JP2006204582A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内視鏡挿入部の耐久性や操作性を向上させることができ、かつ、短時間で容易に検査を行うことができる内視鏡装置を提供すること。
【解決手段】 撮像手段が設けられた内視鏡挿入部19と、この内視鏡挿入部19を支持し、前記撮像手段から出力された撮像信号を処理する信号処理部が設けられた内視鏡本体部とを備え、前記内視鏡挿入部19を被検体に挿入することによって前記被検体内を観察する内視鏡装置において、前記内視鏡挿入部と前記内視鏡本体部とが、円周面62を有する挿入部側連結部59を介して互いに回転可能に連結されており、前記挿入部側連結部59の円周面62の全周にわたって、前記撮像手段に電気的に接続された環状の挿入部側リング端子64が設けられ、この挿入部側リング端子64に、前記信号処理部に電気的に接続された挿入部側当接端子70が当接されていることを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、医療用や工業用等に用いられ、内視対象を観察するための内視鏡装置に関するものである。
近年、医療分野や工業分野などの様々な分野において、種々の内視鏡装置が利用されている。これら内視鏡装置の中には、湾曲可能な湾曲部を有する内視鏡挿入部と、この内視鏡挿入部を支持し、内視鏡挿入部の湾曲操作を行うための操作部を有する内視鏡本体部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、それら内視鏡装置を用いて検査を行う場合、被検体に挿入した状態の内視鏡挿入部を適正な位置や角度に配置するために、その内視鏡挿入部を捻る場合がある。
米国特許第4941454号明細書
しかしながら、上記のような内視鏡装置では、内視鏡挿入部を捻ることによって、ねじれが生じてしまうため、その内視鏡挿入部の健全性を長期にわたって維持することが困難になるという問題がある。また、内視鏡挿入部のねじれの限界を超えて捻ることはできないため、内視鏡本体部の姿勢を維持したままでは、内視鏡挿入部の捻り可能な角度が小さくなってしまい、被検体内の様々な状況に迅速に対応することができない。さらに、上記のように内視鏡挿入部の捻り角度を大きくするために、また内視鏡挿入部に生じるねじれ応力の影響を受けて内視鏡挿入部が被検体内で動かないようにするために、内視鏡挿入部と共に内視鏡本体部を同方向に回転させる場合があるが、内視鏡本体部を回転させると、その姿勢角度が変わってしまい、操作部による湾曲操作が困難になってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、内視鏡挿入部の耐久性や操作性を向上させることができ、さらに検査における利便性を向上させることができる内視鏡装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
請求項1に係る発明は、撮像手段が設けられた内視鏡挿入部と、この内視鏡挿入部を支持し、前記撮像手段から出力された撮像信号を処理する信号処理部が設けられた内視鏡本体部とを備え、前記内視鏡挿入部を被検体に挿入することによって前記被検体内を観察する内視鏡装置において、前記内視鏡挿入部と前記内視鏡本体部とが、円周面を有する挿入部側連結部を介して互いに回転可能に連結されており、前記挿入部側連結部の円周面の全周にわたって、前記撮像手段に電気的に接続された環状の挿入部側リング端子が設けられ、この挿入部側リング端子に、前記信号処理部に電気的に接続された挿入部側当接端子が当接されていることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡装置においては、内視鏡挿入部を捻ると、挿入部側連結部を介して、内視鏡挿入部が内視鏡本体部に対して回転する。このとき、挿入部側当接端子が挿入部側リング端子に当接されていることから、内視鏡挿入部が回転しても、挿入部側当接端子と挿入部側リング端子とを介して、撮像手段と信号処理部との電気的な接続状態が維持される。
これにより、内視鏡挿入部を捻っても、ねじれの発生が防止され、また、ねじれが発生したとしても、直ぐに解消することができる。
また、内視鏡挿入部の捻り角度が規制されないため、その捻り可能な角度を大きくすることができる。
さらに、内視鏡挿入部を捻っても、内視鏡本体部の姿勢を維持することができるため、湾曲操作を容易にすることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内視鏡装置において、前記挿入部側当接端子が弾性部材からなり、この弾性部材により、前記挿入部側当接端子が前記挿入部側リング端子に向けて付勢されていることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡装置においては、挿入部側当接端子が挿入部側リング端子に向けて付勢されているため、挿入部側当接端子が挿入部側リング端子を押圧した状態になる。
