JP3583727B2 - 感光体塗工装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光体用基体を上方の液外から下方の塗工槽内の塗工液に浸漬させて引き上げ、感光体用基体の外面に塗工液を塗布する感光体の浸漬塗工技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機等の感光体ドラムの製造に際し、ドラムを塗工液に浸漬させることによってドラム外面に塗工液を塗布する、浸漬塗工の技術が知られている。
【0003】
図4は感光体ドラムの浸漬塗工を行うための従来の塗工装置の構成を示す図である。
【0004】
従来の塗工装置では、上端が密閉された基体(ドラム)305が、下方(矢印A1の向き)に移動されることにより、塗工タンク301内に蓄えられた塗工液に浸漬される。基体305の浸漬により塗工タンク301からあふれ出た塗工液はオーバーフロー槽302に回収され循環槽303に送られ、循環槽303では塗工液の粘度等が均質化されて塗工液が調製され、調製された塗工液がポンプ304により塗工タンク301に戻される。
【0005】
これらの塗工装置では、基体305は把持部306により上端が密閉されて塗工液中に浸漬されるため、塗工液を、基体305内面に付着させることなく簡便に基体305外面に塗布することができる。
【0006】
本件特許出願の発明者らは、特願2000−331948号において、上記のような従来の塗工装置に対する次に示すような改良を提案している。
【0007】
図5は改良の施された塗工装置を用いての浸漬塗工を説明するための図である。
【0008】
この改良塗工装置では、省液治具305が用いられ、さらに、昇降部材308によりエアシリンダ315のシリンダ458の移動が基体306の移動に伴われ、基体306の移動に伴い基体306の内側に形成される空間400(把持部307下面、基体306内面、基体306直下の塗工液面および省液治具305により形成される空間)とエアシリンダ315のエア室460とがエアチューブ313により接続される。
【0009】
さらに、昇降部材308のワイヤ接続部381に一端が接続されているワイヤ441が定滑車442、443および動滑車451、452(エアシリンダ315に取り付けられている)に導かれ、他端がシリンダ保持部314のワイヤ接続部446に接続されており、シリンダ保持部314上を上下に延びる2本のレール444、445(図中でレール444に重なっている)により、滑り車454、455および滑り車456、457の取り付けられているエアシリンダ315の昇降がガイドされる。
【0010】
可動部材308の下方(矢印A1の向き)への移動により、ワイヤ接続部381近傍のワイヤ441が下方に引っ張られ、エアシリンダ315が上昇される。エアシリンダ315が上昇されると、シリンダ内面458とピストン459とにより形成されているエア室460の容積が増大され、基体306内側の空間400内の空気が、エアチューブ313内を矢印A3の向きに流されエア室460に排出されることとなる。
【0011】
可動部材308の上方(矢印A2の向き)への移動に伴って、エアシリンダ315は自重により降下する。エアシリンダ315が降下すると、エア室460の容積が減少され、上記のようにして排出されたエア室460内の空気が、エアチューブ313内を矢印A4の向きに流され基体306内側の空間400内に吸入されることとなる。
【0012】
すなわち、この改良塗工装置では、省液治具311により、塗工タンク301中にて塗工液の占有する容積が減少され、塗工タンク301の小容量化、循環される塗工液の低減等が図られており、さらに、これらの改良塗工装置では、エアシリンダ320、エアチューブ313等により、基体305の下方への移動時の基体305内側の空間からの気泡の発生、基体305の上方への移動時の(基体305内側の空間の気圧低下による一時的な塗工液面の上昇に基づく)塗工液の急激な流出等の省液治具311を用いる場合の不具合が防止されることとなっている。
【0013】
