JP3208799B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JP3208799B2
JP3208799B2 JP22053491A JP22053491A JP3208799B2 JP 3208799 B2 JP3208799 B2 JP 3208799B2 JP 22053491 A JP22053491 A JP 22053491A JP 22053491 A JP22053491 A JP 22053491A JP 3208799 B2 JP3208799 B2 JP 3208799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤による演奏の他に
メモリに記憶された伴奏パターンの情報に基づいてコー
ド音やベース音あるいはリズム音等を発生して自動伴奏
を行なえるようにした自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動伴奏装置では、コー
ド音、ベース音、リズム音等の組合せからなる伴奏パタ
ーンの情報を各音の音高や発音タイミングの情報などか
らなる伴奏パターンデータとしてメモリに記憶し、伴奏
パターンデータ中の各データを所定のテンポに従ってメ
モリから読み出して各データに応じた楽音を発生し、自
動伴奏を行なうようにしている。
【0003】また、伴奏パターンデータは、ロックやカ
ントリーなど曲のスタイルに応じて複数種類記憶されて
おり、パネルスイッチなどで選択した曲のスタイルに応
じて、予め決められたリズム、音色で自動伴奏が行なわ
れる。
【0004】さらに、各スタイルの伴奏パターンデータ
は、曲の前奏部分の演奏に用いられるイントロ伴奏、主
に曲の全体にわたる演奏に用いられるノーマル伴奏、曲
の途中でフレーズのつなぎなどの演奏に用いられるフィ
ルイン伴奏、曲の終了部分の演奏に用いられるエンディ
ング伴奏の各パターンデータで構成されている。
【0005】このような伴奏パターンデータに基づいて
自動伴奏を行なう装置として、例えば特開昭61−29
2693号公報に開示されている自動伴奏装置がある。
この自動伴奏装置は、演奏テンポを多様に変化させるこ
とにより、エンディング伴奏時のリタルダンドの効果等
を高めるようにしたものであるが、演奏者がスイッチ操
作することによって、イントロ伴奏、ノーマル伴奏、フ
ィルイン伴奏およびエンディング伴奏を切り換えて演奏
できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動伴奏装置にあっては、曲のスタイル毎に1つの
イントロパターンしか設定されていない。また、所定の
スイッチを操作すると直ぐにイントロ伴奏がスタートし
てしまう。
【0007】このため、このような自動伴奏装置を電子
楽器に適用して、例えば自動伴奏とアンサンブルで演奏
を行なうような場合、同じスタイルで異なる曲を演奏す
るときでも同じイントロ伴奏になってしまったり、イン
トロ伴奏がスタートした後にタイミングをとって演奏を
開始しなければならないなど、表現効果や演奏形態ある
いは操作性の点で不足を感じることが多い。
【0008】本発明は、自動伴奏装置において、イント
ロ伴奏時の表現効果や演奏形態を多様にするとともに、
イントロ伴奏の操作性を良くすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の自動伴奏装置は、鍵盤と、前記鍵盤
の押鍵操作に応じた楽音を発生させる楽音発生手段と、
楽曲の発音内容を表す自動演奏パターンを複数記憶した
記憶手段と、前記自動演奏パターンのいずれかを選択す
るための複数のパターン選択手段と、前記パターン選択
手段で選択された自動演奏パターンに応じた楽曲を再生
する楽曲再生手段と、前記楽曲再生手段による楽曲の再
生を、前記鍵盤の押鍵操作に同期させて開始させるシン
クロ待機を設定するシンクロ設定手段と、前記シンクロ
設定手段によるシンクロ待機の設定が行われていない場
合には、前記パターン選択手段で選択された自動演奏パ
ターンに応じた楽曲の再生を選択操作時点で開始するよ
うに制御する第1の再生開始制御手段と、前記シンクロ
設定手段によりシンクロ待機が設定されている場合に
は、前記パターン選択手段で選択された最新の自動演奏
パターンがいずれのパターンであるかを逐次記憶してお
き、前記鍵盤での押鍵操作が行われた時点で最新の選択
されている自動演奏パターンに応じた楽曲の再生を開始
するように制御する第2の再生開始制御手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の自動伴奏装置において、シンクロ設
手段により、楽曲再生手段による楽曲の再生を、鍵盤の
押鍵操作に同期させて開始させるシンクロ待機に設定さ
れる。第1の再生開始制御手段は、シンクロ設定手段に
よるシンクロ待機の設定が行われていない場合には、パ
ターン選択手段で選択された自動演奏パターンに応じた
楽曲の再生を選択操作時点で開始するように制御する。
一方、第2の再生開始制御手段は、シンクロ設定手段に
よりシンクロ待機が設定されている場合には、パターン
選択手段で選択された最新の自動演奏パターンがいずれ
のパターンであるかを逐次記憶しておき、鍵盤での押鍵
操作が行われた時点で最新の選択されている自動演奏パ
ターンに応じた楽曲の再生を開始するように制御する。
【0011】
【実施例】図1は本発明実施例の自動伴奏装置を適用し
電子楽器のブロック図、図2は同電子楽器のパネル面
を示す図であり、この電子楽器はCPU1によって制御
され、パネルスイッチ2とキーボード3の操作により、
通常モードの押鍵による発音と、自動伴奏モードの自動
