JP2564811B2 - 演奏記録装置 - Google Patents

演奏記録装置

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JP2564811B2
JP2564811B2 JP61265889A JP26588986A JP2564811B2 JP 2564811 B2 JP2564811 B2 JP 2564811B2 JP 61265889 A JP61265889 A JP 61265889A JP 26588986 A JP26588986 A JP 26588986A JP 2564811 B2 JP2564811 B2 JP 2564811B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、和音、リズム等の自動演奏を可能にする
ために所定長の演奏区間の自動演奏情報を記録する演奏
記録装置に関するものである。
[発明の概要] この発明は、例えば、鍵盤操作によりリアルタイムで
演奏情報を入力する際にはテンポクロック信号より周波
数が高い高速(ファースト)クロック信号を基準として
操作タイミングを表わすタイミング情報を発生させると
共に、該タイミング情報を伴奏パターンメモリに書込む
際には該タイミング情報をテンポクロック信号を基準と
して操作タイミングを表わすタイミング情報に変換して
書込むことにより所定長の演奏区間(例えば2小節)の
入力操作を任意のテンポで行なえるようにしたものであ
る。
[従来の技術] 従来、任意の伴奏パターンを入力して伴奏音を発生し
うる自動伴奏装置としては、鍵盤操作によりリアルタイ
ムで演奏情報を入力する際にテンポクロック信号を基準
にして操作タイミングを表わすタイミング情報を発生さ
せ、このタイミング情報を操作鍵に対応する操作情報と
共に伴奏パターンメモリに書込むようにしたものが提案
されている(本願と同一出願人による特願昭60−134234
号(特開昭61−292689号公報)参照)。
この従来装置にあっては、メトロノーム用の表示ラン
プが設けられており、演奏者が好みのテンポを設定する
と、そのテンポに応じてテンポクロック信号の周波数が
決定されると共に該表示ランプが設定テンポに従って点
灯する。従って、演奏者は、表示ランプの指示するテン
ポに従って鍵盤操作を行なうことによりリアルタイムで
演奏情報を入力し、伴奏パターンメモリに記憶させるこ
とができる。そして、自動伴奏モード時には、テンポク
ロック信号に基づいて伴奏パターンメモリ内の情報を読
出すことにより伴奏パターンに従って伴奏音を発生させ
ることができる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した従来技術によると、前もってテンポを設定す
る必要があり、この設定操作に手間どることが多かっ
た。すなわち、鍵盤操作をスムーズに行なうためには、
予めテンポ調整つまみを操作して表示ランプにテンポを
表示させると共に表示されたテンポが好みのテンポに一
致しているか十分に確認する必要があり、このような事
前準備を怠ると、鍵盤操作の際にタイミングずれ等の誤
操作が生じやすかった。
また、このような事前準備を十分に行なった場合であ
っても、表示されるテンポに追従して鍵盤の操作を行な
うのは拘束感を免れず、思いのままのテンポで入力操作
を行ないたいという要望を満足させることができなかっ
た。
[問題点を解決するための手段] この発明の目的は、面倒なテンポ設定操作なしに思い
のままのテンポで演奏情報入力操作をなしうる新規な演
奏記録装置を提供することにある。
この発明に係る演奏記録装置は、 (a)複数の音高のうちの1以上のもの又は複数の楽器
種類のうちの1以上のものを任意に指示するための指示
手段[第1図12]と、 (b)与えられたテンポに対応した周波数のテンポクロ
ック信号を発生する第1のクロック発生手段[第1図2
8]と、 (c)前記テンポクロック信号の周波数より高い周波数
を有する高速クロック信号を発生する第2のクロック発
生手段[第1図26]と、 (d)読み書き可能な記憶手段[第1図22,第2図]
と、 (e)前記指示手段により指示イベントが発生されるた
びに、該指示イベントに係る音高又は楽器種類を表わす
入力情報と、前記高速クロック信号を基準として該指示
イベントのタイミングを表わす第1のタイミング情報と
を発生する情報発生手段[第5図66,第10図122]と、 (f)この情報発生手段からの入力情報及び第1のタイ
ミング情報を前記記憶手段に書込む第1の書込手段と
[第5図70,72]と、 (g)前記記憶手段に所望の複数回の指示イベントに対
応する入力情報及び第1のタイミング情報が書込まれた
後、前記記憶手段から記憶に係る入力情報及び第1のタ
イミング情報を読出す読出手段[第11図132,134]と、 (h)前記記憶手段から読出される第1のタイミング情
報を第2のタイミング情報に変換する変換手段であっ
て、最初の指示イベントから最後の指示イベントまでの
時間長に対応し且つ前記テンポクロック信号を基準とし
て所定長の演奏区間を定めると共に、前記時間長に対し
て読出しに係る個々の第1のタイミング情報の示す指示
イベントのタイミングが占める時間的位置に対応し且つ
前記テンポクロック信号を基準として前記所定長の演奏
区間内の個々の発音タイミングを定めることにより該発
音タイミングをそれぞれ表わすタイミング情報を前記第
2のタイミング情報として送出するもの[第11図132,13
4]と、 (i)前記変換手段から送出される第2のタイミング情
報及び前記記憶手段から読出される入力情報を前記所定