それとともに、動滑車によって静止しているピストンに対してエアシリンダが移動されるため、移動ストロークを小さくして取り付けるスペースを小さくすることができ、また、移動速度を小さくして振動を抑止することができるというものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような改良塗工装置では、感光体用基体の始動および停止時(下方へ移動し終わり停止したとき、および基体が上方に移動し始めるとき)にひも状部材のブレが発生する。このブレが基体とエアシリンダに振動となって伝わり、基体外面に塗布される塗工液の膜厚にムラが生ずることとなる。また、感光体用基体およびエアシリンダが移動している最中については、振動が少ないものの、滑り車がレール上を転がるときの振動を完全に解消するものではなかった。
【0015】
本発明はこれらに着眼してなされたものであり、その目的は、用いられる塗工液の量を省液治具により少なく抑えつつ、感光体用基体の外面に塗布される塗工液の膜厚のムラの発生を防止することのできる感光体塗工装置および方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明に係る感光体塗工装置は、筒状の感光体用基体の上端を把持部により密閉しつつ把持し、把持された感光体用基体を下方、上方に移動させることによって所定の塗工槽内の塗工液に感光体用基体を浸漬させて引き上げ、感光体用基体の外面に塗工液を塗布する感光体塗工装置である。
【0017】
本感光体塗工装置には、感光体用基体の下方への移動に伴って感光体用基体の内部に挿入される塗工槽内の挿入部材と、所定の可動部の移動により容積を変化させつつ、気体を収容する気体収容器と、把持部側と可動部側とを接続し、感光体用基体の下方への移動に伴い気体収容器の容積を増大させ、感光体用基体の上方への移動に伴い気体収容器の容積を減少させるように、可動部の移動を感光体用基体の移動に伴わせるひも状部材と、可動部の移動を案内するスライドレールと、ひも状部材の振動を抑止する振動抑止手段と、感光体用基体の移動に伴い把持部、感光体用基体内面、塗工液面および挿入部材により感光体用基体内側に形成される空間と気体収容器との間で気体の流れを導く管路とが設けられる。
【0018】
この感光体塗工装置では、前記気体収容器は、可動部であるシリンダがピストンに対し移動することによりエア室の容積が増減されるエアシリンダであるものとすることができるものとすることができる。
【0019】
また、ひも状部材は、1箇所または2箇所以上が複数のローラで挟み込むように支持されるものとすることができる。
【0020】
また、ひも状部材は、定滑車または動滑車を介して把持部側と可動部側とを接続するものとすることができる。
【0021】
上記の目的を達成するための本発明に係る感光体塗工方法は、筒状の感光体用基体の上端を把持部により密閉しつつ把持し、把持された感光体用基体を下方、上方に移動させることによって所定の塗工槽内の塗工液に感光体用基体を浸漬させて引き上げ、感光体用基体の外面に塗工液を塗布する感光体塗工方法である。
【0022】
本感光体塗工方法では、塗工槽内に設けられる挿入部材が、感光体用基体の下方への移動に伴って感光体用基体の内部に挿入され、感光体用基体の下方への移動に伴い、感光体用基体と所定の気体収容器の可動部とを接続するひも状部材を介して、振動抑止手段によりひも状部材の振動を抑止させつつ、可動部をスライドレールに沿って上昇させることによって、気体収容器の容積が増大され、把持部、感光体用基体内面、塗工液面および挿入部材により感光体用基体内側に形成される空間と気体収容器とを接続する管路を介して前記空間から排出される気体が収容され、感光体用基体の上方への移動に伴いひも状部材に制限させつつ可動部をスライドレールに沿って降下させることによって、気体収容器の容積が減少され、管路を介して前記収容されている気体が前記空間に吸入される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態の1つである感光体塗工装置について説明する。
【0024】
図1は本発明の実施の形態の1つである感光体塗工装置の全体構成を示す図である。
【0025】
本感光体塗工装置は、塗工液を蓄えるための円筒形の塗工タンク1と、基体6の浸漬により塗工タンク1からあふれ出た塗工液を回収するための、塗工タンク1上端部に接するようドーナツ状に形成されたオーバーフロー槽2と、オーバーフロー槽2にて回収された塗工液の粘度等を均質化し塗工液を調製するための循環槽3と、循環槽3内の塗工液を塗工タンク1に戻すためのポンプ4と、塗工タンク1の容積を低減させるための円柱状の挿入部材としての省液治具5(基体6のドラム形状に合わせた形状)とを有している。
【0026】
