JP3163671B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents
自動伴奏装置Info
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- JP3163671B2 JP3163671B2 JP22053591A JP22053591A JP3163671B2 JP 3163671 B2 JP3163671 B2 JP 3163671B2 JP 22053591 A JP22053591 A JP 22053591A JP 22053591 A JP22053591 A JP 22053591A JP 3163671 B2 JP3163671 B2 JP 3163671B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリに記憶された伴
奏パターンの情報に基づいてコード音やベース音あるい
はリズム音等を発生して自動伴奏を行なう自動伴奏装置
に関する。
奏パターンの情報に基づいてコード音やベース音あるい
はリズム音等を発生して自動伴奏を行なう自動伴奏装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動伴奏装置では、コー
ド音、ベース音、リズム音等の組合せからなる伴奏パタ
ーンの情報を各音の音高や発音タイミングの情報などか
らなる伴奏パターンデータとしてメモリに記憶し、伴奏
パターンデータ中の各データを所定のテンポに従ってメ
モリから読み出して各データに応じた楽音を発生し、自
動伴奏を行なうようにしている。
ド音、ベース音、リズム音等の組合せからなる伴奏パタ
ーンの情報を各音の音高や発音タイミングの情報などか
らなる伴奏パターンデータとしてメモリに記憶し、伴奏
パターンデータ中の各データを所定のテンポに従ってメ
モリから読み出して各データに応じた楽音を発生し、自
動伴奏を行なうようにしている。
【0003】また、伴奏パターンデータは、ロックやカ
ントリーなど曲のスタイルに応じて複数種類記憶されて
おり、パネルスイッチなどで選択した曲のスタイルに応
じて予め決められたリズム、音色で自動伴奏が行なわれ
る。
ントリーなど曲のスタイルに応じて複数種類記憶されて
おり、パネルスイッチなどで選択した曲のスタイルに応
じて予め決められたリズム、音色で自動伴奏が行なわれ
る。
【0004】さらに、各スタイルの伴奏パターンデータ
は、曲の前奏部分の演奏に用いられるイントロ伴奏、主
に曲の全体にわたる演奏に用いられるノーマル伴奏、曲
の途中でフレーズのつなぎなどの演奏に用いられるフィ
ルイン伴奏、曲の終了部分の演奏に用いられるエンディ
ング伴奏の各パターンデータで構成されている。
は、曲の前奏部分の演奏に用いられるイントロ伴奏、主
に曲の全体にわたる演奏に用いられるノーマル伴奏、曲
の途中でフレーズのつなぎなどの演奏に用いられるフィ
ルイン伴奏、曲の終了部分の演奏に用いられるエンディ
ング伴奏の各パターンデータで構成されている。
【0005】このような伴奏パターンデータに基づいて
自動伴奏を行なうようにした自動伴奏装置が例えば特開
昭61−292693号公報に開示されている。この自
動伴奏装置における伴奏パターンのデータは、リズム音
のデータを発音開始タイミングを指示するタイミングデ
ータに対応付けて記憶してあり、テンポクロックをカウ
ントするテンポカウンタのカウント値によってタイミン
グデータを参照してリズム音のデータを読み出すように
している。また、主に曲の全体にわたって演奏されるノ
ーマル伴奏については1小節分のパターンを繰り返し、
所定の操作子が操作されるとエンディング伴奏を行い、
テンポカウンタから出力される2小節終了信号によって
エンディング伴奏が停止される。
自動伴奏を行なうようにした自動伴奏装置が例えば特開
昭61−292693号公報に開示されている。この自
動伴奏装置における伴奏パターンのデータは、リズム音
のデータを発音開始タイミングを指示するタイミングデ
ータに対応付けて記憶してあり、テンポクロックをカウ
ントするテンポカウンタのカウント値によってタイミン
グデータを参照してリズム音のデータを読み出すように
している。また、主に曲の全体にわたって演奏されるノ
ーマル伴奏については1小節分のパターンを繰り返し、
所定の操作子が操作されるとエンディング伴奏を行い、
テンポカウンタから出力される2小節終了信号によって
エンディング伴奏が停止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
自動伴奏装置ではエンディング伴奏の長さは2小節分と
一定長に決められているが、エンディング伴奏の長さは
曲のスタイルに応じた長さになっているほうが好まし
い。また、上記従来の装置のように、リズム音のデータ
をタイミングデータに対応付けて記憶し、タイミングデ
ータを参照してデータを読み出すような方式を用いる
と、伴奏パターンの長さを短くしたものは、その分だけ
メモリ容量を少なくできるという利点がある。
自動伴奏装置ではエンディング伴奏の長さは2小節分と
一定長に決められているが、エンディング伴奏の長さは
曲のスタイルに応じた長さになっているほうが好まし
い。また、上記従来の装置のように、リズム音のデータ
をタイミングデータに対応付けて記憶し、タイミングデ
ータを参照してデータを読み出すような方式を用いる
と、伴奏パターンの長さを短くしたものは、その分だけ
メモリ容量を少なくできるという利点がある。
【0007】しかしながら、前記のようにテンポカウン
タから出力される2小節終了信号によってエンディング
伴奏を停止させるようなものでは、伴奏パターンのデー
タ自体の長さを短くしたとしても、実際に発音される時
間が短くなるだけで、その後、無音状態が続くようにな
る。また、2小節が終了するまではエンディング伴奏状
態を停止させることができず、この間の操作性に問題が
ある。なお、上記2小節終了信号のようにテンポカウン
タの値に応じて停止信号を出力するためには、伴奏パタ
ーンの長さに応じて停止信号の出力タイミングを設定し
なければならないなど、構成が複雑になるという問題が
ある。
タから出力される2小節終了信号によってエンディング
伴奏を停止させるようなものでは、伴奏パターンのデー
タ自体の長さを短くしたとしても、実際に発音される時
間が短くなるだけで、その後、無音状態が続くようにな
る。また、2小節が終了するまではエンディング伴奏状
態を停止させることができず、この間の操作性に問題が
ある。なお、上記2小節終了信号のようにテンポカウン
タの値に応じて停止信号を出力するためには、伴奏パタ
ーンの長さに応じて停止信号の出力タイミングを設定し
なければならないなど、構成が複雑になるという問題が
ある。
【0008】また、エンディング伴奏中にスタイルを変
更することがあるが、このような場合、例えばエンディ
ングパターンの長いスタイルからエンディングパターン
の短いスタイルに変更して、変更後のスタイルでエンデ
ィングパターンがすでに終了している場合など、エンデ
ィング中には、特定の操作子操作を受け付けない事があ
るため、楽音の発音は終了しているにもかかわらず、操
作子操作を受け付けないという状態が生じ、操作者が困
惑する事になる。
更することがあるが、このような場合、例えばエンディ
ングパターンの長いスタイルからエンディングパターン
の短いスタイルに変更して、変更後のスタイルでエンデ
ィングパターンがすでに終了している場合など、エンデ
ィング中には、特定の操作子操作を受け付けない事があ
るため、楽音の発音は終了しているにもかかわらず、操
作子操作を受け付けないという状態が生じ、操作者が困
惑する事になる。
【0009】本発明は、自動伴奏装置において、エンデ
ィング伴奏の長さをスタイルに応じたものにしながら、
簡単な構成でエンディング伴奏終了時の不都合を解消す
ることを課題とする。
ィング伴奏の長さをスタイルに応じたものにしながら、
簡単な構成でエンディング伴奏終了時の不都合を解消す
ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の請求項1の自動伴奏装置は、設定さ
れたテンポに応じた速さで一定数を計数するタイミング
カウンタと、上記一定数以下の値に設定された複数のタ
イミングデータに伴奏構成音の楽音情報をそれぞれ対応
付けて構成した伴奏データを、曲のスタイル毎に記憶し
ている記憶手段とを備え、現在選択されているスタイル
について、前記タイミングカウンタの計数値で前記タイ
ミングデータを参照することにより前記記憶手段から楽
音情報を順次読み出し、該楽音情報に基づいて自動伴奏
を行なうようにした自動伴奏装置であって、前記スタイ
ル毎の各伴奏データには、複数のエンドマークが付加さ
れ、該エンドマークを読み出したときに自動伴奏を停止
するようにしたことを特徴とする。また、本発明の請求
項2の自動伴奏装置は、所定長のエンディング伴奏用の
第1の伴奏データと該所定長より短いエンディング伴奏
用の第2の伴奏データとを含む自動伴奏データを記憶す
る記憶手段と、前記第1および第2の伴奏データから1
つを選択する選択手段と、前記記憶手段から前記選択手
段によって選択された伴奏データを読み出す読出し手段
であって、第1の伴奏データの読み出し中に前記選択手
段によって第2の伴奏データが選択されたときには該選
択にかかる演奏タイミングに対応する第2の伴奏データ
を読み出すようにする読出し手段と、該読出し手段によ
って読み出された自動伴奏データに基づいて自動伴奏を
行なう自動伴奏手段とを備え、前記第2の伴奏データに
は、最後の演奏イベントから所定長の最後までの間にお
いて演奏進行上の所定のタイミングに対して演奏終了を
示す複数のエンドマークが付加されており、第2の伴奏
データに基づく自動伴奏中にエンドマークを読み出した
ときには自動伴奏を停止するようにしたことを特徴とす
る。
めになした本発明の請求項1の自動伴奏装置は、設定さ
れたテンポに応じた速さで一定数を計数するタイミング
カウンタと、上記一定数以下の値に設定された複数のタ
イミングデータに伴奏構成音の楽音情報をそれぞれ対応
付けて構成した伴奏データを、曲のスタイル毎に記憶し
ている記憶手段とを備え、現在選択されているスタイル
について、前記タイミングカウンタの計数値で前記タイ
ミングデータを参照することにより前記記憶手段から楽
音情報を順次読み出し、該楽音情報に基づいて自動伴奏
を行なうようにした自動伴奏装置であって、前記スタイ
ル毎の各伴奏データには、複数のエンドマークが付加さ
れ、該エンドマークを読み出したときに自動伴奏を停止
するようにしたことを特徴とする。また、本発明の請求
項2の自動伴奏装置は、所定長のエンディング伴奏用の
第1の伴奏データと該所定長より短いエンディング伴奏
用の第2の伴奏データとを含む自動伴奏データを記憶す
る記憶手段と、前記第1および第2の伴奏データから1
つを選択する選択手段と、前記記憶手段から前記選択手
段によって選択された伴奏データを読み出す読出し手段
であって、第1の伴奏データの読み出し中に前記選択手
段によって第2の伴奏データが選択されたときには該選
択にかかる演奏タイミングに対応する第2の伴奏データ
を読み出すようにする読出し手段と、該読出し手段によ
って読み出された自動伴奏データに基づいて自動伴奏を
行なう自動伴奏手段とを備え、前記第2の伴奏データに
は、最後の演奏イベントから所定長の最後までの間にお
いて演奏進行上の所定のタイミングに対して演奏終了を
示す複数のエンドマークが付加されており、第2の伴奏
データに基づく自動伴奏中にエンドマークを読み出した
