JP6839916B2 - 内面検査システムおよびその光学系 - Google Patents

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本発明は、内面検査システムおよびその光学系に関する。
従来、筒状体の内面を径方向から見た画像に基づいて内面を検査する技術が知られている。
特開2015−132588号公報
径方向から見た画像は、内面を法線方向から見た画像となるが、その場合、対象物の内面の性状や、内面に生じうる異常の種類等によっては、当該異常の有無を判別し難い場合があった。
そこで、本発明の課題の一つは、筒状の対象物の内面の検査をより都合良く行うことが可能な内面検査システムおよびその光学系を得ることである。
実施形態の内面検査システムにあっては、軸に沿った第一の方向に一端を有し第一の方向の反対方向に他端を有した筒の内面を検査する内面検査システムであって、上記筒の内面の上記軸の周方向に沿った環状の領域からの、上記他端から離れるにつれて上記筒の軸に近づく第二の方向に向かう光を、上記第一の方向に向かう光に偏向する、第一の光学部品と、上記第一の光学部品を経由した光に基づいて上記環状の領域の画像を撮影するカメラと、上記第一の光学部品から離れており、上記環状の領域の、上記第一の方向の反対方向に位置され、上記環状の領域に光を照射する第二の光学部品と、を備え、上記第一の光学部品と上記第二の光学部品との間の距離を調整可能であり、前記第一の光学部品は、前記軸を中心として前記他端に近づくほど径が小さくなる第一の円錐面と、前記第一の円錐面の反対側に位置され前記軸を中心として前記他端から離れるほど径が小さくなる第二の円錐面と、を有する。
図1は、実施形態の内面検査システムの概略構成の模式的かつ例示的な断面図である。 図2は、実施形態の内面検査システムで用いられる光学部品としてのプリズムの模式的かつ例示的な斜視図である。 図3は、実施形態の内面検査システムで用いられる光学部品としての図2のプリズムとは別のプリズムの模式的かつ例示的な斜視図である。 図4は、実施形態の内面検査システムのカメラで撮影された模式的かつ例示的な画像を示す図である。 図5は、実施形態の内面検査システムの比較例のプリズムで生じる迷光を含む光路を示す模式的な説明図である。 図6は、実施形態の内面検査システムの対象物の筒内における光路を示す模式的な説明図である。 図7は、実施形態の内面検査システムの対象物の筒内における光路を示す模式的な説明図であって、対象物の内径が図6より大きい場合を示す図である。 図8は、実施形態の内面検査システムの対象物の筒内における光路を示す模式的な説明図であって、対象物の内径が図7より大きい場合を示す図である。 図9は、実施形態の内面検査システムの移動機構を含む概略構成の模式的かつ例示的な断面図である。 図10は、実施形態の内面検査システムの移動機構を含む概略構成の模式的かつ例示的な断面図であって、対象物に対する光学系の位置が図9とは異なる状態を示す図である。 図11は、実施形態の内面検査システムの図9,10とは別の移動機構を含む概略構成の模式的かつ例示的な断面図である。 図12は、別の実施形態の内面検査システムの概略構成の模式的かつ例示的な断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成や制御、ならびに当該構成や制御によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成や制御以外によっても実現可能である。また、本発明は、基本的な構成や制御によって得られる派生的な効果も含む種々の効果を得ることが可能である。
図1に示される内面検査システム100では、カメラ2が対象物1の内面1aを撮影する。カメラ2で撮影された画像に基づいて、視覚的にあるいは画像処理によって、内面1aにおける、突起や、凹部、傷、汚れ等の異常の有無が調べられる。対象物1は、例えば、中心軸Axを中心とする円筒状に構成されている。対象物1は、中心軸Axに沿う方向、すなわち軸方向の一方側(図1では左側)の端部1bと、軸方向の他方側(図1では右側)の端部1cと、を有する。端部1bは、一端の一例であり、端部1cは、他端の一例である。また、軸方向であって端部1cから端部1bに向かう方向は、図中、X方向と記される。X方向は、中心軸Axに沿うとともに、中心軸Axと平行である。X方向は、第一の方向の一例である。対象物1は、検査体、検査物と称されうる。内面1aは、検査面と称されうる。筒内は、空間、内部と称されうる。なお、対象物1は、円筒状の物体には限定されない。