また、本感光体塗工装置は、基体6を上下に移動させるために、基体6の上端を密閉しつつ把持する把持部7と、把持部7に接続され、ボールねじ10の雄ねじにはまり合う雌ねじの形成された昇降部材8と、昇降部材8を上下に移動可能に支持する支持部9と、回転により昇降部材8を上下に移動させるためのボールねじ10と、ボールねじ10を回転させるモータ11と、所定の入力に応じてモータ11の回転を制御するためのモータ制御装置12とを有している。
【0027】
より詳細には、把持部7は、耐溶媒性のOリング72を挟み合う第1部材71と第2部材73とを含んでおり、第1部材71と第2部材73とには、Oリング72に接触する部分にテーパが形成されている。Oリング72は、第1部材71と第2部材73とが近接することによって押し広げられて基体6の内面に密着し、基体6は、上端が密閉された状態で把持部7に把持されることとなる。
【0028】
上記のような構成の把持部7により把持された基体6は、モータ11の(矢印D1の向きへの)回転により下方(矢印D3の向き)に移動され、塗工タンク1内に蓄えられた塗工液に浸漬され、塗工後の基体6が、モータ11の(矢印D2の向きへの)回転により上方(矢印D4の向き)に移動され、塗工タンク1内の塗工液から引き上げられる。
【0029】
さらに、これらのような基体6の上下への移動に伴って基体6の内側に形成される空間(後述する図2の空間100)から空気を抜き出しまたこの空間に空気を送り込むために、本感光体塗工装置は、エアシリンダ15のエア室160と基体6の内側の空間との間で空気の流れを誘導するエアチューブ13と、昇降移動をガイドしつつエアシリンダ15を保持するシリンダ保持部14と、シリンダ保持部14に固定されているピストンシャフト153に対して昇降することにより空気を吸い込みまた吐き出すエアシリンダ15とを含んでおり、把持部7の第1部材71、第2部材73には、それぞれ、エアチューブ13に接続される空気孔74、75が設けられる。
【0030】
より詳しくは、昇降部材8のワイヤ接続部81に一端が接続されているワイヤ141が定滑車142、143および動滑車151、152(エアシリンダ15に取り付けられている)に導かれ、他端がシリンダ保持部14のワイヤ接続部146に接続されており、シリンダ保持部14上を上下に延びる2本のスライドレール144およびスライドレール145(図中でスライドレール144に重なっている)により、スライドレール144、145の走行部154、155に固定されているエアシリンダ15の昇降が案内される。
【0031】
スライドレール144(145)は、ガイド部156(157)にボールベアリングを介して挿入された走行部154(155)が、ガイド部156(157)に沿って移動するように構成されており、エアシリンダ15の移動を滑らかに行なうようになっている。また、動滑車151、152を用いることにより、エアシリンダ15の移動速度を小さくして、振動をより小さくすることが可能となっている。
【0032】
特に、定滑車142と定滑車143、動滑車151と動滑車152の間には、それぞれワイヤ141の振動抑止手段となるワイヤ押さえ部17、18が設けられている。ワイヤ押さえ部17(18)は第1ローラ171(181)と第2ローラ172(182)がワイヤ141を挟み込むように設置されているため、ワイヤ141の振動を確実に抑止することができる。ワイヤ押さえ部17以外のところで発生した振動が伝達されてきても、第1ローラ171(181)と第2ローラ172(182)との挟み込みにより、振動の伝導を止めることができる。
【0033】
さらに、定滑車142、143を用いることにより、エアシリンダ15の移動方向を変えて装置の小型化が図られている。
【0034】
ワイヤ141の長さは、基体6の下方への移動に際し、基体6が塗工液面に着液する直前から、エアシリンダ15に向かって空気が流入されるように調整されている。
【0035】
実際、本感光体塗工装置では、次に示すようなエアシリンダ15の動作が基体6に対する塗工液の塗布に伴われる。
【0036】
図2は基体6の下方への移動に伴うエアシリンダ15の動作を説明するための図である。
【0037】
昇降部材8の下方(矢印D3の向き)への移動により、ワイヤ接続部81近傍のワイヤ141が下方に引っ張られ、エアシリンダ15がスライドレール144に沿って上昇される。エアシリンダ15が上昇されると、シリンダ内面158とピストン159とにより形成されているエア室160の容積が増大され、基体6内側の空間100(把持部7下面、基体6内面、基体6直下の塗工液面120および省液治具5によって形成される空間)内の空気が、エアチューブ13内を矢印D5の向きに流されエア室160に排出されることとなる。