これにより、内視鏡挿入部を捻っても、挿入部側当接端子と挿入部側リング端子との接触状態を確実に維持することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の内視鏡装置において、前記内視鏡本体部が連結される装置本体部を備えることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡装置においては、内視鏡本体部が装置本体部に連結されて、種々の検査が行われる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の内視鏡装置において、前記内視鏡本体部が、前記内視鏡挿入部の湾曲操作を行うための操作部を備えるとともに、前記装置本体部が、前記内視鏡挿入部を湾曲させるための駆動部を備え、前記装置本体部に、連結ケーブルの一端が連結され、前記内視鏡本体部に、前記連結ケーブルの他端が、円周面を有するケーブル側連結部を介して互いに回転可能に連結されており、前記ケーブル側連結部の円周面の全周にわたって、前記操作部に電気的に接続された環状のケーブル側リング端子が設けられ、前記ケーブル側リング端子に、前記駆動部に電気的に接続されたケーブル側当接端子が当接されていることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡装置においては、連結ケーブルを介して内視鏡本体部と装置本体部とが連結され、この連結された状態で操作部を操作すると、駆動部によって内視鏡挿入部が湾曲させられて、その先端が所望の方向に向けられる。そして、ケーブル側当接端子がケーブル側リング端子に当接されていることから、連結ケーブルが回転しても、ケーブル側当接端子とケーブル側リング端子とを介して、操作部と駆動部との電気的な接続状態が維持される。
これにより、連結ケーブルのねじれが防止され、また、ねじれが発生したとしても、直ぐに解消することができる。そのため、ねじれた連結ケーブルによって検査が邪魔されることなく、内視鏡本体部を無理のない姿勢で保持することができ、操作性を一層向上させることができる。また、連結ケーブルの耐久性を向上させることができる。
本発明によれば、内視鏡挿入部を捻っても、ねじれの発生が防止されることから、内視鏡挿入部の耐久性や操作性を向上させることができ、迅速かつ容易に検査を行うことができる。
(実施例1)
以下、本発明の第1実施例における内視鏡装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例としての内視鏡装置1を示す説明図である。
内視鏡装置1は、検査を行うための本体2と、この本体2を収納するケース(装置本体部)3とを備えており、これら本体2とケース3とがユニバーサルコード(連結ケーブル)13を介して連結されて構成されている。
ケース3は、箱型の収納部6と蓋部7とが互いに開閉可能に連結されて構成されている。収納部6には、本体2を収納するための収納凹部9が形成されており、この収納凹部9の近傍には、ユニバーサルコード13を介して本体2と連結される固定ユニット部10が設けられている。
固定ユニット部10には、コネクタ12が設けられており、このコネクタ12にユニバーサルコード13の一端が着脱可能かつ回転可能に連結されている。また、固定ユニット部10には、電源コード15が設けられており、この電源コード15の先端に設けられたプラグ16をコンセントなどに差し込むことにより、固定ユニット部10に内蔵された不図示の光源装置などに電源が供給されるようになっている。さらに、固定ユニット部10は、後述する挿入部(内視鏡挿入部)19を湾曲させるためのモータユニット(駆動部)20を備えている。
また、本体2は、管状に延びる挿入部19と、この挿入部19を支持する内視鏡本体部22とを備えている。
挿入部19は、その先端部に設けられたヘッド部24と、ヘッド部24の先端面を所望の観察方向に向けるための湾曲部25と、湾曲部25に連接する柔軟で長尺な可撓部26とを備えている。湾曲部25には、モータユニット20に連結された不図示のワイヤが設けられており、モータユニット20を駆動して、所定のワイヤを動作させることにより、湾曲部25が湾曲して、ヘッド部24の先端面が所望の方向に向けられるようになっている。
