JP3586904B2 - 演奏情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、楽譜表示器を有する演奏情報処理装置に関し、特に表示楽譜上で処理位置又は処理区間を指定可能としたことにより指定操作を簡単且つ正確に行なえるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、演奏開始位置やリピート演奏区間を指定可能な自動演奏装置としては、小節番号等をテンキー操作で指定するもの、演奏を聴きながらスイッチ操作で位置や区間を指定するものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したテンキー操作式の指定手段では、小節番号等を楽譜から数えて入力しなければならず、操作が面倒である。また、演奏聴取式の指定手段では、聴いて判断して操作するので、指定位置が所望の位置からずれることが多い。
【0004】
この発明の目的は、処理位置や処理区間を簡単且つ正確に指定することができる新規な演奏情報処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る演奏情報処理装置は、
楽曲の演奏情報を記憶する記憶手段と、
この記憶手段の演奏情報に基づいて楽譜を表示画面に表示する表示手段と、
前記表示画面に表示された楽譜に関して位置指定操作をなしうると共に前記表示画面において前記楽譜以外の特定の個所で自動演奏指定操作をなしうる指定手段であって、前記位置指定操作に応じて前記楽譜に関する演奏位置を指定するものと、
前記指定手段で指定された演奏位置に対応して前記記憶手段の演奏情報に関する演奏位置を設定する設定手段と、
前記指定手段による自動演奏指定操作に応答して前記設定手段での設定に係る演奏位置以降の演奏情報に基づいて自動演奏を行なう演奏情報処理手段と
を備えたものである。
【0006】
【作用】
この発明の構成によると、表示画面に表示された楽譜に関して指定手段で位置指定操作を行なうことにより所望の演奏位置を指定すると、該演奏位置に対応して記憶手段の演奏情報に関する演奏位置が設定手段で設定される。そして、演奏情報処理手段では、指定手段による自動演奏指定操作に応答して設定手段での設定に係る演奏位置以降の演奏情報に基づいて自動演奏が行なわれる。
【0007】
この発明の構成にあっては、所望の処理位置に代えて所望の処理区間を指定し、該処理区間に対応する演奏情報を処理するようにしてもよい。
【0008】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例に係る電子楽器の回路構成を示すもので、この電子楽器では、マニアル演奏音の発生、自動演奏音の発生、楽譜表示等がマイクロコンピュータによって制御されるようになっている。
【0009】
バス10には、鍵盤走査回路12、スイッチ(SW)走査回路14、マウス情報検出回路16、表示制御回路18、中央処理装置(CPU)20、リード・オンリィ・メモリ(ROM)22、タイマ24、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)26、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格のインターフェース28、音源回路30等が接続されている。
【0010】
鍵盤走査回路12は、鍵盤12Aの多数のキーにそれぞれ連動する多数のキースイッチを走査してキー操作情報を検出するためのものである。
【0011】
SW走査回路14は、スイッチ(SW)群14A中の各種スイッチを走査してスイッチ操作情報を検出するためのものである。SW群14A中の各種のスイッチは、楽器本体のパネル面に設けられている。この発明の実施に関係するスイッチとしては、曲選択スイッチ、図7の小節指定スイッチS 〜S 、前頁スイッチS 、次頁スイッチS 等がある。
【0012】
マウス情報検出回路16は、スイッチを有する平面移動自在のマウス16Aから移動情報、スイッチオン/オフ情報等を検出するためのものである。
【0013】
表示制御回路18は、表示器18Aでの楽譜表示等を制御するためのもので、表示例については図2,3を参照して後述する。
【0014】
CPU20は、ROM22にストアされたプログラムに従って楽音発生、楽譜表示等のための各種処理を実行するもので、この発明の実施に関係する処理については図4〜6を参照して後述する。CPU20には、タイマ24から所定の周期(例えば4分音符あたり24回)でテンポクロック信号が割込信号として供給され、CPU20は、割込信号を受取るたびに割込みルーチン(図示せず)を実行する。割込みルーチンは、自動演奏を遂行するためのものである。