ときには自動伴奏を停止するようにしたことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明の自動伴奏装置において、タイミングカ
ウンタは設定されたテンポに応じた速さで一定数を計数
し、このタイミングカウンタの計数値でタイミングデー
タを参照することにより記憶手段から楽音情報が順次読
み出され、この楽音情報に基づいて自動伴奏が行なわ
れ、エンディング伴奏データに付加されているエンドマ
ークが読み出されると自動伴奏が停止される。また、請
求項1の自動伴奏装置においては、スタイル語との各伴
奏データには、複数のエンドマークが付加されている。
したがって、スタイル毎のエンディングパターンの長さ
に係わらずエンディング伴奏の終了部に達すると速やか
に自動伴奏が停止される。また、請求項2の自動伴奏装
置においては、自動伴奏データは所定長の第1の伴奏デ
ータと該所定長より短い第2の伴奏データとを含み、第
2の伴奏データには、最後の演奏イベントから所定長の
最後までの間において演奏進行上の所定のタイミングに
対して演奏終了を示す複数のエンドマークが付加されて
いるので、例えば、エンディング伴奏中のスタイル変更
によって、現在のタイミングカウンタの値が変更したス
タイルのエンディング伴奏(第2の伴奏データ)の終了
部(最後の演奏イベント)以降になった場合には、この
終了部以降にあるエンドマークによって停止される。
ウンタは設定されたテンポに応じた速さで一定数を計数
し、このタイミングカウンタの計数値でタイミングデー
タを参照することにより記憶手段から楽音情報が順次読
み出され、この楽音情報に基づいて自動伴奏が行なわ
れ、エンディング伴奏データに付加されているエンドマ
ークが読み出されると自動伴奏が停止される。また、請
求項1の自動伴奏装置においては、スタイル語との各伴
奏データには、複数のエンドマークが付加されている。
したがって、スタイル毎のエンディングパターンの長さ
に係わらずエンディング伴奏の終了部に達すると速やか
に自動伴奏が停止される。また、請求項2の自動伴奏装
置においては、自動伴奏データは所定長の第1の伴奏デ
ータと該所定長より短い第2の伴奏データとを含み、第
2の伴奏データには、最後の演奏イベントから所定長の
最後までの間において演奏進行上の所定のタイミングに
対して演奏終了を示す複数のエンドマークが付加されて
いるので、例えば、エンディング伴奏中のスタイル変更
によって、現在のタイミングカウンタの値が変更したス
タイルのエンディング伴奏(第2の伴奏データ)の終了
部(最後の演奏イベント)以降になった場合には、この
終了部以降にあるエンドマークによって停止される。
【0012】
【実施例】図4は本発明実施例の自動伴奏装置を適用し
た電子楽器のブロック図、図5は同電子楽器のパネル面
を示す図であり、この電子楽器はCPU1によって制御
され、パネルスイッチ2とキーボード3の操作により、
通常モードの押鍵による発音と、自動伴奏モードの自動
伴奏が行なわれる。なお、この実施例では、自動伴奏モ
ードにおいて、イントロ伴奏を鍵盤演奏と同時にスター
トさせるシンクロスタートモードの設定ができる。さら
に、イントロ伴奏のパターンは曲の各スタイル毎にそれ
ぞれ2種類設定されており、各スタイル毎にイントロ伴
奏のパターンを2種類選択できるようになっている。
た電子楽器のブロック図、図5は同電子楽器のパネル面
を示す図であり、この電子楽器はCPU1によって制御
され、パネルスイッチ2とキーボード3の操作により、
通常モードの押鍵による発音と、自動伴奏モードの自動
伴奏が行なわれる。なお、この実施例では、自動伴奏モ
ードにおいて、イントロ伴奏を鍵盤演奏と同時にスター
トさせるシンクロスタートモードの設定ができる。さら
に、イントロ伴奏のパターンは曲の各スタイル毎にそれ
ぞれ2種類設定されており、各スタイル毎にイントロ伴
奏のパターンを2種類選択できるようになっている。
【0013】パネルスイッチ2は、演奏曲のスタイルを
選択するためのスタイルセレクト操作子群21、自動伴
奏時に操作される伴奏ステート操作子群22、楽器の種
類など通常発音の音色を選択するための音色セレクト操
作子群23、自動伴奏モードと通常モードとを切り換え
るためのモードスイッチ24、自動伴奏のテンポを調節
するためのテンポスイッチ25を備えており、CPU1
は各操作子群およびスイッチの操作状態を検出して、各
操作に応じた処理を行なう。
選択するためのスタイルセレクト操作子群21、自動伴
奏時に操作される伴奏ステート操作子群22、楽器の種
類など通常発音の音色を選択するための音色セレクト操
作子群23、自動伴奏モードと通常モードとを切り換え
るためのモードスイッチ24、自動伴奏のテンポを調節
するためのテンポスイッチ25を備えており、CPU1
は各操作子群およびスイッチの操作状態を検出して、各
操作に応じた処理を行なう。
【0014】キーボード3は例えば61鍵の鍵盤を備え
ており、鍵盤におけるキーイベントのあった鍵に対応す
るキーコードを押鍵のイベントで“H”レベルおよび離
鍵のイベントで“L”レベルになるキーオン信号ととも
に発生する。そして、CPU1は、キーボード3の全鍵
について1回スキャンする毎に、キーボード3からのキ
ーコードとキーオン信号に基づいて、キーイベントのあ
った鍵のキーコードと押鍵/離鍵に対応するオン/オフ
識別データをキーバッファに取り込む。
ており、鍵盤におけるキーイベントのあった鍵に対応す
るキーコードを押鍵のイベントで“H”レベルおよび離
鍵のイベントで“L”レベルになるキーオン信号ととも
に発生する。そして、CPU1は、キーボード3の全鍵
について1回スキャンする毎に、キーボード3からのキ
ーコードとキーオン信号に基づいて、キーイベントのあ
った鍵のキーコードと押鍵/離鍵に対応するオン/オフ
識別データをキーバッファに取り込む。
【0015】なお、キーボード3の鍵盤は、機能上、右
鍵域(高音側)と左鍵域(低音側)とに分けられてお
り、自動伴奏モードのとき、パネルスイッチ1の操作の
他に左鍵域の押鍵によっても自動伴奏が開始され、自動
伴奏中には左鍵域から和音が検出される。
鍵域(高音側)と左鍵域(低音側)とに分けられてお
り、自動伴奏モードのとき、パネルスイッチ1の操作の
他に左鍵域の押鍵によっても自動伴奏が開始され、自動
伴奏中には左鍵域から和音が検出される。
【0016】音源4は、押鍵に対応して通常の楽音信号
を発生するノーマルTG(トーンジェネレータ)、自動
伴奏時のコード音やベース音の楽音信号を発生する伴奏
TGおよびリズム音等の楽音信号を発生するリズムTG
を備えており、CPU1から与えられるキーコード、オ
ン/オフ識別データ、ノートオン信号、音色データ、ノ
ートナンバ等に基づいて楽音信号を発生する。この楽音
信号はアンプやスピーカ等からなるサウンドシステム5
に出力され、サウンドシステム5はこの楽音信号に基づ
いて楽音を発生する。
を発生するノーマルTG(トーンジェネレータ)、自動
伴奏時のコード音やベース音の楽音信号を発生する伴奏
TGおよびリズム音等の楽音信号を発生するリズムTG
を備えており、CPU1から与えられるキーコード、オ
ン/オフ識別データ、ノートオン信号、音色データ、ノ
ートナンバ等に基づいて楽音信号を発生する。この楽音
信号はアンプやスピーカ等からなるサウンドシステム5
に出力され、サウンドシステム5はこの楽音信号に基づ
いて楽音を発生する。
【0017】プログラムメモリ(ROM)6には、図8
〜図16にフローチャートを示した制御プログラムや自
動伴奏の伴奏パターンデータ等が記憶されており、後述
説明するようにCPU1はプログラムメモリ6の制御プ
ログラムに基づいてワーキングメモリ(RAM)7に設
定した各種レジスタやフラグを使用しながら制御を行な
う。
〜図16にフローチャートを示した制御プログラムや自
動伴奏の伴奏パターンデータ等が記憶されており、後述
説明するようにCPU1はプログラムメモリ6の制御プ
ログラムに基づいてワーキングメモリ(RAM)7に設
定した各種レジスタやフラグを使用しながら制御を行な
う。
【0018】テンポクロック発生回路8はCPU1によ
って設定されるタイミングでテンポクロック割込み信号
を発生し、CPU1はこのテンポクロック割込み信号を
自動伴奏時のテンポクロックとして取り込み、割込み処
理によって自動伴奏の制御を行なう。なお、自動伴奏の
テンポは、予め設定された初期テンポ値やパネルスイッ
チ2の操作により設定され、これらのテンポ値は表示器
9に表示される。
って設定されるタイミングでテンポクロック割込み信号
を発生し、CPU1はこのテンポクロック割込み信号を
自動伴奏時のテンポクロックとして取り込み、割込み処
理によって自動伴奏の制御を行なう。なお、自動伴奏の
テンポは、予め設定された初期テンポ値やパネルスイッ
チ2の操作により設定され、これらのテンポ値は表示器
9に表示される。
【0019】図6はテンポクロック発生回路8の回路図
であり、カウンタ81は発振器(例えばシステムクロッ
ク用発振器)82からの一定のクロック信号をカウント
するとともにOR回路83からのリセット信号によりリ
セットされる。一方、RAM84は自動伴奏のテンポに
応じてCPU1から設定される値をラッチし、このRA
M84の値とカウンタ81のカウント値が比較器85で
比較される。
であり、カウンタ81は発振器(例えばシステムクロッ
ク用発振器)82からの一定のクロック信号をカウント
するとともにOR回路83からのリセット信号によりリ
セットされる。一方、RAM84は自動伴奏のテンポに
応じてCPU1から設定される値をラッチし、このRA
M84の値とカウンタ81のカウント値が比較器85で
比較される。
【0020】比較器85は両方の値が一致するとEQ端
子から一致信号を出力し、この一致信号はOR回路86
を介してテンポクロック割込み信号としてCPU1に出
力され、さらに、この一致信号はOR回路83を介して
カウンタ81のリセット信号となる。また、後述説明す
るようにCPU1から出力されるタイマカウンタリセッ
ト信号がOR回路83とOR回路86に入力される。
子から一致信号を出力し、この一致信号はOR回路86
を介してテンポクロック割込み信号としてCPU1に出
力され、さらに、この一致信号はOR回路83を介して
カウンタ81のリセット信号となる。また、後述説明す
るようにCPU1から出力されるタイマカウンタリセッ
ト信号がOR回路83とOR回路86に入力される。
【0021】これにより、自動伴奏の開始時にCPU1
から出力されるタイマカウンタリセット信号が最初のテ
ンポクロック割込み信号として発生され、その後、RA
M84にセットされている値に応じた間隔でテンポクロ
ック割込み信号が順次発生される。
から出力されるタイマカウンタリセット信号が最初のテ
ンポクロック割込み信号として発生され、その後、RA
M84にセットされている値に応じた間隔でテンポクロ
ック割込み信号が順次発生される。
【0022】図5に示したように、パネルスイッチ2の
伴奏ステート操作子群22は、イントロ伴奏の第1のパ
ターンの選択とフィルイン伴奏の選択を行なうためのイ
ントロ1/フィルインスイッチ22a、イントロ伴奏の
第2のパターンの選択とエンディング伴奏の選択を行な
うためのイントロ2/エンディングスイッチ22b、シ
ンクロスタートモードの設定と解除を行なうためのシン
クロスタートスイッチ22c、自動伴奏の開始と停止を
制御するためのスタート/ストップスイッチ22dを備
えている。
伴奏ステート操作子群22は、イントロ伴奏の第1のパ
ターンの選択とフィルイン伴奏の選択を行なうためのイ
ントロ1/フィルインスイッチ22a、イントロ伴奏の
第2のパターンの選択とエンディング伴奏の選択を行な
うためのイントロ2/エンディングスイッチ22b、シ