検査領域Daは、内面1aにおいて、所定幅で周方向に延びた環状あるいは筒状の領域として設定される。不図示の移動機構によって、対象物1と内面検査システム100とを中心軸Axに沿う方向、すなわち軸方向に相対的に移動させることにより、検査領域Daは、軸方向に移動することができる。これにより、内面1aの軸方向のより広い範囲、例えば全域について、検査を実施することができる。検査領域Daは、軸の周方向に沿った環状の領域の一例である。
内面検査システム100は、光学系として、送光系110(照射系)と、受光系120(撮影系)と、を有する。送光系110の少なくとも一部および受光系120の少なくとも一部は、対象物1の筒内に収容される。送光系110は、光源3からの光を検査領域Daに向かわせる。受光系120は、検査領域Daからの光をカメラ2に向かわせる。図1の内面検査システム100では、送光系110からの光の検査領域Daでの正反射光が、受光系120を介してカメラ2で撮影される。なお、これには限定されず、内面検査システム100では、検査領域Daでの拡散反射光が、カメラ2によって撮影されてもよい。
送光系110は、支持部材111、光源3、およびプリズム41を含む。支持部材111は、中心軸Axに沿って延びる円筒状に構成されている。支持部材111は、光源3およびプリズム41を支持する。支持部材111は、光源3からプリズム41へ向かう光が漏れるのを防ぐ遮蔽壁としても機能する。
光源3は、支持部材111の端部111bの筒内に位置されている。光源3は、不図示のブラケット等を介して支持部材111に支持されている。光源3は、X方向に向けて中心軸Axと平行な光を出射する。光源3は、例えばLED(light emitting diode)光源である。図1の例では、光源3は、送光系110と一体的に設けられているが、光源3は、送光系110とは別に、送光系110の外に設けられてもよい。
プリズム41は、支持部材111の端部111aの筒内に位置されている。支持部材111は、プリズム41の外周縁41aを支持している。プリズム41は、中心軸Axを中心とする回転体である。図2に示されるように、プリズム41は、円錐面41bと円錐面41cとを有する。円錐面41bは、外周縁41aからX方向に突出する。円錐面41cは、外周縁41aからX方向の反対方向に突出する。円錐面41bの外周縁41aからの突出高さは、円錐面41cの外周縁41aからの突出高さよりも低い。また、円錐面41bの頂角α1bは、円錐面41cの頂角α1cよりも大きい。すなわち、円錐面41cは、円錐面41bよりも尖っている。頂角は、中心軸Axを含む断面における頂部の内角である。プリズム41は、第二の光学部品の一例である。
図1に示されるように、送光系110では、光源3は、X方向に向かう光を出射し、プリズム41は、X方向に向かう光を、対象物1の内面1aに向かう光に偏向する。プリズム41から内面1aへの光は、対象物1の端部1cから離れるにつれて中心軸Axから離れる方向(第三の方向D3)に向かう。すなわち、プリズム41から内面1aへの光は、円錐状に広がる。これにより、内面1aに、中心軸Axの周方向に沿って所定幅で所定の強度で光が照らされる領域が得られる。この領域が、検査領域Daである。なお、本実施形態で開示される送光系110は一例であって、送光系110の構成は、ここで開示されたものには限定されない。例えば、光源3とプリズム41との間に、別の光学部品が設けられてもよい。
図1に示されるように、受光系120は、支持部材121およびプリズム42を含む。支持部材121は、中心軸Axに沿って延びる円筒状に構成されている。支持部材121は、プリズム42を支持する。支持部材121は、プリズム42からの光が漏れるのを防ぐ遮蔽壁としても機能する。カメラ2は、プリズム42からの光を撮影する。図1の例では、カメラ2は、受光系120とは別に、受光系120の外に設けられているが、カメラ2は、受光系120と一体的に設けられてもよい。カメラ2は、例えば、支持部材121の端部121aの筒内に支持されてもよい。
プリズム42は、支持部材121の端部121bの筒内に位置されている。支持部材121は、プリズム42の外周縁42aを支持している。プリズム42は、中心軸Axを中心とする回転体である。図3に示されるように、プリズム42は、円錐面42bと円錐面42cとを有する。円錐面42bは、外周縁42aからX方向に突出する。円錐面42cは、外周縁42aからX方向の反対方向に突出する。円錐面42bの外周縁42aからの突出高さは、円錐面42cの外周縁42aからの突出高さよりも高い。また、円錐面42bの頂角α2bは、円錐面42cの頂角α2cよりも小さい。すなわち、円錐面42bは、円錐面42cよりも尖っている。プリズム42は、第一の光学部品の一例である。円錐面42bは、第二の円錐面の一例である。円錐面42cは、第一の円錐面の一例である。