【0015】
RAM26は、CPU20による各種処理に際してレジスタ、フラグ等として使用される記憶領域を含んでいる。この発明の実施に関係するレジスタ類としては、マウスオンフラグMON、ドラッグフラグDRGF、アドレスレジスタA,B等がある。
【0016】
RAM26は、曲毎に曲データを記憶する曲データ記憶部を含んでおり、この曲データ記憶部には、楽譜表示に先立って図示しないフロッピーディスク等の記録装置から(又は他機からインターフェース28を介して)複数曲の曲データが転送される。各曲の曲データは、音高データ及び音長データからなる4パート分の自動演奏用の演奏データと、楽譜表示用の楽譜画像データと、変換テーブルとを含んでいる。
【0017】
変換テーブルは、図2に示すように表示された楽譜上でカーソルCSで指示した位置や区間を自動演奏用の演奏データの読出開始アドレス乃至読出終了アドレスに変換するためのものである。例えば、カーソルCSで演奏開始位置を指示したときは、変換テーブルを参照することで演奏開始位置に対応する読出開始アドレスを求めることができる。また、カーソルCSで演奏区間(演奏開始位置と演奏終了位置)を指示したときは、変換テーブルを参照することで演奏区間に対応する読出開始アドレス及び読出終了アドレスを求めることができる。
【0018】
MIDIインターフェース28は、他の電子楽器又は自動演奏機との間で演奏データ等を授受するために設けられたものである。
【0019】
音源回路30は、多数の楽音発生チャンネルを有する音源を含むもので、各楽音発生チャンネル毎に楽音信号を発生可能である。
【0020】
サウンドシステム32は、出力アンプ、スピーカ等を含むもので、音源回路30からの楽音信号を音響に変換するようになっている。
【0021】
図2は、表示器18Aの表示画面における位置指定の一例を示すものである。表示器18Aは、液晶表示器又はCRT(陰極線管)表示器等からなるもので、1行当り6小節の楽譜を8行(図2の例では4パート×2行)表示可能である。
【0022】
表示画面の上部には、再生ボタンPB、リピートボタンRB、停止ボタンSB、前頁ボタンPP、次頁ボタンNP、開始位置表示部SD、終了位置表示部ED等が表示される。カーソルCSは、マウス16Aの移動操作に応じて表示画面上で任意に移動可能である。
【0023】
表示された楽譜上でマウス操作により所望の演奏開始位置にカーソルCSを当ててスイッチオンすると、該位置には縦線状のマーカMKが表示される。また、表示部SDには、マーカMKの位置に対応する「4:3:00」のような数値が表示される。ここで、「4」は小節番号、「3」は拍番号、「00」は拍内タイミング値をそれぞれ表わす。従って、マーカMKの位置は、4小節目の3拍目の頭ということになる。この実施例では、4分音符に相当する1拍の長さをテンポクロック数24で表わしており、拍内タイミング値は、00〜23のいずれかの値をとることができる。
【0024】
マウス操作により所望の位置を指定した後は、マウス操作によりカーソルCSを再生ボタンPBに当ててスイッチオンすることによりマーカMKの位置から自動演奏を開始させることができる。この場合、演奏終了位置を指定してないので、表示中の頁(楽譜)の終りが演奏終了位置となる。
【0025】
図3は、表示器18Aの表示画面における区間指定の一例を示すものであり、図2と同様の部分には同様の符号を付してある。
【0026】
表示された楽譜上でマウス操作により所望の演奏開始位置にカーソルCSを当ててスイッチオンすると、該位置にマーカMKが表示されると共に表示部SDにマーカMKの位置が数値表示される。そして、マウスをスイッチオン状態のまま移動操作してカーソルCSを所望の演奏終了位置まで移動させると、網かけフレームFMが演奏開始位置から演奏終了位置に至る演奏区間に重ねて表示されると共に、表示部EDには演奏終了位置が数値表示される。網かけフレームFMは、演奏区間を強調表示するためのものであり、他の形式の強調表示を用いてもよい。
【0027】
この後は、マウス操作によりカーソルCSを再生ボタンPBに当ててスイッチオンすることによりフレームFMの区間の自動演奏を行なわせることができる。また、マウス操作によりカーソルCSをリピートボタンRBに当ててスイッチオンすることによりフレームFMの区間で自動演奏を反復的に行なわせることができる。
【0028】