ンクロスタートモードの設定と解除を行なうためのシン
クロスタートスイッチ22c、自動伴奏の開始と停止を
制御するためのスタート/ストップスイッチ22dを備
えている。
【0023】また、テンポ値を表示する表示器9は3桁
の7セグメントLEDで構成されており、イントロ伴奏
の第1のパターン(イントロ1)が選択されたときには
右端(1桁目)のドットLED91が点灯され、第2の
パターン(イントロ2)が選択されたときには中央(2
桁目)のドットLED92が点灯される。
の7セグメントLEDで構成されており、イントロ伴奏
の第1のパターン(イントロ1)が選択されたときには
右端(1桁目)のドットLED91が点灯され、第2の
パターン(イントロ2)が選択されたときには中央(2
桁目)のドットLED92が点灯される。
【0024】図7はプログラムメモリ6に記憶されてい
る伴奏パターンデータのデータフォーマットの一例を示
す図であり、伴奏パターンデータは、イントロ1、イン
トロ2、ノーマル、フィルインおよびエンディングの各
伴奏の種類毎にブロックに分けられ、各ブロックにおい
てスタイル1,スタイル2,…のように曲のスタイルに
それぞれ対応して複数組のパターンデータが記憶されて
いる。
る伴奏パターンデータのデータフォーマットの一例を示
す図であり、伴奏パターンデータは、イントロ1、イン
トロ2、ノーマル、フィルインおよびエンディングの各
伴奏の種類毎にブロックに分けられ、各ブロックにおい
てスタイル1,スタイル2,…のように曲のスタイルに
それぞれ対応して複数組のパターンデータが記憶されて
いる。
【0025】図2は伴奏パターンデータのエンディング
のブロックのフォーマットの一例を示す図であり、イン
トロ1、イントロ2、ノーマル、フィルインおよびエン
ディングの各ブロックのフォーマットは、図示のように
各スタイル毎にコード部、ベース部およびリズム部の各
ブロックで構成されている。
のブロックのフォーマットの一例を示す図であり、イン
トロ1、イントロ2、ノーマル、フィルインおよびエン
ディングの各ブロックのフォーマットは、図示のように
各スタイル毎にコード部、ベース部およびリズム部の各
ブロックで構成されている。
【0026】コード部は伴奏パターンの最初のコードパ
ターンから順に現れるコードパターン毎に区切られ、各
区分の最初にはそのコードパターンの発音タイミングを
示すタイミングデータが記憶され、このタイミングデー
タに続いて、音高情報としてのノートデータ、音量情報
としてのベロシティデータおよび発音継続時間を示すゲ
ートタイムデータの各データをコード構成音毎にそれぞ
れセットにして順に記憶されている。また、ベース部は
タイミングデータ、ノートデータ、ベロシティデータお
よびゲートタイムデータをベース音の1音毎にセットに
して順に記憶されている。
ターンから順に現れるコードパターン毎に区切られ、各
区分の最初にはそのコードパターンの発音タイミングを
示すタイミングデータが記憶され、このタイミングデー
タに続いて、音高情報としてのノートデータ、音量情報
としてのベロシティデータおよび発音継続時間を示すゲ
ートタイムデータの各データをコード構成音毎にそれぞ
れセットにして順に記憶されている。また、ベース部は
タイミングデータ、ノートデータ、ベロシティデータお
よびゲートタイムデータをベース音の1音毎にセットに
して順に記憶されている。
【0027】リズム部は、タイミングデータ、ノートデ
ータ、ベロシティデータおよびゲートタイムデータをリ
ズム音の1音毎にセットにされて順に記憶されている
が、この他に、後述説明するエンドマークが所定のタイ
ミングデータとともに記憶されている。なお、リズム部
のノートデータは音色を指定する音色データである。こ
こで、各データの先頭には、マークデータが付されてお
り、このマークデータによって、コード部、ベース部あ
るいはリズム部を表すとともに、コード部およびベース
部のマークデータは音色データを含んでいる。
ータ、ベロシティデータおよびゲートタイムデータをリ
ズム音の1音毎にセットにされて順に記憶されている
が、この他に、後述説明するエンドマークが所定のタイ
ミングデータとともに記憶されている。なお、リズム部
のノートデータは音色を指定する音色データである。こ
こで、各データの先頭には、マークデータが付されてお
り、このマークデータによって、コード部、ベース部あ
るいはリズム部を表すとともに、コード部およびベース
部のマークデータは音色データを含んでいる。
【0028】また、コード部の各コードパターン、ベー
ス部の各ベース音およびリズム部の各リズム音をそれぞ
れ単位とする領域の先頭アドレスすなわち各タイミング
データのアドレスn1 ,ni ,n2 …は、図3に示した
ようなアドレステーブルとして記憶されており、このア
ドレステーブルは、1回のテンポクロック割込み処理毎
にカウントされるタイミングカウンタレジスタTの値
(タイミングT)によって参照され、このタイミングT
が、伴奏パターンに応じて設定されている特定の値にな
ったときに各データの先頭アドレスnが読み出される。
ス部の各ベース音およびリズム部の各リズム音をそれぞ
れ単位とする領域の先頭アドレスすなわち各タイミング
データのアドレスn1 ,ni ,n2 …は、図3に示した
ようなアドレステーブルとして記憶されており、このア
ドレステーブルは、1回のテンポクロック割込み処理毎
にカウントされるタイミングカウンタレジスタTの値
(タイミングT)によって参照され、このタイミングT
が、伴奏パターンに応じて設定されている特定の値にな
ったときに各データの先頭アドレスnが読み出される。
【0029】そして、この先頭アドレスのタイミングデ
ータと、このタイミングデータから次のタイミングデー
タの間に挟まれた各データが、コード、ベースおよびリ
ズムのデータが存在するものについて読み出される。
ータと、このタイミングデータから次のタイミングデー
タの間に挟まれた各データが、コード、ベースおよびリ
ズムのデータが存在するものについて読み出される。
【0030】例えば、図2および図3の例では、T=1
のときは、先頭アドレスn1 から先頭アドレスni の直
前までのタイミング,ノート1,ベロシティ,ゲートタ
イム,ノート2,…,ゲートタイムの各データがコード
パターンのデータとして、また、先頭アドレスn2 から
先頭アドレスn4 の直前までのタイミング,ノート,ベ
ロシティ,ゲートタイムの各データがベース音のデータ
として、さらに、先頭アドレスn3 から先頭アドレスn
5 の直前までのタイミング,ノート,ベロシティ,ゲー
トタイムの各データがリズム音のデータとしてそれぞれ
読み出される。また、T=12のときは、コードパター
ンのデータは存在せず、先頭アドレスn4 ,n5 につい
て同様にベース音とリズム音の各データが読み出され
る。
のときは、先頭アドレスn1 から先頭アドレスni の直
前までのタイミング,ノート1,ベロシティ,ゲートタ
イム,ノート2,…,ゲートタイムの各データがコード
パターンのデータとして、また、先頭アドレスn2 から
先頭アドレスn4 の直前までのタイミング,ノート,ベ
ロシティ,ゲートタイムの各データがベース音のデータ
として、さらに、先頭アドレスn3 から先頭アドレスn
5 の直前までのタイミング,ノート,ベロシティ,ゲー
トタイムの各データがリズム音のデータとしてそれぞれ
読み出される。また、T=12のときは、コードパター
ンのデータは存在せず、先頭アドレスn4 ,n5 につい
て同様にベース音とリズム音の各データが読み出され
る。
【0031】この実施例では、イントロ1、イントロ
2、フィルインおよびノーマルの各伴奏パターンは4小
節で構成されているが、エンディングについては最長の
ものが4小節でそれぞれスタイルに応じた長さで構成さ
れている。また、テンポクロック割込み信号は、1小節
当り96回出力され、テンポクロック割込み処理におい
て、タイミングTは最大で“384”までカウントされ
てリセットされる。
2、フィルインおよびノーマルの各伴奏パターンは4小
節で構成されているが、エンディングについては最長の
ものが4小節でそれぞれスタイルに応じた長さで構成さ
れている。また、テンポクロック割込み信号は、1小節
当り96回出力され、テンポクロック割込み処理におい
て、タイミングTは最大で“384”までカウントされ
てリセットされる。
【0032】ここで、エンディングの伴奏パターンデー
タにおけるエンドマークは、エンディングパターンの終
了部分に対応するタイミングデータおよびパターンの終
了後の小節線のタイミングデータに対応付けて書き込ま
れている。例えば、図1に示したように、スタイルに応
じて4小節、2小節あるいは2小節半の長さのエンディ
ングパターンであるとすると、4小節のエンディングパ
ターンの場合には4小節目の最後の小節線に対応するタ
イミングデータでエンドマークEが書き込まれ、2小節
のエンディングパターンの場合には、2小節目、3小節
目および4小節目の最後の小節線のタイミングデータで
エンドマークEが書き込まれている。さらに、2小節半
のエンディングパターンの場合には、2小節半のタイミ
ングデータ、3小節目および4小節目の最後の小節線の
タイミングデータでエンドマークEが書き込まれてい
る。
タにおけるエンドマークは、エンディングパターンの終
了部分に対応するタイミングデータおよびパターンの終
了後の小節線のタイミングデータに対応付けて書き込ま
れている。例えば、図1に示したように、スタイルに応
じて4小節、2小節あるいは2小節半の長さのエンディ
ングパターンであるとすると、4小節のエンディングパ
ターンの場合には4小節目の最後の小節線に対応するタ
イミングデータでエンドマークEが書き込まれ、2小節
のエンディングパターンの場合には、2小節目、3小節
目および4小節目の最後の小節線のタイミングデータで
エンドマークEが書き込まれている。さらに、2小節半
のエンディングパターンの場合には、2小節半のタイミ
ングデータ、3小節目および4小節目の最後の小節線の
タイミングデータでエンドマークEが書き込まれてい
る。
【0033】図2に基づいてさらに詳細に説明すると、
例えば、2小節半(10拍)のエンディングパターンの
場合、先頭アドレスnk に書き込まれているタイミング
データがパターンの終了部分に対応する「240」で、
先頭アドレスnN に書き込まれているタイミングデータ
が3小節と4小節の間の小節線に対応する「288」
で、先頭アドレスnN+1 に書き込まれているタイミング
データが4小節の最後の小節線に対応する「384」に
設定され、こられのタイミングデータに続いてそれぞれ
エンドマークが記録されている。
例えば、2小節半(10拍)のエンディングパターンの
場合、先頭アドレスnk に書き込まれているタイミング
データがパターンの終了部分に対応する「240」で、
先頭アドレスnN に書き込まれているタイミングデータ
が3小節と4小節の間の小節線に対応する「288」
で、先頭アドレスnN+1 に書き込まれているタイミング
データが4小節の最後の小節線に対応する「384」に
設定され、こられのタイミングデータに続いてそれぞれ
エンドマークが記録されている。
【0034】そして、エンディング伴奏のときは、この
エンドマークが検出されると、エンディング伴奏の動作
を終了し、自動伴奏のストップ状態になる。したがっ
て、エンディング伴奏の途中でスタイル変更などを行
い、パターンの長いエンディングからパターンの短いエ
ンディングに移って無音状態(短いエンディングパター
ンデータが存在しない部分)が暫く続いても、その後の
エンドマークが検出され、少なくとも4小節の終了にな
れば自動的にストップ状態に復帰する。なお、このエン