伴奏が行なわれる。また、自動伴奏モードにおいて、イ
ントロ伴奏を鍵盤演奏と同時にスタートさせるシンクロ
スタートモードの設定ができる。さらに、イントロ伴奏
のパターンは曲の各スタイル毎にそれぞれ2種類設定さ
れており、各スタイル毎にイントロ伴奏のパターンを2
種類選択できるようになっている。
【0012】パネルスイッチ2は、演奏曲のスタイルを
選択するためのスタイルセレクト操作子群21、自動伴
奏時に操作される伴奏ステート操作子群22、楽器の種
類など通常発音の音色を選択するための音色セレクト操
作子群23、自動伴奏モードと通常モードとを切り換え
るためのモードスイッチ24、自動伴奏のテンポを調節
するためのテンポスイッチ25を備えており、CPU1
は各操作子群およびスイッチの操作状態を検出して、各
操作に応じた処理を行なう。
【0013】キーボード3は例えば61鍵の鍵盤を備え
ており、鍵盤におけるキーイベントのあった鍵に対応す
るキーコードを押鍵のイベントで“H”レベルおよび離
鍵のイベントで“L”レベルになるキーオン信号ととも
に発生する。そして、CPU1は、キーボード3の全鍵
について1回スキャンする毎に、キーボード3からのキ
ーコードとキーオン信号に基づいて、キーイベントのあ
った鍵のキーコードと押鍵/離鍵に対応するオン/オフ
識別データをキーバッファに取り込む。
【0014】なお、キーボード3の鍵盤は、機能上、右
鍵域(高音側)と左鍵域(低音側)とに分けられてお
り、自動伴奏モードのとき、パネルスイッチ1の操作の
他に左鍵域の押鍵によっても自動伴奏が開始され、自動
伴奏中には左鍵域から和音が検出される。
【0015】音源4は、押鍵に対応して通常の楽音信号
を発生するノーマルTG(トーンジェネレータ)、自動
伴奏時のコード音やベース音の楽音信号を発生する伴奏
TGおよびリズム音等の楽音信号を発生するリズムTG
を備えており、CPU1から与えられるキーコード、オ
ン/オフ識別データ、ノートオン信号、音色データ、ノ
ートナンバ等に基づいて楽音信号を発生する。この楽音
信号はアンプやスピーカ等からなるサウンドシステム5
に出力され、サウンドシステム5はこの楽音信号に基づ
いて楽音を発生する。
【0016】プログラムメモリ(ROM)6には、図8
〜図16にフローチャートを示した制御プログラムや自
動伴奏の伴奏パターンデータ等が記憶されており、後述
説明するようにCPU1はプログラムメモリ6の制御プ
ログラムに基づいてワーキングメモリ(RAM)7に設
定した各種レジスタやフラグを使用しながら制御を行な
う。
【0017】テンポクロック発生回路8はCPU1によ
って設定されるタイミングでテンポクロック割込み信号
を発生し、CPU1はこのテンポクロック割込み信号を
自動伴奏時のテンポクロックとして取り込み、割込み処
理によって自動伴奏の制御を行なう。なお、自動伴奏の
テンポは、予め設定された初期テンポ値やパネルスイッ
チ2の操作により設定され、これらのテンポ値は表示器
9に表示される。
【0018】図3はテンポクロック発生回路8の回路図
であり、カウンタ81は発振器(例えばシステムクロッ
ク用発振器)82からの一定のクロック信号をカウント
するとともにOR回路83からのリセット信号によりリ
セットされる。一方、RAM84は自動伴奏のテンポに
応じてCPU1から設定される値をラッチし、このRA
M84の値とカウンタ81のカウント値が比較器85で
比較される。
【0019】比較器85は両方の値が一致するとEQ端
子から一致信号を出力し、この一致信号はOR回路86
を介してテンポクロック割込み信号としてCPU1に出
力され、さらに、この一致信号はOR回路83を介して
カウンタ81のリセット信号となる。また、後述説明す
るようにCPU1から出力されるタイマカウンタリセッ
ト信号がOR回路83とOR回路86に入力される。
【0020】これにより、自動伴奏の開始時にCPU1
から出力されるタイマカウンタリセット信号が最初のテ
ンポクロック割込み信号として発生され、その後、RA
M84にセットされている値に応じた間隔でテンポクロ
ック割込み信号が順次発生される。
【0021】図2に示したように、パネルスイッチ2の
伴奏ステート操作子群22は、イントロ伴奏の第1のパ
ターンの選択とフィルイン伴奏の選択を行なうためのイ
ントロ1/フィルインスイッチ22a、イントロ伴奏の
第2のパターンの選択とエンディング伴奏の選択を行な
うためのイントロ2/エンディングスイッチ22b、シ
ンクロスタートモードの設定と解除を行なうためのシン
クロスタートスイッチ22c、自動伴奏の開始と停止を
制御するためのスタート/ストップスイッチ22dを備
えている。
【0022】また、テンポ値を表示する表示器9は3桁
の7セグメントLEDで構成されており、イントロ伴奏
の第1のパターン(イントロ1)が選択されたときには
右端(1桁目)のドットLED91が点灯され、第2の
パターン(イントロ2)が選択されたときには中央(2
桁目)のドットLED92が点灯される。
【0023】図4はプログラムメモリ6に記憶されてい
る伴奏パターンデータのデータフォーマットの一例を示
す図であり、伴奏パターンデータは、イントロ1、イン
トロ2、ノーマル、フィルインおよびエンディングの各
伴奏の種類毎にブロックに分けられ、各ブロックにおい
てスタイル1,スタイル2,…のように曲のスタイルに
それぞれ対応して複数組のパターンデータが記憶されて
いる。
【0024】また、図5に示したように、各ブロックの
フォーマットは、各スタイル毎にコード部、ベース部お
よびリズム部の各ブロックで構成されている。コード部
は伴奏パターンの最初のコードパターンから順に現れる
コードパターン毎に区切られ、各区分の最初にはそのコ
ードパターンの発音タイミングを示すタイミングデータ