また、挿入部19の内部には、図2に示すように、照明用の照明挿通路29と、観察用の観察挿通路30と、不図示の処置具を通すための処置具挿通路31とが形成されている。照明挿通路29の中には、照明光を伝送するための不図示のライトガイドが設けられており、照明挿通路29の先端には、ライトガイドに案内された照明光を集光して照射するための照明光学系34が設けられている。また、観察挿通路30の中には、図5に示す観察用ケーブル52が設けられており、観察挿通路30の先端部には、被検体からの反射光を取り込む観察光学系35と、この観察光学系35によって取り込まれた反射光を光電変換して、観察用ケーブル52を介して撮像信号として出力するCCD(撮像手段)36とが設けられている。
また、内視鏡本体部22は、図3に示すように、棒状に延びる把持部39を備えており、把持部39の長さ方向の一端には、後述するように、ユニバーサルコード13の他端が連結されている。また、把持部39の他端には、観察画像を映し出すモニタ41が設けられており、把持部39の他端部であって、モニタ41の基端部近傍には、本体2の各種操作を行う操作部42が設けられている。操作部42には、湾曲部25を湾曲操作するためのジョイスティック44が設けられており、このジョイスティック44の近傍には、本体2への電源供給のオンオフを切り替えるパワーボタン45が設けられている。また、操作部42は、図4に示すように、操作用ケーブル54を介してジョイスティック44に電気的に接続された操作信号処理部55を有する電動アングル基板51を備えている。
また、内視鏡本体部22内には、観察用ケーブル52を介してモニタ41に電気的に接続されたCCU(信号処理部)50を有するCCU基板53が設けられている。
さらに、把持部39の他端部であって、モニタ41の裏面側には、挿入用開口部47が形成されており、この挿入用開口部47には中空部を有するテーパ状の折れ止め部48が設けられている。そして、これら折れ止め部48および挿入用開口部47を介して、把持部39内に可撓部26が挿入されている。また、把持部39の一端部には、ケーブル用開口部56が形成されており、このケーブル用開口部56を介して、把持部39内にユニバーサルコード13が挿入されている。
さらに、本実施例における内視鏡本体部22は、円筒状に延びる連結コネクタ(挿入部側連結部、ケーブル側連結部)59を備えている。この連結コネクタ59は、その一端が、把持部39の一端部の内面に形成された円形の取付凹部60に嵌め込まれることにより、連結コネクタ59の長さ方向に延びる軸線を中心として回転可能に支持されている。そして、連結コネクタ59の一端には、ケーブル用開口部56を介して把持部39内に挿入されたユニバーサルコード13が取り付けられている。一方、連結コネクタ59の他端には、折れ止め部48および挿入用開口部47を介して把持部39内に挿入された可撓部26が取り付けられている。
そして連結コネクタ59が把持部39内で回転することにより、挿入部19と内視鏡本体部22とが互いに相対回転可能に連結され、さらに、ユニバーサルコード13と内視鏡本体部22とが互いに相対回転可能に連結されている。すなわち、連結コネクタ59は、挿入部側連結部およびケーブル側連結部として機能するものであり、これら両者が兼用されたものである。
また、連結コネクタ59の外周面(挿入部側連結部の円周面、ケーブル側連結部の円周面)62には、図5に示すように、その一端側にリング状の挿入部側リング端子64が設けられ、他端側にケーブル側リング端子65が設けられている。これら挿入部側リング端子64およびケーブル側リング端子65は、金属により形成されており、それぞれの内周壁面には、それら径方向内方に向けられた突起部64a,65aが設けられている。そして、それら突起部64a,65aが連結コネクタ59に形成された貫通孔67に嵌め込まれることにより、挿入部側リング端子64およびケーブル側リング端子65が連結コネクタ59に固定されている。
また、ユニバーサルコード13から延びる操作用ケーブル54と突起部65aとが、連結コネクタ59内において電気的に接続されており、挿入部19から延びる観察用ケーブル52と突起部64aとが、連結コネクタ59内において電気的に接続されている。
さらに、挿入部側リング端子64およびケーブル側リング端子65の外周壁面には、図6に示すように、金属により形成された板状に延びる挿入部側当接端子70およびケーブル側当接端子71がそれぞれ当接されている。挿入部側当接端子70およびケーブル側当接端子71は、弓なりに反らされて弾性変形された状態になっており、それら弾性力によって、挿入部側リング端子64およびケーブル側リング端子65の径方向内方に向けて付勢された状態になっている。
さらに、挿入部側リング端子64およびケーブル側リング端子65は、それぞれ図4に示す挿入用ベース部材74およびケーブル用ベース部材75と一体成形されている。挿入用ベース部材74は、観察用ケーブル52を介してCCU基板53上のCCU50に電気的に接続されており、ケーブル用ベース部材75は、操作用ケーブル54を介して電動アングル基板51上の操作信号処理部55に電気的に接続されている。