ドマークはキーコードデータのうちの不使用データを用
いている。
エンドマークが検出されると、エンディング伴奏の動作
を終了し、自動伴奏のストップ状態になる。したがっ
て、エンディング伴奏の途中でスタイル変更などを行
い、パターンの長いエンディングからパターンの短いエ
ンディングに移って無音状態(短いエンディングパター
ンデータが存在しない部分)が暫く続いても、その後の
エンドマークが検出され、少なくとも4小節の終了にな
れば自動的にストップ状態に復帰する。なお、このエン
ドマークはキーコードデータのうちの不使用データを用
いている。
【0035】図8は制御プログラムのメインルーチン、
図9〜図16はサブルーチンおよび割込み処理ルーチン
を示すフローチャートでり、各フローチャートに基づい
て動作を説明する。
図9〜図16はサブルーチンおよび割込み処理ルーチン
を示すフローチャートでり、各フローチャートに基づい
て動作を説明する。
【0036】なお、以下の説明および各フローチャート
において、制御に用いられる各レジスタおよびフラグを
以下のラベルで表記し、各レジスタおよびフラグとそれ
らの内容は特に断らない限り同一のラベルで表す。 「SYST」:シンクロスタート待機用フラグ 「RUN」:自動伴奏の待機状態と動作状態を示すラン
フラグ 「ITR1」:イントロ1の選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「ITR2」:イントロ2の選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「FI」:フィルインの選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「EDG」:エンディングの選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「CONTNWT」:エンディング中のフィルイン操作
により自動伴奏をそのまま継続する状態を示すフラグ
(“1”で継続) 「EDGWT」:4小節終了直前の操作によるエンディ
ング開始の予約状態を示すフラグ 「T」:タイミングカウンタレジスタ 「KEYBUF」:鍵のオン/オフ情報と共にキーコー
ドを一時的に保持する一時レジスタ 「PTN」:伴奏パターンデータ(エンドマークを含
む)を一時的に取り込むパターンレジスタ 「ST」:スタイルの状態を一時的に保持するレジスタ
において、制御に用いられる各レジスタおよびフラグを
以下のラベルで表記し、各レジスタおよびフラグとそれ
らの内容は特に断らない限り同一のラベルで表す。 「SYST」:シンクロスタート待機用フラグ 「RUN」:自動伴奏の待機状態と動作状態を示すラン
フラグ 「ITR1」:イントロ1の選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「ITR2」:イントロ2の選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「FI」:フィルインの選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「EDG」:エンディングの選択/非選択を示すフラグ
(“1”で選択) 「CONTNWT」:エンディング中のフィルイン操作
により自動伴奏をそのまま継続する状態を示すフラグ
(“1”で継続) 「EDGWT」:4小節終了直前の操作によるエンディ
ング開始の予約状態を示すフラグ 「T」:タイミングカウンタレジスタ 「KEYBUF」:鍵のオン/オフ情報と共にキーコー
ドを一時的に保持する一時レジスタ 「PTN」:伴奏パターンデータ(エンドマークを含
む)を一時的に取り込むパターンレジスタ 「ST」:スタイルの状態を一時的に保持するレジスタ
【0037】なお、自動伴奏中には、ITR1=1のと
きはイントロ1の伴奏パターンデータが選択・設定さ
れ、ITR2=1のときはイントロ2の伴奏パターンデ
ータが選択・設定される。また、RUN=1のときに自
動伴奏がスタートされ、ITR1=1のときはイントロ
1によるイントロ伴奏、ITR2=1のときはイントロ
2によるイントロ伴奏、FI=1のときはフィルイン伴
奏、EDG=1のときはエンディング伴奏、ITR1=
0,ITR2=0,FI=0,EDG=0のときはノー
マル伴奏が行なわれる。
きはイントロ1の伴奏パターンデータが選択・設定さ
れ、ITR2=1のときはイントロ2の伴奏パターンデ
ータが選択・設定される。また、RUN=1のときに自
動伴奏がスタートされ、ITR1=1のときはイントロ
1によるイントロ伴奏、ITR2=1のときはイントロ
2によるイントロ伴奏、FI=1のときはフィルイン伴
奏、EDG=1のときはエンディング伴奏、ITR1=
0,ITR2=0,FI=0,EDG=0のときはノー
マル伴奏が行なわれる。
【0038】先ず、電源が投入されると、CPU1は図
8のメインルーチンの処理を開始し、ステップS1で、
SYST、RUN、FI、EDG、CONTNWT、E
DGWT等の各フラグのリセットや各種レジスタのセッ
トアップなどのイニシャライズを行い、ステップS2で
フラグITR1に“1”をセットして、イントロ伴奏の
パターンをイントロ1に初期設定する。
8のメインルーチンの処理を開始し、ステップS1で、
SYST、RUN、FI、EDG、CONTNWT、E
DGWT等の各フラグのリセットや各種レジスタのセッ
トアップなどのイニシャライズを行い、ステップS2で
フラグITR1に“1”をセットして、イントロ伴奏の
パターンをイントロ1に初期設定する。
【0039】次に、ステップS3で図9の鍵イベント処
理を行い、ステップS4で自動伴奏モードであるか否か
判定して、自動伴奏モードでなければステップS10で
その他の処理を行なってステップS3以降を繰り返す。
また、ステップS4で自動伴奏モードであれば、ステッ
プS5で図10のスタート/ストップ処理、ステップS
6で図11のシンクロスタート処理、ステップS7で図
12のイントロ1/フィルイン処理、ステップS8で図
13のイントロ2/エンディング処理、ステップS9で
図14のスタイル処理を順に行い、ステップS10のそ
の他の処理を行なってステップS3以降を繰り返す。ま
た、テンポクロック発生回路8からのテンポクロック割
込み信号により、現在のテンポに応じたタイミングで図
15のテンポクロック割込み処理S11が起動する。
理を行い、ステップS4で自動伴奏モードであるか否か
判定して、自動伴奏モードでなければステップS10で
その他の処理を行なってステップS3以降を繰り返す。
また、ステップS4で自動伴奏モードであれば、ステッ
プS5で図10のスタート/ストップ処理、ステップS
6で図11のシンクロスタート処理、ステップS7で図
12のイントロ1/フィルイン処理、ステップS8で図
13のイントロ2/エンディング処理、ステップS9で
図14のスタイル処理を順に行い、ステップS10のそ
の他の処理を行なってステップS3以降を繰り返す。ま
た、テンポクロック発生回路8からのテンポクロック割
込み信号により、現在のテンポに応じたタイミングで図
15のテンポクロック割込み処理S11が起動する。
【0040】ステップS10のその他の処理は、自動伴
奏のテンポの表示や、スタイルセレクト操作子群21、
音色セレクト操作子群23、モードスイッチ24、テン
ポスイッチ25等の処理を行なう。なお、スタイルセレ
クト操作子群21の操作によりスタイルが選択される
と、選択されたスタイルに対応するイントロ1、イント
ロ2、フィルイン、ノーマルおよびエンディングの各伴
奏パターンデータと音色データなどが設定される。
奏のテンポの表示や、スタイルセレクト操作子群21、
音色セレクト操作子群23、モードスイッチ24、テン
ポスイッチ25等の処理を行なう。なお、スタイルセレ
クト操作子群21の操作によりスタイルが選択される
と、選択されたスタイルに対応するイントロ1、イント
ロ2、フィルイン、ノーマルおよびエンディングの各伴
奏パターンデータと音色データなどが設定される。
【0041】図9の鍵イベント処理S3において、ステ
ップS31でキーオン/キーオフのキーイベントの有無
を判定し、キーイベントがなければメインルーチンに復
帰し、キーイベントがあればステップS32で自動伴奏
モードであるか否か判定し、自動伴奏モードでなければ
ステップS38に進む。
ップS31でキーオン/キーオフのキーイベントの有無
を判定し、キーイベントがなければメインルーチンに復
帰し、キーイベントがあればステップS32で自動伴奏
モードであるか否か判定し、自動伴奏モードでなければ
ステップS38に進む。
【0042】ステップS32で自動伴奏モードであれ
ば、ステップS33でSYST=1か否かの判定を行
い、SYST=1でなければステップS38に進み、S
YST=1であれば、ステップS34でキーイベントが
左鍵域のオンイベントであるか否かを判定する。左鍵域
のオンイベントでなければステップS38に進み、左鍵
域のオンイベントであれば、ステップS35で押鍵され
た鍵に基づいてコード(和音)の検出処理を行なう。な
お、コードの検出は1つの鍵からコードを検出するシン
グルフィンガー、あるいは押鍵された鍵の組合せからコ
ードを検出するフィンガードなどの方法を用いることが
できる。これらの方法によって、検出されたコードに対
応する複数のキーコードとオン/オフ識別データを生成
する。
ば、ステップS33でSYST=1か否かの判定を行
い、SYST=1でなければステップS38に進み、S
YST=1であれば、ステップS34でキーイベントが
左鍵域のオンイベントであるか否かを判定する。左鍵域
のオンイベントでなければステップS38に進み、左鍵
域のオンイベントであれば、ステップS35で押鍵され
た鍵に基づいてコード(和音)の検出処理を行なう。な
お、コードの検出は1つの鍵からコードを検出するシン
グルフィンガー、あるいは押鍵された鍵の組合せからコ
ードを検出するフィンガードなどの方法を用いることが
できる。これらの方法によって、検出されたコードに対
応する複数のキーコードとオン/オフ識別データを生成
する。
【0043】また、ステップS35でコードを検出する
と、ステップS36で、キーオンが左鍵域について初め
てのキーオンであるか否かを判定し、初めてのキーオン
でなければステップS38に進み、初めてのキーオンで
あれば、ステップS37で、RUNを“1”にセットす
るとともにSYSTを“0”にリセットし、さらに、テ
ンポクロック発生回路8にタイマカウンタリセット信号
を出力してステップS38に進む。
と、ステップS36で、キーオンが左鍵域について初め
てのキーオンであるか否かを判定し、初めてのキーオン
でなければステップS38に進み、初めてのキーオンで
あれば、ステップS37で、RUNを“1”にセットす
るとともにSYSTを“0”にリセットし、さらに、テ
ンポクロック発生回路8にタイマカウンタリセット信号
を出力してステップS38に進む。
【0044】ステップS38では、1回のキースキャン
中に同時に発生されたキーイベントについて、キーイベ
ントのあった鍵のキーコードとオン/オフの識別データ
とを対応付けてKEYBUFに取り込む。そして、ステ
ップS39でKEYBUFのキーコードデータをオン/
オフの識別データと共に先頭から順に音源4に送出し、
発音または消音の処理を行なってメインルーチンに復帰
する。
中に同時に発生されたキーイベントについて、キーイベ
ントのあった鍵のキーコードとオン/オフの識別データ
とを対応付けてKEYBUFに取り込む。そして、ステ
ップS39でKEYBUFのキーコードデータをオン/
オフの識別データと共に先頭から順に音源4に送出し、
発音または消音の処理を行なってメインルーチンに復帰