長の演奏区間の自動演奏情報として前記記憶手段に書込
む第2の書込手段[第11図132,134]と を備えたものである。
後述の実施例では、第11図のステップ132において、
数値192と、高速クロックタイミングデータTMD[I]及
びTMD[N]の比TMD[I]/TMD[N]との乗算によりテ
ンポクロック信号を基準とする2小節内の発音タイミン
グを求めている。データTMD[N]は、最初の指示イベ
ントから最後の指示イベントまでの時間長を表わすもの
であり、データTMD[I]及びTMD[N]の比TMD[I]/
TMD[N]をとることは、該時間長に対して指示イベン
トのタイミングが占める時間的位置を求めることに相当
する。数値192は、2小節の長さに対応するテンポクロ
ック信号の計数値であり、数値192と比TMD[I]/TMD
[N]とを乗算することは、上記時間長に対応し且つテ
ンポクロック信号を基準とする所定長の演奏区間として
2小節を定めると共に、上記時間長に対する指示イベン
トのタイミングの時間的位置に対応し且つテンポクロッ
ク信号を基準として所定長の演奏区間(2小節)内の発
音タイミングを定めることに相当する。データTMD
[I]は、第1のタイミング情報に相当する。データTM
D[I]から上記の乗算により変換されたテンポクロッ
クタイミングデータは、テンポクロック信号を基準とし
て2小節内の発音タイミングを表わすものであり、第2
のタイミング情報に相当する。
[作用] この発明の構成によれば、最初の指示イベントから最
後の指示イベントまでの時間長に対応し且つテンポクロ
ック信号を基準として所定長の演奏区間を定めると共
に、該時間長に対する指示イベントのタイミングの時間
的位置に対応し且つテンポクロック信号を基準として該
所定長の演奏区間内の発音タイミングを定めるようにし
たので、指示イベント発生のテンポが変動しても、上記
時間長に対する指示イベントのタイミングの時間的位置
が実質的に変動せず、上記所定長の演奏区間内の発音タ
イミングも実質的に変動しない。
一例として、上記所定長の演奏区間をテンポクロック
信号の計数値192に相当する2小節とした場合、上記時
間長を20秒として指示イベント発生を行ない、そのうち
の1つの指示イベントが10秒のタイミングで発生された
とすると、2小節内の発音タイミングは、192×10/20=
96となる。次に、指示イベント発生のテンポを2倍と
し、上記時間長を10秒として指示イベント発生を行なう
と、前回10秒のタイミングで発生した指示イベントは、
5秒のタイミングで発生されることになり、2小節内の
発音タイミングは、192×5/10=96となり、前回と変ら
ない。
従って、鍵盤等の指示手段により演奏情報を入力する
際には、テンポクロック信号で決まるテンポとは独立に
思いのままのテンポで入力操作を行なうことができ、事
前のテンポ設定操作は不要である。
記憶手段に記憶された所定長の演奏区間の自動演奏情
報をテンポクロック信号に基づいて読出すことにより自
動演奏を行なうことができる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例による自動伴奏装置を
そなえた電子楽器の回路構成を示すもので、この電子楽
器では、マニュアル伴奏音、オートコード音、オートリ
ズム音等の各種楽音の発生がマイクロコンピュータによ
って制御されるようになっている。
回路構成(第1図) バス10には、伴奏用鍵盤回路12、制御スイッチ回路1
4、中央処理装置(CPU)16、プログラムメモリ18、ワー
キングメモリ20、パターンメモリ22、テーブルメモリ2
4、ファーストクロック(FC)発生器26、テンポクロッ
ク(TC)発生器28、伴奏音発生用のトーンジェネレータ
30等が接続されている。この他にも、バス10には、メロ
ディ演奏用の鍵盤回路、メロディ音発生用のトーンジェ
ネレータ、リズムパターンメモリ、リズム音発生用のト
ーンジェネレータ等が接続されているが、図示を省略し
てある。
伴奏用鍵盤回路12は、例えば上下の2段鍵盤のうちの
下鍵盤からなる伴奏用鍵盤を含むもので、この伴奏用鍵
盤の各鍵毎に鍵操作情報が検出されるようになってい
る。
伴奏用鍵盤の各鍵に関して、音高とキーコードの関係
は、予め次のように定められている。音 高 C1C1 …B1 C2…C3…C4 キーコード 36 37……47 48……60……72 制御スイッチ回路14は、音色、音量、効果等を制御す
るため楽音制御スイッチ及びオートコード、オートリズ
ム等の自動伴奏を制御するための伴奏制御スイッチを含
むもので、各制御スイッチ毎にスイッチ操作情報が検出
されるようになっている。この発明の実施に関係する伴
奏制御スイッチとしては、ラン/ストップスイッチ、リ
ズム選択スイッチ、モード切換スイッチ等が設けられて
おり、モード切換スイッチは、オン操作するたびに演奏
入力モードと自動伴奏モードとを交互に指定可能となっ
ている。
ここで、演奏入力モードは、伴奏用鍵盤を操作して任
意の伴奏パターンを入力するモードであり、自動伴奏モ
ードは、入力された伴奏パターンに従って自動的に伴奏
音を発生するモードである。
CPU16は、プログラムメモリ18にストアされたプログ
ラムに従って各種楽音発生のための制御処理や伴奏パタ
ーン入力処理等を実行するもので、これらの処理につい
ては第4図乃至第13図を参照して後述する。
ワーキングメモリ20は、CPU16による各種処理に際し
てレジスタ、フラグ、カウンタ等として利用される記憶
領域を含むもので、これらの記憶領域の詳細については
後述する。
パターンメモリ22は、演奏入力モード時に鍵盤操作に
応じて入力された演奏情報を記憶する演奏情報記憶部