次に、このように構成された本実施例における内視鏡装置1の作用について説明する。
なお、最初は本体2がケース3に収納されているものとする。
まず、蓋部7を開けて本体2を取り出す。そして、プラグ16をコンセントに差し込み、把持部39を把持した状態で、親指等でパワーボタン45をオンにする。これによって、本体2に電源が供給される。さらに、プラグ16をコンセントに差し込むと、ケース3に内蔵された光源装置から照明光が出射されて、その照明光がユニバーサルコード13内のライトガイドを通り、連結コネクタ59を介して、挿入部19内のライトガイドに伝送される。そして、照明光学系34によって集光されて、ヘッド部24の先端面から、照明光が出射される。
それから挿入部19を被検体内に挿入する。すると、被検体内からの反射光が、観察光学系35を透過することによって、CCD36上に結像する。CCD36は、それら光を光電変換によって、撮像信号として出力する。この撮像信号は、挿入部19内の観察用ケーブル52によって伝送され、さらに図5に示す突起部64aを介して、挿入部側リング端子64の外周壁面に送られる。外周壁面には図4に示す挿入部側当接端子70が当接されているため、その撮像信号は、挿入部側当接端子70に伝わり、挿入用ベース部材74および観察用ケーブル52を介して、CCU50に伝送される。このCCU50において、上記撮像信号が処理されて、映像信号として出力される。そして、この映像信号が、観察用ケーブル52を介して、モニタ41に送られて、モニタ41に観察画像が映し出される。
また、モニタ41の観察画像を観ながら、所望の方向の観察画像を見る場合には、把持部39を把持した状態で、親指等でジョイスティック44を操作する。すると、ジョイスティック44から操作信号が出力されて、この操作信号が操作用ケーブル54を介して操作信号処理部55に伝送される。この操作信号処理部55において、上記操作信号が処理されて、操作用ケーブル54およびケーブル用ベース部材75を介して、ケーブル側当接端子71に送られる。そして、その操作信号は、ケーブル側当接端子71から、図5に示すケーブル側リング端子65に送られて、ユニバーサルコード13内に設けられた操作用ケーブル54を介して、図1に示すモータユニット20に入力される。すると、入力された操作信号に応じて、モータユニット20が駆動させられて、所定のワイヤを作動させることにより、湾曲部25が所望の方向に湾曲する。これにより、ヘッド部24の先端面が、所望の方向に向けられて、その方向の観察画像がモニタ41に映し出される。
これら観察画像を観ながら、被検体の検査が行われ、一連の検査が終わると、パワーボタン45をオフにして、本体2および電源コード15を収納凹部9内に収納し、蓋部7を閉じることにより、本体2がケース3に収納される。そして、検査結果に応じて所定の処置が行われる。
ここで、検査中にモニタ41に映し出される観察画像の観察角度を変更したい場合などに、挿入部19を、被検体に挿入したまま軸線を中心にして回転させることがある。挿入部19を回転させると、挿入部19にねじれが生じてしまうが、本実施例における内視鏡装置1においては、以下のようにして、ねじれの発生が防止される。
すなわち、挿入部19を回転させると、その回転力が挿入部19の端部にまで伝わって、図4に示す連結コネクタ59が同方向に回転する。このとき、連結コネクタ59の外周面62には挿入部側リング端子64が固定されていることから、その挿入部側リング端子64も回転する。そして、挿入部側リング端子64の外周壁面には、挿入部側当接端子70が付勢されて当接されていることから、挿入部側リング端子64は、挿入部側当接端子70に常に接触した状態になる。すなわち、挿入部19の回転角度にかかわらず、挿入部側リング端子64と挿入部側当接端子70との導通状態が常に維持される。
さらに、ユニバーサルコード13についても、ねじれによってユニバーサルコード13自体が検査中に邪魔になったりするが、上記と同様に、連結コネクタ59が回転することによって、ユニバーサルコード13のねじれが解消される。そして、ユニバーサルコード13が回転しても、ケーブル側リング端子65は、ケーブル側当接端子71に常に接触した状態になる。すなわち、ユニバーサルコード13の回転角度にかかわらず、ケーブル側リング端子65とケーブル側当接端子71との導通状態が常に維持される。
以上より、本実施例における内視鏡装置1によれば、挿入部19を回転させても、連結コネクタ59が同方向に回転することによって、挿入部19のねじれを直ちに解消することができるだけでなく、その連結部分の導通状態を維持することができる。そのため、観察画像を観ながら挿入部19を大きく回転させることができ、本体2の操作性を向上させることができる。そして、利便性を向上させることにより、迅速かつ容易な検査を実現することができる。特に、本実施例における内視鏡本体部22のように、把持部39に操作部42やモニタ41が設けられている場合、本体2の姿勢角度を変えると、ジョイスティック44による操作が困難になったり、モニタ41の観察画像が見え難くなったりするが、本実施例における内視鏡装置1によれば、把持した状態の本体2の姿勢を維持したまま、挿入部19を大きく回転させることができるため、より一層操作性を向上させることができる。