する。
【0045】図10のスタート/ストップ処理S5にお
いて、ステップS51でスタート/ストップスイッチ
(SST/STPSW)22dのONイベントの有無
(操作されたかされないか)を判定し、ONイベントが
無ければメインルーチンに復帰し、ONイベントが有れ
ばステップS52でSYST=1であるか否かを判定す
る。SYST=1であれば、ステップS53でRUNを
“1”にセットするとともにSYSTを“0”にリセッ
トし、さらに、テンポクロック発生回路8にタイマカウ
ンタリセット信号を出力してメインルーチンに復帰す
る。
いて、ステップS51でスタート/ストップスイッチ
(SST/STPSW)22dのONイベントの有無
(操作されたかされないか)を判定し、ONイベントが
無ければメインルーチンに復帰し、ONイベントが有れ
ばステップS52でSYST=1であるか否かを判定す
る。SYST=1であれば、ステップS53でRUNを
“1”にセットするとともにSYSTを“0”にリセッ
トし、さらに、テンポクロック発生回路8にタイマカウ
ンタリセット信号を出力してメインルーチンに復帰す
る。
【0046】また、ステップS52でSYST=1でな
ければ、ステップS54でRUNを反転してステップS
55でRUN=1であるか否かを判定し、RUN=1で
なければメインルーチンに復帰し、RUN=1であれば
ステップS56でテンポクロック発生回路8にタイマカ
ウンタリセット信号を出力してメインルーチンに復帰す
る。
ければ、ステップS54でRUNを反転してステップS
55でRUN=1であるか否かを判定し、RUN=1で
なければメインルーチンに復帰し、RUN=1であれば
ステップS56でテンポクロック発生回路8にタイマカ
ウンタリセット信号を出力してメインルーチンに復帰す
る。
【0047】以上の処理により、スタート/ストップス
イッチ22dはモーメンタリスイッチとして機能し、図
17に示したように、シンクロスタート解除状態(SY
ST=0)では自動伴奏のスタートとストップの切換え
が行なわれ、シンクロスタート待機状態(SYST=
1)では自動伴奏が開始される。
イッチ22dはモーメンタリスイッチとして機能し、図
17に示したように、シンクロスタート解除状態(SY
ST=0)では自動伴奏のスタートとストップの切換え
が行なわれ、シンクロスタート待機状態(SYST=
1)では自動伴奏が開始される。
【0048】図11のシンクロスタート処理S6におい
て、ステップS61でシンクロスタートスイッチ(SY
スタートSW)22cのONイベントの有無を判定し、
ONイベントが無ければメインルーチンに復帰し、ON
イベントが有ればステップS62でSYST=1である
か否かを判定する。SYST=1であれば、ステップS
63でSYSTを“0”にリセットしてメインルーチン
に復帰する。
て、ステップS61でシンクロスタートスイッチ(SY
スタートSW)22cのONイベントの有無を判定し、
ONイベントが無ければメインルーチンに復帰し、ON
イベントが有ればステップS62でSYST=1である
か否かを判定する。SYST=1であれば、ステップS
63でSYSTを“0”にリセットしてメインルーチン
に復帰する。
【0049】また、ステップS62でSYST=1でな
ければ、ステップS64でRUN=1であるか否かを判
定し、RUN=1でなければステップS65でSYST
を“1”にセットしてメインルーチンに復帰し、RUN
=1であればステップS66でSYSTを“1”にセッ
トするとともにRUNを“0”にリセットしてメインル
ーチンに復帰する。
ければ、ステップS64でRUN=1であるか否かを判
定し、RUN=1でなければステップS65でSYST
を“1”にセットしてメインルーチンに復帰し、RUN
=1であればステップS66でSYSTを“1”にセッ
トするとともにRUNを“0”にリセットしてメインル
ーチンに復帰する。
【0050】以上の処理により、シンクロスタートスイ
ッチ23はモーメンタリスイッチとして機能し、図18
に示したように、シンクロスタート解除状態(SYST
=0)のとき、自動伴奏の待機中(RUN=0)ではシ
ンクロスタートの待機状態にセットされ、自動伴奏中
(RUN=1)では自動伴奏が停止されるとともにシン
クロスタートの待機状態にセットされる。また、シンク
ロスタート待機状態(SYST=1)ではシンクロスタ
ートの待機状態が解除される。
ッチ23はモーメンタリスイッチとして機能し、図18
に示したように、シンクロスタート解除状態(SYST
=0)のとき、自動伴奏の待機中(RUN=0)ではシ
ンクロスタートの待機状態にセットされ、自動伴奏中
(RUN=1)では自動伴奏が停止されるとともにシン
クロスタートの待機状態にセットされる。また、シンク
ロスタート待機状態(SYST=1)ではシンクロスタ
ートの待機状態が解除される。
【0051】図12のイントロ1/フィルイン処理S7
において、ステップS71でイントロ1/フィルインス
イッチ(ITR1/FISW)22aのONイベントの
有無を判定し、ONイベントが無ければメインルーチン
に復帰し、ONイベントが有ればステップS72でRU
N=1であるか否かを判定し、RUN=1であればステ
ップS78以降の処理を行い、RUN=1でなければス
テップS73でSYST=1であるか否かを判定する。
において、ステップS71でイントロ1/フィルインス
イッチ(ITR1/FISW)22aのONイベントの
有無を判定し、ONイベントが無ければメインルーチン
に復帰し、ONイベントが有ればステップS72でRU
N=1であるか否かを判定し、RUN=1であればステ
ップS78以降の処理を行い、RUN=1でなければス
テップS73でSYST=1であるか否かを判定する。
【0052】ステップS73でSYST=1であればス
テップS75以降の処理を行い、SYST=1でなけれ
ば、ステップS74でITR1とRUNをそれぞれ
“1”にセットし、さらにテンポクロック発生回路8に
タイマカウンタリセット信号を出力してメインルーチン
に復帰する。
テップS75以降の処理を行い、SYST=1でなけれ
ば、ステップS74でITR1とRUNをそれぞれ
“1”にセットし、さらにテンポクロック発生回路8に
タイマカウンタリセット信号を出力してメインルーチン
に復帰する。
【0053】また、SYST=1のときすなわちステッ
プS75では、ITR2=1であるか否かの判定を行
い、ITR2=1でなければステップS76でITR1
を“1”にセットしてメインルーチンに復帰し、ITR
2=1であれば、ステップS77でITR1を“1”に
セットするとともにITR2を“0”にリセットし、さ
らに、表示器9の右端のドットLED91を点灯、それ
以外のドットLEDを消灯して、メインルーチンに復帰
する。
プS75では、ITR2=1であるか否かの判定を行
い、ITR2=1でなければステップS76でITR1
を“1”にセットしてメインルーチンに復帰し、ITR
2=1であれば、ステップS77でITR1を“1”に
セットするとともにITR2を“0”にリセットし、さ
らに、表示器9の右端のドットLED91を点灯、それ
以外のドットLEDを消灯して、メインルーチンに復帰
する。
【0054】ステップS72でRUN=1のときすなわ
ちステップS78の処理では、ITR1=1とITR2
=1の少なくとも一方の条件が満足されるか否かを判定
し、満足されればそのままメインルーチンに復帰し、満
足されなければ(ITR1=0かつITR2=0のと
き)、ステップS79でFI=1であるか否かを判定す
る。
ちステップS78の処理では、ITR1=1とITR2
=1の少なくとも一方の条件が満足されるか否かを判定
し、満足されればそのままメインルーチンに復帰し、満
足されなければ(ITR1=0かつITR2=0のと
き)、ステップS79でFI=1であるか否かを判定す
る。
【0055】ステップS79でFI=1でなければステ
ップS702以降の処理を行い、FI=1であれば、ス
テップS701でFIを“0”にリセットしてメインル
ーチンに復帰する。また、ステップS702では、ED
G=1であるか否かの判定を行い、EDG=1でなけれ
ばステップS703でFIを“1”にセットしてメイン
ルーチンに復帰し、EDG=1であればステップS70
4でCONTNWTを“1”にセットし、さらに、ステ
ップS703でFIを“1”にセットしてメインルーチ
ンに復帰する。
ップS702以降の処理を行い、FI=1であれば、ス
テップS701でFIを“0”にリセットしてメインル
ーチンに復帰する。また、ステップS702では、ED
G=1であるか否かの判定を行い、EDG=1でなけれ
ばステップS703でFIを“1”にセットしてメイン
ルーチンに復帰し、EDG=1であればステップS70
4でCONTNWTを“1”にセットし、さらに、ステ
ップS703でFIを“1”にセットしてメインルーチ
ンに復帰する。
【0056】以上の処理により、イントロ1/フィルイ
ンスイッチ21はモーメンタリスイッチとして機能し、
図19に示したように、自動伴奏待機中(RUN=0)
のときは、シンクロスタート解除状態(SYST=0)
でイントロ1の自動伴奏が直ぐに開始され、シンクロス
タート待機状態(SYST=1)ではイントロ1への設
定またはイントロ2からイントロ1への変更、すなわ
ち、イントロ1の選択が行なわれる。
ンスイッチ21はモーメンタリスイッチとして機能し、
図19に示したように、自動伴奏待機中(RUN=0)
のときは、シンクロスタート解除状態(SYST=0)
でイントロ1の自動伴奏が直ぐに開始され、シンクロス
タート待機状態(SYST=1)ではイントロ1への設
定またはイントロ2からイントロ1への変更、すなわ
ち、イントロ1の選択が行なわれる。
【0057】また、自動伴奏中(RUN=1)でイント
ロ1またはイントロ2の伴奏中にはスイッチ操作が無効
になり、自動伴奏中でイントロ伴奏の終了後(RUN=
1かつITR1=0かつITR2=0)は、フィルイン
伴奏中(FI=1)であればフィルイン伴奏が停止され
てノーマル伴奏に移行し、ノーマル伴奏中(FI=0か
つEDG=0)であればフィルイン伴奏が開始され、さ
らにエンディング伴奏中(EDG=1)であれば、フィ
ルイン伴奏に移行して小節線の経過によりノーマル伴奏
が継続されるようにフラグCONTNWTが“1”にセ
ットされる。
ロ1またはイントロ2の伴奏中にはスイッチ操作が無効
になり、自動伴奏中でイントロ伴奏の終了後(RUN=
1かつITR1=0かつITR2=0)は、フィルイン
伴奏中(FI=1)であればフィルイン伴奏が停止され
てノーマル伴奏に移行し、ノーマル伴奏中(FI=0か
つEDG=0)であればフィルイン伴奏が開始され、さ
らにエンディング伴奏中(EDG=1)であれば、フィ
ルイン伴奏に移行して小節線の経過によりノーマル伴奏
が継続されるようにフラグCONTNWTが“1”にセ
ットされる。
【0058】図13のイントロ2/エンディング処理S
8はイントロ1/フィルイン処理S7のイントロ1につ
いての処理と同様にイントロ2についての処理を行い、
フィルイン伴奏の代わりにエンディング伴奏についての
処理を行なう。まず、ステップS81でイントロ2/エ
ンディングスイッチ(ITR2/EDGSW)22bの
ONイベントの有無を判定し、ONイベントが無ければ
メインルーチンに復帰し、ONイベントが有ればステッ
プS82でRUN=1であるか否かを判定し、RUN=
1であればステップS88以降の処理を行い、RUN=
1でなければステップS83でSYST=1であるか否
かを判定する。
8はイントロ1/フィルイン処理S7のイントロ1につ
いての処理と同様にイントロ2についての処理を行い、