なお、図2,3のいずれの場合にも、自動演奏を停止させたいときは、マウス操作によりカーソルCSを停止ボタンSBに当ててスイッチオンすればよい。また、表示画面を前頁又は次頁に移したいときは、マウス操作によりカーソルCSを前頁ボタンPP又は次頁ボタンNPに当ててスイッチオンすればよい。
【0029】
図4は、メインルーチンの処理の流れを示すもので、このルーチンは、電源オン等に応じてスタートする。
【0030】
まず、ステップ40では、イニシャライズ処理を実行し、各種のレジスタを初期設定する。そして、ステップ42に移り、図5について後述するようにマウス処理のサブルーチンを実行する。
【0031】
次に、ステップ44では、その他の処理を行なう。例えば、鍵盤走査回路12を用いて鍵盤12Aのキースイッチを走査してキーイベント(キーオン又はキーオフイベント)ありか調べ、キーオンイベントがあれば押されたキーに対応する音高データ及びキーオン信号を音源回路30内の空きの楽音発生チャンネルに供給して楽音信号を発生させ、キーオフイベントがあれば離されたキーに対応する楽音信号の減衰を開始させる。このような処理によりマニアル演奏音の発生が可能になる。
【0032】
また、SW走査回路14を用いてSW群14A中の各種スイッチを走査してスイッチイベントありか調べ、例えば曲選択スイッチにオンイベントがあれば該スイッチで選択された曲の曲データをRAM26の曲データ記憶部にて選択する。そして、選択した曲データに含まれている楽譜画像データのうち初期画面用のデータを図2に示すように表示する。
【0033】
ステップ44の後は、ステップ42に戻り、それ以降の処理を上記したと同様に繰返す。
【0034】
図5は、マウス処理のサブルーチンを示すもので、ステップ50では、マウス16Aのスイッチにオンイベントありか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ52でフラグMONに1をセットする。そして、ステップ54に移る。
【0035】
ステップ54では、カーソルCSの指示位置が表示楽譜の上か判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ56に移り、カーソルCSの指示位置に対応して演奏データに関する演奏開始位置を設定する。すなわち、曲選択スイッチで選択された曲の曲データに含まれている変換テーブルからカーソルCSの指示位置に対応するデータのアドレスを読出して読出開始アドレスとしてレジスタAにセットすると共に、該変換テーブルから表示中の頁(楽譜)の終りに対応するデータのアドレスを読出して読出終了アドレスとしてレジスタBにセットする。この後、ステップ58に移る。
【0036】
ステップ58では、表示器18Aに演奏開始位置を表示させる。すなわち、表示部SDには、小節番号、拍番号及び拍内タイミング値を図2に示すように表示すると共に、表示楽譜に重ねてマーカMKを図2に示すように表示する。
【0037】
ステップ54の判定結果が否定的(N)であったときは、表示楽譜上でない個所(例えば再生ボタンPB上)でスイッチオンイベントがあったことになり、ステップ60で他のオンイベント処理を行なう。ステップ60の処理については、図6を参照して後述する。
【0038】
ステップ58又は60の処理が終ったとき、あるいはステップ50の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ62でオフイベントありか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ64に移り、MONに0をセットする。
【0039】
次に、ステップ66では、フラグDRGFが1か判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ68でDRGFに0をセットする。そして、ステップ70に移る。
【0040】
ステップ70では、カーソルCSの指示位置が表示楽譜の上か判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ72に移り、カーソルCSの指示位置に対応して演奏データに関する演奏終了位置を設定する。すなわち、曲選択スイッチで選択された曲の曲データに含まれている変換テーブルからカーソルCSの指示位置に対応するデータのアドレスを読出して読出終了アドレスとしてレジスタBにセットする。この結果、先にステップ56でレジスタBにセットされた読出終了アドレスが更新される。この後、ステップ74に移る。
【0041】
