JP3005911B2 - 演奏制御装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、リズム練習機能が付加
された電子楽器に係わり、更に詳しくは、演奏者がＲＯ
Ｍ等に予め記憶されているメロディの自動演奏および所
定のリズムパターンに従ったリズムの自動演奏に合わせ
てマニュアル演奏を行うことのできる電子楽器に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の電子楽器において、リズム練習機
能を有するものがある。これは、ＲＯＭカード等に記憶
されている所定のメロディが選択されたリズムに合わせ
て自動演奏されているときに、演奏者がそのリズムに合
わせて鍵盤から押鍵操作して自動演奏と同じメロディを
マニュアル演奏するようになっている。そして、そのリ
ズムやテンポに応じて正しく押鍵操作したときのみメロ
ディの自動演奏は引き続き進行し、誤って押鍵操作する
とメロディの自動演奏の進行が止まるようにして、初心
者がリズム演奏に対応する正しい押鍵操作を練習できる
ようにしている（たとえば、特公昭６３−２７７１９号
公報に記載のもの）。

【０００３】また、誤って押鍵操作しても、押鍵操作の
誤りの度合いに応じて自動的に変更されたテンポでメロ
ディの自動演奏がそのまま進行するようになっているも
のもある（たとえば、特公昭６３−３３７１９号公報に
記載のもの）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、誤って押鍵操
作したときメロディの進行が止まる上記従来例では、模
範演奏としての自動演奏の音が止まってしまうこととな
り、誤って押鍵操作をした次の小節から模範演奏に追随
して正しいリズムテンポで演奏を続けて行くという本来
望ましいとされている練習方法が採れないという問題が
あった。

【０００５】また、誤って押鍵操作したときの押鍵操作
の誤りの度合いに応じて自動的に自動演奏のテンポが変
更される上記従来例では、例え続けてマニュアル演奏が
できるにしても、途中でテンポが変更されてしまうので
は、正しいテンポに応じたリズム演奏の押鍵操作をいつ
までも修得できないという問題があった。

【０００６】特に近年、電子楽器の自動リズム演奏機能
には、本体装置のメモリサイズの拡大に伴って多種多様
のリズムパターンが設けられるようになっており、初心
者にとって基本ビートを確実にとらえてリズム演奏する
のはなかなか困難となっている。このためにも、リズム
演奏の練習が容易に行なえる電子楽器の出現が要望され
ている。

【０００７】本発明の課題は、自動演奏の演奏に合わせ
て行われた押鍵操作に誤りがあっても自動演奏のテンポ
を変更したり自動演奏の進行を中断することなく、最後
まで継続してリズムの練習を行えるようにすることにあ
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。楽音情報記憶手段は、例えば装置本体に脱着可
能なＲＯＭカード、若しくはＲＯＭチップ等から成り、
メロディを構成する各メロディ音に対応する一連の楽音
情報を記憶する。この楽音情報は、例えば任意に指定可
能な複数のメロディを構成する各メロディ音の音高を示
す音高情報とその音高に対応する符長（音長）情報から
なりメロディの進行順に記憶される。なお、発音タイミ
ング情報、ベロシティ情報等もいっしょに記憶させても
よい。

【０００９】リズム情報記憶手段は、例えばＲＯＭチッ
プ等からなり、リズムパターン情報を記憶する。このリ
ズムパターン情報は、例えば任意に指定可能な複数のリ
ズムパターンを各リズムパターン毎にイントロ、フィル
イン、エンディングから成るリズムパターン情報として
記憶される。また、特定の、例えば基本パターンがガイ
ドパターンとして記憶される。

【００１０】読出手段は、例えばアドレス生成回路等か
らなり、楽音情報記憶手段から楽音情報を読み出すとと
もに、リズム情報記憶手段からリズムパターン情報を読
み出す。

【００１１】自動演奏手段は、読出手段にて読み出され
る楽音情報及びリズムパターン情報に基づいて自動演奏
を行う。この自動演奏処理は、例えば、ＭＩＤＩ( Musi
calInstrument digital Interface) に基づくＭＩＤＩ
情報の送信によりＭＩＤＩ音源を制御したり、内蔵また
は外部のデジタル音源、アナログ音源を制御することに
より行う。

【００１２】操作子は、例えば複数個の鍵を有する鍵盤
等から成り、任意の音高を指定する押鍵操作情報を出力
する。なお、操作子は、このような鍵である必要はな
く、鍵の代りに、ドラムパッドでもよい。この場合はド
ラムパッドの操作により操作情報を出力する。

【００１３】一致検出手段は、例えば比較器等からな
り、楽音情報記憶手段から読み出された楽音情報と操作
子から出力された操作情報との一致を検出する。一致検
出のための判定データは、例えば読み出された音高情報
と操作子により得られた操作情報により指示された音高
情報、読み出された符長情報により指示された指示タイ
ミングと操作子の操作タイミング若しくは読み出された
発音タイミング情報により指示された指示タイミングと
操作子による操作タイミングである。それぞれ双方の一
致により一致検出がなされる。