フィルイン伴奏の代わりにエンディング伴奏についての
処理を行なう。まず、ステップS81でイントロ2/エ
ンディングスイッチ(ITR2/EDGSW)22bの
ONイベントの有無を判定し、ONイベントが無ければ
メインルーチンに復帰し、ONイベントが有ればステッ
プS82でRUN=1であるか否かを判定し、RUN=
1であればステップS88以降の処理を行い、RUN=
1でなければステップS83でSYST=1であるか否
かを判定する。
【0059】ステップS83でSYST=1であればス
テップS85以降の処理を行い、SYST=1でなけれ
ば、ステップS84でITR2とRUNをそれぞれ
“1”にセットし、さらにテンポクロック発生回路8に
タイマカウンタリセット信号を出力してメインルーチン
に復帰する。
テップS85以降の処理を行い、SYST=1でなけれ
ば、ステップS84でITR2とRUNをそれぞれ
“1”にセットし、さらにテンポクロック発生回路8に
タイマカウンタリセット信号を出力してメインルーチン
に復帰する。
【0060】また、ステップS85では、ITR1=1
か否かの判定を行い、ITR1=1でなければステップ
S86でITR2を“1”にセットしてメインルーチン
に復帰し、ITR1=1であればステップS87でIT
R2を“1”にセットするとともにITR1を“0”に
リセットし、さらに、表示器9の中央のドットLED9
2を点灯、それ以外のドットLEDを消灯してメインル
ーチンに復帰する。
か否かの判定を行い、ITR1=1でなければステップ
S86でITR2を“1”にセットしてメインルーチン
に復帰し、ITR1=1であればステップS87でIT
R2を“1”にセットするとともにITR1を“0”に
リセットし、さらに、表示器9の中央のドットLED9
2を点灯、それ以外のドットLEDを消灯してメインル
ーチンに復帰する。
【0061】ステップS88の処理では、ITR1=1
とITR2=1の少なくとも一方の条件が満足されるか
否かを判定し、満足されればそのままメインルーチンに
復帰し、満足されなければ、ステップS89でEDG=
1であるか否かの判定を行なう。
とITR2=1の少なくとも一方の条件が満足されるか
否かを判定し、満足されればそのままメインルーチンに
復帰し、満足されなければ、ステップS89でEDG=
1であるか否かの判定を行なう。
【0062】ステップS89で、EDG=1であればそ
のままメインルーチンに復帰し、EDG=1でなけれ
ば、ステップS801で現在のタイミングTが小節の最
後の1拍以降の値であるか否か判定する。すなわち、図
21に示したように、4小節の各小節において、最後の
1拍が継続される区間ΔTがあり、後述説明するテンポ
クロック割込み処理によりカウントされている現在のタ
イミングTが、区間ΔT内にあるか否かの判定を行な
う。
のままメインルーチンに復帰し、EDG=1でなけれ
ば、ステップS801で現在のタイミングTが小節の最
後の1拍以降の値であるか否か判定する。すなわち、図
21に示したように、4小節の各小節において、最後の
1拍が継続される区間ΔTがあり、後述説明するテンポ
クロック割込み処理によりカウントされている現在のタ
イミングTが、区間ΔT内にあるか否かの判定を行な
う。
【0063】ステップS801でタイミングTが最後の
1拍以降の値(区間ΔT内)であれば、ステップS80
2でEDGWTを“1”にセットしてメインルーチンに
復帰し、最後の1拍以降の値でなければステップS80
3でEDGを“1”にセットしてメインルーチンに復帰
する。
1拍以降の値(区間ΔT内)であれば、ステップS80
2でEDGWTを“1”にセットしてメインルーチンに
復帰し、最後の1拍以降の値でなければステップS80
3でEDGを“1”にセットしてメインルーチンに復帰
する。
【0064】以上の処理により、イントロ2/エンディ
ングスイッチ22はモーメンタリスイッチとして機能
し、図20に示したように、自動伴奏待機中(RUN=
0)のときは、シンクロスタート解除状態(SYST=
0)でイントロ2の自動伴奏が直ぐに開始され、シンク
ロスタート待機状態(SYST=1)ではイントロ2の
選択が行なわれる。
ングスイッチ22はモーメンタリスイッチとして機能
し、図20に示したように、自動伴奏待機中(RUN=
0)のときは、シンクロスタート解除状態(SYST=
0)でイントロ2の自動伴奏が直ぐに開始され、シンク
ロスタート待機状態(SYST=1)ではイントロ2の
選択が行なわれる。
【0065】また、自動伴奏中(RUN=1)で、イン
トロ1かイントロ2のイントロ伴奏中およびエンディン
グ伴奏中(EDG=1)にはスイッチ操作が無効にな
り、ノーマル伴奏中またはフィルイン伴奏中(ITR1
=0かつITR2=0かつEDG=0)には、小節の最
終拍より前のタイミングでスイッチ操作するとエンディ
ング伴奏が直ぐに開始され、最終拍内であれば小節を終
了した後にエンディング伴奏に移行するようにフラグE
DGWTが“1”にセットされる。
トロ1かイントロ2のイントロ伴奏中およびエンディン
グ伴奏中(EDG=1)にはスイッチ操作が無効にな
り、ノーマル伴奏中またはフィルイン伴奏中(ITR1
=0かつITR2=0かつEDG=0)には、小節の最
終拍より前のタイミングでスイッチ操作するとエンディ
ング伴奏が直ぐに開始され、最終拍内であれば小節を終
了した後にエンディング伴奏に移行するようにフラグE
DGWTが“1”にセットされる。
【0066】図14のスタイル処理S9では、ステップ
S91でスタイルセレクト操作子群21のONイベント
の有無を検出し、ONイベントがなければメインルーチ
ンに復帰し、ONイベントがあればステップS92でO
Nイベントのあったスタイルセレクトスイッチに対応す
るスタイルをレジスタSTに書き込んでメインルーチン
に復帰する。
S91でスタイルセレクト操作子群21のONイベント
の有無を検出し、ONイベントがなければメインルーチ
ンに復帰し、ONイベントがあればステップS92でO
Nイベントのあったスタイルセレクトスイッチに対応す
るスタイルをレジスタSTに書き込んでメインルーチン
に復帰する。
【0067】図15のテンポクロック割込み処理S11
は、テンポクロック発生回路8からのテンポクロック割
込み信号により現在のテンポに応じたタイミングで起動
され、先ず、ステップS111でRUN=1であるか否
かを判定し、RUN=0であればこの割込み処理により
中断している元のルーチンに復帰する。
は、テンポクロック発生回路8からのテンポクロック割
込み信号により現在のテンポに応じたタイミングで起動
され、先ず、ステップS111でRUN=1であるか否
かを判定し、RUN=0であればこの割込み処理により
中断している元のルーチンに復帰する。
【0068】一方、RUN=1であれば、ステップS1
12でタイミングカウンタレジスタTをインクリメント
し、ステップS113でITR1=1とITR2=1の
少なくとも一方の条件が満足されるか否かを判定する。
この条件が満足されればイントロ伴奏開始またはイント
ロ伴奏中であるのでステップS114以降でイントロ伴
奏の処理を行い、条件が満足されなければイントロ伴奏
以外の状態であるのでステップS117以降でノーマル
伴奏、フィルイン伴奏またはエンディング伴奏の処理を
行なう。
12でタイミングカウンタレジスタTをインクリメント
し、ステップS113でITR1=1とITR2=1の
少なくとも一方の条件が満足されるか否かを判定する。
この条件が満足されればイントロ伴奏開始またはイント
ロ伴奏中であるのでステップS114以降でイントロ伴
奏の処理を行い、条件が満足されなければイントロ伴奏
以外の状態であるのでステップS117以降でノーマル
伴奏、フィルイン伴奏またはエンディング伴奏の処理を
行なう。
【0069】ステップS114では、レジスタSTに記
憶されたスタイルナンバおよびイントロ1またはイント
ロ2の予め選択されたイントロ伴奏パターン(ITRパ
ターン)について、タイミングTに対応した各種伴奏デ
ータを示すアドレス情報(n)に従って、伴奏データメ
モリの中からTのタイミングに対応するデータがあれば
それらの各種データを読み出しレジスタPTNに格納す
る。
憶されたスタイルナンバおよびイントロ1またはイント
ロ2の予め選択されたイントロ伴奏パターン(ITRパ
ターン)について、タイミングTに対応した各種伴奏デ
ータを示すアドレス情報(n)に従って、伴奏データメ
モリの中からTのタイミングに対応するデータがあれば
それらの各種データを読み出しレジスタPTNに格納す
る。
【0070】次に、ステップS115でタイミングTが
4小節目の最終の小節線の位置に対応するか否かを判定
し、最終の小節線の位置に対応していなければ、ステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS116でITR1、ITR2およびTを
それぞれ“0”にリセットしてステップS1130に進
む。
4小節目の最終の小節線の位置に対応するか否かを判定
し、最終の小節線の位置に対応していなければ、ステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS116でITR1、ITR2およびTを
それぞれ“0”にリセットしてステップS1130に進
む。
【0071】ステップS117では、EDGWT=1で
あるか否かを判定し、EDGWT=1でなければステッ
プS1101に進み、EDGWT=1であればステップ
S118でタイミングTが小節線の位置に対応するか否
かを判定する。この判定で現在のタイミングTが小節線
の位置に対応していなければステップS1101に進
み、小節線の位置に対応していればステップS119で
EDGWTとTを“0”にリセットするとともにEDG
を“1”にセットしてステップS1101に進む。
あるか否かを判定し、EDGWT=1でなければステッ
プS1101に進み、EDGWT=1であればステップ
S118でタイミングTが小節線の位置に対応するか否
かを判定する。この判定で現在のタイミングTが小節線
の位置に対応していなければステップS1101に進
み、小節線の位置に対応していればステップS119で
EDGWTとTを“0”にリセットするとともにEDG
を“1”にセットしてステップS1101に進む。
【0072】ステップS1101ではEDG=1か否か
を判定し、EDG=1でなければ、図16のステップS
1111以降の処理によりノーマル伴奏およびフィルイ
ン伴奏の処理を行い、EDG=1であればステップS1
121以降の処理によってエンディング伴奏の処理を行
なう。
を判定し、EDG=1でなければ、図16のステップS
1111以降の処理によりノーマル伴奏およびフィルイ
ン伴奏の処理を行い、EDG=1であればステップS1
121以降の処理によってエンディング伴奏の処理を行
なう。
【0073】図16のステップS1111ではFI=1
か否かを判定し、FI=1でなければステップS111
2の処理を行なってステップS1113に進む。ステッ
プS1112では、レジスタSTに記憶されたスタイル
ナンバによって指定されるノーマル伴奏パターン(通常
パターン)について、タイミングTに対応した各種伴奏
データを示すアドレス情報(n)に従って、伴奏データ
メモリの中からTのタイミングに対応するデータがあれ
ばそれらの各種データを読み出しレジスタPTNに格納
する。
か否かを判定し、FI=1でなければステップS111
2の処理を行なってステップS1113に進む。ステッ
プS1112では、レジスタSTに記憶されたスタイル
ナンバによって指定されるノーマル伴奏パターン(通常
パターン)について、タイミングTに対応した各種伴奏
データを示すアドレス情報(n)に従って、伴奏データ