ステップ74では、表示器18Aに演奏終了位置を表示させる。すなわち、表示部EDには、小節番号、拍番号及び拍タイミング値を図3に示すように表示すると共に、表示楽譜の演奏区間(演奏開始位置から演奏終了位置までの区間)に重ねて網かけフレームFMを図3に示すように表示する。
【0042】
ステップ74の処理が終ったとき、あるいはステップ62,66又は70の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ76でマウス16Aが移動中か判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ78に移り、MONが1か(マウススイッチオンか)判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ80でDRGFに1をセットする。これは、マウススイッチをオンした状態でマウスを移動させたことを意味する。
【0043】
ステップ80の処理が終ったとき又はステップ78の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ82に移り、カーソルCSの移動処理を行なう。この結果、マウス16Aの移動操作に従って表示画面上でカーソルCSが移動するようになる。
【0044】
ステップ82の処理が終ったとき又はステップ76の判定結果が否定的(N)であったときは、図4のルーチンにリターンする。
【0045】
図5のルーチンによれば、スイッチオフ状態でマウス16Aを移動させると、ステップ82によりカーソルCSが移動する。マウス操作によりカーソルCSを表示楽譜上で所望の演奏開始位置に当ててスイッチオンすると、ステップ50〜58の処理により演奏開始位置が設定及び表示される。
【0046】
このようにして演奏開始位置を指定した後、スイッチオン状態のままマウス16Aを移動させると、ステップ80でDRGFに1がセットされると共にステップ82によりカーソルCSが移動する。マウス操作によりカーソルCSを表示楽譜上で所望の演奏終了位置に当ててスイッチオフすると、ステップ62〜74の処理により演奏終了位置が設定及び表示される。
【0047】
図6は、他のオンイベント処理のサブルーチンを示すもので、ステップ90では、カーソルCSで指示したのが再生ボタンPBか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ92に移る。
【0048】
ステップ92では、前述した割込みルーチンにより演奏開始位置から自動演奏を開始する。すなわち、曲選択スイッチで選択された曲の曲データに含まれている自動演奏用の演奏データをレジスタAの読出開始アドレスから読出し開始する。このとき、ある音符に対応する音高データ及び音長データを読出すと、該音高データ及びキーオン信号を音源回路30内の空きの楽音発生チャンネルに供給して該音高データに対応する楽音信号を発生させる。そして、テンポクロック信号を計数して音長データの示す音長の終りに達すると、次の音符に対応する音高データ及び音長データを読出し、該音高データに対応する楽音信号を前回と同様に発生させる。
【0049】
このような処理により自動演奏が進行する。そして、レジスタBの読出終了アドレスの指示するデータを読出すと、該データに基づく楽音発生等の処理を行なう。しかし、この後の読出動作は行なわない。この結果、自動演奏は、レジスタBにセットした読出終了アドレスの示すデータまでで終了する。すなわち、マウス操作により演奏終了位置を指定しないときは、表示中の頁(楽譜)の終りで自動演奏が終了し、マウス操作により演奏終了位置を指定したときは、指定した演奏終了位置で自動演奏が終了する。
【0050】
ステップ92の処理が終ったとき又はステップ90の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ94に移る。ステップ94では、カーソルCSで指示したのがリピートボタンRBか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ96に移る。
【0051】
ステップ96では、前述した割込ルーチンにより演奏開始位置から自動演奏を開始し、演奏終了位置から演奏開始位置に戻って自動演奏を続行する。この場合、楽音信号発生処理は、ステップ92で述べたものと同様である。また、演奏終了位置も、指定操作をしなければ表示中の頁(楽譜)の終りであり、指定操作をすれば指定に係る位置である。
【0052】
ステップ96の処理が終ったとき又はステップ94の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ98に移る。ステップ98では、カーソルCSで指示したのが停止ボタンSBか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ100に移る。