【００１４】リズムパターン変更指示手段は、例えばア
ドレス指定回路等からなり、一致検出手段による一致の
検出がなされなかったとき現在自動演奏されている第１
のリズムパターンを第２のリズムパターンに変更する。
この変更されるリズムパターンは例えばガイドパターン
である。

【００１５】リズムパターン復帰指示手段は、例えばフ
リップフロップ回路等から成り、リズムパターン変更指
示手段により第２のリズムパターンに変更された後、一
致検出手段が楽音情報と操作子から出力された操作情報
が一致していることを検出して、この一致状態が所定時
間継続していれば、自動演奏手段に変更前の第１のリズ
ムパターンに復帰して演奏するよう指示する。

【００１６】

【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。楽音情
報記憶手段から読み出された楽音情報に基づくメロディ
音が、リズム情報記憶手段から読み出された第１のリズ
ムパターンのもとで自動演奏される。

【００１７】このとき、操作子により操作情報が出力さ
れると、その操作情報が楽音情報記憶手段から読み出さ
れた楽音情報と一致していれば一致検出手段により一致
が検出される。この一致検出の状態のもとでは、前記第
１のリズムパターンに従ったリズム音の自動演奏が継続
的に行われる。

【００１８】しかし、一致しないことが検出された場合
は、これに応答してリズムパターン変更指示手段により
現在自動演奏されている第１のリズムパターンを第２の
リズムパターンに変更して、この第２のリズムパターン
に従ったリズム音の自動演奏を開始する。

【００１９】その後、自動演奏されているリズムパター
ンが第２のリズムパターンに変更された後、一致検出手
段が楽音情報と操作情報の一致を検出してから所定時間
当該一致検出が継続されると、リズムパターン復帰指示
手段は自動演奏手段に対して第１のリズムパターンに復
帰して演奏するよう指示する。したがって、操作子を誤
って操作した時は平易な内容の基本リズムパターンであ
る第２のリズムパターンでリズム音の自動演奏が行わ
れ、操作子が正しく操作されている間では第２のリズム
パターンの内容より難易度の高い第１のリズムパターン
でリズム音が自動演奏されるようになるので、演奏途中
で操作子の操作を誤ったとしても自動演奏のテンポを変
更することなく容易なリズムパターンで演奏を継続する
ことができる。

【００２０】

【実施例】図１は、本発明に係わる第１の実施例のブロ
ック図である。同図において、自動演奏メモリ１はＲＯ
Ｍ（リード・オンリ・メモリ）カード等から成り、図２
に模式的に示すように複数の符長情報と音高情報からな
る自動演奏データを記憶する。この自動演奏データにつ
いて説明しておくと、例えば、同図の２−１、２−２に
示す如く、符長情報「８」、音高情報「Ｃ3 」が先ず読
み出され、次に、符長情報「１６」、音高情報「Ｇ3 」
と順次読み出されていくものである。そして、同図に示
す符長情報「１６」は１タイミング前に読み出されてい
る音高情報「Ｃ3 」の符長（発音時間）を指定する。

【００２１】図１に戻り、上記自動演奏メモリ１には自
動演奏回路２が信号線、データ線を介して接続されてい
る。この自動演奏回路２は、マイクロプロセッサ等から
成り、特に図示しないカウンタＣを内蔵している。そし
て、自動演奏メモリ１から、符長情報と音高情報を順次
読み出し、読み出す毎にリズムクロック生成器３から入
力するリズムクロック信号ｃに同期して内蔵のカウンタ
Ｃにて計数し、その計数値が上記読み出した符長情報で
指定されている値に達すると、上記読み出した音高情報
を自動演奏押鍵信号ｅとして後述する音源回路４に出力
する。そして、再び次の符長情報と音高情報を読み出
し、カウンタＣをリセットしてから計数を開始するとい
うことを繰り返す。上記符長情報はテンポの最小単位時
間を「１」として例えば「８」、「１６」等の値で目標
時間を指定する「１」オリジンのデータであり、音高情
報は例えば「Ｃ3 」、「Ｇ3 」等の音高を指定するデー
タある。

【００２２】音源回路４は時分割処理で複数の音を同時
に発音可能な回路であり、上記自動演奏回路２から入力
する自動演奏押鍵信号ｅに基づいて楽音を生成し、後述
するミキサ１４、アンプ１５を介して外部に放音する。
この音源回路４には押鍵判別回路６も接続されており、
押鍵信号が入力するが、これについては後述する。

【００２３】これにより、上記自動演奏押鍵信号ｅに基
づく楽音例えば「Ｇ3」の発音が、自動演奏回路２によ
り次に自動演奏メモリ１から読み出された符長情報と音
高情報のうちの符長情報例えば「１６」により指定され
る時間まで継続する。

【００２４】また、自動演奏回路２は、同図破線で示す
後述する押鍵操作の誤りを判別する判別回路５に接続し
ている。この判別回路５は、カウンタＢ、判別器５−
１、一致検出器５−２、１ビット加算器５−３、フリッ
プフロップ５−４、カウンタＡ、アンドゲート回路５−
５等から構成されている。