メモリの中からTのタイミングに対応するデータがあれ
ばそれらの各種データを読み出しレジスタPTNに格納
する。
【0074】ステップS1112の処理が終了すると、
ステップS1113でタイミングTが4小節目の最終の
小節線の位置に対応するか否かを判定し、最終の小節線
の位置に対応していなければ、そのまま図15のステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS1114でTを“0”にリセットしてス
テップS1130に進む。
ステップS1113でタイミングTが4小節目の最終の
小節線の位置に対応するか否かを判定し、最終の小節線
の位置に対応していなければ、そのまま図15のステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS1114でTを“0”にリセットしてス
テップS1130に進む。
【0075】一方、ステップS1111の判定でFI=
1であれば、ステップS1115の処理を行なってステ
ップS1116に進む。ステップS1115では、レジ
スタSTに記憶されたスタイルナンバによって指定され
るフィルイン伴奏パターン(FIパターン)について、
タイミングTに対応した各種伴奏データを示すアドレス
情報(n)に従って、伴奏データメモリの中からTのタ
イミングに対応するデータがあればそれらの各種データ
を読み出しレジスタPTNに格納する。
1であれば、ステップS1115の処理を行なってステ
ップS1116に進む。ステップS1115では、レジ
スタSTに記憶されたスタイルナンバによって指定され
るフィルイン伴奏パターン(FIパターン)について、
タイミングTに対応した各種伴奏データを示すアドレス
情報(n)に従って、伴奏データメモリの中からTのタ
イミングに対応するデータがあればそれらの各種データ
を読み出しレジスタPTNに格納する。
【0076】ステップS1115の処理が終了すると、
ステップS1116でタイミングTが4小節目の最終の
小節線の位置に対応するか否かを判定し、最終の小節線
の位置に対応していなければ、そのまま図15のステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS1117でFIとTをそれぞれ“0”に
リセットしてステップS1130に進む。
ステップS1116でタイミングTが4小節目の最終の
小節線の位置に対応するか否かを判定し、最終の小節線
の位置に対応していなければ、そのまま図15のステッ
プS1130に進み、最終の小節線の位置に対応してい
ればステップS1117でFIとTをそれぞれ“0”に
リセットしてステップS1130に進む。
【0077】図15のステップS1121では、CON
TNWT=1か否かを判定し、CONTNWT=1でな
ければステップS1124の処理を行なってステップS
1125に進み、CONTNWT=1であればステップ
S1122以降でエンディング伴奏解除の処理を行なっ
てステップS1124に進む。
TNWT=1か否かを判定し、CONTNWT=1でな
ければステップS1124の処理を行なってステップS
1125に進み、CONTNWT=1であればステップ
S1122以降でエンディング伴奏解除の処理を行なっ
てステップS1124に進む。
【0078】ステップS1122では、現在のタイミン
グTが小節線の位置に対応するか否かを判定し、小節線
の位置に対応していなければステップS1124に進
み、小節線の位置に対応していればステップS1123
でCONTNWT、EDGおよびFIをそれぞれを
“0”にリセットして図16のステップS1111に進
む。
グTが小節線の位置に対応するか否かを判定し、小節線
の位置に対応していなければステップS1124に進
み、小節線の位置に対応していればステップS1123
でCONTNWT、EDGおよびFIをそれぞれを
“0”にリセットして図16のステップS1111に進
む。
【0079】また、ステップS1124では、レジスタ
STに記憶されたスタイルナンバによって指定されるエ
ンディング伴奏パターン(EDGパターン)について、
タイミングTに対応した各種伴奏データを示すアドレス
情報(n)に従って、伴奏データメモリの中からTとT
からT+1のタイミングにはさまれた各種データを読み
出しレジスタPTNに格納する。
STに記憶されたスタイルナンバによって指定されるエ
ンディング伴奏パターン(EDGパターン)について、
タイミングTに対応した各種伴奏データを示すアドレス
情報(n)に従って、伴奏データメモリの中からTとT
からT+1のタイミングにはさまれた各種データを読み
出しレジスタPTNに格納する。
【0080】そして、ステップS1125で、タイミン
グTが4小節目の最終の小節線の位置に対応するか否か
を判定し、最終の小節線の位置に対応していなければ、
そのままステップS1127に進み、最終の小節線の位
置に対応していればステップS1126でTを“0”に
リセットしてステップS1127に進む。
グTが4小節目の最終の小節線の位置に対応するか否か
を判定し、最終の小節線の位置に対応していなければ、
そのままステップS1127に進み、最終の小節線の位
置に対応していればステップS1126でTを“0”に
リセットしてステップS1127に進む。
【0081】ステップS1127では、読み出されたP
TNのデータがエンドマークであるか否かを判定し、エ
ンドマークでなければそのままステップS1130に進
み、エンドマークであればステップS1128でRUN
とEDGを共に“0”にリセットして、この割込み処理
により中断している元のルーチンに復帰する。
TNのデータがエンドマークであるか否かを判定し、エ
ンドマークでなければそのままステップS1130に進
み、エンドマークであればステップS1128でRUN
とEDGを共に“0”にリセットして、この割込み処理
により中断している元のルーチンに復帰する。
【0082】このように、エンディング伴奏中であれ
ば、図15のステップS1127の判定が必ず行なわれ
るので、エンドマークが検出されるとRUN=0および
EDG=0にされ、エンディング伴奏の状態が解除され
る。
ば、図15のステップS1127の判定が必ず行なわれ
るので、エンドマークが検出されるとRUN=0および
EDG=0にされ、エンディング伴奏の状態が解除され
る。
【0083】そして、ステップS1130では、PTN
のデータを音源4に出力して各伴奏の発音を行なう。
のデータを音源4に出力して各伴奏の発音を行なう。
【0084】なお、ステップS117(図15)の判定
でEDGWT=1であれば小節線に達したときにステッ
プS119でEDGWT=0となる。したがって、ED
GWT=1となるのは、図13に示したように、ノーマ
ル伴奏またはフィルイン伴奏のときに小節最後の1拍内
でイントロ2/エンディングスイッチ22bを操作した
ときである(ステップS803の処理)。したがって、
このような操作を行なうと、ノーマル伴奏またはフィル
イン伴奏が小節の区切りまで演奏され、その後、ステッ
プS119でEDGが“1”にセットされることにより
エンディング伴奏に移行する。
でEDGWT=1であれば小節線に達したときにステッ
プS119でEDGWT=0となる。したがって、ED
GWT=1となるのは、図13に示したように、ノーマ
ル伴奏またはフィルイン伴奏のときに小節最後の1拍内
でイントロ2/エンディングスイッチ22bを操作した
ときである(ステップS803の処理)。したがって、
このような操作を行なうと、ノーマル伴奏またはフィル
イン伴奏が小節の区切りまで演奏され、その後、ステッ
プS119でEDGが“1”にセットされることにより
エンディング伴奏に移行する。
【0085】また、ステップS1121(図15)の判
定でCONTNWT=1であれば小節線に達したときに
ステップS1123でCONTNWT=0となる。した
がって、CONTNWT=1となるのは、図12に示し
たように、エンディング伴奏のときにイントロ1/フィ
ルインスイッチ22aを操作したときである(ステップ
S704の処理)。したがって、例えばエンディング伴
奏のときにこのような操作を行なうと、エンディング伴
奏が小節の区切りまで演奏され、その後、ステップS1
123でEDGとFIが“0”にリセットされることに
よりノーマル伴奏に移行する。
定でCONTNWT=1であれば小節線に達したときに
ステップS1123でCONTNWT=0となる。した
がって、CONTNWT=1となるのは、図12に示し
たように、エンディング伴奏のときにイントロ1/フィ
ルインスイッチ22aを操作したときである(ステップ
S704の処理)。したがって、例えばエンディング伴
奏のときにこのような操作を行なうと、エンディング伴
奏が小節の区切りまで演奏され、その後、ステップS1
123でEDGとFIが“0”にリセットされることに
よりノーマル伴奏に移行する。
【0086】このように、テンポクロック割込み処理が
起動される毎に、RUN=1であれば、ITR1、IT
R2、FI、EDGの各フラグの状態に応じてイントロ
伴奏、ノーマル伴奏、フィルイン伴奏およびエンディン
グ伴奏が行なわれるが、RUN=0(自動伴奏待機中)
からRUN=1となるのは、図17に示したようにスタ
ート/ストップスイッチ22dを操作したとき、図19
および図20に示したようにシンクロスタート解除状態
(SYST=0)でイントロ1/フィルインスイッチ2
2aまたはイントロ2/エンディングスイッチ22bを
操作したとき、およびシンクロスタート待機状態(SY
ST=1)で左鍵域を押鍵したとき(図9のステップS
37)である。
起動される毎に、RUN=1であれば、ITR1、IT
R2、FI、EDGの各フラグの状態に応じてイントロ
伴奏、ノーマル伴奏、フィルイン伴奏およびエンディン
グ伴奏が行なわれるが、RUN=0(自動伴奏待機中)
からRUN=1となるのは、図17に示したようにスタ
ート/ストップスイッチ22dを操作したとき、図19
および図20に示したようにシンクロスタート解除状態
(SYST=0)でイントロ1/フィルインスイッチ2
2aまたはイントロ2/エンディングスイッチ22bを
操作したとき、およびシンクロスタート待機状態(SY
ST=1)で左鍵域を押鍵したとき(図9のステップS
37)である。
【0087】また、図19および図20に示したよう
に、自動伴奏待機中でシンクロスタート待機状態のと
き、イントロ1/フィルインスイッチ22aかイントロ
2/エンディングスイッチ22bを操作することにより
イントロ1またはイントロ2の所望の伴奏パターンを選
択することができる。したがって、この実施例ではシン
クロスタート待機状態でイントロを予約しておき、押鍵
と同時にイントロ伴奏を開始することができるので、演
奏のバリエーションが豊かになる。
に、自動伴奏待機中でシンクロスタート待機状態のと
き、イントロ1/フィルインスイッチ22aかイントロ
2/エンディングスイッチ22bを操作することにより
イントロ1またはイントロ2の所望の伴奏パターンを選
択することができる。したがって、この実施例ではシン
クロスタート待機状態でイントロを予約しておき、押鍵
と同時にイントロ伴奏を開始することができるので、演
奏のバリエーションが豊かになる。
【0088】なお、4小節に満たないエンディングパタ
ーンについてエンドマークをエンディングパターンの終
了部分だけに設けるようにすると、例えば、エンディン
グ伴奏中にスタイル変更を行なって、長いエンディング
パターンから短いエンディングパターンの終了部分の後
に移行した場合、残りの無音状態が続いた後、エンディ
ングパターンの最初に戻って短いエンディングパターン
がさらに伴奏されて終了することになる。しかし、本発