と、この演奏情報記憶部から読出された演奏情報を伴奏
パターンとして記憶する伴奏パターン記憶部とを含むも
ので、その詳細については第2図を参照して後述する。
テーブルメモリ24は、自動伴奏モード時にC調の伴奏
パターンに基づいて伴奏用鍵盤での押鍵状態に応じた移
調発音を可能にするために設けられたもので、コードタ
イプレジスタTYPEの値と音名レジスタNOTEの値との関連
において第3図に例示するように0、+1、−1等の数
値が記憶されている。レジスタTYPE及びNOTEは、ワーキ
ングメモリ20に含まれているものである。
ファーストクロック発生器26は、ファーストクロック
信号を発生するものであり、このファーストクロック信
号の各パルスは第10図のファーストクロック(FC)割込
みを開始させるのに利用される。ファーストクロック信
号の周期は、一例として1[ms]に設定される。テンポ
クロック信号の周期は、一例として96分音符の間隔に設
定され、この場合テンポを120(1分間に4分音符120個
のテンポ)としたとき、周期は約20.8[ms]となる。
テンポクロック発生器28は、与えられたテンポに対応
した周波数を有するテンポクロック信号を発生するもの
で、このテンポクロック信号の各パルスは第12図のテン
ポクロック(TC)割込みを開始させるのに利用される。
テンポクロック信号の周波数は、ファーストクロック信
号のそれより低い。
トーンジェネレータ30は、コード、アルペジックコー
ド等の伴奏音信号を発生するためのもので、これらの伴
奏音信号はサウンドシステム32に供給され、音響に交換
される。
パターンメモリ内の記憶ブロック配置(第2図) 第2図(A)〜(C)は、パターンメモリ22内の記憶
ブロック配置を示すもので、(A)に示すタイミング記
憶ブロックTMB及び(B)に示すキーコード記憶ブロッ
クKCBが前述の演奏情報記憶部を構成し、(C)に示す
パターン記憶ブロックPTBが前述の伴奏パターン記憶部
を構成する。
タイミング記憶ブロックTMBにおいては、16ビットの
ファーストクロック(FC)タイミングデータがイベント
アドレスポインタEPの示すアドレス0、1、2…に従っ
て記憶される。各FCタイミングデータは、ファーストク
ロック発生器26からのファーストクロック信号を計数す
るファーストクロックカウンタFCLの計数出力からなる
ものであり、オン又はオフイベントのあった鍵の操作タ
イミングをファーストクロック信号を基準として表わす
ものである。ポインタEP及びカウンタFCLはワーキング
メモリ20に含まれているものである。
キーコード記憶ブロックKCBにおいては、8ビットの
キーコードデータがイベントアドレスポインタEPの示す
アドレス0、1、2…に従って記憶される。各キーコー
ドデータは、オン又はオフイベントのあった鍵のキーコ
ードを表わすもので、最上位ビットMSBでイベント種類
(1ならばオンイベント、0ならばオフイベント)を表
わす。
パターン記憶ブロックPTBにおいては、8ビットのテ
ンポクロック(TC)タイミングデータ及び8ビットのキ
ーコードデータが1イベント毎にペアで記憶され、その
記憶アドレスはワーキングメモリ20内のパターンアドレ
スポインタPPにより指示される。すなわち、1イベント
分のパターンデータはTCタイミングデータ及びキーコー
ドデータからなり、例えばアドレス0及び1のように27
アドレスを使って記憶される。各TCタイミングデータ
は、対応するFCタイミングデータをタイミング記憶ブロ
ックTMBから読出し、これをテンポクロック信号を基準
として操作タイミングを表わすように変換することによ
り作成されたものである。また、各キーコードデータ
は、対応するキーコードデータをキーコード記憶ブロッ
クKCBから読出してきたものであり、MSBでイベント種類
を表わすことは前述した通りである。
なお、タイミング記憶ブロックTMB及びキーコード記
憶ブロックKCBにおいて最終イベントに対応するアドレ
スをNとすると、パターン記憶ブロックPTBにおけるア
ドレス2Nにはエンドマークデータ(16進表記でFFのデー
タ)が記憶される。
ワーキングメモリ内のレジスタ類 ワーキングメモリ20内に設けられたレジスタ類のう
ち、この発明の実施に関係するものを列挙すると、次の
通りである。
(1)走行フラグRUN これは、1ビットのレジスタであり、1ならばキーイ
ベント取込中又は自動伴奏走行中であることを表わす。
(2)待機フラグWAIT これは、1ビットのレジスタであり、1ならばキーイ
ベント取込開始又はリズム走行開始の待機状態にあるこ
とを表わす。このような待機状態において、伴奏用鍵盤
で任意の鍵を押すと、演奏入力モード時ならば押鍵タイ
ミングに同期してキーイベント取込みが開始され、自動
伴奏モード時ならば押鍵タイミングに同期してコード及
びリズムの自動伴奏が開始される。
(3)ファーストクロックカウンタFCL これは、ファーストクロック発生器26からのファース
トクロック信号を計数するための16ビットのカウンタで
ある。
(4)テンポクロックカウンタTCL これは、テンポクロック発生器28からのテンポクロッ
ク信号を計数するためのカウンタであり、2小節で0〜
191のカウント値をとり、192になると0にリセットされ
るものである。
(5)イベントアドレスポインタEP これは、第2図について前述したように記憶ブロック
TMB及びKCBのアドレスを指示するものである。
(6)パターンアドレスポインタPP これは、第2図について前述したように記憶ブロック
PTBのアドレスを指示するものである。
(7)モードフラグMODE これは、1ビットのレジスタであり、1ならば演奏入