が記憶され、このタイミングデータに続いて、音高情報
としてのノートデータ、音量情報としてのベロシティデ
ータおよび発音継続時間を示すゲートタイムデータの各
データをコード構成音毎にそれぞれセットにして順に記
憶されている。また、ベース部とリズム部は、タイミン
グデータ、ノートデータ、ベロシティデータおよびゲー
トタイムデータをベース音およびリズム音の1音毎にセ
ットにして順に記憶されている。なお、リズム部のノー
トデータは音色を指定する音色データである。ここで、
各データの先頭には、マークデータが付されており、こ
のマークデータによって、コード部、ベース部あるいは
リズム部を表すとともに、コード部およびベース部のマ
ークデータは音色データを含んでいる。
【0025】また、コード部の各コードパターン、ベー
ス部の各ベース音およびリズム部の各リズム音をそれぞ
れ単位とする領域の先頭アドレスすなわち各タイミング
データのアドレスn1 ,ni ,n2 …は、図6に示した
ようなアドレステーブルとして記憶されており、このア
ドレステーブルは、1回のテンポクロック割込み処理毎
にカウントされるタイミングカウンタレジスタTの値
(タイミングT)によって参照され、このタイミングT
が、伴奏パターンに応じて設定されている特定の値にな
ったときに各データの先頭アドレスnが読み出される。
【0026】そして、この先頭アドレスのタイミングデ
ータと、このタイミングデータから次のタイミングデー
タの間に挟まれた各データが、コード、ベースおよびリ
ズムのデータが存在するものについて読み出される。
【0027】例えば、図5および図6の例では、T=1
のときは、先頭アドレスn1 から先頭アドレスni の直
前までのタイミング,ノート1,ベロシティ,ノート
2,…,ゲートタイムの各データがコードパターンのデ
ータとして、また、先頭アドレスn2 から先頭アドレス
4 の直前までのタイミング,ノート,ベロシティ,ゲ
ートタイムの各データがベース音のデータとして、さら
に、先頭アドレスn3 から先頭アドレスn5 の直前まで
のタイミング,ノート,ベロシティ,ゲートタイムの各
データがリズム音のデータとしてそれぞれ読み出され
る。また、T=12のときは、コードパターンのデータ
は存在せず、先頭アドレスn4 ,n5 について同様にベ
ース音とリズム音の各データが読み出される。
【0028】この実施例では、イントロ1、イントロ
2、フィルインおよびノーマルの各伴奏パターンは4小
節で構成されており、エンディングについては最長のも
のが4小節で構成されている。また、テンポクロック割
込み信号は、1小節当り96回出力され、テンポクロッ
ク割込み処理において、タイミングTは最大で“38
4”までカウントされてリセットされる。
【0029】また、エンディングの伴奏パターンデータ
については、パターンの終了後の小節線のタイミングT
に対応付けてエンドマークのデータが書き込まれてい
る。例えば、図7に示したように、4小節のエンディン
グパターンの場合には、4小節目の最後の小節線の直前
にエンドマークEが書き込まれ、2小節のエンディング
パターンの場合には、2小節目、3小節目および4小節
目の最後の小節線の直前にエンドマークEが書き込まれ
ている。
【0030】そして、エンディング伴奏のときは、この
エンドマークが検出されると、エンディング伴奏の動作
を終了し、自動伴奏のストップ状態になる。このように
することにより、エンディング伴奏の途中でスタイル変
更などを行い、パターンの長いエンディングからパター
ンの短いエンディングに移って無音状態(短いエンディ
ングパターンデータが存在しない部分)が続いても、少
なくとも4小節の終了になれば自動的にストップ状態に
復帰させることができる。なお、このエンドマークはキ
ーコードデータのうちの不使用データを用いている。
【0031】図8は制御プログラムのメインルーチン、
図9〜図16はサブルーチンおよび割込み処理ルーチン
を示すフローチャートでり、各フローチャートに基づい
て動作を説明する。
【0032】なお、以下の説明および各フローチャート
において、制御に用いられる各レジスタおよびフラグを
以下のラベルで表記し、各レジスタおよびフラグとそれ
らの内容は特に断らない限り同一のラベルで表す。 「SYST」:シンクロスタート待機用フラグ 「RUN」:自動伴奏の待機状態と動作状態を示すラン
フラグ 「ITR1」:イントロ1の選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「ITR2」:イントロ2の選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「FI」:フィルインの選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「EDG」:エンディングの選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「CONTNWT」:エンディング中のフィルイン操作
により自動伴奏をそのまま継続する状態を示すフラグ
(“1”で継続) 「EDGWT」:4小節終了直前の操作によるエンディ
ング開始の予約状態を示すフラグ 「T」:タイミングカウンタレジスタ 「KEYBUF」:鍵のオン/オフ情報と共にキーコー
ドを一時的に保持する一時レジスタ 「PTN」:伴奏パターンデータ(エンドマークを含
む)を一時的に取り込むパターンレジスタ 「ST」:スタイルの状態を一時的に保持するレジスタ
【0033】なお、自動伴奏中には、ITR1=1のと
きはイントロ1の伴奏パターンデータが選択・設定さ
れ、ITR2=1のときはイントロ2の伴奏パターンデ
ータが選択・設定される。また、RUN=1のときに自