【００２５】そして、自動演奏回路２は、上記音源回路
４に対する自動演奏押鍵信号ｅの出力と共に、発音タイ
ミング信号ｆをカウンタＢと一致検出回路５−２に、符
長情報ｇを判別器５−１に出力し、また、続いて読み出
す音高情報ｈを一致検出回路５−２に出力する。

【００２６】カウンタＢは、自動演奏回路２から発音タ
イミング信号ｆが入力する毎に、「０」クリアされ、リ
ズムクロック生成器３から入力するテンポクロック信号
ｄに同期して計数し、その計数データを逐次１ビット加
算器５−３へ出力する。

【００２７】１ビット加算器５−３は、カウンタＢから
入力する計数データに「１」加算して、その「１」加算
された計数データｉを判別器５−１へ出力する。これに
より、カウンタＢで計数された「０」オリジンの計数値
が、１ビット加算器５−３を介して「１」オリジンの計
数値ｉとなるため、判別器５−１による前記「１」オリ
ジンの符長情報の目標値との照合が可能となる。

【００２８】一致検出回路５−２は、その出力が発音タ
イミング信号ｆによりリセットされ、直後に自動演奏回
路２から入力する音高情報ｈと後述する押鍵判別回路６
から入力する押鍵信号ｍのデータが一致すれば、押鍵一
致信号ｊを判別器５−１へ出力する。このように、一致
検出回路５−２は、自動演奏の音高と後述する押鍵操作
により指定された音高とが一致しているかを判別する。

【００２９】押鍵判別回路６の入力側には、鍵走査回路
８を介して鍵盤９が接続されており、出力側には上記判
別器５−１、一致検出回路５−２及び音源回路４が接続
されている。そして、上記鍵盤９からの鍵操作信号（キ
ー・オン／オフ信号）は、キーマトリクスレジスタから
成る鍵走査回路８で走査される。押鍵判別回路６は一定
周期で鍵走査回路８から全ての鍵操作信号を順次取り込
み、キーオンとなっているものについて対応するノート
番号、ベロシティ値等から成る押鍵信号ｍを上記一致検
出回路５−２、判別器５−１及び音源回路４に出力す
る。

【００３０】このように、判別器５−１には、上記カウ
ンタ出力ｉ、符長情報出力ｇ、一致検出出力ｊ、及び押
鍵情報出力ｍが入力する。判別器５−１は、次に述べる
ような比較判定動作を行う論理回路により構成されお
り、押鍵操作のタイミングを監視すると共に、総合的な
判断を行うものである。この判別器５−１は、自動演奏
回路２から出力される符長情報出力ｇを、対応する音高
情報の発音の最終タイミングを示す目標値として一時的
に記憶し、１ビット加算器５−３からのカウンタ出力ｉ
を、上記目標値である符長情報ｇと照合し、双方一致し
た時はその符長情報ｇにより指定された発音の最終タイ
ミングであると判別している。

【００３１】そして、一致検出回路５−２から押鍵一致
検出信号ｊが入力すると、その入力信号ｊの立ち上がり
を検出し、その入力が上記発音の最終タイミングでなけ
れば判別信号ｋを出力してフリップフロップ５−４をセ
ットし、同時にカウンタＡをクリアするが、発音の最終
タイミングとなっていれば判別信号ｋを出力しないよう
になっている。また、一方、発音の最終タイミングであ
りながら押鍵一致検出信号ｋの入力がない場合も判別信
号ｋを出力して、上記同様にフリップフロップ５−４を
セットし、カウンタＡをクリアする。

【００３２】また、判別器５−１は、押鍵判別回路６か
ら入力する押鍵信号ｍの信号立ち上がりも検出してお
り、この押鍵信号ｍの入力が、上記発音の最終タイミン
グ以外であれば、この場合も判別信号ｋを出力する。

【００３３】カウンタＡは、例えば６ビットカウンタ等
からなり、リズムクロック生成器３からアンドゲート回
路５−５を介して入力するリズムクロック信号ａに同期
して６４ビットの計数により所定時間を計測する。そし
て、上述したように判別信号ｋの入力によりリセットさ
れるが、判別信号ｋの入力がなければカウントアップし
てキャリー信号をフリップフロップ５−４に出力する。

【００３４】フリップフロップ５−４は、入力側セット
端子には前記判別器５−１が、リセット端子には前記カ
ウンタＡが接続されており、出力側にはリズムアドレス
生成回路７とアンドゲート回路５−５が接続されいる。
フリップフロップ５−４は、上述したように、判別器５
−１からの判別信号ｋによりセットされると、リズムア
ドレス生成回路７とアンドゲート回路５−５−へＣＯＮ
Ｔ信号を出力するが、一方、カウンタＡからのキャリー
信号によりリセットされる。