力モード、0ならば自動伴奏モードをそれぞれ表わす。
(8)キーコードレジスタKC これは、キーコードデータをストアするためのレジス
タである。
(9)根音レジスタROOT これは、根音名を表わす根音データをストアするため
のレジスタである。根音データは、C、C…Bの12音
名にそれぞれ対応した0、1…11のいずれかの値をとる
ものである。
(10)コードタイプレジスタTYPE これは、コードタイプを表わすコードタイプデータを
ストアするためのレジスタである。コードタイプデータ
は、第3図に示したようにメジャ、メジャセブンス…マ
イナセブンスフラットファイブの7つのコードタイプに
それぞれ対応した0、1…6のいずれかの値をとるもの
である。
(11)音名レジスタNOTE これは、音名を表わす音名データをストアするための
レジスタである。音名データは、C、C…Bの12音名
にそれぞれ対応した0、1…11のいずれかの値をとるも
のである。
(12)パターンキーコードレジスタKCORGこれは、パタ
ーン記憶ブロックPTBから読出したキーコードデータを
ストアするためのレジスタである。
(13)テーブル値レジスタDKC これは、テーブルメモリ24からレジスタTYPE及びNOTE
の値に基づいて読出した記憶値をセットするためのレジ
スタである。
メインルーチン(第4図) 第4図は、メインルーチンの処理の流れを示すもので
ある。
まず、ステップ40では、電源投入等に応じてイニシャ
ライズルーチンを実行し、各種レジスタ等を初期セット
する。例えば、フラグRUN及びWAITには、いずれも0を
セットする。
次に、ステップ42では、伴奏用鍵盤においてキーイベ
ント(オン又はオフイベント)ありか判定し、あり
(Y)ならばステップ44に移る。このステップ44では、
第5図について後述するようなキーイベントのサブルー
チンを実行する。
ステップ42の判定結果が否定的(N)であったとき又
はステップ44の処理が終ったときは、ステップ46に移
り、ラン/ストップスイッチ(SW)がオンか判定する。
そして、この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステ
ップ48に移り、第8図について後述するようなラン/ス
トップのサブルーチンを実行する。
ステップ46の判定結果が否定的(N)であったとき又
はステップ48の処理が終ったときは、ステップ50に移
り、モード切換スイッチ(SW)がオンか判定する。そし
て、この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ
52に移り、第9図について後述するようなモード切換の
サブルーチンを実行する。
ステップ50の判定結果が否定的(N)であったとき又
はステップ52の処理が終ったときは、ステップ54に移
り、リズム選択、テンポ設定等のその他の処理を実行す
る。
この後は、ステップ42に戻り、上記のような処理をく
りかえす。
キーイベントのサブルーチン(第5図) 第5図は、キーイベントのサブルーチンを示すもの
で、ステップ60では、フラグWAITが1か判定する。この
判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ62に移
り、フラグWAITには0を、フラグRUNには1をそれぞれ
セットする。これは、演奏入力モード時又は自動伴奏モ
ード時において待機状態のときに伴奏用鍵盤で押鍵操作
を開始した場合である。
ステップ60の判定結果が否定的(N)であった(待機
状態でなかった)とき又はステップ62の処理が終ったと
きは、ステップ64に移り、フラグMODEが1か判定する。
この判定結果が肯定的(Y)であれば、演奏入力モード
が選択されていることになり、ステップ66に移る。
ステップ66では、レジスタKCに、キーイベントのあっ
た鍵に対応するキーコードデータをストアする。そし
て、ステップ68に移り、第7図について後述するような
発音処理のサブルーチンを実行する。この結果、レジス
タKCのキーコードデータがC4鍵以外の鍵のキーオンを示
すものであれば、キーオンされた鍵に対応する楽音が発
音される。
次に、ステップ69では、フラグRUNが0か判定する。
この判定の結果が肯定的(Y)であれば、第4図のルー
チンにリターンするが、否定的(N)であれば、ステッ
プ70に移る。
ステップ70では、レジスタKCのキーコードデータを、
キーコード記憶ブロックKCBにおいてポインタEPの示す
アドレスの記憶領域KCB[EP]に書込む。そして、ステ
ップ72に移り、カウンタFCLの値を、タイミング記憶ブ
ロックTMBにおいてポインタEPの示すアドレスの記憶領
域TMB[EP]に書込む。この結果、待機状態において最
初に鍵を押したのであれば、記憶ブロックTMBのアドレ
ス0の記憶領域には該鍵の操作タイミングを表わすFCタ
イミングデータが、記憶ブロックKCBのアドレス0の記
憶領域には該鍵に対応するMSB=1のキーコードデータ
がそれぞれ書込まれる。
この後は、ステップ74でポインタEPの値を1アップし
てから、第4図のルーチンにリターンする。
ステップ64の判定結果が否定的(N)であった(自動
伴奏モードが選択されていた)ときは、ステップ76に移
り、第6図について後述するような伴奏制御のサブルー
チンを実行する。そして、第4図のルーチンにリターン
する。
伴奏制御のサブルーチン(第6図) 第6図は、伴奏制御のサブルーチンを示すもので、ス
テップ80では、フラグRUNが0か判定する。この判定の
結果が肯定的(Y)であれば、ステップ82に移り、レジ
スタKCに、キーイベントのあった鍵に対応するキーコー
ドデータをストアする。そして、ステップ84に移り、第