動伴奏がスタートされ、ITR1=1のときはイントロ
1によるイントロ伴奏、ITR2=1のときはイントロ
2によるイントロ伴奏、FI=1のときはフィルイン伴
奏、EDG=1のときはエンディング伴奏、ITR1=
0,ITR2=0,FI=0,EDG=0のときはノー
マル伴奏が行なわれる。
【0034】先ず、電源が投入されると、CPU1は図
8のメインルーチンの処理を開始し、ステップS1で、
SYST、RUN、FI、EDG、CONTNWT、E
DGWT等の各フラグのリセットや各種レジスタのセッ
トアップなどのイニシャライズを行い、ステップS2で
フラグITR1に“1”をセットして、イントロ伴奏の
パターンをイントロ1に初期設定する。
【0035】次に、ステップS3で図9の鍵イベント処
理を行い、ステップS4で自動伴奏モードであるか否か
判定して、自動伴奏モードでなければステップS10で
その他の処理を行なってステップS3以降を繰り返す。
また、ステップS4で自動伴奏モードであれば、ステッ
プS5で図10のスタート/ストップ処理、ステップS
6で図11のシンクロスタート処理、ステップS7で図
12のイントロ1/フィルイン処理、ステップS8で図
13のイントロ2/エンディング処理、ステップS9で
図14のスタイル処理を順に行い、ステップS10のそ
の他の処理を行なってステップS3以降を繰り返す。ま
た、テンポクロック発生回路8からのテンポクロック割
込み信号により、現在のテンポに応じたタイミングで図
15のテンポクロック割込み処理S11が起動する。
【0036】ステップS10のその他の処理は、自動伴
奏のテンポの表示や、スタイルセレクト操作子群21、
音色セレクト操作子群23、モードスイッチ24、テン
ポスイッチ25等の処理を行なう。なお、スタイルセレ
クト操作子群21の操作によりスタイルが選択される
と、選択されたスタイルに対応するイントロ1、イント
ロ2、フィルイン、ノーマルおよびエンディングの各伴
奏パターンデータと音色データなどが設定される。
【0037】図9の鍵イベント処理S3において、ステ
ップS31でキーオン/キーオフのキーイベントの有無
を判定し、キーイベントがなければメインルーチンに復
帰し、キーイベントがあればステップS32で自動伴奏
モードであるか否か判定し、自動伴奏モードでなければ
ステップS38に進む。
【0038】ステップS32で自動伴奏モードであれ
ば、ステップS33でSYST=1か否かの判定を行
い、SYST=1でなければステップS38に進み、S
YST=1であれば、ステップS34でキーイベントが
左鍵域のオンイベントであるか否かを判定する。左鍵域
のオンイベントでなければステップS38に進み、左鍵
域のオンイベントであれば、ステップS35で押鍵され
た鍵に基づいてコード(和音)の検出処理を行なう。な
お、コードの検出は1つの鍵からコードを検出するシン
グルフィンガー、あるいは押鍵された鍵の組合せからコ
ードを検出するフィンガードなどの方法を用いることが
できる。これらの方法によって、検出されたコードに対
応する複数のキーコードとオン/オフ識別データを生成
する。
【0039】また、ステップS35でコードを検出する
と、ステップS36で、キーオンが左鍵域について初め
てのキーオンであるか否かを判定し、初めてのキーオン
でなければステップS38に進み、初めてのキーオンで
あれば、ステップS37で、RUNを“1”にセットす
るとともにSYSTを“0”にリセットし、さらに、テ
ンポクロック発生回路8にタイマカウンタリセット信号
を出力してステップS38に進む。
【0040】ステップS38では、1回のキースキャン
中に同時に発生されたキーイベントについて、キーイベ
ントのあった鍵のキーコードとオン/オフの識別データ
とを対応付けてKEYBUFに取り込む。そして、ステ
ップS39でKEYBUFのキーコードデータをオン/
オフの識別データと共に先頭から順に音源4に送出し、
発音または消音の処理を行なってメインルーチンに復帰
する。
【0041】図10のスタート/ストップ処理S5にお
いて、ステップS51でスタート/ストップスイッチ
(SST/STPSW)22dのONイベントの有無
(操作されたかされないか)を判定し、ONイベントが
無ければメインルーチンに復帰し、ONイベントが有れ
ばステップS52でSYST=1であるか否かを判定す
る。SYST=1であれば、ステップS53でRUNを
“1”にセットするとともにSYSTを“0”にリセッ
トし、さらに、テンポクロック発生回路8にタイマカウ
ンタリセット信号を出力してメインルーチンに復帰す
る。
【0042】また、ステップS52でSYST=1でな
ければ、ステップS54でRUNを反転してステップS
55でRUN=1であるか否かを判定し、RUN=1で
なければメインルーチンに復帰し、RUN=1であれば
ステップS56でテンポクロック発生回路8にタイマカ
ウンタリセット信号を出力してメインルーチンに復帰す
る。
【0043】以上の処理により、スタート/ストップス
イッチ22dはモーメンタリスイッチとして機能し、図
17に示したように、シンクロスタート解除状態(SY
ST=0)では自動伴奏のスタートとストップの切換え
が行なわれ、シンクロスタート待機状態(SYST=
1)では自動伴奏が開始される。
【0044】図11のシンクロスタート処理S6におい
て、ステップS61でシンクロスタートスイッチ(SY
スタートSW)22cのONイベントの有無を判定し、
ONイベントが無ければメインルーチンに復帰し、ON
イベントが有ればステップS62でSYST=1である
か否かを判定する。SYST=1であれば、ステップS
63でSYSTを“0”にリセットしてメインルーチン
に復帰する。