【0038】
基体6の下方への移動が終わると、一旦、動作が停止した後、再び始動して基体6の上方への移動が開始される。
【0039】
ここで、上記の停止時、始動時には一瞬ワイヤ141のゆるみが生じるため、ワイヤ141が振動しようとするが、ワイヤ押さえ部17(18)でローラ171(181)、172(182)がワイヤ141を挟み込んでいるため、ワイヤ141の振動が抑止される。万一、ワイヤ141が振動したとしても、その振動が基体6やエアシリンダ15に伝導することがない。
【0040】
図3は基体6の上方への移動に伴うエアシリンダ15の動作を説明するための図である。
【0041】
可動部材8の上方(矢印D4の向き)への移動に伴って、エアシリンダ15は自重によりワイヤ141にテンションを掛けながら、スライドレール144に沿って降下する。エアシリンダ15が降下すると、エア室160の容積が減少され、上記のようにして排出されたエア室160内の空気が、エアチューブ13内を矢印D6の向きに流され基体6内側の空間100内に吸入されることとなる。
【0042】
基体6の下方および上方への移動中は、エアシリンダ15はスライドレール144に沿って移動するので、エアシリンダ15の移動に伴う振動は最小限に抑止されるとともに、ワイヤ141の振動もワイヤ押さえ部17(18)によって最小限に抑えられている。
【0043】
これら一連の動作により、基体6に塗布液が均一に塗布され、膜厚ムラのない感光層が形成される。
【0044】
本発明の感光体塗工装置において、ワイヤ押さえ部17(18)は上記した箇所以外に定滑車142とワイヤ接続部81、定滑車143と動滑車151、動滑車152とワイヤ接続部146の間に設置することができる。また、ワイヤ押さえ部17(18)の設置数は多い方が振動抑止の効果が大きい。
【0045】
ワイヤ押さえ部17(18)のローラの数は上記で説明した2個に限らず、3個以上でも良く、ローラ数の多い方が振動の抑止効果が大きい。例えば、ワイヤ141を一方向から第1ローラで押さえ、反対側から第2、第3のローラがそれぞれ第1ローラとともにワイヤ141を挟み込むように構成しても良いし、このような構成を組み合わせて、4個以上のローラを用いても良い。
【0046】
また、ローラはワイヤ141を一方向から押さえて、ワイヤ141にテンションを掛けるように設置しても良く、この場合、ローラ1個でも良いので簡単な構成とすることができる。このような構成を複数組み合わせても良い。例えば、複数のローラでワイヤ141を一方向から押さえても良いし、それぞれ別方向から押さえても良い。
【0047】
上記の実施形態ではエアシリンダ15を動滑車151、152で移動させる様にしたが、ワイヤ141を定滑車143から直接、エアシリンダ15に接続して、エアシリンダ15を吊り下げるように構成しても良い(この場合、エアシリンダ15、シリンダシャフト153とそれを支持している部分は、上記実施形態とは位置関係が上下逆となる。)。
【0048】
なお、上記の実施の形態の感光体塗工装置では、エアシリンダは特に自重により降下するものとしたが、ばね等の弾力性を有する物体を用いまたエアシリンダに接続されたおもりを用いることにより降下を行わせるものとすることができる。また、気体収容器としてエアシリンダに代えて、蛇腹状の容器を用いることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明の挿入部材を用いた感光体塗工装置によると、可動部の移動を案内するスライドレールと、ひも状部材の振動を抑止する振動抑止手段とを設けることにより、感光体用基体の移動時のみならず、停止および始動時においてもひも状部材や気体収容器の振動を抑止することができる。このため、用いられる塗工液の量を挿入部材により少なく抑えつつ、感光体用基体の外面に塗布される塗工液の膜厚のムラの発生を防止することができる。
【0050】
また、気体収容器としてエアシリンダが用いることにより、簡素な構成により振動を防止し、感光体用基体の外面に塗布される塗工液の膜厚のムラの発生を防止することができる。
【0051】