また、挿入部19のねじれが直ちに解消されるため、挿入部19の耐久性を向上させることができ、その健全性を長期にわたって維持することができる。
さらに、挿入部側当接端子70が、挿入部側リング端子64の径方向内方に付勢されていることから、それら挿入部側当接端子70と挿入部側リング端子64との接触状態を確実に維持することができる。また、挿入部側リング端子64の弾性力を利用していることから、部品点数を増やすことなく、簡易な構成により確実に挿入部側リング端子64を付勢することができる。
また、連結コネクタ59を回転させることにより、ユニバーサルコード13のねじれも直ちに解消することができるだけでなく、その連結部分の導通状態を維持することができる。そのため、ねじれたユニバーサルコード13によって検査が邪魔されることなく、本体2を無理のない姿勢で保持することができ、操作性を一層向上させることができる。また、ユニバーサルコード13の耐久性を向上させることができる。
さらに、連結コネクタ59を、挿入部側連結部およびケーブル側連結部として兼用させていることから、構成を簡易にすることができ、コストを削減することができる。
なお、本実施例においては、連結コネクタ59を一つの円筒状部材としたが、これに限ることはなく、可撓部26が取り付けられた側の連結コネクタ59の端部と、ユニバーサルコード13が取り付けられた側の端部とが、それぞれ独立して回転するように構成してもよい。
また、ユニバーサルコード13の一端が、コネクタ12を介して、固定ユニット部10に回転可能に連結されるとしたが、これに限ることはなく、回転しないように連結してもよい。但し、回転可能に連結した方が、ユニバーサルコード13のねじれ防止などの観点から好ましいのは言うまでもない。なお、回転可能とするには、本実施例のように、リング端子に当接端子を当接させる構成とすればよい。
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
図7および図8は、本発明の第2の実施例を示したものである。
図7および図8において、図1から図6に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施例と上記第1の実施例とは基本的構成は同一であり、以下の点において異なるものとなっている。
すなわち、本実施例における内視鏡装置1は、図7に示すように、把持部39が略直方体形状に形成されており、その把持部39の天面39aのうち、長さ方向の一端にモニタ41が設けられており、このモニタ41の近傍にジョイスティック44が設けられている。また、天面39aのうち、長さ方向の中央から他端にわたって、各種操作ボタン77およびパワーボタン45が均等間隔を空けて配置されている。
さらに、本実施例においては、図8に示すように、第1の実施例における連結コネクタ59が、挿入用連結コネクタ(挿入部側連結部)78とケーブル用連結コネクタ(ケーブル側連結部)79とに分けられて構成されており、それぞれが別個に設けられている。
挿入用連結コネクタ78およびケーブル用連結コネクタ79は、略円筒状に形成されており、それぞれの端部には拡径された鍔部83が設けられている。そして、把持部39の両端部にそれぞれ設けられた取付穴82に、鍔部83がそれぞれ嵌め込まれることにより、挿入用連結コネクタ78およびケーブル用連結コネクタ79が、把持部39の内部において回転可能に支持されている。なお、挿入用連結コネクタ78およびケーブル用連結コネクタ79の一端には、水密のためのOリング88が設けられている。
挿入用連結コネクタ78には、挿入用開口部47を介して挿入された可撓部26が取り付けられており、その外周面(挿入部側連結部の円周面)85には、上記第1実施例と同様にして、挿入部側リング端子64が固定されている。さらに、挿入部側リング端子64には、上記第1実施例と同様にして、挿入部側当接端子70が当接されている。
一方、ケーブル用連結コネクタ79には、ケーブル用開口部56を介して挿入されたユニバーサルコード13が取り付けられており、その外周面(ケーブル側連結部の円周面)86には、ケーブル側リング端子65が固定されている。さらに、ケーブル側リング端子65には、同様にして、ケーブル側当接端子71が当接されている。
なお、挿入部19の先端には、不図示のLEDが設けられており、このLEDは、把持部39内に設けられたLED駆動回路によって駆動されて、照明光を出射するようになっている。