【0045】また、ステップS62でSYST=1でな
ければ、ステップS64でRUN=1であるか否かを判
定し、RUN=1でなければステップS65でSYST
を“1”にセットしてメインルーチンに復帰し、RUN
=1であればステップS66でSYSTを“1”にセッ
トするとともにRUNを“0”にリセットしてメインル
ーチンに復帰する。
【0046】以上の処理により、シンクロスタートスイ
ッチ23はモーメンタリスイッチとして機能し、図18
に示したように、シンクロスタート解除状態(SYST
=0)のとき、自動伴奏の待機中(RUN=0)ではシ
ンクロスタートの待機状態にセットされ、自動伴奏中
(RUN=1)では自動伴奏が停止されるとともにシン
クロスタートの待機状態にセットされる。また、シンク
ロスタート待機状態(SYST=1)ではシンクロスタ
ートの待機状態が解除される。
【0047】図12のイントロ1/フィルイン処理S7
において、ステップS71でイントロ1/フィルインス
イッチ(ITR1/FISW)22aのONイベントの
有無を判定し、ONイベントが無ければメインルーチン
に復帰し、ONイベントが有ればステップS72でRU
N=1であるか否かを判定し、RUN=1であればステ
ップS78以降の処理を行い、RUN=1でなければス
テップS73でSYST=1であるか否かを判定する。
【0048】ステップS73でSYST=1であればス
テップS75以降の処理を行い、SYST=1でなけれ
ば、ステップS74でITR1とRUNをそれぞれ
“1”にセットし、さらにテンポクロック発生回路8に
タイマカウンタリセット信号を出力してメインルーチン
に復帰する。
【0049】また、SYST=1のときすなわちステッ
プS75では、ITR2=1であるか否かの判定を行
い、ITR2=1でなければステップS76でITR1
を“1”にセットしてメインルーチンに復帰し、ITR
2=1であれば、ステップS77でITR1を“1”に
セットするとともにITR2を“0”にリセットし、さ
らに、表示器9の右端のドットLED91を点灯、それ
以外のドットLEDを消灯して、メインルーチンに復帰
する。
【0050】ステップS72でRUN=1のときすなわ
ちステップS78の処理では、ITR1=1とITR2
=1の少なくとも一方の条件が満足されるか否かを判定
し、満足されればそのままメインルーチンに復帰し、満
足されなければ(ITR1=0かつITR2=0のと
き)、ステップS79でFI=1であるか否かを判定す
る。
【0051】ステップS79でFI=1でなければステ
ップS702以降の処理を行い、FI=1であれば、ス
テップS701でFIを“0”にリセットしてメインル
ーチンに復帰する。また、ステップS702では、ED
G=1であるか否かの判定を行い、EDG=1でなけれ
ばステップS703でFIを“1”にセットしてメイン
ルーチンに復帰し、EDG=1であればステップS70
4でCONTNWTを“1”にセットし、さらに、ステ
ップS703でFIを“1”にセットしてメインルーチ
ンに復帰する。
【0052】以上の処理により、イントロ1/フィルイ
ンスイッチ21はモーメンタリスイッチとして機能し、
図19に示したように、自動伴奏待機中(RUN=0)
のときは、シンクロスタート解除状態(SYST=0)
でイントロ1の自動伴奏が直ぐに開始され、シンクロス
タート待機状態(SYST=1)ではイントロ1への設
定またはイントロ2からイントロ1への変更、すなわ
ち、イントロ1の選択が行なわれる。
【0053】また、自動伴奏中(RUN=1)でイント
ロ1またはイントロ2の伴奏中にはスイッチ操作が無効
になり、自動伴奏中でイントロ伴奏の終了後(RUN=
1かつITR1=0かつITR2=0)は、フィルイン
伴奏中(FI=1)であればフィルイン伴奏が停止され
てノーマル伴奏に移行し、ノーマル伴奏中(FI=0か
つEDG=0)であればフィルイン伴奏が開始され、さ
らにエンディング伴奏中(EDG=1)であれば、フィ
ルイン伴奏に移行して小節線の経過によりノーマル伴奏
が継続されるようにフラグCONTNWTが“1”にセ
ットされる。
【0054】図13のイントロ2/エンディング処理S
8はイントロ1/フィルイン処理S7のイントロ1につ
いての処理と同様にイントロ2についての処理を行い、
フィルイン伴奏の代わりにエンディング伴奏についての
処理を行なう。まず、ステップS81でイントロ2/エ
ンディングスイッチ(ITR2/EDGSW)22bの
ONイベントの有無を判定し、ONイベントが無ければ
メインルーチンに復帰し、ONイベントが有ればステッ
プS82でRUN=1であるか否かを判定し、RUN=
1であればステップS88以降の処理を行い、RUN=
1でなければステップS83でSYST=1であるか否
かを判定する。
【0055】ステップS83でSYST=1であればス
テップS85以降の処理を行い、SYST=1でなけれ
ば、ステップS84でITR2とRUNをそれぞれ
“1”にセットし、さらにテンポクロック発生回路8に
タイマカウンタリセット信号を出力してメインルーチン
に復帰する。
【0056】また、ステップS85では、ITR1=1
か否かの判定を行い、ITR1=1でなければステップ
S86でITR2を“1”にセットしてメインルーチン
に復帰し、ITR1=1であればステップS87でIT
R2を“1”にセットするとともにITR1を“0”に
リセットし、さらに、表示器9の中央のドットLED9
2を点灯、それ以外のドットLEDを消灯してメインル
ーチンに復帰する。
【0057】ステップS88の処理では、ITR1=1
とITR2=1の少なくとも一方の条件が満足されるか
否かを判定し、満足されればそのままメインルーチンに
復帰し、満足されなければ、ステップS89でEDG=