7図について後述するような発音処理のサブルーチンを
実行する。従って、自動伴奏モード時にRUN=0として
おけば、伴奏用鍵盤での押鍵操作に基づいてマニュアル
伴奏音を発生可能となる。ステップ84の後は、第5図の
ルーチンにリターンする。
ステップ80の判定結果が否定的(N)であったとき
は、ステップ86に移り、和音検出処理を行なう。すなわ
ち、伴奏用鍵盤における押鍵状態に基づいて根音名及び
コードタイプを検出すると共に、得られた根音データ及
びコードタイプデータをそれぞれレジスタROOT及びTYPE
にストアする。この処理は、自動伴奏モード時にC調の
伴奏パターンに基づいて押鍵状態に応じた移調発音を可
能にするために行なわれるものである。ステップ86の後
は、第5図のルーチンにリターンする。
発音処理のサブルーチン(第7図) 第7図は、発音処理のサブルーチンを示すもので、ス
テップ90では、フラグMODEが1か(演奏入力モードか)
判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ス
テップ92に移り、レジスタKCのデータがC4鍵のキーオン
を示すものであるか判定する。
ステップ90の判定結果が否定的(N)であった(自動
伴奏モードであった)とき又はステップ92の判定結果が
否定的(N)であったときは、ステップ94に移り、レジ
スタKCのキーコードデータに基づいてトーンジェネレー
タ(TG)30の発音開始又は発音停止を制御する。そし
て、元のルーチン(第5図、第6図又は第13図のルーチ
ン)にリターンする。
ステップ92の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、ステップ96に移り、レジスタKCに0をセットする。
そして、元のルーチンにリターンする。このようにC4
をオンしたときにレジスタKCに0をセットし且つステッ
プ94の発音制御処理を行なわないようにしたのは、演奏
入力モード時に最初の押鍵操作で休符入力を可能にする
ためである。すなわち、この場合は、C4鍵をオンする
と、それに対応する楽音が発生されないと共にC4鍵のオ
ンからオフまでの期間が休符期間(無音期間)として扱
われるものである。
ラン/ストップのサブルーチン(第8図) 第8図は、ラン/ストップのサブルーチンを示すもの
で、ステップ100では、フラグRUNが1か判定する。この
判定の結果が否定的(N)であれば、RUN=0の状態で
ラン/ストップスイッチをオンしたことになり、ステッ
プ102に移る。
ステップ102では、フラグWAITに1をセットすると共
に、カウンタTCL及びFCL並びにアドレスポインタEP及び
PPにいずれも0をセットする。そして、第4図のルーチ
ンにリターンする。
ステップ102によりフラグWAITに1がセットされた後
押鍵操作を開始すると、第5図のステップ62でRUNに1
がセットされ、演奏入力モードが選択されていれば押鍵
操作の開始に同期してキーイベント取込みが開始され、
自動伴奏モードが選択されていれば押鍵操作の開始に同
期してコード及びリズムの自動伴奏が開始される。
ステップ100の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、RUN=1の状態でラン/ストップスイッチをオンし
たことになり、ステップ104に移る。
ステップ104では、フラグRUNに0をセットする。そし
て、ステップ106に移り、フラグMODEが1か(演奏入力
モードか)判定する。この判定の結果が肯定的(Y)で
あれば、ステップ108に移り、第11図について後述する
ようなパターン書込みのサブルーチンを実行する。
ステップ106の判定結果が否定的(N)であった(自
動伴奏モードであった)とき又はステップ108の処理が
終ったときは、第4図のルーチンにリターンする。
モード切換のサブルーチン(第9図) 第9図は、モード切換のサブルーチンを示すもので、
ステップ110では、フラグRUNが0で且つ伴奏用鍵盤にて
押鍵なしか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)で
あれば、ステップ112に移り、1からフラグMODEの値を
差引いたものをフラグMODEにセットする。従って、MODE
値が1であったときは、MODEに0がセットされ、MODE値
が0であったときは、MODEに1がセットされる。この後
は、第4図のルーチンにリターンする。
ステップ110の判定結果が否定的(N)であったとき
は、ステップ112を経ずに第4図のルーチンにリターン
する。従って、RUN=1のとき(キーイベント取込中又
は自動伴奏中のとき)又はいずれかの鍵を押していると
きは、モード切換不能である。
ファーストクロック割込ルーチン(第10図) 第10図は、ファーストクロック(FC)割込ルーチンを
示すもので、このルーチンは、ファーストクロック信号
の各パルス毎に開始される。
ステップ120では、フラグRUNが1で且つフラグMODEが
1か(演奏入力モードでキーイベント取込中か)判定す
る。この判定の結果が否定的(N)であれば、第4図の
ルーチンにリターンするが、肯定的(Y)であれば、ス
テップ122に移る。
ステップ122では、カウンタFCLの値を1アップする。
そして、ステップ124に移り、カウンタFCLの値が最大値
(16進表記でFFFF)か判定する。この判定の結果が否定
的(N)であれば、第4図のルーチンにリターンする。
ステップ124の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、ステップ126に移り、第8図について前述したよう