【００３５】これにより、判別信号ｋの出力に基づいて
フリップフロップ５−４からＣＯＮＴ信号が出力される
と、同じく判別信号ｋによりリセットされたカウンタＡ
がアンドゲート５−５を介して入力するリズムクロック
信号ａに基づいて「０」から計数を開始する。そして、
所定時間（６４ビットのカウント時間中に）判別信号ｋ
の出力がなければ、キャリー信号によりフリップフロッ
プ５−４がリセットされるため、アンドゲート回路５−
５からリズムクロック信号ａがカウンタＡに入力せず、
次の判別信号ｋの入力によりフリップフロップ５−４が
セットされるまでは、カウンタＡによる計数は再開され
ない。

【００３６】以上の動作により、後述する正しい音高を
指定した押鍵がなされた場合であっても、正しい押鍵タ
イミングでなければカウンタＡがクリアされて、再度
「０」から計測が始まるようになっており、また、押鍵
操作の時期が押鍵タイミングでない場合、または、押鍵
タイミングであるにも拘らず正しい押鍵操作がない場合
もカウンタＡがクリアされて、計測が「０」から再開さ
れる。このように誤った押鍵操作が行われて所定時間内
でさらに誤った押鍵操作があると、フリップフロップ５
−４はいつまでもカウンタＡによるリセットがなされな
いため、アンドゲート回路５−５とリズムアドレス生成
回路７に対してＣＯＮＴ信号を出し続けることになる。
一方、一定時間、押鍵操作に誤りがなければ、即ち正し
く押鍵操作が続けられていれば、その一定時間経過後に
フリップフロップ５−４がリセットされるため、ＣＯＮ
Ｔ信号が停止する（「０」となる）。

【００３７】リズムアドレス生成回路７は、上記フリッ
プフロップ５−４の他、リズムスイッチ走査回路１０を
介してリズムスイッチ群１１、リズムクロック生成器
３、及びリズムパターンメモリ１２に接続しており、そ
の出力は、リズムクロック生成器３から入力する基本ク
ロック信号ｂに同期している。このリズムアドレス生成
回路７は、リズムスイッチ群１１により選択・指定され
ているリズムパターン番号を、リズムスイッチ走査回路
１０を介して読み出しており、通常は、即ち前記フリッ
プフロップ５−４からのＣＯＮＴ信号出力がない時は、
その読み出したリズムパターン番号に対応するリズム情
報のアドレス信号ｎを、リズムパターンメモリ１２に繰
り返し出力する。

【００３８】一方、フリップフロップ５−４からＣＯＮ
Ｔ信号が出力されると、そのＣＯＮＴ信号が入力してい
る間は、リズムスイッチ群１１によるリズムパターン番
号の指定を無視して、基本リズムパターンのリズム情報
のアドレス信号ｎをリズムパターンメモリ１２に繰り返
し出力する。そして、フリップフロップ５−４からのＣ
ＯＮＴ信号が停止すれば、再びリズムスイッチ群１１に
より指定されたリズムパターン番号に対応するリズム情
報のアドレス信号ｎを送出する。

【００３９】リズムパターンメモリ１２は、ＲＯＭ等か
ら成っており、第１の基本リズムパターン及びリズムス
イッチ群１１により選択される各第２のリズムパターン
毎に、１小節分のリズム情報を、例えば１小節を３２分
割して表現可能なノートオン、ノートオフ信号として記
憶している。このリズムパターンメモリ１２は、出力側
にリズム音源回路１３が接続されており、リズムアドレ
ス生成回路７から入力するアドレス信号に基づいて、そ
のアドレス信号で指定される１小節分のリズム情報をリ
ズム音源回路１３に出力する。

【００４０】リズム音源回路１３は、例えば、ドラム、
ベース等の複数の音色に対応するリズム音を記憶してお
り、それらの中から予め任意の音を指定できるようにな
っている。

【００４１】このリズム音源回路１３には、その出力側
にミキサー１４が接続されている。そして、リズム音源
回路１３は、リズムパターンメモリ１２から入力するリ
ズム情報に従い、予め選択されたリズム音の楽音信号を
ミキサー１４に出力する。

【００４２】ミキサー１４からは、上記リズム音源回路
１３から入力する楽音信号と、前記音源回路４から入力
する楽音信号とがアンプ１５へ出力され、スピーカ１６
を介して外部に放音される。

【００４３】次に、図３は上記主要な各信号間の関係を
示すタイムチャートである。上から順に発音タイミング
信号、カウンタＢ出力、１ビット加算器出力、符長情
報、音高情報、自動演奏押鍵信号、演奏押鍵信号、一致
検出回路出力、判別器出力、フリップフロップ出力及び
リズムパターン信号である。続いてこれを説明する。