1であるか否かの判定を行なう。
【0058】ステップS89で、EDG=1であればそ
のままメインルーチンに復帰し、EDG=1でなけれ
ば、ステップS801で現在のタイミングTが小節の最
後の1拍以降の値であるか否か判定する。すなわち、図
21に示したように、4小節の各小節において、最後の
1拍が継続される区間ΔTがあり、後述説明するテンポ
クロック割込み処理によりカウントされている現在のタ
イミングTが、区間ΔT内にあるか否かの判定を行な
う。
【0059】ステップS801でタイミングTが最後の
1拍以降の値(区間ΔT内)であれば、ステップS80
2でEDGWTを“1”にセットしてメインルーチンに
復帰し、最後の1拍以降の値でなければステップS80
3でEDGを“1”にセットしてメインルーチンに復帰
する。
【0060】以上の処理により、イントロ2/エンディ
ングスイッチ22はモーメンタリスイッチとして機能
し、図20に示したように、自動伴奏待機中(RUN=
0)のときは、シンクロスタート解除状態(SYST=
0)でイントロ2の自動伴奏が直ぐに開始され、シンク
ロスタート待機状態(SYST=1)ではイントロ2の
選択が行なわれる。
【0061】また、自動伴奏中(RUN=1)で、イン
トロ1かイントロ2のイントロ伴奏中およびエンディン
グ伴奏中(EDG=1)にはスイッチ操作が無効にな
り、ノーマル伴奏中またはフィルイン伴奏中(ITR1
=0かつITR2=0かつEDG=0)には、小節の最
終拍より前のタイミングでスイッチ操作するとエンディ
ング伴奏が直ぐに開始され、最終拍内であれば小節を終
了した後にエンディング伴奏に移行するようにフラグE
DGWTが“1”にセットされる。
【0062】図14のスタイル処理S9では、ステップ
S91でスタイルセレクト操作子群21のONイベント
の有無を検出し、ONイベントがなければメインルーチ
ンに復帰し、ONイベントがあればステップS92でO
Nイベントのあったスタイルセレクトスイッチに対応す
るスタイルをレジスタSTに書き込んでメインルーチン
に復帰する。
【0063】図15のテンポクロック割込み処理S11
は、テンポクロック発生回路8からのテンポクロック割
込み信号により現在のテンポに応じたタイミングで起動
され、先ず、ステップS111でRUN=1であるか否
かを判定し、RUN=0であればこの割込み処理により
中断している元のルーチンに復帰する。
【0064】一方、RUN=1であれば、ステップS1
12でタイミングカウンタレジスタTをインクリメント
し、ステップS113でITR1=1とITR2=1の
少なくとも一方の条件が満足されるか否かを判定する。
この条件が満足されればイントロ伴奏開始またはイント
ロ伴奏中であるのでステップS114以降でイントロ伴
奏の処理を行い、条件が満足されなければイントロ伴奏
以外の状態であるのでステップS117以降でノーマル
伴奏、フィルイン伴奏またはエンディング伴奏の処理を
行なう。
【0065】ステップS114では、レジスタSTに記
憶されたスタイルナンバおよびイントロ1またはイント
ロ2の予め選択されたイントロ伴奏パターン(ITRパ
ターン)について、タイミングTに対応した各種伴奏デ
ータを示すアドレス情報(n)に従って、伴奏データメ
モリの中からTとTからT+1のタイミングにはさまれ
た各種データを読み出しレジスタPTNに格納する。
【0066】次に、ステップS115でタイミングTが
4小節目の最終の小節線の位置に対応するか否かを判定
し、最終の小節線の位置に対応していなければ、ステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS116でITR1、ITR2およびTを
それぞれ“0”にリセットしてステップS1130に進
む。
【0067】ステップS117では、EDGWT=1で
あるか否かを判定し、EDGWT=1でなければステッ
プS1101に進み、EDGWT=1であればステップ
S118でタイミングTが小節線の位置に対応するか否
かを判定する。この判定で現在のタイミングTが小節線
の位置に対応していなければステップS1101に進
み、小節線の位置に対応していればステップS119で
EDGWTとTを“0”にリセットするとともにEDG
を“1”にセットしてステップS1101に進む。
【0068】ステップS1101ではEDG=1か否か
を判定し、EDG=1でなければ、図16のステップS
1111以降の処理によりノーマル伴奏およびフィルイ
ン伴奏の処理を行い、EDG=1であればステップS1
121以降の処理によってエンディング伴奏の処理を行
なう。
【0069】図16のステップS1111ではFI=1
か否かを判定し、FI=1でなければステップS111
2の処理を行なってステップS1113に進む。ステッ
プS1112では、レジスタSTに記憶されたスタイル
ナンバによって指定されるノーマル伴奏パターン(通常
パターン)について、タイミングTに対応した各種伴奏
データを示すアドレス情報(n)に従って、伴奏データ
メモリの中からTとTからT+1のタイミングにはさま
れた各種データを読み出しレジスタPTNに格納する。
【0070】ステップS1112の処理が終了すると、
ステップS1113でタイミングTが4小節目の最終の
小節線の位置に対応するか否かを判定し、最終の小節線
の位置に対応していなければ、そのまま図15のステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS1114でTを“0”にリセットしてス
テップS1130に進む。
【0071】一方、ステップS1111の判定でFI=
1であれば、ステップS1115の処理を行なってステ
ップS1116に進む。ステップS1115では、レジ