なラン/ストップのサブルーチンを実行する。これは、
カウンタFCLが最大値に達したときに自動的にキーイベ
ント取込みをストップさせるためである。ステップ126
の後は、第4図のルーチンにリターンする。
第10図のルーチンの主な機能としては、第1にステッ
プ122でカウンタFCLを歩進させて第5図のステップ72で
タイミングデータの書込みを可能にする機能があり、第
2にステップ126で第8図のサブルーチンにより第11図
のパターン書込みのサブルーチンを実行させる機能があ
る。
パターン書込みのサブルーチン(第11図) 第11図は、パターン書込みのサブルーチンを示すもの
で、ステップ130では、制御変数Iを0にする。
次に、ステップ132では、タイミングデータ変換書込
処理を行なう。すなわち記憶ブロックTMBからアドレス
Iの記憶領域のFCタイミングデータTMD[I]及びアド
レスNの記憶領域のFCタイミングデータTMD[N]を読
出すと共にこれらのFCタイミングデータの比TMD[I]/
TMD[N]をとり、この比に192(小節の長さに対応する
テンポクロック信号の計数値)を乗算することによりFC
タイミングデータTMD[I]を対応するTCタイミングデ
ータに変換し、このTCタイミングデータを記憶ブロック
PTBにおいてI×2で表わされるアドレスの記憶領域PTB
[I×2]に書込む。そして、ステップ134に移る。
ステップ134では、キーコードデータ書込処理を行な
う。すなわち、記憶ブロックKCBからアドレスIのキー
コードデータKCD[I]を読出し、これを記憶ブロックP
TBにおいてI×2+1で表わされるアドレスの記憶領域
PTB[I×2+1]に書込む。
一例として、ステップ130を経た直後にあっては、記
憶ブロックTMBのアドレス0のFCタイミングデータがス
テップ132により対応するTCタイミングデータに変換さ
れて記憶ブロックPTBのアドレス0の記憶領域に書込ま
れ、記憶ブロックKCBのアドレス0のキーコードデータ
がステップ134により記憶ブロックPTBのアドレス1の記
憶領域に書込まれる。
ステップ134の処理が終ったときは、ステップ136でI
の値を1アップしてからステップ138に移る。このステ
ップ138では、Iが最終イベントに対応するアドレスN
に等しいか判定する。ステップ130を経た直後にあって
は、ステップ138の判定結果が否定的(N)となり、ス
テップ132に戻る。そして、I=Nとなるまでステップ1
32〜136の処理をくりかえす。
I=Nとなると、ステップ138の判定結果が肯定的
(Y)となり、ステップ140に移る。このステップ140で
は、記憶ブロックPTBにおいてI×2で表わされるアド
レスの記憶領域PTB[I×2]、すなわちアドレス2Nの
記憶領域にエンドマークデータを第2図(C)に示すよ
うに書込む。この後は、第8図のルーチンにリターンす
る。
上記した第11図のルーチンによると、記憶ブロックTM
B及びKCBにおけるアドレスNの記憶領域のデータは記憶
ブロックPTBに書込まれない。換言すれば、記憶ブロッ
クPTBに記憶される2小節分の伴奏パターンは記憶ブロ
ックTMB及びKCBにおけるアドレス0〜N−1の記憶領域
のデータに基づいて作成される。従って、演奏者に対し
ては、演奏入力操作の際に3小節目の最初のキーイベン
トを最終イベントとするよう指示しておけば、記憶ブロ
ックPTBには丁度2小節分の伴奏パターンを書込むこと
ができる。
第11図のルーチンは、上記のようにしてステップ132
での変換に係るTCタイミングデータ及びステップ134で
の読出しに係るキーコードデータを2小節分の演奏デー
タとして記憶ブロックPTBに書込むものである。このよ
うな書込動作が行なわれるのは、演奏入力モード(MODE
=1)でキーイベント取込中(RUN=1)にラン/スト
ップスイッチをオンした場合(第4図のステップ46,4
8、第8図のステップ100,104,106を経由した場合)と、
演奏入力モード(MODE=1)でキーイベント取込中(RU
N=1)にカウンタFCLが最大値になった場合(第10図の
ステップ124,126、第8図のステップ100,104,106を経由
した場合)とである。いずれの場合にも、記憶ブロック
TMB内のアドレス0〜N−1のFCタイミングデータは、
ステップ132にて、テンポクロック信号を基準として2
小節分の発音タイミングを表わすTCタイミングデータに
変換されて記憶ブロックPTBに書込まれると共に、記憶
ブロックKCB内のアドレス0〜N−1のキーコードデー
タは、ステップ134で読出されて記憶ブロックPTBに書込
まれる。このときの記憶データフォーマットは、第2図
(C)に示したようになる。
テンポクロック割込ルーチン(第12図) 第12図は、テンポクロック(TC)割込ルーチンを示す
もので、このルーチンは、テンポクロック信号の各パル
ス毎に開始される。
ステップ150では、フラグRUNが1で且つフラグMODEが
0か(自動伴奏モードで自動伴奏走行中か)判定する。
この判定の結果が否定的(N)であれば、第4図のルー
チンにリターンするが、肯定的(Y)であれば、ステッ
プ152に移り、パターン読出しのサブルーチンを実行す
る。ステップ152では、リズムパターン及び伴奏パター
ンを読出して伴奏音発生を制御する処理を行なうが、詳
しくは第13図について後述する。
次に、ステップ154では、カウンタTCLの値を1アップ
する。そして、ステップ156に移り、カウンタTCLの値が
192か(2小節終りか)判定する。この判定の結果が否
定的(N)であれば、第4図のルーチンにリターンす
る。また、ステップ156の判定結果が肯定的(Y)であ