明においては、前記のようにエンディングパターンの終
了部分以降にエンドマークが設けられているので、上記
のような不都合を防止することができる。
ーンについてエンドマークをエンディングパターンの終
了部分だけに設けるようにすると、例えば、エンディン
グ伴奏中にスタイル変更を行なって、長いエンディング
パターンから短いエンディングパターンの終了部分の後
に移行した場合、残りの無音状態が続いた後、エンディ
ングパターンの最初に戻って短いエンディングパターン
がさらに伴奏されて終了することになる。しかし、本発
明においては、前記のようにエンディングパターンの終
了部分以降にエンドマークが設けられているので、上記
のような不都合を防止することができる。
【発明の効果】以上説明したように請求項1の自動伴奏
装置によれば、タイミングカウンタによりテンポクロッ
ク等を一定数計数しながらこの計数値に対応するタイミ
ングデータを参照して伴奏データを読み出すようにした
自動伴奏装置において、スタイル毎の各伴奏データに、
複数のエンドマークを付加し、このエンドマークを検出
して自動伴奏を停止させるようにしたので、エンディン
グ伴奏の長さをスタイルに応じたものにしながら、簡単
な構成でエンディング伴奏終了時の不都合を解消するこ
とができ、さらに、複数のエンドマークにより、途中の
タイミングから伴奏データを読み出しても複数のエンド
マークのうち最初に読み出されるものを検出するので、
その伴奏パターン内で自動伴奏を停止できる。また、請
求項2の自動伴奏装置によれば、所定長の第1の伴奏デ
ータと該所定長より短い第2の伴奏データとを選択して
自動伴奏を行なう場合に、第2の伴奏データに、最後の
演奏イベントから所定長の最後までの間において演奏進
行上の所定のタイミングに対して演奏終了を示す複数の
エンドマークを付加し、このエンドマークを検出して自
動伴奏を停止させるようにしたので、エンディング伴奏
中のスタイル変更によって、短いエンディング伴奏に切
り換えても、このエンドマークにより速やかに自動伴奏
が停止するので、エンディング伴奏の長さをスタイルに
応じたものにしながら、簡単な構成でエンディング伴奏
終了時の不都合を解消することができ、さらに、複数の
エンドマークにより、最初のエンドマーク の後の途中の
タイミングから伴奏データを読み出しても次に最初に読
み出されるものを検出するので、その伴奏パターン内で
自動伴奏を停止できる。
装置によれば、タイミングカウンタによりテンポクロッ
ク等を一定数計数しながらこの計数値に対応するタイミ
ングデータを参照して伴奏データを読み出すようにした
自動伴奏装置において、スタイル毎の各伴奏データに、
複数のエンドマークを付加し、このエンドマークを検出
して自動伴奏を停止させるようにしたので、エンディン
グ伴奏の長さをスタイルに応じたものにしながら、簡単
な構成でエンディング伴奏終了時の不都合を解消するこ
とができ、さらに、複数のエンドマークにより、途中の
タイミングから伴奏データを読み出しても複数のエンド
マークのうち最初に読み出されるものを検出するので、
その伴奏パターン内で自動伴奏を停止できる。また、請
求項2の自動伴奏装置によれば、所定長の第1の伴奏デ
ータと該所定長より短い第2の伴奏データとを選択して
自動伴奏を行なう場合に、第2の伴奏データに、最後の
演奏イベントから所定長の最後までの間において演奏進
行上の所定のタイミングに対して演奏終了を示す複数の
エンドマークを付加し、このエンドマークを検出して自
動伴奏を停止させるようにしたので、エンディング伴奏
中のスタイル変更によって、短いエンディング伴奏に切
り換えても、このエンドマークにより速やかに自動伴奏
が停止するので、エンディング伴奏の長さをスタイルに
応じたものにしながら、簡単な構成でエンディング伴奏
終了時の不都合を解消することができ、さらに、複数の
エンドマークにより、最初のエンドマーク の後の途中の
タイミングから伴奏データを読み出しても次に最初に読
み出されるものを検出するので、その伴奏パターン内で
自動伴奏を停止できる。
【図1】本発明に係わるエンドマークの位置の一例を示
す図である。
す図である。
【図2】実施例におけるエンディングの伴奏パターンデ
ータの詳細を示すフォーマット図である。
ータの詳細を示すフォーマット図である。
【図3】実施例におけるアドレステーブルを示す図であ
る。
る。
【図4】本発明実施例の自動伴奏装置を適用した電子楽
器のブロック図である。
器のブロック図である。
【図5】実施例におけるパネル面を示す図である。
【図6】実施例におけるテンポクロック発生回路を示す
図である。
図である。
【図7】実施例における伴奏パターンデータのフォーマ
ット図である。
ット図である。
【図8】実施例における制御のメインルーチンのフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】実施例における鍵イベント処理のフローチャー
トである。
トである。
【図10】実施例におけるスタート/ストップ処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図11】実施例におけるシンクロスタート処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図12】実施例におけるイントロ1/フィルイン処理
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図13】実施例におけるイントロ2/エンディング処
理のフローチャートである。
理のフローチャートである。
【図14】実施例におけるスタイル処理のフローチャー
トである。
トである。
【図15】実施例におけるテンポクロック割込み処理の
フローチャートの一部である。
フローチャートの一部である。
【図16】実施例におけるテンポクロック割込み処理の
フローチャートの他の一部である。
フローチャートの他の一部である。
【図17】実施例におけるスタート/ストップスイッチ
の操作とフラグおよび動作の関係を説明する図である。
の操作とフラグおよび動作の関係を説明する図である。
【図18】実施例におけるシンクロスタートスイッチの
操作とフラグおよび動作の関係を説明する図である。
操作とフラグおよび動作の関係を説明する図である。
【図19】実施例におけるイントロ1/フィルインスイ
ッチの操作とフラグおよび動作の関係を説明する図であ
る。
ッチの操作とフラグおよび動作の関係を説明する図であ
る。
【図20】実施例におけるイントロ2/エンディングス
イッチの操作とフラグおよび動作の関係を説明する図で
ある。
イッチの操作とフラグおよび動作の関係を説明する図で
ある。
【図21】実施例における小節内最終拍とタイミングと
の関係を説明する図である。
の関係を説明する図である。
1…CPU、2…パネルスイッチ、3…キーボード、6
…プログラムメモリ、22a…イントロ1/フィルイン
スイッチ、22b…イントロ2/エンディングスイッ
チ、22c…シンクロスタートスイッチ、22d…スタ
ート/ストップスイッチ。
…プログラムメモリ、22a…イントロ1/フィルイン
スイッチ、22b…イントロ2/エンディングスイッ
チ、22c…シンクロスタートスイッチ、22d…スタ
ート/ストップスイッチ。
Claims (5)
- 【請求項1】 設定されたテンポに応じた速さで一定数
を計数するタイミングカウンタと、上記一定数以下の値
に設定された複数のタイミングデータに伴奏構成音の楽
音情報をそれぞれ対応付けて構成した伴奏データを、曲
のスタイル毎に記憶している記憶手段とを備え、 現在選択されているスタイルについて、前記タイミング
カウンタの計数値で前記タイミングデータを参照するこ
とにより前記記憶手段から楽音情報を順次読み出し、該
楽音情報に基づいて自動伴奏を行なうようにした自動伴
奏装置であって、 前記スタイル毎の各伴奏データには、複数のエンドマー
クが付加され、該エンドマークを読み出したときに自動
伴奏を停止するようにしたことを特徴とする自動伴奏装
置。 - 【請求項2】 所定長のエンディング伴奏用の第1の伴
奏データと該所定長より短いエンディング伴奏用の第2
の伴奏データとを含む自動伴奏データを記憶する記憶手
段と、 前記第1および第2の伴奏データから1つを選択する選
択手段と、 前記記憶手段から前記選択手段によって選択された伴奏
データを読み出す読出し手段であって、第1の伴奏デー
タの読み出し中に前記選択手段によって第2の伴奏デー
タが選択されたときには該選択にかかる演奏タイミング
に対応する第2の伴奏データを読み出すようにする読出
し手段と、 該読出し手段によって読み出された自動伴奏データに基
づいて自動伴奏を行なう自動伴奏手段とを備え、 前記第2の伴奏データには、最後の演奏イベントから所
定長の最後までの間において演奏進行上の所定のタイミ
ングに対して演奏終了を示す複数のエンドマークが付加
されており、第2の伴奏データに基づく自動伴奏中にエ
ンドマークを読み出したときには自動伴奏を停止するよ
うにしたことを特徴とする自動伴奏装置。 - 【請求項3】 前記第1の伴奏データと第2の伴奏デー
タの長さの差に応じた数のエンドマークが付加されてい
ることを特徴とする請求項2記載の自動伴奏装置。 - 【請求項4】 前記複数のエンドマークは、伴奏データ
における最後の演奏イベントから所定長の間に付加され
ていることを特徴とする請求項1記載の自動伴奏装置。 - 【請求項5】 前記伴奏データにおいて、最後の演奏イ
ベントから所定長の間の小節線のタイミングにそれぞれ
エンドマークが付加されていることを特徴とする請求項
2記載の自動伴奏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22053591A JP3163671B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動伴奏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22053591A JP3163671B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動伴奏装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561467A JPH0561467A (ja) | 1993-03-12 |
JP3163671B2 true JP3163671B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=16752521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22053591A Expired - Fee Related JP3163671B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動伴奏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3163671B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP22053591A patent/JP3163671B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0561467A (ja) | 1993-03-12 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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