このような構成のもと、挿入部19を回転させると、導通状態が維持されたまま挿入用連結コネクタ78のみが回転し、挿入部19のねじれが解消される。一方、ユニバーサルコード13を回転させると、導通状態が維持されたままケーブル用連結コネクタ79のみが回転し、ユニバーサルコード13のねじれが解消される。
以上より、上記第1の実施例と同様の効果を奏することができるだけでなく、挿入部19およびユニバーサルコード13のそれぞれのねじれを確実に解消することができ、操作性を一層向上させることができる。
なお、上記第1および第2の実施例においては、各リング端子64,65の外周壁面に各当接端子70,71を当接させるとしたが、これに限ることはなく、各リング端子64,65の側壁に当接させるようにしてもよい。そのとき、各側壁面に直行する方向に各当接端子70,71を付勢することにより、両者を確実に接触させることができる。
また、各当接端子70,71を付勢するとしたが、これに限ることはなく、必ずしも付勢しなくてもよい。但し、付勢した方がよいのは上述の通りである。
また、各リング端子64,65や各当接端子70,71の設置数や設置位置は、適宜変更可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記の第1および第2の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明に係る内視鏡装置の第1の実施例を示しており、本体をケースから取り出して、手で把持している様子を示す説明図である。 挿入部の先端面を示す説明図である。 図1の内視鏡装置の本体を拡大して示す斜視図である。 図3の本体を示す側断面図である。 図4の連結コネクタを拡大して示す縦断面図である。 図4の各リング端子に各当接端子が当接された様子を示す斜視図である。 本発明に係る内視鏡装置の第2の実施例における本体を示す斜視図である。 図7の本体を示す側断面図である。
符号の説明
1 内視鏡装置
3 ケース(装置本体部)
13 ユニバーサルコード(連結ケーブル)
19 挿入部(内視鏡挿入部)
20 モータユニット(駆動部)
22 内視鏡本体部
36 CCD(撮像手段)
42 操作部
50 CCU(信号処理部)
59 連結コネクタ(挿入部側連結部、ケーブル側連結部)
62 外周面(挿入部側連結部の円周面、ケーブル側連結部の円周面)
64 挿入部側リング端子
65 ケーブル側リング端子
70 挿入部側当接端子
71 ケーブル側当接端子
78 挿入用連結コネクタ(挿入部側連結部)
79 ケーブル用連結コネクタ(ケーブル側連結部)
85 外周面(挿入部側連結部の円周面)
86 外周面(ケーブル側連結部の円周面)

Claims (4)

  1. 撮像手段が設けられた内視鏡挿入部と、この内視鏡挿入部を支持し、前記撮像手段から出力された撮像信号を処理する信号処理部が設けられた内視鏡本体部とを備え、前記内視鏡挿入部を被検体に挿入することによって前記被検体内を観察する内視鏡装置において、
    前記内視鏡挿入部と前記内視鏡本体部とが、円周面を有する挿入部側連結部を介して互いに回転可能に連結されており、
    前記挿入部側連結部の円周面の全周にわたって、前記撮像手段に電気的に接続された環状の挿入部側リング端子が設けられ、
    この挿入部側リング端子に、前記信号処理部に電気的に接続された挿入部側当接端子が当接されていることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記挿入部側当接端子が弾性部材からなり、この弾性部材により、前記挿入部側当接端子が前記挿入部側リング端子に向けて付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記内視鏡本体部が連結される装置本体部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記内視鏡本体部が、前記内視鏡挿入部の湾曲操作を行うための操作部を備えるとともに、
    前記装置本体部が、前記内視鏡挿入部を湾曲させるための駆動部を備え、
    前記装置本体部に、連結ケーブルの一端が連結され、
    前記内視鏡本体部に、前記連結ケーブルの他端が、円周面を有するケーブル側連結部を介して互いに回転可能に連結されており、
    前記ケーブル側連結部の円周面の全周にわたって、前記操作部に電気的に接続された環状のケーブル側リング端子が設けられ、
    前記ケーブル側リング端子に、前記駆動部に電気的に接続されたケーブル側当接端子が当接されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
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