ったときは、ステップ158でカウンタTCLに0をセットし
てから第4図のルーチンにリターンする。
パターン読出しのサブルーチン(第13図) 第13図は、パターン読出しのサブルーチンを示すもの
で、ステップ160では、リズム音処理を行行なう。すな
わち、リズム選択スイッチの操作によって選択されたリ
ズム種類に対応するリズムパターンを参照してカウンタ
TCLの値に対応するタインミングで発音すべきリズム音
があれば発音させる。
次に、ステップ162では、記憶ブロックPTBからポイン
タPPの示すアドレスのTCタイミングデータTCD[PP]を
読出してこのデータの値とカウンタTCLの値とが等しい
か(カウンタTCLの値に対応するタイミングで発音すべ
き伴奏音ありか)判定する。この判定の結果が否定的
(N)であれば、第4図のルーチンにリターンする。
ステップ162の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、ステップ164に移り、記憶ブロックPTBからポインタ
PPの値に1を加えたアドレスのキーコードデータKCD[P
P+1]を読出してレジスタKCORGに入れる。そして、ス
テップ166に移る。
ステップ166では、レジスタKCORGのデータ値が0か判
定する。この判定結果が肯定的(Y)となるのは、第7
図のステップ96でレジスタKCに0をセットした場合であ
り、これ以外の場合は判定結果が否定的(N)となって
ステップ168に移る。
ステップ168では、レジスタKCORGのキーコードにレジ
スタROOTの値を加算したものをレジスタKCに入れる。そ
して、ステップ170に移り、レジスタKCORGから音名を検
出し、得られた音名データをレジスタNOTEに入れる。
次に、ステップ172では、レジスタTYPEのコードタイ
プデータとレジスタNOTEの音名データとに基づいてテー
ブルメモリ24から記憶値を読出し、レジスタDKCに入れ
る。そして、ステップ174に移る。
ステップ174では、レジスタKCのキーコードにレジス
タDKCの値を加算したものをレジスタKCに入れる。この
後、ステップ176に移り、第7図について前述したよう
な発音処理のサウルーチンを実行する。この結果、レジ
スタKCのキーコードデータに基づいて伴奏音の発音開始
又は発音停止が制御される。
ステップ176の処理を終ったとき又はステップ166の判
定結果が肯定的(Y)であったときは、ステップ178に
移る。このステップ178では、ポインタPPの値を2アッ
プする。この結果、ポインタPPは、次のTCタイミングデ
ータのアドレスを指示するようになる。ステップ178の
後は、ステップ180に移る。
ステップ180では、記憶ブロックPTBにおいてポインタ
PPの示すアドレスのデータPTD[PP]がエンドマークデ
ータか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれ
ば、ステップ162に戻る。
ステップ162では、前回と同様にして次のTCタイミン
グデータTCD[PP]がカウンタTCLと同一の値か判定す
る。そして、この判定結果が否定的(N)であれば、第
4図のルーチンにリターンし、肯定的(Y)であれば、
ステップ164以下の処理を前回同様に実行する。この結
果、例えば三和音の場合のように値同一の複数のTCタイ
ミングデータが次々に読出されるときは、ステップ164
以下の処理が複数回くりかえされる。
ステップ180の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、ステップ182でポインタPPに0をセットしてから第
4図のルーチンにリターンする。
ここで、コード発音の一例を述べると、次の通りであ
る。この例では、伴奏用鍵盤でDマイナを指定したこと
によりレジスタROOT及びTYPEの値はいずれも2であり、
レジスタKCORGにはステップ164を3回通ることにより順
次にC2、E2、G2のキーコードデータがセットされるもの
とする。
ステップ164の3回に対応してステップ168を3回通る
と、C2、E2、G2のキーコードにROOT値=2がそれぞれ加
算されるので、レジスタKCには、D2、F2 、A2のキーコ
ードデータが順次にセットされる。
ステップ168の3回に対応してステップ170を3回通る
と、レジスタNOTEには、C、E、Gにそれぞれ対応した
0、4、7が順次にセットされる。
ステップ170の3回に対応してステップ172を3回通る
と、1回目にはTYPE値=2及びNOTE値=0に基づき記憶
値=0が、2回目にはTYPE値=2及びNOTE値=4に基づ
き記憶値=−1が、3回目にはTYPE=2及びNOTE値=7
に基づき記憶値=0がそれぞれ読出され、順次にレジス
タDKCにセットされる。
ステップ172の3回に対応してステップ174を3回通る
と、D2、F2 、A2のキーコードにそれぞれ0、−1、0
が加算されるので、レジスタKCには、D2、F2、A2のキー
コードデータが順次にセットされる。
ステップ174の3回に対応してステップ176を3回通る
と、レジスタKCのキーコードに対応してD2、F2、A2の音
が順次に発音される。これらの音は、処理速度が速いた
め、実際上は同時に発音されたかのように聞こえるもの
である。
上記した例では、伴奏用鍵盤でDマイナのコードを指
定することによりCメジャ(C2、E2、G2)のパターンデ
ータに基づいてD2、F2、A2のDマイナのコード音を発生
させたが、指定コード及び/又はパターンデータが変更
されても上記したと同様にして指定コード及びパターン
データに応じたコード音発生が可能である。また、伴奏