【００４４】自動演奏メモリ１から符長情報「８」と音
高情報「Ｃ3 」が自動演奏回路２に読み出され (同図
(d),(e))、発音タイミング信号ｆ-1が出力されると (同
図(a))、カウンタＢが「０」クリアされ計数が０、１、
２・・・と開始される (同図(b))。このカウンタＢの出
力は１ビット加算器５−３により逐次「１」加算されて
「１」オリジンの計数データとして判別器５−１に出力
される。従って、カウンタＢが８カウントしてカウント
値が「７」となったとき、１ビット加算器５−３の出力
値が「８」となる (同図(c))。判別器５−１によって、
この１ビット加算器５−３のカウント値「８」が符長情
報「８」と照合される。この、双方一致した時刻Ｔ1 〜
Ｔ2 の間の時間ｔ-1 が次の音高即ち符長情報「８」と
共に読み出されている自動演奏押鍵信号「Ｃ3 」と同じ
音高を指定する演奏押鍵操作のタイミングとなる。

【００４５】次に再び、自動演奏メモリ１から符長情報
「１６」と音高情報「Ｇ３」が読み出され、発音タイミ
ング信号ｆ−２が出力され、カウンタＢが「０」クリア
されて「０」〜「１５」まで計数し、その計数に対応し
て、１ビット加算器５−３から「１」〜「１６」が出力
され、最終カウント「１６」が符長情報「１６」と照合
されて、一致した時刻Ｔ３〜Ｔ４の間の時間ｔ−２が次
の音高を指定する演奏押鍵操作のタイミングとなる、と
いうことを繰り返す。

【００４６】上記１ビット加算器５−３によるカウント
「１」〜「１６」の間が、その符長情報「１６」が読み
出される前に読み出されていた音高情報「Ｃ3」の自動
演奏発音時間となる (同図(f))。

【００４７】演奏押鍵操作によって、鍵盤９から「Ｃ3
」を指定する演奏押鍵信号ｍ-1、次に「Ｇ3 」を指定
する演奏押鍵信号ｍ-2の如く演奏押鍵信号が出力される
毎に、その演奏押鍵信号の信号立ち上がりと同時に、一
致検出器５−２により、上記演奏押鍵信号と自動演奏押
鍵信号とが照合され、双方一致すると一致検出信号ｊ-
1、ｊ-2が出力される (同図(h))。

【００４８】判別器５−１は、この一致検出器５−２に
より出力される一致検出信号ｊ-1、ｊ-2の信号立ち上が
り時期が、前記演奏押鍵タイミング時間ｔ-1、ｔ-2の期
間内となっているかを判別する。この結果、一致検出信
号ｊ-1のようにタイミング時間ｔ-1の期間内であれば、
即ち正しいタイミングであれば判別信号ｋの出力はない
が、一致検出ｊ-2のようにタイミング時間ｔ-2の期間内
でない（この場合は早過ぎる）と、判別信号ｋが出力さ
れる (同図(i))。

【００４９】この判別信号ｋの出力により、フリップフ
ロップ５−４がセットされてＣＯＮＴ信号が出力され
(同図(j))、このＣＯＮＴ信号の出力により、リズムパ
ターンの出力がスイッチ群１１により選択された通常の
リズムパターンから、演奏押鍵の容易な第２のリズムパ
ターンとしてのガイドパターン（例えば基本リズムパタ
ーンに）に切り替わる (同図(k))。

【００５０】尚、特に図示しないが、上記タイミング時
間ｔ-1、ｔ-2の押鍵タイミング期間内であるにも拘ら
ず、一致検出信号ｊ-1、ｊ-2の出力がなされない場合も
上記判別信号ｋが出力されることは図１において説明し
た通りである。

【００５１】以上の第１の実施例においては、自動演奏
メモリ１から読み出された音高データに基づくメロディ
音が、リズムスイッチ群１１により指定された第１のリ
ズムパターンに従ったリズム音と共に自動演奏されてい
るときに、ユーザが鍵盤９の鍵によって音高指定（押
鍵）操作をなし、指定した音高を誤ったとき、又は演奏
されている自動演奏のテンポやリズムに合わないタイミ
ングで押鍵操作を行って、タイミング失ったときには、
上記指定した第１のリズムパターンに代って、より押鍵
操作の容易な第２のリズムパターンである基本リズムパ
ターンに自動的に切り替わって自動演奏が続けられる。
そして、その押鍵操作の容易な基本リズムパターンで、
所定時間正しい押鍵操作を続けていると、再び自動的に
上記指定した第１のリズムパターンに復帰する。このよ
うに、この実施例の場合、自動演奏に合わせて操作され
た押鍵操作に誤りがあったときは、それに応答して、現
在自動演奏されているリズムのテンポは変わらずに、リ
ズムパターンのみが第１のリズムパターンから第２のリ
ズムパターンであるガイドパターン（基本リズムパター
ン）に変わることが特徴である。

【００５２】次に、上述したと同様な処理動作をマイク
ロプロセッサを用いて実現する第２の実施例について、
図４及び図５のフローチャートを用いて説明する。構成
については特に図示しないが、マイクロプロセッサには
音高を指定操作して演奏するための鍵盤、図２で示した
ものと同様の自動演奏情報（メロディデータ）が格納さ
れた固定メモリ、その固定メモリから読み出された自動
演奏情報又は上記鍵盤から出力される押鍵情報に基づい
て楽音信号を生成する音源回路、その音源回路を介して
アンプ、そのアンプを介してスピーカが接続されてい
る。