図1に示されるように、受光系120では、プリズム42は、対象物1の内面1aからの光を、X方向に向かう光に偏向する。内面1aからプリズム42への光は、対象物1の端部1cから離れるにつれて中心軸Axに近づく方向(第二の方向D2)に向かう。すなわち、内面1aからプリズム42への光は、円錐状に狭まる。プリズム42は、内面1aからの光を、X方向に向けて中心軸Axと平行な光に偏向する。このとき、プリズム42は、内面1aの環状の検査領域Daからの光を、支持部材121内で筒状の空間を通るよう、偏向する。よって、検査領域Daは、図4に示されるように、撮影された画像Im中で、円環状の画像Imdとなる。このような構成により、検査領域Daを適度な大きさに延ばすことができるため、検査がより精度良く行われやすい。
また、プリズム42は、図1に示されるように、入射光の円錐面42cでの屈折光が、円錐面42cの他の部位に到達することなく円錐面42bへ向かうよう、構成されている。図5に示されるように、入射光の円錐面42cでの屈折光が円錐面42cの他の部位で反射すると、図5中に太い破線で示されるように、迷光Lsが生じる虞があるからである。よって、図1に示されるように、入射光の円錐面42cでの屈折光が、円錐面42cの他の部位に到達することなく円錐面42bへ向かう光路が得られるよう、プリズム41,42のスペックや、プリズム41,42および検査領域Daの配置等が調整される。なお、プリズム41,42の円錐面41b,41c,42b,42cの頂部、すなわち中央部には、遮光部材が設けられてもよい。これにより、迷光Lsが生じるのがより一層抑制されうる。
また、発明者の鋭意研究により、図6〜8に示されるように、対象物1の内径Dc1〜Dc3に応じてプリズム41,42の距離を設定することにより、カメラ2の画角内に収まる図4に示されるような円環状の画像Imdが得られることが判明した。具体的には、対象物1の内径Dc1〜Dc3が小さいほどプリズム41,42の距離L1〜L3を短く設定する、換言すれば、対象物1の内径Dc1〜Dc3が大きいほどプリズム41,42の距離L1〜L3を長く設定することにより、対象物1の内径によらず、プリズム42からX方向に向かう光の光径(外径)を、略同等に設定することができる。
図9,10に示されるように、移動機構51,52は、送光系110および受光系120を中心軸Axに沿って動かすことができる。対象物1は、テーブルやチャック等の支持機構60に支持され、かつ固定されている。支持機構60は、支持装置あるいは台座と称されうる。移動機構51は、モータ51a、回転伝達機構51b、運動変換機構51c等を有する。移動機構51では、モータ51aの回転は、例えばギヤセットやベルト−プーリ等の回転伝達機構51bを介して運動変換機構51cに伝達される。運動変換機構51cは、例えばボールねじやラックアンドピニオン等の、回転を直動に変換する機構である。運動変換機構51cは、回転伝達機構51bの回転を送光系110と接続された接続部材51dの直動に変換する。よって、不図示の制御部によってモータ51aの回転角度を変えることにより、送光系110の位置を変えることができる。移動機構52も移動機構51と同様の構成要素、すなわち、モータ52a、回転伝達機構52b、運動変換機構52c、および接続部材52dを有することができる。よって、不図示の制御部によってモータ52aの回転角度を変えることにより、受光系120の位置を変えることができる。したがって、図9,10に示されるように、対象物1の軸方向に沿って検査領域Daを移動することができる。なお、内面検査システム100は、対象物1を中心軸Axに沿って移動させる不図示の移動機構を備えてもよい。
図11に示されるように、送光系110および受光系120は、一つの移動機構53によって動かすことができる。移動機構53は、移動機構51と同様の構成要素、すなわち、モータ53a、回転伝達機構53b、運動変換機構53c、および接続部材53dを有することができる。また、移動機構53は、送光系110と受光系120とを連結する連結部材53eを有する。よって、不図示の制御部によってモータ53aの回転角度を変えることにより、送光系110および受光系120の位置を変えることができる。なお、図11の構成では、連結部材53eが光を遮るため、検査領域Daには連結部材53eの位置や数に応じた欠損部分が生じ、一度の撮影では内面1aの全周を撮影できない。したがって、この場合には、送光系110および受光系120と対象物1とを中心軸Ax回りに相対的に回転させる不図示の回転機構が設けられ、送光系110および受光系120と対象物1との周方向における相対的な位置が異なる複数の状態について、撮影が実行されればよい。連結部材53eは、支持部材の一例である。
図12に示される別の実施形態の内面検査システム200は、上述した内面検査システム100と同様の送光系110および受光系120と、別の光学系130と、を備えている。送光系110および受光系120は、検査領域Daに斜めに光を照射するともに、内面1aの検査領域Daを斜め方向から見た画像を撮影する。これに対し、光学系130は、内面1aの別の位置に設定された検査領域Da1に法線方向、すなわち径方向に光を照射するとともに、法線方向、すなわち径方向から見た画像を撮影する。
光学系130は、光学部品として、ハーフミラー14、およびプリズムミラー15を有する。光源3から出射した光は、ハーフミラー14で反射され、X方向に向かう。ハーフミラー14からの光は、プリズムミラー15に入射する。プリズムミラー15の入射面15aは、X方向および中心軸Axと直交する平面である。プリズムミラー15の出射面15bは、内側領域15b1(内側出射面)と、外側領域15b2(外側出射面)と、を有する。内側領域15b1は、中心軸Axを含むよう位置され、入射面15aと同様、X方向および中心軸Axと直交する。外側領域15b2は、内側領域15b1の径外方向に位置され、内側領域15b1を取り囲んでいる。外側領域15b2は、X方向とは反対方向に向かうにつれて径が細くなる円錐面として構成されている。外側領域15b2の母線の中心軸Axとの角度は45°である。また、外側領域15b2は、例えば、反射物が塗布されたり反射物が接着されたりすることにより、反射面として構成されている。なお、反射物を塗布しないでも全反射による反射面として機能する場合がある。
このような構成において、プリズムミラー15の入射面15aからX方向に向かう光のうち、内側領域15b1に到達した光は、内側領域15b1を通過して、X方向に向かい、プリズム41へ入射する。プリズム41からカメラ2までの光路は、上述した送光系110および受光系120の光路と同様である。したがって、光学系130のうち、ハーフミラー14とプリズムミラー15の内側領域15b1とは、送光系110と共用されている。また、光源3は、検査領域Daの撮影と検査領域Da1の撮影の両方の光源として機能している。
プリズムミラー15の入射面15aからX方向に向かう光のうち、外側領域15b2に到達した光は、外側領域15b2で反射され、径外方向に向かう。径外方向に向かう光は、外周面からプリズムミラー15を出て、検査領域Da1を照射する。検査領域Da1では、径外方向すなわち法線方向に向かう光を、径内方向すなわち法線方向に反射する。検査領域Da1からの径内方向に向かう光は、プリズムミラー15の外周面に入射する。外側領域15b2は、プリズムミラー15内を径内方向に向かう光を反射し、X方向の反対方向に向かう光に偏向する。外側領域15b2で反射された光は、入射面15aからプリズムミラー15を出て、ハーフミラー14を通過し、カメラ12に入射する。このような光学系130の構成により、カメラ12は、内面1aを径方向に撮影した画像を得ることができる。送光系110や受光系120の移動や位置に応じて、光源3、カメラ12、および光学系130を、不図示の移動機構によって、中心軸Axに沿って移動することにより、内面1aの中心軸Axに沿った範囲について、検査領域Daおよび検査領域Da1が撮影された画像データが得られる。この場合の移動機構は、光学系130を送光系110や受光系120とは独立して移動してもよいし、送光系110、受光系120、および光学系130を、一体的に移動してもよい。
以上、説明したように、実施形態によれば、プリズム42(第一の光学部品)を有した受光系120により、対象物1の内面1aを斜め方向から撮影した画像を得ることができる。よって、内面1aを法線方向から撮影した画像によっては得られない不良の有無を判定することができる。なお、第一の光学部品は、プリズム42には限定されない。
また、実施形態によれば、プリズム41(第二の光学部品)を有した送光系110により、対象物1の内面1aに、プリズム42とは反対側から光を照射することができる。よって、例えば、対象物1の内面1aを斜め方向から撮影した画像を得る光学系を、比較的簡素な構成によって、実現することができる。なお、第二の光学部品は、プリズム41には限定されない。
また、実施形態によれば、内面検査システム100は、カメラ2により対象物1の内面1aにおける斜め方向の正反射光を撮影した画像を得ることができる。よって、拡散反射光を撮影した画像によっては得られない不良の有無を判定することができる。