【0053】
ステップ100では、演奏停止処理を行なう。すなわち、自動演奏のための割込みルーチンが実質的に実行されないようにする。
【0054】
ステップ102では、カーソルCSで指示したのが前頁ボタンPPか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ104に移り、表示器18Aに前頁の楽譜を表示させる。
【0055】
ステップ104の処理が終ったとき又はステップ102の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ106に移る。ステップ106では、カーソルCSで指示したのが次頁ボタンNPか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ108に移り、表示器18Aに次頁の楽譜を表示する。
【0056】
ステップ108の処理が終ったとき又はステップ106の判定結果が否定的(N)であったときは、図5のルーチンにリターンする。
【0057】
図7は、比較例に係る表示器・スイッチ配置を示すものである。表示器18A’は、例えば液晶表示器からなり、1行に4小節の楽譜を表示可能である。
【0058】
表示器18A’の近傍には、1〜4小節に対応して小節指定スイッチS 〜S が設けられている。また、スイッチS の左隣りには前頁スイッチS が設けられると共に、スイッチS の右隣りには次頁スイッチS が設けられている。さらに、図2のボタンPB,RB,SBにそれぞれ対応するスイッチも設けられているが、図示を省略した。
【0059】
図1の回路では、表示器18Aの代わりに表示器18A’を使用し、スイッチS 〜S で所望の演奏開始小節乃至演奏終了小節を指定することができる。また、スイッチS ,S で前頁表示又は次頁表示を指令することができる。
【0060】
この発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、種々の改変形態で実施可能なものである。例えば、次のような変更が可能である。
【0061】
(1)指定する位置や区間は、演奏に関するものに限らず、編集(コピー、移動、削除等)に関するものであってもよい。
【0062】
(2)位置を指定するときの分解能は、最小分解能毎、音符毎、1拍毎、小節毎等どのようなものであってもよい。
【0063】
(3)位置指定手段としては、マウス操作又はスイッチ操作によるものに限らず、ペン操作、タッチ操作等によるものでもよい。
【0064】
(4)楽譜画像データは、予め作成して記憶しておくのではなく、演奏データ(音高・音長データ等)に基づいて作成して表示するようにしてもよい。
【0065】
(5)位置や区間の指定は、1頁内で行なうようにしたが、複数頁にわたって行なうようにしてもよい。
【0066】
(6)開始位置のみ指定する場合、頁の終りを終了位置とする代わりに、曲の終りを終了位置としてもよい。
【0067】
(7)演奏データは、音高データ+音長データという形式ではなく、キーオン/オフデータ+各データの発生タイミングデータという形式やキーオンデータ+発音時間データ+キーオン発生タイミングデータという形式等であってもよい。これらの場合、楽譜上での位置指定により演奏データの読出アドレスのみならず、読出しに必要なタイミング情報をも求めるようにするとよい。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、表示した楽譜に関して演奏位置や演奏区間を任意に指定できるようにしたので、表示楽譜を見ながら指定操作を簡単且つ正確に行なえる効果が得られる。また、楽譜を表示する画面において楽譜以外の特定の個所で自動演奏指定操作を行なうことで指定に係る演奏位置又は演奏区間の自動演奏を行なうようにしたので、自動演奏へ簡単に移行できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電子楽器の回路構成を示すブロック図である。
【図2】表示画面における位置指定の一例を示す正面図である。
【図3】表示画面における区間指定の一例を示す正面図である。
【図4】メインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】マウス処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】他のオンイベント処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】比較例に係る表示器・スイッチ配置を示す正面図である。