【００５３】また、マイクロプロセッサは、自動演奏情
報の符長情報により指定される時間を計測するための符
長タイマ、演奏の容易なガイドパターンで自動演奏を行
っている期間で所定の時間を減算により計測するガイド
タイマ、自動演奏情報の符長情報や音高情報を随時記憶
するレジスタＸ、自動演奏情報の音高データを記憶する
レジスタＹ、及び上記符長情報や音高情報を一時的に記
憶するＲＡＭ等を内蔵している。そのＲＡＭには、次に
発音すべき音高情報を記憶するレジスタＳＫＹ、及び読
み出すべき自動演奏データのアドレス情報を記憶するレ
ジスタＰＯＩＮＴＥＲ等の記憶領域が設けられている。

【００５４】図４において、先ずレジスタＰＯＩＮＴＥ
Ｒに保持されている自動演奏情報の符長情報のアドレス
情報がレジスタＸに転送される（ＳＡ１）。続いてその
レジスタＸのアドレス情報に基づいて読み出された符長
情報と符長タイマの示すタイマ値が照合され、双方一致
しているか、即ち符長情報により指定された時間が経過
したか否か判別する（ＳＡ２）。

【００５５】そして、まだ経過していなければ符長タイ
マに「１」加算してタイマを進行させ（ＳＡ１０）、次
に、ガイドタイマが「０」となっているか否かを判別す
る（ＳＡ１１）。ガイドタイマが「０」となっていれ
ば、後述する演奏押鍵操作で押鍵操作ミスが発生してい
ない、即ち正しい押鍵演奏が行われているのであり、こ
の場合は直ちに処理を終わり、次の処理タイミングで再
び上記ＳＡ１、ＳＡ２、ＳＡ１０、及びＳＡ１１の処理
を行うということを繰り返す。

【００５６】これにより、例えば図２に示した符長情報
「８」で指定される時間まで、その符長情報「８」の前
に読み出された図示しない音高情報による発音が継続さ
れる。

【００５７】やがて、上記処理ＳＡ２で、双方一致すれ
ば、符長情報により指定された時間となったものであ
り、従って次の音高情報による発音処理、即ち自動演奏
押鍵処理を行うために、レジスタＸに「１」加算してそ
のアドレス情報を１つ進め（ＳＡ３）、そのアドレス情
報に基づいて次の音高情報を読み出しレジスタＹに格納
する（ＳＡ４）。そして、そのレジスタＹに格納した音
高情報に基づいて自動演奏押鍵処理を行う（ＳＡ５）。

【００５８】これにより、例えば図２に示した符長情報
「８」の次の自動演奏情報である音高情報「Ｃ3 」が読
み出され、この「Ｃ3 」の発音処理が行われる。続い
て、レジスタＸを「２」加算してアドレスを２つ進め、
次の符長情報の１つ先のアドレスにある次の音高情報の
アドレスをセットする（ＳＡ６）。次に、後述する演奏
押鍵操作の正誤を判別するために、上記アドレスの音高
情報を読み出して、その読み出した音高情報をレジスタ
ＳＫＹに格納する（ＳＡ７）。そして、レジスタＸを
「１」減算してアドレスを１つ戻し、前記ＳＡ５で発音
処理した音高の符長情報、即ちその発音処理した音高情
報と上記読み出された次の音高情報との間に格納されて
いる符長情報を読み出し、その読み出した符長情報をレ
ジスタＰＯＩＮＴＥＲに格納した後（ＳＡ８）、符長タ
イマを「０」クリアしてリセットし（ＳＡ９）、前記Ｓ
Ａ１の処理に戻る。

【００５９】これにより、例えば図２に示した音高情報
「Ｃ3 」が読み出されて発音処理されると、続いて次の
音高情報「Ｇ3 」が読み出されてレジスタＳＫＹに格納
され、次に符長情報「１６」が読み出されてレジスタＰ
ＯＩＮＴＥＲに格納され、符長タイマがリセットされ
る。上記音高「Ｃ3 」の発音が、符長情報「１６」で指
定される時間継続することは前記ＳＡ１、ＳＡ２、ＳＡ
１０及びＳＡ１１で説明した通りである。

【００６０】このようにして、図１の第１の実施例で述
べた自動演奏回路２による動作と同様の動作が実現する
ものである。ここで、上記レジスタＳＫＹに格納された
次に発音されるべき音高情報に基づいて行われる押鍵操
作判別処理について説明する。

【００６１】図５は、上記自動演奏処理と並行して行わ
れる押鍵操作処理のフローチャートである。先ず、押鍵
されるとその押鍵操作された鍵により指定された音高情
報に基づく発音処理である演奏操作押鍵処理を行う（Ｓ
Ｂ１）。

【００６２】続いて、レジスタＰＯＩＮＴＥＲのアドレ
ス情報をレジスタＸに転送し（ＳＢ２）、次に、上記押
鍵操作された鍵番号（即ちその鍵により指定された音高
情報）と前記レジスタＳＫＹに格納されている音高情報
を照合し一致するか否か判別する（ＳＢ３）。双方一致
すれば、正しい音高が指定されたものであり、この場合
は、続いて符長タイマの値とレジスタＸのアドレス情報
により読み出された符長情報が一致するか、即ち上記の
正しい音高指定による押鍵操作が次の音高を指定するタ
イミングである今の発音最終タイミングに行われたもの
であるか否か判別する（ＳＢ４）。

【００６３】双方一致すれば、正しい押鍵タイミングで
なされた押鍵操作であり、この場合は直ちに処理を終る
が、一致しなければ、例え音高指定が正しくても、押鍵
操作のタイミングが正しくない。この場合は、ガイドタ
イマが「０」となっているか否か判別する（ＳＢ５）。

【００６４】ガイドタイマが「０」となっていれば、上
記押鍵操作ミスは通常のリズムパターン、即ち選択され
た第１のリズムパターンに基づいた演奏中になされたも
のであるので、上記選択された第１のリズムパターンを
演奏操作の容易な第２のリズムパターンであるガイドパ
ターンに変更し（ＳＢ６）、続いてガイドタイマに所定
値をセットして時間の計測を開始させて（ＳＢ７）、処
理を終る。

【００６５】上記ＳＢ５で、ガイドタイマが「０」でな
ければ、既にガイドパターンで演奏が行なわれており、
その演奏時間が計測開始されている。そして、上記押鍵
操作ミスは、そのガイドパターンで演奏中になされた押
鍵操作ミスであるので、このような場合は、ガイドパタ
ーン演奏時間を再度計測し直すために直ちに前記ＳＢ７
に進んで、ガイドタイマに所定値を設定し直す。

【００６６】また、前記ＳＢ４で、符長タイマの値とレ
ジスタＸのアドレスで読み出された符長情報の示す値と
が双方一致していれば、正しい押鍵操作タイミングであ
るので直ちに処理を終る。

【００６７】また、上記ＳＢ３で、鍵番号の値とレジス
タＳＫＹの音高情報が示す値とが一致しなければ、音高
指定の誤った押鍵操作がなされたのもであり、従って、
この場合は前記ＳＢ４の押鍵タイミングの判別は行わ
ず、直ちに前記ＳＢ５のガイドタイマを参照する判別処
理に進む。

【００６８】これにより、押鍵操作が行われると、先ず
その押鍵による音高指定が正しいか否かが判別され、正
しければ次に押鍵タイミングが正しいかが判別される。
押鍵タイミングが正しければ何事もなく処理を終える。
正しくなければ、選択されたリズムパターンで演奏中で
あれば押鍵操作が易しいガイドパターンに変更されてガ
イドタイマによる計時が開始され、また、既にガイドパ
ターンで演奏中であれば、始動していたガイドタイマが
リセットされて再度初めから計時される。また、押鍵に
よる音高指定が誤っていれば、押鍵のタイミングの如何
に拘らず、上記ガイドパターンへの変更、或いはガイド
タイマのリセットが行われる。従って、誤った押鍵操作
によって演奏がガイドパターンに変更されると、所定時
間内での誤った押鍵操作が続いた場合は、いつまでもガ
イドタイマが「０」とならず、後述するように、ガイド
パターンの演奏が続行される。

【００６９】このようにして、図１で述べた判別回路５
による動作と同様の動作が実現するものである。次に、
図４に戻って説明を続ける。前述のＳＡ１１で、ガイド
タイマが「０」でなければ、上述したようにガイドパタ
ーンに基づく演奏が行われているものである。従ってこ
の場合は、押鍵操作ミスがない場合はガイドパターンに
基づく演奏を所定時間で終了するために、そのガイドタ
イマを「１」減算する（ＳＡ１２）。そして、「１」減
算したガイドタイマのタイマ値が「０」となっているか
否か判別する（ＳＡ１３）。「０」でなければ、まだ所
定時間が経過していないのであり、この場合は直ちに処
理を終了するということを繰り返す。押鍵操作にミスが
あれば、前記押鍵処理のＳＢ７でガイドタイマに所定値
がリセットされ、計時が初めから繰り返されることは既
に述べた通りである。上記ＳＡ１３で、「０」となった
ならば、これはガイドパターンによる演奏で正しい音高
指定による押鍵操作が所定時間続いたものであり、従っ
て演奏中のガイドパターンを当該ガイドパターンの前に
選択されていた第１のリズムパターンである通常パター
ンに復帰させ（ＳＡ１４）、処理を終了する。

【００７０】これにより、演奏がガイドパターンに変更
されても、所定時間内で誤った押鍵操作がなければ、ガ
イドタイマが「０」となって、選択されていた第１のリ
ズムパターンに戻るようになる。この場合、自動的に戻
るリズムパターンは、メロディの自動演奏と同期したリ
ズムパターン部分であるが、例えば、選択されていた第
１のリズムパターンのイントリリズムパターン、エンデ
ィングリズムパターンや、この選択されていた第１のリ
ズムパターンとは別なリズムパターンであってもよい。
上記のようにして、図１で述べたリズム生成回路７によ
る動作と同様の動作が実現するものである。

