、これにより反射板3を固定する一方、反射板
3の支持棒を前後にスライドさせて、反射板3とCCD
カメラ1との距離を調節する。また、反射板3をアタッ
チメント4から引き抜き、他の反射板と交換することも
できる。本実施例では凸面鏡の反射板が用いられてい
る。また、CCDカメラ1を用いているので、通常は円
形の検査視野が得られるが、反射板3を取付けているた
めに中央に円形の中抜けが生じ、目視できる検査視野は
ドーナツ形となる。しかし、管5の内面の円周方向は全
視野目視可能である。
【0013】次に、CCD1の内蔵光源2から出た照明
光は凸面鏡の反射板3によって反射され、管5内面を均
一に照明するので、広い範囲で均一の明るさを有するド
ーナツ状の検査視野が得られ、作業性に優れると共に、
検査工数を大きく低減することができる。
光は凸面鏡の反射板3によって反射され、管5内面を均
一に照明するので、広い範囲で均一の明るさを有するド
ーナツ状の検査視野が得られ、作業性に優れると共に、
検査工数を大きく低減することができる。
【0014】ところで、検査する管5の内径が変わった
場合には、照明光の反射角度や検査視野も変化するた
め、反射板3のサイズBが管5の内径に合ったものに交
換する。そして、アタッチメント4内をスライドさせて
反射板3の位置を移動させ、反射板3とCCDカメラ1
との距離を、最適の照度と検査視野の範囲が得られるよ
うに調節する。図1において、CCDカメラ1と反射板
3との距離Aを長くすれば検査視野の範囲は拡がるが、
視野内の照度とその均一性を保つためには、距離Aは反
射板3のサイズBの5倍以下にするのが望ましい。ま
た、反射板3のサイズBは、小さいと反射光量が減るた
め管5内面の照度が落ちるので、少くとも管5の内径の
1/3以上にする。特に、CCDカメラ1の外径寸法よ
りも小さくならないようにする。ただし、反射板3のサ
イズには厳密な制限がある訳ではないので、管5の内径
が大幅に変化しない限り、内径が変ってもその都度、反
射板3を交換する必要はない。
場合には、照明光の反射角度や検査視野も変化するた
め、反射板3のサイズBが管5の内径に合ったものに交
換する。そして、アタッチメント4内をスライドさせて
反射板3の位置を移動させ、反射板3とCCDカメラ1
との距離を、最適の照度と検査視野の範囲が得られるよ
うに調節する。図1において、CCDカメラ1と反射板
3との距離Aを長くすれば検査視野の範囲は拡がるが、
視野内の照度とその均一性を保つためには、距離Aは反
射板3のサイズBの5倍以下にするのが望ましい。ま
た、反射板3のサイズBは、小さいと反射光量が減るた
め管5内面の照度が落ちるので、少くとも管5の内径の
1/3以上にする。特に、CCDカメラ1の外径寸法よ
りも小さくならないようにする。ただし、反射板3のサ
イズには厳密な制限がある訳ではないので、管5の内径
が大幅に変化しない限り、内径が変ってもその都度、反
射板3を交換する必要はない。
【0015】図1の本実施例では、反射板3には形状が
球面に近い凸面を用いたが、これは光の拡散性を考え、
平面よりも良い特性が得られるからである。しかし、平
面でも十分に照度が得られるので、必ずしも凸面に限ら
ず、平面であってもよい。
球面に近い凸面を用いたが、これは光の拡散性を考え、
平面よりも良い特性が得られるからである。しかし、平
面でも十分に照度が得られるので、必ずしも凸面に限ら
ず、平面であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るCC
Dカメラによる管内面検査装置では、検査視野が円周方
向に360°得られるので、管やカメラを回転させる必
要がなく、また、カメラの前方に反射板を設けたことに
よって広い検査視野と明るい照度が得られるので、作業
性の改善と検査工数低減の点で顕著な効果がある。
Dカメラによる管内面検査装置では、検査視野が円周方
向に360°得られるので、管やカメラを回転させる必
要がなく、また、カメラの前方に反射板を設けたことに
よって広い検査視野と明るい照度が得られるので、作業
性の改善と検査工数低減の点で顕著な効果がある。
【図1】本発明に係るCCDカメラを用いた管内面検査
装置の側面図である。
装置の側面図である。
【図2】図1に示した管内面検査装置の鳥瞰図である。
【図3】従来の管内面検査法1(ファイバースコープを
使用)の説明図である。
使用)の説明図である。
【図4】従来の管内面検査法2(CCDカメラ使用)の
説明図である。
説明図である。
【図5】従来の管内面検査法3(光源内蔵CCDカメラ
使用)の説明図である。
使用)の説明図である。
1…CCDカメラ 2…光源 3…反射板 4…アタッチメント 5…管 6…ファイバースコー
プ 7…検査視野 8…ライト
プ 7…検査視野 8…ライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 脩蔵 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (72)発明者 平谷 実敏 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (56)参考文献 特開 平6−82704(JP,A) 特開 昭62−108219(JP,A) 特開 平4−204357(JP,A) 特開 昭64−54016(JP,A) 実開 昭56−159334(JP,U) 実開 平2−81452(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G02B 23/24 - 23/26 G03B 15/00
Claims (1)
- 【請求項1】CCDカメラの周囲に光源を有する光源内
臓型のCCDカメラを用いて管内壁面の目視検査を行う
管内面検査装置において、前記CCDカメラのレンズ前
方に、前記CCDカメラに直面させて前記CCDカメラ
の外径相当の凸面状または平面状の固体反射板を設け、
該反射板を前記CCDカメラ自体に固体支持棒によりス
ライド可能に取り付けるとともに固定支持させ、前記C
CDカメラの前記光源からの光は前記反射板で反射さ
せ、前記管内壁面の全周を照射させ、管内面全周像は前
記CCDカメラで直接観察することを特徴とするCCD
カメラによる管内面検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26168992A JP3310025B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Ccdカメラによる管内面検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26168992A JP3310025B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Ccdカメラによる管内面検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06109644A JPH06109644A (ja) | 1994-04-22 |
JP3310025B2 true JP3310025B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=17365353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26168992A Expired - Fee Related JP3310025B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Ccdカメラによる管内面検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3310025B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006162439A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Saga Univ | コンクリート構造物内部の検査装置 |
JP5662090B2 (ja) * | 2010-09-16 | 2015-01-28 | 株式会社フジタ | 挿入用撮像装置 |
JP6839916B2 (ja) * | 2015-10-30 | 2021-03-10 | リコーエレメックス株式会社 | 内面検査システムおよびその光学系 |
WO2019219956A1 (en) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | Ab Sandvik Materials Technology | Tube inspection system |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26168992A patent/JP3310025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06109644A (ja) | 1994-04-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |