JP4699472B2 - 回転自走式内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、着脱自在な内視鏡挿入部を備えた回転自走式内視鏡装置に関する。
周知のように、内視鏡は、医療や工業等の各種分野において、管内等の直接目視することができない部位を観察する目的で広く用いられており、一般に、被検部位へ挿入する細長の挿入部を備えて構成されている。
このような内視鏡には、種々多様な構造のものが知られている。一例を挙げると、経肛門により大腸内へ挿入部の挿入を行う内視鏡において、挿入部の外周に、螺旋形状部を備えた軸周りに回動自在な回転筒体を設け、該回転筒体をモータ等で回転させることにより、螺旋形状部と腸壁との間に発生する摩擦を利用して、大腸内への挿入部の挿入を、ねじ作用により自動的に行うことができる回転自走式内視鏡が知られている。
このように、回転部材と体腔内の組織との摩擦を利用して、内視鏡等の医療用具を体腔内に挿入していく技術は、例えば特開平10−113396号公報に開示されている。
このような内視鏡には種々のタイプのものがあるが、一例を挙げれば、経肛門により大腸内へ挿入を行うようになされた内視鏡において、挿入部の外周側に、螺旋形状部を備えた軸周りに回動可能な可撓性を有する回転筒体を設けて、該回転筒体を回転させることにより、体腔内への挿入を自動的に行うことができるようにした回転自走式内視鏡がある。また、回転自走式内視鏡は、回転筒体を所定の軸回りに回転させる挿入部に連結される回転装置を有している。
この回転自走式内視鏡の挿入部は、衛生的に使用後に必ず洗滌消毒を行う必要があり、回転装置と着脱自在となっている。また、使用後の洗滌の手間を省くために、挿入部自体或いは回転筒体のみがディスポーザブルとなっている場合もある。このような回転装置と挿入部とが着脱自在となっている回転自走式内視鏡装置の構成において、挿入部内の内臓物である各種電気線、チャンネルなどを回転させないようにして負荷を与えることなく、回転筒体のみに確実な回転力を与える必要がある。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、挿入部内の内臓物に負荷を与えることなく確実に固定すると共に、回転筒体に確実な回転力を付与することのできる回転自走式内視鏡装置の提供を目的とする。
本発明の回転自走式内視鏡装置は、撮像手段を備えた先端部と、基端側に固定部を有する長尺な挿入部と、該挿入部の外表面を形成し、基端に係止手段を備え、前記挿入部に対して軸回りに回動自在な管状の推進力発生手段と、前記推進力発生手段を回動させ、前記挿入部と着脱自在な回動力発生手段と、前記回動力発生手段からの回動力を前記推進力発生手段に伝達する回動伝達手段と、前記挿入部の軸回りの回動を規制し、前記固定部と連結する連結手段とを具備する。
本発明に係る回転自走式内視鏡の構成を示す図である。 同、先端部及び挿入部先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った部分断面図である。 同、挿入部の全体を示す斜視図である。 同、回転駆動部の内部を示す断面図である。 同、図4の矢視V方向からみた部分的な回転駆動部の平面図である。 同、図4のVI−VI線に沿った回転駆動部の断面図である。 同、図4のVII−VII線に沿った回転駆動部の断面図である。 同、図4のVII−VII線に沿った回転駆動部の断面図である。 同、図4のIX−IX線に沿った挿入部の断面図である。 同、図4のX−X線に沿った挿入部の断面図である。 同、図4の矢視V方向からみた部分的な挿入部の平面図である。 同、回転駆動部に挿入部を取り付ける際の前方向から見た分解斜視図である。 同、回転駆動部に挿入部を取り付ける際の後方向から見た分解斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図3は本発明の実施の形態に係り、図1は回転自走式内視鏡装置の構成を示す図、図2は先端部及び挿入部先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った部分断面図、図3は挿入部の全体を示す斜視図である。
図1に示すように、回転自走式内視鏡装置1は、体腔内に挿入される細長の挿入部2と、この挿入部2の基端側に設けられた回動力発生手段である回動駆動部3及び操作部4と、この操作部4から延出されるユニバーサルケーブル5と、このユニバーサルケーブル5の先端側に設けられたユニバーサルコネクタ6と、このユニバーサルコネクタ6から延出される制御用ケーブル7と、この制御用ケーブル7が例えば着脱自在に接続される制御装置8と、この制御装置8に着脱自在に接続されるフットスイッチ9と、を備えている。
挿入部2は、先端部11と、この先端部11の基端側に連設される推進力発生手段である回転筒体12を有して構成されている。この先端部11を備えた挿入部2の構成について、図2を参照して、より詳細に説明する。
図2に示すように、先端部11の先端面には、対物光学系21が配設されており、この対物光学系21の結像面に例えばCCD、CMOS等で構成される撮像手段である撮像素子22が配設されている。さらに、先端部11の先端面には、対物光学系21及び撮像素子22による撮影の対象となる被検体を照明するための照明用光源たるLED23が設けられている。撮像素子22から延出される信号線22aと、LED23から延出される電力線たる信号線23aとは、途中で一本にまとめられて、信号ケーブル26として基端側へ延長されている。
また、先端部11の先端面には、対物光学系21を洗浄するための送水を行ったり、該対物光学系21に付着した水滴等を払拭する送気を行ったりするための送気送水ノズル24aが配設されている。この送気送水ノズル24aは、流体系管路である送気送水チューブ24に接続されていて、該送気送水チューブ24は基端側へ延長されている。
さらに、先端部11の先端面には、例えば吸引等に用いられる流体系管路であるチャンネル25の開口25aが露呈しており、このチャンネル25は、基端側へ延長されている。
また、先端部11の基端側には、回転筒体12の先端側を突き当てるための硬質な部材、例えば、金属製の推進力受け部である突当部11aが設けられている。すなわち、後述するように、突当部11aに推進力が発生した回転筒体12の先端部分が当接することで、先端部11を含めた挿入部2全体が体腔の深部方向へ前進する。
回転筒体12は、本実施の形態において、金属素線を螺旋状に巻回し、その外周面に螺旋状凸部(あるいは、螺旋状凹部、さらにあるいは、螺旋に沿って連設されるように突設される凸部、など)となる螺旋形状部が形成された部材である。詳しくは、回転筒体12は、体腔内への挿通性を考慮した螺旋管であり、例えばステンレス製で所定の径寸法の金属素線を螺旋状に1層に巻回して所定の可撓性を有するように形成したものである。また、金属素線は、1層に限ることなく、多条(例えば2条、3条、4条など)に巻いても良い。
この金属素線を螺旋状に巻いていくときに、金属素線間の密着度を高めることができたり、螺旋の角度を種々設定できたりする。尚、本実施の形態においては、金属素線を巻回して外周面に螺旋状の凹凸となる螺旋形状部が形成された回転筒体12を例に挙げたが、例えば、可撓性を有するチューブの外表面に螺旋溝を形成した螺旋形状部を有する回転筒体にしても良い。
この回転筒体12は、挿入方向の軸周りに回動可能となるように構成されている。そして、この回転筒体12が回転すると、外周面の螺旋形状部が被検体の体腔内壁と接触して推進力が発生し、該回転筒体12自体が挿入方向へ進行しようとする。このとき、回転筒体12の先端部が、前記突当部11aに当接して先端部11を押圧し、先端部11を含めた挿入部2全体が体腔内の深部に向かって前進する推進力が付与される。また、この回転筒体12は、図3に示すように、基端部分が係止手段である前口金16に接続されている。
回転筒体12の内周面側には、チューブ27が配設されている。このチューブ27は、上述したような送気送水チューブ24、チャンネル25、及び信号ケーブル26が内部に挿通されて保護するようになっている。また、チューブ27は、摺動抵抗が低い材質からなり、その外周面が回転筒体12の内周面と所定のクリアランスを有して、回転筒体12の回転を妨げることがないようになっている。また、チューブ27は、先端部分が突当部11aの基端と連結されており、基端部分に硬質な固定部である固定管17が連結されている。
チューブ27は、長手方向の長さが回転筒体12よりも長く、基端に連結された固定管17から送気送水チューブ24、チャンネル25、及び信号ケーブル26が延出している。これら挿入部2内に挿通されている送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26は、回動駆動部3内を挿通された後に、再びこの回動駆動部3(図1参照)から外部に延出される。
送気送水チューブ24の端部には送気送水接続部24bが、チャンネル25の端部には吸引接続部25bが、信号ケーブル26の端部には信号接続部26bが、それぞれ設けられていて、これらは、操作部4の側面に設けられた接続部31(図1参照)に対して接続されるようになっている。
再び、図1の説明に戻って、挿入部2は、回動駆動部3に設けられた回動伝達手段である回動伝達部14に接続されるようになっていて、この接続により、回動駆動部3内に設けられている後述するモータの駆動力が回転筒体12に伝達されて、該回転筒体12の回転が行われるようになっている。尚、回動伝達部14は、後述するように、前抜け止め部材13との螺合により、挿入部2が着脱自在となっている。
操作部4には、手で把持するための把持部4aが設けられており、さらに、送気送水チューブ24を介しての送気や送水を操作するための送気送水ボタン4bや、チャンネル25を介しての吸引を操作するための吸引ボタン4cなどの、各種の操作ボタンが設けられている。
操作部4から延出されるユニバーサルケーブル5内には、送気送水チューブ24に接続される送気送水管路や、チャンネル25に接続される吸引管路、あるいは信号ケーブル26に接続される信号線などが配設されている。
ユニバーサルケーブル5の先端側に設けられたユニバーサルコネクタ6は、送気装置への接続部や、送水タンクへの接続部、吸引ポンプへの接続部、撮像素子22からの画像信号を処理するためのビデオプロセッサへの接続部などを備えている。
このユニバーサルコネクタ6から延出される制御用ケーブル7内には、回動駆動部3への信号線と、先端部11内に配設されているLED23への信号線と、が配設されている。
制御用ケーブル7が接続される制御装置8は、回動駆動部3内に配設されているモータを制御したり、あるいはLED23の発光状態を制御したりするためのものであり、電源スイッチや各種のボリュームダイアル等が設けられたものとなっている。
フットスイッチ9は、回動駆動部3のモータを制御するためのものである。ただし、このフットスイッチ9を、LED23の発光状態を制御するのにも用い得るようにしても構わない。
なお、上述したような構成において、挿入部2以外の部分、つまり、回動駆動部3、操作部4、ユニバーサルケーブル5、ユニバーサルコネクタ6、制御用ケーブル7、制御装置8、及びフットスイッチ9は、システムを構成するものである。さらに、前記システムとしては、送気装置、送水タンク、吸引ポンプなどを含んでも良いし、加えてビデオプロセッサを含んでも構わない。従って、この回転自走式内視鏡装置1は、上記システムの少なくとも一部と、挿入部2と、を含んで構成されている。
また、回動駆動部3の下面には、該回動駆動部3を載置する際に用いる脚部15が複数設けられている。
次に、図4から図11を参照して、着脱自在となっている挿入部2の基端部分が挿通している状態の回動駆動部3の内部構成及び回動駆動部3と挿入部2の組み付けについて、詳しく説明する。尚、図4は、回動駆動部3の内部を示す断面図、図5は図4の矢視V方向からみた部分的な回動駆動部3の平面図、図6は図4のVI−VI線に沿った回動駆動部3の断面図、図7は図4のVII−VII線に沿った回動駆動部3の断面図、図8は図4のVIII−VIII線に沿った回動駆動部3の断面図、図9は図4のIX−IX線に沿った挿入部2の断面図、図10は図4のX−X線に沿った挿入部2の断面図、図11は図4の矢視XI方向からみた部分的な挿入部2の平面図である。
図4に示すように、回動駆動部3は、外装を形成するケース3aを有している。このケース3aには、挿入部2が挿通できるように、前後(挿入部2が延出する方向を前方とする。)に2つの孔部が設けられている。
このケース3aの前方側の孔部には、中途に外向フランジが形成された略円筒状の前ホルダ33が配設されている。この前ホルダ33は、外向フランジがケース3aの前方側の孔部近傍の内面と当接するまで前記孔部に挿通され、ケース3aから前方側へ突出した部分が前ホルダ止めリング35との螺合により、ケース3aに固定されている。
また、ケース3aの後方側の孔部には、一端に外向フランジが形成された略円筒状の後ホルダ34が配設されている。この後ホルダ34は、外向フランジがケース3aの後方側の孔部近傍の内面と当接するまで前記孔部に挿通され、ケース3aから後方へ突出した部分が後ホルダ止めリング36との螺合により、ケース3aに固定されている。
これら各ホルダ33,34には、ケース3aの各孔部の内周面と当接する箇所に1つ、及びその近傍の内周面に2つの合計3つの周溝が形成されており、各周溝に防水用のOリング33a,34aが配設されている。
これら各ホルダ33,34内には、各ホルダ33,34を掛け渡すように回転パイプ37が挿通されている。この回転パイプ37は、前ホルダ33を固定しているフレーム38に設けられる2つのベアリング39によって回動保持され、前ホルダ33の開口部から前方へ突出している。
回転パイプ37の基端側の中途(ベアリング39と後ホルダ34の間)には、固定螺子41aによってパイプ側プーリ41が固設されている。このパイプ側プーリ41は、フレーム38に設けられたモータ45のモータ側プーリ46の回転によりプーリベルト42を介して回動される。これにより、パイプ側プーリ41が固設された回転パイプ37は、パイプ側プーリ41の回動に伴って回動される。尚、回動駆動部3のケース3a内は、回転パイプ37の回転時でも、上述した各ホルダ33,34の内周面に配設された各Oリング33a,34aにより、外部からの水密が保持されている。
この回転パイプ37内には、後端に連結手段である後口金48が連結された固定パイプ47が挿通している。後口金48には、中心軸に挿入部2のチューブ27と連結されている固定管17を挿通する孔が形成されている。また、後口金48には、後ホルダ34に形成された空間を形成する2つの切り欠き34bに係入される突出部となる2つの螺子50(図7参照)が外周方向から螺着されている。
螺子50には、中心軸にビス51を挿通する孔が形成されている。このビス51は、後口金48と螺着すると共に、後口金48に挿通する固定管17を端面で押圧固定している。また、後ホルダ34の後端部分には、切り欠き34bの切り口を覆うように、略円環状の後抜け防止部材49が螺着されている。
従って、体腔内の各屈曲部を通過する挿入部2において、後口金48、固定管17及びチューブ27は、上述のような構成とすることで、軸回りの回転が規制されると共に、軸方向の前後の移動が容易に可能となる。すなわち、図5及び図6に示すように、後口金48に螺着される螺子50は、後ホルダ34の切り欠き34bと後抜け防止部材49によって形成された空間内で軸方向と直交する方向(回動駆動部3の前後を結んだ軸方向、つまり挿入部2の挿入軸方向)回りの回転が規制されると共に、回動駆動部3の前後に遊動可能となる。
このような構成とすることで、チューブ27は、回転筒体12の回動に追従することなく軸回りの回転が規制される。その結果、チューブ27内部に挿通する送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26は、捩れによる損傷が防止される。
また、送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26には、例えば、挿入部2の湾曲状態に応じて、チューブ27が回転筒体12に対して、挿入軸方向の前後に動いた際に起こる牽引弛緩などの無理な負荷の発生が防止される。
回転パイプ37は、前方側へ突出している部分に回動伝達部14が2つの螺子14b(図8参照)により固着されている。これにより、回動伝達部14は、回転パイプ37と共に回転する。この回動伝達部14には、前方側の端部から軸方向に沿った2つの被係合手段である係合溝14aが形成されている。
回動伝達部14には、挿入部2の前口金16が係合され、前抜け止め部材13が螺着することで挿入部が接続される。このとき、前口金16に形成された係合手段である係合凸部16aは、回動伝達部14の係合溝14a(図9〜図11参照)と係合する。これにより、回転パイプ37の回転力は、回動伝達部14を介して、挿入部2に確実に伝達される。
詳しくは、前口金16の係合凸部16aは、その軸方向に対する側面が回動伝達部14の係合溝14aの軸方向に対する側面と当接する。そのため、前口金16は、回動伝達部14に対する軸方向の回動が規制される。
従って、回動伝達部14の回転力は、確実に前口金16に伝達される。その結果、挿入部2の回転筒体12は、前口金16を介して、確実に回動伝達部14の回転力が伝達される。
また、回転が規制されている固定パイプ47は、その先端部分が回動伝達部14まで前方側へ突出しており、その先端面に摺動リング47aが配設されている。この摺動リング47aは、固定パイプ47の先端面が回転する前口金16の基端面との当接による摩擦抵抗を軽減するための部材である。
以上のように構成された本発明の回転自走式内視鏡装置1の回動駆動部3に挿入部2を組み付ける手順について図12及び図13を参照して説明する。図12は前方向から見た回動駆動部3に挿入部2を組み付ける状態を示す分解斜視図、図13は後方向から見た回動駆動部3に挿入部2を組み付ける状態を示す分解斜視図である。
先ず、図12を参照して回動駆動部3の前方側からの挿入部2の組み付け手順について説明する。
回動駆動部3の前ホルダ33に前ホルダ止めリング35が螺合される。次に、回動伝達部14が前ホルダ33から突出する回転パイプ37と軸方向に直交する2方向から2つの螺子14bにより固定される。
尚、本実施の形態における回転パイプ37には、螺子14bの螺子受け37bが形成されており、螺子14bの端面が螺子受け37bを螺子14bの螺合量に比例する押圧力により、回動伝達部14が回転パイプ37に強固な固定がなされる。
次に、挿入部2が基端側となる各接続部24b,25b,26b(図3参照)側から回動伝達部14の開口部を介して回動駆動部3の内部へ挿通される。そして、挿入部2の前口金16が回動伝達部14に嵌合される。
上述したように、前口金16と回動伝達部14の嵌合に際し、回動伝達部14の2つの係合溝14aに前口金16の係合凸部16aが係合される。そして、挿入部2の先端側から前抜け止め部材13が外挿され、前口金16に螺着される。こうして、挿入部2の前方側は、回動駆動部3に組み付けられる。
次に、図13を参照して、回動駆動部3の後方側からの挿入部2の組み付け手順について説明する。尚、図13は、上述した回動駆動部3の前方側から挿入した挿入部2の基端部分を図示していない(図中の吹き出しに図示)。
先ず、回動駆動部3の後ホルダ34に後ホルダ止めリング36が螺合される。次いで、摺動リング47a及び固定パイプ47は、挿入部2のチューブ27及び固定管17が挿通するように、後ホルダ34の開口部から回動駆動部3内へ挿入される。
そして、後口金48に2つの突出部である螺子50が螺着され、挿入部2の固定管17が後口金48の孔部に挿入するように、後口金48が固定管17の一端部分に外挿される。このとき、螺子50が後ホルダ34の切り欠き34bに係入される。
次いで、挿入部2の固定管17を後口金48に固定するため、2つのビス51が各螺子50の孔部へ夫々挿入され、後口金48と螺着される。
このとき、ビス51は、その端面が螺合量に伴って、固定管17と当接し、押圧することで、固定管17を後口金48に固定する。尚、本実施の形態の固定管17の外表面には、ビス51の端面が当接するビス受け17aが形成されており、ビス51の端面がビス受け17aをビス51の螺合量に比例する押圧力により、固定管17が後口金48に強固な固定がなされる。
最後に、後抜け防止部材49が後ホルダ34に螺着されて、回動駆動部3への挿入部2の組み付けが終了する。また、螺子50は、その螺子頭が後ホルダ34の切り欠き34bと後抜け防止部材49によって形成された空間内に収容された状態となる。
以上説明したように、本発明の回転自走式内視鏡装置1は、後ホルダ34の切り欠き34bによって螺子50が配設された後口金48の回転を規制することで、後口金48に固定された固定管17、この固定管17に連結されたチューブ27及びその内臓物である送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26の回転を防止している。
その結果、送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26は、捩れによる損傷が防止される。
また、回転自走式内視鏡装置1は、螺子50が後ホルダ34の切り欠き34bと後抜け防止部材49によって形成された空間内で回動駆動部3の前後方向に遊動自在とすることで、体腔内の屈曲部に応じた挿入部2の湾曲におけるチューブ27の挿入軸方向の動きに対する送気送水チューブ24、チャンネル25及び信号ケーブル26の牽引弛緩などの無理な負荷による損傷も防止することができる。
さらに、回転自走式内視鏡装置1は、前口金16に形成された係合凸部16aが回動駆動部3の回動伝達部14の係合溝14aと係合することで、回転パイプ37からの回転力が回動伝達部14を介して回転筒体12に確実に伝達される構成となっている。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。

Claims (7)

  1. 撮像手段を備えた先端部と、基端側に固定部を有する長尺な挿入部と、
    該挿入部の外表面を形成し、基端に係止手段を備え、前記挿入部に対して軸回りに回動自在な管状の推進力発生手段と、
    前記推進力発生手段を回動させ、前記挿入部と着脱自在な回動力発生手段と、
    前記回動力発生手段からの回動力を前記推進力発生手段に伝達する回動伝達手段と、
    前記挿入部の軸回りの回動を規制し、前記固定部と連結する連結手段と、
    を具備することを特徴とする回転自走式内視鏡装置。
  2. 前記回動伝達手段は、前記回動力発生手段と一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転自走式内視鏡装置。
  3. 前記回動伝達手段には、被係止手段が設けられ、
    前記推進力発生手段は、前記係止手段が前記被係止手段に係入して、前記回動伝達手段に連結されている特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転自走式内視鏡装置。
  4. 前記連結手段は、前記回動力発生手段と一体的に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の回転自走式内視鏡装置。
  5. 前記挿入部の前記固定部は、前記推進力発生手段の回動軸に直交する方向に突出する突出部が設けられ、
    前記連結手段には、空間が形成され、
    前記突出部が前記空間に係入することで、前記挿入部の軸回りの回動を規制していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の回転自走式内視鏡装置。
  6. 前記空間は、前記突出部が前記挿入部の挿入軸方向に移動可能な長さを有し、
    前記挿入部が前記空間の前記長さの範囲で前記挿入軸方向に移動自在であることを特徴とする請求項5に記載の回転自走式内視鏡装置。
  7. 前記推進力発生手段は、外表面に螺旋状の凹凸が形成された螺旋形状部を有していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の回転自走式内視鏡装置。
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