【符号の説明】
10:バス、12A:鍵盤、12:鍵盤走査回路、14A:SW群、14:SW走査回路、16A:マウス、16:マウス情報検出回路、18A,18A’:表示器、18:表示制御回路、20:CPU、22:ROM、24:タイマ、26:RAM、28:MIDIインターフェース、30:音源回路、32:サウンドシステム、PB:再生ボタン、RB:リピートボタン、SB:停止ボタン、PP:前頁ボタン、NP:次頁ボタン、S 〜S :小節指定スイッチ、S :前頁スイッチ、S :次頁スイッチ、SD:開始位置表示部、ED:終了位置表示部。

Claims (5)

  1. 楽曲の演奏情報を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段の演奏情報に基づいて楽譜を表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示画面に表示された楽譜に関して位置指定操作をなしうると共に前記表示画面において前記楽譜以外の特定の個所で自動演奏指定操作をなしうる指定手段であって、前記位置指定操作に応じて前記楽譜に関する演奏位置を指定するものと、
    前記指定手段で指定された演奏位置に対応して前記記憶手段の演奏情報に関する演奏位置を設定する設定手段と、
    前記指定手段による自動演奏指定操作に応答して前記設定手段での設定に係る演奏位置以降の演奏情報に基づいて自動演奏を行なう演奏情報処理手段と
    を備えた演奏情報処理装置。
  2. 楽曲の演奏情報を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段の演奏情報に基づいて楽譜を表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示画面に表示された楽譜に関して区間指定操作をなしうると共に前記表示画面において前記楽譜以外の特定の個所で自動演奏指定操作をなしうる指定手段であって、前記区間指定操作に応じて前記楽譜に関する演奏区間を指定するものと、
    前記指定手段で指定された演奏区間に対応して前記記憶手段の演奏情報に関する演奏区間を設定する設定手段と、
    前記指定手段による自動演奏指定操作に応答して前記設定手段での設定に係る演奏区間の演奏情報に基づいて自動演奏を行なう演奏情報処理手段と
    を備えた演奏情報処理装置。
  3. 楽曲の演奏情報を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段の演奏情報に基づいて楽譜を表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示画面に表示された楽譜に関して位置指定操作又は区間指定操作のいずれの操作もなしうると共に前記表示画面において前記楽譜以外の特定の個所で自動演奏指定操作をなしうる指定手段であって、前記位置指定操作がなされたときは前記位置指定操作に応じて前記楽譜に関する演奏位置を指定すると共に、前記区間指定操作がなされたときは前記区間指定操作に応じて前記楽譜に関する演奏区間を指定するものと、
    前記指定手段で演奏位置が指定されたときは該演奏位置に対応して前記記憶手段の演奏情報に関する演奏位置を設定すると共に、前記指定手段で演奏区間が指定されたときは該演奏区間に対応して前記記憶手段の演奏情報に関する演奏区間を設定する設定手段と、
    前記設定手段で前記記憶手段の演奏情報に関する演奏位置が設定されたときは前記指定手段による自動演奏指定操作に応答して前記設定手段での設定に係る演奏位置以降の演奏情報に基づいて自動演奏を行なうと共に、前記設定手段で前記記憶手段の演奏情報に関する演奏区間が設定されたときは前記指定手段による自動演奏指定操作に応答して前記設定手段での設定に係る演奏区間の演奏情報に基づいて自動演奏を行なう演奏情報処理手段と
    を備えた演奏情報処理装置。
  4. 前記表示手段は、前記設定手段で設定された演奏区間を前記表示画面において前記楽譜に関して強調表示することを特徴とする請求項2又は3記載の演奏情報処理装置。
  5. 前記表示手段は、前記設定手段で設定された演奏区間の開始位置及び終了位置を前記表示画面においてそれぞれ数値表示することを特徴とする請求項2又は3記載の演奏情報処理装置。
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