【００７１】なお、上記実施例の場合、符長情報と音高
情報とからなる一連の楽音情報を読み出し、これら各情
報と押鍵に係わる音高情報・押鍵タイミング情報との一
致比較をしているが、これらの一致比較は、符長情報に
より指示された指示タイミングと押鍵タイミング情報に
より指示された押鍵タイミングとの一致比較のみでもよ
い。

【００７２】また、上記実施例の場合、一連の楽音情報
として、符長情報と音高情報とを順次記憶しているが、
たとえば、一連の楽音情報として、発音タイミング情報
を順次記憶してもよい。この場合は、これら発音タイミ
ング情報と操作子（たとえば、ドラムパッド）による操
作情報との一致比較を行なえばよい。

【００７３】さらに、また、上記実施例の場合、一定時
間正しい鍵の操作のみが行われることを変更前の第１の
リズムパターンに復帰する条件としているが、変更後一
定時間が経過しさえすれば復帰するようにしてもよい。
また、時間を限定することなく、所定の連続する正しい
操作回数が所定の操作回数となったときに復帰するよう
にしてもよい。

【００７４】また、上記実施例の場合、単に変更前の第
１のリズムパターンに復帰するとしているが、当該リズ
ムパターンのイントロ部に対応したイントロリズムパタ
ーンに復帰するようにしてもよく、復帰する部位は種々
考えられる。

【００７５】

【発明の効果】本発明によれば、操作子の操作を誤った
ときは、現在自動演奏されている第１のリズムパターン
が、テンポはそのまま変わらずにパターンの内容が演奏
容易な第２のリズムパターンである基本リズムパターン
に変更されるので、演奏者は、その平易な基本リズムパ
ターンに基づいて演奏を中断することなく曲の最後まで
初めのリズムのテンポに従った演奏を継続して行うこと
が可能となる。

【００７６】さらに、この第２のリズムパターンで演奏
中に、楽音情報と操作情報の一致状態が所定時間継続す
ると、第１のリズムパターンに戻してリズム演奏を中断
することなく続けられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わる第１の実施例のブロック図であ
る。

【図２】自動演奏メモリに記憶される自動演奏データを
模式的に示す図である。

【図３】第１の実施例の動作タイムチャートである。

【図４】第２実施例の自動演奏の処理動作を説明するフ
ローチャートである。

【図５】第２実施例の押鍵演奏の処理動作を説明するフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１ 自動演奏メモリ ２ 自動演奏回路 ３ リズムクロック生成器 ４ 音源回路 ５ 判別回路 ５−１ 判別器 ５−２ 一致検出回路 ５−３ １ビット加算器 ５−４ フリップフロップ ５−５ アンドゲート回路 ６ 押鍵判別回路 ７ リズムアドレス生成回路 ８ 鍵走査回路 ９ 鍵盤 １０ リズムスイッチ走査回路 １１ リズムスイッチ群 １２ リズムパターンメモリ １３ リズム音源回路 １４ ミキサー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G10H 1/00 101 - 102 G10H 1/36 - 1/42 G09B 15/00 - 15/04 G10G 1/00 - 1/04

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 メロディを構成する一連の楽音情報を記
   憶する楽音情報記憶手段と、第１のリズムパターンと第２のリズムパターンから成る
   リズムパターン情報を記憶するリズム情報記憶手段と、 前記楽音情報記憶手段から楽音情報を読み出すとともに
   前記リズム情報記憶手段からリズムパターン情報を読み
   出す読出手段と、 該読出手段にて読み出される前記楽音情報及び前記リズ
   ムパターン情報に基づいて自動演奏を行う自動演奏手段
   と、 操作情報を出力する操作子と、 前記楽音情報記憶手段から読み出された楽音情報と前記
   操作子から出力された操作情報との一致を検出する一致
   検出手段と、 該一致検出手段による一致の検出がなされなかったと
   き、現在自動演奏されている前記第１のリズムパターン
   を、前記第２のリズムパターンに変更するよう指示する
   リズムパターン変更指示手段と、 を有することを特徴とする演奏制御装置。
2. 【請求項２】 前記リズムパターン変更指示手段の指示
   に基づき、自動演奏されているリズムパターンが前記第
   ２のリズムパターンに変更された後、前記一致検出手段
   が前記楽音情報と前記操作情報の一致を検出してから所
   定時間当該一致検出が継続すると、前記自動演奏手段に
   対して前記第１のリズムパターンに復帰して演奏するよ
   う指示するリズムパターン復帰指示手段をさらに有する
   ことを特徴とする請求項１記載の演奏制御装置。
3. 【請求項３】 前記一致検出手段が一致検出する前記楽
   音情報は音高と符長を表し、前記操作情報は音高及び操
   作タイミングから成る押鍵信号であることを特徴とする
   請求項１又は２記載の演奏制御装置。