スタSTに記憶されたスタイルナンバによって指定され
るフィルイン伴奏パターン(FIパターン)について、
タイミングTに対応した各種伴奏データを示すアドレス
情報(n)に従って、伴奏データメモリの中からTとT
からT+1のタイミングにはさまれた各種データを読み
出しレジスタPTNに格納する。
【0072】ステップS1115の処理が終了すると、
ステップS1116でタイミングTが4小節目の最終の
小節線の位置に対応するか否かを判定し、最終の小節線
の位置に対応していなければ、そのまま図15のステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS1117でFIとTをそれぞれ“0”に
リセットしてステップS1130に進む。
【0073】図15のステップS1121では、CON
TNWT=1か否かを判定し、CONTNWT=1でな
ければステップS1124の処理を行なってステップS
1125に進み、CONTNWT=1であればステップ
S1122以降でエンディング伴奏解除の処理を行なっ
てステップS1124に進む。
【0074】ステップS1122では、現在のタイミン
グTが小節線の位置に対応するか否かを判定し、小節線
の位置に対応していなければステップS1124に進
み、小節線の位置に対応していればステップS1123
でCONTNWT、EDGおよびFIをそれぞれを
“0”にリセットしてステップS1124に進む。
【0075】また、ステップS1124では、レジスタ
STに記憶されたスタイルナンバによって指定されるエ
ンディング伴奏パターン(EDGパターン)について、
タイミングTに対応した各種伴奏データを示すアドレス
情報(n)に従って、伴奏データメモリの中からTとT
からT+1のタイミングにはさまれた各種データを読み
出しレジスタPTNに格納する。
【0076】そして、ステップS1125で、タイミン
グTが4小節目の最終の小節線の位置に対応するか否か
を判定し、最終の小節線の位置に対応していなければ、
そのままステップS1127に進み、最終の小節線の位
置に対応していればステップS1126でTを“0”に
リセットしてステップS1127に進む。
【0077】ステップS1127では、読み出されたP
TNのデータがエンドマークであるか否かを判定し、エ
ンドマークでなければそのままステップS1130に進
み、エンドマークであればステップS1128でRUN
とEDGを共に“0”にリセットして、この割込み処理
により中断している元のルーチンに復帰する。
【0078】そして、ステップS1130では、PTN
のデータを音源4に出力して各伴奏の発音を行なう。
【0079】ここで、ステップS117(図15)の判
定でEDGWT=1であれば小節線に達したときにステ
ップS119でEDGWT=0となる。したがって、E
DGWT=1となるのは、図13に示したように、ノー
マル伴奏またはフィルイン伴奏のときに小節最後の1拍
内でイントロ2/エンディングスイッチ22bを操作し
たときである(ステップS803の処理)。したがっ
て、このような操作を行なうと、ノーマル伴奏またはフ
ィルイン伴奏が小節の区切りまで演奏され、その後、ス
テップS119でEDGが“1”にセットされることに
よりエンディング伴奏に移行する。
【0080】また、ステップS1121(図15)の判
定でCONTNWT=1であれば小節線に達したときに
ステップS1123でCONTNWT=0となる。した
がって、CONTNWT=1となるのは、図12に示し
たように、ノーマル伴奏またはエンディング伴奏のとき
にイントロ1/フィルインスイッチ22aを操作したと
きである(ステップS704の処理)。したがって、例
えばエンディング伴奏のときにこのような操作を行なう
と、エンディング伴奏が小節の区切りまで演奏され、そ
の後、ステップS1123でEDGとFIが“0”にリ
セットされることによりノーマル伴奏に移行する。
【0081】このように、テンポクロック割込み処理が
起動される毎に、RUN=1であれば、ITR1、IT
R2、FI、EDGの各フラグの状態に応じてイントロ
伴奏、ノーマル伴奏、フィルイン伴奏およびエンディン
グ伴奏が行なわれるが、RUN=0(自動伴奏待機中)
からRUN=1となるのは、図17に示したようにスタ
ート/ストップスイッチ22dを操作したとき、図19
および図20に示したようにシンクロスタート解除状態
(SYST=0)でイントロ1/フィルインスイッチ2
2aまたはイントロ2/エンディングスイッチ22bを
操作したとき、およびシンクロスタート待機状態(SY
ST=1)で左鍵域を押鍵したとき(図9のステップS
37)である。
【0082】また、図19および図20に示したよう
に、自動伴奏待機中でシンクロスタート待機状態のと
き、イントロ1/フィルインスイッチ22aかイントロ
2/エンディングスイッチ22bを操作することにより
イントロ1またはイントロ2の所望の伴奏パターンを選
択することができる。したがって、シンクロスタート待
機状態でイントロを予約しておき、押鍵と同時にイント
ロ伴奏を開始することができるので、演奏のバリエーシ
ョンが豊かになる。
【0083】上記の実施例では、伴奏パターンデータと
して、タイミングデータとゲートタイムデータで発音タ
イミングを指定するような所謂イベント方式のデータと
しているが、所定小節数ないの経過時間をアドレスに対
応させた時系列なデータとして記憶しておくようなデー
タ形式のものなど、データフォーマットはどのようなも
のであってもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動伴奏
によれば、楽曲の発音内容を表す自動演奏パターンを
複数記憶し、前記自動演奏パターンのいずれかを選択す