振動抑止手段をひも状部材を挟み込む複数のローラで構成することにより、ひも状部材の振動や振動の伝達を確実に抑止することができる。
【0052】
ひも状部材が定滑車を介して把持部側と可動部側とを接続する構成にすることにより、塗工装置を小型化することができる。また、動滑車を用いることにより、シリンダの移動速度を小さくして振動をより完全に抑止することができる。
【0053】
本発明の感光体塗工方法によると、振動抑止手段によりひも状部材の振動を抑止させつつ、可動部をスライドレールに沿って移動させることによって、用いられる塗工液の量を挿入部材により少なく抑えつつ、感光体用基体の外面に塗布される塗工液の膜厚のムラの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つである感光体塗工装置の全体構成を示す図である。
【図2】基体6の下方への移動に伴うエアシリンダ15の動作を説明するための図である。
【図3】基体6の上方への移動に伴うエアシリンダ15の動作を説明するための図である。
【図4】感光体ドラムの浸漬塗工を行うための従来の塗工装置の構成を示す図である。
【図5】改良の施された塗工装置を用いての浸漬塗工を説明するための図である。
【符号の説明】
1 塗工タンク
2 オーバーフロー槽
5 省液治具
6 基体
7 把持部
8 昇降部材
9 支持部
13 エアチューブ
14 シリンダ保持部
15 エアシリンダ
17、18 ワイヤ押さえ部
81 ワイヤ接続部
141 ワイヤ
142、143 定滑車
144、145 スライドレール
146 ワイヤ接続部
151、152 動滑車
153 ピストンシャフト
154、155 走行部
156、157 ガイド部
158 シリンダ内面
159 ピストン
171、181 第1ローラ
172、182 第2ローラ
Claims (5)
- 筒状の感光体用基体の上端を把持部により密閉しつつ把持し、把持された感光体用基体を下方に移動させることによって所定の塗工槽内の塗工液に感光体用基体を浸漬させて引き上げ、感光体用基体の外面に塗工液を塗布する感光体塗工装置であって、
感光体用基体の下方への移動に伴って感光体用基体の内部に挿入される塗工槽内の挿入部材と、
所定の可動部の移動により容積を変化させつつ、気体を収容する気体収容器と、
把持部側と可動部側とを接続し、感光体用基体の下方への移動に伴い気体収容器の容積を増大させ、感光体用基体の上方への移動に伴い気体収容器の容積を減少させるように、可動部の移動を感光体用基体の移動に伴わせるひも状部材と、
可動部の移動を案内するスライドレールと、
ひも状部材の振動を抑止する振動抑止手段と、
感光体用基体の移動に伴い把持部、感光体用基体内面、塗工液面および挿入部材により感光体用基体内側に形成される空間と気体収容器との間で気体の流れを導く管路と、
を有することを特徴とする感光体塗工装置。 - 前記気体収容器は、可動部であるシリンダがピストンに対し移動することによりエア室の容積が増減されるエアシリンダである請求項1に記載の感光体塗工装置。
- 前記振動抑止手段は、ひも状部材を挟み込む複数のローラで構成される請求項1に記載の感光体塗工装置。
- 前記ひも状部材は、定滑車または動滑車を介して把持部側と可動部側とを接続する請求項1に記載の感光体塗工装置。
- 筒状の感光体用基体の上端を把持部により密閉しつつ把持し、把持された感光体用基体を下方、上方に移動させることによって所定の塗工槽内の塗工液に感光体用基体を浸漬させて引き上げ、感光体用基体の外面に塗工液を塗布する感光体塗工方法であって、
塗工槽内に設けられる挿入部材を、感光体用基体の下方への移動に伴って感光体用基体の内部に挿入し、
感光体用基体の下方への移動に伴い、感光体用基体と所定の気体収容器の可動部とを接続するひも状部材を介して、振動抑止手段によりひも状部材の振動を抑止させつつ、可動部をスライドレールに沿って上昇させることによって、気体収容器の容積を増大させ、把持部、感光体用基体内面、塗工液面および挿入部材により感光体用基体内側に形成される空間と気体収容器とを接続する管路を介して前記空間から排出される気体を収容し、
感光体用基体の上方への移動に伴いひも状部材に制限させつつ、可動部をスライドレールに沿って降下させることによって、気体収容器の容積を減少させ、管路を介して前記収容されている気体を前記空間に吸入することを特徴とする感光体塗工方法。
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