また、実施形態によれば、プリズム42は、円錐面42c(第一の円錐面)と円錐面42b(第二の円錐面)とを有する。よって、第一の光学部品を、比較的簡素な構成によって、実現することができる。
また、実施形態によれば、プリズム41は、X方向の光を、内面1aに対して斜め方向に向かう光に偏向する。よって、対象物1の内面1aで斜め方向に正反射された光を撮影した画像を得ることができる。また、対象物1の内面1aで斜め方向に正反射された光を撮影した画像を得る光学系を、比較的簡素な構成によって、実現することができる。
また、本実施形態によれば、内面検査システム100は、プリズム41およびプリズム42の双方を支持する連結部材53e(支持部材)と、連結部材53eを移動する移動機構53と、を有することができる。この場合、プリズム41およびプリズム42を独立して動かす移動機構を設ける場合に比べて、内面検査システム100の構成をより簡素化することができる。
以上、本発明の実施形態および変形例を例示したが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、上記複数の実施形態の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、材質、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置等)は、適宜に変更して実施することができる。例えば、光学系は、レンズや、ミラー、ハーフミラー等、より多くの光学部品を有することができる。
1…対象物(筒)、1a…内面、1b…端部(一端)、1c…端部(他端)、2,12…カメラ、41…プリズム(第二の光学部品)、42…プリズム(第一の光学部品)、42b…円錐面(第二の円錐面)、42c…円錐面(第一の円錐面)、53e…連結部材(支持部材)、100…内面検査システム、110…送光系(光学系)、120…受光系(光学系)、130…光学系、Da…検査領域(環状の領域)、Ax…中心軸(軸)、D2…第二の方向、D3…第三の方向、X…第一の方向。

Claims (5)

  1. 軸に沿った第一の方向に一端を有し第一の方向の反対方向に他端を有した筒の内面を検査する内面検査システムであって、
    前記筒の内面の前記軸の周方向に沿った環状の領域からの、前記他端から離れるにつれて前記筒の軸に近づく第二の方向に向かう光を、前記第一の方向に向かう光に偏向する、第一の光学部品と、
    前記第一の光学部品を経由した光に基づいて前記環状の領域の画像を撮影するカメラと、
    前記第一の光学部品から離れており、前記環状の領域の、前記第一の方向の反対方向に位置され、前記環状の領域に光を照射する第二の光学部品と、
    を備え、
    前記第一の光学部品と前記第二の光学部品との間の距離を調整可能であり、
    前記第一の光学部品は、前記軸を中心として前記他端に近づくほど径が小さくなる第一の円錐面と、前記第一の円錐面の反対側に位置され前記軸を中心として前記他端から離れるほど径が小さくなる第二の円錐面と、を有した、
    内面検査システム。
  2. 前記第一の光学部品が、前記第二の光学部品からの光が前記環状の領域で正反射された光を、前記軸に沿った第一の方向に向かう光に偏向するよう構成された、請求項1に記載の内面検査システム。
  3. 前記第二の光学部品は、前記第一の方向に向かう光を前記一端に近づくにつれて前記軸から離れる第三の方向に向かう光に偏向するよう構成された、請求項1に記載の内面検査システム。
  4. 一方から中心軸に斜めに近づく光を前記中心軸と平行な他方へ向かう光に偏向する第一の光学部品と、
    前記第一の光学部品から離れており、前記一方から前記中心軸と平行に近づく光を前記中心軸から斜めに遠ざかるとともに検査対象領域へ向かう光に偏向する第二の光学部品と、
    前記第二の光学部品、前記検査対象領域、及び前記第一の光学部品を経由した光に基づいて前記検査対象領域の環状の画像を撮影するカメラと、
    を備え、
    前記第一の光学部品と前記第二の光学部品との間の距離を調整可能であり、
    前記第一の光学部品は、前記中心軸を中心として前記一方へ向かうほど径が小さくなる第一の円錐面と、前記第一の円錐面の反対側に位置され前記中心軸を中心として前記他方へ向かうほど径が小さくなる第二の円錐面と、を有した、
    内面検査システム。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の内面検査システムで用いられ、前記第一の光学部品及び前記第二の光学部品を有した、光学系。
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