るための複数のパターン選択手段と、前記パターン選択
手段で選択された自動演奏パターンに応じた楽曲を再生
する楽曲再生手段と、前記楽曲再生手段による楽曲の再
生を、前記鍵盤の押鍵操作に同期させて開始させるシン
クロ待機を設定するシンクロ設定手段とを設け、第1の
再生開始制御手段により、シンクロ設定手段によるシン
クロ待機の設定が行われていない場合には、パターン選
択手段で選択された自動演奏パターンに応じた楽曲の再
生を選択操作時点で開始するように制御し、第2の再生
開始制御手段により、シンクロ設定手段によりシンクロ
待機が設定されている場合には、パターン選択手段で選
択された最新の自動演奏パターンがいずれのパターンで
あるかを逐次記憶しておき、鍵盤での押鍵操作が行われ
た時点で最新の選択されている自動演奏パターンに応じ
た楽曲の再生を開始するように制御するようにしたの
で、同じスタイルにおけるイントロなどの楽曲の伴奏が
多様になるばかりか押鍵と同時に楽曲の伴奏を始めるこ
とができるようになる。したがって、イントロ伴奏
表現効果や演奏形態を多様にするとともに、イントロ伴
の操作性が良くなる。また、パターン選択手段で選
択した自動演奏パターンの再生開始のタイミングを、シ
ンクロ待機の非設定時と設定時とで異ならせているの
で、イントロなどの自動演奏パターンの再生開始タイミ
ングや開始方法を自由に選択でき、かつシンクロ待機の
設定時に自動演奏パターンの種類を容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の自動伴奏装置を適用した電子楽
器のブロック図である。
【図2】実施例におけるパネル面を示す図である。
【図3】実施例におけるテンポクロック発生回路を示す
図である。
【図4】実施例における伴奏パターンデータのフォーマ
ット図である。
【図5】実施例における伴奏パターンデータの詳細を示
すフォーマット図である。
【図6】実施例におけるアドレステーブルを示す図であ
る。
【図7】実施例におけるエンディングパターンのエンド
マークを説明する図である。
【図8】実施例における制御のメインルーチンのフロー
チャートである。
【図9】実施例における鍵イベント処理のフローチャー
トである。
【図10】実施例におけるスタート/ストップ処理のフ
ローチャートである。
【図11】実施例におけるシンクロスタート処理のフロ
ーチャートである。
【図12】実施例におけるイントロ1/フィルイン処理
のフローチャートである。
【図13】実施例におけるイントロ2/エンディング処
理のフローチャートである。
【図14】実施例におけるスタイル処理のフローチャー
トである。
【図15】実施例におけるテンポクロック割込み処理の
フローチャートの一部である。
【図16】実施例におけるテンポクロック割込み処理の
フローチャートの他の一部である。
【図17】実施例におけるスタート/ストップスイッチ
の操作とフラグおよび動作の関係を説明する図である。
【図18】実施例におけるシンクロスタートスイッチの
操作とフラグおよび動作の関係を説明する図である。
【図19】実施例におけるイントロ1/フィルインスイ
ッチの操作とフラグおよび動作の関係を説明する図であ
る。
【図20】実施例におけるイントロ2/エンディングス
イッチの操作とフラグおよび動作の関係を説明する図で
ある。
【図21】実施例における小節内最終拍とタイミングと
の関係を説明する図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…パネルスイッチ、3…キーボード、6
…プログラムメモリ、22a…イントロ1/フィルイン
スイッチ、22b…イントロ2/エンディングスイッ
チ、22c…シンクロスタートスイッチ、22d…スタ
ート/ストップスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/36 - 1/42 G10H 1/00 101 - 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤と、前記鍵盤の押鍵操作に応じた楽音を発生させる楽音発生
    手段と、 楽曲の発音内容を表す自動演奏パターンを複数記憶した
    記憶手段と、前記自動演奏パターンのいずれかを選択するための複数
    のパターン選択手段と、 前記パターン選択手段で選択された自動演奏パターンに
    応じた楽曲を再生する楽曲再生手段と、 前記楽曲再生手段による楽曲の再生を、前記鍵盤の押鍵
    操作に同期させて開始させるシンクロ待機を設定するシ
    ンクロ設定手段と、 前記シンクロ設定手段によるシンクロ待機の設定が行わ
    れていない場合には、前記パターン選択手段で選択され
    た自動演奏パターンに応じた楽曲の再生を選択操作時点
    で開始するように制御する第1の再生開始制御手段と、 前記シンクロ設定手段によりシンクロ待機が設定されて
    いる場合には、前記パターン選択手段で選択された最新
    の自動演奏パターンがいずれのパターンであるかを逐次
    記憶しておき、前記鍵盤での押鍵操作が行われた時点で
    最新の選択されている自動演奏パターンに応じた楽曲の
    再生を開始するように制御する第2の再生開始制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 前記自動演奏パターンとは、イントロ楽
    曲の発音内容を表すものであり、複数スタイル毎に複数
    種類ずつ記憶されていることを特徴とする請求項1記載
    の自動伴奏装置。
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