パターンとしてアルペジックコードパターンを入力して
おけば、アルペジックコード音発生が可能である。
変形例 この発明は、上記した実施例に限定されるものではな
く、種々の改変形態で実施できるものである。例えば、
次のような変更が可能である。
(1)上記実施例では伴奏パターンとしてコードパター
ンを入力するようにしたが、リズムパターンを入力して
オートリズム伴奏を可能としてもよい。この場合、入力
手段としては鍵盤(又はスイッチ群)を用い、それぞれ
の鍵(又はスイッチ)でシンバル、ドラム等の打楽器種
類を指定可能とすればよい。
(2)上記実施例ではメモリに伴奏パターンを書込むだ
けであったが、書込まれた伴奏パターンを修正するなど
の編集機能を付加してもよい。
(3)上記実施例ではキーイベント取込みをメインルー
チンで行なったが、これは割込処理で行なうようにして
もよい。
(4)上記実施例では、ラン/ストップスイッチをオン
した後鍵盤での押鍵開始に同期してキーイベント取込み
を開始するシンクロスタート方式を採用したが、押鍵開
始に同期しない通常のスタート方式を採用してもよい。
また、キーイベント取込みの開始を指令するためには、
再生用のラン/ストップスイッチを兼用せず、専用のス
タートスイッチを設けてもよい。
(5)上記実施例では、伴奏パターンをパターンメモリ
内で操作・タイミング情報とは異なる記憶ブロックに記
憶させるようにしたが、同じ記憶ブロックに記憶させる
ようにしてもよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、鍵盤等の操作によ
り所望の演奏情報をリアルタイムで入力し、記録するこ
とができ、しかも予め面倒なテンポ設定操作をすること
なく思いのままのテンポで入力操作を行なうことができ
るので、好みの演奏情報に基づく自動演奏を手軽に楽し
める効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による自動伴奏装置をそ
なえた電子楽器の回路構成を示すブロック図、 第2図(A)〜(C)は、パターンメモリ内の記憶ブロ
ック配置を示す図、 第3図は、テーブルメモリの記憶内容を示す図、 第4図は、メインルーチンを示すフローチャート、 第5図は、キーイベントのサブルーチンを示すフローチ
ャート、 第6図は、伴奏制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト、 第7図は、発音処理のサブルーチンを示すフローチャー
ト、 第8図は、ラン/ストップのサブルーチンを示すフロー
チャート、 第9図は、モード切換のサブルーチンを示すフローチャ
ート、 第10図は、ファーストクロック割込ルーチンを示すフロ
ーチャート、 第11図は、パターン書込みのサブルーチンを示すフロー
チャート、 第12図は、テンポクロック割込ルーチンを示すフローチ
ャート、 第13図は、パターン読出しのサブルーチンを示すフロー
チャートである。 10……バス、12……伴奏用鍵盤回路、14……制御スイッ
チ回路、16……中央処理装置、18……プログラムメモ
リ、20……ワーキングメモリ、22……パターンメモリ、
24……テーブルメモリ、26……ファーストクロック発生
器、28……テンポクロック発生器、30……トーンジェネ
レータ、32……サウンドシステム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)複数の音高のうちの1以上のもの又
    は複数の楽器種類のうちの1以上のものを任意に指示す
    るための指示手段と、 (b)与えられたテンポに対応した周波数のテンポクロ
    ック信号を発生する第1のクロック発生手段と、 (c)前記テンポクロック信号の周波数より高い周波数
    を有する高速クロック信号を発生する第2のクロック発
    生手段と、 (d)読み書き可能な記憶手段と、 (e)前記指示手段により指示イベントが発生されるた
    びに、該指示イベントに係る音高又は楽器種類を表わす
    入力情報と、前記高速クロック信号を基準として該指示
    イベントのタイミングを表わす第1のタイミング情報と
    を発生する情報発生手段と、 (f)この情報発生手段からの入力情報及び第1のタイ
    ミング情報を前記記憶手段に書込む第1の書込手段と、 (g)前記記憶手段に所望の複数回の指示イベントに対
    応する入力情報及び第1のタイミング情報が書込まれた
    後、前記記憶手段から記憶に係る入力情報及び第1のタ
    イミング情報を読出す読出手段と、 (h)前記記憶手段から読出される第1のタイミング情
    報を第2のタイミング情報に変換する変換手段であっ
    て、最初の指示イベントから最後の指示イベントまでの
    時間長に対応し且つ前記テンポクロック信号を基準とし
    て所定長の演奏区間を定めると共に、前記時間長に対し
    て読出しに係る個々の第1のタイミング情報の示す指示
    イベントのタイミングが占める時間的位置に対応し且つ
    前記テンポクロック信号を基準として前記所定長の演奏
    区間内の個々の発音タイミングを定めることにより該発
    音タイミングをそれぞれ表わすタイミング情報を前記第
    2のタイミング情報として送出するものと、 (i)前記変換手段から送出される第2のタイミング情
    報及び前記記憶手段から読出される入力情報を前記所定
    長の演奏区間の自動演奏情報として前記記憶手段に書込
    む第2の書込手段と を備えた演奏記録装置。
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